10: 2014/12/03(水) 19:08:48.49
全国大会合同打ち上げ


竜華「はい、怜。あーん」

怜「あーん。やっば竜華に膝枕して貰いながら食べる卵焼きは美味いわ」

洋榎「恭子!この唐翌揚げ最高や!」

恭子「主将、もう少し落ち着いて……」

エイスリン「ナニコレクサイ!」

明華(納豆が食べられない……これが国境……)

ダヴァン「この塩ラーメン美味しいデース」

菫「ほら、宥。あったかい鍋を頼んだぞ」

仁美「コーラ一つ。紙コップにいれてストローつけて」

初美「こんなところに美味しそうなゴマ団子があるですよー」

塞「ほう……」ゴゴゴ

やえ「お見せしよう……王者の食べっぷりを!」

灼「すご……」

穏乃「憧ー!このお好み焼き美味しいよ!」

憧「はいはいわかったから。ほっぺにソースついてるわよ」フキフキ

優希「タコスが無いじぇ……」

煌「優希、タコスはないけれどこのピザはすばらな味ですよ」

揺杏(おねーさんが楽しそうで何よりだけど、私の焼き鳥まだこないんだけどなー)


咲「お姉ちゃん、なんでご飯時にお菓子食べてるの!」

照「永水の人に黒糖をわけてもらった」ポリポリ

咲「もう!」

咲(全国個人戦で私とお姉ちゃんは仲直りした。そして最終日の夜。藤田プロの計らいで、色んな人を集めての打ち上げをした)

12: 2014/12/03(水) 19:24:38.59
咲(久しぶりに会話したお姉ちゃんは、思った以上に強くなかった。むしろ思った以上にダメな人だった)

咲(それでもお姉ちゃんとまた仲良し姉妹に戻れたのは、すごく嬉しい)

咲「あ、そうだ。和ちゃんと京ちゃんにも、お姉ちゃんと仲良くなれたことを教えてあげないと」

咲「色々相談して、迷惑かけちゃったもんね」

咲「えーっと、京ちゃんと和ちゃんは……あ、いたいた。二人一緒にいたんだ」

京太郎(和のおもちおっきいなぁ……)

咲「むー……京ちゃん、また和ちゃんの胸をみてる」

咲「私だって、高校三年生になればもっと大きく……」

照「咲、どうしたの?」ペターン

咲「……」グスン

咲(ん?京ちゃんと和ちゃんともう一人いる……?)


玄「うへへ……相変わらず和ちゃんはいいものをおもちで……」ワキワキ

和「はあ……玄さんは相変わらずですね」

京太郎(いいな……あの人。和のおもちをガン見できて)

モモ(私のを見てもいいっスよ)

京太郎(誰だお前)

