1: 2011/12/07(水) 22:37:11.54 ID:Xf/qdkMs0
唯「何だろうね、この箱?」がさごそ

律「大事そうに仕舞ってあるな」

紬「お札みたいなのが貼ってあるわね」

澪「止めとけって、倉庫の中の物勝手に弄るの」

梓「そうですよ。開けるなって書いてあるし」

律「大丈夫だって、もしかしたらさわちゃんのギターみたいに貴重な物が入ってるかも知れないぜ?」

梓「50万円?!」

梓「ふふ、開けてみましょうよ」


2: 2011/12/07(水) 22:39:49.30 ID:Xf/qdkMso
律「お札剥がして。と」ベリッ

律「では、開けます」

パカッ

唯「これは?」

紬「猫耳?」

梓「な~んだ」

澪「大体予想は付いたけどな」

律「何でこんな所に大事そうにしまってあるんだよ?」

澪「さわ子先生の私物じゃないか?」

紬「私物で猫耳持ってるの?」

律「あの人ならあり得る」

3: 2011/12/07(水) 22:41:01.24 ID:Xf/qdkMso
梓「じゃ、もう仕舞いましょう」

律「猫耳付けろって言われるのがイヤなんだな」

梓「ウッ、そうですよ。いつも私ばっかり」

紬「似合うから良いじゃない」

唯「そうだよ」

澪「はいはい、さっさと仕舞って練習始めるぞ」パンパン

律「じゃあ、澪に猫耳装着」

スチャッ

澪「おい止めろって……」

4: 2011/12/07(水) 22:42:50.71 ID:Xf/qdkMso
澪「にゃあああああぁーっ!!」バタン

唯「澪ちゃんが倒れた!」

紬「変な声出してたわね」

梓「澪先輩大丈夫ですか?」

澪 むくっ

唯「あ、起き上がった」

律「何だよ、大げさに倒れて心配させるなよ」

澪「にゃにゃにゃーっ!!」

バリバリバリ

律「痛た。何だよ澪引っ掻くなよ。猫じゃあるまいし」

5: 2011/12/07(水) 22:45:43.88 ID:Xf/qdkMso
唯「澪ちゃんが、にゃーって言った?」

紬「殴らずに引っ掻いた?おまけに、にゃー?」

梓「え?みんな何言ってるんですか?今澪先輩は怒ったんですよ?」

律「は?」

唯「今確かに、にゃーって言ったよ?」

紬「そうよ」

澪「にゃ?」

唯「ほら」

梓「今のは『え?』ですよ」

律「は?」

紬「今のもにゃよ?」

6: 2011/12/07(水) 22:50:03.31 ID:Xf/qdkMso
澪「にゃー」

唯「どう聞いても、にゃーだね」

律「何で梓だけ澪の言葉が分かるんだ?」

唯「猫同士、心が通じ合ってるんだよ」

梓「いや、私は猫じゃないですから」

澪「みゃー」顔洗い中

唯「澪ちゃん、完全に猫になってるね」

紬「これは本当に猫化してるわね」


7: 2011/12/07(水) 22:52:21.20 ID:Xf/qdkMso
律「マジかよ……何で澪は猫になったんだ?」

唯「きっと猫耳を付けた事による猫の呪い的なアレだよ」

紬「そうね。猫の呪い的なアレね」

律「そうか、やっぱり猫の呪い的なアレか」

梓「猫の呪い的なアレって……」

律「猫耳外せば戻るんじゃないか?」

紬「そうね、やってみましょう」

8: 2011/12/07(水) 22:55:37.52 ID:Xf/qdkMso
唯「おーい、澪ちゃん」

澪「にゃ?」

律「よーしよし」

紬「猫耳を……あれ?」

唯「これは……?」

梓「皮膚と一体化してますね」

律「これじゃ外せないな」

唯「完全に猫耳が生えてるね」

9: 2011/12/07(水) 22:57:52.26 ID:Xf/qdkMso
澪「うにゃ~」

唯律梓紬(か、可愛い///)

唯「ちょっと抱っこさせて」

ぎゅ~

澪「にゃっ」

唯「むはっ、抱き心地最高」

唯「澪ちゃん普段抱きつかせてくれないから、こういう時じゃないとね」


10: 2011/12/07(水) 22:59:37.04 ID:Xf/qdkMso
紬「唯ちゃん、交代交代。私も抱きつかせてもらっても良かですか?」

むぎゅ~

澪「にゃ~」

紬「うわっ、本当。抱いてて気持ち良い」

梓(良いなあ)

紬「次、梓ちゃんどうぞ」

梓「ええっ、私は良いですよ」

紬「抱きつきたいって顔してるわよ?」

律「そうだよ、さっきから羨ましそうな眼で見てたぜ」

梓「そ、そんな先輩に抱きつくなんて失礼な事」

11: 2011/12/07(水) 23:04:16.45 ID:Xf/qdkMso
唯「今は猫だから大丈夫だよ」

紬「そうよ」

梓「じゃ、じゃあちょっとだけ」

ぎゅ~

梓(柔らかくって凄い抱き心地が良いし、良い匂いがする///)

澪「にゃ~」

ぎゅ~

梓(このままずっと抱きしめてたい)

