1: 2013/02/25(月) 02:35:57.66 ID:WdYd3MVm0
千早「お疲れ様ですプロデューサー。どうされました?」
P「千早、今日この後は予定あるか?」
千早「いえ特にないです。雪も降ってるので家で音楽を聞いて過ごす予定ですが…」
千早「どうかされましたか?」
P「実はこの雪で交通機関がストップして絶賛帰宅難民中のアイドルが3名と」
P「1人だと怖くて眠れないって寂しがり屋アイドルが事務所にいるんだけど…」
真美「兄ちゃん!?真美の扱いだけひどくない?」
真美「違うからね。亜美もお父さんもお母さんも今日はたまたまいないだけだからね?」
P「電車も動きそうにないし、車も出せそうにないから4人を千早の家に泊められないかと思って」
千早「私はかまいませんが、どうやって家まで来るのですか?」
P「千早の家は事務所から近いし、途中にスーパーもあるから夕飯の食材買って歩いて行くよ」
千早「わかりました。着いたら連絡ください」
P「千早、今日この後は予定あるか?」
千早「いえ特にないです。雪も降ってるので家で音楽を聞いて過ごす予定ですが…」
千早「どうかされましたか?」
P「実はこの雪で交通機関がストップして絶賛帰宅難民中のアイドルが3名と」
P「1人だと怖くて眠れないって寂しがり屋アイドルが事務所にいるんだけど…」
真美「兄ちゃん!?真美の扱いだけひどくない?」
真美「違うからね。亜美もお父さんもお母さんも今日はたまたまいないだけだからね?」
P「電車も動きそうにないし、車も出せそうにないから4人を千早の家に泊められないかと思って」
千早「私はかまいませんが、どうやって家まで来るのですか?」
P「千早の家は事務所から近いし、途中にスーパーもあるから夕飯の食材買って歩いて行くよ」
千早「わかりました。着いたら連絡ください」
2: 2013/02/25(月) 02:37:56.83 ID:WdYd3MVm0
真美「千早お姉ちゃーーん!着いたよーー!!」
千早「真美・・インターフォンか携帯電話で呼び出してくれないかしら・・」
真美「いや~久しぶりに千早お姉ちゃんの家に来たからテンション上がっちゃって」
千早「文明の利器をもっと活用しなさい」
真美「は~い」
P「いきなり無理言って悪いな千早」
雪歩「うぅ・・ごめんね千早ちゃん」
春香「お世話になりまーす」
千早「1人暮らしなので問題ありません。萩原さんも気にしないで」
千早「それに、この雪じゃまともに歩くのもままなら・・」
千早「雪の上を歩けない雪歩・・フフッ」
雪歩「今日そのネタ2回目だよ千早ちゃん・・」
真美「笑ったのは千早お姉ちゃんが初めてだけどね」
美希「うぅー寒いから話すなら中で話そうよ」
P「風邪でもひいたら大変だからな」
千早「真美・・インターフォンか携帯電話で呼び出してくれないかしら・・」
真美「いや~久しぶりに千早お姉ちゃんの家に来たからテンション上がっちゃって」
千早「文明の利器をもっと活用しなさい」
真美「は~い」
P「いきなり無理言って悪いな千早」
雪歩「うぅ・・ごめんね千早ちゃん」
春香「お世話になりまーす」
千早「1人暮らしなので問題ありません。萩原さんも気にしないで」
千早「それに、この雪じゃまともに歩くのもままなら・・」
千早「雪の上を歩けない雪歩・・フフッ」
雪歩「今日そのネタ2回目だよ千早ちゃん・・」
真美「笑ったのは千早お姉ちゃんが初めてだけどね」
美希「うぅー寒いから話すなら中で話そうよ」
P「風邪でもひいたら大変だからな」
3: 2013/02/25(月) 02:40:09.65 ID:WdYd3MVm0
P「っと千早。これよかったら夕飯に使ってくれ」
千早「こんなにたくさん…ありがとうございます」
P「若いんだからいっぱい食べないとと思ってな」
P「よし!じゃあ俺は事務所に戻るから3人を頼む」
美希「え~ハニー帰っちゃうの?一緒にご飯食べようよ!」
春香「そうですよ。お鍋はみんなで食べたほうが美味しいですよ」
P「まだ真たちが現場から帰ってきてないから無理です」
美希「むぅ~残念だけど、さすがに今日は大人しくあきらめるの」
千早「真たちは帰れそうなんですか?」
P「雪も止んでないし、電車がいつ動くか分からないからすぐには無理だろうな」
P「竜宮小町のみんなと律子はロケ先で1泊することになったし」
P「多分、響の家に真と貴音は泊まることになると思う」
P「やよいは今日はお休みだな」
千早「そうですか・・」
P「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
P「とにかく俺は事務所に戻るから。あんまり千早を困らすなよ? 特に真美」
真美「ラジャー!」
P「あと親御さんには俺から連絡しておくから。」
P「何かあったら俺と小鳥さんが事務所にいるから連絡してくれ」
「は~い」
千早「こんなにたくさん…ありがとうございます」
P「若いんだからいっぱい食べないとと思ってな」
P「よし!じゃあ俺は事務所に戻るから3人を頼む」
美希「え~ハニー帰っちゃうの?一緒にご飯食べようよ!」
春香「そうですよ。お鍋はみんなで食べたほうが美味しいですよ」
P「まだ真たちが現場から帰ってきてないから無理です」
美希「むぅ~残念だけど、さすがに今日は大人しくあきらめるの」
千早「真たちは帰れそうなんですか?」
P「雪も止んでないし、電車がいつ動くか分からないからすぐには無理だろうな」
P「竜宮小町のみんなと律子はロケ先で1泊することになったし」
P「多分、響の家に真と貴音は泊まることになると思う」
P「やよいは今日はお休みだな」
千早「そうですか・・」
P「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
