2: 2016/03/31(木)02:42:28 ID:3Dp
モバP(以下P)「ういー。つかれたー。久しぶりの我が家~~。
流石にノルウェーに海外出張はないわー」
まゆ「うふふ。お疲れ様です。スーツの上着、お預かりしますね……あら?」
P「どしたー?」
まゆ「あの……背中に乃々ちゃんがへばり付いてるんですけど………」
流石にノルウェーに海外出張はないわー」
まゆ「うふふ。お疲れ様です。スーツの上着、お預かりしますね……あら?」
P「どしたー?」
まゆ「あの……背中に乃々ちゃんがへばり付いてるんですけど………」
5: 2016/03/31(木)02:43:10 ID:3Dp
P「帰宅前に会社に寄ったら、事務所で捕まってなー。
最初の「つかれたー」はダブルミーニングだ」
乃々「……あんまり上手くないんですけど。
べばりくぼが進化して、へばり付きくぼなんですけど。
憑きくぼでもいいんですけど」
最初の「つかれたー」はダブルミーニングだ」
乃々「……あんまり上手くないんですけど。
べばりくぼが進化して、へばり付きくぼなんですけど。
憑きくぼでもいいんですけど」
6: 2016/03/31(木)02:44:26 ID:3Dp
まゆ「……………………」
P「まゆー。ハイライト消えてるぞー?」
まゆ「……うふ。だいじょうぶですよぅ。ご飯はちゃんと多めに作ってありますからぁ……。
うらやましいなんて思ってませんし」
P「まゆー。ハイライト消えてるぞー?」
まゆ「……うふ。だいじょうぶですよぅ。ご飯はちゃんと多めに作ってありますからぁ……。
うらやましいなんて思ってませんし」
7: 2016/03/31(木)02:44:46 ID:3Dp
P「ん。そっか。
お。乃々を引き剥がしてくれてありがとうな。
憑きくぼ状態じゃ、上着も脱げないとこだった」
「なんのこれしき。容易いことです」
お。乃々を引き剥がしてくれてありがとうな。
憑きくぼ状態じゃ、上着も脱げないとこだった」
「なんのこれしき。容易いことです」
8: 2016/03/31(木)02:45:14 ID:3Dp
乃々「離して下さい。離して下さい。もりくぼは今、憑きくぼなんです。
一週間以上も放置された恨みが具現化した存在なんです。
やめて下さい。やめて下さい。あっ。縛らないで。縛らないで。
天井にぶら下げないで。痛くしないで。痛い。痛い」
「あるじのためですから!」
まゆ「あやめちゃん。やり過ぎたら駄目ですよー」
P「さすがに危ないから下ろして解いてやれー。俺はもう着替え終わったから」
あやめ「にんっ! 承知しました!」
一週間以上も放置された恨みが具現化した存在なんです。
やめて下さい。やめて下さい。あっ。縛らないで。縛らないで。
天井にぶら下げないで。痛くしないで。痛い。痛い」
「あるじのためですから!」
まゆ「あやめちゃん。やり過ぎたら駄目ですよー」
P「さすがに危ないから下ろして解いてやれー。俺はもう着替え終わったから」
あやめ「にんっ! 承知しました!」
9: 2016/03/31(木)02:45:43 ID:3Dp
しゅるしゅる。
乃々「!!!」バッ!
P「おおっ! だから飛びつくなって! 分かったから。もう置いてったりしないから。
引っ付くな、登るな。よじ登るな。
痛てっ! 噛み付くな、噛み付くな。
ん? あー。あー。泣くな、泣くなって。よしよし」
まゆ「寂しかったんですねぇ。
まぁ、気持ちはわかりますけど……そのままじゃあ、ご飯食べれませんよぉ」
(幼児化してる……)
あやめ「子どもみたいですね!」
乃々「!!!」バッ!
P「おおっ! だから飛びつくなって! 分かったから。もう置いてったりしないから。
引っ付くな、登るな。よじ登るな。
痛てっ! 噛み付くな、噛み付くな。
ん? あー。あー。泣くな、泣くなって。よしよし」
まゆ「寂しかったんですねぇ。
まぁ、気持ちはわかりますけど……そのままじゃあ、ご飯食べれませんよぉ」
(幼児化してる……)
あやめ「子どもみたいですね!」
10: 2016/03/31(木)02:46:20 ID:3Dp
P「あー。もういいや。このまま……よっと!」
乃々「ひゃあ!?」
P「肩車に移行しちゃおう。 これなら一応、手も使えるし、乃々もある程度、自分で飯食えるだろう」
乃々「高いんですけど!? 高いんですけど!?
