1: 2013/02/07(木) 23:19:21.26
まゆ「だから作ってください」

晶葉「…ぷちって…あれか?」

<キョウモゲンキニ!プッチマース!

まゆ「…そうです。あれです」

晶葉「…あのなぁ…そもそもあんな非科学的な生き物が居るわけが…」

まゆ「自称天才の晶葉ちゃんでも…出来ないんですかぁ?」ニコォ

晶葉「なっ…自称!?」

まゆ「プロデューサーさんとはよく泉ちゃんと一緒に何か作って事務所で遊んでるじゃないですかぁ?」

晶葉「…別に遊んでる訳じゃ…」

2: 2013/02/07(木) 23:25:21.32
晶葉「そもそもなんでぷちが欲しいって発想になったんだ…」

まゆ「…それはですねぇ…」

まゆ「最近プロデューサーさんが捕まらないんですよぉ…」ズーン…

晶葉「…はぁ?」

まゆ「…プロデューサーさん‥最近余裕持ちすぎじゃないですかぁ?」

晶葉「キミは何を言ってるんだ…」

まゆ「…いや…自分でも言ってることがおかしいのは分かってるんです…」

まゆ「でも…この間だって…!」

4: 2013/02/07(木) 23:30:38.17
~P宅~
…カチャ‥

まゆ「こんばんわぁ…まゆですよぉ…」ボソッ

シーン…

まゆ(…うふ…?留守なのかしら…?)

まゆ(でも電気は付けっぱなしですし…?)

モゾモゾ…

まゆ「…!」

まゆ(洗濯物の山…あそこですねぇ…)ニコォ…

6: 2013/02/07(木) 23:36:03.91
まゆ(お洗濯物溜めちゃって…♪…うふふ…まゆがいてあげないとやっぱり駄目なんですねぇ…♪)

洗濯物の山「モゾモゾ…」

まゆ「…そこに居るのは分かってるんですよぉ…?プロデューサーさぁん…?」

洗濯物の山「ビクッ…」

まゆ「さぁ…っ!出てきて下さいっ!」

バッ!

8: 2013/02/07(木) 23:43:33.97
1/1諸星きらり人形「…」

まゆ「えっ…」

1/1諸星きらり人形「…」ムクッ

まゆ「っ!?」ビクッ

1/1諸星きらり人形「にょわああああ☆」(野太い声)

…ズリズリ…ズリ…ズリ…

まゆ「こっち来ないで!?ひぅ…!?」

1/1諸星きらり人形「ハピハピすぅぅぅ☆」(渋声)

ズ…ズ…ズズ…

まゆ「……」パタリコ

10: 2013/02/07(木) 23:49:36.45
まゆ「きらりちゃんが…野太い声のきらりちゃんが…攻めてくる…」ウーンウーン

1/1諸星きらり人形「……」

ヌギヌギ…ガポンッ!

P「やりすぎた」

P「…この1/1諸星きらり着ぐるみ…徹夜で頑張って作ったんだけどなぁ…リアルすぎたか…」ショボーン

マユハ…マユハマダシネマセン…

P「これ…売りだしたら需要あるかな…」ボソッ

P「いや…サイズがなぁ…」

12: 2013/02/07(木) 23:57:12.00
まゆ「はっ!?」ガバッ

P「…お?起きたのか?そろそろ飯出来るぞ?」

P「食ってくだろ?」ニコッ

まゆ「あ‥はい。頂きます…」

P「おう。もちょいで湯豆腐と簡単なおかず出来るからな…食ったらきちんと帰れよ~」

まゆ(気づいたら流されて…)

13: 2013/02/08(金) 00:02:39.06


まゆ「…こんな具合な訳ですよぉ…」

晶葉(完全にキャラが封殺されてるな…)ヒクッ

晶葉「だからなんでその結果ぷちどるになるんだ…」

まゆ「このままではまゆのアイデンティティーの危機です」

まゆ「新しい風が必要だと思うんですよぉ…」トオイメ

晶葉(まゆが迷走している…というかそのアイデンティティー封殺されたままのほうが平和じゃないか…?)

