1: 2014/04/01(火) 23:26:10.66
ちひろ「やってくださいね!」
P「あー、今ルシウスさんプロデュースするのに忙しいんです」
ちひろ「やってくださいぃ……ぐすん」
美優「Pさん……ちひろさんを泣かせたんですか……?」
P「いやだって、美優さん……」
美優「だってもへちまもありません。ちひろさんだって、Pさんの為を思って……」
ちひろ「うう……くすん。チラッ」
P「ほら今チラッって」
美優「もう、Pさん」
P「はいはい……やります。やりますから」
ちひろ「えへ♪ やったぁ♪」
P「こいつ……可愛い……!」
2: 2014/04/01(火) 23:30:19.20
美優「あ、難易度が選べるみたいですよ」
P「初めてだし、とりあえずマスターにしようかな」
美優「えっ、初めてなのに……?」
P「スタートっと」
『ういっすー☆ このハンマーちょー手に馴染むっつかマジハマりー?』
美優「あら。可愛いですね」
P「里奈か。意外だな」
美優「ふふ。進めてみましょう」
『ひっひっひ! 合法的に嫌がらせも足の引っ張り合いもできるのよ!』
P「バトルか。ええい、麗奈め……」
美優「か、可愛い……!」
P「まあ、悪魔っ子が似合うアイドルも珍しいですね」
3: 2014/04/01(火) 23:36:30.05
美優「早速ダイス、投げましょう」
P「……おっ。スキルで倍率4倍ですね」
美優「ええ、このまま勝っちゃいましょう」
P「悪いな麗奈、今回も俺の勝利で……」
ドゴッ
GAMEOVER
P「……え?」
美優「……え?」
5: 2014/04/01(火) 23:40:33.14
P「……いま一撃でしたよね?」
美優「そうですね……」
P「おかしいな……里奈のHPは最大だったんだが」
美優「もう一回やってみませんか?」
P「はい」
『ふ、ふふ……喚ばれちゃった……私も……たくさん喚んでいい……?』
美優「か、かか可愛い……!」
P「やっぱり袖が余るんだな……」
6: 2014/04/01(火) 23:42:08.79
P「よし、再戦だ」
『ひっひっひ! 合法的に嫌がらせも足の引っ張り合いもできるのよ!』
ドゴッ
GAMEOVER
美優「……」
P「……」
美優「……こ、これなら仲間を先に集めませんか?」
P「賛成です……」
7: 2014/04/01(火) 23:48:35.53
『ういっすー☆ このハンマーちょー手に馴染むっつかマジハマりー?』
『よばれてー飛び出てーきらりんさんじょーう☆』
P「きらりがいれば百人力だな」
美優「きらりちゃん……可愛いのですけど、右手のそれは……?」
P「モーニングスター☆っていって、太古の昔可愛いアイドルだけが持てたレアグッズですよ」
美優「あ、そうだったんですか。ふふっ」
P「…………」
美優「あ、3人目が仲間になりますよ」
『えー……喚ばれたのー? 仕方ないなー、でも働かないよ?』
P「杏! 働け!」
美優「ふふふ……杏ちゃんはゲームでも働きたくないそうですよ?」
8: 2014/04/01(火) 23:53:58.71
P「とりあえず同じメンバーでやってきました」
美優「今度は、4人目と5人目を先に集めましょう」
P「箱幸子 皆で囲めば 怖くない、ですね」
美優「ちょっと可哀想ですけど、それしかないですね……」
『私、勇者役にチャレンジです! 卯月の活躍、見てくださいね!』
P「そ、そんな……」
美優「Pさん?」
P「ぽ……ポーズがダブルピースじゃない……ッ!」
美優「そこ大事なんですか……!?」
P「どうしよう……やる気が……もう……」
美優「あ……あの、Pさん、ほら! 上顎中切歯とか、チラリとしてますから! すごくキュートですよ!」
P「あ、それもそうですね。よし。プロデューサー、頑張ります!」
美優「ほっ……」
9: 2014/04/02(水) 00:07:07.73
『マギヤ&ミェーチ…魔法も剣もアーニャにお任せ、ですね』
美優「アーニャちゃんは可愛いのに格好よくて……素敵ですね」
P「確かに。他にはない魅力がありますね」
美優「これで5人揃いましたし、麗奈ちゃんにリベンジしましょう」
P「よーし。麗奈め、待ってろよー……」
『ひっひっひ! 合法的に嫌がらせも足の引っ張り合いもできるのよ!』
美優「里奈ちゃんの4倍、アーニャちゃんの3倍、卯月ちゃんの3倍……」
P「これでも足りないか……でも、麗奈の攻撃にも耐えられたぞ」
美優「あ、きらりちゃんの2倍と卯月ちゃんの3倍で……?」
『勝ったアンタたちにあげるわ! あれ? イカサマダイス、どこに……』
P「た、倒した……?」
美優「やりましたね、Pさん!」
P「おお、5人がかりならこんなに楽なのか」
美優「このまま一気にクリアしちゃいましょう!」
P「ええ! ちひろさんにぎゃふんと言わせてやりますよ!」
10: 2014/04/02(水) 00:19:40.44
P「さて、大体レベル上げしたし、そろそろボスに挑みますか」
美優「ええ。でも、Pさんは用心深いんですね……ボスの前にこんなに強くするなんて……」
P「さっき痛い目に遭いましたからね……念には念を押して、行きましょう」
『フフン♪ 悪魔でもカワイイボクが最後の相手になってあげます!』
P「やっぱり幸子か」
美優「つ、角……いいなぁ……!」