玄「!!」キュピーン

玄「君……和ちゃんのおもちを見ていたね?」

京太郎「な、何を……」

玄「おもちに懸ける情熱に関して私の目はごまかせないですのだ!君からは和ちゃんのおもちに対する並ならぬ執念を感じる!」

京太郎「うっ……すいません。俺は和のおもちが大好きです!今もガン見していました!」

和「」ドン引き

玄「少年、恥ずかしがる事は無いですのだ。大きいおもちはすばら。ならばすばらなモノに惹かれるのは人として当たり前のこと」

玄「動物にはない、芸術物へ感動するという心。それは人間しか持っていない素晴らしい感性であり、誇りこそすれ恥ることは無い!」

京太郎「ま、松実さん……!」

玄「玄でいいよ。同士よ!」

京太郎「玄さん……!」

和「誰か止める人はいないんですか?」

17: 2014/12/03(水) 19:37:09.39
玄「京太郎君だったっけ?君はこの中で誰のおもちが素晴らしいと思う?」

京太郎「そうですね……。単純な大きさは霞さんですが、単純な大きさこそがやはりスタンダードに素晴らしいと思います」

玄「ほう」

京太郎「やはり大きいという事はそれだけで、夢が詰まる容積が大きいです。おもちの大きさとそれに対する希望は二次関数的に増えていきます」

玄「確かに霞さんのおもちは他にはみない激レア級。その分期待は大きいよね」

玄「だけど……」

京太郎「そう。ただ大きいというだけで一番を決めるのもつまらい。これだけ良質なおみちが揃っているのだから、一つ一つ色んな要素を吟味してみるのも悪くないと思います」

玄「そのおもちに懸けるおもちアスリートの魂……。やはり私の同士にふさわしい!」

京太郎「では玄さんの意見を聞かせてもらいましょう」

玄「うーん……やっぱお姉ちゃんのおもちを推したいけど、ここは身内を除外して……愛宕さんのタレ目じゃない方かな」

京太郎「えっと、絹恵さんでしたっけ?」

玄「そうそう、その子。まずギャップがあるよね。姉の方が無いおもちでガッカリさせておいて、妹は素晴らしいおもちという、いい意味での期待を裏切る感動があるよ」

京太郎「な、なるほど……他の人すらもおもちの感動の要素にする。流石です」


咲「ふえぇ……京ちゃんとあの人、すっごく仲良くおしゃべりしてるよぉ……。和ちゃんは隣でドン引きしてるし」

21: 2014/12/03(水) 19:52:57.03
数時間後


久「いやー食べた食べた」

智葉「なかなか悪くない味だった」

小蒔「ZZZ……」

霞「あらあら、お腹いっぱいになって寝ちゃったわね」

豊音「ねえ末原さん、この後私のホテルの部屋に来ない?」

恭子「何するつもりやねん……」カタカタ

怜「竜華ぁ~膝まく……」

淡「リューカの膝枕凄く気持ちいい!!」

竜華「せやろー。膝枕ソムリエのお墨付きや」

怜「」

エイスリン「シロ、パンタベル?」

白望「もうお腹いっぱい……」

揺杏(私の焼き鳥、最後までこなかったなぁ……)


咲(みんなお腹いっぱいになって、お開きという空気になりました)

照「咲、お菓子がなくなった」

咲(この人は例外です)

咲(そして京ちゃんはというと)


京太郎「では和のおもちが一番という結論に達しましたね」

玄「うん。やっぱり原点回帰が一番だね」

モモ「私は福路さんのおもちを最後まで推したかったっす」

和「このチョココロネ美味しいですね」

由子「それは私の髪の毛よー。現実逃避しないで欲しいのよー」


咲(どうやらおもち談義に決着がついたようです)

咲「はぁ~。京ちゃんとお話しできなかったなぁ……」

咲「京ちゃんに『頑張ったな、咲』って言われて頭ナデナデしてもらったり、眠くなったフリをして肩によりかかったり、100通りくらいシミュレートしてきたのに……」

咲「まあいっか。私と京ちゃんはまだまだこれからだもんね」


24: 2014/12/03(水) 20:11:21.64
清澄高校


咲「~♪」

咲(今日は大会以来の久しぶりの部活の日。京ちゃんに会えるよ~♪)

咲(さーて、何話そっかな。せっかく夏休みなんだからデートの約束をしたいな)

咲(プールに誘おうかな。それとも無難に映画かな。確か、劇場版しんどうくん~解き放たれしリザベゴン。13番目のすばら遺跡の祝詞~がやってたもんね)

咲(楽しみだよ~)ゾクゾク

咲「こんにちはー!」ガラガラ


京太郎「はい。じゃあ今週の日曜日に。ええ。楽しみにしてますね。それじゃあ」プツン

咲「京ちゃん久しぶり~」

京太郎「おお、久しぶり咲。全国大会凄かったな」

咲「でしょでしょ~。もっと褒めて!頭も撫でて!」

京太郎「お、おう」ナデナデ

咲「えへへ~」ニヘラ

咲「そういえば今誰かと喋ってたみたいだけど、誰と話してたの?」

京太郎「玄さんだよ。ほら、和の昔の友達の」

咲「え?」

モモ「え?」

京太郎「なんか夏休みを利用して阿知賀のみんなと長野に遊びに来るそうでさ。ついでに日曜日に二人で遊びに行く約束をしたんだ」

咲「京ちゃん……いつの間に松実玄さんと仲良くなったの……?」

京太郎「いやーそれが、全国の後の合同打ち上げで意気投合して電話番号とメアドを交換したんだよ」

咲(そんな……私ですら緊張しちゃって京ちゃんの携帯の連絡先を未だに聞き出せてないのに……)