まゆ「という訳でまゆにぷちどるを…!」ガシッ 

ユッサユッサ ユッサユッサ

晶葉「えぇい!うっとぉしい!大体そんなもの私一人で出来るハズがないだろう!」

17: 2013/02/08(金) 00:09:30.28
晶葉「そうだな…最低でも泉の協力を取り付けて来い!」

晶葉「話はそれからだ!」

まゆ「…言いましたねぇ…?」

晶葉「約束だからな…きちんと守るとするよ…」

晶葉「もっとも…泉が無理なら私も断らせて貰うよ…」

晶葉(泉もこんなアホなことに協力するほど暇じゃないだろうから大丈夫だろ…)フゥ…

まゆ「…少しこれ…借りていきますねぇ…?すぐ返しますから」

晶葉「ん…?構わんがそんなものなにに使うんだ?」

まゆ「内緒…です♪」ニコニコ

19: 2013/02/08(金) 00:15:23.31
まゆ「…ということで協力して頂けませんかぁ…?」

泉「悪いけど…そんなことしてる余裕ないから…」

泉(これはまた…面倒だからってこっちに丸投げされたわね…)

まゆ「…どうしてもですかぁ‥?」

泉「えぇ…ごめんなさいね。そこまで協力する余裕は…」

まゆ「仕方ないですねぇ…ここに泉ちゃん愛用のノートPCがあります」ニコッ

泉「!?」

21: 2013/02/08(金) 00:22:22.04
まゆ「それでですね…」

まゆ「まゆ、パソコンがすこぉし重たくてですね…うっかり手を滑らせてしまうと…」

まゆ「パソコンの中身が…バコーンと‥」ニコッ

泉「俄然興味が湧いてきたわ!話を詳しく聞かせて貰えないかしら!?」ヒッシ

まゆ「うふっ…♪泉ちゃんが話の分かる人でまゆとっても嬉しいです♪」ニコニコ

泉(鬼!悪魔!)

23: 2013/02/08(金) 00:27:26.92
まゆ「これで約束通り作ってくれますよねぇ…?」

晶葉「本当にやるのか…?」ヒソヒソ

泉「やらないって言ってたら私のパソコンがバコーンしてたわ…」トオイメ

晶葉(大体想像がつくから怖いな…)

まゆ「宜しくお願いしますねぇ♪」ニコニコ

晶葉 泉『はぁ……』

26: 2013/02/08(金) 00:33:07.03
~晶葉宅~

晶葉「出来た…!これで…!寝れる…!」

泉「……」スゥ…スゥ…

晶葉「…おのれ‥私より先に爆睡しおって…!」

晶葉「…す、少しだけ寝てから届ければいいよな…?」

晶葉「…おやすみ…」

晶葉「……」スゥ…

30: 2013/02/08(金) 00:39:21.25


バターン!

P「わっほぃ!Pちゃんだよー!生存確認~♪」

P「…」キョロキョロ

泉「……」シーン…

晶葉「……」シーン…

P(工具が散乱した部屋…雑魚寝状態の泉と晶葉…)

P「なにがあったんだよ…」

P「机の上になにか…」

?「…」

P「ぷちます…?じゃない…ぷちまゆなーんちゃって…♪ないか‥」

P「けどやたらすげぇ再現度だ…量産出来ないかなこれ…」ホー…

パラッ…

P「ん…?」

31: 2013/02/08(金) 00:44:36.50
ー取り扱いマニュアルー

起動時に名前を付けて呼んであげてください。

それが起動のトリガーになっています。

自分で勝手に充電します。充電中はそっとしておいてあげてください。

一日一回日記という形で「オリジナル」に活動履歴がメールで転送されます。

P「…「オリジナル」ってなんのことだ…?」

34: 2013/02/08(金) 00:48:36.46
P「…」

P「……ちょっとだけ」

P「動作テストだよな。これ。うん…仕方ないよな…」

P「…おーい…「ままゆ」…」チョンチョン

?「…」ピクッ

ままゆ「うふっ♪」ピョンッ

P「おぉー!動いた!」

ままゆ「……」ジー…

P「…え…と…?」

ままゆ「……」ポッ…///

36: 2013/02/08(金) 00:53:41.42
P「…え…?」

ままゆ「……うふっ♪」スリスリ

P「よく分からんが懐かれた」ナデナデ

ムクッ

晶葉「う…ん…誰かいるのか…?」

P「あっ…」ギクッ

ままゆ「うふふ~♪」スリスリ

晶葉「…な…なにをやってるんだキミは…」ハァ…

P(バレた…)

