1: 2013/02/22(金) 00:09:30.49 ID:CY5nYyE60
P「流石に本気でネタが尽きてきたよ」

律子「……」ポロッ

P「ああ、落ちたぞ。皿の上で良かった」

律子「珍しく神妙な面持ちで食事なんてどうだっていうから何の話かと思ったら……」

P「え、だってまだアイドル残ってるしさ」

律子「……ソーデスネ」

P「おい、どうした?イタリアン嫌いだったか?」

律子「なんでもありません!はぁ……私がバカでした」

P「いや律子はバカじゃないよ」

律子「そうですね、バカはあなたです。で、ネタ無いんですか」

P「うーん、無いというか……普通の名作を紹介するのは微妙に沽券に関わる気がして」

律子「いいじゃないですけ別に」

P「今までがさ、面白いけどマイナーとか、こっちから踏み込んで行けば面白いゲームばかりだったろ」

律子「まぁ、確かに」

P「だからその路線で行きたいんだよなぁ……名作紹介はどっかのブログにでも任せたい」

P「アンリミテッド:名作ゲームをやろう」

4: 2013/02/22(金) 00:15:36.22 ID:CY5nYyE60
律子「でも、その路線だともう手持ちが尽きたんでしょう?」

P「そういうわけでもないんだけどさ。なんていうか、こう……今までのを超えるインパクトがな」

律子「流石にそこまでは求めてないと思いますけど。素直に普通のゲーム出したらいいじゃないですか」

P「うーん……そうしようかな。ところであずささんのスケジュールどうなってる?」

律子「次のターゲットですか?えーと、しばらくは空いてませんね」

P「となるとあずささんはお預けか、最悪タイマンかな」

律子「それじゃあずささん置いてけぼりになるでしょ。私が同席しますよ」

P「おお、助かる。で、結局次のゲームどうしようか」

律子「今までRPGとか多かったじゃないですか」

P「まぁ、必然な」

律子「だったら他ジャンルからどうです?いろいろやってるでしょうし」

P「他ジャンル……またアクションでもいいけど、ここは……よし!」

律子「決まりました?」

P「ああ。候補は出た。流石律子だ、ありがとう」

律子「どういたしまして。ここの払いで手を打ちますよ」

5: 2013/02/22(金) 00:20:21.28 ID:CY5nYyE60
~数日後~

P「というわけで今回はお前達二人だ」

響「うん、よろしくお願いします!」

美希「響と二人なの?どうして?」

P「今回やるゲームなー、結構センスいるからさ」

響「なるほど。だったら自分たち、ぴったりだと思うぞ!」

美希「だってミキ、完璧だもんね」

響「ちょ、自分のセリフとらないでよ!」

P「そういう事だ。お前達だったらある程度できると思ってな」

美希「って事は難しいゲームなんだね」

P「かなりな」

響「うぉー燃えてきた!自分、やってやるさ!」

P「じゃあセッティングするなー」

美希「どっちが先やる?」

響「自分に先にやらせて欲しいぞ」

6: 2013/02/22(金) 00:25:26.41 ID:CY5nYyE60
響「ハードはそれなの?」

P「ああ。見たこと無いか?」

響「にぃにが持ってた……のとは違うぞ。見たこと無い」

美希「ミキも無いの」

P「じゃあプレイステーション2は知ってるか?」

響「それはにぃにが持ってたぞ」

美希「そのくらいだったらミキも知ってるよ」

P「……負けてないのにな、ドリキャス。まぁいいや」

響「で、どんなゲームなんだ?」

P「シューティングゲームだ」

美希「敵をばばばーって撃つヤツ?ゲーセンでたまにやるの」

P「んー、多分美希が言ってるのはガンシューだな。それとは違う」

美希「そうなの?」

P「これは戦闘機に乗って弾を避けながら面をクリアしていくタイプだ。横シューとか言うぞ」

響「なんか難しそうだぞ……」

9: 2013/02/22(金) 00:30:11.00 ID:CY5nYyE60
P「確かに難易度は高いけど、やることは単純だよ。だからセンスさえあればある程度はいけると思うんだ。あとはやり込みな」

