1: 2014/02/20(木) 01:22:11.06 ID:/3VsWm0m0
―事務所―

いお「きー!きー!」

こあみ「?」

こまみ「?」

P「おいおい、どうしたんだ……?」

小鳥「こ、こんなに怒ってるなんて……
   また何かしたんですか?」

2: 2014/02/20(木) 01:23:08.93 ID:/3VsWm0m0
いお「きー!」

こあみ「にーちゃ」

こまみ「にーちゃ」

P「いおのビームの巻き添えになるといけないからな
 こあみとこまみは避難させとこう」

P「さー、こっちおいでー」

3: 2014/02/20(木) 01:24:18.27 ID:/3VsWm0m0
いお「きー!!」みょんみょん

小鳥「あ、危ない!!」

P「くっ、俺の肉体をなめるなよ!」

いお「きー!!!!」


ちゅどーん

P「うわあああああああ!!」

5: 2014/02/20(木) 01:25:39.75 ID:/3VsWm0m0
―ちょっと後―

こあみ「にーちゃ…」

こまみ「にーちゃ…」

P「あいててててて……」

律子「あーあ、またこんなに散らかして……」

律子「……って、どうしたんですか、プロデューサー?!」

6: 2014/02/20(木) 01:26:24.17 ID:/3VsWm0m0
小鳥「いおちゃんのビームで……」

律子「……今度は何をやらかしたんですか?」

P「別に何も心当たりはないけど」

律子「本当ですかー……?」

P「その冷たい反応傷つくぞ、俺でも」

小鳥「あんなに怒るなんて普通じゃないですよ」

P「そんなこと言われてもなあ……」

律子「まあ、原因を探って、きちんと謝っておいてくださいよ?」

7: 2014/02/20(木) 01:27:49.35 ID:/3VsWm0m0
―事務所―

P「ふーむ、原因を探れと言われてもな」

いお「もっ、もっ」

P(お、ちょうど一人?じゃないか) 

P「いおー」

いお「もっ!!」

P「今日はどうしたんだー?俺またなんか悪いことしたかー?」

9: 2014/02/20(木) 01:29:21.61 ID:/3VsWm0m0
いお「……」

いお「……」キョロキョロ

いお「もっ」

いお「もっ、もっ!」チョイチョイ

P「え?しゃがめって?」

いお「もっ、もっ」

P「えーっと、だっこすればいいのか?」

いお「もっ!」

P「よーし、おいでー」

いお「もっ!」

10: 2014/02/20(木) 01:31:10.22 ID:/3VsWm0m0
P「いやー、良かったよ。別に嫌われたわけじゃなかったんだな」

いお「もっ」

いお「もっ、もっ」チョイチョイ

P「ん?どうした?」

いお「もっ」

12: 2014/02/20(木) 01:32:18.09 ID:/3VsWm0m0
P「なんだ、撫でればいいのか?」

いお「もっ!!」

P「よし、いくぞー。よーしよし、よーしよし」

いお「もっ……」

P「よーしよし、よーしよし」

いお「もっ」

13: 2014/02/20(木) 01:33:57.42 ID:/3VsWm0m0
伊織「いお~?どこいったの~?」

いお「!!」

P「ああ、伊織、いおならここに……」

いお「きー!!!」

P「お、おい」

ちゅどーん

14: 2014/02/20(木) 01:35:00.02 ID:/3VsWm0m0
―その後―

伊織「あんた今度は何やったのよ?」

P「あいてててててて……本当に何もやってないんだよ!」

律子「あ、ちょっと動かないで我慢してください」

小鳥「また散らかったわ……」


伊織「本当に心当たりないわけ?」

P「うーん……ない!」

15: 2014/02/20(木) 01:36:23.76 ID:/3VsWm0m0
伊織「いお、ちょっとこっち来なさい」

いお「……もっ……」

伊織「……いお、この馬鹿プロデューサーがまた何かしたの?」

P「おいおい」

いお「……」フルフル

伊織「え?本当に何もしてないの?」

いお「もっ」

伊織「それじゃあどうして…?」

いお「……」

16: 2014/02/20(木) 01:37:48.00 ID:/3VsWm0m0
伊織「詳しいことは分からなかったけど」

伊織「この馬鹿が何かしたわけではなさそうね」

P「だからそう言ってるじゃないか」

律子「それじゃあ、どうしてこんなことに……」

伊織「精神的に不安定になってるなら、
病院に連れて行った方がいいのかしら?」

18: 2014/02/20(木) 01:39:15.63 ID:/3VsWm0m0
小鳥「でも、いおちゃんがビームを撃つのは
プロデューサーさんだけなんですよね」

