1: 2010/05/08(土) 16:25:59.04
唯「……」
梓「……」
律「……」パクパクモグモグ
澪「……」ミエナイ、ナニモミエナーイ
紬「……」wkwktktk
唯「……あのう、あずにゃん?」
梓「何ですか」
唯「そろそろはなれてくれないかなー、なーんて……」
梓「嫌です」
唯「……」
梓「……」
律「……」パクパクモグモグ
澪「……」ミエナイ、ナニモミエナーイ
紬「……」wkwktktk
唯「……あのう、あずにゃん?」
梓「何ですか」
唯「そろそろはなれてくれないかなー、なーんて……」
梓「嫌です」
唯「……」
3: 2010/05/08(土) 16:29:18.93
唯「……あのー、あずにゃん?」
梓「何ですか」
唯「えっと……どうしてずっと私にくっついてるのかなー、と……」
梓「いつもくっついてくるのは唯先輩じゃないですか」
唯「えーと、うん、それはそうなんだけど……」
梓「嫌ですか?」
唯「うーん、いや、別にいやでは……」
梓「ああ、答えは聞いてないです」
唯「え、あ、そう……」
梓「何ですか」
唯「えっと……どうしてずっと私にくっついてるのかなー、と……」
梓「いつもくっついてくるのは唯先輩じゃないですか」
唯「えーと、うん、それはそうなんだけど……」
梓「嫌ですか?」
唯「うーん、いや、別にいやでは……」
梓「ああ、答えは聞いてないです」
唯「え、あ、そう……」
5: 2010/05/08(土) 16:34:12.05
唯「でもさ、ほら、私でもこんなにずっとくっついてるわけじゃ……」
梓「32時間45分10秒」
唯「……えーと……?」
梓「唯先輩がこれまで私に抱きついていた時間の合計です」
唯「…………!?」
梓「手つなぎ、膝枕、その他もろもろのスキンシップを加味するならプラス5~6時間といったところでしょうか」
律(数えてたんだ……)
澪(数えてたんだ……)
紬(数えてたんだ……)
梓「32時間45分10秒」
唯「……えーと……?」
梓「唯先輩がこれまで私に抱きついていた時間の合計です」
唯「…………!?」
梓「手つなぎ、膝枕、その他もろもろのスキンシップを加味するならプラス5~6時間といったところでしょうか」
律(数えてたんだ……)
澪(数えてたんだ……)
紬(数えてたんだ……)
9: 2010/05/08(土) 16:37:51.09
唯「そ、そんなに……?」
梓「そんなにです」
唯「えーと、でも、それとこれと何の関係が……」
梓「つまり、私はこれだけ唯先輩に抱きつく権利があるというわけです」
唯「さ、さんじゅうじかんも……?」
梓「33時間50分20秒です」
律(増やした……)
澪(増やした……)
紬(増やした……)
梓「そんなにです」
唯「えーと、でも、それとこれと何の関係が……」
梓「つまり、私はこれだけ唯先輩に抱きつく権利があるというわけです」
唯「さ、さんじゅうじかんも……?」
梓「33時間50分20秒です」
律(増やした……)
澪(増やした……)
紬(増やした……)
10: 2010/05/08(土) 16:42:41.27
唯「さんじゅうさんじかん……」
梓「34時間5分30秒です、間違えないでください」
唯「え?でも、さっき……」
梓「とにかく、これから35時間10分45秒の間、片時も離れず唯先輩に抱きつくのでそのつもりで」
律(離れない気だ……)
澪(離さない気だ……)
紬(離せないのね……)
梓「34時間5分30秒です、間違えないでください」
唯「え?でも、さっき……」
梓「とにかく、これから35時間10分45秒の間、片時も離れず唯先輩に抱きつくのでそのつもりで」
律(離れない気だ……)
澪(離さない気だ……)
紬(離せないのね……)
12: 2010/05/08(土) 16:48:58.30
紬「お菓子、無くなった……」
澪「あー、それじゃあ、練習するか。まずは音合わせから……」
唯「……」
梓「……」
唯「えーと。……あずにゃん?」
梓「なんですか」
唯「ギター、持てないんじゃ……」
梓「問題ありません」
唯「私も持てないんだけど……」
梓「問題ありません」
澪「あー、それじゃあ、練習するか。まずは音合わせから……」
唯「……」
梓「……」
唯「えーと。……あずにゃん?」
梓「なんですか」
唯「ギター、持てないんじゃ……」
梓「問題ありません」
唯「私も持てないんだけど……」
梓「問題ありません」
13: 2010/05/08(土) 16:56:30.47
唯「いや、でも……」
梓「とにかく」
唯「……」
梓「問題ありません」
澪「じゃあ……唯、今日はボーカルに専念してくれ」
唯「えーと、……うん」
澪「梓は……」
梓「私は」
梓「今日はやむにやまれぬ事情があるので」
梓「見学、させてもらいます」
澪「あー……うん、わかった」
唯(わかっちゃった……)
梓「とにかく」
唯「……」
梓「問題ありません」
澪「じゃあ……唯、今日はボーカルに専念してくれ」
唯「えーと、……うん」
澪「梓は……」
梓「私は」
梓「今日はやむにやまれぬ事情があるので」
梓「見学、させてもらいます」
澪「あー……うん、わかった」
唯(わかっちゃった……)
15: 2010/05/08(土) 17:03:53.68
澪「じゃ、早速いこう。『GO!GO!MANIAC』」
律「わーん、つー、すりー、ふぉー」
~♪~♪
澪(そういえば……)
律(ギターいないじゃん……)
唯「やばーい、とまれにゃひいっ!?」
律「!?」
澪「ど、どうした唯!?」
唯「あ、あずにゃんが。あずにゃんが、ふーって!耳にふーって!」
律「わーん、つー、すりー、ふぉー」
~♪~♪
澪(そういえば……)
律(ギターいないじゃん……)
唯「やばーい、とまれにゃひいっ!?」
律「!?」
澪「ど、どうした唯!?」
唯「あ、あずにゃんが。あずにゃんが、ふーって!耳にふーって!」
18: 2010/05/08(土) 17:11:25.92
澪「梓……?」
梓「これも練習の一環ですよ」
唯「……えーと?」
梓「唯先輩は確かにハマった時の集中力は目を見張るものがありますが、他の物に気を取られやすいですからね。
トレーニングです、トレーニング」
唯「と、とれーにんぐ」
梓「そう、トレーニングです。気持ちを落ち着けて、どんな時も平静を保つようにしてください」
唯「でも、今日はあずにゃんは見学……」
梓「先輩」
唯「は、はい!?」
梓「トレーニングです」
唯「は、はい……」
梓「これも練習の一環ですよ」
唯「……えーと?」