美希「練習は嫌いだけど、ミキセンスいいからなんとかなると思うな」

P「頼もしいな。響は?」

響「結構細かい操作したりする?」

P「まあそうだな」

響「じゃあ自分頑張るさー。なんだかわかんないけど、ファンの皆に不器用って思われてるんだよね」

P「そういやそうだな。編み物もするし料理だってするのにな」

響「なんでだろうね?で、その印象を払拭する為にバシっと見せてやるさ!」

P「録画も放送もしないけどな。頑張ってくれ」

響「うん!で、結局タイトルは何なの?」

美希「パッケージに書いてあるよ。えっと……」

P「待て待て、それを発表するのは地味に楽しみにしてるんだ。取らないでくれ」

美希「ん?ごめんなの」

P「よーし、それじゃ発表するぞ。今回二人にやってもらうゲームは、ドリームキャストのSTG」

P「ボーダーダウンだ」

13: 2013/02/22(金) 00:35:04.77 ID:CY5nYyE60
響「ぼーだー」

美希「だうん」

P「詳しくはプレイしながら説明するぞ。じゃあ響、コントローラー持って」

響「うわ、なんか変な形だな」

P「けど結構しっくりくるだろ」

響「うん。安定するぞ」

P「早速ゲームをはじめてくれ」

響「よっし!ゲームスタートさー!」

美希「勢い込んで始めたけど、なんか選択画面になってるよ?」

響「まだ敵は出ないのか……」

P「これがこのゲームの名前の由来だ」

響「由来?ボーダーダウンの?」

P「ああ。見てみろ、三色のコースがあるだろ」

美希「グリーンボーダー、イ工口ーボーダー、レッドボーダー。だって」

P「この中から一本を選んでスタートする」

18: 2013/02/22(金) 00:40:18.23 ID:CY5nYyE60
響「コースが3つあるのかー」

P「そうだ。ストーリー的には戦場の別区画に出撃する戦闘機を三機同時操作している事になってる」

美希「あれ、ってことはこの中にパイロットさんは乗ってないんだね」

P「ああ。だからコースが3つある事には間違いないんだが、この3つのコースは同時に進行してるんだ」

響「んー、なんだか良くわかんないけど、コースは何が違うの?」

P「難易度が違う。簡単に言うとグリーンが一番安全で一番スコアが出ないコース。レッドがその逆だ」

美希「難しいコースに行けばスコアが伸びるって事?」

P「そのとおり。まずはグリーンから行ってみよう」

響「自分、レッドでもいける自信あるぞ」

P「無理だ」

響「……」

P「無理だ」

響「わかったって……グリーンで始めるよ」

P「さぁ出撃だ。簡単に落ちてくれるなよ」

響「まっかせてよ!」

20: 2013/02/22(金) 00:45:06.58 ID:CY5nYyE60
P「操作は簡単。ボタン長押しで集中的なレーザーが出せる」

響「おお」

美希「けどこれだと前しか撃てないよ」

P「そんな時は連打に切り替えるんだ。すると……」

響「あ!これ知ってる!ホーミングレーザーっていうんでしょ!」

P「良く知ってるな」

響「これで後ろとか狙いにくい場所の敵を撃てばいいんだな!」

P「そうだ。他の操作は……このボタンで速度変更。自機の動きを早くしたり遅くしたりできる」

響「え、それって何の意味があるんだ?」

美希「相手の攻撃が激しかったら慎重に動ける低速で、自機を追っかけてくる弾とかは高速で動けば避けやすいの」

P「美希、本当にやったことないのか?……えー、美希の言うこともそうだが、もう一つ重要な意味があるぞ」

