1: 2015/11/09(月) 22:29:02.57
八幡「なんでだ?」

いろは「だって、前ちひろに男の子が近寄っただけでものすごい目で睨んでいたじゃないですか」

八幡「あたりまえだ。ウチのかわいい子供をどこの馬の骨かわからない男に譲る気はない」

いろは「気持ちはわかりますけど…あのときのあなたの目は睨むだけで相手を殺せそうなほどすごかったですよ」

八幡「なにそれ? どこのダークネクロフィアだよ。念眼殺かよ」

いろは「とにかく、今日は私だけ行きます」

八幡「お、おう…そうか」シュン

いろは「そんな落ち込まないでくださいよ~写真とかたくさん撮ってきますから」

いろは(連れて行けない理由は他にもあるんですけどね…)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447075742

2: 2015/11/09(月) 22:30:13.33
いろは(この人…私と付き合ってから目の腐り具合が徐々になくなっていって、今では結構イケメンになってしまいましたから…)

いろは(特にちひろが生まれてから「目の腐った父親がいたらイジメにあうかもしれん!」っと、
いろいろがんばって今では高校時代の面影がないほど目が腐ってないのです…)

いろは(そのイケメン顔でちひろに優しく微笑むこの人の姿を見た幼稚園の母親たちはその姿に見とれていたのです…)

いろは(シングルマザーが私の愛するこの人を狙っているとかいないとか…)

八幡「…せっかく有休とったのに」

いろは「そんなにすねないでくださいよ~今度3人で遊園地か動物園にでもいきましょう…っ」

八幡「おい大丈夫か?」

いろは「大丈夫ですよ!いろはちゃんはまだまだピチピチですから!」

八幡「…最近無理してないか? 食欲とか落ちているみたいだし、もう少し横になっとけ、朝飯は俺が用意しておくから」

3: 2015/11/09(月) 22:31:16.02
いろは「そうですね…お言葉に甘えさせてもらいます」

いろは(まったく…心配かけないように元気なふりをしていましたけど、やっぱりごまかせないですね…あいかわらずすごい観察眼です)

いろは(こんな小さな事にも簡単に気づいてくれる…それだけこの人が私の事を普段からよく見ていて大事に想ってくれていること)

八幡「じゃあ、ちょっとメシ作ってくるからな。あまり無理するなよ」

いろは「ありがとう…あなた」

いろは(高校時代は専業主婦になるとかいっていたくせに
大学卒業した後ちゃんとした職に入るし、家事も手伝ってくれるし、私達を大事にしてくるし、体の相性もいいし///)

いろは(ほんと、この人と結婚してよかったです…)

4: 2015/11/09(月) 22:32:09.84
八幡「さて、メシはできた」

八幡(いろはは大丈夫だろうか…もしかして幼稚園で嫌な母親にからまれてストレスで心労が…)

八幡(あいついまだにかなりかわいいからな…他の女に嫉妬されているかもしれん)

八幡「う~ん心配だ…今度小町よんで3人で話し合ってみるか」

5: 2015/11/09(月) 22:33:41.48
ちひろ「パパおはよう!」

八幡「おお、ちひろおはよう」

八幡(この愛娘はちひろ。八幡の「ち」といろはの「ろ」を名前入れて名付けた。
ちひろは俺に似なくてよかったマジで…昔の俺に似て目が腐っていたら罪悪感が出ていたことだろう)

八幡「なに見てるんだ?」

ちひろ「うん、今日から始まるの新しいアニメだよ」

八幡「そうか…おもしろいといいな」

ちひろ「パパも一緒に見よう!」

八幡「そうだな。じゃあ一緒に見るか」

ちひろ「うん♪」テクテク

八幡「それでなんてアニメなんだ?」ナデナデ

ちひろ「う~んとね…○のデデデ」

ちひろ(パパのひざの上すごく落ち着くな~なでなでも…)

八幡「お、始まったぞ」






6: 2015/11/09(月) 22:34:25.22
八幡(なんだかいろいろとメッチャメチャだったけどおもしろかったな…作画とかひどかったけど逆にそれがおもしろさを引き立てていた)

八幡「ちひろはおもしろかったか?」

ちひろ「ん~なんだかよくわからないけどおもしろかった!」

八幡「よかったな」ナデナデ

ちひろ「うん♪」

八幡「じゃあ、お母さん起こしてくるからおとなしくまっているんだぞ」

ちひろ「はーい」


7: 2015/11/09(月) 22:35:18.18
八幡「いろは、メシできたぞ」

いろは「ん~」

八幡「体調はどうだ?」

いろは「はい、少し寝たら楽になりました」

八幡「そうか朝はあっさりしたものにしたからな」

いろは「すいません…ほんとは私の仕事なのに」

八幡「気にすんな。高校時代もよくおまえにこき使われたからな…これぐらいどうってことないぜ」

いろは「ブ~なんですかぁ~それ!」プクゥ~

八幡「あざといあざとい」

いろは「あざとくないですてば!」

八幡「どうやらもう大丈夫そうだな…ホレ」サッ

いろは「クス」ギュ

いろは「先輩のそれの方があざといですよ」

八幡「別に手をかしただけだろ」

八幡(先輩呼びか…懐かしいな)

