1: 2013/02/07(木) 22:13:20.35
――――――
凛「―――と……いうわけなんです……」
真「ああ……確かにそれは……ちょっと……やりすぎたかもね……」
凛「ですよね……。はあ……」
真「めずらしいね。凛まで一緒になって、プロデューサーに攻撃なんて」
凛「……なんでだろ……最近、疲れてて……関係ないか……かっとなって……うーん……。わからないです」
真「あはは……。でもそういう話をしてくるってことは、凛も悪いって思ってるんだろ? そして仲直りしたいと」
凛「はい……お互いなんとなく、よそよそしい感じになっちゃったし」
真「んー、そうだなー……。まあ、謝るしかないかな」
凛「ですよね……」
凛「―――と……いうわけなんです……」
真「ああ……確かにそれは……ちょっと……やりすぎたかもね……」
凛「ですよね……。はあ……」
真「めずらしいね。凛まで一緒になって、プロデューサーに攻撃なんて」
凛「……なんでだろ……最近、疲れてて……関係ないか……かっとなって……うーん……。わからないです」
真「あはは……。でもそういう話をしてくるってことは、凛も悪いって思ってるんだろ? そして仲直りしたいと」
凛「はい……お互いなんとなく、よそよそしい感じになっちゃったし」
真「んー、そうだなー……。まあ、謝るしかないかな」
凛「ですよね……」
2: 2013/02/07(木) 22:14:12.10
真「でも、それ以外にもなにか欲しいかな。ただ謝っただけじゃあ、プロデューサー、まだ凛が怒ってるって思うかも……。プレゼントでもしてあげるとか、どうかな?」
凛「プレゼント……ですか」
真「うん。なににするか、とかは自分で考えてみた方がいいかもね。まあ、他の人に相談してみてからでもいいし。」
凛「なるほど……プレゼント……。わかりました。ありがとうございます、真さん」
真「へへっ。気にしなくていいよ」
真「じゃあ……あとはレッスンで思いっきり体を動かして、悩みごとは吹き飛ばしちゃおう! 頭もすっきりして、いいアイデアが浮かぶかもしれないしね!」
凛「……はい! そうですね」
真「今度の新曲はダンスが激しいからね! しっかり練習しよう、凛!」
凛「がんばります!」
凛(よし……がんばる……ダンスレッスンも……プロデューサーのことも……!)
凛「プレゼント……ですか」
真「うん。なににするか、とかは自分で考えてみた方がいいかもね。まあ、他の人に相談してみてからでもいいし。」
凛「なるほど……プレゼント……。わかりました。ありがとうございます、真さん」
真「へへっ。気にしなくていいよ」
真「じゃあ……あとはレッスンで思いっきり体を動かして、悩みごとは吹き飛ばしちゃおう! 頭もすっきりして、いいアイデアが浮かぶかもしれないしね!」
凛「……はい! そうですね」
真「今度の新曲はダンスが激しいからね! しっかり練習しよう、凛!」
凛「がんばります!」
凛(よし……がんばる……ダンスレッスンも……プロデューサーのことも……!)
