2: 2019/03/02(土) 22:23:00.44 ID:C3yONX9E0
ピンポーン

……

ピンポーン

……

ピピピピピ

モバP「うるせぇ今何時だと思ってやがる! 今日は救世主すらサボっていいって決めた安息の日曜日の朝だぞ! 昼まで寝させろ!」

未央「神は氏にました……これからはちゃんみお教が世界を救うでしょう……さぁ、今こそ私を受け入れ」

モバP「あ、そういうの間に合っているんで」

3: 2019/03/02(土) 22:28:42.52 ID:C3yONX9E0
未央「お待ちなさい迷える子羊! 今ならまだ間に合います! 手遅れになる前に!」

モバP「間に合ってるって言ってんだろ! 手遅れってなんだよ!」

未央「手遅れってか、行き遅れ?」

モバP「ほっとけ」

未央「そろそろ寒いから入れてもらえない?」

モバP「話題の転換が鋭角すぎる……これが若さか」

4: 2019/03/02(土) 22:35:25.81 ID:C3yONX9E0
未央「へへん、そろそろ30の大台に差し掛かるPさんには、この若さが羨ましかろう」

モバP「そうだな。未央は若いもんな。若いから寒くても大丈夫だよな。じゃ、そういうことで」

未央「すいませんもう若くないってことでいいですホント寒いんすもう我慢できません」

モバP「なんで朝っぱらから電車で1時間かけてうちに来るんだよ。しかも何回も。これで3週連続くらい来てるぞ」

未央「いいじゃん! Pさんと遊びたかったの! おうち入れて!」

モバP「玄関で騒ぐな! ……わかったわかった。ほら、入れよ」

未央「えへへ、ありがとPさん!」

5: 2019/03/02(土) 22:42:22.97 ID:C3yONX9E0
モバP「今日もまた家に入れてしまった。なんか慣れちゃってるけど、よくないよなぁたぶん」

未央「まぁまぁ細かいことは気にせず。さてこたつにダーイブさむ! ひゃっこい!」

モバP「さっきまで布団で寝てたからな。そりゃ電源入ってるわけないだろ」

未央「そりゃそうだけど! こたつであったまろうとしていた私の計画が!」

モバP「知るかそんなもん。さっさと電源入れるんだな。そのうちあったかくなるだろ」

未央「ちぇー。それじゃカチッと。はやく仕事をしたまえこたつ君」

6: 2019/03/02(土) 22:48:09.10 ID:C3yONX9E0
モバP「ひとんちなのに自由だなぁお前」

未央「なんかもう慣れちゃって」

モバP「そりゃ何度も来てりゃな。一応言っておくが、男の一人暮らしに女の子が一人で来ちゃダメなんだからな?」

未央「ふーん。なんで?」

モバP「なんでってお前。襲われても文句言えないぞ?」

未央「Pさんは私のこと、襲う?」

モバP「……襲わないけど」

未央「へへ、ならPさんの家なら大丈夫だね♪」 ギュッ

7: 2019/03/02(土) 22:52:17.06 ID:C3yONX9E0
モバP「気軽に抱き着くなっての……あーもーまったく。せっかく起きたから朝飯つくるわ。未央もコーヒーくらい飲むか?」

未央「ふふん、こんなこともあろうかと! じゃじゃーん、ミスターさんとこのドーナツを買ってきました! 領主P殿。お納めくだされ」

モバP「なぬ、それは大儀であった。ではそちの働きに免じ、今日はしばらく遊びに付き合ってやろう」

未央「はは! ありがたき幸せ! P殿は座っていてくだされ。拙者がコーヒーを淹れて進ぜましょうぞ!」

モバP「くるしゅうない、よきに計らえ。あ、それなら新しい豆買ったから、そっち使ってくれ。まだ封切ってないからすぐわかるはず」

未央「へぇー。お高いやつ?」

モバP「そこそこ。場所はいつものとこにあるから」

未央「はーい。まぁまずはお湯沸かさなきゃ。お皿とかも準備するからちょっと待っててね」

モバP「おう、頼む。……もう俺の家のこと、けっこう何でも知ってるな。未央のやつ」

8: 2019/03/02(土) 22:56:55.35 ID:C3yONX9E0
未央「ドーナツも新しいコーヒーもおいしかったー。それにしても、コーヒーがりがりするのって疲れるね」