梓「唯先輩は確かにハマった時の集中力は目を見張るものがありますが、他の物に気を取られやすいですからね。
トレーニングです、トレーニング」
唯「と、とれーにんぐ」
梓「そう、トレーニングです。気持ちを落ち着けて、どんな時も平静を保つようにしてください」
唯「でも、今日はあずにゃんは見学……」
梓「先輩」
唯「は、はい!?」
梓「トレーニングです」
唯「は、はい……」
19: 2010/05/08(土) 17:19:48.49
澪「じゃあ、改めてもう一回……」
律「わーん、つー、すりー、ふぉー」
唯「ミスったらあっ…!リハってことにして、もっかい!!」
澪(頑張ってる……)
律(頑張ってる……)
紬(頑張ってる……)
梓(……ふむ)
唯「ごめん、ゆずれないー、ゆずらにゃあんっ!?」
律「!!?」
紬「!?!?」
澪「ど……どうした、唯!?」
唯「あ、あずにゃんが。あずにゃんが、はむって!耳をはむって噛んだあ!」
律「わーん、つー、すりー、ふぉー」
唯「ミスったらあっ…!リハってことにして、もっかい!!」
澪(頑張ってる……)
律(頑張ってる……)
紬(頑張ってる……)
梓(……ふむ)
唯「ごめん、ゆずれないー、ゆずらにゃあんっ!?」
律「!!?」
紬「!?!?」
澪「ど……どうした、唯!?」
唯「あ、あずにゃんが。あずにゃんが、はむって!耳をはむって噛んだあ!」
22: 2010/05/08(土) 17:28:09.84
澪「……こらっ!梓!」
梓「ノーノー。トレーニングです、トレーニンング」
唯「とれいにんぐ……」
梓「イエス、トレィニング」
唯「いや、でも……」
梓「先輩」
唯「ひゃいっ!」
梓「よくなってきてますよ」
唯「え?そ、そう?いやあ、褒められるほどじゃないよぉ」
梓「ええ、もう少しだけ頑張りましょう」
唯「む……よーし、頑張っちゃうよぉ」
澪(誤魔化した……)
律(扱いを心得てやがる……)
紬(飴と鞭……?)
梓「ノーノー。トレーニングです、トレーニンング」
唯「とれいにんぐ……」
梓「イエス、トレィニング」
唯「いや、でも……」
梓「先輩」
唯「ひゃいっ!」
梓「よくなってきてますよ」
唯「え?そ、そう?いやあ、褒められるほどじゃないよぉ」
梓「ええ、もう少しだけ頑張りましょう」
唯「む……よーし、頑張っちゃうよぉ」
澪(誤魔化した……)
律(扱いを心得てやがる……)
紬(飴と鞭……?)
25: 2010/05/08(土) 17:39:33.32
澪「えー、じゃあ、もう一回……」
律「わーん、つー、すりー、ふぉー」
唯「おっとっなたちはいうけっど!好きにゃ…ことばっかしちゃ!」
澪(頑張ってる……)
律(頑張ってる……)
紬(頑張ってる……)
梓(……むう)
唯「Shout Shout 伝えよう!気・持・ち・いいからああっ…!!」
紬「」
律「なんつータイミングだ!!」
澪「唯!どうした唯!」
唯「にゃめ……舐められたあ!……耳をぺろって!ぺろって!」
律「わーん、つー、すりー、ふぉー」
唯「おっとっなたちはいうけっど!好きにゃ…ことばっかしちゃ!」
澪(頑張ってる……)
律(頑張ってる……)
紬(頑張ってる……)
梓(……むう)
唯「Shout Shout 伝えよう!気・持・ち・いいからああっ…!!」
紬「」
律「なんつータイミングだ!!」
澪「唯!どうした唯!」
唯「にゃめ……舐められたあ!……耳をぺろって!ぺろって!」
26: 2010/05/08(土) 17:46:03.31
澪「こ……こら梓!こら梓!」
梓「ト・レ・イ・ニ・ン・グです」
唯「で、でもぉ……」
梓「あと少しです、頑張ってください」
唯「ううーっ、もう負けないもん!」
律(今までにないくらいのやる気だ……)
澪(勝ち負けあったんだ……)
紬(そもそもなんでこんなことに……)
梓「ト・レ・イ・ニ・ン・グです」
唯「で、でもぉ……」
梓「あと少しです、頑張ってください」
唯「ううーっ、もう負けないもん!」
律(今までにないくらいのやる気だ……)
澪(勝ち負けあったんだ……)
紬(そもそもなんでこんなことに……)
29: 2010/05/08(土) 18:00:01.78
澪「これで最後にしようか……」
律「わーん、つー、すりー、ふぉー」
唯「のーのーみゅーじくのーすまーいるおまがっ!のーのーふれんずのーらーいふ」
澪(もう多少の事には動じてないぞ……)
律(なんかこっちが恥ずかしくなってきた)
紬(外から見たらどんな絵に……)
梓(……うん)
唯「ぼでぃそうあらんむぅっ!?」ズキュウウウン
律「や、やったッ!」
澪「み、みてない。私は何も見てない!」
紬「見たわ!しかと焼きつけたわ!」
律「わーん、つー、すりー、ふぉー」
唯「のーのーみゅーじくのーすまーいるおまがっ!のーのーふれんずのーらーいふ」
澪(もう多少の事には動じてないぞ……)
律(なんかこっちが恥ずかしくなってきた)
紬(外から見たらどんな絵に……)
梓(……うん)
唯「ぼでぃそうあらんむぅっ!?」ズキュウウウン
律「や、やったッ!」
澪「み、みてない。私は何も見てない!」
紬「見たわ!しかと焼きつけたわ!」
32: 2010/05/08(土) 18:09:39.25
唯「にゃ、あずにゃにゃにゃ」
梓「よくできました。御褒美です」
澪「……」プシュウ
紬「(・З・)ピュイピュイピュイピュイピュイピューイ」
律「お、お前ら。元々そんな関係で」
唯「ちがうよ!?」
梓「これはまあ。自分へのご褒美といいますか」
唯「何もしてないのに!?」
律「あーあ、茹で蛸並みに真っ赤になっちゃって……」
紬「澪ちゃん、大丈夫……?」
澪「」
律「だめだこりゃ。今日はもうおひらきかな」
梓「よくできました。御褒美です」
澪「……」プシュウ
紬「(・З・)ピュイピュイピュイピュイピュイピューイ」
律「お、お前ら。元々そんな関係で」
唯「ちがうよ!?」
梓「これはまあ。自分へのご褒美といいますか」
唯「何もしてないのに!?」
律「あーあ、茹で蛸並みに真っ赤になっちゃって……」
紬「澪ちゃん、大丈夫……?」
澪「」
律「だめだこりゃ。今日はもうおひらきかな」
33: 2010/05/08(土) 18:16:33.58
梓「だそうです。帰りましょう、先輩」
唯「そんな律っちゃん!私を一人にしないでくだせぇーっ!」
律「梓がいるじゃないか、このこの、お熱いこって!ひゅーひゅー!」
唯「今一人にされたら、何か大事なものを失う気がぁー!」
律「おおっ、ムギは力持ちだなあ」
紬「平気よ?澪ちゃん軽いもの」
律「いや、これとかさ……プニプニ……柔らかい!ちくしょう!」
澪「」ゴチッ!
