サターニャ「ぱし！　ぱし！　ぱしへろんだす！(^q^)」


ガヴリール「どうしたんだよ、ヴィーネ。って、げぇ！　どうしたんだよ、こいつ……」

ヴィーネ「魔界から支給された悪魔力増強薬を使おうとしたんだけど」

ガヴリール「……」

ヴィーネ「サターニャがそれを見て、使いたいって言うから先に使ってあげたら」

ガヴリール「こうなった、と」

ヴィーネ「ガヴ、私どうしたら……」

ガヴリール「まあ先にヴィーネが使わなくてよかったな。それに、そのうち治るだろ」

ヴィーネ「そうだといいんだけど……」

サターニャ「ぶるすく！　ぶるすく！(^q^)」ｼﾞﾘｯ


ガヴリール「お、おい。なんかこっちに近づいてくるぞ」

ヴィーネ「えっ……な、なんかちょっと怖いわね」


サターニャ「ころらど！　ころらど！(^q^)」ｼﾞﾘﾘｯ


ガヴリール「やば、私の方に来た！」

これじゃ完全にパワー系じゃねえか！

サターニャ「おいにー！　おいにー！(^q^)」ｶﾞﾊﾞｧｯ


ガヴリール（なんかやばい！　こうなったら……）


ガヴリール「奥義！　ヴィーネバリア！」ｸﾞﾙﾝｯ

ヴィーネ「ちょ！　ええぇぇ！」


サターニャ「(^q^)」ﾌﾞﾁｭｩｩｩ

ヴィーネ「！？」

キマシ

サターニャ「(^q^)」ﾌﾞﾁｭｩｩｩ

ヴィーネ「～～～～ッ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ


ガヴリール（うわぁ、思いっきり唇吸われてる……）


サターニャ「(^q^)」ﾌﾞﾁｭｩｩｩ

ヴィーネ「……」ﾋﾟｸｯﾋﾟｸｯ


サターニャ「えっせんしゃる！(^q^)」ｽｯ

ヴィーネ「」ﾊﾞﾀﾝｯ

ガヴリール「……お、おーい？」

ヴィーネ「」

ガヴリール「……ヴィーネ、生きてるかー？」

ヴィーネ「」ﾑｸｯ

ガヴリール「お、よかったよかった。無事みたい……」



ヴィーネ「あうあうあー！(^q^)」

ガヴリール「ひっ！　ヴィ、ヴィーネまでおかしく……」


サターニャ「えれくとろ！(^q^)」ｼﾞﾘｯ

ヴィーネ「しゃいにんぐ！(^q^)」ｼﾞﾘﾘｯ


ガヴリール（なんだかわからんけど、すげーやばいって事だけはわかる。ここは……）

ガヴリール「一時撤退だ！」ｽﾀﾀｯｰ



-学校の廊下-


ガヴリール（くそ、なんなんだよあれ。超ヤバイじゃんか）ﾀﾀﾀｯ

ガヴリール（とりあえずラフィエルに……って居た！）

ガヴリール「おい、ラフィエル！」

ラフィエル「ガヴちゃん？　そんなに慌ててどうしたの？」

ガヴリール「実は……」

悪魔すぎる

ラフィエル「そんな面白……じゃなくて酷いことが……」

ガヴリール「どうしたら良いかわからなくて……知恵を借りに来たんだ」

ラフィエル「そうですね……まずは、関係のない他の方たちを避難させないと」

ガヴリール「た、確かにそうだな。一度、教室へ戻ろう」


-教室-


ガヴリール「あれ、あの二人が居ない！？」

ラフィエル「何処かに行ってしまったんでしょうか」

ガヴリール「と、とりあえず他の人達を避難させないと。あ、委員長いいところに！」

委員長「……」

ガヴリール「委員長、大変なんだ！　サターニャとヴィーネには決して近づかないよう皆に……」


委員長「へきさごん！(^q^)」ｶﾞｼｯ

ガヴリール「ひっ！　うわぁぁぁ！」ﾄﾞﾝｯ

委員長「あうあうあー！(^q^)」ﾍﾟﾀﾝ

ガヴリール「くそっ、手遅れだったか！」


ざわ……
　　　　　ざわ……


ガヴリール「な、なんだ……なんか教室の様子が……」

ラフィエル「ガヴちゃん、これって……」


クラスメートA「れりごー！(^q^)」ｼﾞﾘｯ

クラスメートB「はんむらび！(^q^)」ｼﾞﾘﾘｯ


ガヴリール「と、とにかく教室の外へ逃げるぞ！」

ラフィエル「は、はい！」

-廊下-


タタタタタッ

ガヴリール「ちくしょう、冗談じゃないぞ、こんなの！」

ラフィエル「ガヴちゃん、職員室！　先生方の力を借りましょう！」

ガヴリール「はぁ……はぁ……そ、そうだな」



