冬馬「……いやいや待て」

冬馬「冷静になれよ……ただのいたずらで実際は作ってないかもしれない」

冬馬「よくあるグロ画像トラップだったりするかもしれない」

冬馬「……もしIPとか引っこ抜かれたら、765プロがやばい」

冬馬「そうだ、これは通報する前に、確認だ。俺は、確認をするだけだ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

冬馬「べ、別に天海自身の裸を見るわけじゃないしな！」ﾄﾞｯｸﾝﾄﾞｯｸﾝ

冬馬「…………ていっ」ｶﾁｯ


　　　　　　　　

ｷﾞｬｰ

冬馬「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ」

冬馬「わぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ」





冬馬「………『2 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2014/03/01(土) 01:30:46.09 ID:QuloiwryP
んなわけーだろｗｗｗｗｗｗばーかｗｗｗｗｗ』」


冬馬「…………これで、よかったんだ………」ｶﾞｸｯ

春香「………えへへ、『天海春香 画像』っと」ｶﾀｶﾀ

春香「………やだ、なにこれ……『天海春香のアイコラ画像を作るスレ』……？」

春香「…………も、もう……しょうがないなぁ」

春香「どれどれ」ｿﾜｿﾜ

春香「え、わたしこんなちんちくりんじゃないよ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

春香「えーっと、『天海さんはもっと胸があると思います』…」



春香「あ、返信きた。『コラ元は高槻やよい用に持ってきた。作ろうとしたら良心の呵責が……』」

春香「なぁんだ…………」

春香「私にはないの！？」

春香「ま、まぁ溢れる魅惑のオーラがファンの人に伝わりすぎちゃったんだよねっ」

春香「しっかしみんなドスケベだなー」

春香「ん？『そろそろ秋田。あずささんで抜いて寝る』」

春香「いやいやもっと私の魅力について語ってよ！アイコラでもいいから！」

春香「……そうか、このスレッドには私の顔写真が少ない。だからみんな作るモチベが低いんだ！」

春香「ふっふっふ、ならば飛びきりの新鮮焼きたてホカホカ！最高の一枚撮りをば――！」

＼ﾊﾟｼｬｯ／

春香「ｿｰﾚｯ☆投下！」

春香「くっくっく……」

春香さんやめるん

冬馬「……まーた性懲りもねぇやつがいやがるぜ……なーにが天海のアイコラだ。もう騙されるかっての」

冬馬「まったく、あれから毎日ネットをパトロールしていて良かった」

冬馬「今度こそ通報…………」

冬馬「………の前に確認を。万が一、ということもあるからな。今度こそマジでアイコラかもしれない」

冬馬「………そう、やましいことなんて―――！」

　　　　　

まさかの真っ黒

なんか気持ち悪い顔の男が映ったんだがｗｗｗ

冬馬「ギルテｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｯ!!!!!?」ﾊﾞﾀｰﾝｯ




春香「あれ？『なんだこれ』って……？」

春香「いっけない、カメラのレンズカバー外してなかったよ」

　

春香「こ、今度こそ！」

　＼ﾊﾟｼｬﾘ／

春香「うぅ……アップローダーの調子が重い……」

春香「そんなことしているうちにスレッドが……【DAT落ち】…」

春香「スレッドを立てようにも忍法帳？が足りないって言うし……」

春香「よし！スレ立て依頼を！」

春香「スレ立て依頼です『天海春香のアイコラ画像作りましょう』ってスレっど立てて下さい…っと」ｶﾀｶﾀ

春香「うっは、さっすが愚民！さっそく立ってる！」

春香「……しかし虚しい」

春香「………ん？『これマジ？』だって」

　　　

春香「ちょっっとおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！」

春香「ひ、人のプロデューサーさんで遊ばないでよおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！」

春香「ふざけるな！！！！！！！！！詳細はよ！！！！！！！！！！！！！！！」ｶﾀｶﾀｯｯﾀｰﾝ

春香「オッケー春香、クールダウン」

春香「ふぅ………」

春香「しっかしアレだねー、未遂だけどやよいのも作ろうとしてたわけだから、きっと私以外にも作られてるんだろうなぁ」

春香「………『765プロのプロデューサーのえOちな画像ください』っと」


春香「まさか、ね………」

春香「やっぱり恥ずかしくなってきた……今のナシ！書き込み削除！」

春香「ってどうやるんだろう？」

春香「………出来ないの？え？」

春香「……大丈夫、まだ助かる。しょせん匿名掲示板だもん」

春香「……明日Pさんとすっごく顔合わせづらいけど………」

冬馬「う～～ん……ったく、どいつもこいつも天海をオモチャにしやがって」

冬馬「あいつはシェフじゃなくてアイドルだぞ、お笑い芸人でもねぇんだから……」

冬馬「もしかして、天海を女だと思ってないのか……こいつら？」

冬馬「あいつは、一生懸命ながんばりやで、自分が辛い時でさえ周りを励まそうとする立派なやつだし、笑顔が可愛いし、
　　　リボンを結ぶ仕草が艶かしいし、ズッコケをごまかす時も妙にトキメクし、ステージの上で汗の垂れる太ももは国宝級だろうに！」

冬馬「いいぜ、てめえらが天海にソソられねぇってならまずはそのふざけた幻想をぶち頃す！」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｯﾀｰﾝ

冬馬「どや！」

　　

冬馬「感謝しろよ天海……！お前の魅力、存分に伝えたぜ」






春香「………


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春香「まったく、私のファンって本当、どういう人なんだろう………」


冬馬「応援してるぞ……天海！」




P「『今度はいおりんでスレ建てるわ』……と」


　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり



　　　ごめんなさいのポーズ
　　　　

乙乙