響「重要な意味?」

P「ステージに地面があるだろ。戦闘機だから、あれに触っちゃうと墜落しちゃうんだけどな」

響「うわ!気付かなかったぞ」

P「低速なら少しの間なら当っても大丈夫。高速飛行中に当たると即落ちる。そういう使い分けもたまには必要になる」

21: 2013/02/22(金) 00:50:35.36 ID:CY5nYyE60
響「なるほど……」

美希「ボムは無いの?」

P「なぁ、美希経験者だよな?そうだと言ってくれ」

響「ボムってなんだ?爆弾?」

P「こういうシューティングで使える一発逆転の手段みたいなもんだよ。このゲームはボムじゃないけどな」

響「一発逆転かぁ。いいね、そういうの」

P「一般的には撃った瞬間から弾を消したり自機が無敵になったりする。かつ敵に与えるダメージも大きい」

P「場合によっては自機の被弾を無かった事にもできる。必須と言ってもいいシステムだな」

響「おお、それはすごそうだね!で、無いの?」

P「勿論あるぞ。ここにレーザーゲージがあるだろ。これを消費して太いレーザーを撃てる。このボタンな」

響「うわ!強そう!」

P「だろ。ゲージがある限り撃てるぞ。ただしボムに付き物の無敵時間は最初の四秒しかない」

響「ずっと撃ってたら無敵ってわけじゃないんだな」

P「しかも、撃った後は通常レーザーのレベルが落ちる。まさに切り札、それがブレイクレーザーだ」

美希「考えて撃たないと事態が悪化するかもしれないんだね」

23: 2013/02/22(金) 00:55:08.00 ID:CY5nYyE60
P「そういう事だな。ブレイクレーザーには実は隠された力もあるけど……それは内緒だ」

響「えー、なんでー?」

美希「自分で見つけたらいいの。ちなみに美希は一個見つけたよ」

響「え、なになに?」

美希「ブレイクレーザー、敵の弾も消してたの。それでその度カウントとスコアが伸びてたよ」

P「いい所を見てたな。早速一つバレたけど、そういう事だ。敵の弾を消すとブレイク数が伸びる。ブレイク数はそのままスコアとして加算されるぞ」

響「全然気付かなかったぞ……でも、これで全部じゃないんだよね?」

P「そうだな。後は応用だから自分で頑張ってみろ。操作はわかったな?」

響「う、うん。よーし、本格的にやるぞー!」

美希「響、がんばれー」

P「最初の方は練習ステージだからそこまで難しくない。自機の挙動を確かめてみたらいいよ」

響「そうだね。敵もあんまり撃ってこないし」

P「この手のゲームは弾の当たり判定とか自機の当たり判定とかが重要なんだが……最初は気にしなくていいだろう」

響「なんか難しい事言ってるけど、要は避ければいいんでしょ」

P「その通り。いけいけ響」

25: 2013/02/22(金) 01:00:16.32 ID:CY5nYyE60
響「くっ、このっ、ぐぬぬっ!」

美希「適度にホーミングばら撒きながら、正面の敵を集中レーザーで落としてけばいの」

響「こ、こうかっ!」

美希「そうそう。あんまり後ろにいると後ろからの敵にあたっちゃうよ」

響「あ、そっか!さんきゅー美希!」

美希「どういたしましてなの。ああ、そんなに大きく動いたら余計危ないの」

響「でも敵の攻撃が怖くて……」

美希「よく見て、ちょっと動けばかわせるでしょ。ぐりぐり動いてたら事故っちゃうよ」

響「そ、そっか……よく見て、よく見て……」

P(……俺、いらないんじゃないかなぁ)