-職員室-


ガヴリール「先生！　大変なんです、みんなが！」

担任「どうした天真。血相変えて」

ガヴリール「よかった、先生は無事で……」

担任「無事ってどういうことだ？」

ガヴリール「みんなが急におかしくなって……と、とにかく無事な人を避難させてほしいんだ！」

担任「みんながおかしい？　おかしいって……おか、お、おて……」


担任「おてもやん！(^q^)」ｶﾞｼｯ

こえぇよ

ガヴリール「ひえっ！」

ラフィエル「ガヴちゃん、どいて！」ﾌﾞﾝｯ

ドカッ

担任「あうあー！(^q^)」ﾊﾞﾀﾝｯ


ガヴリール「た、助かった……ありがと」


ざわ……
　　　　　ざわ……


先生A「あなゆき！(^q^)」ｼﾞﾘｯ

先生B「こなゆき！(^q^)」ｼﾞﾘﾘｯ


ガヴリール「って、先生たちも全滅かよ！」

ラフィエル「ガヴちゃん！　ここも危ないから学校の外へ逃げましょう！」

ガヴリール「お、おう！」

-廊下-


タタタタタッ


ガヴリール「くそっ、くそっ、どうしてこうなった！」

ラフィエル「と、とにかく落ち着いて策を考えられる所まで逃げないと！」

ガヴリール「そ、そうだな！」


-階段の踊り場-


生徒A「おすぷれい！(^q^)」ｼﾞﾘｯ

生徒B「きよしあじよし！(^q^)」ｼﾞﾘﾘｯ


ガヴリール「ちくしょう、もうこんなところまで……これじゃ下へ降りられない」

ラフィエル「こっち！　こっちが空いてます！」

ガヴリール「お、おう」

タタタタタッ

ガヴリール「はぁ……はぁ、ぜぇ……ぜぇ……」

ラフィエル「ガヴちゃん！　大丈夫ですか！？」

ガヴリール「……し、しんどい」


生徒C「こんぼい！(^q^)」ｼﾞﾘｯ

生徒D「のなぞ！(^q^)」ｼﾞﾘﾘｯ



ガヴリール「って、こっちにも！」

ラフィエル「どうしましょう……囲まれましたね……」


サターニャ「ちぇっこり！(^q^)」ｼﾞﾘｯ

ヴィーネ「ちぇっこりっさ！(^q^)」ｼﾞﾘﾘｯ


ガヴリール「お、おまえら！　今までどこに！」

ラフィエル「あらあら～……」

ラフィエル「ガヴちゃん」

ガヴリール「なんだ、ラフィエル」

ラフィエル「こんな所で二人とも捕まってしまっては、一巻の終わりです」

ガヴリール「た、たしかに……」

ラフィエル「私が時間を稼ぎますから、ガヴちゃんは神足通で外へ逃げて天界へ」

ガヴリール「そ、そんな……おまえだけ置いていくなんて……」

ラフィエル「それしか方法がありません。そして天界から助けを呼んできてほしいんです」

ガヴリール「……ッ」

ラフィエル「それに私……ガヴちゃんのあんな姿、見たくありませんから」


ガヴリール「ラフィエル……わかった」

ラフィエル「それでは、いきます！　はぁぁぁっ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝｯ


サターニャ「ろっこつまにあ！(^q^)」ﾌﾞﾁｭｩ

ヴィーネ「ほんじゃまか！(^q^)」ﾌﾞﾁｭｩｩ


ラフィエル「ガヴちゃん！　みんなを！　そして私を！　頼みましたよぉぉ……」


ガヴリール「ラフィエルゥゥゥ！」

ガヴリール「くっ、詠唱完了……おまえの犠牲は無駄にしないっ……神足通！」


ヒュンッ

ラフィエルの頼もしさよ

2人で逃げろよ

ラフィエルはサターニャとキスしたくて残ったのでは

-校庭-


スタッ

ガヴリール「はぁ……はぁ、くそっ、飛べたのたったこれだけか！」

ガヴリール「！？」

ガヴリール「ちくしょう、パンツが……もっていかれたッ！」


ﾄﾞｩﾙﾙﾙﾙ (^q^)卍三

　　　　三卍(^q^) ﾄﾞｩﾙﾙﾙﾙ


ガヴリール「あいつら、もう外まで！？　早く逃げねーと！」



-街中-


タタタタタッ

ガヴリール（天界へは家からゲートを開いて、だな……）

タプリス「て、天真先輩？」

ガヴリール「タ、タプリスか！？　おまえ、平気か？　なんともないか？」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