28: 2014/12/03(水) 20:40:25.41
京太郎「それで玄さんと電話で色々話したんだけどさ、あの人おもちジャンキーの危ない人かと思ってたけど、おもち以外の話だと普通に聞き上手だし、相槌のタイミングも上手いしで、話してて楽しいんだよ」

京太郎「年上なのに気をつかわなくて楽しく話せるし、そのいいお姉さんとおもち狂のギャップがなんというか可愛くてさ」

京太郎「それで結構仲良くなって。長野にきたついでに俺と二人っきりで遊びに行こうってなったんだ」

咲(そんな……私は大会が終わってからこの日まで毎晩デートに誘う練習と、毎日一人でデートの予行練習をしたのに!)

咲(許せないよ……玄さん!)



阿知賀メンツ到来日


憧「やっほー和」

穏乃「和ー!」

玄「和ちゃん、久しぶり」

和「こんにちは、アコ、シズ、玄さん」

宥「この部屋、ストーブ無いの……?」

まこ「われぇ相変わらず寒がりじゃのぅ」

灼「長野は涼しいから……宥さん大丈夫?」

菫「ふっ。宥は寒がりだからな。やはり私が温めてやらないとな」

やえ「上級生の心配をするとは灼は優しいな」

モモ「誰っすかあんたら」

穏乃「咲も久しぶり」

咲「うん。団体戦決勝以来だね」

久「それじゃあ、せっかくだしみんなで麻雀を打ちましょうか」

憧「いいわね。私ももう一度あんたと打ちたかったのよ」

穏乃「よっしゃー!リベンジだ咲!」

京太郎「じゃあ俺はみんなの分の飲み物を用意しますね」

咲「あ、私も手伝……」

玄「私も手伝うよ京太郎くん」

京太郎「ありがとうございます玄さん」

咲「」

29: 2014/12/03(水) 20:45:33.12
京太郎「玄さん、手際いいですね」

玄「これでも家の旅館のお手伝いをしてるんだよ。家事ならおまかせあれ!」


キャッキャウフフ


久「あの二人、いい雰囲気ね」

優希「いつの間に仲良くなったんだじぇ?」

咲(このままじゃ京ちゃんが玄さんにとられちゃう……なんとかしないと!)

咲(>>33をする!)

40: 2014/12/03(水) 21:00:55.44
咲(そういえばお姉ちゃんに聞いたことがある。玄さんはドラを捨てることができない)

咲(それを利用して、カンしまくってドラを捨てさせて麻雀で徹底的に追い詰める!そして圧勝する私に京ちゃんは正気に戻って私に婚約届けを出す。完璧な計画!)

玄「どうぞ、咲ちゃん」

咲「ありがとうございます。玄さん、よろしければ一緒に打ちませんか?」

玄「うん。いいよ!」

咲(計画通り)


咲「カン!もいっこカン!もいっこカン!もいっこカン!これで……」

モモ「あ、槍槓国士っす。先輩の真似してみたけど案外できるもんっすね」

優希「流石に四回もカンされたら当たりやすいじぇ」

咲(し、しまった……!)

玄「よかったー(ホッ」

京太郎「どうしてですか?」

玄「実は、私はドラを捨てられないから、カンドラが凄く怖いんだよ」

京太郎「ドラを捨てられない?」

玄「うん……お母さんとの思い出だから」

京太郎「そうなんですね……。すごく素敵だと思いますよ。俺は」

玄「京太郎くん……えへへ。ありがとう」

咲(しかもいい雰囲気になってる!!)

43: 2014/12/03(水) 21:12:18.62
翌日


アコーアソコノラーメンヤサンオイシソウダヨ

ジロウ!?ワタシハイカナイワヨ!

ユゥゥゥゥゥ!

マチナカデサケブスミレチャンハアッタカクナイ……


玄「お待たせ京太郎くん」

京太郎「いえいえ。俺もいま来ところですよ」

玄「へー。じゃあ私がもう少し早く来たら、京太郎君は私を待たせることになったのかな?」

京太郎「そ、それは……」

玄「えへへ。冗談だよ」

京太郎「ははは……」

京太郎(それにしても玄さんの私服、結構おもちが強調されてるな。谷間もほら)

京太郎「玄さんのおもちも凄くいいと思うんだよな……」

玄「え……」

京太郎「あ……」

京太郎(マズイ、声に出してた!)