12: 2011/12/07(水) 23:07:40.03 ID:Xf/qdkMso
律「あのー、中野さん?お楽しみの所悪いんですが、後がつかえてるんでそろそろよろしいでしょうか?」

梓「あっ、スイマセンどうぞ///」

唯「あずにゃん、よっぽど嬉しかったんだね。5分は抱きついてたもん」

梓「ええっ、そんなにですか?」

紬「嬉しそうだったわよ」

律「よーし私の番だ」

ぎゅ~

澪「うみゃっ」

律(やっぱ胸がデカイ///)

17: 2011/12/08(木) 18:48:15.84 ID:Pvxuyy+so
キーンコーンカーンコーン

紬「下校の時間だわ」

唯「澪ちゃんどうしよう?」

律「このまま帰すわけにもいかないしな」

律「梓の家に澪連れて帰れるか?」

梓「ええ?私の家にですか?」

律「梓しか澪の言葉分からないんだし」

唯「そう言えばそうだね」


18: 2011/12/08(木) 18:50:37.79 ID:Pvxuyy+so
梓「あ、分かるって言ってもこんな事言ってるな。ぐらいな感じですよ」

梓「それに鳴き声にしか聞こえない時もありますからね」

律「それでも、にゃーとしか聞こえない私達よりマシだ」

梓「そうですね。分かりました」

梓「今日は、丁度両親が地方に演奏しに行ってて留守ですから」

唯「じゃ、決まりだね」

律「思うんだが、澪は猫だから歩けないんじゃないか?」

澪「にゃ」

唯「あ、そうだね」

紬「澪ちゃん、さっきから四つんばいだもんね」

19: 2011/12/08(木) 18:53:28.49 ID:Pvxuyy+so
唯「おんぶしていく?」

律「この巨体をか?」

梓「澪先輩、私が抱きしめた時立ってませんでした?」

唯「そうだっけ?」

梓「実は立てるのかも」

梓「澪先輩、手出して下さい」

澪「にゃ?」

梓「よいしょ」

律「立った立った、クララが立った!」

唯「立てるんだ」

紬「これなら大丈夫ね」

20: 2011/12/08(木) 18:57:10.88 ID:Pvxuyy+so
律「完全な猫じゃなくて半人半猫って所か」

唯「じゃ、帰ろっか」

梓「あの、澪先輩が手を離してくれないんですけど///」

澪「にゃん」握りしめ

紬「梓ちゃんの事を親猫と思ってるのかしら?」

律「良いじゃんか、そのままでも」

梓「えっ、あ……はい///」

21: 2011/12/08(木) 19:02:24.71 ID:Pvxuyy+so
律「じゃあ私、澪の家に行って着替えとか取ってくるよ。皆は先に梓の家行っててくれ」