ていうか、これ、場合によっては、セクハラなんですけどっ!?
もりくぼ今日、スカートなんですけどっ!?」
まゆ(と言いつつ全力でハグあんどカニバサミホールドですねぇ)
あやめ「嬉しそうですね。うらやましいです!」
まゆ(……………)
乃々「ひゃあ!?」
P「肩車に移行しちゃおう。 これなら一応、手も使えるし、乃々もある程度、自分で飯食えるだろう」
乃々「高いんですけど!? 高いんですけど!?
ていうか、これ、場合によっては、セクハラなんですけどっ!?
もりくぼ今日、スカートなんですけどっ!?」
まゆ(と言いつつ全力でハグあんどカニバサミホールドですねぇ)
あやめ「嬉しそうですね。うらやましいです!」
まゆ(……………)
11: 2016/03/31(木)02:46:52 ID:3Dp
P「おー。おー。乃々は軽いなぁ!
こういうのもいいなぁ。
将来子どもができたらこんな感じなのかなぁ。いてっ! 叩くな叩くな。
ぎゃー! 髪を引っ張るな。なんで急に怒ってんだ!」
まゆ「うふふ。Pさんは女の子が欲しいんですか。まゆ、頑張りますね」
ぶちぶち。
P「ぎゃー。髪がっ!!」
あやめ「P殿から何やらパッションを感じますね!生え際ヤバいです!」
まゆ「……もう少し本音を忍ばせませんか? さっきから、茜ちゃんみたいになってますよ ぉ」
こういうのもいいなぁ。
将来子どもができたらこんな感じなのかなぁ。いてっ! 叩くな叩くな。
ぎゃー! 髪を引っ張るな。なんで急に怒ってんだ!」
まゆ「うふふ。Pさんは女の子が欲しいんですか。まゆ、頑張りますね」
ぶちぶち。
P「ぎゃー。髪がっ!!」
あやめ「P殿から何やらパッションを感じますね!生え際ヤバいです!」
まゆ「……もう少し本音を忍ばせませんか? さっきから、茜ちゃんみたいになってますよ ぉ」
12: 2016/03/31(木)02:48:04 ID:3Dp
あやめ「本音で直球! パッション組はみんな大体こんな感じです!」
まゆ「藍子ちゃんあたりに謝りましょうね」
あやめ「けど藍子さんも、愛梨さんに挨拶する時は、大抵、『おはようございます、えぐれたらいいのに』って笑顔で」
まゆ「出会い頭に喧嘩売りますねぇ」
あやめ「愛梨さんは愛梨さんで、『おはよう、暑くない? 脱いでいいかな?』って笑顔で」
まゆ「買いますねぇ」
まゆ「藍子ちゃんあたりに謝りましょうね」
あやめ「けど藍子さんも、愛梨さんに挨拶する時は、大抵、『おはようございます、えぐれたらいいのに』って笑顔で」
まゆ「出会い頭に喧嘩売りますねぇ」
あやめ「愛梨さんは愛梨さんで、『おはよう、暑くない? 脱いでいいかな?』って笑顔で」
まゆ「買いますねぇ」
13: 2016/03/31(木)02:48:27 ID:3Dp
あやめ「そんな感じで笑顔が絶えない職場です!」
まゆ「笑顔に耐えないの間違いじゃないですかぁ?」
あやめ「茜ちゃんや拓海さん、莉嘉ちゃんや李衣菜ちゃんやフレデリカちゃんも、パッション組は大体みんなこんな感じですよ!」
まゆ「間違い探しみたいですねぇ」
まゆ「笑顔に耐えないの間違いじゃないですかぁ?」
あやめ「茜ちゃんや拓海さん、莉嘉ちゃんや李衣菜ちゃんやフレデリカちゃんも、パッション組は大体みんなこんな感じですよ!」
まゆ「間違い探しみたいですねぇ」
14: 2016/03/31(木)02:49:05 ID:3Dp
あやめ「藍子ちゃんと愛梨ちゃんもアスタリスクの解散芸みたいなもので、半分はネタでやってるっぽいですしね!」
まゆ「芸って、しかも半分」
あやめ「あっ……!!」
まゆ「?」
あやめ「……でござるよ!」
まゆ「語尾、今さらっ!?」
まゆ「芸って、しかも半分」
あやめ「あっ……!!」
まゆ「?」
あやめ「……でござるよ!」
まゆ「語尾、今さらっ!?」
15: 2016/03/31(木)02:49:30 ID:3Dp
P「………………」
乃々「………………」
P「………………」
乃々「………………」
P「コントかな?」
乃々「コントですね……」
乃々「………………」
P「………………」