玄「そ、その……ありがとう。でいいの、かな?」///

京太郎「す、すいません!」///

玄「じゃ、じゃあ映画を見に行こっか!確かトキ我はここに在り。失われしドラゴンフラワーとクラゲ魔人のレクイエムがやってたハズだよ」

京太郎「はい。行きましょう」


咲「こっそりついてきちゃった……。うう、その映画も私が京ちゃんと見るハズだったのに……」コソコソ

咲「映画館なら暗いから、なんとかして妨害しないと!」

咲「>>45をして!」

45: 2014/12/03(水) 21:14:19.94
音を立ててポップコーンを食べる

46: 2014/12/03(水) 21:15:46.80
なんて非道なんだ……

48: 2014/12/03(水) 21:30:35.39
咲(そうだ、隣の席に座って音を立ててポッフコーンを食べよう!いい雰囲気を邪魔できるはずだよ!)


映画館


ドラフラ『ごめんな、トキ……。トキが頑張ってくれてるのに、私はクラゲ魔人の毒にやられてあの子に手篭めにされてもうた……』

トキ『ええんや……あんたが無事ならそれで……ゴホッ!』

ドラフラ『トキィ!』

トキ『最後のお願いや……膝枕してーな。最後は、大好きな膝の上で……逝きたいんや』



玄「うう……」グスッ

京太郎「トキ……」グスッ

モモ「泣けるっす……」グスッ

咲(よし、今だ!口を開けてポッフコーンを食べる!クチャラーが隣にいる不快感で二人のムードをぶち壊すよ!)ボリボリシャクシャク

玄(うぅ……なんか隣の人、うるさいよぉ……)

咲(きいてるきいてるwwwwwwwwww)

咲(さて、残りのポッフコーンを……ん?)

照「イイハナシダナー」

咲「お姉ちゃん!?」ヒソヒソ

照「あれ、咲だ」ヒソヒソ

咲「なんでここにいるの!?」ヒソヒソ

照「菫が長野に行くって駄々こねるら、ついてきたの」ヒソヒソ

照「それで映画をみてたらまさか咲がいるんなて……あれ、ポッフコーンだ」

咲「あ」

照「美味しそう。頂戴」

咲「駄目だy(ひょいぱく)ってもう食べてるし!」

照「美味しい美味しい」モグモグ

咲(ううう……また作戦が失敗しちゃったよ……)

照「ありがとう咲」ゴックンニコッ

咲「……まいっか」



58: 2014/12/03(水) 21:39:25.36
夕方


玄「ふう。今日は楽しかったよ」

京太郎「俺もです。一日付き合ってくれてありがとうございました」

玄「お礼を言うのは私だよ。だって今日楽しかったのは、京太郎くんが一緒だからだもん」

京太郎「はは。男冥利に尽きますよ」


照「で、好きな男の子のデートを二人して監視して、あわよくば邪魔しちゃおうと」コソコソ

咲「うん……。凄く惨めな事はわかってるけど、それでも気になるし、嫌だもん。京ちゃんが他の女の子にとられちゃうなんて」コソコソ

咲「でも、失敗してばっかだしもう無理なのかな……」

照「……咲。諦めちゃだめ」

咲「お姉ちゃん……?」

照「インターハイ。咲が諦めないで頑張って麻雀で打ち続けたから、私と咲は仲直りできた」

照「それは恋愛も同じだと思う。諦めないで大切な人を追い続けたら、きっと咲の想いに応えてくれる」

照「だから諦めないで。咲」

咲「お姉ちゃん……」











咲「ポッフコーン作戦が失敗したのはお姉ちゃんのせいだよね?」

照「てへぺろ」

67: 2014/12/04(木) 07:08:30.26
照「咲。光があるから影あるように、表があるから裏があって、甘さがあるさら辛さがあって、バットマンがいるからジョーカーがいて」

照「勝者がいるから敗者がいる」

照「勝たないという事は負けるということ。それは私がインハイチャンピオンを巡る戦いでよく知っている」

咲「お姉ちゃん……」

モモ(私はジャック・ニコルソン派っす)