律「あいてっ!くそう、気絶していても手をあげるとは……侮れん奴!」
唯「おおう……行ってしまわれた……」
唯「そんな律っちゃん!私を一人にしないでくだせぇーっ!」
律「梓がいるじゃないか、このこの、お熱いこって!ひゅーひゅー!」
唯「今一人にされたら、何か大事なものを失う気がぁー!」
律「おおっ、ムギは力持ちだなあ」
紬「平気よ?澪ちゃん軽いもの」
律「いや、これとかさ……プニプニ……柔らかい!ちくしょう!」
澪「」ゴチッ!
律「あいてっ!くそう、気絶していても手をあげるとは……侮れん奴!」
唯「おおう……行ってしまわれた……」
34: 2010/05/08(土) 18:23:38.60
帰り道!
唯「えーと、あずにゃん?」
梓「何ですか」
唯「あの、歩きにくい……」
梓「これくらい我慢してください」
唯「いや、だって……せめて手を繋ぐくらいに……」
梓「繋いでるじゃないですか」
唯「そうだけど……抱きついて、手も繋いで、私のギー太も持って……重くないの?」
梓「重いですけど?」
唯「……そ、そう……」
…………………
唯「あ、私こっちだから……」
梓「……」
唯「あの、あずにゃんの家、あっち……」
梓「……」
唯「えーと……あーっと……」
唯「えーと、あずにゃん?」
梓「何ですか」
唯「あの、歩きにくい……」
梓「これくらい我慢してください」
唯「いや、だって……せめて手を繋ぐくらいに……」
梓「繋いでるじゃないですか」
唯「そうだけど……抱きついて、手も繋いで、私のギー太も持って……重くないの?」
梓「重いですけど?」
唯「……そ、そう……」
…………………
唯「あ、私こっちだから……」
梓「……」
唯「あの、あずにゃんの家、あっち……」
梓「……」
唯「えーと……あーっと……」
35: 2010/05/08(土) 18:28:38.18
唯「結局家の前まで来てしまいました……」
梓「ほら、早く開けてください」
唯「うん……」
ガチャ
唯「ただいまー」
憂「おかえりお姉ちゃん、いらっしゃい梓ちゃん」
梓「お邪魔します」
唯「……」
憂「……?」
唯「……!?」
(な、何も言わない……)
梓「どうしたんですか?重いんですから、早く上がりましょう」
唯「う、うん」
梓「ほら、早く開けてください」
唯「うん……」
ガチャ
唯「ただいまー」
憂「おかえりお姉ちゃん、いらっしゃい梓ちゃん」
梓「お邪魔します」
唯「……」
憂「……?」
唯「……!?」
(な、何も言わない……)
梓「どうしたんですか?重いんですから、早く上がりましょう」
唯「う、うん」
37: 2010/05/08(土) 18:34:10.24
梓「ふう、肩が痛いです」
唯「……あのう、あずにゃん?」
梓「何ですか」
唯「えーと、着替えたいから……」
梓「部屋は出ませんよ」
唯「う、うん、少し離れてもらいたいなー、と」
梓「……」
唯「……ありがと、う……」
(近い……しかも今度は真正面だ……)
梓「どうしたんですか?」
唯「いや、どうもしてないよー……」
(うう、さっきのキス思い出した……恥ずかしい)
唯「……あのう、あずにゃん?」
梓「何ですか」
唯「えーと、着替えたいから……」
梓「部屋は出ませんよ」
唯「う、うん、少し離れてもらいたいなー、と」
梓「……」
唯「……ありがと、う……」
(近い……しかも今度は真正面だ……)
梓「どうしたんですか?」
唯「いや、どうもしてないよー……」
(うう、さっきのキス思い出した……恥ずかしい)
38: 2010/05/08(土) 18:41:03.00
唯「……」スタスタ
梓「……」スススッ
唯「……」タタッ
梓「……」ススッ
唯「……」ゴソゴソ
梓「……」
唯(着替え、ずっと見られてた……)
梓「着替え」
唯「ふぁいっ!?」
梓「私にも、貸してくれますか?」
唯「え、あ、うん。これでいい?」
梓「どうも」ゴソゴソ
唯「……」
梓「……」ダキッ
梓「……」スススッ
唯「……」タタッ
梓「……」ススッ
唯「……」ゴソゴソ
梓「……」
唯(着替え、ずっと見られてた……)
梓「着替え」
唯「ふぁいっ!?」
梓「私にも、貸してくれますか?」
唯「え、あ、うん。これでいい?」
梓「どうも」ゴソゴソ
唯「……」
梓「……」ダキッ
39: 2010/05/08(土) 18:49:29.00
唯「えーと……あずにゃん」
梓「何ですか」
唯「今日は、ここに泊ってくんだよね?」
梓「はい」
唯「一度帰って、荷物とか……」
梓「いえ」
梓「いいです」
唯「そ、そう……あ、お母さんに連絡とか」
梓「それも」
梓「大丈夫です」
唯「あ、うん……でも、明日も学校だし、教科書とか」
梓「全く」
梓「問題ありません」
唯「うん、それなら……よかったよ、あはは……」
梓「何ですか」
唯「今日は、ここに泊ってくんだよね?」
梓「はい」
唯「一度帰って、荷物とか……」
梓「いえ」
梓「いいです」
唯「そ、そう……あ、お母さんに連絡とか」
梓「それも」
梓「大丈夫です」
唯「あ、うん……でも、明日も学校だし、教科書とか」
梓「全く」
梓「問題ありません」
唯「うん、それなら……よかったよ、あはは……」
41: 2010/05/08(土) 18:56:56.68
憂「ご飯出来たよー」
唯「今行くー」
唯(食器とかが、二人分しかない……料理は三人分あるのに……)
梓「早く座って下さい」
唯「う、うん」
唯「……」
梓「……」
唯(私の上に……)
梓「重いですか?」
唯「んーん、あずにゃん軽すぎるくらいだよ」
梓「それはよかったです……早く食べましょう」
唯「じゃあ。……いただきまーす!」
憂「いただきます」
梓「いただきます」
唯「今行くー」
唯(食器とかが、二人分しかない……料理は三人分あるのに……)
梓「早く座って下さい」
唯「う、うん」
唯「……」
梓「……」
唯(私の上に……)
梓「重いですか?」
唯「んーん、あずにゃん軽すぎるくらいだよ」
梓「それはよかったです……早く食べましょう」
唯「じゃあ。……いただきまーす!」
憂「いただきます」
梓「いただきます」
43: 2010/05/08(土) 19:05:33.16
唯「……」
梓「どうしたんですか」
唯「お箸、一つしかないよ」
梓「食べさせて下さい」
唯「……あ、あーん」
梓「あーん」モグモグ
憂「どうかな、梓ちゃん?」
梓「うん、とってもおいしい」
憂「よかった」モグモグ
唯「……」
梓「食べないんですか?」
唯「え、食べるよ!むむっ……」
唯「んん、やっぱり食べにくい……取りにくいよ」
梓「どうしたんですか」
唯「お箸、一つしかないよ」
梓「食べさせて下さい」
唯「……あ、あーん」
梓「あーん」モグモグ
憂「どうかな、梓ちゃん?」
梓「うん、とってもおいしい」
憂「よかった」モグモグ
唯「……」
梓「食べないんですか?」
唯「え、食べるよ!むむっ……」
唯「んん、やっぱり食べにくい……取りにくいよ」
47: 2010/05/08(土) 19:15:45.74
梓「じゃあ私が取ってあげます」
唯「じゃああのシューマイ!」
梓「……」ヒョイパク
唯「あーん……あれ?んむうっ!」
梓「……」ペロッ
憂「どう?お姉ちゃん」
唯「………えっ?あ、うん、おいしいよ!とっても!」
(ギモンは無いの!?目の前で口うつしされたのに!)