梓「お願いします」

唯「先行ってるね」

梓「澪先輩、そんなくっつかないで下さいよ///」

澪「にゃー、にゃー」

紬「恋人同士みたいよ」

梓「もう、冷やかさないで下さいよ///」

22: 2011/12/08(木) 19:06:10.61 ID:Pvxuyy+so
中野家

律「取ってきたぞ。澪の親には私の家に泊まるって言っておいた」

梓「すいません」

律「さて、澪をどうやって戻すかを皆で考えよう」

唯「うーん」

紬「元に戻すには……」

澪「うにゃっ」ぴょーん

唯「あずにゃんの膝の上に乗った」

梓「うわわ///」

澪「にゃーん」ごろごろ

紬「その場所が気に入ったみたいね」

23: 2011/12/08(木) 19:10:15.24 ID:Pvxuyy+so
澪「うにゃにゃ」ペロペロ

梓「澪先輩。ペロペロしないで下さいよ///」

唯「澪ちゃんがあずにゃんのほっぺたペロペロしてる」

律「完全に猫だな」

澪「にゃ~」ペロペロ

梓「あの、誰か助けて下さいよ///」

紬「見てて楽しいわね」

24: 2011/12/08(木) 19:12:44.22 ID:Pvxuyy+so
梓 /// ←散々ペロペロされた

律「で、何か良いアイディアが浮かんだ人は?」

唯「はいはいはい!」

律「じゃ、唯のアイディアを聞かせてもらうか」

唯「あずにゃんがこのまま澪ちゃんを飼えばいいと思います」

梓「え?澪先輩と同棲?」

律「それは話が飛躍しすぎだ」

紬「良いアイディアだと思うけど」

梓「ムギ先輩まで」

紬「冗談よ」



25: 2011/12/08(木) 19:17:05.43 ID:Pvxuyy+so
紬「私のアイディアなんだけど」

唯「何?」

紬「ここは本職に聴くべきよ」

律「本職?」

紬「この中で、猫飼った事ある人居る?」

唯「私は無いな」

律「私もだ」

梓「私は預かった事しかないですね」

紬「そう。猫に関しては私達は素人同然なのよ」

律「そう言えばそうだな」



26: 2011/12/08(木) 19:20:33.89 ID:Pvxuyy+so
紬「蛇の道は蛇、餅は餅屋。そう、あなたが犯人です!」

唯「犯人?」

紬「最後は言ってみたかっただけよ」

律「おい」

紬「猫を飼っている、もしくは飼っていた人に相談すればいいのよ」

唯「なるほど!」

律「猫を飼っているか……」

梓「あ、純が猫飼ってますよ」

27: 2011/12/08(木) 19:23:33.93 ID:Pvxuyy+so
唯「そう言えば、あずにゃん前に純ちゃんから猫預かってたね」

紬「じゃあ、純ちゃんに相談してみましょ」

梓「純は、あまり当てにならないような……」

純にTEL

梓「もしもし純?」

純「何?」

梓「純って猫飼ってるから猫に詳しいよね?」

純「まあ、一応それなりの知識はあるよ」

梓「でさ、相談なんだけど」

28: 2011/12/08(木) 19:24:32.60 ID:Pvxuyy+so
梓「実は……」

純「えー、澪先輩が猫に?!」

梓「うん、で元に戻らなくなっちゃって。猫の呪いじゃないかなって」

純「猫の呪いか」

梓「でさ、猫の呪いってどうしたら良いのかな?」

純「猫の呪いを解く方法ね……」

純「マタタビでも上げてみれば?」

梓「マタタビ?」

純「そう、猫の大好物のマタタビ」

29: 2011/12/08(木) 19:28:30.53 ID:Pvxuyy+so
梓「そうだ、この前純から猫預かった時にマタタビ買ったんだ。使わなかったけど」

純「丁度良いじゃん、それ上げてみなよ」

梓「うん、ちょっと電話そのままにしてて」

純「分かった」

梓「何か、マタタビ上げると良いみたいですよ」

律「マタタビか」

唯「さすがプロの言う事は違うね」

紬「早速上げてみましょ」

梓「またたび持ってきました」

澪「!」

澪「にゃにゃにゃ~ん!!」

梓「凄い喜んでますね」


30: 2011/12/08(木) 19:30:07.61 ID:Pvxuyy+so
律「で、マタタビ与えて澪が元に戻るって根拠は?」

梓「どうなんでしょうね?純に聴いてみます」

梓「もしもし、マタタビ上げると何で良いの?」

純「え?何となく、猫の好物上げたらどうにかなるかなって」

梓「は?」

澪「うにゃ~ん」

律「おい、澪の顔がおかしいぞ」

梓「やらしい顔になってますね///」

律「アヘ顔だな」

唯「アヘ顔?」

律「意味は聞くな」

マタタビは媚薬としての効果が猫科動物にはあるのだろうということもいわれてます。

このSSでは誇張表現になってます。






31: 2011/12/08(木) 19:32:39.88 ID:Pvxuyy+so
梓「マタタビの効果ですかね?」

紬「Wピースさせてみたらどうかしら?」

律「よし、これで完成だ」

アヘ顔Wピース

唯「何か澪ちゃん凄いH」

紬「3次元で初めて見たわ」

梓「ちょっとみんな、ふざけないで下さいよ!!」

律「そう怒るなよ梓」

梓「澪先輩おかしくなっちゃってるし」なでなで

澪「うみゃ~」

32: 2011/12/08(木) 19:33:22.66 ID:Pvxuyy+so
梓「やっぱり純は当てにならなかった」

紬「他にアイディア有る人は居るかしら?」

律「うーん。澪だったら、良いアイディア出してくれそうなんだけどな」

唯「その澪ちゃんが猫になってるから、皆で戻そうとアイディア出してるんだよ?」

梓「そんな事皆分かってますって……」

律「あ、もうこんな時間か?悪いけど、梓後は頼んだ」

梓「律先輩、帰っちゃうんですか?」

律「門限がうるさくてな。明日また来るよ」

梓「そうなんですか」

紬「私もそろそろ」

唯律紬「じゃ、また明日」

バタン



37: 2011/12/09(金) 09:13:31.72 ID:+wyFCOteo
梓「猫とはいえ、澪先輩と二人きりか」

澪「にゃ~」(おっOい)

梓「え?」

澪「にゃ~」(おっOい)

梓「おっOいって、おっOい飲みたいのかな?」

梓「どうしよう困ったな。私おっOい出ないし」

澪「みゃー」

押し倒し!