美希「あっ!そこだめっ!」

響「えっ、あっ!」

P「あちゃー、弾の集まってるとこに突っ込んじゃったか」

響「うがー……自機が落ちちゃったぞ」

P「中々難しいだろ。それに一機落ちても終わりじゃない。見てみろ」

27: 2013/02/22(金) 01:05:21.12 ID:CY5nYyE60
響「あ、またボーダー出てきた」

P「さっき言ったように、このゲームは主人公が三機の機体を同時に操ってるんだ。だからこういう事になる」

響「あれっ?ボーダーが下がってまたスタートになったぞ?」

P「一機落ちても次の機体があるからな。ただしさっきよりちょっと難しいコースだけど」

美希「そっか、最初の選択画面以外でもボーダーが変化するんだね」

P「それが面白い所でな。最初に言ったけど、ボーダーを下げるとスコアが上がる。それを利用して……」

美希「スコアアタックだと適当な所で落ちないとスコアが伸びないんだ」

P「……うん、そうなんだけどね」

響「そっかー、でも自分は余裕無いからこのまま行くさ!」

美希「がんばれー」

P「なぁ美希、本当にSTG経験無いんだよな?」

美希「そうだよ?ハニーに嘘なんてつくわけないの」

P「う、うん。そっか。そうだよな」

響「くぬぬ……ばらまいてくる弾が苦手だぞ……」

美希「ばら撒き弾は低速が避けやすいの」

28: 2013/02/22(金) 01:10:18.75 ID:CY5nYyE60
~十分後~

響「結局レッドまで下がっちゃったけど、なんとか三面まで来たぞ!」

P「響、知ってるか?」

響「ん?なにかあるの?」

P「STGは三面からが本番なんだ」

響「えっ」

美希「ここから難しくなるよって事なの」

響「……が、がんばるぞ!」

P「ここのボスは結構な難敵だからな。気合入れていけよ」

響「うん!うーがー!」

美希「ねぇねぇハニー。ブレイクレーザーってもしかして……」ゴニョゴニョ

P「……正解。よく見てたな」

美希「ていうか、やってる響が気付かないのが不思議って思うな」

P「うーん、熱くなると視野が狭くなる。ちょっと問題だな」

響「落ちろ!落ちろっ!へへーん、どうだ!」

29: 2013/02/22(金) 01:15:12.29 ID:CY5nYyE60
P「お、ボスだ」

響「自分ならやれるー!」

美希「完全に入り込んでるの」

響「このっ……爆風が邪魔で動きにくいぞー!」

P「がんばれがんばれ」

美希「ふぁいとーなのー」

響「くぁっ!にゃっ!うぐぐぐぐぐ」

P「あ、響。あんまり近付くと」

響「えっ、あー!」ガシャァン

P「そいつ、アームでも攻撃してくるんだよ」

美希「がめおべら、なの」

響「うぅ……これでおしまいかぁ……」

P「一応コンティニューできるけど、どうする?」

響「自分……もう疲れちゃったぞ……」

美希「あ、じゃあ美希がやるの。いいよね?」

30: 2013/02/22(金) 01:20:18.60 ID:CY5nYyE60
響「美希~、自分のカタキ取ってくれー……」

美希「うん、任せて!なのっ!」

P「レッスンもそのくらいやる気だったらいいんだけどな」

美希「とりあえずボスまで行っちゃうね」

P「道中も結構大変だぞ、大丈夫か?」

美希「んー、見てて大体覚えたから大丈夫なの」

P「お、お前今なんと言った?覚えた!?大体覚えたと言ったのか!?」

響「急に大きい声出さないでよね」

美希「ちゃんと覚えたよ?」

P「……音無さんだったらノってくれたのかな、うん」

美希「だいすきはぁ~にぃ~♪」

P「お、おぉ……」

響「う、上手い……」

P「鼻歌を歌いながら次々と敵機を落としていく……どんな悪魔だこいつは……」

響「自信なくすぞ……」

33: 2013/02/22(金) 01:25:10.65 ID:CY5nYyE60
P「結局あっさりボスまで行っちゃうしね」

美希「見ててね、響」

響「う、うん」

P(しかしうめーなー……)