3: 2013/02/07(木) 22:14:58.77
――――――
真「……大丈夫? 凛……」
凛「……だ……大丈夫……です……ちょっと……つ……疲れた……だけ……」フラフラ
真「ちょっとどころじゃないよ……。ごめん凛。ちょっと飛ばし過ぎたね。僕も久しぶりにマスタートレーナーさんのレッスンだったから、テンションあがっちゃって……」
凛「気にしないで……ください……はあ……はあ……」
凛「……でも……なんだかすっきりしましたし……冷静に考えることができました……ありがとうございます」
真「本当?」
凛「はい……。今度プロデューサーにあったら、素直に謝ろうと思います」
真「そうそう。素直になった方がいいって―――」
ガチャ
雪歩「おつかれさまですー」
真「……大丈夫? 凛……」
凛「……だ……大丈夫……です……ちょっと……つ……疲れた……だけ……」フラフラ
真「ちょっとどころじゃないよ……。ごめん凛。ちょっと飛ばし過ぎたね。僕も久しぶりにマスタートレーナーさんのレッスンだったから、テンションあがっちゃって……」
凛「気にしないで……ください……はあ……はあ……」
凛「……でも……なんだかすっきりしましたし……冷静に考えることができました……ありがとうございます」
真「本当?」
凛「はい……。今度プロデューサーにあったら、素直に謝ろうと思います」
真「そうそう。素直になった方がいいって―――」
ガチャ
雪歩「おつかれさまですー」
4: 2013/02/07(木) 22:17:25.87
真「あ、雪歩」
凛「おつかれさまです。雪歩さん」
雪歩「あ、真ちゃん。凛ちゃんも……大丈夫? 凛ちゃん顔色が……」
凛「……ちょっと、疲れただけです」
真「はは……」
雪歩「?」
雪歩「プロデューサーに、お詫びのプレゼント?」
凛「はい。何がいいか迷ってるところで……」
真「雪歩だったら何を送る?」
雪歩「私は……そうだなあ……。やっぱりお茶、かな。私が煎れたお茶、プロデューサーいつも喜んで飲んでくれるし。えへへ……」
真「雪歩らしいね。得意分野でもあるし。凛もそういう方向でいったらどうかな? 何か得意なものとか……」
雪歩「前に凛ちゃんが煎れてくれたお茶、すごくおいしかったよ?」
凛「おつかれさまです。雪歩さん」
雪歩「あ、真ちゃん。凛ちゃんも……大丈夫? 凛ちゃん顔色が……」
凛「……ちょっと、疲れただけです」
真「はは……」
雪歩「?」
雪歩「プロデューサーに、お詫びのプレゼント?」
凛「はい。何がいいか迷ってるところで……」
真「雪歩だったら何を送る?」
雪歩「私は……そうだなあ……。やっぱりお茶、かな。私が煎れたお茶、プロデューサーいつも喜んで飲んでくれるし。えへへ……」
真「雪歩らしいね。得意分野でもあるし。凛もそういう方向でいったらどうかな? 何か得意なものとか……」
雪歩「前に凛ちゃんが煎れてくれたお茶、すごくおいしかったよ?」
5: 2013/02/07(木) 22:18:26.19
真「え、凛もお茶詳しいの?」
凛「詳しいってほどじゃないです。前に雪歩さんにお茶の煎れ方を教えてもらったので」
雪歩「凛ちゃんすごいんだよ。独学って言ってたけど、私が教えることはほとんど無くて……たくさん勉強してきたんだなって」
凛「はい、とにかく……最低限は知っておこうと思って」
真「やるなあ。そういえば春香にもクッキーの作り方、習ってなかった?」
凛「はい。春香さんのクッキー、真似してみたくて」
雪歩「へえ……」
真「大変だ雪歩……みんなの知識と技術を吸収して、パーフェクトな女子が完成するよ……」
雪歩「おそろしいね……私たち、とんでもない女子力の持ち主の先輩なんだね……」
凛「や、やめてください!」
真「あはは。冗談だよ」
雪歩「ごめんね凛ちゃん」
凛「もう……。私はまだまだ先輩たちにはかないません。もっと勉強することもありますから」