乃々「………………」
P「コントかな?」
乃々「コントですね……」
16: 2016/03/31(木)02:49:53 ID:3Dp
まゆ「こ、こほん……! ////
今日のお夕飯はPさんが外国疲れしてるかと思って和食ですよぉ」
P「おー! 久しぶりの白い飯! 向こうじゃだいたいパンだったからな。
いやもう、話し掛けるたびに口にパンをねじ込んでくるアイドルがいてな。
危うくパン恐怖症になるかと思った。
誰がとは言わないけれど」
今日のお夕飯はPさんが外国疲れしてるかと思って和食ですよぉ」
P「おー! 久しぶりの白い飯! 向こうじゃだいたいパンだったからな。
いやもう、話し掛けるたびに口にパンをねじ込んでくるアイドルがいてな。
危うくパン恐怖症になるかと思った。
誰がとは言わないけれど」
17: 2016/03/31(木)02:50:25 ID:3Dp
まゆ「誰でしょうねぇ」
乃々「見当もつきません」
あやめ「みちr
まゆ「忍ばせましょうねぇっ!」
P「アイドルdis、陰口ダメ! 絶対!」
乃々「だいぶ手遅れだと思うんですけど……」
乃々「見当もつきません」
あやめ「みちr
まゆ「忍ばせましょうねぇっ!」
P「アイドルdis、陰口ダメ! 絶対!」
乃々「だいぶ手遅れだと思うんですけど……」
18: 2016/03/31(木)02:51:41 ID:3Dp
乃々(あの人の場合、悪口じゃなく褒め言葉と受け取りそうです……)
乃々(そしてパン恐怖症になりそうになっても、その娘自身のことは悪く言わない。嫌いにならない。
そんなPさんが……私は好きです)
まゆ(うふふ。譲りませんよぉ……。渡しませんとも)
乃々(!?)
あやめ(ファミチキ……いや、ふらいどちっきーん! 下さい)
乃々(!?)
乃々(そしてパン恐怖症になりそうになっても、その娘自身のことは悪く言わない。嫌いにならない。
そんなPさんが……私は好きです)
まゆ(うふふ。譲りませんよぉ……。渡しませんとも)
乃々(!?)
あやめ(ファミチキ……いや、ふらいどちっきーん! 下さい)
乃々(!?)
19: 2016/03/31(木)02:52:04 ID:3Dp
※ ※ ※ ※ ※
まゆ「はいはい。ご飯にするからみんな手を洗ってきて下さい」
P「おー。ままゆだ」
乃々「ママゆなんですけど」
まゆ「はいはい。ご飯にするからみんな手を洗ってきて下さい」
P「おー。ままゆだ」
乃々「ママゆなんですけど」
20: 2016/03/31(木)02:52:24 ID:3Dp
あやめ「母上みたいですね」
まゆ「も、もーっ! はやく洗ってこないとご飯抜きですからね!!」////
P「ままゆが怒ったー」
乃々・あやめ「「怒ったー」」
まゆ「何なんですか、そのノリと団結力は……」
※ ※ ※ ※ ※
まゆ「も、もーっ! はやく洗ってこないとご飯抜きですからね!!」////
P「ままゆが怒ったー」
乃々・あやめ「「怒ったー」」
まゆ「何なんですか、そのノリと団結力は……」
※ ※ ※ ※ ※
21: 2016/03/31(木)02:52:43 ID:3Dp
P「おーっ。この角煮、尋常じゃないくらい美味いな。分厚いのにトロットロだ」
あやめ「このタコとキュウリをお酢で和えた料理も、脂っこいものを食べたあとに口にすると程よい刺激で絶品です!」
乃々「あ、あの。お、おかず。おかずを取って欲しいんですけど」
P「ん。ほら、ぬか漬け」
乃々「あ、ありがとうございます。じゃなくて、お肉。もりくぼにもお肉とか、そっちのホクホクの肉じゃがを……」
あやめ「このタコとキュウリをお酢で和えた料理も、脂っこいものを食べたあとに口にすると程よい刺激で絶品です!」
乃々「あ、あの。お、おかず。おかずを取って欲しいんですけど」
P「ん。ほら、ぬか漬け」
乃々「あ、ありがとうございます。じゃなくて、お肉。もりくぼにもお肉とか、そっちのホクホクの肉じゃがを……」
22: 2016/03/31(木)02:53:09 ID:3Dp
P「お、本当だ。酸っぱさがクセになるな。けど、これただのお酢じゃないな。この色と風味は……」
