1: 2013/07/13(土) 20:54:20.08
美希「ハニー!」
P「暑い! 抱きつくな!」
美希「ハニー! 今日はね、美希いーっぱいお仕事したい気分なの!」
P「……こりゃ雨が降るな」
2: 2013/07/13(土) 20:55:49.44
P「あっつー」
春香「暑いですね~。夏! って感じですねプロデューサーさん」
P「だなー。あつー」
春香「もう、だらしないですよプロデューサーさん。もっとシャキっとしてください」
P「だってあついんだもん」
…………。
春香「ねぇプロデューサーさん。もしよかったら、またみんなで海に行きたいなーって」
P「う~ん」
春香「だめ、ですか?」
P「う~ん……帰ってスケジュール調整するか」
春香「! さっすがプロデューサーさんです!」
P「こら! ひっつくな! 暑い! ……ん?」
春香「くもって、きましたね」
P「こりゃ降るな。春香、走るぞ!」
春香「は、はい!」
…………。
P「もー! クリーニング出したばっかのスーツ!」
春香「は、早い、早いですプロデューサーさん!」
P「新調したワイシャツー!」
春香「ま、待ってくだ、きゃっ!」
P「!?」
春香「うぅ。……あれ? 痛くない」
P「大丈夫か?」
春香「プロデューサーさん……ご、ごめんなさい! ズボンぐちょぐちょ」
P「あー。もう気になんないからいいよ。怪我はなかった?」
春香「は、はい。……プロデューサーさん。私もすっごい濡れてません?」
P「濡れてる。びしょびしょ」
春香「ですよね~。はぁ、乾くかな」
P「ってか事務所戻れないなこりゃ。家帰って着替えてくるか」
春香「プロデューサーさんの家ってこの近く何ですか?」
P「すぐそこだよ。……春香も着替えるか? あるものでよければ貸すけど」
春香「それって……え、えぇ?! い、いきます行きます! 絶対行きます!!」
P「ジャージぐらいしかないぞ?」
春香「なくてもいいです! 雨様々ですよ! 様SUMMER!!」
P「……Yシャツ、あったかな?」
3: 2013/07/13(土) 20:57:27.00
伊織「ちょっとアンタ。なんで車じゃないのよ! このクソ暑い中を歩けっていうわけ!」
P「すいません」
伊織「……車2台あったわよね?」
P「律子と社長が使ってます」
伊織「……律子はいいわよ。なんで社長が乗ってるわけ!」
P「そりゃ新車だから乗り回したいんだろう」
伊織「業務に支障が出てるじゃないの! ああもう、暑いからそこのコンビニで涼むわよ!」
P「……20mごとぐらいに涼んでないか?」
伊織「溶けちゃうじゃない! アンタは私が溶けちゃってもいいってわけ?」
P「その時はほら、ちょうどペットボトル持ってるし。とけりん入れてやるって」
伊織「ほ、ほら暑さで頭がやられちゃってるから涼みましょ」
…………。
P「お、春香のグラビア出てる。買ってこうかな」
伊織「すっごくあざとくない?」
P「かわいいからいいんだよ。それに伊織も似たようなもんだろ」
伊織「……アイスおごりなさいよアンタ」
P「はいはい。……外すごいな」
伊織「夕立、ね。ほら涼んで正解だったじゃない」
P「だな。といっても時間もあまりないから傘買って出るぞ」
伊織「……しょうがないわね。ほらさっさとレジ行きなさいよ」
P「伊織、ビニ傘もう1本」
伊織「1本でいいでしょ」
P「俺に濡れろってのか?」
伊織「ふ、2人で入ればいいじゃない! さっさと買ってくる!」
P「はいはい。仰せのままに。お嬢様」
4: 2013/07/13(土) 20:59:27.06
P「……」カチカチ
雪歩「……」カキカキ
P「……涼しいな」カチカチ
雪歩「……」カキカキ
P「雪歩ー、何書いてんの?」
雪歩「……」カキカキ
P「んー。ポエム?」
雪歩「み、見ちゃダメですぅ!」
…………。
P「雨かー。濡れるから嫌なんだよねー」
雪歩「そうなんですか?」
P「雪にまでなっちゃえばいいんだけどなー」
雪歩「雨もいいですよ?」
P「そう?」
雪歩「はい。恵みの雨ですから」
P「……恵みの雪歩」
雪歩「ふぇ?!」
P「なんでもない」
5: 2013/07/13(土) 21:01:46.03
P「……うん。捕まった」
貴音「はて、捕まったとはなんのことでしょうか?」
P「渋滞。悪い」
貴音「あなた様が謝ることではありませんよ」