タプリス「きゃっ！　先輩？　どうしたんですか？」ｶｧｧ

ガヴリール「よかった、平気みたいだな」

タプリス「学校で謎の感染症が蔓延！？」

ガヴリール「ああ、学校の連中みんなやられた……ラフィエルやヴィーネもだ」

タプリス「そんな……」

ガヴリール「とにかく私は一度、天界へ戻って助けを呼んでくる！　おまえも一緒に来い！」

タプリス「は、はい！」


犬「……」ﾌﾗﾌﾗ

ガヴリール「ん？　なんだ……？」


犬「わうわうわー！(^q^)」ｶﾞﾊﾞｧ


ガヴリール「し、しまっ！？」

タプリス「先輩危ないッ！」ﾄﾞﾝｯ


犬「れっといっとびー！(^q^)」ﾌﾞﾁｭｳｩ

タプリス「きゅぅ」ﾊﾞﾀﾝ


ガヴリール「タ、タプリスゥゥゥーー！！」

-喫茶店の前-


ガヴリール「ちくしょう、ちくしょう……みんな、みんなやられちまった……」

バタンッ

マスター「おけはざま！(^q^)」


ガヴリール「どけっ、おらぁ！」ﾄﾞｶﾞｯ

マスター「だよねぇぇぇ！(^q^)」ｺﾞｷｯ

ガヴリール「……あ？」


マスター「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

マスター「」ﾑｸｯ


マスター「┌(^q^┐)┐....」ｶｻｶｻｶｻ


ガヴリール「ひぃぃぃっ！！　来るなぁ！！」


タタタタタッ

-ガヴリールの家の前-


ガヴリール（なんとかマスターは撒いたけど……）


町人A「ばとるどーむ！(^q^)」ﾌﾗﾌﾗ

町人B「からてか！(^q^)」ｳﾛｳﾛ


ガヴリール（くそっ、あれじゃ家に近寄れない……）

町人C「……」ｽｩ

ガヴリール（どうすれば……）

町人C「むっそりーに！(^q^)」ｶﾞﾊﾞｯ

ガヴリール「ひっ！　このっ！　あっちいけ！」ﾄﾞﾝｯ

町人C「あいやー！(^q^)」


タタタタタッ


ガヴリール「はっ、はっ、はっ」


ﾄﾞｩﾙﾙﾙﾙ (^q^)卍三

　　　　三卍(^q^) ﾄﾞｩﾙﾙﾙﾙ


ガヴリール（くそっ、くそっ、どうすればっ）

-工事現場-


ドドドドドッ


(^q^)...(^q^)...(^q^)...(^q^)...ﾃﾞｨｽｳｪｲ

ｲﾝﾏｲｳｪｲ...(^q^)...(^q^)...(^q^)...(^q^)


ガヴリール「ははっ……囲まれたか」


ガヴリール（もう神足通を使う力も残ってない……）

ガヴリール（ここまで、か……）


町人D「おるてが！(^q^)」ｼﾞﾘｯ


ガヴリール（くそっ、まだだ。これじゃあ、私の身代わりになってくれた皆に申し訳が立たない）


町人E「にるる！(^q^)」ｼﾞﾘｯ

ガヴリール「……くくっ、力が残ってない、か」


町人F「だっちゅーの！(^q^)」ｼﾞﾘｯ


ガヴリール「それがなんだってんだ。だったら……」

ガヴリール「私の、この命、削ってやるよ！」ﾎﾞｳｯ


町人DEF「「「(^q^)！？」」」

ガヴリール「おら、来やがれ、化物ども！」


町人DEF「「「ちゅーやん！(^q^)」」」ｶﾞﾊﾞｯ


ガヴリール「……天使学校首席！　なめんじゃ、ねぇぞぉぉぉ！！」

ガヴリール「これはヴィーネのぶん！」ﾄﾞｺﾞｫ

町人D「あんそに！(^q^)」ｸﾞｼｬｧ


ガヴリール「これはラフィエルのぶん！」ﾊﾞｷｨ

町人E「のいるこいる！(^q^)」ｸﾞｼｬｧ


ガヴリール「そして、これが！　私の怒りだぁぁぁぁっ！」ｻﾞｼｭｩｩｩ

町人F「ぴぐもん！(^q^)」ｸﾞｼｬｧ


――――――

――――

――


ドドドドドッ


(^q^)...(^q^)...(^q^)...(^q^)...ﾊﾊｯ

ｲｯﾂﾐｰ...(^q^)...(^q^)...(^q^)...(^q^)