まゆ「酢味噌ですよ。あっさり目に作ってますから、慣れない人でも食べやすいかと」
P「うん。美味い」
まゆ「ふふ。良かった」
乃々「あ、あの……」
まゆ「酢味噌ですよ。あっさり目に作ってますから、慣れない人でも食べやすいかと」
P「うん。美味い」
まゆ「ふふ。良かった」
乃々「あ、あの……」
23: 2016/03/31(木)02:53:43 ID:3Dp
まゆ「ぬか漬けは、つかささんの自家製ですよぉ」
乃々「そ、そうなんですか……。いや、そうじゃなくて。お漬物とご飯だけじゃなく、おかずを……」
P「ああ~。美味い!」
あやめ「美味ですね!」
まゆ「お口にあったようで何よりです。どんどん食べて下さいね」
乃々「そ、そうなんですか……。いや、そうじゃなくて。お漬物とご飯だけじゃなく、おかずを……」
P「ああ~。美味い!」
あやめ「美味ですね!」
まゆ「お口にあったようで何よりです。どんどん食べて下さいね」
24: 2016/03/31(木)02:54:01 ID:3Dp
乃々「うううう~~!!!」バシバシ
P「いてっ! 叩くな叩くな。だから最初に降りろって言っただろう」
あやめ「さすがにP殿に肩車された状態で食事をとるのは無理があるかと。
味噌汁とか危ないですし」
まゆ「お行儀も良くありませんしねぇ」
乃々「で、でも……、もりくぼは、もりくぼは……」
P「いてっ! 叩くな叩くな。だから最初に降りろって言っただろう」
あやめ「さすがにP殿に肩車された状態で食事をとるのは無理があるかと。
味噌汁とか危ないですし」
まゆ「お行儀も良くありませんしねぇ」
乃々「で、でも……、もりくぼは、もりくぼは……」
25: 2016/03/31(木)02:54:37 ID:3Dp
P「おっ。人参が甘い。この肉じゃが、味付けが超俺好みだけど、素材もいいねぇ」
あやめ「あ。P殿! 最後の角煮、ズルいですよ! ジャンケンか半分こに……」
乃々「うううう~~!!! 降ります! 降りますから! もりくぼにも、もりくぼにもお肉を……!」
P「やっと折れたか。ほれ」ひょい
まゆ(そもそも肩車したのはPさんだったような。髪の毛を引き抜かれた仕返しでしょうか)
あやめ「あ。P殿! 最後の角煮、ズルいですよ! ジャンケンか半分こに……」
乃々「うううう~~!!! 降ります! 降りますから! もりくぼにも、もりくぼにもお肉を……!」
P「やっと折れたか。ほれ」ひょい
まゆ(そもそも肩車したのはPさんだったような。髪の毛を引き抜かれた仕返しでしょうか)
26: 2016/03/31(木)02:56:57 ID:3Dp
乃々「うう。もりくぼは自分を曲げてしまいました。みくさんに会わせる顔がありません……」
P「みくは関係ないだろ、みくは。
ほれ、ちゃんと分けて残してあるぞ。乃々のぶん」
乃々「………!!!!」がつがつ
P「意外と食うよな。乃々」
まゆ「育ちざかりですからねぇ」
(甘えるなら肩車じゃなくて、だっこにしてもらえばいいのに。言いませんけど)
P「みくは関係ないだろ、みくは。
ほれ、ちゃんと分けて残してあるぞ。乃々のぶん」
乃々「………!!!!」がつがつ
P「意外と食うよな。乃々」
まゆ「育ちざかりですからねぇ」
(甘えるなら肩車じゃなくて、だっこにしてもらえばいいのに。言いませんけど)
27: 2016/03/31(木)02:58:35 ID:3Dp
あやめ「そう言えば、P殿。海外はどうだったのですか。
確か今回はオーロラを見に行く企画だとか言っておられたような」
P「ん。そうだな。肇や幸子達がメインでオーロラの撮影、あと周辺の観光地の取材番組って感じだな。
お。漬け物もイケるな」
まゆ「撮影は上手くいったんですか?」
P「おう。上手くいったぞ。
オーロラの発生については運の要素も強かったんだけどな。
幸い天候にも恵まれて、最高のロケーションだったよ」
確か今回はオーロラを見に行く企画だとか言っておられたような」
P「ん。そうだな。肇や幸子達がメインでオーロラの撮影、あと周辺の観光地の取材番組って感じだな。
