2: ◆30lx83ehPU 2014/12/13(土) 00:54:49.76
女「なに見てるの?」

男「…見てない」

女「見ないの?」

男「見ない」

女「見てもいいよ?」

男「……っ………見ない」

女「見たいんだ?」

男「…別に」

女「じゃあ………よいしょ……ね、これでも?」

男「っ……いや、たとえ体をこちらに向けて僕に見やすくしても見ない」

女「見たくない?」

男「見たくない……わけでは……」

女「見たいんだ」

3: 2014/12/13(土) 00:56:02.03
男「いや、でも…見、ない」

女「我慢してる」

男「それはそっちが…」

女「私は座ってるだけ、体操座り」

男「じゃあ何でこんな季節に短パンなの」

女「体育の時間」

男「ジャージじゃ駄目?」

女「隙間から見やすいでしょ?」

男「…いや、だから見てないって」

女「見る?」

男「見ない」

女「見ていいのに」

4: 2014/12/13(土) 00:57:31.02
女「こんにちは」

男「……どうしてこんなところに?」

女「奇遇」

男「…ここ僕の家の前なんだけど」

女「奇遇」

男「…今、平日の昼間なんだけど」

女「奇遇」

男「…学校は?」

女「君と同じ」

男「風邪?」

女「さぼり」

男「………」

5: 2014/12/13(土) 00:58:44.59
女「………」

男「………」

女「………」

男「………」チラッ

女「今視線が下に行った」

男「え、あ、いや、寒そうな格好してるなって思っただけで」

女「えOち」

男「いや、何で…」

女「っくしゅん!」

男「………」

女「………」

男「………」

女「…見る?」

男「見ない。でも、寒いなら上がっていく?」

女「うん」

6: 2014/12/13(土) 00:59:40.43
男「コタツでゆっくりしてて」

女「暖かい」


男「はい、ココア。熱いから気をつけてね」

女「ありがとう」

男「…それで、何でうちの前に?」

女「奇遇」

男「うちの前を一時間くらいウロウロしてたのに?」

女「…気付いてた?」

男「このコタツの中からでも見えてたよ」

女「意地悪」

男「どうしてそうなるのさ」

女「寒かった」

男「…まだ寒い?」

女「コタツは暖かい…ココアは少し熱い」

男「そう」

7: 2014/12/13(土) 01:00:36.85
女「………」ゴソゴソ

男「…何してるの?」

女「………」スッ

男「…?…何その布」

女「私がさっきまで履いてたショートパンツ」

男「」

女「コタツの中、見る?」

男「…み、見ない」

女「見ていいよ?」

男「……………………見ない」

女「見たいんだよね?」

男「いや、だから…」

女「見たいんだ」

男「………」

女「見る?」

男「…いや、見ない」

女「見てもいいのに」

8: 2014/12/13(土) 01:07:17.25
男「………」

女「…?見たいの?」

男「見ない。そうじゃなくて、学校の制服のスカートの丈は普通なんだなって思っただけ」

女「…スカートの中、見る?」

男「見ない」

女「今から中に入っても…いいよ?」

男「……それは…」

女「見る?」

男「…いや、見ない」

9: 2014/12/13(土) 01:07:48.20
女「どうして?」

男「どうしてもこうしても…」

女「見たくないの?」

男「君にからかわれるのが嫌なんだ」

女「からかってなんかないよ?」

男「というか正直、君は見せたいだけで別に僕じゃなくてもいいんだろう?」

女「それはないよ」

男「………」

女「それはない」

男「………」

女「…君だから、だよ」

男「…僕だからって、どういう……」

女「…それじゃ、またね」

男「………」

10: 2014/12/13(土) 01:13:15.32
男「女さん」

女「昨日の事…分かった?」

男「…分かんないよ」

女「……そう」

男「………」

女「………」

男「…………」

女「…………見

男「見る」

女「!」


男「………見る」

女「…そう」

男「……うん」

女「…じゃあ…」スルスル

男「………」

女「………」

男「……………」

女「……………」

男「…………………?」

女「…………ごめん、無理」

11: 2014/12/13(土) 01:18:13.76
男「…は?」

女「無理。ごめん。ごめん」

男「いやいやどうして、何で?」

女「いや、だって…」

男「………」

女「…は、恥ずかしい、し…」

男「………はい?」

女「………///」

男「あれだけ、僕のこと誘っといて」

女「……うん」

男「………いざ見せてと言うと恥ずかしい、と」

女「……………うん」

男「………阿呆か」


12: 2014/12/13(土) 01:20:57.75
女「だ、だって凄く恥ずかしいんだもん!練習してた時と全然違って…って、あっ…」

男「練習」

女「いや、その」

男「練習って?」

女「それは…いや…」

男「見せる練習?」

女「……ぅ…」

男「そんなことしてたんだ?」

女「……違…」

男「鏡の前で、一人スカートたくし上げて」

女「………///」

男「変態?」

女「違っ…違う…けど…」

男「じゃあ教えてよ、何でそ僕にんなことしたのか」

13: 2014/12/13(土) 01:27:01.62
女「それは…」

男「それは?」

女「…そ、その、君の事が…」

男「僕の事が?」

女「……………」

男「……………」

女「…………す…」

男「す?」

女「す、好きだから…です、えっと…はい」

男「なるほどね、僕の事が好きだから…えっ」

女「えっ?」

男「えっ、いや、その…え?えーっと…」

女「………す、好き、だから…」

男「………」

女「………」

男「…………」

女「…………」

男「……………」

女「……………」

男「………………///」

女「………………///」

14: 2014/12/13(土) 01:29:49.63
これで終わり、ありがとう

ちなみに現実では友人二人が漫才するネタにシフトしたせいで>>3の終わりまでしか見れなかった、恨む

誘い受けがやりたかったけどよく分からなくなった

またそのうちいい夢見たら書き起こすかもしれない
眠いから依頼は明日出すことにする

15: 2014/12/13(土) 01:40:22.96
現実(夢)ってことかな

18: 2014/12/13(土) 10:51:53.95
こっそり見てたぞ
よかった

引用元: 女「見る?」 男「見ない」