8: 2015/11/09(月) 22:37:46.33
いろは「それじゃ、いってきます!あなた」

八幡「おう、いってらしゃい」

ちひろ「パパもいけたらよかったのに…」

八幡「ごめんなちひろ…今度遊園地連れていってあげるからな」

ちひろ「うん!絶対だからね♪」

いろは「ほんといい子ね~ちひろは」

八幡「ああ、俺みたいにひねくれなくてよかった」

いろは「そうですね」クス

八幡「おい…」

いろは「でも優しいところとか、あなたに似ている所もありますよ」

八幡「………」ポリポリ

いろは「あっ、そろそろいかないと」

八幡「気をつけていってこいよ」

いろは「ええ、あなた」チュ

八幡「んっ」チュ

ちひろ「ラブラブだー!」

八幡「何かあったらすぐ連絡しろよ」

いろは「わかりました」

ちひろ「ではでは~」ズビジ

八幡(かわいい…高校時代のいろはもあのポーズやっていたが、ちひろにはあざとさがないからな)

八幡「見送りもすんだし皿でも洗っとくか」








「………」


44: 2015/11/30(月) 22:49:19.58
幼稚園

モブ女「こんにちは比企谷さん」

いろは「こんにちは」

モブ女「あら今日はダンナ来てないの?」

いろは「今日、あの人は家で家事をしてますよ」

モブ女「そうなんだ残念…会いたかったな~」

いろは「ははは…」

いろは(この人悪い人じゃないけど、面食いなんですよね…)

モブ女「じゃあ、せめて結婚する前どんなデートしていたか教えてよ」

いろは「え~そんなの恥ずかしいですよ~」

モブ女「いいじゃん。別に恥ずかしがることないでしょ♪美男美女なんだからどこ行っても絵になるし」

いろは「…普通のデートと違うんですけど」

モブ女「むしろそっちの方がおもしろいわよ。あとで私と夫の話を聞かせてあげるから」

いろは「は、はあ…」

いろは(興味ないね byクラウド)

45: 2015/11/30(月) 22:50:01.75
八幡といろはが大学生のころ…
道端

いろは「せんぱーい!なんでデートで古本屋行ったんですか?普通じゃないですよ」

八幡「なにいってんだ?たくさん本があって退屈しないし、静かで居心地いいだろ」

いろは「たしかにそうですけど…あまりデートぽくないですよ」

八幡「俺は長年ボッチ生活が長かったからリア充の感性などわからん。そういうの学校で教わらないからな」

いろは「なにいってんですか。私みたいにかわいい後輩を恋人にしているんですよ!もうせんぱいもリア充の仲間入りじゃないですか!」

八幡「うっ、たしかにそうだな。すまん…失言だったわ」

いろは「そうですよ~私はせんぱいにファーストキスも処Oも捧げたんですよ///それでリア充じゃないとかいっていたら、誰かに殺されますよ」

46: 2015/11/30(月) 22:50:42.11
八幡「だよな。おまえみたいなかわいい女と恋人になっているのにそんなこといったら罰当たるよな」

いろは「かわいい///せんぱいも変わりましたよね…付き合い始めたころはもっとひねくれていたのに少し素直になったというか」

八幡「俺は自分に正直なんだよ。できればやりたくないと思うことはやりたくないっていうし、めんどくせえと思ったら、めんどくせえと口に出していう」

八幡「それにおまえと付き合ってから、あんなに好きとか言われ続けていたらマイナス思考も減るわ」

いろは「エヘヘ///」

八幡(くっ、ほんとかわいいなこいつ。素で喜んでいる時はあざとさがあまりないから余計かわいく見える)

八幡「それにおまえと付き合ってから目の腐り具合も減ってきたし、多少は自信も出てくるわ…」

八幡(ステルスヒッキーは失われたけど…)

47: 2015/11/30(月) 22:51:08.77
いろは「もっと自信持っていいですよ!せんぱいは頭いいですし、ルックスもほんとはいいんですから、それにいざとなったらとても頼りになりますし///」

八幡「ありがとな、いろは」

いろは「♪~」


「クソッ、イチャイチャしやがって…」
「リア充爆発しろ!」

「「………」」

八幡「と、とりあえずこの場所から離れるか…」

いろは「ですね///」


48: 2015/11/30(月) 22:52:07.78
いろは「やっぱり古本屋は一般的にデートで行く場所じゃないですよ」

八幡「でもなんだかんだいって結構楽しんでいただろうおまえ?」

いろは「それは認めます。せんぱい進められてちょっと読んでみたら、おもしろい本多かったですから」

八幡「偏見で決めつけないでとりあえず読んでから、その本がおもしろいかどうか判断するといいってわかったろ」

いろは「でも本ならせんぱいの家にもいっぱいあるじゃないですか?」

八幡「いや古本屋には絶版してる奴や普通の本屋には置いてないラノベもあるから、ゼロの使い魔とかいぬかみっとかいろいろな、それに家だと小町がいるからな」

いろは「小町ちゃん?」

八幡「…おまえと一緒の時、あいつニヤニヤしながら見てくるし、意味深なこといってくるし…」

いろは「意味深なこと?」

八幡「ゆうべはおたのしみでしたね」

49: 2015/11/30(月) 22:52:51.30
いろは「ふえ///」

八幡「全く小町の奴…有名ゲームの宿屋のおっさんみたいなこといいやがって…俺はあんな子に育てた覚えはないぞ」

いろは(せんぱいは小町ちゃんの親じゃないでしょ…)