P「とにかく俺は事務所に戻るから。あんまり千早を困らすなよ? 特に真美」
真美「ラジャー!」
P「あと親御さんには俺から連絡しておくから。」
P「何かあったら俺と小鳥さんが事務所にいるから連絡してくれ」
「は~い」
4: 2013/02/25(月) 02:41:47.14 ID:WdYd3MVm0
千早「とりあえず中に入りましょう。何もないけど、どうぞ」
真美「わーい!おじゃましまーす♪」
美希「寒かったから中はとーっても温かく感じるの♪」
真美「あっミキミキ!コタツとミカンの黄金セットがあるよ!!」
美希「突入するのー!!」
雪歩「お邪魔します」
春香「ただいまー」
雪歩「春香ちゃんはいっぱい泊まってるから自分の家に帰ってきたみたいだね」
春香「えへへー千早ちゃんは第二の実家みたいな感じだよ」
千早「春香が泊まりに来てくれるから、家具や装飾もだいぶ増えたから感謝してるわ」
千早「雑誌や小物みたいな私物も増えたけど」
春香「のワの」
真美「わーい!おじゃましまーす♪」
美希「寒かったから中はとーっても温かく感じるの♪」
真美「あっミキミキ!コタツとミカンの黄金セットがあるよ!!」
美希「突入するのー!!」
雪歩「お邪魔します」
春香「ただいまー」
雪歩「春香ちゃんはいっぱい泊まってるから自分の家に帰ってきたみたいだね」
春香「えへへー千早ちゃんは第二の実家みたいな感じだよ」
千早「春香が泊まりに来てくれるから、家具や装飾もだいぶ増えたから感謝してるわ」
千早「雑誌や小物みたいな私物も増えたけど」
春香「のワの」
5: 2013/02/25(月) 02:43:21.74 ID:WdYd3MVm0
美希「はぁ~コタツが暖かいの」
真美「幸せですな~」
千早「別にかまわないけど、くつろぎ過ぎじゃないかしら」
真美「千早お姉ちゃんティッシュどこ~?」
美希「千早さーん!枕が欲しいな~」
真美「ミキミキ!? その体勢で動いたら飲み物が…」
美希「…」
真美「コ…コタツの熱で乾くっしょー」
千早「真美も美希も早く拭きなさい!」
春香「ハハハ…私たちは夕飯の準備でもしよっか」
雪歩「そうだね」
真美「幸せですな~」
千早「別にかまわないけど、くつろぎ過ぎじゃないかしら」
真美「千早お姉ちゃんティッシュどこ~?」
美希「千早さーん!枕が欲しいな~」
真美「ミキミキ!? その体勢で動いたら飲み物が…」
美希「…」
真美「コ…コタツの熱で乾くっしょー」
千早「真美も美希も早く拭きなさい!」
春香「ハハハ…私たちは夕飯の準備でもしよっか」
雪歩「そうだね」
6: 2013/02/25(月) 02:44:18.43 ID:WdYd3MVm0
千早「ふぅ…私も夕飯の準備手伝うわ」
雪歩「あの2人はもう大丈夫なの?」
千早「コタツで幸せそうに寝てるわ」
春香「じゃあ鍋にいれる食材を切ってもらっていいかな」
千早「ええ任せて」
春香「よしスープの準備はバッチリ」
春香「食材は切れた?」
雪歩「うん出来てるよ」
千早「私も出来たわ」
春香「なかなか珍しい切り方だね」
雪歩「お鍋だから良いんじゃないかな?」
千早「れ…練習中だから‥あの…ごめんなさい…」
「恥ずかしがる千早ちゃん可愛い」
雪歩「あの2人はもう大丈夫なの?」
千早「コタツで幸せそうに寝てるわ」
春香「じゃあ鍋にいれる食材を切ってもらっていいかな」
千早「ええ任せて」
春香「よしスープの準備はバッチリ」
春香「食材は切れた?」
雪歩「うん出来てるよ」
千早「私も出来たわ」
春香「なかなか珍しい切り方だね」
雪歩「お鍋だから良いんじゃないかな?」
千早「れ…練習中だから‥あの…ごめんなさい…」
「恥ずかしがる千早ちゃん可愛い」
7: 2013/02/25(月) 02:46:25.53 ID:WdYd3MVm0
「いただきまーす」
真美「はるるんこれ美味しいね」
春香「千早ちゃんが切ってくれたコンニャクだよ」
美希「形が可愛いし味が染みこんでて美味しいの」
雪歩「千早ちゃんオリジナルの切り方だからね」
千早「ちょっと…萩原さん」
真美「ち‥千早お姉ちゃんの女子力がアップしている‥だと?」
千早「…真美は野菜がたくさん食べたいらしいわね」
真美「わーわーごめんなさい」
「ごちそうさまでした」
雪歩「やっぱりお鍋はみんなで話しながら食べると美味しいね」
春香「今度のライブ終わったら打ち上げ鍋パーティーやりたいね」
美希「ハニーに頼めばきっとやってくれるの」
千早「そうね。次はみんなでお鍋やりましょう」
真美「千早お姉ちゃん、片付け終わったらゲームやろうよ」
千早「はいはい片付けが終わったらね」
真美「今夜は寝かさないぜぇ?」
春香「今日の真美は千早ちゃんに甘えるね~」
雪歩「ホントの姉妹みたいだね」
美希「ミキも今日は千早さんに甘えるの♪」
美希「千早さーん、冷蔵庫のイチゴババロア一緒に食べよー」
雪歩「私も千早ちゃんとお茶飲みたいな~」
雪歩「千早ちゃ~ん」
春香「私も千早ちゃんと話したい…」
春香「千早ちゃ~ん」
千早「なんなのよあなたたちは…」
真美「はるるんこれ美味しいね」
春香「千早ちゃんが切ってくれたコンニャクだよ」
美希「形が可愛いし味が染みこんでて美味しいの」
雪歩「千早ちゃんオリジナルの切り方だからね」
千早「ちょっと…萩原さん」
真美「ち‥千早お姉ちゃんの女子力がアップしている‥だと?」
千早「…真美は野菜がたくさん食べたいらしいわね」
真美「わーわーごめんなさい」
「ごちそうさまでした」
雪歩「やっぱりお鍋はみんなで話しながら食べると美味しいね」
春香「今度のライブ終わったら打ち上げ鍋パーティーやりたいね」
美希「ハニーに頼めばきっとやってくれるの」