凛「詳しいってほどじゃないです。前に雪歩さんにお茶の煎れ方を教えてもらったので」
雪歩「凛ちゃんすごいんだよ。独学って言ってたけど、私が教えることはほとんど無くて……たくさん勉強してきたんだなって」
凛「はい、とにかく……最低限は知っておこうと思って」
真「やるなあ。そういえば春香にもクッキーの作り方、習ってなかった?」
凛「はい。春香さんのクッキー、真似してみたくて」
雪歩「へえ……」
真「大変だ雪歩……みんなの知識と技術を吸収して、パーフェクトな女子が完成するよ……」
雪歩「おそろしいね……私たち、とんでもない女子力の持ち主の先輩なんだね……」
凛「や、やめてください!」
真「あはは。冗談だよ」
雪歩「ごめんね凛ちゃん」
凛「もう……。私はまだまだ先輩たちにはかないません。もっと勉強することもありますから」
6: 2013/02/07(木) 22:20:34.74
真「ごめんごめん。……あ。で、何の話だっけ?」
雪歩「プレゼントだよ。真ちゃん」
真「ああ、そうだった。……うーん……でもなあ……悩みすぎだと思うけどなあ……」
雪歩「んー……。あ、そうだ!」
凛「?」
雪歩「私と真ちゃんで、それとなく聞いてみたらどうかな。今、欲しいものはないか、とか……」
真「いいね雪歩! それでいこう!」
凛「えっ……いいんですか?」
真「もちろん。まかせておいてよ」
雪歩「まっててね? 凛ちゃん」
バタン
凛「あ……いっちゃった」
凛「……」
雪歩「プレゼントだよ。真ちゃん」
真「ああ、そうだった。……うーん……でもなあ……悩みすぎだと思うけどなあ……」
雪歩「んー……。あ、そうだ!」
凛「?」
雪歩「私と真ちゃんで、それとなく聞いてみたらどうかな。今、欲しいものはないか、とか……」
真「いいね雪歩! それでいこう!」
凛「えっ……いいんですか?」
真「もちろん。まかせておいてよ」
雪歩「まっててね? 凛ちゃん」
バタン
凛「あ……いっちゃった」
凛「……」
8: 2013/02/07(木) 22:23:23.41
凛(先輩たちを巻き込んで……なんだか大事になっちゃったな)
凛(今度は先輩たちにもお礼しないと……申しわけない)
(そこまで気をつかわなくともよいのです。先に立つ者は、後を歩く者たちを、正しく導かなければならないのですから)
凛(でも……)
(少なくとも、わたくしは迷惑と感じたことはありませんよ?)
凛(貴音さん……)
凛(……ん?)
凛(今度は先輩たちにもお礼しないと……申しわけない)
(そこまで気をつかわなくともよいのです。先に立つ者は、後を歩く者たちを、正しく導かなければならないのですから)
凛(でも……)
(少なくとも、わたくしは迷惑と感じたことはありませんよ?)
凛(貴音さん……)
凛(……ん?)
9: 2013/02/07(木) 22:25:46.18
凛「……」
貴音「……」ジー
凛「……うわっ!? た、貴音さんいつのまに!?」
貴音「おや。驚かしてしまったようですね。失礼いたしました」
凛「だ……大丈夫……ですけど……貴音さん、さっき頭の中に……」
貴音「……?」キョトン
凛「……いえ。なんでもないです」
貴音「……」ジー
凛「……うわっ!? た、貴音さんいつのまに!?」
貴音「おや。驚かしてしまったようですね。失礼いたしました」
凛「だ……大丈夫……ですけど……貴音さん、さっき頭の中に……」
貴音「……?」キョトン
凛「……いえ。なんでもないです」
10: 2013/02/07(木) 22:29:29.60
――――――
貴音「……あの方とは、仲直りできたのですか?」
凛「いえ……」
貴音「謝罪はしたのですか?」
凛「……それもまだ」
貴音「……凛もなかなか、素直になれない性格のようですね」
凛「う……」
貴音「いえ、気にせずともよいのです。それはけして短所などではありません。むしろ長所。凛の持つ魅力なのです」