照(誰だお前)


玄「ねえ。京太郎くん……実は私、大切な話があるんだ」

京太郎「玄さん?」


咲「た、大変……!玄さんが……」

照「慌てないで、咲。私が>>68をしてなんとかする」

71: 2014/12/04(木) 10:18:41.68
照「私が松実玄に襲いかかる。その隙に咲は須賀京太郎を連れてここを離れて」

咲「流石にそんな酷いことは……」

照「咲。この世は勝つか負けるかのゼロサムゲーム。ここでこの手を使わなかったら、きっと後悔する」

照「だからーーーーーーお姉ちゃんに任せて」ザッ

京太郎「!!あなたは、咲のお姉さんの白糸台3年生……」

玄「宮永照さん……?」プルプル

照「松実玄。団体戦では世話になった。そして、あなたに恨みはないけど……妹の為」

照「ここで散ってもらう」ギュルルル

玄「ひぃぃぃ!!」

照「コークスクリューツモ(物理)!」


ガシッ


照「!?急に伸びてきたマフラーが腕に絡まって……!」

玄「あのマフラーはお姉ちゃんの……」

京太郎「お姉ちゃんって、阿知賀の3年生の……?とにかく玄さん、今のうちに!」

玄「う、うん……」ダッ

咲「あ、待って!」コソコソ

72: 2014/12/04(木) 10:19:30.05
照「このマフラーは……」

宥「玄ちゃんの邪魔はさせないよ」

照「くつ……」


ヒュッ


照「うっ!(矢を避ける)」

菫「避けたか。さすが照だ」

照「菫……どうして!」

菫「宥の頼みだ。私が聞かない道理はない」

照「菫、目を覚まして。あなたは松実宥にいいように使われてるだけ」

菫「それでも構わない。宥のためならば、私はこの身の全てを捧げる!」

照「くっ……けど私は左手でもコークスクリューがうてる!」ギュルルル

73: 2014/12/04(木) 10:20:36.99
菫「なに!?」

照「アディユー菫!」


ドゴォ


照「!?」

宥「うっ……かはっ……」

菫「宥!?そんな、私の盾になって……」

宥「菫ちゃん……無事で良かった……」

菫「宥、お前は私のことをなんとも思っていなかったんじゃないのか……?」

宥「違うの……。私は菫ちゃんの事が大好きなの」

宥「けれど……大切になったら……お母さんみたいに、いなくなっちゃう気がして……」

宥「でも、やっぱり嘘はつけないや。私は菫ちゃんの事が大好きだから……」ニコッ

菫「宥……私も宥が好きだ!」

宥「えへへ……嬉しいな。菫ちゃんの腕の中、あったかーい」

宥「私ね、菫ちゃんと行きたい所や、やりたい事、沢山あったんだ……」

菫「ああ。私も、宥ともっと仲良くなりたい。だから、少し休め。起きたら、一緒に何処へでも行こう」

宥「うん。約束だよ……菫ちゃん……」

モモ「一件落着っすね」

照「うん」









照「あれ、何か忘れてるような」

74: 2014/12/04(木) 10:22:17.41
そこから離れたところ


京「3年生達のバトルの音が止みましたね……」

玄「もう……歩けないよ……」

京「もう大丈夫ですよ玄さん。それで話って?」

玄(がんばって……この想いを伝えよう。お姉ちゃんが折角チャンスを作ってくれたんだもん。よし!)