ムクッ

泉「…」ポケー…

泉「…どうせプロデューサーに預ける予定だったんだからいいんじゃない?」ゴシゴシ

38: 2013/02/08(金) 00:58:29.30
晶葉「それはまぁ…そうなんだが…」

ままゆ「…」

ヒョイッ

P「どこ行くんだ?」

トテトテ

泉「…え?」

ままゆ「うふふ♪」スリスリ

泉「…か、かわいい…」ボソッ

泉「ん…ゴホンっ!それでこの子の名前は何にしたんです?」

P「ままゆにした」

泉「…安直‥」ハァ…

P「ほっとけ!」

39: 2013/02/08(金) 01:04:38.29


ピッピッ

晶葉「あぁ…私だ。出来上がったんだがね…助手が勝手に起動してしまってな‥」ハァ…

晶葉「…もちろん要望通り活動履歴は日記という形でキミの携帯に転送されるよ」

晶葉「ままゆ…?助手に持ち帰って貰ってもいいのか?」

晶葉「…分かった。そろそろ切るよ」

プツッ

P「お前可愛いなぁ!」ハッハッハッハッハ

グールグール

ままゆ「うふっ…♪」

     キャッキャ♪

晶葉「助手。キミその子を持ち帰るかね?」

40: 2013/02/08(金) 01:09:42.63
P「え?この子お持ち帰りしていいのか?」

晶葉「あぁ。お許しが出た」

泉「べ、別にうちでも…!」

P「よしっ!じゃあ帰るか!」

ままゆ「~♪」ヨジヨジ

P「肩乗りままゆだな!さんきゅーな!二人共!」

バターン!

P「~♪」

42: 2013/02/08(金) 01:14:59.50
泉「…」ズーン…

晶葉「ま、まぁ…あれだ」

晶葉「今度みくのでも作ってみるのはどうだ?」

泉「みくにゃんはいいです」

晶葉「そ、そうか…?」

泉「やっぱりみくにゃんでいいです」キリッ

晶葉「泉…キャラぶれてるからなんとかしたまえよ…」ハァ…

46: 2013/02/08(金) 01:19:05.03
P「という訳でお持ち帰りしてきた」

P「…」ジー…

ままゆ「‥?」キョトン

P「…」コツン

   パタッ… 
         ムクッ

ままゆ「うふ…?」ムー…

P「…」コツン

   ゴロン… 
         ムクッ
   
ままゆ「…」ムスー

P「‥可愛い…」ニヘラァ…

49: 2013/02/08(金) 01:25:12.74
ままゆ「…っ!」

タタッ

P「お‥おい!どこへ…!」

ままゆ「…うふ‥♪」

シュルルルル カチッ

P「なんだ…充電か…」

P「これ…スカートの中からプラグ伸びてるのか…?」

P「……気にならないか?紳士として…」

ままゆ「…」ギロッ

P「ひっ…いや‥なんでもないです…すんません…」

51: 2013/02/08(金) 01:29:22.71


P「ふぁ…明日も早いし布団敷いて寝る…」バサッ

モグリモグリ

ままゆ「うふふ♪」

P「お前も一緒に寝るのか?」

P「というかそもそもお前ロボットなのに寝れるのか?これがホントのスリープモード…」

ままゆ「…」ジトー…

P「つまんないですか…そうですか…」ショボーン

P「おやすみなさい…」スゥ…

P「…」スゥ…スゥ…

ままゆ「……」ニコニコ

52: 2013/02/08(金) 01:35:05.98
~まゆ宅~

まゆ「そろそろですかねぇ…?」

ブルル…ブルルル…

まゆ「来ましたねぇ‥」

ピッピ…ピ…

まゆ「…」

from ままゆ
 
               ままゆの日記

私は目覚めて初めてプロデューサーさんという人間に出会った。一目惚れだった。

今日一日中プロデューサーさんにツンツンされて弄ばれた。痛かったけど楽しかった。

プロデューサーさんは私のスカートの中に興味津々のようだ。

そして一緒に寝た。彼の寝顔を見ていると不思議な気分になる。


まゆ「」

54: 2013/02/08(金) 01:41:29.71
まゆ「…えっ?」

まゆ「一日中ツンツン…痛くて楽しい!?」

まゆ(スカートの中に興味津津!?一緒に寝た!?なに…なんで!?)

まゆ(プロデューサーさんは口リコン!?いえ‥ロボットだからロボコン!?)