響「あ、それはそうやって躱すのが正解だったのか……」

美希「大きく動けなくても、上下にスペースがあれば平気だよ」

響「そっか、自分無理に回りこもうとしたから食らっちゃってたんだな」

美希「動きは最小限に、なるべく敵にダメージを与えられる位置を維持……なの」

P「そういうことだな」

響「わっ!やった!落っこちたぞ!」

P「ところがどっこい」

響「え……うわぁ!地面に落ちた部分だけで攻撃してくる!」

美希「よくある二段階ボスだねー」

P「やっぱやってるよな美希」

美希「ヤってないのー」

35: 2013/02/22(金) 01:30:08.97 ID:CY5nYyE60
響「おお……全く問題にしない……」

美希「攻撃パターンが増えたわけじゃないしね」

P「増えてるぞ」

響「え?あ、美希!危ない!」

P「パワーチャージだ!そしてぇ!」

響「敵もブレイクレーザー撃ってきたぁ!ど、どうするんだ美希!」

美希「この瞬間を!」

美希「待 っ て い た の ! !」

P「ま、まさか!お前!」

響「なんだ!?美希もブレイクレーザーを……レーザー同士がぶつかり合って、ば、爆発的なエネルギーが!!」

P「って、まぁ美希にはさっき教えてたんだけどな」

美希「さっきちらっと響もやってたよ?ほんとに気付いてなかったの?」

響「え、うん。自機に夢中で」

P「とにかくかっこいいだろう。敵のレーザーにブレイクレーザーを当てると、お互いが干渉しあって巨大な干渉球が出来る」

P「それを相手に接触させると継続して高ダメージを与えられるんだ。テクいだろ」

38: 2013/02/22(金) 01:35:20.75 ID:CY5nYyE60
~20分後~

美希「これが最終面?」

P「そうだぞ」

響「さらっといっちゃうし……」

P「ところで気付いたか響」

響「え?」

P「俺が『ストーリー上は』って言ってただろ」

響「あ、うん」

P「けどここまでストーリーらしい物はあったか?」

響「え?合間合間に演出はあったけど……文章はなかったよね?」

P「その通り。STGにはよくある演出なんだけど、あえて設定してあるストーリーを説明しないんだ」

響「それじゃ設定した意味ないんじゃないか?」

P「それを読み解く楽しさっていうのもある。それがこの面で良くわかると思うよ」

美希「そんな事言ってる間に道中終わっちゃうの」

響「一体何があるんだ……」ゴクリ

40: 2013/02/22(金) 01:40:25.62 ID:CY5nYyE60
響「え、あれ!?これって……」

美希「このボスって……」

P「……お前達の思ってる通りだ」

響「で、でもおかしいじゃん!今までずっと戦ってきたのは……」

P「それが何のためか、説明はあったか?」

美希「そういう事だったんだ……でも、ゲームだもんね」

P「そう、わかっていても倒すしか無い。ここまでの戦いを無駄にしない為にもな」

響「でも、それじゃあ……」

P「この物語は、一人のエースパイロットが敵軍を突き破り平安をもたらす物語」

P「では、無い」

P「今までの演出も、良く考えたらつながるんじゃないか?」

響「あ……じゃあ、最初に戦ったあの敵も、もしかして」

P「そうだ」

美希「軌道エレベーターで倒したあの敵も?」

P「そうだったんだよ」

41: 2013/02/22(金) 01:45:06.26 ID:CY5nYyE60
P「この瞬間、今まで信じていた物が崩れ落ちる」

P「いや、薄々は勘付いていた事が確信に変わる、だな。その瞬間がショックで、かつ気持ちいい」

美希「……倒すよ、ハニー」

P「ああ。そうすればエンディングだ」

響「うあ……こんな事って……」

P「STGのストーリーは、重視しない人もいる」

P「ゲーム性がスコアを伸ばす事、難所をクリアする事に特化しがちだからな。無くてもいいんだ、自分の限界を超えられれば」