お。漬け物もイケるな」
まゆ「撮影は上手くいったんですか?」
P「おう。上手くいったぞ。
オーロラの発生については運の要素も強かったんだけどな。
幸い天候にも恵まれて、最高のロケーションだったよ」
29: 2016/03/31(木)03:00:04 ID:3Dp
P「空一面に広がる大自然の神秘。極大のカーテン。
虹とはまた違う透明な彩りが、すっげぇ綺麗だった。人生観変わるね。あれは」
あやめ「ほう」
まゆ「それは素敵ですねぇ。一緒に行けた子達が羨ましいです」
虹とはまた違う透明な彩りが、すっげぇ綺麗だった。人生観変わるね。あれは」
あやめ「ほう」
まゆ「それは素敵ですねぇ。一緒に行けた子達が羨ましいです」
30: 2016/03/31(木)03:01:26 ID:3Dp
P「ほんと、人生観変わって、小さなことなんか気にならなくなるね。マジで……うん。マジで!」
乃々「………?」(……遠い目?)
P「一週間ぶりに帰ってきた我が家に、なぜかアイドルが不法侵入してても、まったく気にならないね。
全然驚かないね。
どうやって入ったんだろうね!」
乃々「……えっ?」
乃々「………?」(……遠い目?)
P「一週間ぶりに帰ってきた我が家に、なぜかアイドルが不法侵入してても、まったく気にならないね。
全然驚かないね。
どうやって入ったんだろうね!」
乃々「……えっ?」
31: 2016/03/31(木)03:01:49 ID:3Dp
まゆ「……うふふ」
あやめ「ニン!」
P「あっはっは!!」
乃々「……………………えっ?」
あやめ「ニン!」
P「あっはっは!!」
乃々「……………………えっ?」
32: 2016/03/31(木)03:02:19 ID:3Dp
まゆ「ふふふ……愛ですよぉ。愛」
あやめ「忍者でごさるがゆえ! ニン!」
乃々「……………………えっ!?」
P「よし! おかわりっ!」
まゆ「はぁい。お待ちください」
あやめ「わたくしももう一杯っ!」
乃々「ちょ……。あの……。そのっ……?」
あやめ「忍者でごさるがゆえ! ニン!」
乃々「……………………えっ!?」
P「よし! おかわりっ!」
まゆ「はぁい。お待ちください」
あやめ「わたくしももう一杯っ!」
乃々「ちょ……。あの……。そのっ……?」
33: 2016/03/31(木)03:02:40 ID:3Dp
まゆ「はいはぁい。どうぞ」
P「ああ、美味いっ!」
乃々「……………………」
乃々「……………………」
乃々「……………………」
乃々「……………………」
乃々「もりくぼも……おかわりお願いします……」
P「ああ、美味いっ!」
乃々「……………………」
乃々「……………………」
乃々「……………………」
乃々「……………………」
乃々「もりくぼも……おかわりお願いします……」
34: 2016/03/31(木)03:03:11 ID:3Dp
※ ※ ※ ※ ※
一同「ごちそうさまでした!!」
P「ふー。満足満足」
まゆ「いっぱい食べましたねぇ。あんなに作ったのに全部なくなっちゃいました」
あやめ「にん。デザートはわたくしが調達しました! よく冷えた水羊羹です」コト
一同「ごちそうさまでした!!」
P「ふー。満足満足」
まゆ「いっぱい食べましたねぇ。あんなに作ったのに全部なくなっちゃいました」
あやめ「にん。デザートはわたくしが調達しました! よく冷えた水羊羹です」コト
35: 2016/03/31(木)03:03:54 ID:3Dp
P「ほー。透きとおってて、きれいなもんだなー。食べるのがもったいなくなってくるくらいだ」
乃々「お腹いっぱいなんですけど。……まぁ、甘いものは別腹ですが……」
あやめ「周子さんのご実家からお取り寄せしたもので、ご自慢の一品とのことです」
P「へー。京都の……。
……ん? 周子が絡んでる割に、今日の食事会(現実逃避)には本人の姿がなかったな。
あいつのことだから、俺の家だろうと遠慮せず上がって飯たかってきそうなもんだが」
乃々「お腹いっぱいなんですけど。……まぁ、甘いものは別腹ですが……」