まゆ(燃えろ!ロボコン!?ロボ根性100%!?)←錯乱中

まゆ「…こ、これは‥少しお話する必要がありそうですねぇ‥」ヒクッ

56: 2013/02/08(金) 01:45:31.38
~事務所~

まゆ「で‥どうなんですか!?プロデューサーさん!」

P「なにがだ?」

ヒョコッ

ままゆ「…うふっ‥?」

まゆ「…寝ましたか‥?その子と?」

P「お、おう!寝たぞ!」

P(スリープモードを寝ると言っていいのか分からんが‥)

まゆ「ぐ…く‥ぅ‥…」ヒクッ‥ヒクッ‥

P「!?」

57: 2013/02/08(金) 01:51:25.76
P「なんで泣いてんの!?」

まゆ「その子の…スカートの中に興味津津なんですか…!」グスッグスッ

P「あ‥ああ‥まぁな‥」オロオロ

P(あのプラグどこに収納されてるんだろうな)

まゆ「分かりました…もういいです‥」ヒクッ

まゆ「プロデューサーさんなんて‥どこにでもいっちゃえばいいんです‥」ゴシゴシ

P「えっ!?何!?俺なんか悪いことしたか!?」

まゆ「当たり前ですっ!」



P「追い出された」

61: 2013/02/08(金) 01:55:04.20
まゆ「あーあ…振られちゃいました‥」グシグシ

まゆ「本気…だったんですけどね‥う‥えぇぇ」ポタッポタッ

ままゆ「…うふっ」

ヨジヨジ…

ままゆ「…‥」ナデナデ

まゆ「ぐすっ‥負け犬なまゆを慰めてるんですか‥調子に乗らないでくださいっ‥!」ヒクッ

63: 2013/02/08(金) 02:00:23.77
ままゆ「…うふっ♪」

         シュルルルル

まゆ「へ…?コンセント‥?スカートの‥中‥興味津々‥」

まゆ「な、なんだぁ…そういうことですかぁ‥」ニヘラァ‥

まゆ「‥あなた‥良い子ですねぇ‥まゆに教えてくれたんですか?」

ままゆ「うふふっ♪」ニコッ

まゆ「まゆ‥そういうの嫌いじゃないです♪少しお話があります♪」クィッ

ままゆ「…?」キョトン

65: 2013/02/08(金) 02:06:13.97
ドドドドドド

P「ぬぁぁぁぁぁ!?」

まゆ「うふふっ♪待って下さいよぉプロデューサーさん♪」

P「待ったら全力で捕まえにくるくせに何言ってんだ!?」

まゆ「仕方ないですね…ままゆちゃんっ!」

       シュルルルルル

P「なんかコンセント飛んできたっ!?」

シュルルルルッ

P「両足に絡まって取れない…!?」

ままゆ「うふっ♪」

P「ままゆ!?お前どうして!?」

66: 2013/02/08(金) 02:11:29.12
まゆ「この子…良い子ですよねぇ…?」

まゆ「だからですねぇ…まゆ‥約束したんですよぉ‥」

まゆ「プロデューサーさんと…私と‥貴方の三人で‥ずっと一緒に暮らしましょう?って‥」

まゆ「えっと…だ‥だから…!」

まゆ「だから‥この子と…いえ‥私たちと‥ずっと…一緒に…幸せに暮らして貰えませんか?」ニコッ

ままゆ「うふふっ♪」ニコニコ

P(やっぱりこの娘…可愛いわ…)

P「…‥参った‥降参だ‥こちらこそ宜しく頼む」ハァ…

まゆ「あ…え‥えへへっ♪や‥やりました!やりましたよままゆちゃん!」

ままゆ「うふっ!」


おわり。だけどちょっとありすとさっちゃん(ぷちっぽいなにか)で書きたいのでお付き合い頂けると幸いです。

73: 2013/02/08(金) 02:16:58.13
ありす「あなたと暮らし初めてから大分長くなりましたねさっちゃん…」

さっちゃん「ふふん!」ドヤァ…

ありす「晶葉さんからあなたをプロトタイプとして頂いて大分長くなりましたが‥」

ありす「時々本当にあなたと意思疎通できているか不安になります」

さっちゃん「ふふん!」ドヤァ…

ありす「…とりあえずダンボール箱を用意しましょう‥」

さっちゃん「…?」キョトン

ズルズル…

ありす「次にマジックペンを用意します」

74: 2013/02/08(金) 02:20:53.30
ありす「ロボットです‥拾ってください…っと」

ありす「きれいに書けました!」ニパー

ありす「次にさっちゃんをダンボールに入れます」

ヨイショッ…ストン…

さっちゃん「ふふ…ん…?」キョロキョロ

ありす「これを近所の公園に置いてきましょう!」

78: 2013/02/08(金) 02:26:44.90
さっちゃん「…‥」ブワッ

ありす「!?」ビクッ

さっちゃん「うっく…う…」グスッグスッ

ありす「う‥嘘です!冗談ですってば!というか泣き声だけリアルなんですけど!」ナデナデ

さっちゃん「ふ‥ふふんっ!」プィッ…

バターン!