千早「そうね。次はみんなでお鍋やりましょう」
真美「千早お姉ちゃん、片付け終わったらゲームやろうよ」
千早「はいはい片付けが終わったらね」
真美「今夜は寝かさないぜぇ?」
春香「今日の真美は千早ちゃんに甘えるね~」
雪歩「ホントの姉妹みたいだね」
美希「ミキも今日は千早さんに甘えるの♪」
美希「千早さーん、冷蔵庫のイチゴババロア一緒に食べよー」
雪歩「私も千早ちゃんとお茶飲みたいな~」
雪歩「千早ちゃ~ん」
春香「私も千早ちゃんと話したい…」
春香「千早ちゃ~ん」
千早「なんなのよあなたたちは…」
8: 2013/02/25(月) 02:48:00.68 ID:WdYd3MVm0
「おはようございまーす」
P「おはよう」
P「千早が朝からぐったりしてるけど昨日何かあったのか?」
春香「ゲームして、イチゴババロア食べて、お茶して、ガールズトークするとああなります」
P「あーうん、千早昨日はありがとな」
千早「いえ、久しぶりに楽しめた1日でした」
千早「あと…みんな見てるので頭を撫でるのはやめてください…」
P「っとすまん」
P「よし全員集合してくれ」
P「もうみんな知ってると思うけど、今度ライブをやることになった」
P「自分が担当する曲とプログラムを確認しといてくれ」
P「それと、今回のライブは765プロ主催だから関係者席を多く確保してる」
社長「うむ。ご家族や友人を遠慮せずご招待してくれたまえ」
やよい「わー、かすみ達をライブに呼んでも良いんですか?」
P「もちろんいいぞ」
伊織「私もそろそろお父様達を招待したいわね」
オネエチャンヨビタイノー ジブンモニィニタチヲヨビタイゾ ボクモヨビタイヒトガ
P「おはよう」
P「千早が朝からぐったりしてるけど昨日何かあったのか?」
春香「ゲームして、イチゴババロア食べて、お茶して、ガールズトークするとああなります」
P「あーうん、千早昨日はありがとな」
千早「いえ、久しぶりに楽しめた1日でした」
千早「あと…みんな見てるので頭を撫でるのはやめてください…」
P「っとすまん」
P「よし全員集合してくれ」
P「もうみんな知ってると思うけど、今度ライブをやることになった」
P「自分が担当する曲とプログラムを確認しといてくれ」
P「それと、今回のライブは765プロ主催だから関係者席を多く確保してる」
社長「うむ。ご家族や友人を遠慮せずご招待してくれたまえ」
やよい「わー、かすみ達をライブに呼んでも良いんですか?」
P「もちろんいいぞ」
伊織「私もそろそろお父様達を招待したいわね」
オネエチャンヨビタイノー ジブンモニィニタチヲヨビタイゾ ボクモヨビタイヒトガ
9: 2013/02/25(月) 02:48:36.63 ID:WdYd3MVm0
春香「千早ちゃんは誰か招待するの?」
千早「いいえ、私は特に呼びたい人いないから」
春香「学校の友だちとかは?」
千早「特にいないわ」
P「まぁまだライブまで日にちあるからチケットだけ渡しとくよ」
P「もし招待したい人ができたら渡してあげてくれ」
千早「…分かりました」
小鳥「…」
千早「いいえ、私は特に呼びたい人いないから」
春香「学校の友だちとかは?」
千早「特にいないわ」
P「まぁまだライブまで日にちあるからチケットだけ渡しとくよ」
P「もし招待したい人ができたら渡してあげてくれ」
千早「…分かりました」
小鳥「…」
10: 2013/02/25(月) 02:49:45.61 ID:WdYd3MVm0
数日後
千早「ただいま戻りました」
雪歩「おかえりなさーい」
小鳥「おかえりなさい千早ちゃん」
千早「何をやっているの?」
雪歩「今度のライブの招待状を書いてるんだよ」
千早「メールじゃダメなの?」
雪歩「う~ん、確かにメールでも良いんだけど」
雪歩「チケットを送るから、どうせなら手紙も一緒に送ろうと思って」
千早「確かに手紙の方が気持ちが伝わるわね」
雪歩「えへへっ ホントは直接渡すのが1番なんだろうけど」
雪歩「これなら男の人にも遠くの人にも渡せるからね」
千早「萩原さんらしくて良いとおもうわ」
千早「邪魔しちゃ悪いから書き終わるまでむこうにいるわね」
雪歩「ありがとう」
千早「ただいま戻りました」
雪歩「おかえりなさーい」
小鳥「おかえりなさい千早ちゃん」
千早「何をやっているの?」
雪歩「今度のライブの招待状を書いてるんだよ」
千早「メールじゃダメなの?」
雪歩「う~ん、確かにメールでも良いんだけど」
雪歩「チケットを送るから、どうせなら手紙も一緒に送ろうと思って」
千早「確かに手紙の方が気持ちが伝わるわね」
雪歩「えへへっ ホントは直接渡すのが1番なんだろうけど」
雪歩「これなら男の人にも遠くの人にも渡せるからね」
千早「萩原さんらしくて良いとおもうわ」
千早「邪魔しちゃ悪いから書き終わるまでむこうにいるわね」
雪歩「ありがとう」
11: 2013/02/25(月) 02:51:00.92 ID:WdYd3MVm0
千早(みんな招待したい人がいるのね)
千早(やっぱり家族や友人かしら)
小鳥「千早ちゃん、一緒に休憩していいかしら?」
千早「え…えぇ、どうぞ」
小鳥「お茶淹れてきたからどうぞー」
千早「ありがとうございます」
小鳥「何か妄想でもしてた?」
千早「その質問はおかしくないですか?」
小鳥「あはは~千早ちゃんが難しい顔してたからほぐしてあげようと思って」
千早「…まぁ、なんでも、いいですけれど」
小鳥「そういえばプロデューサーさんに聞いたわよ」
小鳥「千早ちゃんは今度のライブに誰も招待しないの?」
千早「…特に招待したい人もいないですから」
千早(やっぱり家族や友人かしら)
小鳥「千早ちゃん、一緒に休憩していいかしら?」
千早「え…えぇ、どうぞ」