八幡「それにいろはに俺の黒歴史を聞かせるから困る」

いろは「私は昔のせんぱいを知ることができてちょっとうれしいですけど」

八幡「勘弁してくれ…いくら恋人とはいえあんな恥ずかしい過去を知られたら引きこもりたくなる…」

いろは「そのときは私がお世話してあげますよ♪」

八幡「あざといあざとい」

いろは「え~今のグッときませんか?」

八幡「素だったらきたかもな」

いろは「むぅ~」プク~

八幡(だから、あざといてば)

50: 2015/11/30(月) 22:53:49.74
八幡「それに二人きりになるとおまえ迫ってくるじゃん」

いろは「だって~せんぱい二人きりになってもなかなか手を出してこないじゃないですかぁ」

八幡「そういわれてもな…二人きりになったとたん手を出すとかおサルさんそのものだろ。なんかそういえ節操ないというかまるで体目当てみたいで嫌だろ」

いろは「まあたしかに毎回しつこく求めてくるような男はあまり好きじゃないですね」

八幡「だろ…そういうのはほどほどにして別の事をしてる方が健全だろ」

いろは「ですけど…もっと求めて欲しいというか…ほんとは私に興味ないんじゃないかっと、たまに不安になるんですよ…」シュン

八幡「すまんな…プロボッチ人生が長かったから、どう言い出せばいいかわからねえんだよ。
ムードとかそういうのよくわからねえし…もし、いろはがやりたくない時に言って気分壊すようなことしたくなかったからな…」

51: 2015/11/30(月) 22:54:55.84
いろは「せんぱい…」

いろは(やっぱりせんぱいは優しいですね。自分の性欲満たすために女の子の都合考えないで強引にやろうとする人とは違いますね)

いろは「気を使ってくれるのはすごくうれしいのです…でも我慢できなくなったりとかしないんですか?」

八幡「まあ俺の理性の高さは半端ねえからな。ある人に理性の化物といわれたことさえある」

いろは「えー!そうなんですか!」

八幡「ああ」

いろは(考えてみたらそうですよね。私とせんぱいが恋人同士になる前、せんぱいと二人きりなること何度もあったのに特に何もされなかったし、
奉仕部でも結衣先輩や雪ノ下先輩と二人きりなる機会多かったはずなのにそれもなかった。
あんなすごい美少女2人相手でも何も起こらなかったんですから…)


52: 2015/11/30(月) 22:56:12.90
公園

「バーンナックル!」
「スクリューアッパー!」

八幡「………」

いろは「………」

いろは「ちょっとうるさくなってきましたね」

八幡「昼飯すませた主婦達が子供連れて公園にやってくる時間帯だしな」

いろは「せんぱーい!私も早く子供欲しいです!」

八幡「いやまだ俺ら学生だろ。そういうのはもっときちんと手順をふんでだな」

いろは「と、突然なにをいっているんですか!はっ、まさか遠まわしに結婚しようといっているんですね!きちんと籍を入れた後、私を身ごもらせるということですか!
ごめんなさい!かなりうれしいですけど、こんな真昼の公園ではムードがないので、もう1度別の場所でお願いします!」

八幡「……なにいってんだおまえ?」

八幡(何この子…俺の事好きすぎでしょ。いやまてこれは勘違い…ではないんだよな…かわいいろす)

53: 2015/11/30(月) 22:57:05.97
いろは「ところで昼御飯どこにしますか?サイゼはこの前行ったので別のとこがいいです」

八幡「んー、じゃあラーメン屋にすっか」

いろは「またですか。でもいいですよ私もせんぱいと付き合ってからラーメン好きになりましたし♪」

八幡「じゃあ行くか」

八幡(誘っといてなんだけどラーメンってカ口リー高いよな…なのになんでいろはは[ピザ]らないでスタイルいいままなんだろう…キャー不思議ミステリー!)

いろは(ラーメン屋なら誰かに会う可能性も見られる可能性も低くていいんですよね。後で大学の人とかにいろいろ聞かれませんからね)







55: 2015/11/30(月) 22:58:00.11
ラーメン屋

「へいおまち」

八幡「うまいな」

いろは「はい、おいしいです」

八幡「高校時代は思わなかったな…まさかいろはがラーメン好きになるとは」

いろは「ですよね、私もそう思います。
でもラーメン好きになったおかげでせんぱいと一緒にいる時間がもっと楽しくなりました」ギュ

八幡「ああ、もし旅行行くときがきたらラーメン屋巡りでもするか?」

いろは「はい!せんぱいと一緒ならどこでも行きますよ!」

八幡「いろは…」

静「おや、比企谷じゃないか。ひさしぶりだな!こんなところで会うとは!」

八幡「あっ、平塚先生」

いろは(ちっ!そういえばこの人は他の女達と違って、ここでもエンカウントするんでしたね…)