モバP「今時、好きな人じゃなきゃ豆を摺るところから始めるなんて滅多にないからな」

未央「私もPさんの家にきて初めて見たよ。けっこう通だよね」

モバP「んなことはないよ。じいさまがなくなった際にもらってきたやつ使ってるだけで、別にこだわってるわけじゃない」

未央「そうなの? でも、朝にいい香りのコーヒー飲めるってちょっと贅沢だなって最近思うようになってきた」

9: 2019/03/02(土) 23:01:48.31 ID:C3yONX9E0
モバP「女子高生でそんなこと思うなんて、未央のほうが通だろ。うさぎ注文できる喫茶店で働いてみれば?」

未央「心がぴょんぴょんするお店?」

モバP「ぽいしちゃダメなお店」

未央「アイドル辞めたらそうしようかなぁ」

モバP「じゃあだいぶ先の話になりそうだな」

未央「おかげさまで、トップアイドルさせていただいているもので。これもPさんが見捨てなかったおかげだよ」

モバP「……そりゃどうも。っと、そうだ。おまえいつの間にかマイマグカップ置いてったろ」

10: 2019/03/02(土) 23:05:21.04 ID:C3yONX9E0
未央「あ、うん。湯呑でコーヒーも悪くないけど、やっぱりマグカップがいいなって」

モバP「勝手に私物持ち込まないの。最初見たとき、少し焦ったぞ」

未央「はーい。じゃあ、Pさん。自分のマグカップ置いていくね。はい勝手じゃなくなりました!」

モバP「俺、了承してないじゃん……まぁいいけど。今度からやめろよ?」

未央「うん。次からはちゃんと言ってから置いていくね」

モバP「まず持ち込むのをやめるって選択肢はないのか……」

11: 2019/03/02(土) 23:09:06.50 ID:C3yONX9E0
未央「まぁまぁ気にしないで。それじゃPさん、ドーナツも食べだし、さっそく遊ぼうよ!」

モバP「ん、いいぞ。何するんだ?」

未央「そうだなぁ。この前は映画見たし、その前はお買い物に行ったし……今日はおうちで遊ぼう」

モバP「家でか。んじゃ、ゲームか何かするか?」

未央「お、プロデューサーとアイドルによる血で血を洗うデスマッチですな! ちゃんみお選手、Pさんの卑怯な罠をかいくぐり見事、トップの座に輝いて見せましょう!」

モバP「なんで俺が悪者になってんだよ。なんか今の聞いたらなんかレースゲームしたくなってきた」

未央「配管工カート?」

モバP「ひげカート」

12: 2019/03/02(土) 23:12:35.46 ID:C3yONX9E0
未央「よし、受けて立とう! 積年の感謝の気持ち、いまこそ受けとってもらう!」

モバP「積年の恨みを晴らすんじゃないんか。いや恨まれることなんかしてないけどさ」

未央「ノリだよノリ。んじゃ準備しよっか」

モバP「最近やってないからちょっと奥にしまっちゃったな。出してくるからちょっと待ってろ」

未央「はーい、宜しくねPさん」

13: 2019/03/02(土) 23:14:16.74 ID:C3yONX9E0
未央「わーい、私の大勝利ー!」

モバP「おかしい。昔はこれでも結構やりこんでいたんだ。コースもちゃんと覚えていたのに、なぜ負けた!」

未央「曲がり始めるタイミングとかちょっとずれてたよね。1秒遅れてた製で壁に何度かぶつかってたよ」

モバP「動体視力下がったのかなぁ。確かにガキの頃よりは視力落ちたし。少しショックだわ」

未央「そんな気にしないで。大丈夫、罰ゲームは優しいものにしてあげるから」

モバP「おう、しばらくやってなかったししょうがな罰ゲームってなんだよ」

未央「え、真剣勝負に負けたら罰ゲームするでしょ? 世界の常識だよ」

14: 2019/03/02(土) 23:18:06.10 ID:C3yONX9E0
モバP「聞いてねぇぞ! しかも負けてから罰ゲーム決めるってやりたい放題だろ!」

未央「ふふーん。聞かなかったほうが悪いのだよ! 潔く受け入れたまえ!」

モバP「くっ……ホントに軽いものにしろよな。お互い不機嫌になるのはいやだろ」

未央「そんなに身構えなくても平気だよ。さ、そこに正座して」

モバP「正座? これでいいのか?」

未央「そうそうそれそれ。じゃ、お邪魔しまーす」

モバP「……膝枕?」

未央「イエース膝枕。うん、やっぱり男の人のは固いね。あーちゃんやあかねちんとは違うや」

15: 2019/03/02(土) 23:20:51.67 ID:C3yONX9E0
モバP「そりゃそうだろ。って、これでいいのか? 軽めとは言ったが、これじゃ未央のほうが罰ゲームじゃないか?」