P「うっしゃああああ!ありすぅぅぅ!お仕事の時間だあああああ!」

ありす「うるさいうえにウザいです。あと名前で呼ばないでください。」

P「」

80: 2013/02/08(金) 02:32:06.69
ありす「…とりあえず行きますよ。さっちゃん」

さっちゃん「ふんっ!ふんっ!」チョイチョイ

ありす「はいはい…」スッ

さっちゃん「ふふんっ…!」ピョンッ

ありす「っ!っとっと…」

ありす「なんであなたはいつも後頭部にしがみつくんですか」

ありす「ロボットなんだから飛び乗るときくらいは加減してください。重いから首がおかしくなります」

さっちゃん「…‥」ショボーン

82: 2013/02/08(金) 02:37:20.35
ありす「べ、別に嫌な訳じゃないです…落ち込まないで下さい‥」

さっちゃん「ふっふ~ん♪」

ありす「あなたお調子者ですよね」

P「」

ありす「…プロデューサーはとっとと起きてください」ユッサユッサ

P「はっ!?俺の可愛いありすが思春期!?」

P「あの頃の可愛いくて素直なありすはどこへいったんだ…!今のありすもキュートでプリチーだけど!」

ありす「そんな私は元々いません」

83: 2013/02/08(金) 02:41:59.73
さっちゃん「…ハッ」

P「いまこいつ俺のこと鼻で笑わなかったか」

ありす「さっちゃんはそんなことしません」

ありす「ねっ?」 さっちゃん「ふふんっ♪」ニコニコ

ありす「ほら…」

P「…ぐぬぬ‥」

ありす「間に合わなくなりますよ。プロデューサー?」

85: 2013/02/08(金) 02:45:46.91


ありす「思ったより遅くなってしましたね…」

ありす「仕事中はあなたに構ってあげられないのは仕方ないでしょう?機嫌直してください」

さっちゃん「…」ムスー

 ポツ…

さっちゃん「っ!?」ビクッ

ポツッ…  ポツッ…  

ありす「雨ですか…?」

         サァーーーー

ありす「あなたロボットですもんね…水は苦手ですよね…」

ありす「少し雨宿りして様子を見ましょうか…通り雨だったらいいんですけど…」

86: 2013/02/08(金) 02:49:36.41
ザァァァァーー ザアーーーー

ありす「完全に本降りですね…仕方ありませんね…」

ガサガサッ

ありす「…これも要らない…これも…あとこれも‥なんとかなるでしょう…」

ポイッポイッ

さっちゃん「…‥?」キョトン…

ありす「やっとスペースが出来ました…」

ありす「まぁ…勿体ないですけど、仕方ないですよね‥」ハァ…

87: 2013/02/08(金) 02:53:54.70
ありす「さっちゃん。少し狭いですけど我慢してくださいね?」ガシッ

さっちゃん「ふふ‥ん…?」

グイッ

ありす「バックの中…狭いですよね‥ごめんなさい‥」

ありす「チャック‥閉めますから手とか巻き込まないようにしてくださいね?」

さっちゃん「…‥!…!」コクコクッ

ジィィーーーー

ありす「ふぅ…後は‥走りますっ!」

タッタッ

90: 2013/02/08(金) 02:57:44.05
ガチャ…
     パタン‥

ありす「…っはぁ…っはぁ…」ゼェゼェ

ありす「やっと帰れました…」ビチョビチョ

ありす「はぁ…靴下までビッショリですか…」

  モゾモゾ…  

        モゾモゾ…

ありす「あ‥ごめんなさい。さっちゃん。今開けますね?」

ジィィー‥

さっちゃん「…ふふんっ!」ガバッ

ッタタッ!