56: 2015/11/30(月) 22:58:35.51
静「一色もいたのか。ひさしぶりだな元気にしてたか?」

いろは「…お久しぶりです平塚先生」

静(…なんか少しとげがあるような気が?まあいいか)






57: 2015/11/30(月) 23:00:37.56
静「そういえばおまえら付き合っていたんだな。

八幡「ええ、まあ…」

いろは「当然ですよ♪」

静「意外と長く続いているんだな…比企谷のくせに生意気だ!!」

八幡(この人ジャイアンかよ…女なんだからせめて霧切さんみたく「比企谷くんくせに生意気よ…」っと、いえよ
あっ、この人には似合わねえな)

いろは「そうですよ!せんぱいと私は今でもラブラブなんですよ!あのころよりもっと!」ギュ

静「ひ、比企谷それは本当か…?」アセアセ

八幡「はい。先生に嘘つく必要ないでしょ?」

静「そ、そんなバカな…」

八幡(…ちょっと酒くせえー、この人こんな時間からどこかで飲んでいたんだな…)


58: 2015/11/30(月) 23:01:57.15
静「なぜだ…あのボッチだった比企谷がこんな彼女持ちのリア充になっているのになぜ私はいまだに結婚できないんだ!!!」ウガー

八幡「そ、そんなこといわれてもですね…」

八幡(この人また見合いに失敗したのか?誰か早くもらってやれよ!)

いろは「先生もそのうちいい人が見つかりますよ」

いろは(たぶん)

静「くっそー!!余裕こいていられるのも今のうちだぞ一色!!」

いろは「はっ?」イラッ

八幡(声低っ!?どうやったらこんな声出るんだよ!いろはす~!)

静「きっとひねくれた比企谷のことだからネチネチした嫌なプレイを一色にやっているんだろう!それに嫌気が差した一色が我慢できず別れ話を言い出すに決まっているんだ!!」

八幡(ひ、ひでえ…俺そんな鬼畜野郎だと思われていたのかよこの人に…俺は元無害なプロボッチのつもりだったのに…)シュン


59: 2015/11/30(月) 23:02:54.28
いろは「何いってるんですか?せんぱいはそんなことしてきませんよ」

静「なにっ!?そんなはずが…」

いろは「せんぱいは私の気持ちを第一に考えて、私の嫌がるようなこと一切してきません。それにとっても気持ちよくしてくれるんですよ///」ポッ

静「なんだ…と」

「…」ニヤニヤ

八幡「いろは…ここでそんな話するのやめて…お願いだから…」

八幡(恥ずかしいよぉ~八幡お外歩けなくなっちゃうのぅぅぅぅ~)

八幡(店長もニヤニヤしてこっち見んな!)

いろは「あの高い観察眼で私がどこが一番感じやすいかどこが弱点なのか見抜くのですよ!それを正確に突いて私にすごい快感を与えてくれるのです」フフン

静「か、快感だと…」

八幡「もうやめて!!八幡のライフは0よ!!」

60: 2015/11/30(月) 23:04:29.20
いろは「はい!せんぱいと私は体の相性も最高です!それにせんぱいのはご立派ですし!」

静「なっ!?」

八幡「突然何を言い出すんだおまえ!!」

いろは「この前、海老名先輩に日本人男性の男の人のアレの平均サイズを聞いたんですけど…」

八幡(あの腐女子…俺のいろはに何吹き込んでやがるんだ!)

いろは「せんぱいのはすごく大きかったんですから!!」ドヤッ

静「クッ…」

八幡(そうだったのか…他の奴の大きさなんて知らなかったからな…そんなもんネット調べたらまるで俺がゲイみたいでなんか嫌だったし…)

いろは「だから私とせんぱいは超ラブラブなんです!別れるなんてありえませんから!」

静「う、うわあああああーーーん!!!!なんだよ!こっちはまた見合いで失敗して傷心中だというのにイチャイチャしやがってぇぇぇ!!見せつけてるのか!!!もうおうちにかえるぅぅぅぅぅ!!!」ダダダ


61: 2015/11/30(月) 23:05:20.23
八幡「おい、泣いて帰っていったぞあの人…」

八幡(ほんと誰かもらってやってくれ…俺はもう無理だから)

いろは「ふん!私の愛するせんぱいをバカするからいけないんですよ!」

八幡「…とりあえず、もう食い終わったから帰るぞ。さすがにこれ以上は…」

「………」

いろは「あ///そ、そうですね…早く行きましょうか」

いろは(わ、私たら…なんて恥ずかしいことを///)

「まいど~」

62: 2015/11/30(月) 23:05:59.56
いろは「せんぱーい!私行きたいとこあるんですけど…」

八幡「いまからか、一体どこだ?」

いろは「大丈夫ですよ~そんなに遠くないので」

63: 2015/11/30(月) 23:06:40.17
ラブホ

八幡「行きたかったとこってここかよ…」

いろは「いいじゃないですか♪ちょうど食後の運動になりますよ!」

八幡「だけどな…」

いろは「せんぱい…」

八幡「んっ」

いろは「どうしてもダメですか」キラキラ

八幡「!?」

八幡(そんな顔で見つめてくるなよ///断りきれねえじゃねえか…)