凛「み、魅力って……それは言いすぎです」
貴音「言いすぎなものですか。好いた相手に強く当たってしまう。しかし内に秘めているものは、素直になりたい乙女の恋心。その思い悩む姿は、充分に魅力的と言えるでしょう」
凛「……そうでしょうか……」
貴音「ええ」
貴音「……あの方とは、仲直りできたのですか?」
凛「いえ……」
貴音「謝罪はしたのですか?」
凛「……それもまだ」
貴音「……凛もなかなか、素直になれない性格のようですね」
凛「う……」
貴音「いえ、気にせずともよいのです。それはけして短所などではありません。むしろ長所。凛の持つ魅力なのです」
凛「み、魅力って……それは言いすぎです」
貴音「言いすぎなものですか。好いた相手に強く当たってしまう。しかし内に秘めているものは、素直になりたい乙女の恋心。その思い悩む姿は、充分に魅力的と言えるでしょう」
凛「……そうでしょうか……」
貴音「ええ」
11: 2013/02/07(木) 22:31:47.91
凛「……」
凛「……って、好いた相手っ!? ち、違います! プロデューサーはそんなのじゃなくて!」
貴音「はて。わたくしは例え話をしただけですが。凛とプロデューサーなどとは一言も言っておりませんよ?」
凛「」
貴音「凛もまだまだ精進がたまりませんね。ふふっ」
凛「うう……」
貴音「……おや? 戻ってきたようですよ?」
真「ただいまー。……あれ、貴音?」
雪歩「四条さんも、凛ちゃんにアドバイスを?」
貴音「ええ。凛の、切ない心の内を知りたいと思いまして」
凛「貴音さん!? そんな話してない!!」
凛「……って、好いた相手っ!? ち、違います! プロデューサーはそんなのじゃなくて!」
貴音「はて。わたくしは例え話をしただけですが。凛とプロデューサーなどとは一言も言っておりませんよ?」
凛「」
貴音「凛もまだまだ精進がたまりませんね。ふふっ」
凛「うう……」
貴音「……おや? 戻ってきたようですよ?」
真「ただいまー。……あれ、貴音?」
雪歩「四条さんも、凛ちゃんにアドバイスを?」
貴音「ええ。凛の、切ない心の内を知りたいと思いまして」
凛「貴音さん!? そんな話してない!!」
13: 2013/02/07(木) 22:34:42.85
真「……へえー。なんだか面白そうな話、してたんだね?」
雪歩「気になるなあ……。私も混ぜてもらっていいですか?」
貴音「ええ、もちろんですよ。わたくしたち三人で、凛の力になってあげようではありませんか」
凛「み……みなさん目がこわいです……」
雪歩「大丈夫……なにもこわいことなんてないよ」
真「ちょーっと、くわしい話が聞きたいなーってだけさ」
貴音「さあ。観念するのです、凛」
凛「う……うう……」
凛(さ……逆らえない……この三人には……特に、貴音さん……うう……)
「んー……うるさいの……」ムクッ
「「「え」」」
雪歩「気になるなあ……。私も混ぜてもらっていいですか?」
貴音「ええ、もちろんですよ。わたくしたち三人で、凛の力になってあげようではありませんか」
凛「み……みなさん目がこわいです……」
雪歩「大丈夫……なにもこわいことなんてないよ」
真「ちょーっと、くわしい話が聞きたいなーってだけさ」
貴音「さあ。観念するのです、凛」
凛「う……うう……」
凛(さ……逆らえない……この三人には……特に、貴音さん……うう……)
「んー……うるさいの……」ムクッ
「「「え」」」
14: 2013/02/07(木) 22:36:50.71
凛「!? み、美希さん、いつの間に……」
美希「ずっといたよ? あふぅ……」
雪歩「気づかなかった……」
真「毛布だと思ってた……」
貴音「やりますね、美希」
美希「んー……」キョロキョロ
美希「……何の話してたの? 凛も一緒なんてめずらしいね」
凛「あ……今ちょっと相談を―――」
真「いやっ! 今度カラオケでも行こうかなーって話! ね、雪歩っ!?」