P「はー、なんでこんなに混んでるんだか。あ、貴音寒かったら言ってくれよ?」
貴音「ええ」
…………。
P「雨まで降ってきやがった。まぁ車の中だからいいか」
貴音「……」
P「貴音?」
貴音「……雨とは、美しいものですね」
P「そうかぁ? 鬱陶しいだけだと思うけど」
貴音「春雨。梅雨。秋雨。雨と四季。移ろいゆく雨が四季を呼んでくる……」
P「確かに。日本は雨の多い国だし、表現も増えるか」
貴音「ええ。春はしとしとと、夏は驟雨」
P「……俺には難しいことはわからんぞ」
貴音「感じれば良いのですよ。夏は暑いのです。雨は誰が望むとも望まざるとも降るのです。自然を楽しみましょう」
P「だな」
貴音「ええ」
P「ま、貴音がいるから楽しめるんだけどな」
貴音「……この雨が何時までも続けばいいと思ってしまいますよ?」
P「……渋滞もいつまでも続けばいいな」
6: 2013/07/13(土) 21:03:07.46
亜美「ねーにーちゃんにーちゃん! 暇だよ暇ー!」
P「こっちは仕事で忙しいんだ」
亜美「ひーまー! 外もでれないー!」
P「あーうるせー! ほれ、これでもやってろ!」
亜美「なーにこれ」
P「パズル」
…………。
P「……静かになったな。そんなにはまるか? あれ」
亜美「……スースー」
P「って寝てるのか。しかも腹出して。風邪ひくぞ」
7: 2013/07/13(土) 21:13:06.26
真美「ねーにーちゃんにーちゃん。暇だよ暇ー」
P「こっちは仕事で忙しいんだ」
真美「ひーまー! 外もでれないー!」
P「あーうるせー! ほれ、これでもやってろ!」
真美「なーにこれ」
P「パズル」
…………。
真美「……」
P「ん? 寒いか?」
真美「……暇だからくっついてんの」
P「……そっか」
8: 2013/07/13(土) 21:14:04.04
真「ふぅ。いい汗かきましたねプロデューサー!」
P「氏ぬ! 焼け氏ぬ! 水が足りない!」
真「なっさけないなー。普段の半分くらいですよまだ」
P「俺は! アイドル! じゃない!」
真「普段運動しないからですよもう」
P「……ってなんで俺もダンスレッスンしてんだ?」
真「たまにはいいじゃないですか。気持ちよかったですよね?」
P「たまに、な。毎日やってたらバックダンサーデビューだ」
真「あ、目指しちゃいます!」
P「ふざけろ! さっさと事務所に戻って着替える」
真「えー。面白そうなのに」
P「氏んじゃうだろ俺が。……しかしスタジオと事務所がドアトゥドアで3分か」
真「便利ですよね!」
P「だからって着替え持ってこないのはどうかと思うぞ」
…………。
P「っと、雨降ってるな。走るか真。……真?」
真「へへっ、プロデューサー! 天然のシャワーですよ!」
P「なにやってんだ。風邪ひくぞ」
真「ほらほら! プロデューサーも! うりゃ!」
P「おいこら! ……ったく。このやろう! これでもくらえ!」
真「あ! やったなプロデューサー! ダイレクトアターック!」
P「うぉ! 重い重い!」
真「びしょびしょならぬ美女美女ですよ!」
P「あ、急に寒気が」
真「えー!」
P「水も滴るいい真ってか」
真「急に寒気が」
P「おい」
9: 2013/07/13(土) 21:18:46.90
やよい「今日もいいお天気です! せんたくものもいーっぱい干してきちゃいました!」
P「天日干しが1番だよな。じゃ、お仕事終わったし帰るか」
やよい「はい! 帰りましょう! お疲れ様でした!」
P「おいおい、送るってば。外暑いぞ」
P「冷房寒かったら言ってくれよ?」
やよい「はい。大丈夫でーす。なんかスーパーの地下1階にいる気分かも」
P「……それっていいのか? ああ、涼しいってことか」
やよい「あれ? プロデューサー。雨降ってます?」
P「ん? ほんとだ。降ってきたな。……どうしたやよい?」
やよい「せ、せんたくものがー! プロデューサー! 急いでください!」
P「後ろに座ってなさい! もう付くから」
やよい「こ、ここでいいです! ありがとうございました!」
P「……俺も行くか」
…………。
やよい「せんたくもの取り込まないと!」
かすみ「お姉ちゃんおかえりー」
浩太郎・浩司「おかえりー」
長介「お帰り姉ちゃん。どうしたの? そんなあわてて」
やよい「おふとん! お洋服!」