未央「そんなことないよ。これはこれでちょっといい気分だし。こうやってPさん見上げることはないから新鮮」

モバP「そうか。まぁ未央がいいならいいさ」

未央「へへ、ありがとPさん。よし、満足したから次のレース行こう!」

モバP「よっしゃ次は負けねぇ。もう勘は取り戻した! はず! 今度は未央に罰ゲームさせてやる!」

未央「弱い敵に勝ってもうれしくないぞP! さぁ、全力でかかってくるがいい!」

16: 2019/03/02(土) 23:24:02.10 ID:C3yONX9E0
モバP「で、続きを始めたわけですが」

未央「よし、私の勝ち! コーヒー淹れてきて。あ、お砂糖とミルク1杯ずつね」


モバP「度重なる勝負に俺は負け続け」

未央「いえーいまた勝った~! じゃあそろそろお昼だし、ラーメン作ってもらおっかなー」


モバP「勝負をボードゲーム、格闘ゲーム、シューティングのスコア比較に変えても」

未央「……また勝ち。それじゃあ次は、うーんと、えーと、じゃあくすぐり5分間耐久で」


モバP「未央に膝を付かせることができなかった」

未央「……。なんか大学時代に流行った一発芸やって。それが無いなら手だして、しっぺするから」

17: 2019/03/02(土) 23:27:43.70 ID:C3yONX9E0
モバP「おかしい……厄日かこれ。なんで一回も勝てないんだホント」

未央「ねぇPさん。まじめにやってる? もしかして接待プレイとかしてるわけじゃない?」

モバP「未央はただのじゃんけんで手抜きできる?」

未央「そうだよねぇ……あれで5連続で勝っちゃったときは、もうどうしようかと思ったよ」

モバP「俺が運悪いだけなのか、未央が運良すぎるのか」

未央「こんなところで運気使いたくなかったなぁ……」

モバP「くそ、絶対勝ってやる。次の勝負だ! 今度はトランプするぞ!」

未央「私は楽しいからいいけど、ここまで負けこんでて次にいけるPさんはむしろ尊敬するよ」

18: 2019/03/02(土) 23:30:09.90 ID:C3yONX9E0
モバP「いやなんというか。もうちょっとした意地だよね」

未央「そうだよねぇ。うん、じゃあすっごい簡単なのにしよう」

モバP「ほう、というと?」

未央「神経衰弱とか時間かかるものじゃなく、もう単純にカードの大きさだけを競うの」

モバP「あー、好きなカード引いて、数字大きいほうが勝ちってこと?」

未央「そうそう! これならすぐ勝負つくし、余計なこと考えなくて済むでしょ?」

モバP「そうだな。それなりにいろんなゲームしてちょっと疲れたし、そうするか」

19: 2019/03/02(土) 23:32:17.57 ID:C3yONX9E0
未央「そうと決まれば、さっそく準備! トランプ切ってー切ってー切ってー」

モバP「おお、器用だな。すごいスピードでしゃかしゃかしてる」

未央「ふふん、やろうと思えばショットガンシャッフルもできるよ。はい、切れました。Pさんから好きなカードどうぞ?」

モバP「むむむ……運命のカード、ドロー! 頼むから大きい数字こい!」

未央「まだ見ちゃだめだよ、一緒に見せ合うから。じゃあ私は……このカード、君に決めた!」

20: 2019/03/02(土) 23:36:21.38 ID:C3yONX9E0
モバP「ふふふ。未央よ。今度こそ貴様の終わりだ。このカードで引導を渡してやる!」

未央「何を言っているのPさん。私には待っている人がいる。その人たちのために、私は負けない!」

モバP「よし、お互いに氏亡フラグ立てあったところで見せるか」

未央「うん。せーの、はい!」


モバP:10

未央:9


モバP「ん?」

未央「あれ、負けた?」

21: 2019/03/02(土) 23:39:22.39 ID:C3yONX9E0
モバP「うおー勝った! 数時間ずっと負け続けてやっと勝ったぞ!」

未央「えーそんなー! もう今日は一日勝ち続けるやつじゃないのー!?」

モバP「ふふ、見たか未央! これが俺の底力だ! ここから先はずっと俺のターンだぜ!」

未央「下手に簡単なゲームを選んだのが間違いだったか。ええい、武士に二言はない! 煮るなり焼くなり好きにするがいい!」

モバP「潔さは認めてやる。だがな、貴様に暗黒の未来が待ち受けていることに変わりわないぞ!」

未央「くっ、殺せ! 例え体を汚されたとしても、心まで屈服させることはできないぞ!」

22: 2019/03/02(土) 23:43:09.48 ID:C3yONX9E0
モバP「まぁそんなことしないけどね」

未央「うん、そうだろうね。私も勢いで言っただけだし。で、何させられるの?」

モバP「くすぐり耐久5分間」

未央「ふーん……って、それさっき私やったじゃん!」

モバP「おう、仕返しだ。」

未央「やだー! Pさん女子高生の身体に触る気? セクハラだよ。犯罪だよ」

モバP「……そう言われたらなんかいけないことしてる気がするけど。でももう決めた! 覆らない!」

23: 2019/03/02(土) 23:46:05.26 ID:C3yONX9E0
未央「的確に罰ゲームっぽいの選んでくるなぁ」

モバP「まぁ未央となら多少のスキンシップくらい別にいいかって気がするし」

未央「何それ!? こんな美少女捕まえてそういうこと言う?」

モバP「いやいや、キミ普段からそれくらい近いからね? 日頃の行いの賜物だと心得よ」

未央「むきー! あったまきた! いいじゃないか、受け入れてやる! 変な空気になっても知らないかんね!」

モバP「なんで耐える側の未央がそんなテンションなんだよ」

未央「へいへーいピッチャービビってる! ばっちこーい!」

モバP「なんて色気のない煽り方だ美少女よ。まぁいいか。んじゃくすぐらせてもらうぜー!」

24: 2019/03/02(土) 23:49:02.56 ID:C3yONX9E0
こしょこしょ

未央「ん……へへ、大したことないね。こりゃ5分なんて余裕かな」

モバP「むむ。ならこんな感じ」

さわさわ

未央「ん、んん。な、なんか触り方やらしい!」

モバP「う、うるさいな。んじゃちょっと強めに行くぞ!」

25: 2019/03/02(土) 23:51:08.98 ID:C3yONX9E0
わしゃわしゃわしゃ!

未央「あひゃははは! 急! 急なのはやめ、あっはははは!」

モバP「はっはっは! どうだ! 参ったか! 参ったっていえ! 許してはやらんが!」

こしょこしょわしゃわしゃ!

未央「ゆ! ゆるさな! ああっははっは! 許さないなら! 意味な! いひひひははは!」

モバP「5分耐久だからな! 頑張って耐えろ! さぁつぎはここだ!」

26: 2019/03/02(土) 23:52:29.46 ID:C3yONX9E0

もにゅ


未央「ふぁぁん!♡」

27: 2019/03/02(土) 23:55:09.87 ID:C3yONX9E0
モバP「え? って、やべ」

未央「はぁ……はぁ……。P、さん、今の///」

モバP「す、すまん、ちょっと手が滑って!」

未央「う、ううん! ……ふぅ、ふぅ。気にしないで、ただの事故だから」

モバP「お、おう。そう言ってくれると、助かる」

28: 2019/03/02(土) 23:57:53.71 ID:C3yONX9E0
未央「あ……で、でも、Pさん」

モバP「お、おう?」

未央「わ、私も、さ。変な声出しちゃったじゃん? そこだけは、忘れてほしいなって」

モバP「あ、ああ! うん、忘れる! いや、最初から何も聞いてない! 何もなかった!」

未央「……何もなかったわけじゃないよ」

モバP「え?」

未央「へ、変な、声は、その、忘れてほしいけど。さっきのとか、全部忘れてほしいわけじゃないから」

29: 2019/03/03(日) 00:00:19.38 ID:lIocHXPs0
モバP「いい、のか?」

未央「うん。なんていうか、全部なかったことにするのは、寂しいな。せっかくPさんから、近づいてきてくれたんだし」

モバP「でも、それは罰ゲームで、ちょっとした仕返しで」

未央「それでも」

モバP「え」

未央「それでも……ホントは、Pさんのほうから来てくれるの、嬉しかったから」

モバP「……わかった。未央がそれでいいなら」

未央「うん」

30: 2019/03/03(日) 00:03:06.42 ID:lIocHXPs0
モバP「……」

未央「……」

モバP「あ、あはは。ちょっと落ち着くか。よし、コーヒーでも」

未央「ねぇ」

モバP「お、おう。どうした?」

未央「続き、しよ?」

31: 2019/03/03(日) 00:06:39.23 ID:lIocHXPs0
モバP「続き? もう5分は経ってるぞ」

未央「うん、わかってる。だから、ゲームの続き」

モバP「ゲームって、トランプのか?」

未央「うん、それ。……Pさんが勝ったら、また我慢するから」

モバP「未央、お前」

未央「ね。続き。しよ。はい、一枚引いて」

モバP「……じゃあ、これ」

未央「じゃあ私は、これ。せーので見せあお」

モバP「おう。……いくぞ」

未央「うん。せーの!」

32: 2019/03/03(日) 00:08:54.48 ID:lIocHXPs0
ピリリリリリ!!!

未央「うひゃあ!」

モバP「うわっ! って、しまった。もうこんな時間か」

未央「あ……ホントだ。外、真っ暗になってる」

モバP「……少し熱中しすぎたな」

33: 2019/03/03(日) 00:11:51.55 ID:lIocHXPs0
未央「あ、あは、あははは! そうだね! いやー白熱した戦いにのめりこんでしまったよ! これが手に汗握るってやつだね!」

モバP「ん、そうだな。よし、ビークールだ未央。目の前で楽しみにしてたチョコを食べられた凜のことを思い浮かべよう!」

未央「おいおーい、それは冷静になるんじゃなく、戦慄するだけだぞー!?」

モバP「おっと、そうだったな! ならJK枠として奏と水着で共演することを強いられた菜々でどうだ!」

未央「それはいたたまれないよ! そして絶妙に見たいと思わせる世知辛さ!」

モバP「また間違えてしまったぜ!」

未央「もーPさんはうっかりさんだなー! ははは!」

モバP「ははは!」

34: 2019/03/03(日) 00:14:19.53 ID:lIocHXPs0
未央「ははは……」

モバP「……よし、今日は解散するか」

未央「う、うん、そうだね。そろそろお暇するよ。今日は遊んでくれてありがとうね」

モバP「おう……えーと。また遊びに来いよ。あんまり頻繁なのはダメだけどな」

未央「わかった。また来るね。……ねぇPさん」

モバP「ん、なんだ?」

35: 2019/03/03(日) 00:16:25.10 ID:lIocHXPs0
未央「さっき嬉しかったって言ったの、嘘じゃないから。今度、また、トランプしようね」

モバP「お、おま」

未央「楽しみにしてるから! じゃ、またね! バイバイ!」

モバP「未央! ……たく、気をつけて帰れよ!」

36: 2019/03/03(日) 00:19:37.64 ID:lIocHXPs0


おまけ:Side P

モバP「『変な声は忘れろ』ねぇ」

モバP「……」

モバP「忘れられるわけないだろ! なんだよあの声! かわいいかよ!」

モバP「……しかもそのあと、続きしたいって言ってくるし」

モバP「良くも悪くも妹みたいなもんだと思ってたつもりだが、あんな態度とってくるなんて」

モバP「……」

モバP「参ったなぁ。寝れる気がしねぇや」

37: 2019/03/03(日) 00:22:31.98 ID:lIocHXPs0


おまけ:Side 未央

未央「はー今日も面白かった!」

未央「こたつ潜ってー、おいしいコーヒー飲んでー、いっぱいゲームしてー、Pさんにいっぱい罰ゲームさせてー」

未央「……最後に、罰ゲームされて」

未央「……私、なんで続きしたいなんて言ったんだろ。くすぐられるの、別に好きじゃないのに」

未央「あのまましちゃったら、Pさんと、どうなってたんだろう」

未央「……」

未央「あー! 気になって眠れないよー!」

38: 2019/03/03(日) 00:25:49.14 ID:lIocHXPs0
過去の作品のちゃんみおルートをボリューム感出してセルフアレンジしてみました。

かわいさが少しでも表現できていれば幸いでござる。

一応続きも考えてるので、もしかしたら続きするかも?


モバP「家庭(に押しかけてくる)的アイドル」

39: 2019/03/03(日) 08:18:03.86 ID:A05/+Lkh0
乙!

引用元: モバP「未央と過ごす、二人だけの休みの日」