八幡「………ダメじゃない」

いろは「やったー!!じゃあさっさと入りましょう!」ルンルン

八幡「おい、そんなに引っ張るなよ。ちゃんと行くから」

八幡(正直さっきのかなりグッときました…)

64: 2015/11/30(月) 23:11:42.97
事後

いろは「せんぱーい大好きです」チュ

八幡「俺もだ。…だけど」

いろは「?」

八幡「最後俺が抜く前にお前が大好きホールドしたから、おもいっきり中に出しちまったじゃねえか…」

いろは「せんぱいのが欲しくてつい」テヘペロ

八幡「おまえがどうしても生でしたいというからタンスのあれをつけないでやったのに」

いろは「せんぱいは気持ちよくなかったんですか?」

八幡「いや、すごくよかった…でもどうするんだ?もしできていたら」

いろは「できてもかまいません。せんぱいと私の子なんですから、それにもうできていたら私の事守ってくれるんですよね?」

八幡「あたりまえだろ」

いろは「クスッ、なら問題ないじゃないですか」

八幡「…ったく、近いうち病院行くぞ」ボリボリ

八幡「もし妊娠していたら体に負担かけない生活しないといけないからな」

いろは「はい♪もし私が妊娠していたら…」

いろは「責任とってくださいね♪」

八幡「ああ、もちろんだ」

132: 2016/03/31(木) 21:43:40.16
いろは「っていうことがあったんですよ」

モブ女「いいねェ~いいねェ~さいこォーだねェェェェェェェ!!!」

いろは(どこの一方通行さんですかあなたは…それにしてもついしゃべりすぎました…///)

モブ女「それにしてもそうか~比企谷さんのダンナさんそんなにうまいんだ!いいな~ねえ比企谷さんちょっと一回でいいからあなたのダンナ私にも…」

いろは「ダメです!!!絶対ダメです!!!そんなの許しません!!!」くわっ

モブ女「ちょ、そそんなムキにならないでよ…じょ、冗談だよ!ほんの冗談…」

いろは(絶対半分くらい本気でしたよね…この人)

モブ女「あっ、それにあれ見て!」

いろは「ごまかさないでください」

モブ女「舞ちゃんに変な男の子が近づいているよ」

いろは「え…ほんとだ…なんですか!あの銀髪のガラの悪いとガキは!」

モブ女「ひ、比企谷さん」

モブ女(なにこのこ…もしかして口悪い…)

いろは「うう…心配です…私のかわいい舞ちゃんがなにかされないでしょうか…」オロオロ

園長「大丈夫ですよ」

いろは「えっ?」

園長「うちの保育園ではイジメはありませんから」

いろは「……そうですか」

いろは(今の世の中そんなこと簡単にうのみにできませんよ…)

園長「まあ見ていればわかりますよ」


133: 2016/03/31(木) 21:49:49.68
ロッ○「遊ぼうか?」

舞「え…」

友「なにあんた?舞ちゃんに近寄らないでくれる?」

ロッ○「そうか…いやか」

舞「…」

友「…」

ロッ○「じゃあ舞ちゃんだけ遊ぼうか?」

舞「いや」

ロッ○「………うう…」

ヤ○○「泣くなよロッ○」

ロッ○「泣いてねえよ!!」



園長「ほ、ほら!だからいったでしょイジメはないって!」

モブ女「おかしな子はいるけどね」

いろは「そうですね」チラッ




Aの母「………」ジー

A「ワイワイガヤガヤ」

B「ワーワー」

C「ワーワー」

Aの母「………」ジー

A「暗殺教室おもしれえ」

友男「!?」

友男2「おい、うしろ」

A母「………」ジー

A男「か、母さん…」

A母「気づけよ親不孝者…」ポイ


ガチャポンの景品


A男「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!!!!!!!!」





いろは(なんですか…あの親子)



134: 2016/03/31(木) 21:52:29.73
ブルンブルン!



あーしさん娘「バイクの音うっさい…」

あーしさん「マジうっせーし…」






二児のパパ「………」キキイ

保育士「やっぱりきたねぇ~」

二児のパパ「子供達を迎えにきた」

保育士「このひとはねえぇ~僕たちの兄さんだ…」

保育士「でもねえ~」

ジャキン

保育士「残念だけど、裏切り者なんだよ…」






折本「なにあの保育士!マジうける~!」

いろは「あ、折本さん」

折本「あ、いろはちゃんおひさ~モブ女も」

いろは「どうもです~」

モブ女「熱暴走って知ってるか?」

901: 2018/03/20(火) 22:19:45.41
「あなたが比企谷八幡かしら?」

八幡「………どなたですか?」

八幡(なんかどこかで見たことあるような…まな板のような胸の感じとか…)

かなりの美少女だが今の八幡には艶のある黒髪でセミロングで16~17歳くらいの少女は知り合いにいない
誰かに似てるとどこかひっかかる

「何をジロジロ見てるのかしら…通報するわよ」

八幡「ちょ、やめてくれ!俺には可愛い嫁と子供と妹と天使が!」

「じゃあ質問に答えなさい」

八幡「ああ、そうだよ俺が比企谷八幡だ」

「………そう……やっぱりそうなのね」

八幡「な、なんすか…」

(¨こっち¨のは目が腐ったような目をしてないのね)

「それなら私と猫カフェに行きなさい」

八幡「はあ?」

八幡(何いってんだ…こいつ?なんで俺が初めて会った奴と猫カフェに行かないといけないの?)