P「……今度着けますか?」
美優「えっ!? そ、そんな……恥ずかしいです……!」
P「似合うと思いますけど……」
『負けたことにしておきますから次は空気を読んでください! フン』
P「ふはは、華麗に勝利!」
美優「て、典型的な捨て台詞でしたね……」
P「そこも可愛いですね」
11: 2014/04/02(水) 00:31:03.36
P「おっ、もうひとつマップがあるみたいですね」
美優「意外とボリュームがあるんですね……」
P「ちひろさんも他のところに努力すれば良いのに……」
美優「まあまあ……あ、また麗奈ちゃんが出ました」
P「フフン、今の里奈たちに敵うとでも……」
ドゴッ
P「……あれ、ちょっと待って、攻撃力高い?」
ドゴッ
P「待っ、ストップストップ、あと2撃……」
ドゴッ
GAMEOVER
美優「……」
P「……」
14: 2014/04/02(水) 00:36:14.12
P「あれー……?」
美優「あの……もしかして、ライブをほとんどしてなかったからじゃ?」
P「ふむ、なるほど……よし、次はそれで行きましょう」
───。
P「宝箱がぜんぜん開かない!?」
美優「ファイトです、Pさん!」
───。
美優「美玲ちゃんが……可愛すぎて……はうっ」
P「ライブが……2連続失敗だと……?」
───。
美優「莉嘉ちゃんと美嘉ちゃんの姉妹コンビですね!」
P「これ……クマなのか……? あっ、ダイス間違え……あああ!」
───。
18: 2014/04/02(水) 00:45:42.72
P「菜々のHPは一番低いのかー」
美優「あれ? でも年齢はこの中で一番……むぐっ!?」
P「フレデリカが年長です。それ以上言うと……ウサミン星人にされますよ?」
───。
P「紗南は火力高くていいな」
美優「ふふ……いつも元気ですものね。私もいつかあんな子を……」
P「……なんでこっち見つめながら頬染めるんですか、ねえちょっと?」
───。
P「珠美はかわいい、ちいさい、つかいやすい」
美優「わ、私も……おいたをするPさんに……えいっ」
P「かわいい」
───。
P「フレデリカはライブに最適だな。ダイス集めにももってこいだ」
美優「……フンフンフフーン♪」
P「……フレデリカ~♪」
───。
美優「あ、未央ちゃんですよ!」
P「うおお! ちゃんみお! ちゃんみお! シューティングスター!」
───。
20: 2014/04/02(水) 01:01:46.92
P「ありすか……」
美優「すっかりイチゴ大好きになったみたいですね……?」
P「本人は子供っぽいと思ってるみたいですけどね。でも俺もイチゴは好きですよ」
美優「あの、良かったら……今度私と一緒にイチゴ狩りに……!」
「いちご大明神」
P「誰だ今の」
───。
P「うう……そろそろくじけそう……」
美優「ま、まだ諦めちゃだめです、Pさん……!」
P「でも……辛い……主にミミック幸子が……」
美優「それは、まあ……攻撃は物理的にもカワイイですけど……」
P「こんなとき……あいつがいてくれたら……ん?」
『アタシの名前を呼んだのは……アンタかい? ああ、任せろ!』
美優「光ちゃん……!」
P「ああ……光! 俺たちのヒーロー! 頼む! 俺たちを助けてくれ!」
ドゴッ
GAMEOVER
───。
『ふーん、剣士か。……ま、私はどんな役でも務めるよ』
P「じゃあ[Pのお嫁さん]渋谷凛でもいいってことかなー? ん?」
美優「Pさん……やさぐれないで……!」
P「だって……幸子が!」
美優「凛ちゃんも幸子ちゃんも、カワイイですから!」
P「うう……!」
24: 2014/04/02(水) 01:18:07.78
P「はあ……はあ……やっとここまで来ましたね」
美優「遠い道のりでしたね……」
P「美優さん、ダイスは?」
美優「交換も見据えて、90個ですね」
P「ファンの数は?」
美優「多くて困ることはありませんから……50万人ほど……」
P「アイドルのレベルは?」
美優「百戦錬磨の50です……!」
P「準備は良いですか……?」
美優「はいっ……!」
P「いざ、ラスボスへ!」
27: 2014/04/02(水) 01:23:42.54
『我が呪われし右手には炎! 我が聖なる左手には氷を!』
P「魔王蘭子! 勝負だ!」
美優「まずは……合計100の出目です!」
バリーン
美優「バリアー……!?」
P「まだまだ!」
バリーン
P「まだいける!」
美優「6が3つで……出目90!」
バリーン
美優「また……!」
P「くっ……これが魔王蘭子の力!?」
美優「蘭子ちゃんの攻撃は3回とも通ってしまいました……このままじゃ!」
P「俺は……蘭子には勝てないのか……!?」
───。
『決して諦めるな! 自分の感覚を信じろ!』
───。
P「はっ……光!」
美優「光ちゃん……!」
29: 2014/04/02(水) 01:32:49.29
P「そうだ……まだ負けてない!」
美優「Pさん、初期ダイスがふたつとも1です!」
P「よし! 杏、出番だ!」
美優「倍率150で……出目450!」
P「どうだ!?」
美優「通っ……た?」
P「通る! バリアは破れたぞ!」
美優「でも……私たちのHPが!」
P「まずい、次の蘭子の攻撃が通るとっ……」
美優「そんな、ここまで来て……」
P「くっ!」
ガキーン
ファンがダメージを受け止めた!