P「そういえばそうですね」

律子「うーん、もう少し様子を見てみましょう」

小鳥「じゃあ、私は散らかりそうなものをよけておきますね」

P「あれ?結局俺ってビーム撃たれ放題なの?」

19: 2014/02/20(木) 01:40:20.05 ID:/3VsWm0m0
いお「もっ」

P(ビクッ)「お、おう、いおか」

いお「もっ」

P「さ、さあ仕事仕事!いおはあっちで遊んでてくれよ~」

いお「……」シュン

21: 2014/02/20(木) 01:41:55.97 ID:/3VsWm0m0
あふぅ「はにぃぃぃぃぃぃ!!」

P「げげっ、あふぅ発情期か!?」

いお「もっ?」

あふぅ「はにぃ、はにぃ」

P「おーい、あんまりくっつかないでくれ」

いお「……きー!!!!」

P「げげげっ!こんな時に!!くっ、仕方ない!」

22: 2014/02/20(木) 01:44:31.21 ID:/3VsWm0m0
律子「プロデューサー……次の仕事なんですけど……って」

P「」

律子「プロデューサー!!」

P「」


小鳥「立派な侠客立ちでした……」

律子「小鳥さん、氏んでないから」

あふぅ「なの……」

23: 2014/02/20(木) 01:46:24.41 ID:/3VsWm0m0
P「回し受けでも防ぎきれないぞあんなの」

伊織「あんた達が何を言ってるのかよくわからないわ」

伊織「それにしても……どうしたものかしらね」

ちっちゃん「めっ」

小鳥「あら、ちっちゃん……?」

ちっちゃん「めっ」

伊織「あんたがいおを説得するって?」

ちっちゃん「めっ!!」

25: 2014/02/20(木) 01:47:41.00 ID:/3VsWm0m0
律子「大丈夫かしら……」

伊織「最近情緒不安定だし……不安はあるわね」

小鳥「でも、説得の場面は覗くなって言ってるんですよね?」

P「そうみたいで……」

伊織「まあ、いざとなったらこの馬鹿を盾にすればいいわ
  大きな音がしたらお願いね」

P「……俺って一体」

26: 2014/02/20(木) 01:49:48.54 ID:/3VsWm0m0
―別室―

ちっちゃん「めっ」(最近どうしたのですか?)

いお「もっ……」(別に何も変わったことはありません)

ちっちゃん「もー!!」(そんなことはないはずです)

いお「……」(……)

ちっちゃん「めっ」(プロデューサーが大怪我してもいいのですか)

いお「もっ……」(それは嫌です)

27: 2014/02/20(木) 01:51:47.60 ID:/3VsWm0m0
ちっちゃん「めっ……」(何でも話してみてください)

いお「もっ、もっ……」(最近とてもプロデューサーと仲良くしたくなるのです)

いお「きー!」(でも、他の子がプロデューサーと仲良くしているのを見ると……)

いお「きー!!!」(どうしても腹が立ってしまうのです!)

いお「もっ……」(それでつい)

ちっちゃん「めっ……」(あー)

29: 2014/02/20(木) 01:54:04.23 ID:/3VsWm0m0
いお「もっ」(私はおかしくなってしまったのでしょうか)

ちっちゃん「……めっ」(何もおかしいことはありません)

ちっちゃん「もー」(ただ、他の子と仲良くしても、
それはあなたを嫌いになるわけではないのです)

いお「……」(……)

ちっちゃん「……めっ」(あなたも優しいプロデューサーは好きでしょう?)

いお「きー!!きー!!」(別に、好きではありません)

ちっちゃん「もー」クスッ

30: 2014/02/20(木) 01:54:46.19 ID:/3VsWm0m0
ちっちゃん「めっ」(いい方法を教えてあげましょう)

いお「もっ?」(いい方法ですか?)

ちっちゃん「めっ」(はい、これならもっとプロデューサーと仲良くなれます)

31: 2014/02/20(木) 01:56:50.99 ID:/3VsWm0m0
ちっちゃん「めっ」

律子「え?そんなことでいいの?」

P「何々?俺はどうすればいいんだ?」

律子「えーっと、いおと毎日15分、二人だけで遊んであげて、だそうです」

P「何?そんなことでいいのか?」

ちっちゃん「めっ!」

33: 2014/02/20(木) 01:58:27.64 ID:/3VsWm0m0
―後日―

P「おはようございまーす」

律子「あ、おはようございます」

あふぅ「はにぃ!!!!」

P「げげ、またか!!」

伊織「おはようございまーす」

いお「もっ」

小鳥「おはよう、伊織ちゃん、いおちゃん」

いお「もっ!?」

34: 2014/02/20(木) 02:00:10.13 ID:/3VsWm0m0
P「あんまりくっつかないでくれよ」

あふぅ「はにぃ、はにぃ」

いお「……」ピクッ

P「げげげ!!」

ちっちゃん「もー!!」

いお「……」フイッ

P「…………助かったのか?」

35: 2014/02/20(木) 02:01:16.89 ID:/3VsWm0m0
伊織「凄いわね……」

律子「ふふっ、そうね」

伊織「結局、原因は何だったのかしら?」

律子「……わたしは、ちょっと分かった気がするわ」

伊織「何?何なのよ?」

律子「さあ?ま、この子たちは飼い主に似るってことかしらね」

伊織「何よそれ?」

律子「ね、ちっちゃん」

ちっちゃん「もー!!もー!!」

36: 2014/02/20(木) 02:02:56.62 ID:/3VsWm0m0
いお「……」チョイチョイ

P「ん?ああ、いつもの奴か」

いお「もっ」

P「さーて、今日もがっつり遊んでやるぞー」

いお「もっ!!!」


終わり

38: 2014/02/20(木) 02:03:37.96 ID:TSNP9hQa0
おつ

39: 2014/02/20(木) 02:04:22.16 ID:YPCahD7NP
おつ

いおかわいい

47: 2014/02/20(木) 02:39:51.45 ID:/3VsWm0m0
読んで下さった皆さん、ありがとうございました

54: 2014/02/20(木) 03:46:16.97 ID:/3VsWm0m0
>>52
超かわいい
ありがとうございます

引用元: P「最近いおがちょっとおかしい」