梓「次はどれがいいですか?」
唯「いやっ!自分で取るッス、大丈夫ッス!」
梓「そうですか」
唯「じゃああのシューマイ!」
梓「……」ヒョイパク
唯「あーん……あれ?んむうっ!」
梓「……」ペロッ
憂「どう?お姉ちゃん」
唯「………えっ?あ、うん、おいしいよ!とっても!」
(ギモンは無いの!?目の前で口うつしされたのに!)
梓「次はどれがいいですか?」
唯「いやっ!自分で取るッス、大丈夫ッス!」
梓「そうですか」
50: 2010/05/08(土) 19:25:03.53
唯「それじゃあお箸を……んんっー!」
梓「ゴハンでよかったですか?」
唯「いや、だから自分で……うむう!」
梓「……?ああ、お茶ですね」
唯「ちが……んっー!!」
唯「じ、自分で……むうーっ!」
梓「答え方が違いますね」
梓「私は食べたい物を聞いているんです」
唯「う、みゅう……」
憂「デザートいるー?」
梓「ゴハンでよかったですか?」
唯「いや、だから自分で……うむう!」
梓「……?ああ、お茶ですね」
唯「ちが……んっー!!」
唯「じ、自分で……むうーっ!」
梓「答え方が違いますね」
梓「私は食べたい物を聞いているんです」
唯「う、みゅう……」
憂「デザートいるー?」
53: 2010/05/08(土) 19:34:15.80
憂「ごちそうさま」
梓「ごちそうさま」
唯「……ご、ちそうさま……」
(結局全部口移しで食べさせられちゃった……)
憂「はい、お待ちかねのアイスだよ」
唯「おお、アイス!私はこの時を待っていたァッ!!……あっ」
梓「……」サッ
梓「……」ヒョイパク
唯「あのお、あずにゃん、それ私のアイス……」
梓「……」チョイチョイ
梓「……」ジーッ
唯(自分の口元を指差して……私に?)
唯(……あずにゃんの口から取れってこと!?)
梓「ごちそうさま」
唯「……ご、ちそうさま……」
(結局全部口移しで食べさせられちゃった……)
憂「はい、お待ちかねのアイスだよ」
唯「おお、アイス!私はこの時を待っていたァッ!!……あっ」
梓「……」サッ
梓「……」ヒョイパク
唯「あのお、あずにゃん、それ私のアイス……」
梓「……」チョイチョイ
梓「……」ジーッ
唯(自分の口元を指差して……私に?)
唯(……あずにゃんの口から取れってこと!?)
55: 2010/05/08(土) 19:40:08.79
梓「……」
唯「う、うーむむむ……」
唯(ええい、もう何度もキスされてるんだし)
唯(いったれ!平沢唯!)
憂「あ、お姉ちゃんお風呂が」
唯「ひゃあーわわわー!」
憂「わいてるよ~って……もう、そんなところで転がってちゃ危ないよ?」
唯「ううっ、はーい……」
憂「あれ?梓ちゃん、アイス口にくわえてどうしたの?」
梓「……」チョイチョイ
憂「ああ、なるほど……頑張ってね?」
梓「……」コクリ
唯「うー、何のはなしー?」
唯「う、うーむむむ……」
唯(ええい、もう何度もキスされてるんだし)
唯(いったれ!平沢唯!)