あやめ「周子さんのご実家からお取り寄せしたもので、ご自慢の一品とのことです」
P「へー。京都の……。
……ん? 周子が絡んでる割に、今日の食事会(現実逃避)には本人の姿がなかったな。
あいつのことだから、俺の家だろうと遠慮せず上がって飯たかってきそうなもんだが」
36: 2016/03/31(木)03:04:13 ID:3Dp
あやめ「…………………」
あやめ「…………………あっ!!」
P「どうした?」
あやめ「デザートの調達だけお願いして、お誘いするのを失念していました」
P「えっ? ひどくない?」
あやめ「…………………あっ!!」
P「どうした?」
あやめ「デザートの調達だけお願いして、お誘いするのを失念していました」
P「えっ? ひどくない?」
37: 2016/03/31(木)03:04:45 ID:3Dp
あやめ「どうりでこれを受け取った時、何かを期待するような眼で見てきてたはずです。
受けとってお礼だけ済ませてお別れした時、もの凄く何か言いたそうでした!」
P(うわぁ……。さすがにそれは……。
今度、かわりにどこか食事にでも誘ってやろう……)
まゆ(……とか考えてる顔ですね。当日は尾行しなくっちゃ……!)(使命感)
乃々(……とか考えてる顔ですね。尾行は面倒ですから、もういっそ、Pさんにおんぶしてもらって同行させてもらいましょうか……)(本気)
あやめ(周子さんには悪いことしましたね……。今度お詫びに忍者メシを差し入れしましょう)(反省)
受けとってお礼だけ済ませてお別れした時、もの凄く何か言いたそうでした!」
P(うわぁ……。さすがにそれは……。
今度、かわりにどこか食事にでも誘ってやろう……)
まゆ(……とか考えてる顔ですね。当日は尾行しなくっちゃ……!)(使命感)
乃々(……とか考えてる顔ですね。尾行は面倒ですから、もういっそ、Pさんにおんぶしてもらって同行させてもらいましょうか……)(本気)
あやめ(周子さんには悪いことしましたね……。今度お詫びに忍者メシを差し入れしましょう)(反省)
38: 2016/03/31(木)03:05:13 ID:3Dp
P「……まぁ、ともかく、せっかくだし今はデザートをいただくとしよう」ぱくっ
乃々「もぐもぐ……甘いんですけど。程よく甘くて、すいーてぃーな甘味が、ていすてぃーなんですけど」
まゆ「乃々ちゃんに食レポは難しそうですねぇ。あら、本当。美味しい……」
あやめ「美味しいけど、ちょっと小さいですね!」
P「ひと口かよ……。もう少しアイドルらしく……まぁ、いっか……。あれ?」
まゆ「どうかしましたか?」
乃々「もぐもぐ……甘いんですけど。程よく甘くて、すいーてぃーな甘味が、ていすてぃーなんですけど」
まゆ「乃々ちゃんに食レポは難しそうですねぇ。あら、本当。美味しい……」
あやめ「美味しいけど、ちょっと小さいですね!」
P「ひと口かよ……。もう少しアイドルらしく……まぁ、いっか……。あれ?」
まゆ「どうかしましたか?」
39: 2016/03/31(木)03:06:21 ID:3Dp
P「……ん。いや……。大したことじゃないんだがな……。
メインの食事はともかくとして、デザートまで……、よく人数分ぴったり容易してたな、と。
乃々は急に来たのに……。
ああ、個数は一応周子のぶんも頼んであったとかかな?」
あやめ「…………あっ!」
まゆ「…………あっ!」
P「えっ?」
メインの食事はともかくとして、デザートまで……、よく人数分ぴったり容易してたな、と。
乃々は急に来たのに……。
ああ、個数は一応周子のぶんも頼んであったとかかな?」
あやめ「…………あっ!」
まゆ「…………あっ!」
P「えっ?」
40: 2016/03/31(木)03:09:03 ID:3Dp
とんとんとん……。
乃々(二階から……誰か降りてきたんですけど……)
「ふぁーっ……。よく寝ましたぁ~。今何時ですかぁ。なんか良いにおいがします~」
P「……………!!」
まゆ「……おはようございます、イヴさん。えっと……」
乃々(二階から……誰か降りてきたんですけど……)