八幡(それに誰かに見られたら浮気とか援助交際と思われるかもしれねえだろ)

八幡(冗談じゃねえ!せっかくの有休無駄にできるか)

八幡「ことわ…」

「もし断ったらあなたの黒歴史や絶対許さないノートを誰かに話すわよ」

八幡「なん…だ……と……」

八幡(なんでこいつそれ知ってんの?黒歴史はともかく絶対許さないノートの存在は小町しか知らないはずなのに…)

八幡「何が目的だ…」

「安心してたった1~2時間付き合ってもらうだけだから、それ以上は何も要求しないわ」

八幡「………」

「疑い深いのね…」

「…そこは同じなのね」ボソッ

八幡「なにがだ?」

「べつにたいしたことじゃないわ」

八幡(こいつが約束守るとは限らないが…下手に逆らうのはやめた方がいいか)

八幡「わかった…付き合ってやるよ。たがなんでそんなに俺と行きたがるんだ?」

「それは…最後に教えるわ」

八幡「とりあえず戸塚に電話していいか?誰かに見られた時証明してくれる奴が欲しいからな」

「いいわよ。それがすんだら早く行きましょう」

八幡「すぐかよ」

「あなたには悪いけど拒否権はないわ。さあ早く」

「お、おい…」


902: 2018/03/20(火) 22:20:18.21
八幡「なあ」

「なに?」

八幡「おまえの名前なんていうんだ」

雪菜「雪菜よ。だからおまえと呼ぶのやめなさい
  私も八幡って呼ぶから」

八幡「今日初めて会った奴を下の名で呼ぶのは元ボッチにはちょっと難易度高いんだが…」

雪菜「ウザッ…」

八幡「えっ、俺が悪いの?」

雪菜「とにかくちゃんと名前で呼びなさい。いいわね」

八幡「ああ」


903: 2018/03/20(火) 22:20:47.20
雪菜「ちょっと自販機で飲み物買ってくるわ。ちょっと待ってなさい」

八幡「あいよ」

雪菜「はい」つマックスコーヒー

八幡「俺にも買ってきてくれたのか?」

雪菜「私の都合に付き合わせてもらっているからこれくらいはね」

八幡「いやそれくらい悪いから払う。俺は施しをもらおうとは思ってない」

雪菜「そんなの気にしないでいいからさっさと飲みなさい。いつまでたっても私が飲めないじゃない」

八幡「!?おまえもマックスコーヒー選んだのか」

雪菜「当然よ。これは私にとって回復アイテムそのもの!これがあるから1日がんばれるのよ」

八幡(こいつ生意気な奴だと思ったけどいいとこもあるんだな…マックスコーヒー好きな奴に悪い奴はいねえ)

八幡(それになんだかんだで俺にも奢ろうとしてくれたしな)

八幡「わかった。ありがたく飲ませてもらう」



八幡(マックスコーヒーを一緒に飲み干してなんだか少し仲良くなった気がする…さすがだぜマックスコーヒー)


904: 2018/03/20(火) 22:23:09.30
八幡(とりあえずなんとなく悪い奴じゃないことはわかった…目的は不明だが)

雪菜「ついたわ」

八幡「結構大きいな」

雪菜「当然よ結構有名な所だから」

八幡(クールを装っているがすげえーうれしそう。ほんと猫好きなんだな)





「ニャー」
「ニャー」
「ニャー」

雪菜「ここは天国ね…」

八幡(表情緩みまくりすぎだろ…たしかに癒されるけどよ)

八幡「俺トイレいってくるわ」

雪菜「いっトイレ」






八幡「さて戻るか…んっ」

チャラ男1「俺達と一緒に遊ぼうぜ」

チャラ男2「一人ぼっちは寂しいもんな」

八幡(こんな所でナンパか…まあ見た目かなりの美人だからされてもおかしくないけど)

雪菜「………」

八幡(相当苛立ってんな罵倒したいのをかろうじて我慢しているといったところか)

八幡(しかたねえ…いざこざがおこる前に止めとくか)

八幡「わりぃ、ちょっと待たせちまったな。次はスコッティシュホールドでも触りに行こうぜ」

雪菜「八幡」

チャラ男2「なんだよ彼氏持ちかよ」

チャラ男1「リア充爆発しろ!」

雪菜「………ありがとう」ギュ

八幡「お、おう…」

八幡(まさか感謝の言葉もらえるとは思わなかった。高校時代の俺だったら絶対キョドっていたわ)

雪菜「本当はあんなチャラ男達を即罵倒したかったのだけれど…でもそれをやると状況悪くなることも理解していて…
  どうすればいいのか葛藤していたのほんと助かったわ」