憂「あ、お姉ちゃんお風呂が」
唯「ひゃあーわわわー!」
憂「わいてるよ~って……もう、そんなところで転がってちゃ危ないよ?」
唯「ううっ、はーい……」
憂「あれ?梓ちゃん、アイス口にくわえてどうしたの?」
梓「……」チョイチョイ
憂「ああ、なるほど……頑張ってね?」
梓「……」コクリ
唯「うー、何のはなしー?」
58: 2010/05/08(土) 19:47:19.67
梓「……」サッサッヒュンサッ
唯(やっぱり唯先輩は)
梓「……」ヒョンパックルクルパー
唯(こんな時にはまったくどうしようもないヘタレですね)
梓「……」パパンテーレッテレー
唯(というわけでこれまでどおりにいくのであしからず)
梓「……」ガバッ
唯「ガバッ……?ひゃあ!うむーっ!」
唯「アイスも全部口移しで……うう、なんかマヒしてきた……」
梓「……さて、お風呂に入りましょうか」
唯「……一緒に?」
梓「当然です」
唯(やっぱり唯先輩は)
梓「……」ヒョンパックルクルパー
唯(こんな時にはまったくどうしようもないヘタレですね)
梓「……」パパンテーレッテレー
唯(というわけでこれまでどおりにいくのであしからず)
梓「……」ガバッ
唯「ガバッ……?ひゃあ!うむーっ!」
唯「アイスも全部口移しで……うう、なんかマヒしてきた……」
梓「……さて、お風呂に入りましょうか」
唯「……一緒に?」
梓「当然です」
66: 2010/05/08(土) 19:58:01.40
唯「あの、そのまえにちょっとおトイレ……」
梓「わかりました」
唯「……」
梓「……」
唯「……あの、ここでもくっつくの……?」
梓「ええ」
唯「流石にそれは、ちょっと……いや、かなり恥ずかしいよ……」
梓「……驚きです」
唯「え?」
梓「唯先輩に羞恥心なんてものがあったなんて……」
唯「私、今日恥ずかしい思いしっぱなしだよ!?」
梓「じゃあここだけは勘弁してあげますが……」
梓「その分だけ抱きつき期間は延長されますので」
唯「え?減らないだけじゃなくて延長されるの?……うん、わかったよ……」
梓「わかりました」
唯「……」
梓「……」
唯「……あの、ここでもくっつくの……?」
梓「ええ」
唯「流石にそれは、ちょっと……いや、かなり恥ずかしいよ……」
梓「……驚きです」
唯「え?」
梓「唯先輩に羞恥心なんてものがあったなんて……」
唯「私、今日恥ずかしい思いしっぱなしだよ!?」
梓「じゃあここだけは勘弁してあげますが……」
梓「その分だけ抱きつき期間は延長されますので」
唯「え?減らないだけじゃなくて延長されるの?……うん、わかったよ……」
69: 2010/05/08(土) 20:04:30.24
ジャー……
唯「お待たせー」
梓「今ので」
梓「残りは42時間45分5秒になりました」
唯「……え?あれ?え?」
梓「私の体感時間では」
梓「それくらいだったってことです」
唯「いや、一分も経ってないような」
梓「あくまで私の体感時間では」
梓「それくらいだったってことです」
唯「えーと、うん、わかったよ……」
梓「それじゃあお風呂に入りましょう」
唯「お待たせー」
梓「今ので」
梓「残りは42時間45分5秒になりました」
唯「……え?あれ?え?」
梓「私の体感時間では」
梓「それくらいだったってことです」
唯「いや、一分も経ってないような」
梓「あくまで私の体感時間では」
梓「それくらいだったってことです」
唯「えーと、うん、わかったよ……」
梓「それじゃあお風呂に入りましょう」
71: 2010/05/08(土) 20:17:51.10
唯「……」モジモジ
梓「早く脱いで下さい、抱きつけないじゃないですか」
唯「そうだけどぉー、でもぉー」クネクネ
梓「合宿の時一緒に温泉入ったでしょう」
唯「だけど、なんか恥ずかしいんだよぉー!」テレテレ
梓「じゃあ、私が脱がしてあげますよ」
唯「え?」
わあー、無理矢理はだめー!
ヒトギキの悪い事言わないでください
憂「……」
憂「ふふ、私も早く姉離れしなきゃね」
へんなとこさわらないでぇー!
暴れないでください、ほんとに押し倒しますよ?
憂「……でも、梓ちゃんに任せて大丈夫かなぁー?心配だよ……」
梓「早く脱いで下さい、抱きつけないじゃないですか」
唯「そうだけどぉー、でもぉー」クネクネ
梓「合宿の時一緒に温泉入ったでしょう」
唯「だけど、なんか恥ずかしいんだよぉー!」テレテレ
梓「じゃあ、私が脱がしてあげますよ」
唯「え?」
わあー、無理矢理はだめー!
ヒトギキの悪い事言わないでください
憂「……」
憂「ふふ、私も早く姉離れしなきゃね」
へんなとこさわらないでぇー!
暴れないでください、ほんとに押し倒しますよ?
憂「……でも、梓ちゃんに任せて大丈夫かなぁー?心配だよ……」
72: 2010/05/08(土) 20:29:04.51
唯「……」
梓「……」
唯「あずにゃん、お風呂でもずっとくっついたままなの……?」
梓「そうですけど」
唯(は、ハダカで……)
唯(うう、当たってる……いや、あんまり当たるの無いけど、当たってる……)
梓「……今」
唯「えっ!?」
梓「シツレイな事を考えましたね?」
唯「そ、そんなことないよぉ!」
梓「……」ペロッ
唯「ひゃあ!」
梓「この味は……ウソをついている味ですね……」
唯「そんなことわかるの!?」
梓「いえ、ただ舐めたかっただけです、先輩のうなじ」
唯「ううーっ……」
梓「……」
唯「あずにゃん、お風呂でもずっとくっついたままなの……?」
梓「そうですけど」
唯(は、ハダカで……)
唯(うう、当たってる……いや、あんまり当たるの無いけど、当たってる……)
梓「……今」
唯「えっ!?」
梓「シツレイな事を考えましたね?」
唯「そ、そんなことないよぉ!」
梓「……」ペロッ
唯「ひゃあ!」
梓「この味は……ウソをついている味ですね……」
唯「そんなことわかるの!?」
梓「いえ、ただ舐めたかっただけです、先輩のうなじ」
唯「ううーっ……」
74: 2010/05/08(土) 20:47:51.56
唯「あの、髪を洗いたい……」
梓「私が洗ってあげます」
梓「……」ゴシゴシ
唯(おお、結構キモチイイ……)
梓「流しますよ」
唯「~♪」サバーッ
唯「ありがと、あずにゃん!」
梓「いえいえ」
唯「あ、じゃあ身体洗うから……」
梓「私が洗ってあげます」
唯「いや、それは……」
梓「私が」
梓「洗ってあげますよ」
唯「いやいや、それは自分でっ!」
梓「質問しているんじゃなく……ただ確認しているだけです」
梓「洗います、いいですね?」
唯「ま、まって……っ!」
梓「私が洗ってあげます」
梓「……」ゴシゴシ
唯(おお、結構キモチイイ……)
梓「流しますよ」
唯「~♪」サバーッ
唯「ありがと、あずにゃん!」
梓「いえいえ」
唯「あ、じゃあ身体洗うから……」
梓「私が洗ってあげます」
唯「いや、それは……」
梓「私が」
梓「洗ってあげますよ」
唯「いやいや、それは自分でっ!」
梓「質問しているんじゃなく……ただ確認しているだけです」
梓「洗います、いいですね?」
唯「ま、まって……っ!」
76: 2010/05/08(土) 20:58:33.40
………
唯「……あれ?」
梓「はい、背中流し終えましたよ」
唯「う、ん?ありがと、あずにゃん」
梓「……それとも、他に何か」
梓「期待していた事でもあるんですか?」
唯「な、無いよ!全然!」
梓「ええ、それならいいんです」
唯(うう……あずにゃんが何考えてるのか、ぜんぜんわかんないや……)
梓「そうだ、今度は唯先輩が洗ってくれますか?私の髪を」
唯「よおし、じゃあ背中を向けてー」
唯(……髪の毛、ながいなあ……肩、脇腹、おしり……おっとっとっと)
唯(そういえば、今日は抱きつかれてばっかりだったなあー……)
唯「……あれ?」
梓「はい、背中流し終えましたよ」
唯「う、ん?ありがと、あずにゃん」
梓「……それとも、他に何か」
梓「期待していた事でもあるんですか?」
唯「な、無いよ!全然!」
梓「ええ、それならいいんです」
唯(うう……あずにゃんが何考えてるのか、ぜんぜんわかんないや……)
梓「そうだ、今度は唯先輩が洗ってくれますか?私の髪を」
唯「よおし、じゃあ背中を向けてー」
唯(……髪の毛、ながいなあ……肩、脇腹、おしり……おっとっとっと)
唯(そういえば、今日は抱きつかれてばっかりだったなあー……)
79: 2010/05/08(土) 21:04:20.96
唯「……」ダキッ
梓「先輩?」
唯「いや、ほら、今日は私からあずにゃん抱いてなかったでしょー?」
梓「またカウント増えちゃいますよ?」
唯「いいよ、そんなの。……もっと増やしちゃえ」
梓「……」
唯「もうちょっとだけ、ね?あ、こっちは見ないで!」
(うう、恥ずかしい。恥ずかしいよ、これ!)