美希「ずっといたよ? あふぅ……」
雪歩「気づかなかった……」
真「毛布だと思ってた……」
貴音「やりますね、美希」
美希「んー……」キョロキョロ
美希「……何の話してたの? 凛も一緒なんてめずらしいね」
凛「あ……今ちょっと相談を―――」
真「いやっ! 今度カラオケでも行こうかなーって話! ね、雪歩っ!?」
15: 2013/02/07(木) 22:40:23.72
雪歩「う、うんっ! そうなんだっ! 凛ちゃんとはなかなか遊ぶ機会がなかったし! ですよね、四条さんっ!?」
貴音「……はて。そのような話は―――」
「「ねっ!?」」
貴音「えっ、ええ。そういえばそんな気も……」
凛「?」
美希「……」ジー
美希「……あやしい」
「「!?」」
美希「なんか隠してるでしょ。本当は? なんの話してたの?」
貴音「……はて。そのような話は―――」
「「ねっ!?」」
貴音「えっ、ええ。そういえばそんな気も……」
凛「?」
美希「……」ジー
美希「……あやしい」
「「!?」」
美希「なんか隠してるでしょ。本当は? なんの話してたの?」
16: 2013/02/07(木) 22:42:53.36
真「い、いや隠してなんて……」
凛「相談していただけですよ?」
雪歩「り、凛ちゃん!?」
美希「……相談?」
凛「はい」
美希「何の相談してたの?」
真「いや、それは―――」
凛「あ、そうですね。美希さんの意見も聞きたいですし……。ちょっとプロデューサーにプレゼントがしたくて……なにがいいかな、と」
真「あー……」
雪歩「言っちゃった……」
美希「……ハニーに……プレゼント……?」
凛「はい。この前、その……ちょっと迷惑をかけてしまったので……謝る意味も込めて……」
凛「相談していただけですよ?」
雪歩「り、凛ちゃん!?」
美希「……相談?」
凛「はい」
美希「何の相談してたの?」
真「いや、それは―――」
凛「あ、そうですね。美希さんの意見も聞きたいですし……。ちょっとプロデューサーにプレゼントがしたくて……なにがいいかな、と」
真「あー……」
雪歩「言っちゃった……」
美希「……ハニーに……プレゼント……?」
凛「はい。この前、その……ちょっと迷惑をかけてしまったので……謝る意味も込めて……」
18: 2013/02/07(木) 22:46:06.41
美希「へえ……そうなんだ」
真「あ、あの、美希? 凛はその、美希のことを出し抜こうとしてるわけじゃなくてね?」
雪歩「お、落ち着いて! 落ち着いてね美希ちゃんっ!?」
貴音「……落ち着くのは自分たちの方だと思うのですが」
美希「……」ジー
凛「……?」
美希「……わかったの。私も協力するね?」
凛「本当ですか? ありがとうございます!」
美希「かわいい後輩の頼みなの! 美希センパイにおまかせっ! あはっ☆」
凛「ふふ。頼りにしてますね」
真「あ、あの、美希? 凛はその、美希のことを出し抜こうとしてるわけじゃなくてね?」
雪歩「お、落ち着いて! 落ち着いてね美希ちゃんっ!?」
貴音「……落ち着くのは自分たちの方だと思うのですが」
美希「……」ジー
凛「……?」
美希「……わかったの。私も協力するね?」
凛「本当ですか? ありがとうございます!」
美希「かわいい後輩の頼みなの! 美希センパイにおまかせっ! あはっ☆」
凛「ふふ。頼りにしてますね」
19: 2013/02/07(木) 22:47:15.04
雪歩「……あれ?」
真「おかしいな……血をみる流れだと思ったのに……」
貴音「……何事かと思いましたが……雪歩と真が、美希のことをどう思っているのか、よくわかりました」
真「い、いやー……。あはは……」
雪歩「ううー、美希ちゃんにすごく失礼なことを……」
貴音「後輩が出来て、いちばん喜んでいたのは美希ではありませんか。あれだけいつも凛を可愛がっているのです。この程度で態度が変わってしまうとは思いませんが」