八幡「そうかそれはよかった」

八幡「それより目当てのネコが他の客にとられるぞ。いくぞ雪菜」

雪菜「!?…ええ」
雪菜「やっと名前を呼んでくれた」

八幡「なんだ急に機嫌よくなったな。ほんと猫好きなんだな」

八幡はさっきの奴らみたいなのが聞き耳たてて自分達がカップルじゃないと気づかれないようにするため名前呼びしてカモフラージュしていただけだが
雪菜は名前を呼ばれてうれしそうだった




905: 2018/03/20(火) 22:23:38.83
道端

八幡「満足したか」

雪菜「ええ、とっても」

八幡(初めて会った時は大人びた雰囲気だったが今は嘘みたいに無邪気な笑顔浮かべてんな)

雪菜「約束通りあなたの恥ずかしい過去は黙っているわ。そして私が何者なのか、なぜデートのようなことをしたか教えるわ」

八幡「本当か」

雪菜「ええもちろん。ただ他の人には聞かれたくないから人気のない公園辺りで話しましょう」






公園


雪菜「いいところね」

八幡「だろ?しかもマックスコーヒーの自販機もあるし、ボッチにはとても居心地がいい」

雪菜「今から話すことは全て本当よ。まあとても簡単には信じられないような内容だけれど…」

雪菜「なぜ他の人が知らないようなこと…あなたの秘密を知っているのか
  なぜ私がある人物に似ているのか、ある意味納得できるかもね」

雪菜「私は比企谷雪菜…」

八幡「………えっ?」



雪菜「雪ノ下雪乃の一人娘よ」

八幡「なっ!?」


八幡(こいつが雪ノ下の……娘?)

八幡(いやいや!たしかに色々と似ている部分多いけど…)

八幡(顔立ちや口調や猫好きとか………体のある部分とか)

八幡(でもさっき比企谷って………どういうことなの?)

八幡(名前はともかくたしかに雪ノ下の娘といわれても納得………)






八幡(そんなわけあるかあああ!!!)

八幡(あいつまだニ十代後半だぞ!どうやったらこんなでかい子ができるんだよ!)

八幡(中学なる前に出産なんてありえねえだろ!)


906: 2018/03/20(火) 22:24:27.93
雪菜「その顔は全く信じてないということね。無理もないけど…」

八幡「当たり前だ。ほんとは雪ノ下のイトコかなんかで俺をからかいに来たとかそんなところだろ」

雪菜「それは違うわ。私は未来から来た雪乃の娘だから」

八幡「中二病…?」

雪菜「断じて違うわ!私をそんな残念そうな目で見ないで!」

八幡「いやいくらなんでもそれはないだろ…嘘つくならもっとマシな」

雪菜「そうよね…こんな世迷い言いきなり信じろというのは無理な話よね…もし私が逆の立場だったら可哀想なひとを見る目で見ていたでしょうし」

八幡(そんな悲しげな表情されるとなんだか罪悪感出るんだけど…あいつによく似た顔でされるとなおさら…)

八幡「それでまだ話の続きがあんだろ?聞かせろよ」

雪菜「………今の話信じるの」

八幡「正直まだ半信半疑なんだが…あまりにも雪ノ下と共通点多すぎだしな…それに嘘ついているように見えねえし
  あいつ嘘とか嫌いだったし」

雪菜「たいした観察眼ね。さすが八幡、私の父親ね」

八幡(いまなんつった………父親だ…と……俺が…?そんなのありえねえだろ!)

八幡「何をいっている………俺が…父親」

雪菜「ええそうよ八幡。私はあなたと雪乃の子なのよ」

八幡(はあ!?はああああああ!!俺と雪ノ下の子供だあ!?)

八幡(たしかにマックスコーヒー好きはとても他人に思えなかったが…それに俺と小町と同じアホ毛たしかに似てるが)

八幡(じゃあ比企谷雪菜という名前も俺と雪ノ下が結婚したというのか………全く想像できねえが)

八幡(それに俺はいろはと結婚して夫婦仲良好だし…そうなるはずが
わけがわからないよ)






雪菜「…悩む必要はないわ…もうその未来は訪れないから」

八幡「…どういう意味だ」

雪菜「なくなったの…あなたのせいでね」


八幡「っ」

八幡「…俺が」

雪菜「そうよ…もっと詳しく言えばあなたと一色いろはのせい」

八幡「なに!いろはも」

八幡(俺はともかくなんでいろはもなんだ?あいつと雪ノ下は一度もケンカしたことがない
  今も交流を続けるくらい親しいんだぞ)


907: 2018/03/20(火) 22:25:47.78
雪菜「お父さんとお母さんが結ばれるにはあの卒業式の告白を了承すること…あるいは逆に告白すること」

八幡(あのときか…そのころまだ自分の本当の気持ちがどうか…はっきりわからなくて
  そんな曖昧な気持ちで雪ノ下や由比ヶ浜と付き合うのはあいつらに失礼だと思って告白を受け取らなかったんだが…)

雪菜「複雑そうな顔してるけど、これはまだいいのよチャンスはいくらでもあったから…もう一つの条件さえ満たしていればね」

八幡「そうなのか?」

八幡(意外だったな)