梓「ええ、あとちょっとだけ、ですね」
(鏡……唯先輩、真っ赤だ)
梓「先輩?」
唯「いや、ほら、今日は私からあずにゃん抱いてなかったでしょー?」
梓「またカウント増えちゃいますよ?」
唯「いいよ、そんなの。……もっと増やしちゃえ」
梓「……」
唯「もうちょっとだけ、ね?あ、こっちは見ないで!」
(うう、恥ずかしい。恥ずかしいよ、これ!)
梓「ええ、あとちょっとだけ、ですね」
(鏡……唯先輩、真っ赤だ)
100: 2010/05/08(土) 22:03:30.24
憂「あ、あがったんだ。……顔赤いよ、二人とも?」
唯「ちょっとのぼせちゃって。ね?あずにゃん」
梓「ええ、ちょっと」
憂「ふうん?えへへ。あ、梓ちゃん、着替えはどう?」
梓「うん、大丈夫」
唯「……あれ、そのパジャマって、そういえば……」
憂「お姉ちゃんのだよ?」
唯「ま、まさか」
梓「かわいい下着ですね、ブラを付けられないのが悔しいですが」
唯「うわああああ!」
憂「あ、お姉ちゃん!アイスがあるよ!」
唯「え!ほんとー?どこにー?」
憂(誤魔化せた……)
梓「また食べるんですか?」
82: 2010/05/08(土) 21:14:34.43
唯「食後にアイス、入浴後にアイス、朝にもアイス、昼にもアイス……これが平沢家の流儀なのだーぁ!」
梓「ふと……らないんでした。先輩は」
唯「ふふふ、羨ましいかね!?」
梓「いえ、別に……」
唯「拗ねることはなーいよ、あずにゃん!……やあ、お待ちかねのアイス!」
梓「……」サッ
唯「あっ」
梓「……さて、どっちが食べます?」
唯「む!……リベンジ!」
梓「そうこなくっちゃ。……」パク
85: 2010/05/08(土) 21:23:20.66
唯「……むむっ……むーむむ……」
梓「……」
唯「…………駄目っ、やっぱり恥ずかしいよぉ!」
梓「……」ピッ
唯「こ」
梓「……」チラッ
唯「の」
梓「……」キラッ
唯「ド」
梓「……」キリッ
唯「ヘ」
梓「……」スパンッ
唯「タ」
梓「……」ェ…
唯「レ」
梓「……」メメタァ
唯「が」
梓「……」ジョジョォ
唯「ァーーッ!」
梓「……」ガバッ
唯「ガバッ……きゃわわあ!」
梓「……」
唯「…………駄目っ、やっぱり恥ずかしいよぉ!」
梓「……」ピッ
唯「こ」
梓「……」チラッ
唯「の」
梓「……」キラッ
唯「ド」
梓「……」キリッ
唯「ヘ」
梓「……」スパンッ
唯「タ」
梓「……」ェ…
唯「レ」
梓「……」メメタァ
唯「が」
梓「……」ジョジョォ
唯「ァーーッ!」
梓「……」ガバッ
唯「ガバッ……きゃわわあ!」
90: 2010/05/08(土) 21:34:00.47
唯「また全部口移しで食べさせられた……」
梓「先輩がとろとろしてるからでしょう」
唯「でも、でも、恥ずかしいんだもん!」
梓「さて、そろそろ歯を磨きましょうか」
唯「流さないでぇ!」
唯「えーとっ、新しいのが、確かここに……」
梓「ああ、いいです、先に歯を磨いておいて下さい」
唯「え?でも……」
梓「いいですから」
唯「うん、わかった……」
唯「……」シャコシャコシャコ
唯「……」クチュクチュペッ
梓「あ、終わりました?」
梓「じゃ、これ借りますね」
唯「…………」
唯「………!!?」
梓「先輩がとろとろしてるからでしょう」
唯「でも、でも、恥ずかしいんだもん!」
梓「さて、そろそろ歯を磨きましょうか」
唯「流さないでぇ!」
唯「えーとっ、新しいのが、確かここに……」
梓「ああ、いいです、先に歯を磨いておいて下さい」
唯「え?でも……」
梓「いいですから」
唯「うん、わかった……」
唯「……」シャコシャコシャコ
唯「……」クチュクチュペッ
梓「あ、終わりました?」
梓「じゃ、これ借りますね」
唯「…………」
唯「………!!?」
94: 2010/05/08(土) 21:42:56.29
唯「私のハブラシ!それ!」
梓「……?そうですけど……」
梓「何か……?」シャコシャコシャコ
唯「え?だって、え……?あれ……?」
梓「あ、ひょっとして」クチュクチュペッ
梓「私が先に使った方がよかったですか?」
唯「いや、いや、いやいや!そーじゃなくてぇー!」
梓「まあいいじゃないですか。歯ブラシなんて消耗品だし、捨てちゃえばいいでしょう」
唯「うん、いや、そうだけど……」
梓「ああでもどうせ捨てるなら、私が貰っておきますね」
唯「え!?だ、だめ、それは!恥ずかしいよ!というか、おかしいよ!」
梓「使わないんでしょう?じゃあ別にいいじゃないですか」
唯「え……?いや、駄目だよ!使う、使うから!」
梓「……そうですか。じゃあ置いておきます、ここに」
唯「う、うん……あれ、なんか……あれ?」
梓「……?そうですけど……」
梓「何か……?」シャコシャコシャコ
唯「え?だって、え……?あれ……?」
梓「あ、ひょっとして」クチュクチュペッ
梓「私が先に使った方がよかったですか?」
唯「いや、いや、いやいや!そーじゃなくてぇー!」
梓「まあいいじゃないですか。歯ブラシなんて消耗品だし、捨てちゃえばいいでしょう」
唯「うん、いや、そうだけど……」
梓「ああでもどうせ捨てるなら、私が貰っておきますね」
唯「え!?だ、だめ、それは!恥ずかしいよ!というか、おかしいよ!」
梓「使わないんでしょう?じゃあ別にいいじゃないですか」
唯「え……?いや、駄目だよ!使う、使うから!」
梓「……そうですか。じゃあ置いておきます、ここに」
唯「う、うん……あれ、なんか……あれ?」
98: 2010/05/08(土) 21:53:21.96
梓「さて、歯も磨いたし、あとは寝るだけですね」
唯「う、うん……あ、お客さん用の布団が」
梓「……」
唯「えーと、……私のベッドで?一緒に?」
梓「わかってるじゃないですか」