ありす「あ‥行っちゃった…やっぱり少し濡れちゃってましたか‥ごめんなさい‥」シュン…

92: 2013/02/08(金) 03:02:21.01
ありす「とりあえず外で絞れるだけ絞ってきますか‥」

ギュゥゥー ジャバジャバ…

ありす「ふぅ…まるで雑巾みたいですね‥」

ありす「とりあえずお風呂入らないと風邪引いちゃいますね‥」

ズリズリ‥

さっちゃん「ふふんっ!」

ありす「さっちゃん?そのタオル‥取ってきてくれたんですか?」

さっちゃん「ふふんっ♪」コクコク

ありす「‥助かりました‥こんな格好で取りに行ったら家中ビチャビチャですもんね‥」ゴシゴシ

94: 2013/02/08(金) 03:07:25.36
さっちゃん「ふふんっ!」クイックィ

ありす「わわ‥なんですか‥?そっち‥お風呂場‥」

           ジャババババ

ありす「この音‥もしかしてお風呂にお湯張っといてくれたんですか?」

さっちゃん「ふふーん♪」ドヤァ‥

ありす「さすがさっちゃんですね。やれば出来る子ですね」

さっちゃん「ふふっ!」ドヤァ‥

ありす「普段出来ない子にやれば出来る子って言うんですけどね」

さっちゃん「…‥」ブワッ

96: 2013/02/08(金) 03:12:08.83
ありす「冗談ですよ。さっちゃんはいつだって出来る子です」ナデナデ

ありす「一緒にお風呂入りますか?」

さっちゃん「…!?」プルプル

ありす「ふふっ‥それも冗談です♪いつか晶葉さんに防水加工して貰ったら入りましょう」

さっちゃん「ふふんっ!」コクコク

ありす「それじゃお風呂入ってきますね‥」

97: 2013/02/08(金) 03:16:56.25


ありす「あったまりました‥ありがとうございます。さっちゃん」

さっちゃん「……」

ありす「さっちゃん‥?」

さっちゃん「…‥」

ありす「さ、さっちゃん!?大丈夫ですか!?さっちゃん!?」

ダダッ

ありす「な、なんだぁ‥」

ありす「…ただの電池切れじゃないですか‥驚かさないでください‥」ヘナヘナ

98: 2013/02/08(金) 03:22:12.22
ありす「いいですか。さっちゃん。あまり心配掛けてはいけません!」

ありす「聞いてるんですかっ!」

さっちゃん「…‥」ショボーン

ありす「やれば出来る子撤回ですっ!」

さっちゃん「ふふんっ!?」ガーン‥

ありす「ま、まぁでも‥今日は私も助けてもらいましたから‥」

ありす「やっても出来ない子も撤回しましょう‥」プィッ

さっちゃん「ふふんっ♪」ドヤァ…

ありす「あんまり調子に乗らないでくださいっ!」

100: 2013/02/08(金) 03:27:53.12


P「幸子?おーい‥」

幸子「えっあっ‥なんですか!プロデューサーさん!?」

P「だからそろそろ朝方の収録だから行くぞってさっきから言ってるんだが‥」ハァ…

P「なぁに携帯見ながらニヤニヤしてんだ‥」

幸子「い、いえ‥一日一回の楽しみといいますか…癒しといいますか…あは…」

幸子「あ‥あはは…!次の仕事でもボクが一番可愛いってことを証明して見せましょう!」ドヤァ‥

P「おしっ!その意気だっ!さっさと行くぞ!」

ズルズル‥

幸子「携帯!携帯だけ持っていかせてくださいぃぃぃ!」

P「必要ないんだからとっとと行く!」

ズリズリ…

‥バタンッ

101: 2013/02/08(金) 03:32:27.29
ブルルブルル‥

     ブルルルル…

from さっちゃん

                さっちゃんの日記

今日の午後は酷い雨だった。ありすがカワイイボクが濡れるのを恐れて鞄の中の物を捨ててまで

ボクを雨から守ってくれた。ボクほどカワイイとは思わないけどありすはアイドルなんだから体を

冷やすなんて論外だ。ありすはバカだ。素直にボクを置いていって鞄を盾に走ればあそこまで

体を冷やさなかっただろうに。ここは世界で一番目にカワイイボクが責任を持って、ボクが認めた

世界で二番目に可愛くて世界で一番優しいありすをトップアイドルに導いてあげることにします!



今度こそおわり

102: 2013/02/08(金) 03:33:57.94
最初は徹底的にありすとさっちゃん使ってボケ倒していこうと思ってたはずがこんなことに。

保守支援ありがとうございました!それではおやすみなさい!

103: 2013/02/08(金) 03:35:20.44

引用元: まゆ「まゆもぷちが欲しいです」晶葉「…は?」