38: 2011/12/09(金) 09:16:21.88 ID:+wyFCOteo
梓「わわ、澪先輩駄目ですよ///」

澪「みゃー」もそもそ

梓「ちょっ、服の中に顔突っ込まないで///」

梓「そうだ、おっOいの代わりにミルク温めて飲ませて上げれば良いんだ」

梓「澪先輩ちょっとどいて下さい。んしょ」

澪「にゃ?」

梓「今、ミルク持ってきます」

チン

梓「よし、出来た」

39: 2011/12/09(金) 09:28:02.47 ID:+wyFCOteo
梓「澪先輩、ミルクですよ」

澪「にゃーん」

梓「ちょっと熱いかな?」

ふーふー

梓「はいどうぞ」

澪「うにゃ」ぺろぺろ

澪「うみゃー」

梓「ふふ、喜んでる」

40: 2011/12/09(金) 09:35:04.88 ID:+wyFCOteo
――――――

澪「うにゃ~」

梓「ミルク飲んだ後、澪先輩退屈そうにしてる」

梓「どうやって構って上げれば良いんだろう……」

梓「そうだ!」

梓「あずにゃん2号預かった時に買った猫じゃらし」

梓「これで」

梓「澪先輩」ふりふり

チッチッチッ

澪「にゃっ!」

梓「反応した!」

梓「そーれそれ」ふりふり

澪「うにゃにゃっ」

梓「そーれそれ」ふりふり

澪「うにゃにゃっ」


41: 2011/12/09(金) 09:40:17.29 ID:+wyFCOteo
梓「はっ!澪先輩にこんな事して良いんだろうか?///」

梓「……今猫なんだし、良いよね?」

梓「そーれそれ」←楽しくなってきた

澪「うにゃにゃっ」

梓「そう言えば、さっきから気になってたけど……」

梓「澪先輩、制服だからパンツ丸見え///」

梓「着替えさせた方が良いかな?」

梓「律先輩が持ってきたバッグの中に」ガサゴソ

梓「あったジャージ」

42: 2011/12/09(金) 09:47:43.72 ID:+wyFCOteo
梓「澪先輩、着替えですよ」

澪「うにゃ?」

梓「あ、そうか。猫だから自分じゃ着替えできないのか」

梓「私が着替えさせるしかないのか///」

梓「べ、別にやましい気持ちがある訳じゃなく、ただ澪先輩を着替えさせるだけですから」

梓「……さて、自分へのいい訳も済ませたし」

脱がせ脱がせ

梓「ふう、やっと脱がせられた」

梓「やっぱりスタイル良いな///」

43: 2011/12/09(金) 09:58:14.61 ID:+wyFCOteo
梓「後はジャージを着せて」

澪「にゃーにゃー」

梓「動いちゃ駄目ですよ」

澪「にゃ~」

梓「動くと……」

むにゅっ

梓「……今のは私は悪くない///」

梓「これで着替え完了」

澪「にゃん」

梓「あっ、もうこんな時間か」

梓「そろそろ夕飯ですね」

梓「澪先輩は……」

梓「猫だからキャットフードで良いのかな?」

澪「にゃ?」



46: 2011/12/09(金) 20:48:11.28 ID:+wyFCOteo
梓「んなわけないよね」

梓「カレーでも作りますか」

梓「インスタントだから温めるだけだけど」

梓「澪先輩、ここでちょっと大人しくしてて下さいね」

澪「にゃ」

梓「大好きコトコト煮込んだカレー♪」

澪「!」

澪「にゃにゃにゃー♪」

梓「あれ?澪先輩も一緒に歌ってる?」


47: 2011/12/09(金) 20:54:51.97 ID:+wyFCOteo
梓「分かるんだ」

梓「カレーちょっぴりライスたっぷり♪」

澪「にゃにゃにゃー、にゃにゃにゃにゃっにゃにゃ♪」

梓「さあ、出来た」

梓「はい、澪先輩あーん」

澪「にゃーん」もぐもぐ

澪「にゃにゃにゃにゃっ!!!」

梓「あれ?熱かったかな?ごめんなさい」

梓 ふーふー

梓「あーん」

澪「にゃーん」もぐもぐ

澪「にゃにゃん」

梓「口の周りカレー付いてますよ」

ふきふき

澪「にゃ」

48: 2011/12/09(金) 21:02:53.22 ID:+wyFCOteo
――――――

梓「そろそろお風呂入ろうかな」

梓「澪先輩も結構動き回って汗かいたからお風呂入れて上げないと可愛そうだよね」

澪「にゃ~」

梓「また脱がせないといけないのか」

梓「しかも今度は全裸///」

梓「ま、しょうがないよね」

脱がせ脱がせ

梓「ふう、後は下着をってアレ?」

梓「何かパンツがもっこりしてるような?」



49: 2011/12/09(金) 21:06:15.70 ID:+wyFCOteo
梓「もしかして?」

脱がせ脱がせ

梓「やっぱり!」

梓「尻尾が生えてる!」

澪「にゃー」ふりふり

梓「さっき着替えさせた時は、生えてなかったような?」

梓「尻尾強く握ったら力抜けるかな?」

ギュッ

澪「フニャアッ!!」

梓「ああ、痛かったかな?ごめんなさい」

梓「サイヤ人じゃ無いから無理か」

50: 2011/12/09(金) 21:12:41.35 ID:+wyFCOteo
梓「後はブラを外して」

ぷち

澪っぱいボイーン!!

梓「うわ、やっぱり大きいな///」

澪「みゃーん」

梓「何という格差社会」

梓「……気を取り直してお風呂入ろう」

51: 2011/12/09(金) 21:17:35.73 ID:+wyFCOteo
梓「身体洗うから大人しくしてて下さいね」

澪「うみゃっ」

ごしごし

梓「凄いぷにぷに」

ごしごし

梓「身体はこれで良しと、あとは髪の毛か」

シャカシャカ

梓「まだ、眼開けないで下さいね」

澪「にゃん」

ジャー

梓「あとは、湯船につかって暖まりましょう」

梓「いーい湯だな」

澪「にゃにゃにゃん♪」

52: 2011/12/09(金) 21:21:51.19 ID:+wyFCOteo
風呂上がり


梓「髪の毛乾かして上げないとな」

ゴー

澪「うみゃぁっ!」

梓「大丈夫です、ドライヤーですよ」

澪「にゃぁ」こわごわ

梓「やっぱり、髪の毛綺麗だな」

梓「私とお揃いのツインテールにしてあげよ」結び結び

澪「にゃ~」

梓「喜んでる」

53: 2011/12/09(金) 21:24:50.12 ID:+wyFCOteo
――――――

梓「ちょっと早いけど今日はもう寝よう」

梓「澪先輩の布団は、隣に敷けばいいよね」

梓「よいしょっと」

梓「澪先輩、そろそろ寝ますよ」

澪「うにゃ~」

梓「お布団かけて上げてと」

梓「それじゃお休みなさい」

澪「にゃ~ん」

54: 2011/12/09(金) 21:30:36.18 ID:+wyFCOteo
梓(ふう、今日は疲れたな)

澪「うにゃ~ん」もぞもぞ

梓「わっ澪先輩!」

梓「私の布団に入って来ちゃ駄目ですよ」

澪「にゃ~ん」

梓「もう、しょうがないな。特別ですよ///」

なでなで

梓「あーあ、猫じゃ無い澪先輩とこうしたかったな」

梓「一緒に遊んだり、ご飯作ったり、お風呂入ったり、一緒の布団で寝たり」

梓「澪先輩、私が好きって気付いてないもんな」

澪「にゃにゃ?」

55: 2011/12/09(金) 21:37:29.79 ID:+wyFCOteo
梓「それにしても澪先輩が猫になってるとは言え、同じ布団で寝るのは///」

澪「にゃー」

梓「可愛いな///」

梓「……ちょっと位良いよね?」

抱きしめ

澪「うみゃっ」

梓「やっぱり柔らかくて暖かくて抱き心地最高。それにお風呂上がりだから良い匂い」

梓「澪先輩抱き枕なんて贅沢だな」

梓「もうこのまま寝ちゃお寝ちゃお」

澪「にゃーん」

59: 2011/12/10(土) 09:46:49.51 ID:e/sYuwMGo
…………

澪「梓、梓」

梓「……うん?澪先輩?」

澪「起きて」

梓「あれ?澪先輩どこに?」

澪「ここだ」

梓「猫が喋ってる?」

澪「私だよ」

梓「ええっ?完全な猫になってる?!」

60: 2011/12/10(土) 09:48:40.03 ID:e/sYuwMGo
澪「この姿じゃもう、学校には通えないし、ましてや楽器を弾くなんて出来ない」

梓「そんな……」

澪「お別れだ梓」

梓「澪先輩、私が絶対元に戻しますから」

澪「今までありがとう梓」

梓「待って下さい、行かないで下さい」

梓「澪先輩!!」

61: 2011/12/10(土) 09:51:10.73 ID:e/sYuwMGo
…………

澪「にゃー、にゃー」

梓「……うう、澪先輩」

澪「にゃ?」

梓「あれ?猫耳が生えただけの澪先輩だ?」

澪「にゃーん」

梓「夢だったんだ……良かった」ぐすっ

澪「にゃん?」

梓「泣いてませんからね///」

62: 2011/12/10(土) 09:54:37.26 ID:e/sYuwMGo
――――――

梓「みんなが集まるまでコタツでゆっくりしてましょうね」

澪「にゃ~」

梓「こうしてると本当の猫みたい」

澪「みゃー」もぞもぞ

梓「あれっ、コタツの中に潜っちゃった」

梓「澪先輩コタツの中じゃ、息が苦しいですよ」

澪「うにゃっ?」もぞもぞ

梓「あっ、出てきた……って私のスカートの中に顔突っ込まないで下さいよ///」

澪「ふみゃ~?」ふがふが

梓「あっそんな///」

63: 2011/12/10(土) 09:56:42.51 ID:e/sYuwMGo
律「この工口猫!!」

ポカン

澪「ふみゃっ!!」

梓「律先輩?」

律「朝から随分とお戯れですな」

紬「あん、良い所だったのに」

唯「ピンポン押しても出てこなくて鍵空いてたから入って来ちゃったよ」

梓(変な所見られちゃった///)

64: 2011/12/10(土) 10:00:42.00 ID:e/sYuwMGo
――――――

律「あれから澪を元に戻す方法を色々考えたんだが」

律「昨日澪がさ……」

澪『さわ子先生の私物じゃないか?』

律「って言ってたろ?」

紬「あ、そう言えば言ってたわね」

唯「じゃあ、さわちゃんなら」

梓「戻し方分かるかも!」

律「今日は土曜だけど先生は出勤してるはずだから学校に行こう」

梓「澪先輩の猫耳、目立つから帽子被らせましょ」

唯「そうだね」

澪「うみゃ」

65: 2011/12/10(土) 10:02:29.72 ID:e/sYuwMGo
職員室

唯「さーわちゃん」

さわ子「あら?どうしたの?土曜なのに練習?」

律「部室まで来てもらおうか」

さわ子「何なの?」

部室

さわ子「一体何?」

律「まあ、とにかくこれを見てくれ。梓」

梓「はい」

帽子脱がせ

さわ子「まあ、澪ちゃんが猫耳付けてるなんて珍しいわね」

紬「良く見て下さい」

唯「付けてるんじゃないんです」

さわ子「こ、これはもしかして?」

律「やっぱり知ってるんだな?」

66: 2011/12/10(土) 10:03:47.23 ID:e/sYuwMGo
さわ子「それは……」

ダッ!!

唯「あっ逃げた!」

紬「待って」

律「唯、ムギ、梓、奴を逃がすな。鳳凰の陣だ!奴を囲め!!」

紬「了解」

梓「了解です」

唯「任せて」

67: 2011/12/10(土) 10:04:44.15 ID:e/sYuwMGo
律「ふっふっふ、逃がさないぜさわちゃん」

さわ子「くっ、この陣は隙がない……」

さわ子「!」

さわ子「あそこに隙が!」

ダッシュ!!

唯「澪ちゃんが居ないから隙が」

紬「澪ちゃんのポジションをかいくぐって」

律「うう、逃がしたか。やはり澪が居ないと鳳凰は飛び立たんか」

68: 2011/12/10(土) 10:05:51.26 ID:e/sYuwMGo
眠い、寝ます。次回(多分明日)完結予定です。

69: 2011/12/10(土) 17:19:20.56 ID:e/sYuwMGo
――――――

律「また振り出しに戻ったな」

紬「良いアイディアだと思ったのにね」

唯「澪ちゃんずっとこのままなのかな?」

梓「そんな……私元の澪先輩に戻って欲しいです」

梓「また一緒に演奏したいし、喋りたいし」

梓(それに、まだ好きって伝えてない)

律「大丈夫だって、きっと元に戻るよ」

梓「そう……ですよね」

70: 2011/12/10(土) 17:20:40.14 ID:e/sYuwMGo
梓「あの、私から一つ提案なんですけど」

律「何だ?」

梓「昨日ムギ先輩が」

紬『蛇の道は蛇、餅は餅屋。そう、あなたが犯人です!』

梓「って言ってたじゃないですか?」

紬「うん、でも結局失敗に終わっちゃったわ」

梓「相談する相手が悪かったんですよ。猫の呪いを解くなら猫を飼ってる人じゃなくて」

梓「ズバリ、猫の呪いを解ける人に相談するんですよ」

紬「呪いを解ける人?」

律「おいおい、待て待て。そんな人居るのか?猫の呪いを解ける人なんて」

梓「甘いですね律先輩。ここは学校。そう、オカルト研究会に相談すべきです」

唯「そうだね!凄いよあずにゃん」

紬「なるほど」

71: 2011/12/10(土) 17:22:12.11 ID:e/sYuwMGo
オカ研

紬「すいませーん」

ゴンゴン

オカ研A「はい」

紬「あの、相談したい事があって来たんですけど」

オカ研B「どうしたんですか?」

紬「実は……」

72: 2011/12/10(土) 17:24:32.04 ID:e/sYuwMGo
オカ研A「なるほど……」

オカ研B「これは猫の呪い的なアレですね」

澪「にゃ?」

律「やっぱり呪いか?」

梓(呪い的なアレ……)

唯「戻せるんですか?」

オカ研A「……難しいでしょうが、やってみましょう」

梓「お願いします。お願いします」

73: 2011/12/10(土) 17:27:12.94 ID:e/sYuwMGo
オカ研A「では、皆さん少し離れて下さい」

オカ研AB「工口イムエッサイム、工口イムエッサイム」

律(嘘くせー、なーんか嘘くせー)

オカ研AB「ポッポルンガ、パピリットパロ」

梓(今のナメック語じゃ?)

オカ研AB「爬行する鉄の王女 絶えず自壊する泥の人形 結合せよ 反発せよ 地に満ち己の無力を知れ」

律(オサレ詠唱?)

紬(格好良いわ)

梓(これってブリー……)

ドン!!!!

74: 2011/12/10(土) 17:28:36.92 ID:e/sYuwMGo
澪「にゃ~」

律「戻ってない?」

オカ研A「くっ、失敗です」

梓「そんな……」

オカ研B「呪いが強すぎたんです」

唯「オカ研でも無理?」

紬「もう他に方法は無いんですか?」

75: 2011/12/10(土) 17:29:58.50 ID:e/sYuwMGo
オカ研A「あるには、あります」

オカ研B「この呪いは、愛情に恵まれなかった猫の呪いです」

唯「愛情?」

オカ研A「そう、だから愛情で満たして上げれば良いんです」

梓「愛情で満たす?」

オカ研B「えと、その///」もじもじ

律「照れてないで教えてくれよ」

オカ研B「その……接吻です///」キャー

律(何でこんなに照れてんだ?)

76: 2011/12/10(土) 17:34:34.25 ID:e/sYuwMGo
紬「とにかく、愛情を込めてキスして上げれば戻るんですね?」

オカ研A「はい、今度こそ間違いなく戻ります」

梓「良かった」

律(怪しげな呪文唱えるなら、こっちの方が早かったんじゃ?)

オカ研B「でも、接吻するのは誰でも良いって訳じゃないですから」

唯「そうなんですか?」

オカ研A「猫(澪)が認めた相手じゃなくちゃ駄目です」

梓「澪先輩が認めた相手」



77: 2011/12/10(土) 17:36:53.04 ID:e/sYuwMGo
紬「じゃあ」ちらっ

律「そうだな」ちらっ

唯「決まりだね」ちらっ

梓「な、何で皆して私を見るんですか?///」

律「言葉が分かって一夜を共にした梓以外、他に適任がいるか?」

オカ研B「い、一夜を共に///」

梓「変な想像しないで下さい///」

78: 2011/12/10(土) 17:39:21.71 ID:e/sYuwMGo
律「梓がキスすれば澪が元に戻れるんだぞ?」

唯「そうだよ」

紬「澪ちゃんがこのままでも良いの?」

梓「わ、分かりましたよ。私がしますよ///」

梓「澪先輩」おいでおいで

澪「にゃん?」

唯律紬オカ研 ジーッ

梓「あ、あの出来れば席を外して欲しいんですけど///」

律「ああ、そうだな」

唯「元に戻る所見たかったのに」

オカ研「ごゆっくりどうぞ」

バタン

79: 2011/12/10(土) 17:43:30.82 ID:e/sYuwMGo
梓「ふぅ……」

澪「にゃ~?」

梓「ふふ、可愛いな」なでなで

梓「でもこのままじゃ、演奏できないし」

梓「私、また澪先輩と一緒に演奏がしたいです」

梓「恐がりで恥ずかしがり屋だけど、優しくて、いざという時は格好良くて」

梓「私の憧れで、私の大好きな澪先輩に戻って下さい」

梓「澪先輩、大好きです」

ちゅっ

澪「うみゃっ」

80: 2011/12/10(土) 17:48:22.98 ID:e/sYuwMGo
梓(どのくらいキスしてれば良いのかな?まさかディープじゃなくちゃ駄目とか///)

澪「!」

澪「にゃあああぁあっ!!!」バタ

梓「澪先輩、大丈夫ですか?」

梓「あ、猫耳が外れてる。と言う事は?」

澪「う、うーん……」

梓「澪先輩!元に戻ったんですね」

澪「あれ?私?」

梓「澪先輩!」

抱きつき!

澪「こらこら、そんな抱きつくな///」

81: 2011/12/10(土) 17:52:26.39 ID:e/sYuwMGo
梓「だってだって……」ぐすっ

澪「泣くな泣くな、可愛い顔が台無しだぞ」

梓「良かった、戻れて本当に良かったです」

澪「梓……」

梓「澪先輩……」

ガチャッ

律「澪、戻ったのか?……っておい」

澪梓「あ///」

オカ研「キマシタワー」

紬「あら、お邪魔だったかしら?」

唯「澪ちゃんとあずにゃんが抱き合ってた」

82: 2011/12/10(土) 17:54:38.95 ID:e/sYuwMGo
澪「気のせいだ///」

梓「そうです、気のせいです///」

律「戻れたんだな、梓のキスで」

澪「あ、イヤその///」

紬「皆知ってるわよ梓ちゃんがキスして澪ちゃん元に戻した事」

唯「隠そうとしても無駄だよ!」

梓「わ、私は澪先輩を戻すために///」

澪「ムギ、部室でお茶にしよ、な?喉が渇いたし」

紬「そうね。皆、お茶にしましょ。オカ研のお二人もいかが?」

オカ研「いただきます」



83: 2011/12/10(土) 17:55:58.96 ID:e/sYuwMGo
部室

律「しかし、良かったな人間に戻れて」

唯「本当」

紬「戻れないんじゃないかって心配してたのよ」

澪「皆、心配かけたな」

律「梓なんて泣きそうになってたんだぜ」

梓「なってないです!」

律「そんな……私元の澪先輩に戻って欲しいです。うるうるって」

梓「真似しないで下さいよ///」

紬「認めたわね」

84: 2011/12/10(土) 17:58:47.31 ID:e/sYuwMGo
ガチャッ

さわ子「待たせたわね!!」

律「さわちゃん、逃げたんじゃ?」

さわ子「まあ、私の話を聞きなさい」

さわ子「澪ちゃんが猫になったのは、猫の呪い的なアレによるものよ」

さわ子「そこで、猫の呪いを解くお札を貰ってきたの」

梓「逃げたんじゃ無かったんですね」

さわ子「逃げたんじゃないわよ」

さわ子「この呪いは、時間と共にどんどん猫になっていくのよ」

梓「あ、そう言えば途中で尻尾が生えました」

唯「尻尾!」

85: 2011/12/10(土) 18:00:01.78 ID:e/sYuwMGo
さわ子「完全に猫になったら戻せない。時間との勝負だから、説明してる暇は無かったのよ」

紬「そうだったんですね」

律「疑ってゴメンよ、さわちゃん」

さわ子「良いのよ、それより早くこのお札を澪ちゃんに」

唯「あの、さわちゃん実は……」

澪「さわ子先生、実はもう戻れたんです」

さわ子「え?そんな?一体どうやって?」

澪「それは///」

唯「あずにゃんが澪ちゃんに、ちゅ~したら戻ったんだよ!」

梓「唯先輩!!///」

86: 2011/12/10(土) 18:01:48.52 ID:e/sYuwMGo
さわ子「キスで?どういう事?」

オカ研「それはですね……」

さわ子「なるほど、そういう事だったのね」

澪「さわ子先生も知らなかったんですか?」

さわ子「元々、この猫耳は私が学生の頃、路上売りで買った物なのよ」

さわ子「それで、猫耳付けたクリスティーナが澪ちゃんみたいに猫になっちゃって」

さわ子「困り果てて、近所のお寺に相談したの。で呪いを解くお札貰って元に戻ったのよ」

唯「そんな事が」

梓「この猫耳どうしましょうかね?」

さわ子「捨てたり燃やしたりするのは駄目よ。呪われるらしいわ」

さわ子「箱に入れてお札を貼っておけば大丈夫」

さわ子「でも、開けるなって書いておいたのに誰が開けたのかしら?」

澪「律、お前だよな?お札剥がして開けたの?」

律「ひゅひゅひゅ~♪」

澪「まあ、今回は特別に許してやる」

律(あれ?お叱りがない?)

87: 2011/12/10(土) 18:04:11.23 ID:e/sYuwMGo
オカ研「では、私達はそろそろ」

律「おっ、世話になったな」

梓「ありがとうございました」

澪「ありがとうな」

オカ研「どういたしまして」

さわ子「私も仕事に戻るわ」

唯「さわちゃん、ありがとね」

紬「ご苦労様でした」

律「私達も帰るか」

唯「そうだね」

88: 2011/12/10(土) 18:06:12.28 ID:e/sYuwMGo
律「ああ、そうだ。純ちゃんにも戻れたって報告しといた方が良いんじゃないか?」

梓「純は後でも良いですよ」

律「駄目だ、今すぐだ。澪もお礼言っておけ」

澪「分かった」

律「梓、純ちゃんに電話してやってくれ」

梓「はい」

律「じゃあ、私ら先に帰るから」

唯「ばいばい」

紬「律ちゃん、空気読めるわね」ひそひそ

律「だてに部長はやってないぜ」ひそひそ

89: 2011/12/10(土) 18:08:17.08 ID:e/sYuwMGo
梓「純は迷惑かけただけで何もしてないような気がするけど」

梓「もしもし純?」

純「おー、梓か」

梓「澪先輩、無事に戻れたよ」

純「本当?良かった。どうやって戻したの?」

梓「え?あー、さ、さわ子先生が呪い解くお札持ってきてくれて」

純「へー、なるほど。」

梓「澪先輩に替わるね」

澪「もしもし、何か心配かけちゃったみたいで悪かったな」

純「いえいえ、とんでもない。良かったです、戻れて」

…………

梓「……うん、じゃあね」

澪「さすがにキスして、戻ったとは言えないもんな」

梓「そうですよね///」

90: 2011/12/10(土) 18:11:27.89 ID:e/sYuwMGo
澪「……梓せっかくだし、ちょっと部室で話していかない?」

梓「あ、はい」

澪「猫になった私の事、梓が面倒みてくれてたんだよな」

梓「覚えてるんですか?」

澪「うん、猫になってた時の記憶も残っててさ」

澪「遊んでくれたり、着替えさせてくれたり、カレー食べさせてくれたり」

澪「お、お風呂入れてくれたり、一緒の布団で寝てくれたり///」

梓(うわ、今思い出すと恥ずかしい///)

91: 2011/12/10(土) 18:13:19.76 ID:e/sYuwMGo
澪「私も、色々変な事しちゃったみたいで……」

澪「ほっぺた、ぺろぺろしたり」

澪「梓のおっOい飲もうとしたり///」

澪「スカートに顔突っ込んだり///」

澪梓「///」

梓「猫になっちゃってたんだから仕方ないですよ」

澪「ご、ごめんな///」

92: 2011/12/10(土) 18:14:50.78 ID:e/sYuwMGo
澪「……でさ、私猫になってた時も梓の言葉だけは分かったんだ」

梓「あっ、私も澪先輩の言葉なんとなく分かったんですよ」

梓「他の人には、にゃーとしか聞こえなかったみたいですけど」

澪「そうなんだ」

梓(あれ?待てよ?私の言葉が分かったって事は……)

梓(うわー、そうだ!さっき告白しちゃった!)

澪「梓が私の事好きだって言ってくれて」

梓「ははは……///」

澪「梓の気持ちは嬉しいんだけどさ……」

93: 2011/12/10(土) 18:17:13.77 ID:e/sYuwMGo
梓「そう、ですよね……澪先輩が私なんかと」

澪「さすがに一緒にお風呂入ったり、一緒の布団で寝たりは早いかなって///」

梓「へ?……あ、そう言えば布団の中でそんな事言ってましたね私///」

澪「だからさ、一緒に遊んだり、ご飯作ったりとか、そういう事からで良ければ……」

澪「よ、よろしくお願いします///」

梓「澪先輩!」

抱きしめ

梓「やっぱり澪先輩抱きしめると気持ち良くて良い匂いがする」

ぎゅ~

94: 2011/12/10(土) 18:19:19.17 ID:e/sYuwMGo
澪「も、もう良いかな?///」

梓「あ、はい///」

澪「そろそろ帰ろう。梓、手出して」

梓「え?」

ぎゅっ

澪「猫になってた時、梓が手繋いでくれて嬉しかった」

梓「澪先輩が、その手を離してくれなかったんですよ」

澪「ふふふ、そうだっけ」

梓「今度は私が、この手離しませんからね」

梓が寄り添うと、澪は微笑み梓を抱き寄せ歩き始めた。


おしまい

95: 2011/12/10(土) 18:21:02.00 ID:e/sYuwMGo
思いの外、長くグダグダになってしまいました。読んで下さいありがとうございました。
最初は梓が猫になる話にしようと思ったんですが、ベタすぎたので思い切って澪を猫にしてみました。

98: 2011/12/10(土) 19:46:52.99 ID:HcqbsVzA0
おつ。良かったよー

引用元: 梓「猫耳!」