唯「うん……」
憂「あ、もう寝るの?お休み、お姉ちゃん」
唯「うん、おやすみ、ういー」
梓「おやすみ」
梓「……」
梓「さて、と」
唯「さてと……!?な、何するの!」
梓「何もしませんよ、何も。ただ唯先輩の部屋に行こうと……何かされたかったんですか?」
唯「むうっ……ううーっ……」
唯「う、うん……あ、お客さん用の布団が」
梓「……」
唯「えーと、……私のベッドで?一緒に?」
梓「わかってるじゃないですか」
唯「うん……」
憂「あ、もう寝るの?お休み、お姉ちゃん」
唯「うん、おやすみ、ういー」
梓「おやすみ」
梓「……」
梓「さて、と」
唯「さてと……!?な、何するの!」
梓「何もしませんよ、何も。ただ唯先輩の部屋に行こうと……何かされたかったんですか?」
唯「むうっ……ううーっ……」
101: 2010/05/08(土) 22:17:17.21
唯「電気消すよ?」
梓「はい」
唯「……」
梓「……」
唯(うう、寝る時もほんとに抱き締められてる……あずにゃんがこんな近くに。ね、ねれない……)
梓「どうしたんですか?」
唯「わあっ!もうっ、いきなり目を開けないで!びっくりした!」
梓「じっと見つめられてたら気付きますよ。……寝れないんですか?」
唯「もう、あずにゃんのせいだよ!」
梓「私のせい。はあ、心当たりがまるでないですが」
唯「ええ、あれだけ私に、あ、あんなことやこんなことをしといて……どの口が言うのか!このこの!」
梓「ほっへはぐにぐにしにゃいでくらふぁい」
唯「うーっ。今日のあずにゃん、変だよ!へん!」
梓「変、というと、どのあたりが」
唯「どのあたり、って……全部だよ、全部!」
梓「なんだか全人格を否定されているような」
梓「はい」
唯「……」
梓「……」
唯(うう、寝る時もほんとに抱き締められてる……あずにゃんがこんな近くに。ね、ねれない……)
梓「どうしたんですか?」
唯「わあっ!もうっ、いきなり目を開けないで!びっくりした!」
梓「じっと見つめられてたら気付きますよ。……寝れないんですか?」
唯「もう、あずにゃんのせいだよ!」
梓「私のせい。はあ、心当たりがまるでないですが」
唯「ええ、あれだけ私に、あ、あんなことやこんなことをしといて……どの口が言うのか!このこの!」
梓「ほっへはぐにぐにしにゃいでくらふぁい」
唯「うーっ。今日のあずにゃん、変だよ!へん!」
梓「変、というと、どのあたりが」
唯「どのあたり、って……全部だよ、全部!」
梓「なんだか全人格を否定されているような」
103: 2010/05/08(土) 22:34:16.37
唯「変だよ、へん……私にくっついて離れないし、みんなの前でいきなりき、キスするし、憂の前でも……もうっ!」
梓「でも、どれも先輩はまるで抵抗しなかったじゃないですか。さすがに本気で嫌がられたら私も止めにしますよ」
唯「だって、それはあずにゃんが……」
梓「私が?」
唯「あずにゃんが……あずにゃんだから!」
梓「ふむ。……先輩、私達の関係はどんなものだと思います?」
唯「え?それは、えーと、同じ部活の、先輩、後輩……?」
梓「先輩後輩。間違ってはいないですけど、じゃあ同じ部活の後輩にならキスされても平気なんですか?他の同級生、例えば律先輩なんかにも?」
唯「え……?そんなの……」
梓「澪先輩でもムギ先輩でも、他の誰でもいいんですよ、憂や真鍋先輩でも。抵抗するんですか?しないんですか?」
唯「す……するよ。抵抗する……たぶん」
梓「じゃあ私には?なんで抵抗しなかったんです?」
唯「だからそれは……あずにゃんが、あずにゃんだから……」
梓「はっきりさせてください、唯先輩にとって、私を一言で表すと?なんですか、ただの後輩ですか?」
梓「でも、どれも先輩はまるで抵抗しなかったじゃないですか。さすがに本気で嫌がられたら私も止めにしますよ」
唯「だって、それはあずにゃんが……」
梓「私が?」
唯「あずにゃんが……あずにゃんだから!」
梓「ふむ。……先輩、私達の関係はどんなものだと思います?」
唯「え?それは、えーと、同じ部活の、先輩、後輩……?」
梓「先輩後輩。間違ってはいないですけど、じゃあ同じ部活の後輩にならキスされても平気なんですか?他の同級生、例えば律先輩なんかにも?」
唯「え……?そんなの……」
梓「澪先輩でもムギ先輩でも、他の誰でもいいんですよ、憂や真鍋先輩でも。抵抗するんですか?しないんですか?」
唯「す……するよ。抵抗する……たぶん」
梓「じゃあ私には?なんで抵抗しなかったんです?」
唯「だからそれは……あずにゃんが、あずにゃんだから……」
梓「はっきりさせてください、唯先輩にとって、私を一言で表すと?なんですか、ただの後輩ですか?」
110: 2010/05/08(土) 22:46:42.75
唯「うう、えーっと、す、……す。す!」
梓「……」
唯「………ひっく、ぐすっ」
梓「……泣かせるつもりは無かったんですが」
唯「だ、だって……だって、だって!」
梓「……いいんですよ……言わなくたって、ちゃんとわかることはわかるんですから」
唯「……」
梓「まあ嫌がられてないことは確かですし。あと48時間25分30秒の間ずっとくっついてわからせてやりますから」
唯「……どうして、あずにゃんは私に……?」
梓「どうしてここまでひっつくのか、ですか?さあ……きっとほっとけないからでしょうね」
梓「危なっかしいんですよ……憂はどんな苦労をしてたのやら」
梓「目が離せない、ずっと追いかけているうちに好きになった、ただそれだけですよ」
梓「好きだから追いかける、追いかけるから好きになる、その繰り返しでどんどん好きになって」
梓「暴走しちゃいました」
唯「……自覚はあったんだ」
梓「まあ」
梓「……」