(^q^)...(^q^)...(^q^)...(^q^)...ｽﾞｷｭｰﾝ



ガヴリール「はぁ……はぁっ……ぐっ……」ｶﾞｸｯ

ガヴリール（くそっ、足に力が……）ｸﾗｯ

ドサッ

ガヴリール（もうだめだ、立ち上がる力さえ……）

ガヴリール（あ、あれは……あいつらは……）


サターニャ「だらいらま！(^q^)」ｼﾞﾘｯ

ヴィーネ「おののぺす！(^q^)」ｼﾞﾘﾘｯ

ラフィエル「はらたいら！(^q^)」ｼﾞﾘｯ

タプリス「ちんぎすはん！(^q^)」ｼﾞﾘﾘｯ

マスター「┌(^q^┐)┐」


ガヴリール「みんな……みんな、私のせいでそんな姿に……」

ガヴリール「私の力が足りないばっかりに……」


ガヴリール「ほんとにごめん……ごめんな……」

ガヴリール（私が捕まったら……この世界は本当に、全てが混沌に包まれてしまう）

ガヴリール（そんな世界、あってはいけない……認めるわけにはいかない）

ガヴリール（そうなるくらいなら、私が……）


ガヴリール「……私が全てを、この世界を……壊してやる！」


サターニャ「たくらまかん！(^q^)」ｶﾞﾊﾞｯ

ヴィーネ「うーぱーるーぱー！(^q^)」ｶﾞﾊﾞｯ

ラフィエル「あしたか！(^q^)」ｶﾞﾊﾞｯ

タプリス「めほほぶるささん！(^q^)」ｶﾞﾊﾞｯ



ガヴリール「世界の終わりを告げるラッパよ！　鳴り響けぇぇ！！！」


タッタタタッタッ テッテテテッテッ ターッテタッテッ トットットー♪

タッタタタッタッ テッテテテッテッ ターッテタッテッ ター♪


カッ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´.
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´ﾞﾞ´｀ﾞ｀｀´ﾞ｀ﾞ´｀｀´ﾞ｀ﾞﾞ´´

やりやがったｗｗｗ

爆発オチなんてさいてー

-教室-


ガヴリール「うわぁぁぁ！」ｶﾞﾊﾞｯ

担任「……どうした天真」

ガヴリール「えっ、あ、えと……すみません、なんでもないです」

担任「授業中は静かに、な」

ガヴリール「はい……」

ガヴリール（ゆ、夢……だったのか。何も、かも……？）

ガヴリール（ヴィーネもサターニャも、普通に授業受けてるみたいだ……）

ガヴリール（よ、よかった……）


ガヴリール（はぁ……それにしても、なんて夢だよ……）

ざわ…

ざわざわ……

なんだゆめか

-休み時間-


ヴィーネ「ガヴ、授業中になんて声だしてるのよ……」

ガヴリール「ちょ、ちょっと変な夢みてな」

ヴィーネ「まーた夜更かしして、ゲームなんかしてるから……」

サターニャ「あんなに目立つなんて、ガヴリール、なかなかやるわね」

ガヴリール「ほ、ほっとけ。それよりヴィーネ。その手に持ってるのは？」

ヴィーネ「ああ、これ？　魔界から支給された悪魔力増強薬なんだけど……」

ガヴリール「なっ！？」

サターニャ「え、なにそれ！　使ってみたい！」

ガヴリール「ぜぇっったいダメだ！　それは私が預かる！」ｸﾞｲｯ

ヴィーネ「ああ、ちょっとガヴ！？」


ガヴリール「こんな危険なもの、絶対使わせるもんか！」

サターニャ「ガヴリール。まさか私が超超大悪魔になるのを恐れて……」

ガヴリール「は？　ちげーよ！　これはめちゃくちゃ危険な代物なんだぞ！」

サターニャ「そんな戯言に騙される私じゃないわよ、さあ寄越しなさい！」ｸﾞｲｯ

ガヴリール「ダメだ！　絶対渡さん！」ｸﾞｲｯｸﾞｲｯ

サターニャ「い、い、かげんに！」ｸﾞｲｯｸﾞｲｯｸﾞｲｯ

ぽーん

ガヴリール「あ」
サターニャ「あ」

すとん　びちゃ

ヴィーネ「！？」ｺﾞｸﾝｯ


ガヴリール「……」

サターニャ「……」

ガヴリール「……ヴィ、ヴィーネ？」


ヴィーネ「あうあうあー！(^q^)」


ガヴリール「ぎ、ぎぃやぁぁぁぁぁっ！！」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり

御約束ですわ乙

乙！