小鳥「お茶淹れてきたからどうぞー」
千早「ありがとうございます」
小鳥「何か妄想でもしてた?」
千早「その質問はおかしくないですか?」
小鳥「あはは~千早ちゃんが難しい顔してたからほぐしてあげようと思って」
千早「…まぁ、なんでも、いいですけれど」
小鳥「そういえばプロデューサーさんに聞いたわよ」
小鳥「千早ちゃんは今度のライブに誰も招待しないの?」
千早「…特に招待したい人もいないですから」
12: 2013/02/25(月) 02:52:27.71 ID:WdYd3MVm0
小鳥「千早ちゃん…本当におせっかいだと思うし余計なお世話だと思うけど」
小鳥「ご両親を招待してみたらどうかしら?」
千早「私には両親と呼べる人はいませんから…」
小鳥「千早ちゃん…」
小鳥「前に弟さんのお絵かき帳をお母さんが届けてくれたって聞いたけど」
小鳥「あれから連絡は取ってないの?」
千早「えぇ…」
小鳥「じゃあ、その御礼も兼ねてお母さんにチケット送ってみたら?」
千早「…ッ 送っても絶対に来ませんから」
小鳥「そう…」
小鳥「…」
小鳥「千早ちゃん、今から言うことは私のひとりごとだから」
小鳥「全部聞き流してくれて良いからね」
小鳥「千早ちゃんの家庭事情、全部プロデューサーから聞いたわ」
小鳥「私には想像出来ないくらいご両親も千早ちゃんも辛かったと思う」
小鳥「まだ学生である千早ちゃんとご両親が別居するくらいだもんね」
小鳥「顔も見たくないって思うくらいなのかもしれない」
千早「…」
小鳥「ご両親を招待してみたらどうかしら?」
千早「私には両親と呼べる人はいませんから…」
小鳥「千早ちゃん…」
小鳥「前に弟さんのお絵かき帳をお母さんが届けてくれたって聞いたけど」
小鳥「あれから連絡は取ってないの?」
千早「えぇ…」
小鳥「じゃあ、その御礼も兼ねてお母さんにチケット送ってみたら?」
千早「…ッ 送っても絶対に来ませんから」
小鳥「そう…」
小鳥「…」
小鳥「千早ちゃん、今から言うことは私のひとりごとだから」
小鳥「全部聞き流してくれて良いからね」
小鳥「千早ちゃんの家庭事情、全部プロデューサーから聞いたわ」
小鳥「私には想像出来ないくらいご両親も千早ちゃんも辛かったと思う」
小鳥「まだ学生である千早ちゃんとご両親が別居するくらいだもんね」
小鳥「顔も見たくないって思うくらいなのかもしれない」
千早「…」
13: 2013/02/25(月) 02:54:00.28 ID:WdYd3MVm0
小鳥「でもね、自分の子供を心配しない親はいないのよ?」
小鳥「事実、ずっと連絡をとってなかったにも関わらず」
小鳥「千早ちゃんの事情をしったら遠回しだったけど助けてくれたでしょ?」
小鳥「お母さんは千早ちゃんのことを大切に思ってるのは間違いないわ」
小鳥「今は消え入りそうな親子の絆かもしれない」
小鳥「でもね、千早ちゃんとお母さんを繋ぐものって親子の絆だけじゃないでしょ?」
千早「えっ…」
小鳥「前に弟はたった1人の観客だったって話してくれたじゃない?」
「息子は本当に千早の歌が好きで」
「いつもうたってうたってって」
小鳥「お母さんも全く同じ事を言っていたらしいわ」
小鳥「千早ちゃんは弟さんに向けて歌っていたかもしれないけど」
小鳥「観客はもう1人いたんじゃないかしら?」
千早「…」
小鳥「事実、ずっと連絡をとってなかったにも関わらず」
小鳥「千早ちゃんの事情をしったら遠回しだったけど助けてくれたでしょ?」
小鳥「お母さんは千早ちゃんのことを大切に思ってるのは間違いないわ」
小鳥「今は消え入りそうな親子の絆かもしれない」
小鳥「でもね、千早ちゃんとお母さんを繋ぐものって親子の絆だけじゃないでしょ?」
千早「えっ…」
小鳥「前に弟はたった1人の観客だったって話してくれたじゃない?」
「息子は本当に千早の歌が好きで」
「いつもうたってうたってって」
小鳥「お母さんも全く同じ事を言っていたらしいわ」
小鳥「千早ちゃんは弟さんに向けて歌っていたかもしれないけど」
小鳥「観客はもう1人いたんじゃないかしら?」
千早「…」
14: 2013/02/25(月) 02:55:21.94 ID:WdYd3MVm0
小鳥「簡単に解決する問題でもないし、時間も解決してくれない」
小鳥「現実と向き合うことで傷つくかもしれない」
小鳥「でもね…でもね千早ちゃん」
小鳥「あなたが少し勇気をだしたら、人生が少しだけ豊かになる可能性があるわ」
小鳥「そして、今まさに変われるチャンスが巡ってきてる」
小鳥「よく考えて。あなたが本当に幸せになれると思うことを」
千早「…」
千早「私は…プロデューサーがいて、765プロのみんながいて、歌えれば幸せですから」
小鳥「…」
小鳥「雪歩ちゃん、ちょっといい?」
雪歩「どうかしましたか?」
小鳥「便箋1枚余ってないかしら?」
雪歩「余ってますよ?」
小鳥「1枚千早ちゃんにあげられないかしら?」
雪歩「もちろんですぅ」
雪歩「はいどーぞ」
千早「…今日はこれで失礼します。お疲れ様でした」
小鳥「現実と向き合うことで傷つくかもしれない」
小鳥「でもね…でもね千早ちゃん」
小鳥「あなたが少し勇気をだしたら、人生が少しだけ豊かになる可能性があるわ」
小鳥「そして、今まさに変われるチャンスが巡ってきてる」
小鳥「よく考えて。あなたが本当に幸せになれると思うことを」
千早「…」
千早「私は…プロデューサーがいて、765プロのみんながいて、歌えれば幸せですから」
小鳥「…」
小鳥「雪歩ちゃん、ちょっといい?」
雪歩「どうかしましたか?」
小鳥「便箋1枚余ってないかしら?」
雪歩「余ってますよ?」
小鳥「1枚千早ちゃんにあげられないかしら?」
雪歩「もちろんですぅ」
雪歩「はいどーぞ」
千早「…今日はこれで失礼します。お疲れ様でした」
15: 2013/02/25(月) 02:55:56.86 ID:WdYd3MVm0
千早(…)
千早(何よ…私の気持ちも知らないで…)
「千早ちゃんとお母さんを繋ぐものって親子の絆だけじゃないでしょ?」
「観客はもう1人いたんじゃないかしら?」
千早(…)
千早「優…」
千早「お母さん…」
千早(何よ…私の気持ちも知らないで…)
「千早ちゃんとお母さんを繋ぐものって親子の絆だけじゃないでしょ?」
「観客はもう1人いたんじゃないかしら?」
千早(…)
千早「優…」
千早「お母さん…」
16: 2013/02/25(月) 02:57:20.14 ID:WdYd3MVm0
---------------------------------------
千種 様
○月○日にライブがあります。
チケットを同封します。
都合がつきましたら来てください。
もし…もし来れたらライブが終わった後に
少し時間をください。 千早
---------------------------------------
千早「…何をやってるのかしら私は」
千早「来るわけなんてないって分かってるのに…」
千早「ヒックッ…優…グスッ」
千種 様
○月○日にライブがあります。
チケットを同封します。
都合がつきましたら来てください。
もし…もし来れたらライブが終わった後に
少し時間をください。 千早
---------------------------------------
千早「…何をやってるのかしら私は」
千早「来るわけなんてないって分かってるのに…」
千早「ヒックッ…優…グスッ」
17: 2013/02/25(月) 02:58:33.05 ID:WdYd3MVm0
ライブ当日
千早(もうすぐライブも終わる…)
千早(…やっぱり来てくれなかったわね)
千早(音無さんがプロデューサーに頼んで)
千早(わざわざプログラムを変更してまで私をトリにしてくれたのに)
千早(無駄になってしまったみたいね)
スタッフ「千早さんスタンバイお願いします」
千早「はい」
千早(今は来てくれているファンのために歌おう)
千早(もうすぐライブも終わる…)
千早(…やっぱり来てくれなかったわね)
千早(音無さんがプロデューサーに頼んで)
千早(わざわざプログラムを変更してまで私をトリにしてくれたのに)
千早(無駄になってしまったみたいね)
スタッフ「千早さんスタンバイお願いします」
千早「はい」
千早(今は来てくれているファンのために歌おう)
18: 2013/02/25(月) 03:00:59.93 ID:WdYd3MVm0
千早「ずっと眠っていられたら この悲しみを忘れられる」
音無さんの言ったとおりね
千早「そう願い眠りについた夜もある」
慣れないことして現実と向き合ったら傷ついただけだったわ…
千早「二人過ごした遠い日々 記憶の中の光と影」
わかっていたことなのに…
千早「今もまだ心の迷路彷徨う あれは儚い夢」
あきらめていたのに…
千早「そうあなたと見た泡沫の夢 たとえ百年の眠りでさえ」
私はどうしてこんなに悲しいのかしら…
千早「いつか物語なら終わってく 最後のページをめくったら」
ふふ…
音無さんの言ったとおりね
千早「そう願い眠りについた夜もある」
慣れないことして現実と向き合ったら傷ついただけだったわ…
千早「二人過ごした遠い日々 記憶の中の光と影」
わかっていたことなのに…
千早「今もまだ心の迷路彷徨う あれは儚い夢」
あきらめていたのに…
千早「そうあなたと見た泡沫の夢 たとえ百年の眠りでさえ」
私はどうしてこんなに悲しいのかしら…
千早「いつか物語なら終わってく 最後のページをめくったら」
ふふ…
19: 2013/02/25(月) 03:01:50.43 ID:WdYd3MVm0
千早「眠り姫目覚める私は今 誰の助けも借りず」
これだけのファンの前で歌っているのに
千早「たった独りでも 明日へ歩き出すために」
歌にも集中せずに…
千早「朝の光が眩しくて涙溢れても 瞳を上げたままで」
お母さんのことばかり考えてる…
これだけのファンの前で歌っているのに
千早「たった独りでも 明日へ歩き出すために」
歌にも集中せずに…
千早「朝の光が眩しくて涙溢れても 瞳を上げたままで」
お母さんのことばかり考えてる…
20: 2013/02/25(月) 03:02:44.69 ID:WdYd3MVm0
千早「皆さん!今日は楽しんでいただけましたか?」
千早「名残惜しいですが次が最後の曲です」
「すみません今からでも入れますか?」
スタッフ「今まさに最後の曲が始まるとこです」
「良かった…チケットはこれでお願いします」
スタッフ「関係者席はこちらです。アイドルを目の前で見れますよ」
「ありがとうございます」
千早「名残惜しいですが次が最後の曲です」
「すみません今からでも入れますか?」
スタッフ「今まさに最後の曲が始まるとこです」
「良かった…チケットはこれでお願いします」
スタッフ「関係者席はこちらです。アイドルを目の前で見れますよ」
「ありがとうございます」
23: 2013/02/25(月) 22:25:18.75 ID:WdYd3MVm0
千種(千早…)
千早「…えッ!?」
ファン「………?」
千早(来てくれたんだ…)
千早「…えッ!?」
ファン「………?」
千早(来てくれたんだ…)
24: 2013/02/25(月) 22:27:13.64 ID:WdYd3MVm0
千早「今日お越しいただいたファンの皆さん」
千早「先に謝らせてください」
千早「最後に歌う曲は『約束』です」
千早「この曲は事務所の仲間が私のために書き下ろしてくれた曲です」
千早「本来ならファンの皆さんと仲間に捧げるべき歌かもしれませんが」
千早「今日だけは、どうしてもこの曲を届けたい人がいます」
千早「自分勝手で申し訳ありませんが、その人のために歌わせてください」
千早「如月千早で『約束』」
千早「先に謝らせてください」
千早「最後に歌う曲は『約束』です」
千早「この曲は事務所の仲間が私のために書き下ろしてくれた曲です」
千早「本来ならファンの皆さんと仲間に捧げるべき歌かもしれませんが」
千早「今日だけは、どうしてもこの曲を届けたい人がいます」
千早「自分勝手で申し訳ありませんが、その人のために歌わせてください」
千早「如月千早で『約束』」
25: 2013/02/25(月) 22:28:45.85 ID:WdYd3MVm0
ねえ今見つめているよ
離れていても
Love for you
心はずっと 傍にいるよ
千早(私と優を繋いでいた歌)
離れていても
Love for you
心はずっと 傍にいるよ
千早(私と優を繋いでいた歌)
26: 2013/02/25(月) 22:31:01.60 ID:WdYd3MVm0
もう涙を拭って微笑って
一人じゃないどんな時だって
夢見ることは生きること
悲しみを超える力
千早(私とお母さんをも繋いでいた歌)
一人じゃないどんな時だって
夢見ることは生きること
悲しみを超える力
千早(私とお母さんをも繋いでいた歌)
27: 2013/02/25(月) 22:33:40.52 ID:WdYd3MVm0
歩こう果てない道
歌おう天を超えて
想いが届くように
約束しよう前を向くこと
Thank you for smile
千早(届けこの想い)
歌おう天を超えて
想いが届くように
約束しよう前を向くこと
Thank you for smile
千早(届けこの想い)
28: 2013/02/25(月) 22:35:29.58 ID:WdYd3MVm0
千種「………」
ファン「………」
P「………」
小鳥「………」
ウワー チハヤチャーン サイコーダッタヨー チハヤチャーン ワワー
P「す…すごいな今日の千早は」
P「魂を揺さぶる素晴らしい歌だった」
小鳥「えぇ! 想いは人を強くするんですよ」
P「どういうことですか?」
小鳥「後で分かりますよ」
ファン「………」
P「………」
小鳥「………」
ウワー チハヤチャーン サイコーダッタヨー チハヤチャーン ワワー
P「す…すごいな今日の千早は」
P「魂を揺さぶる素晴らしい歌だった」
小鳥「えぇ! 想いは人を強くするんですよ」
P「どういうことですか?」
小鳥「後で分かりますよ」
29: 2013/02/25(月) 22:37:45.53 ID:WdYd3MVm0
ライブ終了後
P「どこに行くんですか?」
小鳥「シッー静かにしてください」
P「あれは?」
小鳥「千早ちゃんと、恐らく千早ちゃんのお母さんです」
千早「…」
千種「…」
P「気まずそうですね…」
小鳥「千早ちゃんなら大丈夫だと思いますから、ここは見守りましょう」
P「どこに行くんですか?」
小鳥「シッー静かにしてください」
P「あれは?」
小鳥「千早ちゃんと、恐らく千早ちゃんのお母さんです」
千早「…」
千種「…」
P「気まずそうですね…」
小鳥「千早ちゃんなら大丈夫だと思いますから、ここは見守りましょう」
30: 2013/02/25(月) 22:39:19.78 ID:WdYd3MVm0
千早「…」
千早「……」
千早「来てくれたんだ」
千種「えぇ…」
千早「…」
千種「…」
千早「2つ話したいことがあるの」
千種「…」
千早「……」
千早「来てくれたんだ」
千種「えぇ…」
千早「…」
千種「…」
千早「2つ話したいことがあるの」
千種「…」
31: 2013/02/25(月) 22:42:59.69 ID:WdYd3MVm0
千早「1つは、私がひどいゴシップ記事を書かれた時」
千早「優のお絵かき帳を渡してくれてありがとう」
千早「おかげで声が出るようになって、また歌えるようになって」
千早「今日こうしてライブを開けるまでに回復したわ」
千種「良かった…」
千種「今日も素晴らしいライブだったわ」
千早「…ありがとう」
千早「優のお絵かき帳を渡してくれてありがとう」
千早「おかげで声が出るようになって、また歌えるようになって」
千早「今日こうしてライブを開けるまでに回復したわ」
千種「良かった…」
千種「今日も素晴らしいライブだったわ」
千早「…ありがとう」
32: 2013/02/25(月) 22:46:19.35 ID:WdYd3MVm0
千早「もう1つだけど…」
千早「ぃ…今まで辛く当たってしまってごめんなさい」
千早「優が亡くなってしまって」
千早「もう歌を聞いてくれる人もいない」
千早「絵を描いてくれる人もいない」
千早「だから私が1番ツライと思ってた…ヒック」
千早「みんな同じくらい悲しかったはずなのに…グスッ」
千早「なのに私は自分のことしか考えてなくて‥」
千早「優のお葬式が終わったあとも」
千早「顔を合わせるたびにケンカして…」
千早「気持ちを少しも分かってあげることができなくてごめんなさい」
千早「ぃ…今まで辛く当たってしまってごめんなさい」
千早「優が亡くなってしまって」
千早「もう歌を聞いてくれる人もいない」
千早「絵を描いてくれる人もいない」
千早「だから私が1番ツライと思ってた…ヒック」
千早「みんな同じくらい悲しかったはずなのに…グスッ」
千早「なのに私は自分のことしか考えてなくて‥」
千早「優のお葬式が終わったあとも」
千早「顔を合わせるたびにケンカして…」
千早「気持ちを少しも分かってあげることができなくてごめんなさい」
33: 2013/02/25(月) 22:48:02.50 ID:WdYd3MVm0
千早「グッス あと…」
千種「もういいのよ千早」
千種「貴方は何も悪くないの」
千種「千早と優を守れなかったのは私達だから…」
千早「グッス ヒック」
千種「私からも言わせて」
千種「もういいのよ千早」
千種「貴方は何も悪くないの」
千種「千早と優を守れなかったのは私達だから…」
千早「グッス ヒック」
千種「私からも言わせて」
34: 2013/02/25(月) 22:49:33.45 ID:WdYd3MVm0
千種「今までツライ思いをさせてしまって本当にごめんなさい」
千種「ずっと会いに来られなくてごめんなさい」
千早「…お母さん……」
千種「えっ…」
千早「…お母さん……お母さん…」ダキッ
千種「千早」ナデナデ
小鳥「…行きましょうか」
P「そうですね」
小鳥(余計なことしたと思ったけど、最高の形になって本当に良かった)
千種「ずっと会いに来られなくてごめんなさい」
千早「…お母さん……」
千種「えっ…」
千早「…お母さん……お母さん…」ダキッ
千種「千早」ナデナデ
小鳥「…行きましょうか」
P「そうですね」
小鳥(余計なことしたと思ったけど、最高の形になって本当に良かった)
35: 2013/02/25(月) 23:02:07.64 ID:WdYd3MVm0
千早「ヒック…グス」
千種「少しは落ち着いた?」
千早「うん…」
千種「…」
千種「千早は強くなったわね」
千早「えっ…」
千種「優に歌ってた時みたいに、今日も本当に楽しそうに歌ってた」
千種「昔からは考えられないくらいたくさん笑うようになった」
千種「きっと千早を変えてしまうくらい素敵な人が周りにたくさんいるのね」
千早「うん」
千種「少しは落ち着いた?」
千早「うん…」
千種「…」
千種「千早は強くなったわね」
千早「えっ…」
千種「優に歌ってた時みたいに、今日も本当に楽しそうに歌ってた」
千種「昔からは考えられないくらいたくさん笑うようになった」
千種「きっと千早を変えてしまうくらい素敵な人が周りにたくさんいるのね」
千早「うん」
36: 2013/02/25(月) 23:04:08.39 ID:WdYd3MVm0
千種「さっきここにいたスーツの人と事務服を着た人方は知ってる人?」
千早「見てたんだ… 多分私のプロデューサーと事務員の音無さんだと思う」
千種「そう 765プロで本当に素敵な人達に巡り会えたのね」
千種(テレビや雑誌で千早が明るくなっていたのは知っていたけど)
千種(私が思っていた以上に千早は大人になっていたのね)
千早「見てたんだ… 多分私のプロデューサーと事務員の音無さんだと思う」
千種「そう 765プロで本当に素敵な人達に巡り会えたのね」
千種(テレビや雑誌で千早が明るくなっていたのは知っていたけど)
千種(私が思っていた以上に千早は大人になっていたのね)
37: 2013/02/25(月) 23:06:13.19 ID:WdYd3MVm0
千種「そういえば千早、今日が何の日か知ってる?」
千早「765プロのライブでしょ?」
千種「フフッ もう日付は変わったから今日は千早の誕生日よ」
千種「千早、誕生日おめでとう!」
千種「私の…私の娘として産まれてきてくれて本当にありがとう」
千早「お母さん…」
千早「私にもお祝いさせて」
千早「私をお母さんの娘として産んでくれてありがとう!」
千早「765プロのライブでしょ?」
千種「フフッ もう日付は変わったから今日は千早の誕生日よ」
千種「千早、誕生日おめでとう!」
千種「私の…私の娘として産まれてきてくれて本当にありがとう」
千早「お母さん…」
千早「私にもお祝いさせて」
千早「私をお母さんの娘として産んでくれてありがとう!」
38: 2013/02/25(月) 23:08:22.97 ID:WdYd3MVm0
あのライブを境に私はお母さんと連絡を取るようになりました。
そのまま親子として暮らし始めるなんて出来たらドラマチックでしたが
お母さんにはお母さんの生活があるので、すぐには無理でした。
それでもいつかは一緒に暮らしたいなと最近では思っています。
母娘ともに口下手かつ不器用なので時間はかかるかもしれませんが、
止まったままだった絆を取り戻し、より強いものにしていきたいと思います。
そのまま親子として暮らし始めるなんて出来たらドラマチックでしたが
お母さんにはお母さんの生活があるので、すぐには無理でした。
それでもいつかは一緒に暮らしたいなと最近では思っています。
母娘ともに口下手かつ不器用なので時間はかかるかもしれませんが、
止まったままだった絆を取り戻し、より強いものにしていきたいと思います。
39: 2013/02/25(月) 23:13:13.00 ID:WdYd3MVm0
千早「あっお母さん?」
千種「どうしたの慌ただしい」
千早「今度家でパーティーをすることになったんだけど」
千早「あの…料理の仕方を教えてくれない?」
千種「料理って…何を作るつもりなの?」
千早「鍋パーティーらしいわ」
千種「お鍋って…食材を切って入れるだけじゃない…」
千種「まぁいいわ いつ教えに行けば良いの?」
千早「あ…いや…その…オカ サ モ…」
千種「なに?」
千種「どうしたの慌ただしい」
千早「今度家でパーティーをすることになったんだけど」
千早「あの…料理の仕方を教えてくれない?」
千種「料理って…何を作るつもりなの?」
千早「鍋パーティーらしいわ」
千種「お鍋って…食材を切って入れるだけじゃない…」
千種「まぁいいわ いつ教えに行けば良いの?」
千早「あ…いや…その…オカ サ モ…」
千種「なに?」
40: 2013/02/25(月) 23:15:11.99 ID:WdYd3MVm0
千早「お母さんにも鍋パーティーに参加して欲しいんだけど…」
千種「えっ!?」
千早「イヤ…あのそれなら当日一緒に準備できるし…」
千種「…分かったわ」
千早「ありがとう!」
千早「絶対よ!? 約束だからね」
千種「ええ 約束するわ」
千種「えっ!?」
千早「イヤ…あのそれなら当日一緒に準備できるし…」
千種「…分かったわ」
千早「ありがとう!」
千早「絶対よ!? 約束だからね」
千種「ええ 約束するわ」
41: 2013/02/25(月) 23:17:36.83 ID:WdYd3MVm0
千種「まさかここまで料理が下手とは…」
千早「春香に教えてもらってだいぶ上手くなったわよ」
千種「教えなかった私にも責任があるわね…」
千早「こ…これから練習するから…」
ピンポーン
真美「千早お姉ちゃーん」
千早「いらっしゃい」
千早「今日はインターフォンを鳴らしたのね」
真美「えへへー真美だって学習するんだよ」
千種「皆さんよくお越しくださいました」
千種「どうぞお上がりください」
「おじゃましまーす」
千早「春香に教えてもらってだいぶ上手くなったわよ」
千種「教えなかった私にも責任があるわね…」
千早「こ…これから練習するから…」
ピンポーン
真美「千早お姉ちゃーん」
千早「いらっしゃい」
千早「今日はインターフォンを鳴らしたのね」
真美「えへへー真美だって学習するんだよ」
千種「皆さんよくお越しくださいました」
千種「どうぞお上がりください」
「おじゃましまーす」
42: 2013/02/25(月) 23:20:45.28 ID:WdYd3MVm0
千早「音無さん」
小鳥「なーに千早ちゃん?」
千早「遅くなってしまったんですけど、あの時アドバイスしてくれてありがとうございました」
千早「萩原さんも便箋ありがとう」
雪歩「エヘヘーどういたしまして」ニコッ
小鳥「私のはただのひとりごとだから気にしないで」
千早「ここは素直になるべきでは?」
小鳥「アハハッ 千早ちゃんがそれを言いますか」
小鳥「じゃあーどういたしまして」ニコッ
小鳥「お礼は千早ちゃんの手料理で返してもらいましょ雪歩ちゃん」
雪歩「楽しみにしてるよ千早ちゃん」
小鳥「なーに千早ちゃん?」
千早「遅くなってしまったんですけど、あの時アドバイスしてくれてありがとうございました」
千早「萩原さんも便箋ありがとう」
雪歩「エヘヘーどういたしまして」ニコッ
小鳥「私のはただのひとりごとだから気にしないで」
千早「ここは素直になるべきでは?」
小鳥「アハハッ 千早ちゃんがそれを言いますか」
小鳥「じゃあーどういたしまして」ニコッ
小鳥「お礼は千早ちゃんの手料理で返してもらいましょ雪歩ちゃん」
雪歩「楽しみにしてるよ千早ちゃん」
43: 2013/02/25(月) 23:25:48.65 ID:WdYd3MVm0
真美「あーー!!」
雪歩「これって…」
美希「前と同じなの」
春香「千早ちゃん このコンニャクって千早ちゃんが切ったの?」
千早「今日はお母さんが切ったけど…」
春香「あ~それでなんだ」
美希「納得なの」
雪歩「だからこの形だったんだぁ」
真美「なるほどねー」
雪歩「これって…」
美希「前と同じなの」
春香「千早ちゃん このコンニャクって千早ちゃんが切ったの?」
千早「今日はお母さんが切ったけど…」
春香「あ~それでなんだ」
美希「納得なの」
雪歩「だからこの形だったんだぁ」
真美「なるほどねー」
44: 2013/02/25(月) 23:29:26.49 ID:WdYd3MVm0
千早「なにが?」
春香「千早ちゃん小さい時にお母さんと一緒に料理してたんじゃない?」
千早「何回かはしたと思うけど…」
春香「きっとその時にコンニャクはこう切るって教えてもらったんじゃないかな?」
千早「あっ」
春香「でなきゃなかなかこの切り方はしないと思うよ」
真美「まさに如月家一子相伝ですな」
美希「千早さん秘伝のコンニャクなの」
雪歩「そうだね うん美味しいよ千早ちゃん」
春香「千早ちゃん小さい時にお母さんと一緒に料理してたんじゃない?」
千早「何回かはしたと思うけど…」
春香「きっとその時にコンニャクはこう切るって教えてもらったんじゃないかな?」
千早「あっ」
春香「でなきゃなかなかこの切り方はしないと思うよ」
真美「まさに如月家一子相伝ですな」
美希「千早さん秘伝のコンニャクなの」
雪歩「そうだね うん美味しいよ千早ちゃん」
45: 2013/02/25(月) 23:34:13.37 ID:WdYd3MVm0
千早(そっか…私が忘れてるだけでお母さんとの思い出もあったんだ)チラッ
千種「プロデューサーさんと音無さんにはいつも千早がお世話になっているようで…」
千早「これからもっと思い出を増やしていこうね お母さん!」
おわり
千種「プロデューサーさんと音無さんにはいつも千早がお世話になっているようで…」
千早「これからもっと思い出を増やしていこうね お母さん!」
おわり
46: 2013/02/25(月) 23:44:05.54 ID:WdYd3MVm0
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
劇場版で母娘関係が少しでも修復された描写があったらな~
なんて考えながら書いてみました。
劇場版で母娘関係が少しでも修復された描写があったらな~
なんて考えながら書いてみました。
47: 2013/02/25(月) 23:47:38.18 ID:6UcSwZWLo
乙乙!ヨカタ!
引用元: 千早「消せない絆」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります