1: 2010/02/16(火) 23:31:03.15 ID:+H2trkUv0
さわ子「……と言うわけなのよ」

澪「桜ヶ丘幼稚園との親睦会……」

律「いやそれは良いけどさ、なんで演劇なんだよ。普通演奏だろ」

さわ子「機材運ぶのが大変なのよ。それに園児はお遊戯の方が喜ぶんじゃない?」

律「それならそれで演劇部がやればいいだろ!」

さわ子「演劇部は他の公演で忙しいのよ。暇そうな文化部って事で軽音部が選ばれたのよ」

律「暇そうとは失礼だなー」

唯「お茶うまー」

澪「返す言葉も無いです」


3: 2010/02/16(火) 23:37:55.23 ID:+H2trkUv0
さわ子「まぁ生徒会も手伝ってくれるらしいし、子ども相手だし、気楽にやれば?」

律「簡単に言ってくれるなー」

さわ子「とにかく問題さえ起こさなきゃそれで良いわ。じゃねー」

ガチャ

律「押し付けるだけ押し付けて行きやがった」

梓「でもどうします? 適当に桃太郎でもやっときますか?」

澪「今時の子が桃太郎で満足してくれるか?」

紬「子どもって意外と見る目が厳しいものね」

律「……」

唯「じゃあ私シンデレラ!」

澪(私は端っこで木の役でもしてよう)

4: 2010/02/16(火) 23:44:10.55 ID:+H2trkUv0
梓「童話は皆知ってるでしょうし良いですね」

紬「話を考えなくてもいいものね」

澪「台詞覚えるのも楽だからな」

唯「あずにゃんは小人さんだね」

梓「失敬な」

律「おいお前ら」

唯「どうしたの?」

律「オリジナルでいくぞ」

澪「はぁ!? 何を訳解らない事言ってるんだ」

律「暇そうな部なんて舐められたまま終われるか! 園児も先生も纏めて度肝抜いてやる!」

唯「おぉ~!」

梓「いや、方法が違うくありません?」

6: 2010/02/16(火) 23:51:13.43 ID:+H2trkUv0
律「もちろん完全オリジナルは無理だろうけど、簡単なのを流して終わりって悔しいじゃん」

紬「気持ちはわかるけど」

澪「脚本とか衣装とかどうすんだよ?」

律「衣装はほっといてもさわちゃんが作ると思うよ」

梓「確かに」

律「脚本は澪……と、言いたいけど全員で考えよう」

唯「えー、澪ちゃんに任せようよー」

律「澪だけに任せたらどんなファンシーな脚本になるか解らないだろ」

紬「良いんじゃないかしら」

唯「ねー」

梓「私はちょっと……」

澪「何、梓は今まで不満だったの?」

9: 2010/02/17(水) 00:02:17.33 ID:4NYLXrco0
梓「あ、いえ」

律「まぁまぁ、三人集まればもんじゃの知恵って言うだろ」

澪「つっこまないからな」

唯「でもお芝居って楽しそうかも」

紬「そうね、私達っていつも仮装してるし」

律「そうそう、ライブの延長と思えば良いんだよ!」

律「んじゃ、どんな劇をやりたいか明日までに考えてきてよ」

澪「早いな」

律「え? 練習時間とか考えたら早い方が良いだろ」

梓「なぜ普段からその思考にならないんです」

澪「律は寄り道ほど真剣になるから」

唯「わかる~! レポートやろうと思ってパソコン立ち上げたらついネット開いて……」

紬「ダメな大学生みたいね」

律「うるせー」

11: 2010/02/17(水) 00:10:42.60 ID:4NYLXrco0
田井中家

律「皆に言った以上は私もやらなきゃなー」

律「……」

律「…………」

律「全然浮かばねぇ」

ガチャ

聡「姉ちゃん、飯が出来たぞ」

律「おお弟よ、最近流行ってるドラマとか知らないか?」

聡「しらねぇよ。普通そういうのは女のが詳しいもんだろ」

律「生意気な奴」

13: 2010/02/17(水) 00:16:59.36 ID:4NYLXrco0
秋山家

澪「ったく、一日で脚本とか無理だろ」ブツブツ

澪「短編とはいえ書くって行為がどれだけ大変かわかってんのかあいつは」

澪「こういうのはじっくり構想を練って閃きを待ってだな」

澪「……どうもイマイチ筆が乗らないな」

澪「仕方ない、あの手を使うか」

澪「ママー! ちょっと公園行って来るー!」

澪ママ「また例の儀式?」

澪「嫌そうな顔しないでよ、神を呼び寄せないと良い物は書けないんだから」

澪ママ(またご近所さんに言い訳しなきゃ……)

14: 2010/02/17(水) 00:25:44.64 ID:4NYLXrco0
琴吹家

紬「やっぱり恋愛が王道よね」

紬「でもウチは女子高だから女の子同士の恋愛に……」

紬「不可抗力ね、不可抗力はしかたないわ。私のせいじゃないもん」

紬「さて、そうなると誰がヒロイン役かが問題ね」

紬「男装が似合うのは澪ちゃんとりっちゃんだけど、ショタ風な唯ちゃん梓ちゃんも棄てがたい」

紬「まって、わざわざ作中で男女にする必要は無いわね」

紬「いっそガチレズで園児をそっちの道に教育しようかしら」

紬「だったら和ちゃんに頼んで……いえ、まさかの憂澪で……」ブツブツ

メイド「お嬢様、そろそろ就寝されませんとお体にさわります」

紬「黙りなさい! 今は子ども達の将来がかかっているのよ!」

メイド「は、はぁ、申し訳ありません」

19: 2010/02/17(水) 00:38:34.52 ID:4NYLXrco0
中野家

梓「面倒だなぁ……練習したいのに」

梓「適当に漫画からパクれば良いや」

梓「ここでこうなって……」

梓「律先輩が氏んで、澪先輩がパワーアップ」

梓「実はムギ先輩は裏切り者だったのだー」

梓「憂『お姉ちゃん……さよなら』唯『ういーーー!!』」

梓「和『片付けておけよ、その生ゴミを』唯『憂の事かぁぁぁぁっ!!』」

梓「澪『梓ーーー!! 早く来てくれーーーー!!』紬『今のは沢庵ではない、メラだ』」

梓「梓『天才ですから』」

梓パパ「あ……梓? 悩みがあるなら聞くぞ?」

梓「え? 無いよ?」

梓パパ「そうか」

20: 2010/02/17(水) 00:45:50.57 ID:4NYLXrco0
平沢家

唯「~~♪」ジャンジャン

憂「あれ? お姉ちゃん何か書くんじゃなかったの?」

唯「もう終わったよ~。今はテーマソングを作ってるんだ」

憂「ずいぶん張り切ってるね」

唯「えへへ、お芝居って一回やってみたかったんだ。憂も手伝ってね」

憂「もちろん良いよ。ちなみにお姉ちゃんはどんなお話を考えたの?」

唯「これ」

憂「ふむふむ、なるほど」

唯「どうかなー?」

憂「うん、子どもに近いお姉ちゃんらしくて良いと思う」

唯「やったー!」

憂(後で清書しとこう……妹の私じゃないとこの字は読めないよ)

22: 2010/02/17(水) 01:03:51.96 ID:4NYLXrco0
翌日

律「皆書いてきたかー?」

一同「はーい」

律「審査員はこちらの三名でーす」

さわ子「なんで私が……」

和「顧問だから当たり前です」

憂「お姉ちゃんだからって贔屓はしないよー」

唯「裏切り者ー」

律「まぁ審査って言っても、やりやすさとか小道具の手間が少ないとかそんな基準で良いから」

澪「適当だな」

律「んじゃ、最初は誰が……」

さわ子「出席順で秋山さん」

澪「えぇっ!?」

24: 2010/02/17(水) 01:18:44.31 ID:4NYLXrco0
和「確かに澪が一番まともに書いてそうね」

澪「こ、こほん。じゃあ……コピーを配るよ」

『神聖アニマル王国わくわく大冒険』

脚本・秋山澪

神聖アニマル王国はとても平和な国でした。
そこには多くの国民と、偉大な王「リツ・ザ・レオ」と、王女「アズ・ニャーン」が暮らしていました。
しかし平和な王国にある日、悪い蛇の魔女「コブラサワコ」が現れます。
リツ王を騙し毒リンゴを食べさせ、国を乗っ取ろうとするコブラサワコ。
王女アズ・ニャーンは魔女に立ち向かおうとしますが、一人では敵いません。
そこで伝説の戦士「フェニックスユイ」「ドラゴンノドカ」「ムギグリフォン」を集めようとします。
ですが戦士達は既にこの世にはいませんでした。
たった一人の末裔、「ウイ」を残して……。

律「舐めるなぁぁぁぁっ!!」ビリビリ

28: 2010/02/17(水) 01:26:16.89 ID:4NYLXrco0
澪「何すんだよバカ律!!」

律「今回に限ってはバカはお前だ!」

澪「あぁ!? アニマル神に閃きを戴いた私の脚本に文句あるのか!?」

律「どう考えても毒電波しかもらってないだろ!!」

和「話だけなら冒険活劇で面白いんだけど」

憂「私と梓ちゃんの友情物語でもありますね」

梓「でも端々に出てくる単語や台詞が……」

唯「アズ『この胸の高鳴り……ウイを見てると肉球が切ない』とか?」

梓「止めて下さい」

紬「私は好きよ」

唯「アズ『うふふ、お花さん、今日も綺麗に咲いててありがとう』※満面の笑みでって書いてあるよ」

梓「うあ……」

さわ子「ていうか何で私が悪役なのよ!!」

和「それなら私達に至っては氏んでるんですが」

29: 2010/02/17(水) 01:31:38.26 ID:4NYLXrco0
律「だいたい書いた本人が出てないってどういう事だ!」

澪「出てるよ、ほら」

国民1『うわー! 魔女にやられたー!』

律「端役もいいとこだ!」

澪「だって恥ずかしいし」

律「お前なぁ……」

梓「律パパー」

律「悪ノリするな」

さわ子「でもこれ以外と深い話よ、ウイが魔女を倒せるのは機械を使える『人間』だから」

紬「魔女の脅威は祓ったが、今度は国民が機械に頼るようになる」

和「ハッピーとバッドを上手く混ぜてるわね」

憂「けど幼稚園児には難しくありませんか?」

唯「うさぎさんやりたい!」

さわ子「とりあえず保留ね」

30: 2010/02/17(水) 01:46:03.66 ID:4NYLXrco0
紬「次は私ね」

紬「やっぱり恋愛劇って普遍だと思うの!」

『タイナカニック』

脚本・琴吹紬
舞台は約百年前の英国。
音楽家を目指して毎日を逞しく生きるリツプリオはひょんな事から豪華客船『タイナカニック』に乗り込む。
船の中でリツプリオは上流階級の令嬢ミオとその婚約者、ユイと出会う。
ミオはユイ自身には好意を持っていたが、政略結婚には納得していなかった。
絡んできたチンピラ(さわ子先生)をリツプリオに追い払って貰った事からミオはリツプリオに恋心を抱く。
しかし所詮は道ならぬ恋。激しく求め合っても叶う筈も無い。
そんな中、タイナカニックは氷山にぶつかり、その巨体は鈍い鳴動を始めていた。

律「アホかぁぁぁっ!!」ビリビリ

33: 2010/02/17(水) 01:52:05.74 ID:4NYLXrco0
紬「えぇ!? 何が問題なの?」

澪「まず豪華客船のセットが」

紬「作らせるわ!」

和「子どもの前で濡れ場は」

紬「正しい教育よ!」

梓「律先輩、澪先輩、唯先輩ばっかりで私達は水夫ですか」

紬「メインを絞った方が良いのよ!」

憂「主役が氏ぬ終わりはちょっと」

紬「悲恋最高!」

唯「み、澪ちゃんとのキスシーンがあるよぉ」ドキドキ

紬「演技指導は厳しくいくわよ!」

律「こんなに嫌な主役は珍しい」

紬「いいのよ、そういうのが面白いんだから」

さわ子「ねぇ、私がまた悪役なんだけど」

紬「それは知りません」

34: 2010/02/17(水) 01:58:05.72 ID:4NYLXrco0
和「女の子は喜ぶかもしれないけど」

憂「だめだめ! 絶対ダメですよ! お姉ちゃんにキスシーンなんてさせません!」

紬「あら、憂ちゃんがやっても良いのよ?」

澪「やる前提で話すな」

さわ子「話はともかく、セットは却下よ。幼稚園のホールに入るわけ無いでしょ」

紬「なら琴吹芸術ホールに招待して……」

律「あきらめろ」ペシ

紬「あぅ……」

37: 2010/02/17(水) 02:13:42.06 ID:4NYLXrco0
律「私の番か」

澪「人には文句言うくらいだからさぞかし素晴らしい物なんだろうなー」ニヤニヤ

律「うっせー」

『けーおんず』

脚本・田井中律

桜ヶ丘高校に赴任してきた新任熱血教師、眞鍋和。
半ば押し付けられる形で軽音楽部の顧問にされてしまう彼女だったが、
持ち前の明るさで次第に生徒と打ち解けていく。
だがそこへ、停学処分の解けた五人の問題児が帰ってくる。
「早弁上等、極悪ドラムの田井中律」
「友達はぬいぐるみ、殺人ベースの秋山澪」
「昼寝は欠かさぬ、強烈ボーカルの平沢唯」
「教科書買占め、撃滅キーボードの琴吹紬」
「先輩、パン買ってこいです、生意気ギターの中野梓」
態度こそ最悪だがバンドとしては一流の彼女達の才能。
それを見抜いた和はなんとかして律達をバンド甲子園に出場させようとするが……。
反抗する若者、いびる先輩教師(さわちゃん)、迫り来るPTA。
様々な困難が和に襲い掛かる。果たして和と律達は夢にときめき、明日にきらめけるのか!?

紬「汗くせぇぇぇぇっ!!」ビリビリ

41: 2010/02/17(水) 02:22:55.35 ID:4NYLXrco0
律「大ヒットドラマを参考にしたぞ!」

澪「ファンタジーが足りない」

梓「律先輩って私をこんな風に見てたんですね」

憂「梓『せんせぇ~、私の紅茶は砂糖二個って言いましたよね!?』こんな事してるの?」

梓「してないよ!」

梓(今度から絶対自分でお茶淹れよう。ムギ先輩に任せちゃだめだ)

唯「私寝てるシーンばっかだ……」

澪「しかもよく読んだら律が美味しいシーン多いな」

唯「和ちゃんと、もう一人の主役って感じだよね」

和「卒業……おめでとう! いやもっと溜めた方が良いかしら」ブツブツ

唯(き、気に入ったのかな)

42: 2010/02/17(水) 02:27:45.73 ID:4NYLXrco0
律「のどかぁぁっ!! 一緒に甲子園行くって言ったじゃねぇか!!」

和「ごめんね……私のせいで、あなた達の夢を奪うわけにはいかないの」

律「ばっ……かやろぉぉぉぉっ!!」

澪「相当気に入ったんだな」

紬「……スポ根も悪くないかもしれないわね」

梓「先輩は着眼点違うような気がします」

唯「私の出番少ないよー」

憂「私に至ってはライバル高にいるし」

さわ子「はいはい、悪役悪役」

43: 2010/02/17(水) 02:32:20.61 ID:4NYLXrco0
律「でもエンディングを皆で歌うっていうのは良いだろ? 事前に歌詞カード配ってさ」

澪「まぁ確かに」

律「音は演奏して入れとけば良いしさ」

さわ子「軽音部としての面子も立つ、か。結構考えてるわね」

律「へっへー!」

梓「でも子どもが喜びますか?」

和「不良がメインってむしろ親が眉をひそめそうね」

憂「あー、今は厳しいですもんね」

律「うぐっ」

44: 2010/02/17(水) 02:47:14.46 ID:4NYLXrco0
梓「私ですか……寝る前に適当に考えただけですから期待しないで下さいね」

さわ子(予防線張ったわね)

『とある灼眼の梓の香辛料が憂鬱でデュラララの旅~撲殺天使編~』

脚本・中野梓

学園都市最強のレベル10、中野梓。
彼女の能力は天地創造(ビギニング・オブ・ザ・コスモス)と呼ばれ、その詳細は明らかになっていない。
それもそのはず、彼女の能力とは「この世の全て」なのだから。
マッチの火から漫画でしかありえないような能力まで、この世に存在するならば全て使いこなす。
言うなれば人間の想像力そのものが彼女の力だった。
そんな彼女を疎ましく思った天界の悪神、さわ子は四人の魔人を人間界に送り込む。
「カチューシャのともがら、律」「対有機生命体コンタクト用縞パン、澪」「撲殺天使、紬」「賢きメガネ、和」
さすがの梓も精鋭四人との対決に傷つき倒れる。
氏を覚悟する梓だったが、目の前に『普通の』姉妹、平沢唯と平沢憂が現れる。
守りたい日常の為にこそ、立ち上がれ梓!

律「立ち上がるんじゃねぇぇぇぇっ!!」





46: 2010/02/17(水) 03:03:00.36 ID:4NYLXrco0
律「突っ込みどころしかない!」

さわ子「澪ちゃんのとは違う方向で背中が痒いわ」

澪「どれだけ自分贔屓なんだ」

梓「そりゃ私が書いたら私が主役ですよ」

和「台詞もなかなかきてるわね」

憂「梓『あぁ確かに私は異常かもしれない。でもね、あんた達は私達の普通を、日常を犯しに来た』」

梓「そんな異常者を私は許さない。ねぇ、あんた達にも普通をあげるよ? 何にも無い、とびっきりの、普通の、普通を」

梓「虚空の彼方で平穏に過ごすと良いわ……自意識破壊(ライフブレイク)!!」

さわ子「梓ちゃん……悩みがあったらいつでも聞くわよ」

澪(先生が見たこと無いほどの慈愛に満ちた目を……)

47: 2010/02/17(水) 03:12:01.71 ID:4NYLXrco0
紬「唯ちゃんはこういうの好きそうね?」

唯「え? 無理」

梓「嘘っ!?」

唯「だって難しい漢字多いし、わけわかんないよ」

唯「敵のボスはさわちゃんみたいだけど……」

唯「人類が神以上の存在になる事は許さんって言ってるけど、要は自分より強いのが嫌なだけだよね」

唯「台詞ももっと短く出来ないかなぁ? クライマックスだって『助けに来た!』だけでいいのに」

唯「台詞だけで3ページあるよ」

唯「あとさ、あずにゃんの技ってビギニングなんとかじゃなくて、てんちそうぞうって読むんじゃないの?」

澪「ゆ、唯。私もたまに読むから解るけどこういうのはそういう物であって……」

梓「…………能力者じゃない唯先輩には解りませんよ」ボソッ

憂(梓ちゃん……いつか正気に戻っても私は友達だよ)

50: 2010/02/17(水) 03:23:07.70 ID:4NYLXrco0
唯「最後は私だね!」

和「心配だわ」

さわ子「どうせまた私が悪役でしょ」

唯「皆、一番大事な事を忘れてるよ! 子どもが見るんだから、子どもの好きなのにしなきゃ」

梓(確かに私のはガキには高尚過ぎた)

律「んで? 唯の事だからアンパンマンとかか?」

唯「惜しい! これだよ!」


51: 2010/02/17(水) 03:26:33.88 ID:4NYLXrco0
『放課後戦隊  ケイオンジャー』
脚本・平沢唯  協力・井上敏樹

血祭ノドカが率いる悪の軍団、生徒会。
軽音部を潰し、お菓子を奪い、授業を強要する卑劣な生徒会。
そんな生徒会に立ち向かう五人の戦士、ケイオンジャー。
数百年の古来より桜ヶ丘高とハーゲンダッツを守る彼らを、人々は放課後戦隊と呼んだ。
だが血祭ノドカも黙ってはいない。力を蓄え、一気にティータイムを破壊する作戦に出たのだ。
今ここに、第十八代目部長、田井中律率いるケイオンジャーと、生徒会の決戦が始まった!!
戦いの中で現れる六人目のケイオンジャー。明かされる秘伝カチューシャの秘密。律を守って散っていく婆(さわちゃん)。
天下分け目の戦を勝ち残るのは、ケイオンジャーか、生徒会か!?

さわ子「とうとう氏んだぁぁぁぁぁっ!!」ビリビリ

52: 2010/02/17(水) 03:31:43.24 ID:4NYLXrco0
梓「私と大差無いっていうか幼稚臭いです」

唯「だから良いんだよ!」

律「男の子は喜ぶだろうな」

紬「アクションが大変そうだわ」

澪「刀とか使ったこと無いぞ」

和「唯、後でじっくりお話しましょう?」

唯「え? うん、良いよ」

憂「律さんがレッドなんだね」

唯「ぽいでしょ」

律「最近のレッドはバカレッドっていうのもいるから、それなら唯の方が」

憂「……」ニコニコ

律「レッドはやっぱり部長の私だな!」


56: 2010/02/17(水) 03:49:36.75 ID:4NYLXrco0
唯「絶対楽しいよ!」

和「仕方ないわね……」

和「てめぇらぁ! まぁだ生きてやがったのか!?」

さわ子(凄いドス声)

律「お前を倒すまでは氏ねない! 皆、行くぞ!」

律「一曲演奏!」

憂「一品調理!」

律「ケイオンレッド! 田井中律!」

澪「同じくブルー、秋山澪」

梓「同じくグリーン! 中野梓!」

紬「同じくピンク、琴吹紬」

唯「同じくイ工口ー! 平沢唯!」

憂「同じくゴールド、平沢憂」

唯「最後に控えしギー太~」

律「天下御免の放課後戦隊! ケイオンジャー! 参る!」

57: 2010/02/17(水) 04:01:46.41 ID:4NYLXrco0
・放課後戦隊ケイオンジャー OPテーマ『放課後戦隊ケイオンジャー』
作詞作曲、平沢唯

チャルチャルメラ チャルメラ チャルメラメラ チャルメラ 

放課後戦隊ケイオンジャー ティータイム!

流れ流れ 授業は今 部活のスピリッツ 目覚めていく

魅せる軽音 ナメたら甘い スキを見せたら 単位は無いぜ

一曲演奏 天下御免! お菓子の嵐 真打ち登場

スカートヒラリ いざゆけJK そのお菓子を守るため

うんうん たんたん 最後に大好き 音魂のパワー 爆発する

レッツ女子高 お茶しよう!

放課後戦隊ケイオンジャー ティータイム!

59: 2010/02/17(水) 04:07:06.26 ID:4NYLXrco0
ジャラ~ン

律「歌まで作ってんのかよ!」

唯「替え歌だけどね~」

澪「張り切ってるな」

和「衣装とかは先生に任せられるし」

紬「アクションは……まぁ練習すればなんとかなるかしら?」

唯「うんうん!」

憂(嬉しそうなお姉ちゃん可愛い)

梓(おいィ!? どう考えても私の方が良いだろ!? マジでかなぐり捨てんぞ!?)

律「見慣れてる物のが解りやすいかもな」

さわ子「でも女の子は? あんまり解らないんじゃないかしら」

60: 2010/02/17(水) 04:23:23.21 ID:4NYLXrco0
唯「じゃあ全部混ぜたら良いよ」

さわ子「え?」


天界より教師として桜ヶ丘高校にやってきた血祭ノドカ。
彼女の任務。
それは豪華客船『タイナカニック』で行われるバンド甲子園にあった。
出場するレベル10、中野梓の始末こそがノドカの目的。
だが人間界の王、リツ・ザ・レオは伝説の戦士、ケイオンジャーを組織してこれに立ち向かう。
戦いの中で生まれるリツと澪、梓と憂、それぞれの愛。
そして暴かれる真実。あらゆる悪の組織の中軸には、さわ子の姿があったのだ。
チンピラ魔女と化したさわ子の前に倒れる唯達。
唯との友情によって改心したノドカが仲間に加わり、ケイオンジャー達は反撃に出る。
今、夢にときめく明日を取り戻す為! 氷山を舞台に最終決戦が始まる!


園長「いやー、子ども達も大満足でした! ありがとうございました!」

さわ子「マーケティングって全然わからない」

61: 2010/02/17(水) 04:24:06.43 ID:4NYLXrco0
お察しの通り、替え歌がやりたかっただけだ
寝る

62: 2010/02/17(水) 04:29:50.32 ID:E31uxw8wO
なん…だと?

63: 2010/02/17(水) 05:06:27.80 ID:IMKWOCffI
乙!!!
・・・えっ終わり!?

引用元: 唯「えんげき!」