「ふぁーっ……。よく寝ましたぁ~。今何時ですかぁ。なんか良いにおいがします~」
P「……………!!」
まゆ「……おはようございます、イヴさん。えっと……」
41: 2016/03/31(木)03:09:24 ID:3Dp
あやめ「すみません! 晩御飯、全部食べてしまいました! お米ひと粒すら残っていません!」
P「…………………」
乃々「…………」
イヴ「ええっ!! た、食べちゃったんですか! 私の分はっ!?」
乃々「イヴさんまで来てたんですね……」チラ
P「………………」
乃々「?」
P「…………………」
乃々「…………」
イヴ「ええっ!! た、食べちゃったんですか! 私の分はっ!?」
乃々「イヴさんまで来てたんですね……」チラ
P「………………」
乃々「?」
42: 2016/03/31(木)03:09:56 ID:3Dp
イヴ「ひどいです~! お腹が……お腹がすいて……。
空きっ腹に食べ物の残り香がぁ……」
まゆ「うっかりしてました。もう何も残ってませんね……。デザートも乃々ちゃんのお腹の中です」
乃々「ちょっ……! あっさり共犯にされたんですけど!? 共犯にされたんですけどっ!?」
あやめ「【主犯首謀者】森久保乃々」
乃々「濡れ衣ですっ!! それっぽい肩書きを付けないで欲しいんですけどっ!?」
空きっ腹に食べ物の残り香がぁ……」
まゆ「うっかりしてました。もう何も残ってませんね……。デザートも乃々ちゃんのお腹の中です」
乃々「ちょっ……! あっさり共犯にされたんですけど!? 共犯にされたんですけどっ!?」
あやめ「【主犯首謀者】森久保乃々」
乃々「濡れ衣ですっ!! それっぽい肩書きを付けないで欲しいんですけどっ!?」
43: 2016/03/31(木)03:10:30 ID:3Dp
まゆ「イヴさん……私にはこれくらいしかできませんが……」
乃々「刃物を手渡さないでくれませんかっ!」
イヴ「だ、大丈夫ですよ~。お腹が空いたからって、我を忘れたりは……」はしっ。
乃々「受け取らないで下さいっ!」
イヴ「じょーだんですよー」ぎりぎり
乃々「冗談にしては鬼気迫る表情が! 表情が! 演技派過ぎません!?」
乃々「刃物を手渡さないでくれませんかっ!」
イヴ「だ、大丈夫ですよ~。お腹が空いたからって、我を忘れたりは……」はしっ。
乃々「受け取らないで下さいっ!」
イヴ「じょーだんですよー」ぎりぎり
乃々「冗談にしては鬼気迫る表情が! 表情が! 演技派過ぎません!?」
45: 2016/03/31(木)03:11:23 ID:3Dp
P「ま、まぁまぁ……。落ち着け落ち着け」
イヴ「Pさん……」ぐすっ
P「ほら。途中買ってきたカップ麺とお土産のお菓子だ。お湯も湧いてるぞー。
こんなのしかなくってごめんなー。いや、しかし、イヴまで来てるとはおもわなかったなー。ほんと」
イヴ「……? ありがとうございまふ。ずるずる」
イヴ「Pさん……」ぐすっ
P「ほら。途中買ってきたカップ麺とお土産のお菓子だ。お湯も湧いてるぞー。
こんなのしかなくってごめんなー。いや、しかし、イヴまで来てるとはおもわなかったなー。ほんと」
イヴ「……? ありがとうございまふ。ずるずる」
46: 2016/03/31(木)03:12:03 ID:3Dp
P「はえーよ。せめて1、2分は待とうぜ」
イヴ「あー。しーふーどが胃に染み渡ります~」
P「いやー。こうなると分かってたら、もうちょっと色々買ってきたんだけどなー」
イヴ「……? 私のこと、忘れちゃってたんですか~? それはさすがにひどいですよ~」
イヴ「あー。しーふーどが胃に染み渡ります~」
P「いやー。こうなると分かってたら、もうちょっと色々買ってきたんだけどなー」
イヴ「……? 私のこと、忘れちゃってたんですか~? それはさすがにひどいですよ~」
47: 2016/03/31(木)03:12:26 ID:3Dp
P「い、いや、そうじゃなくてだな……」
乃々「?」
イヴ「ひとりで寂しかったんですからね~」
P「いや、あのな? その」
まゆ「……Pさん?」
P「へっ!?」ビクッ!!
乃々「?」
イヴ「ひとりで寂しかったんですからね~」
P「いや、あのな? その」
まゆ「……Pさん?」
P「へっ!?」ビクッ!!
48: 2016/03/31(木)03:12:51 ID:3Dp
まゆ「実は三日前、私が侵に……訪れる前、一足先にあやめちゃんが忍びこ……お邪魔してたみたいなんですよぉ」
P「へ、へー……」
まゆ「そうしたら居間で餓氏寸前のイヴさんを見つけたらしいです」
P「えっ!?」
あやめ「Pさんが作り置きしていった料理や保存食を最初の2日で食べ尽くしてしまったらしいです!
危ないところでした!」
P「へ、へー……」
まゆ「そうしたら居間で餓氏寸前のイヴさんを見つけたらしいです」
P「えっ!?」
あやめ「Pさんが作り置きしていった料理や保存食を最初の2日で食べ尽くしてしまったらしいです!
危ないところでした!」
49: 2016/03/31(木)03:13:14 ID:3Dp
P「ちょ、マジか。あのなぁ、ちゃんと計画的に考えて食べろって……言った……だ……ろ……」
P「あっ……」
まゆ「うふ」にこにこ
あやめ「にん」にこにこ
乃々「…………」
P「あっ……」
まゆ「うふ」にこにこ
あやめ「にん」にこにこ
乃々「…………」
50: 2016/03/31(木)03:13:56 ID:3Dp
イヴ「いやぁ~。危ないところでした。もう少しで本当に氏んじゃうところでした~。
Pさんの料理が美味しくて、お留守番初日に、ついつい食べ過ぎちゃいまして~」
P「……………………」
乃々「あ、あのー……、それってまるで同棲……」
P「い、いや。違う……。ちゃうねん! ち、ちゃうねん……」
Pさんの料理が美味しくて、お留守番初日に、ついつい食べ過ぎちゃいまして~」
P「……………………」
乃々「あ、あのー……、それってまるで同棲……」
P「い、いや。違う……。ちゃうねん! ち、ちゃうねん……」
51: 2016/03/31(木)03:14:19 ID:3Dp
まゆ「うふ。Pさん?」
P「ひっ!」びくっ!
あやめ「P殿?」
P「うっ!」
まゆ・あやめ「「説明、してくれますね?」」
P「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!?」
P「ひっ!」びくっ!
あやめ「P殿?」
P「うっ!」
まゆ・あやめ「「説明、してくれますね?」」
P「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!?」
52: 2016/03/31(木)03:15:52 ID:3Dp
イヴ「Pさんの手料理も素敵ですが、たまにはこういうジャンクなものも良いですね~」ごくごく
その後、三重士、四天王を含む全属性選抜十二神将による臨時裁判が開廷。
弁護人イヴ=サンタクロースの鮮やかな(有罪の)証拠の提示という援護射撃(フレンドリーファイア)もあり、Pは速やかに裁かれたという。
P氏いわく
「ヤバいとは思ったが、性欲を抑えきれなかった。今は反省している」
その後、三重士、四天王を含む全属性選抜十二神将による臨時裁判が開廷。
弁護人イヴ=サンタクロースの鮮やかな(有罪の)証拠の提示という援護射撃(フレンドリーファイア)もあり、Pは速やかに裁かれたという。
P氏いわく
「ヤバいとは思ったが、性欲を抑えきれなかった。今は反省している」
53: 2016/03/31(木)03:17:31 ID:3Dp
また、これを機に結成された、イヴ、まゆ、あやめによる新ユニット、オンザルーフ(屋根の上)は、ファーストシングル、彼氏シェアリング///(トリプルスラッシュ)で、
売り上げ、異例の30万枚を記録。
サビのフレーズ、「物理的にあなたのハートが欲しいの」は流行語大賞にもノミネートされるが、それはまた別のお話。
売り上げ、異例の30万枚を記録。
サビのフレーズ、「物理的にあなたのハートが欲しいの」は流行語大賞にもノミネートされるが、それはまた別のお話。
54: 2016/03/31(木)03:18:33 ID:3Dp
なお、当該CDを大音量で再生すると、サビ導入部に「自業自得なんですけど」と女の声が聞こえるとの噂もあったが、声の主は定かでない。
おしまい。
おしまい。
56: 2016/03/31(木)03:19:43 ID:LCH
おつー。
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