P「……」
美優「……」
P「ははは……」
美優「ふふふ……」
30: 2014/04/02(水) 01:42:11.28
P「美優さん!」
美優「はいっ!」
P「5を3つ!」
美優「もちろんです!」
P「魔王蘭子……これで終わりだ!」
美優「555……みんなまとめて、おしまいです!」
『ぐはっ……我が覇道は消えぬ……何度でも蘇るわ……! きっと!』
P「やったか……?」
美優「……はい、はい!」
P「倒した……ラスボスを倒したのか……」
31: 2014/04/02(水) 01:44:48.63
美優「やりましたね、Pさん!」
P「美優さん。これは美優さんのおかげです」
美優「そんな、私はお手伝いをしただけで……」
P「そんなことありません。美優さんがいなかったら、俺は諦めてたかもしれません」
美優「Pさん……」
P「美優さん……」
ちひろ「いやあ、見事でしたね! プロデューサーさん!」
P「ちひろさん!?」
ちひろ「大分苦労してましたけど……これから先が思いやられますねー?」
美優「むっ」
P「それはないですよ。俺には美優さんがいますから」
美優「あ……」
ちひろ「フフフ……これを見ても同じことが言えますかね?」
33: 2014/04/02(水) 02:07:16.41
『こんこーん。しゅーこも弓の扱いはうまいよー』
『さくらは戦士、亜子は商人、私は……ハッカー?』
『ふぇぇ……くるみまだひっさつわざ考えてないよぉ……』
『どうしてそこで諦めるんですかそこで! ボンバーですよボンバー!』
『信ずる心と愛する心が交わるとき……全ては優しい光に包まれるのです……』
『うふふ、ゲームの中でも幸運だといいですね♪ お願い事するなら今ですよ♪』
『真実と現実は、似ているようで違う……あなたの瞳には、何が映っているの』
『ごめん未央、卯月……まだ私、闇の呪縛から捕らわれ凛々姫だったよ……』
『ちょっぷは……痛いかもしれないです。だから……なでなで、しちゃいます』
『歌を聴きましょう。人と人が通じ合えば、あまえびのように……美しく生きられますっ』
『アイドルたるものこの程度で根をあげてはいかんな。さあ、地獄の特訓は始まったばかりだ!』
『4姉妹の末っ子だからって甘く見ちゃだめですよ! だから、るきちゃんって呼ばないでください!』
『私、気付いたんです。無理して特別じゃなくていい。普通のアイドルで、普通の恋して、普通の女の子でいたいんです!』
P「なんだと……」
美優「なんてこと……」
ちひろ「正規版……覚醒要素とパーティ編成、イベントシステム実装……」
P「バカな……」
美優「でもあくまでエイプリルフール企画ですし……」
ちひろ「もちろん美優さんも出ます。Pさんといちゃいちゃできます」
美優「あ、今から予約してもいいですか……?」
P「美優さん!?」
34: 2014/04/02(水) 02:11:21.90
ちひろ「さて、本題に入りましょう」
P「ちひろさん……」
ちひろ「買うか、買わないか。二つに一つですよ」
P「……」
ちひろ「……」
P「……ちひろさんは、出るんですか?」
ちひろ「……隠しキャラで」
P「買います」
ちひろ「ありがとうございます!」
P「美優さん、一緒にやりましょうね」
美優「はいっ!」
37: 2014/04/02(水) 02:19:37.48
おしまい
39: 2014/04/02(水) 02:25:38.95
乙
引用元: 千川ちひろ「ダイスDEシンデレラ!」
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