かすみ「あ、せんたくもの? みんなで入れておいたよ」
やよい「え? ほんと?」
浩太郎「うん! にーちゃんすげーはりきってた!」
長介「こら! 言うなよ」
浩司「ぼくもやったー!」
やよい「かすみ、長介、浩太郎、浩司。ありがと!」
P「こんちわー」
かすみ「あ、お兄ちゃんだ」
浩太郎「にーちゃん! おれせんたくものいれたんだぜ! すげーだろ!」
浩司「すげーだろ!」
P「おお! えらいえらい」
浩太郎・浩司「へへー」
やよい「かすみも長介もえらいえらーい」
かすみ「えへへー」
長介「な、なでるなよ姉ちゃん」
P「えらいえらい」
長介「プロデューサーまで!」
P「よーし、そんなえらい子たちには兄ちゃんが飯をおごってやる!」
浩太郎「おれにくたべたい!」
浩司「ぼくもぼくも!」
長介「……俺も肉!」
P「じゃあ焼肉だ! 食べ放題だ!」
やよい「うっうー! プロデューサーとみんなでご飯です! だったら毎日雨ふってほしいかなーって!」
P「それは俺の家計簿が赤字になっちゃうから。たまになたまに」
P「天日干しが1番だよな。じゃ、お仕事終わったし帰るか」
やよい「はい! 帰りましょう! お疲れ様でした!」
P「おいおい、送るってば。外暑いぞ」
P「冷房寒かったら言ってくれよ?」
やよい「はい。大丈夫でーす。なんかスーパーの地下1階にいる気分かも」
P「……それっていいのか? ああ、涼しいってことか」
やよい「あれ? プロデューサー。雨降ってます?」
P「ん? ほんとだ。降ってきたな。……どうしたやよい?」
やよい「せ、せんたくものがー! プロデューサー! 急いでください!」
P「後ろに座ってなさい! もう付くから」
やよい「こ、ここでいいです! ありがとうございました!」
P「……俺も行くか」
…………。
やよい「せんたくもの取り込まないと!」
かすみ「お姉ちゃんおかえりー」
浩太郎・浩司「おかえりー」
長介「お帰り姉ちゃん。どうしたの? そんなあわてて」
やよい「おふとん! お洋服!」
かすみ「あ、せんたくもの? みんなで入れておいたよ」
やよい「え? ほんと?」
浩太郎「うん! にーちゃんすげーはりきってた!」
長介「こら! 言うなよ」
浩司「ぼくもやったー!」
やよい「かすみ、長介、浩太郎、浩司。ありがと!」
P「こんちわー」
かすみ「あ、お兄ちゃんだ」
浩太郎「にーちゃん! おれせんたくものいれたんだぜ! すげーだろ!」
浩司「すげーだろ!」
P「おお! えらいえらい」
浩太郎・浩司「へへー」
やよい「かすみも長介もえらいえらーい」
かすみ「えへへー」
長介「な、なでるなよ姉ちゃん」
P「えらいえらい」
長介「プロデューサーまで!」
P「よーし、そんなえらい子たちには兄ちゃんが飯をおごってやる!」
浩太郎「おれにくたべたい!」
浩司「ぼくもぼくも!」
長介「……俺も肉!」
P「じゃあ焼肉だ! 食べ放題だ!」
やよい「うっうー! プロデューサーとみんなでご飯です! だったら毎日雨ふってほしいかなーって!」
P「それは俺の家計簿が赤字になっちゃうから。たまになたまに」
10: 2013/07/13(土) 21:19:44.21
P「くっそ! 機材大丈夫かこれ! PAさん大丈夫ですか!?」
PA「このくらいの雨へっちゃらよ!」
P「千早は大丈夫そうだけど。すこしは自重してくれよ雷さん」
…………。
千早「ふぅ。お疲れ様でしたプロデューサー」
P「お疲れ千早。大丈夫だったか? 中止も考えたんだけど……」
千早「いえ。この程度の雨ならコンディションは崩れません。それに、私の尊敬するアーティストは雷雨の中でライブをしていました。それに近づければと」
P「誰だそりゃ」
千早「B'zです」
P「ああビーズか」
千早「ビー↑ズ↓です」
P「ビーズだろ?」
千早「ビィ↑ズ↓です!」
P「わかったわかった。ほら風邪ひくぞ」
千早「ありがとうございます」
P「水いる?」
千早「いただきます」
P「はい。……」
千早「な、なにするんですか!」
P「いや、タオルかぶってちびちび飲んでるの見ると年相応の女の子だな」
千早「……高校生を撫でる大人はいないと思いますが」
P「乾かしてるんだよ。そういうことにしとけ」
11: 2013/07/13(土) 21:20:36.27
P「もう打ち合わせは律子1人でいいんじゃないか?」
律子「もー。そんなこといってホントはサボりたいだけでしょ」
P「そんなことないって。事務所が涼しいからだよ」
律子「本音が出てますよプロデューサー殿。……あ、雨」
P「やっべ。傘持ってきてねぇ」
律子「はいどうぞ。今度からは携帯してくださいね?」
P「おお。サンキュ」
律子「……1個にすればよかったかな?」
P「ん? 何か言ったか律子?」
12: 2013/07/13(土) 21:22:12.30
あずさ「すいません。プロデューサーさん」
P「まったくですよ。おかげで雨のなか走り回ったじゃないですか。……ってその傘の量は何ですか?」
あずさ「えっと。雨宿りをしていたらいろんな男性の方から頂いてしまって~。どうしましょう?」
P「……ほら、寄こしてください。こ、これでいいでしょ」
あずさ「そうですね~」
P「迷子禁止。ですよ」
13: 2013/07/13(土) 21:23:53.79
響「あっついぞー」
P「うるへーおきなわん」
響「なんだぞーそれ」
P「おきなわんならこんな暑さ屁の河童だろ」
響「こっちの暑さは沖縄とは違うんだぞ。なんかこう、重いっていうか」
P「ぬーん」
響「暑くても海に入れないし。風もほとんどないだろ」
P「そうさまー」
響「ちゅら海が恋しいぞー! 暑いぞー!」
P「ちゅらさん」
響「……プロデューサー、話聞いてた?」
P「聞いてた聞いてた。ちゅらさんがはってんまいけるなんだろ?」
響「聞いてないし!」
…………。
響「……プロデューサーがだらけてるからこんな事になるんだぞ」
P「俺は気象を操れるのか。こりゃまたプロデューサーランクが上がったな」
響「……コンビニ見つけるたびに涼んでたから雨に捕まっちゃったんだろ!」
P「しかもこんな軒先しか雨宿りするスペースないし!」
響「そうだぞ! ……あれ?」
P「おきなわん! 出動だ!」
響「どこにさー!」
P「そりゃ地球の平和とか心の安寧とかをもたらす旅に」
響「旅に出るの?!」
…………。
P「……沖縄もさ、こんなふうに夕立降るのか?」
響「うん。でもあっちのはもっと雨が暖かい感じ」
P「ふーん」
響「だからみんな傘もささないんだ。すぐ乾くし」
P「そりゃいいな」
響「でしょ! ……ねぇ、プロデューサー。いつか1緒に沖縄行こうね」
P「そうだな。行こうか……どうした?」
響「えへへ。ゆびきりのつもり!」
P「小指だけでいいのか? じゃ5倍返し」
14: 2013/07/13(土) 21:25:52.68
小鳥「あれ? まだ誰も帰ってきてないのかな?」
小鳥「……水も滴るいいぴよちゃん更衣室に参上!」
P「うわっ!」
小鳥「きゃっ! し、失礼しました!」バタン
小鳥「……あれ?」
小鳥「普通逆じゃないですか?!」バタン
P「なんで開けるんですかぁ!」バタン
15: 2013/07/13(土) 21:27:18.98
社長「む、降ってきてしまったか。いやはや打ち合わせがここまで長引くとは」
社長「……止むまで待つとするか。ん? おお黒井! お前も来ていたのか!」
黒井「ふん! 貴様の顔など見たくもない。打ち合わせはもう終わりか?」
社長「ああ。だがこの雨で、な」
黒井「だから貴様は昔から要領が悪いのだ」
社長「これは?」
黒井「私は貴様と違ってまだ打ち合わせがあるのでな。1つ貸しだ」
社長「……悪いな。恩にきるよ」
…………。
社長「しかし暑いな。少し涼んで帰るとするか」
社長「コーヒーを1杯」
社長「ん? あれは黒井?」
社長「……スーツが濡れるだろうに。全く、キザな男だよお前は」
16: 2013/07/13(土) 21:28:32.60
熱くて力尽きたよはるるん。
はるるんと縁日に行きたい。邪魔してくれるな。
18: 2013/07/14(日) 00:21:33.25
乙
黒井社長いいな
黒井社長いいな
19: 2013/07/14(日) 00:39:18.07
クロちゃんいい男だ
20: 2013/07/14(日) 01:33:10.38
おつん
黒井さんかっこいいな
黒井さんかっこいいな
21: 2013/07/14(日) 08:33:22.35
クロちゃん持ってイキ過ぎィ!
引用元: P「夕立」
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