唯「………ひっく、ぐすっ」
梓「……泣かせるつもりは無かったんですが」
唯「だ、だって……だって、だって!」
梓「……いいんですよ……言わなくたって、ちゃんとわかることはわかるんですから」
唯「……」
梓「まあ嫌がられてないことは確かですし。あと48時間25分30秒の間ずっとくっついてわからせてやりますから」
唯「……どうして、あずにゃんは私に……?」
梓「どうしてここまでひっつくのか、ですか?さあ……きっとほっとけないからでしょうね」
梓「危なっかしいんですよ……憂はどんな苦労をしてたのやら」
梓「目が離せない、ずっと追いかけているうちに好きになった、ただそれだけですよ」
梓「好きだから追いかける、追いかけるから好きになる、その繰り返しでどんどん好きになって」
梓「暴走しちゃいました」
唯「……自覚はあったんだ」
梓「まあ」
114: 2010/05/08(土) 22:53:53.44
唯「……私も」
唯「ずっと追いかけてた」
唯「目で追ってた」
唯「好きだった」
唯「好きでした」
唯「好きです」
唯「『好きな人』だ」
梓「ちゃんと言えたじゃないですか」
唯「馬鹿にしすぎ……」
梓「さてここで簡単な計算問題です」
唯「わお」
119: 2010/05/08(土) 22:59:02.42
梓「好きな人の事を好きな人が好きだと好きな人が言ったら好きな人達はどうなるでしょう?」
唯「よくわかんないけど好きです」
梓「私も好きです」
唯「どうなるの?」
梓「恋人になるそうです」
唯「わあお」
梓「赤い糸で結ばれます」
唯「まあ」
梓「離れられなくなります」
唯「じゃあずっと前からコイビトだったんだね!」
梓「なるほど」
唯「よくわかんないけど好きです」
梓「私も好きです」
唯「どうなるの?」
梓「恋人になるそうです」
唯「わあお」
梓「赤い糸で結ばれます」
唯「まあ」
梓「離れられなくなります」
唯「じゃあずっと前からコイビトだったんだね!」
梓「なるほど」
124: 2010/05/08(土) 23:05:40.35
梓「恋に障害はつきものだそうです」
唯「ハードルとか平均台とか?」
梓「似たようなものでしょう」
唯「パンだといいなあ」
梓「苦いかもしれませんよ」
唯「……クルミパン……!」
梓「それでいいです」
唯「恋人はどんなことやるの?」
梓「キスとか」
唯「もうしちゃったよお」
梓「しこたまやっちゃいましたね」
唯「そういえば、いきなりファーストキスを奪われたんだから、あの時は泣いても良かったんじゃあないかしらっ!」
梓「あ、ファーストキスなら大分前にこっそり奪っちゃいました」
唯「えっ」
唯「ハードルとか平均台とか?」
梓「似たようなものでしょう」
唯「パンだといいなあ」
梓「苦いかもしれませんよ」
唯「……クルミパン……!」
梓「それでいいです」
唯「恋人はどんなことやるの?」
梓「キスとか」
唯「もうしちゃったよお」
梓「しこたまやっちゃいましたね」
唯「そういえば、いきなりファーストキスを奪われたんだから、あの時は泣いても良かったんじゃあないかしらっ!」
梓「あ、ファーストキスなら大分前にこっそり奪っちゃいました」
唯「えっ」
126: 2010/05/08(土) 23:11:03.86
唯「い、いつ……?」
梓「いつだったか……部室で一人唯先輩が寝てるもんだから、ついつい」
唯「つ、ついつい」
梓「ごちそうさまでした」
唯「えーっと、おそまつさまでした……?」
梓「まあ、残りはおいおい進めていくとしましょう」
唯「残りって?他に恋人はどんなことやるの?」
梓「いずれのお楽しみ、ということで」
唯「ぶう」
梓「とりあえず」
唯「うん」
梓「つぎの休日はデートしましょう」
唯「いいねえ」
梓「いつだったか……部室で一人唯先輩が寝てるもんだから、ついつい」
唯「つ、ついつい」
梓「ごちそうさまでした」
唯「えーっと、おそまつさまでした……?」
梓「まあ、残りはおいおい進めていくとしましょう」
唯「残りって?他に恋人はどんなことやるの?」
梓「いずれのお楽しみ、ということで」
唯「ぶう」
梓「とりあえず」
唯「うん」
梓「つぎの休日はデートしましょう」
唯「いいねえ」
130: 2010/05/08(土) 23:19:21.47
梓「二人きりで出かけたことってあまりないですよね」
唯「そういえばそうだねえー、デート、デートか……今度は楽しみで寝れないよぉ」
梓「遠足じゃないんですから」
唯「遠足なら、下見に行かないと!」
梓「下見なんて行ってたんですか?」
唯「ううん?でも、デートの下見ってなんか楽しそう!」
梓「絶対、一人で行かないでくださいね」
梓「危なっかしいですから」
唯「子供扱いしないでよう」
梓「駄目です、私の眼の届く範囲にいてください」
梓「私を一人きりにしないでください」
唯「大丈夫」
唯「ずっと目の前にいるよ、あずにゃん」
おわり
唯「そういえばそうだねえー、デート、デートか……今度は楽しみで寝れないよぉ」
梓「遠足じゃないんですから」
唯「遠足なら、下見に行かないと!」
梓「下見なんて行ってたんですか?」
唯「ううん?でも、デートの下見ってなんか楽しそう!」
梓「絶対、一人で行かないでくださいね」
梓「危なっかしいですから」
唯「子供扱いしないでよう」
梓「駄目です、私の眼の届く範囲にいてください」
梓「私を一人きりにしないでください」
唯「大丈夫」
唯「ずっと目の前にいるよ、あずにゃん」
おわり
132: 2010/05/08(土) 23:21:23.13
面白かった!乙
引用元: 梓「私の眼の届く範囲にいてください」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります