1: 2013/02/17(日) 21:11:56.01 ID:jizjxXF10
天井「―――ということだ。これが実験の内容だ」

一方「長々と喋りやがって……つまり、『二万のクローンを殺せ』って事だろォ?」

天井「まぁ簡潔に言うとそうなるな。ちょっとずつ敵のレベルはあがっていくが、まぁ
一気にあがるわけではないからゆっくりと慣らしていってくれ」

一方「ハン!カスがいくらあがこォがカスのままなンだよ。二万なンざ一瞬だ」

天井「頼もしい。では素晴らしい結果を期待してるよ」

バタン

一方「……ッチ。実験ねェ」

2: 2013/02/17(日) 21:14:06.94 ID:jizjxXF10
―――――

「貴方が一方通行ですか、とミサカは問いかけます」

一方「……テメェが最初の相手か」

00001号「はい。ミサカは実験用に用意されたクローン、ミサカ00001号です。
宜しくお願いします」

一方「これから殺される相手によろしくもクソもねェだろ」

00001号「そうでしたね。では始めましょう。とミサカは合図を切ります」

一方「……ッチ」

00001号「午前11時10分……これより第一次実験を開始します」

3: 2013/02/17(日) 21:15:02.56 ID:jizjxXF10
―――

一方「……あっけねェな」

00001号「当然……です……私は……00001号……。レベル1の……
電気能力者ですから……」

一方「ハン。レベル1ごときが俺に敵う訳ねぇわな」

00001「次は……もうすこし……強い……はず……です」

ガクッ

一方「……カスがどンだけ頑張ろうがかわんねェよ」

4: 2013/02/17(日) 21:15:43.91 ID:jizjxXF10
―――

00002号「貴方が一方通行ですね。とミサカは確認を行います」

一方「はァ……なンかめンどくせーなこの実験。こンなのがあと二万も続くってのかァ?」

00002号「その通りです。とミサカは肯定します。しかしまったく同じという訳ではありません。
少しずつ強くなっていく私たちを頃すことが貴方の実験内容です。とミサカは若干の訂正を行います」

一方「変わンねェよ。たかが発電能力でこの俺に敵うと思ってるんですかァ?
だとしたらテメーらの脳みそは愉快すぎて俺には理解できねェな」

00002号「一応この実験は、貴方が『レベル6』へ移行するための実験ですので、
勝っていただかないと困ります。とミサカは説明します」

一方「……ンなことはわかってんだよ。能書きはいい、さっさと始めンぞ」

00002号「かしこまりました。とミサカは戦闘準備に入ります」

5: 2013/02/17(日) 21:16:27.81 ID:jizjxXF10
―――

一方「……はァ、前回よりはマシかと思ったが、やっぱかわんねェのな」

00002号「それは申し訳ありません……とミサカな氏にかけながらも……謝罪をします」

一方「つまんねェ実験だよ……はァ」

00002号「大丈夫……です」

一方「あァ?」

00002号「そのうち……あなたもきっと……やりがいが出るはずです」

一方「この実験にか?」

00002号「は……い……」

ガクッ

一方「……はァ」

一方「ンな訳ねェだろ……もっと他の実験はなかったんですかねェ」

6: 2013/02/17(日) 21:18:51.70 ID:jizjxXF10
―――――

一方「……(その後俺は00003号、00004号と何の味気もなく頃していった……)」

一方「……(だが、これはなンだ?なンなンだ……?この違和感は)」

00004号「……」

一方「……おかしい、どォいうことか知らねェが、こいつ、確実に強くなってやがる」

―――――

00005号「貴方が一方通行ですか?とミサカは確認を取ります」

一方「そろそろ確認もいらねェんじゃねェのか?テメェで五体目だろ」

00005号「そうでしたね。とミサカは同意します。私の中には、過去四人分のデータが入っています」

一方「なら話は早ェ。さっさとおっぱじめようぜェ」

7: 2013/02/17(日) 21:19:35.21 ID:jizjxXF10
―――――

00005号「……はっ!とミサカは気合とともに超電磁砲を打ち出します!」

ドゴォォンッ!!

一方「ヒャッハー!!中々や……え?」

00005号「……どうかしましたか?一方通行。問題があるならいったん実験を中断しますが、
とミサカは申し出ます」

一方「今テメェ、何やったンだ……?」

00005号「何……と申されましても、超電磁砲を打ち出しただけですが、とミサカは戸惑いつつ答えます」

一方「……超電磁砲が使えるのは、オリジナルだけじゃねェのか?」

00005号「いえ?私もクローンですから使えます。一応レベル5ですから」

一方「は?」

9: 2013/02/17(日) 21:22:15.11 ID:jizjxXF10
00005号「あれ?存じてませんでしたか?実験の結果
『なんやかんやでレベル5のクローンができたから使おう』ということになったと
ミサカは聞いたことをそのまま報告しますが」

一方「オイ、何いってンだ。クローンならレベル4くらいまでが限界じゃ……」

00005号「ああ、それは昔の話です。今は時代が進歩していますので」

一方「……そうかよ」

00005号「はい、その程度の疑問なら実験を再開しても構いませんか?とミサカは質問します」

一方「あァ、さっさと終わらせようぜ」

11: 2013/02/17(日) 21:25:05.31 ID:jizjxXF10
―――――

一方「……はァ、はァ」

00005号「……流石……です……と……ミサカは……賞賛を……送ります」

ガクッ

一方「(流石にレベル5はちょっと厄介だったなァ……これなら少しは楽しめそうだ)」

00005号「……」

一方「少し前に言ってた……意味がわかった気がするぜェ」

―――――

00006号「貴方が一方通行ですね?とミサカは確認します」

一方「いい加減にしろ」

00006号「すみません、このやりとりが定例化していたようなので、とミサカはついやっちゃうことに対して『てへぺろ』で謝罪します」テヘペロ

一方「何かテメェは最ッ高にうぜェなぁ……」

00006号「準備が良ければ初めても構いませんか?とミサカは実験開始について伝えます」

一方「いつでもいいぜェ」

00006号「では始めます。13時33分、これより第六次実験を開始します」

12: 2013/02/17(日) 21:27:23.55 ID:jizjxXF10
ギュインッ

一方「ハン。今度はどんなてじ―――ー」

ドゴゴゴゴゴンッ!!

一方「……は?」

00006号「流石は一方通行ですね。とミサカは素晴らしい実力に驚きを隠せません」

一方「いや……テメェ今何した!?」

00006号「……?超電磁砲を何発が撃ち込んだだけですが」

一方「おかしィだろ……テメェのレールガンは一回一発じゃねェのか!?」

00006号「それは他の妹たちの話ですね。私はレベル6『究極電磁砲』なのであまり関係ありません」

一方「……は?」

00006号「あれ?聞いていませんか?この実験では、相手役となるミサカは少しずつ強くなる、
要は忍者の跳躍力を鍛える特訓と同じ程度だとミサカは簡潔に説明します」

一方「ちょっと待てェェ!?それじゃ意味がねェだろォ!?
テメェらは俺をレベル6にするために実験してんじゃねェのかよ!!なんでレベル6つくっちゃってンだよ!!!」

15: 2013/02/17(日) 21:29:12.93 ID:jizjxXF10
00006号「私に聞かれてもわかりません、とミサカは別の部門に質問してほしい旨を伝えます」

一方「な……なンなンですかあァ!?」

00006号「とにかく、私が言える事は、『さっさと私を頃してください』という事だとミサカは一方通行に簡潔に伝えます。問題なければ実験を再開します」

一方「(ふざけンなよ……電気能力と一口に言ったって、レベル5とレベル6じゃあ差が歴然なんだよォ……!!)」

一方「(ここは逃げるのが得策か……!?いや、アイツ相手に逃げの一手なんざそれこそ危険かもしれねェ!)」

一方「(ここは先手で……一気に決めるしかねェ!!)」

一方「ウオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアァァァッ!!!」

グオオッ!!

00006号「お、やる気になってくれましたね。実験再開です。とミサカは連絡します」

19: 2013/02/17(日) 21:31:49.38 ID:jizjxXF10
―――――――

一方「コヒューッ……コヒューッ……」

00006号「流石は……一方通行……です。と、ミサカ……は……」

一方「……も、もォいい!!」

00006号「……?」

一方「こ、こんな実験……辞めてやるよォ!!」

00006「……何、を!?」

一方「う、うるせェ……テメェには関係ねェだろ!!」

00006号「……」

20: 2013/02/17(日) 21:32:45.12 ID:jizjxXF10
00006号「……」

ツーッ

一方「……は?な、なンでテメェは泣いてやがンだよ!!」

00006号「そんな事を……言わないでください……と……ミサカは……懇願します」

一方「……」

00006号「私たちは……貴方の、実験のために、作られ―――」

ガクッ

一方「……ァァ」

一方「なンなンだよこれはああああああァァァアッ!!」

24: 2013/02/17(日) 21:34:56.70 ID:jizjxXF10
―――――――

一方「……」

ザッ

「貴方が一方通行ですね?とミサカは確認します」

一方「……ッ!!!」ビクッ!!

00007号「私はミサカ00007号。貴方の実験に使用されるクローンです」

一方「で、出やがったなァ……」

00007号「何をそんなに緊張しているのでしょうか、と、ミサカは問いかけます」

一方「……一応聞いてやるよ」

00007号「はい、なんでしょうか?とミサカは質問に対する受け答えを行うつもりです」

一方「テメェは、レベルいくつだ」

00007号「はい。レベル7『究極完全超電磁砲』です」

一方「ハハッ……もうどォにでもなァれっ☆」

25: 2013/02/17(日) 21:35:14.35 ID:XIqEvudS0
レベル20000とか無理ゲーだろwww

30: 2013/02/17(日) 21:38:02.85 ID:jizjxXF10
00007号「私の超電磁砲は若い番号の個体に比べ少しだけ強力ですので、少し環境下に影響が出ます。そのため普段は使用を控えているので、自分でもどの程度強力なのかはわかりません」

一方「……大丈夫なのかァ?」

00007号「はい、今回のフィールドは、私のために特別に用意された場所です。
たとえば核爆発が起きても大丈夫なつくりとなっております」

一方「ハッ……そうかよ」

00007号「そういえば先日『実験を辞める』との発言が確認されていますが、それについてはどうですか?とミサカは確認します」

一方「やめねェよ……俺はレベル6になってやるよ……どンな手を使ってもな」

00007号「それを聞いて安心しました。では実験を開始したいと思います」

32: 2013/02/17(日) 21:39:39.55 ID:jizjxXF10
――――――

一方「うオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアア!!!」

一方「(風の流れをコントロール!!)」

一方「(自転の力をベクトル変換!)」

一方「(圧縮空気のかb……)ウオォァッ!?」

ドギャアアァンッ!!

00007号「あの、遊んでいる場合ではないので、真面目に戦ってほしいのですが」

一方「わ、わかってるよォこンちくしょう!!」

ドギャァン!

ドギャアァン!!

一方「ちくしょうォォ!!テメェはどっから電磁砲を撃ってんだよォ!?」

00007号「地上に存在する、電子、電力を自由に使用しています。とミサカは簡潔に回答します。」

一方「無茶苦茶言ってんじゃねェよォォォォッッ!!」

ドギャギャン

39: 2013/02/17(日) 21:44:29.98 ID:jizjxXF10
――――――――その少し前


チンピラ「おいねーちゃんちょっと遊ぼうぜ」

チンピラB「へへ、いいだろねーちゃん」

上条「……(あれは御坂が絡まれている?)」

10032号「……」

チンピラ「へへへ……」

上条「すみませんちょっと」

チンピラB「あ?」

上条「ごめんなさい!知り合いが迷惑かけたみたいで!ほら御坂いくぞ!」

100032号「……ッ」

チンピラ「邪魔だガキ!!」

バキッ!!

上条「あべし!」

チンピラB「へへ……お嬢ちゃんはこっち……」

チンピラ「……あれ?」

42: 2013/02/17(日) 21:47:54.36 ID:jizjxXF10
10032号「……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

チンピラ「……ねぇ、嫌な予感するの、俺だけ?」

チンピラB「そんなことない、俺もだ、逃げよう、うん逃げ」

ボシュンッ

チンピラ「うわああああああああああああBが消えたあああああああああああああ」

上条「なにごとおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

チンピラ「うわああああああああ助け」

ボシュンッ

10032号「大丈夫ですか、と御坂は貴方の安否を心配します」

上条「俺よりあのチンピラたちはどうなったんですか」

10032号「電子レンジというものをご存知でしょうか、とミサカは質問します」

上条「一応」

10032号「それの威力が仮に10000倍強くなったとして、卵をいれてチンするとどうなると思うでしょうか、
とミサカは簡潔なたとえばなしをします」

上条「……すごいことなる?」

50: 2013/02/17(日) 21:54:39.39 ID:jizjxXF10
10032号「正解です。とミサカは良い笑顔で返答します」

上条「(詳しくは聞かないでおこう)」

美琴「あっ」

上条「あっ」

10032号「あ、お姉さま」

―――――

美琴「……へー、本当に完成してたんだ。妹達≪シスターズ≫」

上条「何、お前も知らなかったの」

美琴「だって冗談だと思ったんだもん。最初はレベル1、次はレベル2といった風に一人ずつレベルをあげていくって計画よ?
一方通行が殺されるんじゃないかしら」

上条「……たしかに、いくら最強、ベクトル変換の第一位といっても、所詮はレベル5だしなぁ……」

10032号「……」モグモグ

美琴「そういえば、貴方のレベルはいくつなの?3くらい?」

10032号「私ですか。レベルは10032『真・究極完全体超電磁法三十三式最終調整型地表崩壊化』≪デストロイ・オメガ・オーバーレイ≫です。
とミサカは自分のプロフィールを簡潔に答えます」

上条「  」

61: 2013/02/17(日) 21:59:20.38 ID:jizjxXF10
美琴「……え?何それ?新しい冗談よね?」

10032号「いえ、事実ですが、とミサカは簡潔に述べます」

美琴「……超電磁砲なのよね?」

10032号「超電磁砲程度でよければ好きな場所、時間に指定して打ち込むことができます。
範囲は半径600kmが限度ですが、とミサカは説明を加えます」

上条「  」

美琴「  」

10032号「あ、向いの店でゲコ太ストラップの販売が行われています、とミサカはお姉さまに伝えます」

美琴「あ、はい……い、行きましょうか」

上条「そうですね」

10032号「どうしたのでしょうか、体調がすぐれないなら何か処置を施しましょうか、とミサカは提案します」

上条「あ!!大丈夫です!!」 シャキッ!!

美琴「はい!!めっちゃ元気なんで!!」シャキッ!

68: 2013/02/17(日) 22:02:32.83 ID:jizjxXF10
上条「……待てよ、御坂」

10032号「呼びましたか?」

上条「いえオリジナルの方です」

御坂「何よ?」

上条「……10032号がここにいるってことは、クローンは完成、実験は始まってるんじゃ」

御坂「……!!」

上条「だからつまり―――」


「―――――――一方通行が危ない!!―――――――――」


10032号「二人は何をあんなに緊迫しているのでしょうか、とミサカは疑問を覚えます」

77: 2013/02/17(日) 22:07:44.74 ID:jizjxXF10
美琴「とりあえず本部まで行って、実験の場所を吐かせましょう!妹たちは私のいう事なら聞くはずだから!」

上条「なら安心だな」

美琴「アンタも来るのよ?」

上条「何で!?Why!?」

美琴「レベル6以上の妹の電撃を、一発でも耐えられる人類がアンタ以外に存在するなら話は違うけど」

上条「行かせていただきます。でも右手以外には当てないようにしてねマジで」

10032号「これから始まる冒険の予感にミサカはわくわくしながらついていきます」

――――  研究所
ガチャァッ!!

美琴「こらーっ!!」

天井「……イヤアアアアアアアアア!!!モウヤメテエエエエエッ!!」

美琴「……え?何?」

天井「ひ!ヒィ!!み、ミサカ!!ミサカだ!!」

研究員「逃げろぉおおおお!!!」

研究員B「うわああああああああ!!」

美琴「えーっと……」

89: 2013/02/17(日) 22:12:36.40 ID:jizjxXF10
美琴「どういうことか説明してくれると嬉しいんだけど」

研究員「ヒィ!!なんでもこたえますから殺さないでください!!」ガタンッ(椅子から転げ落ちる)

上条「何があったんですか?」

天井「わ、わたわたわたしがぷぷ、プログラムをつくったんです……くくクローン製造の」ガチガチ

10032号「大の大人が泣きながら子供に喋っています。滑稽だとミサカは笑いをこらえます」プークスクス

研究員「そのプログラムが思いのほかうまくいってしまって……『本当に』レベルをあげてしまったんです」

美琴「本当に?」

天井「わ、わたしは本当は!ちょ、ちょっとずつ強くなるものをつくるはずだった!!何の間違いか……
何故か、一体毎に本当に1レベルあがっていて……」

研究員「実験を中止にしようとはしたんです。しかし妹達には『実験の成功こそが、生存理由』とインプットしてあります!
もう止めようがなく……」

美琴「と、止める方法はないの?」

研究員B「ヒィ!あ、あります!ありますけど……」

上条「けど?」

研究員B「打ち止め≪ラストオーダー≫……」

天井「うわああああああああああああああああ!!」

94: 2013/02/17(日) 22:15:27.29 ID:jizjxXF10
研究員「やめてええええええええええええええ!!」

美琴「な、なんなの!?」

天井「ら、らららラストおーだーは……最終番号、20001号の個体なんです」

上条「ってことは……」

10032号「理論的に考えれば、レベルは20001ですね。とミサカはお菓子をつまみながら答えます」サクサク

研究員B「その能力は……ウオォァァアッ!!」

ビクンビクンッ

研究員B『あなたがお姉さま?はじめまして!私は打ち止め≪ラストオーダー≫ってミサカはミサカは挨拶してみる!』

上条「!?」

美琴「!?」

108: 2013/02/17(日) 22:19:51.81 ID:jizjxXF10
研究員B『不思議そうな顔してるね?お姉さまなら知ってるはずでしょ?
――――脳の神経細胞(ニューロン)は電気を使って情報伝達する。』

美琴「……え?ま……まさか」

研究員B『そう!そのまさか!レベル20000を超えちゃったミサカの能力は
『電気使い』≪ユーズ・エレクトリック≫この世界に存在する『電気』という概念を持つもの全てを自由に操る能力だよ!
ってミサカはミサカは説明してみる!』

上条「……むちゃくちゃじゃないですか」

研究員B『あーそうそう!だからこんなこともできるんだよ!』

バチッ

バリバリッ!!

上条「!!」

美琴「!!」

打ち止め『こんにちわー!ってミサカはミサカはいきなり登場ー!』

上条「なっ……!?」

117: 2013/02/17(日) 22:24:37.05 ID:jizjxXF10
打ち止め『といっても、実際はいないんだけどね!
『ミサカのように見える電磁を発生させ、あとは脳信号でそうなるようにした』だけだよ!
ってミサカはミサカは簡潔に説明!』

天井「あばばば……」(失禁して気絶)

美琴「こ……こんなの、無茶苦茶じゃない」

打ち止め『大丈夫!お姉さまたちに危害を加えるつもりはないよ!
だって私たちの目的は、『この実験を成功させること』だからね!ってミサカはミサカは味方宣言!』

10032号「このまかろんおいしいですね。とミサカはつまみぐいします」

上条「そ……そんなのは!間違ってる!」

打ち止め「え?」

上条「ヒィッごめんなさいでも思うんですよ僕……その……あのいくらなんでもかわいそうかなーって」

打ち止め『……ごめんなさい、貴方の行ってる意味がよくわからない、ってミサカはミサカは詳細を希望!』

131: 2013/02/17(日) 22:29:52.82 ID:jizjxXF10
上条「だってさぁ……君たちだってほら……ちょっと能力凄いだけの普通の女の子じゃん……
もっとこうさぁ……他にやりたいこととかさぁ……」

打ち止め『……でも、ミサカ達は実験の成功のために作られた、ってミサカはミサカは自分の立場を』

上条「いやほら……そこの彼女だって……マカロンおいしそうに食べてるし……オリジナルの御坂だって……
殺されるのは嫌だし……」

10032号「このコーヒーもなかなか行けますね。とミサカはブレイクタイムをします」

打ち止め『……お姉さまは、殺されるのが嫌なの?』

美琴「そ、そりゃ嫌に決まってるじゃない……!(この化け物じみたのにお姉さまって言われることがあるなんて)」

打ち止め『……何で?ってミサカはミサカは純粋な疑問をぶつけてみる』

美琴「え……だって、やり残したこと、だって、いっぱい、あるし……」チラ

上条「(何故俺を見る。やはり何か言えということか!!くっそ!!人を説教大好きみたいに思いやがって!)」

138: 2013/02/17(日) 22:33:07.41 ID:jizjxXF10
上条「だから……君たちも、殺されるために生きるんじゃなくて!!
こうもっと、何かこうアレ!やりたいことのために生きるべきなんだ!」

打ち止め『実験の成功……?ってミサカはミサカはやりたいことを再確認』

上条「他に何かないの!?楽しかった時とか!嬉しかった時とか!!」

打ち止め『でもミサカは……妹たちのデータを受信して収集してただけだし……
今も……』

上条「今もやってんの!?」

打ち止め『……今、うん、一方通行と00007号が交戦中だよ、ってミサカはミサカは現状報告!』

上条「一方すげぇ」

美琴「6まで倒したのね……あいつも結構化け物ね」

140: 2013/02/17(日) 22:35:46.24 ID:jizjxXF10
打ち止め『今も……』



―――――――

00007号「……てい」

バリバリッ!!

一方「グァァァッ!!」

00007号「もー、何をやってるんですか、さっさと私を頃してください、とミサカは貴方に迫ります」

一方「できるもンなら……してるに決まってるだろォがあァ!」

バッ

00007号「てい」

バリバリィッ!!

一方「グァァッ!!(せめて反射できるのにして!!!)」


―――――――

打ち止め『……』ゾクゾクッ

上条「お?」

156: 2013/02/17(日) 22:40:32.55 ID:jizjxXF10
打ち止め『……今ちょっと、少し興味がわいたかも、ってミサカはミサカは初めての経験!』

上条「本当か!?じゃあ実験は」

打ち止め『うーん……でも実験は続いてほしいかもって、ミサカはミサカは純粋な欲求を言ってみる』

美琴「ええ……?それじゃあ一方が氏んじゃうんじゃ……」

打ち止め『それはないかも!ってミサカはミサカは全力否定!』

10032号「私たちの体には『実験成功が最優先事項』とインプットされています。
一方通行を執拗に痛めつけることはあっても、頃すことはありえません、とミサカはお答えします」

上条「(いっそのこと頃してやれよ……)」

美琴「ねぇ……じゃあどうなるの?妹たちは、殺されないの?」

打ち止め『……もしも、一方通行が私たちを殺せるくらい強くなったら、
殺されることはしかたないかもってミサカはミサカは肯定してみる」

上条「そんなっ……」

打ち止め『でも大丈夫かもってミサカはミサカは映像スタート!!』

ブォン

158: 2013/02/17(日) 22:42:11.93 ID:jizjxXF10
――――――

00007号「……てい」

バリバリッ!!

一方「グァァァッ!!」

00007号「……てい」

バリバリッ!!

一方「あがァッ!!」

00007号「……てい」

バリバリッ!!

一方「ウオォァァッ!!」

00007号「……(楽しくなってきました、とミサカは自分の中の新たな一面を発見します)」



―――――

上条「あーこれは大丈夫っすわー」

美琴「……なんだろうこの複雑な気持ち」

166: 2013/02/17(日) 22:46:39.93 ID:vrGaDzgK0
打ち止め『……お姉さまには心配させたくないから言っちゃう!とミサカはミサカは大胆発言!』

美琴「え!?何!?」

上条「あっ!?聞こえなくなった!!なんで!?何か言ってんの!?」

打ち止め『あの人が……一方通行が電撃で苦しんでるところを見ると、なんだかゾクゾクしちゃう……って
ミサカはミサカは心中を吐露」

美琴「えっ」

上条「あっ聞こえるようになった、今なんて言ってたんだ御坂」

美琴「なんでもない」

上条「なんだって!?気になる教えて!」

打ち止め『しつこい男は嫌われるよ、ってミサカはミサカは厳重注意』

上条「あっすみません」

打ち止め『……なんか、今日はありがとう!私たちは、生きたいように生きるよ!
今までのミサカ達の思いを無駄にしないためにも!ってミサカはミサカは新たな決意!』

上条「(えっこれそげぶできたの……?)」

173: 2013/02/17(日) 22:49:55.60 ID:vrGaDzgK0
――――

00007号「……―――ッ!!」ピクッ

一方「……ァァ?」

00007号「ラストオーダーからの指令です。本日の実験は一旦中止、また後日再開するとのことです。とミサカは緊急の用件を連絡します」

一方「……オォ(た、助かったのかァ……?)」

00007号「では、ミサカこれより自由行動にうつりたいと思います。まずは仕事先を探してきます。とミサカは新たな出発をします」

一方「……し、仕事ォ?」

178: 2013/02/17(日) 22:53:32.81 ID:vrGaDzgK0
―――――――

上条「……あれで良かったのかな」

美琴「んー……頑張ってくれたのは嬉しいけど、あたしたちじゃもうどうにもできないレベルまでいっちゃってる気もするしさ」

上条「まぁなぁ……6以降とか果たして俺の右腕でなんとかなるかもわからないしな」

美琴「まぁ……私としては、妹たちが殺されずに、殺さずに、平和に生きてくれさえすれればいいのよ」

上条「だな」

――――――――――

一方「や……やっと帰れたァ」

一方「正直……家に帰れるとは……思ってなかったぜェ」

一方「コーヒー……コーヒーが飲みてェ」

ガチャ

「おかえりなさーい!ってミサカはミサカは元気にお出迎え!」



一方「えっ」


                                   終わり。

180: 2013/02/17(日) 22:54:09.70 ID:vrGaDzgK0
ドS幼女の電撃責め。我々の業界ではご褒美です。

181: 2013/02/17(日) 22:54:13.25 ID:/dXgYNDb0
乙wwwwwww一方可哀想wwwwww

185: 2013/02/17(日) 22:56:08.26 ID:O/HEUMnU0
もうちょい続けて欲しかった

おつ

引用元: 一方通行「助けてくださァい……」