玄「好きです。私は、須賀京太郎くんの事が好きです。京太郎くんと沢山お喋りしてて、こうしてお出かけして……」

玄「きづいたら、京太郎くんの事ばかり考えるようになってて……もっと一緒にいたい。だから、私と付き合ってください!」



京太郎「>>80」


1 咲が好き
2 玄が好き

※諸事情で少し遠め。選択肢以外の安価は無効で下になる

80: 2014/12/04(木) 10:33:47.23
2

82: 2014/12/04(木) 12:38:57.09
咲「はぐれちゃったけど、やっと見つけた!京ちゃ……」


京太郎「俺も、玄さんの事が好きです」


咲「え……」

モモ「え……」


京太郎「俺、初めは玄さんの事を、おもち好き仲間だと思ってました」

京太郎「けれど、色んなことを話していくうちに、楽しい年上のお姉さんだと思うようになって、ずっと一緒にいたい、大切な人だと思うようになりました」

京太郎「俺も玄さんと恋人になれたら素敵だと思っています。だから、こんな俺でよければよろしくお願いします!」

玄「うん……よろこんで」グスッ

83: 2014/12/04(木) 12:40:40.85

咲「そっか……京ちゃんは、玄さんを選んだ」

咲「私じゃ、なかったんだね……」

咲「京ちゃん、幸せになってね」

咲「玄ちゃん、京ちゃんの事お願いね」

咲「さよなら……京ちゃん」トボトボ

照「咲」

咲「お姉ちゃん……」

照「その、なんて言ったらいいか……」

咲「うんう、いいの。京ちゃんが幸せならそれで……」

照「……咲。嘘をつかないで」

咲「……」

照「私は咲のお姉ちゃんだから……だから、私の前では強がらなくていいんだよ」

照「私の胸の中で素直になって」

咲「う……うぅ……」

咲「うわぁぁぁぁん!!」

咲「ズルイよ!ズルイよズルイよ!」

咲「私の方が京ちゃんを好きだったのに!ずっとずっと前から好きだったのに!」

咲「それなのに、いきなりでてきて京ちゃんをとっちゃうなんてズルイよ!」

咲「うわぁぁぁぁん!!」

照「……」ポンポン

84: 2014/12/04(木) 12:41:45.42

玄「ねえ京太郎くん。私のおもちと和ちゃんのおもちは、どっちの方が素晴らしいと思う?」

京太郎「それは和のおもちに決まってますよ」

玄「ぶー」

京太郎「それでも、世界中のどんな素晴らしいおもちよりも、俺は玄さんが好きです」

玄「え……えへへ///」

玄「私も、どんなおもちよりも、京太郎くんが好きだよ!」



カンッ


86: 2014/12/04(木) 12:47:43.53

モモとは一体なんだったのか

87: 2014/12/04(木) 12:48:47.35
おつー
仕方ないね

92: 2014/12/04(木) 13:12:24.02
モモ「結局誰も私を見つけられなかったっすね」

モモ「けれど、京くんはきっと、私を見つけてくれると信じてるっす」

モモ「だから、隠された私の未来を、みんなに探して欲しいっす」

モモ「こんや12じ」

モモ「HTML依頼を出して、私はこのスレと一緒に消えるっす」

モモ「だからそれまでに、みんなに第3のヒロインの私を見つけて欲しいっす」

モモ「きっと見つけて貰えれば、リンシャンさんのルートも開いてくれるっす」

モモ「それじゃあ、お願いします」

97: 2014/12/04(木) 14:10:35.91
京太郎「……ごめんなさい。玄さん」

玄「……そっか。他に好きな子がいるの?」

京太郎「……わからないんです」

玄「え……?」

京太郎「思い出せないけど、俺には誰か、大切な人がいた気がするんです」

モモ「……」

京太郎「きっと、俺はその人の事が好きでした」

京太郎「だから、玄さんとは付き合えません。よくわからない返事をしてしまってすいません」

玄「そっか……。ごめんね。急に告白なんかしちゃって」クルッ

京太郎「玄さん……その」

玄「ごめん、私の顔見ないで……。きっと、涙でぐしゃぐしゃだから」グスッエッグ

京太郎「……すいません。俺、先に帰りますね」

モモ「うん。ばいばい、京太郎くん」

99: 2014/12/04(木) 14:15:36.58
×モモ「うん。ばいばい、京太郎くん」
◯玄「うん。ばいばい、京太郎くん」

100: 2014/12/04(木) 14:17:58.50
数ヶ月前 県大会後 強化合宿


京太郎「くそう部長め。わざわざ忘れ物なんかで俺を呼び出して……」

京太郎「ここが合宿所か……」

モモ「~♪」

京太郎(うほ!ナイスおもちの持ち主!しかも綺麗な黒髪だな)

京太郎(あれは鶴賀の制服か。じゃあこの合宿の参加者かな)

引用元: 咲「あの女……京ちゃんをとるなんて許せない……」