真「そうみたいだね……」
雪歩「私たち、あとで美希ちゃんに謝らないとね……」
真「おかしいな……血をみる流れだと思ったのに……」
貴音「……何事かと思いましたが……雪歩と真が、美希のことをどう思っているのか、よくわかりました」
真「い、いやー……。あはは……」
雪歩「ううー、美希ちゃんにすごく失礼なことを……」
貴音「後輩が出来て、いちばん喜んでいたのは美希ではありませんか。あれだけいつも凛を可愛がっているのです。この程度で態度が変わってしまうとは思いませんが」
真「そうみたいだね……」
雪歩「私たち、あとで美希ちゃんに謝らないとね……」
20: 2013/02/07(木) 22:49:09.05
美希「それで、今の所はどんな感じ?」
凛「あ、そうでした。さっき真さんと雪歩さんが……」
真「ああ、そうだね。ボクと雪歩で、プロデューサーに何か欲しいものはないか聞いてきた……んだけど……」
雪歩「その……あんまり参考にならないかも……」
凛「? どういうことですか?」
雪歩「えっとね……プロデューサー、今は……その……」
雪歩「……あ、愛が……欲しいって」
凛「……え?」
凛「あ、そうでした。さっき真さんと雪歩さんが……」
真「ああ、そうだね。ボクと雪歩で、プロデューサーに何か欲しいものはないか聞いてきた……んだけど……」
雪歩「その……あんまり参考にならないかも……」
凛「? どういうことですか?」
雪歩「えっとね……プロデューサー、今は……その……」
雪歩「……あ、愛が……欲しいって」
凛「……え?」
21: 2013/02/07(木) 22:52:13.84
真「……こう、遠い目をしながらさ……。ああ。愛が欲しいなあ。……って……」
貴音「……なんと」
美希「それは……重症なの……。いったいなにがあったの?」
凛「……」
凛(本当にごめんなさい……)
貴音「……なんと」
美希「それは……重症なの……。いったいなにがあったの?」
凛「……」
凛(本当にごめんなさい……)
22: 2013/02/07(木) 22:56:05.97
――――――
真「……そんな感じで、聞きだすことはできたけど、いいアドバイスにはならないかな」
凛「愛……ですよね……。うーん……」
貴音「愛……。ならばやはり、凛の愛情を見せつけるべきではないでしょうか」
凛「見せつける……でも、どうやって?」
貴音「決まっています。……愛とは暖かく、ぬくもりに満ちたもの。ぬくもりというのなら……凛の愛に満ちた、暖かい抱擁を」
凛「な―――」
真「だめだよ!!」
雪歩「だめですぅ!!」
美希「それはだめなの!!」
貴音「……そうですか」
凛「……」
真「……そんな感じで、聞きだすことはできたけど、いいアドバイスにはならないかな」
凛「愛……ですよね……。うーん……」
貴音「愛……。ならばやはり、凛の愛情を見せつけるべきではないでしょうか」
凛「見せつける……でも、どうやって?」
貴音「決まっています。……愛とは暖かく、ぬくもりに満ちたもの。ぬくもりというのなら……凛の愛に満ちた、暖かい抱擁を」
凛「な―――」
真「だめだよ!!」
雪歩「だめですぅ!!」
美希「それはだめなの!!」
貴音「……そうですか」
凛「……」
23: 2013/02/07(木) 22:58:36.03
真「ああ、びっくりした……」
真「でも、他の案ってなると……」
雪歩「やっぱり、深く考えないほうがいいんじゃないかな」
凛「そう、かもしれませんね……」
美希「……」
凛「んー……」
美希「……案ならあるよ?」
凛「えっ!?」
雪歩「本当に!?」
美希「本当というか……さっきは貴音の案に驚かされちゃって、言うタイミングを逃しちゃったけど……そんなに深く考えなくても、ちょうどいいプレゼントがあるの」
貴音「ほう……さすがですね、美希」
凛「なんですか? それって」
真「でも、他の案ってなると……」