雪菜「八幡がお母さんと同じ大学に進学すること」

八幡「!?」

雪菜「さっきいったよね卒業式で告白を受け取らなくてもチャンスはいくらでもあるって
それは同じ大学に進学していれば会う機会はいくらでもあるもの
実際私も大学二年生の時付き合い始めたと聞かされていたから」

八幡(あの冷静だった雪菜が取り乱し涙をポロポロと流す姿を見て俺は胸が締め付けられるような心の痛みを感じずにいられなかった)

雪菜「なんで…なんでなの…お母さんの事を理解してくれる男性はあなたしかいなかったのに!
  やっと…やっとお母さんは自分の事を理解してくれる人と巡り会えたのに


八幡「雪菜…」

雪菜「どうしてよ…どうしてあなたは一色いろはを選んだの…お母さんにはあなたしかいなかったのに…なんでなの」

八幡(何も言い返す事ができなかった…慰めの言葉をかけても雪菜の状況は変わらない…むしろ傷つけてしまうだろう
  両腕を強く握りしめられ相当痛いが抵抗せず受けいれた)

八幡(次第に雪菜の体が蜃気楼のようにぼやけ始めた…それに気づいた雪菜は)

雪菜「…ここまでのようね」

八幡(予測がついていたのか深い溜め息を吐き…俺からゆっくり離れた)

八幡「雪菜」

908: 2018/03/20(火) 22:28:29.90
雪菜「時間がなくなる前に一つ言っておくわ」

雪菜「歴史は、選択と分岐で成り立っている。自分で選びとったものが、新たな世界をつくり、新たな未来を生み出して行く。」

八幡「………」

雪菜「だが、何かを選びとるということは、同時に選ばれなかった他の未来を頃してしまう、ということでもあるのよ」

八幡「っ!?」

雪菜「八幡あなたの選んだ道によって生まれた命もあるけど…失われた命もいくつもあるのよ
  私や他の子達のように…」

八幡(自分の存在が失われるんだ…許されなくても睨まれても仕方がない
  別の未来とはいえ自分の娘にそうされるのは辛いものだな…)ズキッ

八幡「雪菜…俺は」

雪菜「今度、来るのはあなたと誰の子でしょうね」

八幡「………」

雪菜「だけれど…」

雪菜「あなたといた時間…楽しかったわ」

八幡(雪菜は最後にその言葉を残し、ふっと消えた)

八幡(俺はしばらくこの場を離れられなかった…)


910: 2018/03/20(火) 22:36:41.94
自宅

八幡「………」

八幡(雪菜が言い残した言葉が頭から離れない…)

八幡(どうすることもできねえだろこれは…)

八幡(俺でこれなら葉山とかどうなんだ)

八幡(葉山も三浦選ばないで別の奴と結婚して、仮に三浦と結婚していても他の奴の…)

八幡(葉山みたいなリア充とか関係なく一般市民で結婚する奴の誰にでもあてはまることだろ)


911: 2018/03/20(火) 22:39:31.58

いろは「ただいま~」

八幡「………ああ」

いろは「あなたどうしたんですか!?顔色悪いですよ!」

八幡「ああ、いろいろあってな」

八幡(あんなことあって気にしないでいるなんて俺には無理だ)

いろは「…何があったかはわかりませんけど私はあなたのずっと側にいますからね
1人で抱え込まないでください」ギュ

八幡「ありがとう…いろは」

八幡(俺なんかにはもったいないくらいいい女だよ…おまえは)

いろは「今日いいことあったんですよ。それを聞けばあなたも元気になりますよ」

八幡「そうなのか」

いろは「最近体調悪かったじゃないですか…もしかしてと思って産婦人科言ったらおめでただったんですよ」

八幡「おめでた…まさか」

い「そう私とあなたの子供ですよ」

八幡「ほんとか!?二人目ができたのか」

いろは「はい!今の所順調だそうですよ…はわっ!あなた急に抱きついてきて」

八幡「よかった…ほんとによかった」ポロポロ

いろは「泣いているんですか?」

八幡(俺には誰かの運命を救う力などない…)

八幡(だから俺はいろはと舞を…これから生まれてくる子供をめいいっぱい愛し、一生幸せにできるよう全力を尽くす!)


914: 2018/03/20(火) 22:45:25.85


1ヶ月後

八幡(家の近くで誰かを探しているメロンのような胸をした少女がいた)

八幡(俺に気づくとそっと近づいて来て何か言いたそうにしている)

八幡(きっとこいつも…)


おわり




このSSを書いたきっかけは昔クロノクロスを再びプレイしてミゲルさんの名セリフ「歴史は、選択と分岐で成り立っている。自分で選びとったものが、新たな世界をつくり、新たな未来を生み出して行く。だが、何かを選びとるということは、同時に選ばれなかった他の未来を頃してしまう、ということでもあるんだよ」をひさしぶりに見てネタを思いついたから
この八幡は高校卒業後、私立大学に進学して、いろはが八幡の後を追って同じ大学に入学してその後結ばれて…何年かたってからの話

915: 2018/03/20(火) 22:46:14.95

引用元: 八幡「俺も保育参観に行く!」いろは「絶対ダメです!」