P「だけど、こういうストーリーもある。もっとキツいのだとR-TYPEとかな。STGのストーリーは、激しく、美しく、甘くない」

響「……すごいな、ゲームって」

P「だろ」

美希「……」

P「もう少しで倒せるな」

美希「この一機を落とせば、終わりなんだよね」

P「ああ」

美希「……さよなら。それで、ごめんなさい……なの」

43: 2013/02/22(金) 01:50:14.32 ID:CY5nYyE60
響「エンディング、か……」

美希「なんか、達成感もあるんだけど……」

P「虚脱感もあるよな。やりきった証拠だ」

P「さて、二人の感想を聞こうか」

響「うーん、難しかった!けど、面白かったぞ!」

美希「システムもそうだけど、デザインもスマートでかっこいいね」

P「確かにSTGは機体や背景のかっこよさも重要だな」

響「ボーダーを選ぶシステムは面白かったなー。ミスすると厳しいコース行きっていうのは辛いけどね」

美希「ストーリーに気付いた時はガーン!って感じだったけど……あとはバーストカウンターとかも気持ちよかったって思うな」

P「おい、お前ダライアスやってるだろ」

美希「内緒なの」

P「ともかく、だ。二人共楽しめたか?」

響「自分は楽しかったぞ!」

美希「ミキもめいっぱいやったの!」

P「うん、ならオッケーだ!」

46: 2013/02/22(金) 01:55:49.58 ID:CY5nYyE60
P「もっと細かい話をすると、ボスの制限時間は早くやればいいってもんじゃなかったりとかする」

美希「あ、やっぱりそうだったんだ」

P「ああ。機体のデータ収集っていう名目があるから、ボスは制限時間ギリギリまで粘って倒すと得点が高いんだ」

響「なんだっけ、スコアアタック?する時はそのへんも考えないとだなー」

美希「一回全力でやってみたいの」

P「このソフトは貸せない……今プレミアついてて高いから……」

美希「残念なの……」

響「なぁプロデューサー。この企画、次はどうするんだ?」

P「まだ決まってないけど、あと三人残ってるんだよな」

美希「あとは誰?」

P「雪歩と貴音とあずささん……だよな、多分。ここまで来たら全員と遊びたいし」

美希「そっかー。じゃあ全員終わったら……」

響「うん!自分たち、また呼んで欲しいぞ!」

P「え、ええ?」

美希「いやなの?」

47: 2013/02/22(金) 02:00:09.50 ID:CY5nYyE60
P「いやじゃないが、もうネタが無くてだな」

美希「別に普通に遊ぶだけでもいいよ?」

響「うん。自分、あんまりゲームとかやらないからもっと色々やってみたいんだ」

P「そっか。それならいいさ。また今度な」

美希「約束だよ、ハニー」

響「約束したかんね!」

P「おー。じゃあ今日は解散な」

響「はーい!」

美希「またねー」


P「……うーむ。みんな思ったよりゲーム好きだな。ていうか美希はあれ絶対やりこんでるな」

P「今度一緒に捕鯨でもしにいってみるか。とりあえず今日は帰ろう」

小鳥「……」

小鳥(私はいつ呼ばれるのかしら)

おわり

50: 2013/02/22(金) 02:02:53.44 ID:CY5nYyE60
二本やろうと思ったのですが

眠いので寝ます
次は例のあのRPGをやってしまいます。ドラゴンがクォーターなアレ。

お付き合いいただきありがとうございました

52: 2013/02/22(金) 02:07:59.37 ID:mAHJEQDK0


ドリキャスのコントローラーって握りやすいけどトリガーが脆いんだよな
バーチャロンで何回壊したかわかんない

53: 2013/02/22(金) 02:08:09.42 ID:UApo/o7k0
おつおつ。

また書いてくれ!

引用元: P「バイオニック名作ゲームをやろう」