雪歩「やっぱり、深く考えないほうがいいんじゃないかな」
凛「そう、かもしれませんね……」
美希「……」
凛「んー……」
美希「……案ならあるよ?」
凛「えっ!?」
雪歩「本当に!?」
美希「本当というか……さっきは貴音の案に驚かされちゃって、言うタイミングを逃しちゃったけど……そんなに深く考えなくても、ちょうどいいプレゼントがあるの」
貴音「ほう……さすがですね、美希」
凛「なんですか? それって」
24: 2013/02/07(木) 23:05:09.14
美希「んー……もしかしてみんな、今月のイベント。忘れてない?」
凛「……千早さんの誕生日ですか?」
美希「……凛は先輩思いだね……。それも大事だけど……十四日のこと」
凛「十四日……あ」
真「あ」
雪歩「あ」
美希「……忘れてたんだ」
凛「……やっぱり難しく考えてちゃだめでした」
真「なんだか迷走しまくってたね」
雪歩「で、でも結果的にはよかったよ、結論もでたんだし!」
凛「……千早さんの誕生日ですか?」
美希「……凛は先輩思いだね……。それも大事だけど……十四日のこと」
凛「十四日……あ」
真「あ」
雪歩「あ」
美希「……忘れてたんだ」
凛「……やっぱり難しく考えてちゃだめでした」
真「なんだか迷走しまくってたね」
雪歩「で、でも結果的にはよかったよ、結論もでたんだし!」
25: 2013/02/07(木) 23:07:18.43
――――――
凛「……ありがとうございました。みなさん。十四日は、素直になって話そうと思います」
雪歩「がんばってね、凛ちゃん!」
真「結果報告も待ってるから」
美希「なにかあったら、またミキにまかせてねっ! あっ、でもハニーとあんまりベタベタしちゃだめだよ! それはゆずれないの!」
真「やっぱりダメなんじゃないか……」
美希「アドバイスはするけど、勝負は別! せーせーどーどーだよ!」
雪歩「……だって。凛ちゃん」
凛「そっ、そもそも、ベタベタなんてしませんからっ!!」
凛(……よし。十四日だ)
凛(そもそも許してくれるかわからないし……不安もあるけど……がんばる!)
凛「……ありがとうございました。みなさん。十四日は、素直になって話そうと思います」
雪歩「がんばってね、凛ちゃん!」
真「結果報告も待ってるから」
美希「なにかあったら、またミキにまかせてねっ! あっ、でもハニーとあんまりベタベタしちゃだめだよ! それはゆずれないの!」
真「やっぱりダメなんじゃないか……」
美希「アドバイスはするけど、勝負は別! せーせーどーどーだよ!」
雪歩「……だって。凛ちゃん」
凛「そっ、そもそも、ベタベタなんてしませんからっ!!」
凛(……よし。十四日だ)
凛(そもそも許してくれるかわからないし……不安もあるけど……がんばる!)
26: 2013/02/07(木) 23:08:07.99
貴音「……凛」
凛「……えっ? あ、はい。なんですか?」
貴音「……その日には、わたくしにもいただけませんか?」
凛「い、いいですよ」
貴音「まことですか? ……期待したいます。ふふっ」
凛「……あはは……」
凛(……あ。また勝負してないや……)
おわり
凛「……えっ? あ、はい。なんですか?」
貴音「……その日には、わたくしにもいただけませんか?」
凛「い、いいですよ」
貴音「まことですか? ……期待したいます。ふふっ」
凛「……あはは……」
凛(……あ。また勝負してないや……)
おわり
27: 2013/02/07(木) 23:09:24.91
凛「先輩アイドルと直接対決」28: 2013/02/07(木) 23:16:30.09
乙乙
29: 2013/02/07(木) 23:19:00.10
乙乙
雰囲気が好き
雰囲気が好き
引用元: 凛「先輩アイドルと全力勝負」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります