1: ◆w1MAf1o5YCsy 2015/01/28(水) 23:17:39.25 ID:4SD6Ep+E0
 
<ナノダワーーーーーー!!



ジュン「なんだ? 真紅庭に出てるのか?」

真紅「私はここよ」

ジュン「あれ?でも外から真紅の声がしたような…?」

雛苺「ジューン!お外でこれを捕まえたわ!」ドタドタ

実装紅「ダワッ!?ダワッ!?ナノダワァァァァ!!」ジタバタ

ジュン「うわっ」



2: 2015/01/28(水) 23:18:42.19 ID:4SD6Ep+E0
ローゼン×実装の禁断のコラボSSです。
某所に投下したものを修正しました。
実装石が苦手な方は読むのを控えてください。

虐待ネタやグロは無いので、実装石好きな方は物足りないかもしれませんが
それでも良ければ どうぞ。

3: 2015/01/28(水) 23:20:56.27 ID:4SD6Ep+E0
ジュン「これって実装石…じゃないよな。たしか実装紅だったっけ?」

雛苺「真紅みたいで可愛いの!ねぇ、飼ってもいいでしょ?」

真紅「ダメよ!そんな汚いの。捨ててきなさい」

実装紅「ダワ!?」プンスカ

実装紅「ナノダワーーー!!」巻き毛ウィップ

真紅「フン!甘いのだわ」ギュルギュル ズバシー!!

実装紅「ナ、ナノダワァァァァァァ!!?」

ジュン「おおっ!さすが本家」

4: 2015/01/28(水) 23:22:20.32 ID:4SD6Ep+E0
実装紅「ナ…ノ……、ナノダワァァァァァ」ビェェェン!

雛苺「あぁっ!泣いちゃった。もぅ!真紅が意地悪するから」

真紅「攻撃してきたのだもの。正当防衛だわ」

雛苺「大丈夫?」

実装紅「ダワ…ダワワ…ナノダワ…」

雛苺「巻き毛ウィップに自信があったのね。でも、あっさり破られた」

実装紅「ナノダワ…」

雛苺「だから、お姉さまの下で勉強したいって言ってるわ」

真紅「絶対嫌よ」

実装紅「ナノダワ!」

雛苺「弟子にしてくれたら下僕として紅茶を振舞うって」

ジュン「実装紅の主食って紅茶だもんな」

5: 2015/01/28(水) 23:23:18.68 ID:4SD6Ep+E0
実装紅「ナノダワ!」

雛苺「紅茶には自信があるんだって」

真紅「………」

実装紅「………」

真紅「はぁ…、貴女の力が強化されるまでよ」

実装紅「ナ、ナノダワー!」ペコリ

雛苺「ありがとうだって」

真紅「さて、ジュン。この子をお風呂に入れてあげて」

ジュン「えっ?なんで僕が…」

真紅「いいからやりなさい」

ジュン「はぁ…、まぁいいか」

実装紅「ナ、ナノダワ」

ジュン「ん?よろしくな。実装紅」

実装紅「……///」コクン

6: 2015/01/28(水) 23:23:56.73 ID:4SD6Ep+E0
ジュン「じゃあ、服を脱いでくれよ」

実装紅「……」モジモジ

ジュン「ん?どうしたんだよ」

雛苺「ジュンだめよ。その子は女の子なんだから。もっと気を使ってあげてほしいの」

ジュン「あぁ、そうなんだ。じゃあ、バンザイして」

実装紅「ナ、ナノダワー」バンザーイ

ジュン「次はパンツね」

実装紅「ナ、ナノダワ…」ウルウル

ジュン「なんか泣きそうなんだけど…」

雛苺「やっぱりヒナがお風呂に入れるわ。ジュンはあっち行ってて」

ジュン「はいはい」

7: 2015/01/28(水) 23:25:47.90 ID:4SD6Ep+E0
翠星石「ただいまですぅ!」

蒼星石「ただいま、ジュンくん」

ジュン「あぁ、二人共おかえり」

翠星石「ん?今誰かお風呂に入ってるですか?」

ジュン「あぁ、苺の奴が実装紅を拾ってきてな」

蒼星石「雛苺が洗ってあげてるんだね」

ジュン「真紅の弟子になりたいんだってさ」

翠星石「なんで真紅なんですかね?この翠星石の弟子になった方が100倍いいですのに」

ジュン「巻き毛ウィップを強化したいらしい」

蒼星石「あぁ なるほど」

8: 2015/01/28(水) 23:28:29.29 ID:4SD6Ep+E0
真紅「そろそろお茶にしましょうか」

実装紅「!」

真紅「さっそく紅茶を用意してもらおうかしら」

実装紅「ナノダワ」コクン

実装紅「……」カチャカチャ

実装紅「……」モクモク

実装紅「ナノ…ダワ…」コポコポ

実装紅「ナノダワ!」

真紅「ふむ」

9: 2015/01/28(水) 23:30:57.92 ID:4SD6Ep+E0
真紅「温度、ミルクの選別、カップとミルクの温め方」

真紅「どれも完璧なのだわ」

実装紅「ナノダワ」エッヘン


ジュン「普通にすごいな」

のり「お姉ちゃんより上手なのねぇ」

翠星石「もしかして、こいつ野良じゃないんじゃねぇですか?」

蒼星石「僕もそう思ってたとこだよ」

雛苺「おいしーの!」

水銀燈「本当ねぇ。しっかりしてそうだし、真紅とは大違いだわぁ」

10: 2015/01/28(水) 23:34:21.98 ID:4SD6Ep+E0
真紅「いつから居たの?水銀燈」

水銀燈「今しがたよ。へぇ、実装紅なんて飼い始めたのねぇ」

水銀燈「ねぇ貴女。ブサイク真紅なんかじゃなくて私の所に来なさいよぉ。歓迎するわぁ」

実装紅「ナ、ナノダワ…」ササッ

ジュン「えっ?なんで僕の後ろに?」

水銀燈「あらあら、残念だわぁ」


のり「ジュンくんったら懐かれてるのねぇ」

翠星石「さっきから思っていましたが、あいつジュンに色目使ってませんか?」

雛苺「翠星石ー、嫉妬はよくないの」

翠星石「だ、誰がチビ人間のことなんて…!も、もう知らんです!」プイッ

11: 2015/01/28(水) 23:38:34.65 ID:4SD6Ep+E0
真紅「さて、ティータイムも終了して貴女の望みを叶えましょうか」

実装紅「ナノダワ?」

真紅「稽古よ」

実装紅「!」

真紅「さぁ、始めるわよ」

実装紅「ナノダワ」ペコリ



真紅「うーん…、そうね」

真紅「貴女には巻き毛ウィップの他に絆パンチも教えとくわ」

実装紅「ダワ?」

真紅「えぇ、狭い所では巻き毛ウィップは不利よ。そこで……」

真紅「絆パンチなのだわ!」ブォン!

実装紅「ナ、ナノダワー!?」

12: 2015/01/28(水) 23:39:48.32 ID:4SD6Ep+E0
真紅「別名 絆ックルよ」

実装紅「ナノダワ!?ナノダワー!!」

真紅「そう。気に入ったのね。まずは、基本技の巻き毛ウィップからよ」

実装紅「ナノダワ!」ビシッ




ソコハ モットコシヲツカッテ

ナノダワー!

 

13: 2015/01/28(水) 23:42:40.76 ID:4SD6Ep+E0
 
――――みっちゃんのマンション


みっちゃん「カナー、ただいまー」

金糸雀「おかえりなさい、みっちゃん」

みっちゃん「美味しいプリン買ってきたわ。一緒に食べましょ」

金糸雀「やったー!プリンかしらー」ガサガサ

金糸雀「……」ピタ

みっちゃん「ん?カナどうしたの?」

金糸雀「み、みっちゃん…。コンビニ袋の中に…」

みっちゃん「えっ?」



テッチューーン♪

テチャッ ブリブリ

 

14: 2015/01/28(水) 23:47:45.66 ID:4SD6Ep+E0
仔実装1「テッチューーン♪」

仔実装2「テチャ!?テチャーーー!!」ブリブリ


みっちゃん「なっ!?じ、実装石!?まさか託児…?」

金糸雀「みっちゃん、この子達どうしよう…」

みっちゃん(まずい!実装石のフンは極めて臭い。ここに置いたらカナやドールたちが…)

みっちゃん「カナ!コンビニ袋貸して!」

金糸雀「う、うん」

みっちゃん「コンビニ袋の入口を縛って…と」


テチャーーーー

テェェェェェン!


みっちゃん「ちょっと出かけてくるね。お留守番よろしく、カナ」

金糸雀「えっ?み、みっちゃーん!」

15: 2015/01/28(水) 23:49:42.69 ID:4SD6Ep+E0
金糸雀「みっちゃんどこ行っちゃったんだろ…」


ドンドンドン!


金糸雀「だ、誰かしら? みっちゃん?」


ドンドンドン! デスーーー! デププ…


金糸雀「あっ!きっとさっきの子達のお母さんね。今開け…」


みっちゃん『カナ。知らない人や動物を入れちゃダメよ』


金糸雀「もしかして……」

金糸雀「みっちゃんは親が来るのを防ぐために出て行ったのかしら?」

金糸雀「なら、部屋には入れない方がいいわね」

16: 2015/01/28(水) 23:51:20.49 ID:4SD6Ep+E0
金糸雀「あら?なんだか静かになったわね。諦めたのかしら?」


<デッスーー!! べちゃ!ぐちゃ!


金糸雀「な、なんの音かしら?そうだ!玄関前のカメラをチェックよ」

金糸雀「なっ!?う、ウンチ投げてるかしら…」

金糸雀「ど、どうしよう…」

17: 2015/01/28(水) 23:55:53.06 ID:4SD6Ep+E0
 
――――桜田家


真紅「ふぅ…、一応ものにはできたわね」

実装紅「ダワ!ナノダワ!」

真紅「えぇ、これで一人前なのだわ」

ジュン「これでお別れかな。寂しくなるな」

翠星石「ふん!清々するです」

雛苺「えー!嫌なの!」


パァアアアア…


蒼星石「あれ?nのフィールドが…」


どっすん! ばったん!


金糸雀「か、かしらー!」ドタドタ

水銀燈「あらぁ、金糸雀いたのぉ?」

金糸雀「い、今nのフィールドから来たばかりなの。そ、それより大変かしら!」

真紅「どうしたの?金糸雀」



~説明中~
 

18: 2015/01/28(水) 23:57:27.24 ID:4SD6Ep+E0
雛苺「そ、それは怖いの…」

真紅「正直、そんな生物には近寄りたくないわね。猫より質が悪いわよ」

蒼星石「金糸雀。君の音波攻撃でどうにかならなかったのかい?」

金糸雀「壁があるから効果は薄いかしら…。このままだと玄関のドアが…」ウルッ

ジュン「なぁ、こんな時こそ実装紅の出番じゃないのか?」

翠星石「へっ?どういうことです?」

ジュン「たしか、実装石って実装紅と実蒼石が苦手だったはずだよ」

蒼星石「そうか。真紅の教えを受けたこの子なら適任かもね」

水銀燈「ふーん。じゃあ、とっとと退治してきなさいよぉ」

真紅「貴女も行くのだわ」

水銀燈「ぜっっったいに行かないわよ!」

19: 2015/01/29(木) 00:02:37.21 ID:eI6L9apd0
ジュン「正直、薔薇乙女にはオススメしないよ。あいつら汚いから」

ジュン「ここは僕と実装紅、金糸雀と真紅だけで行こう」

真紅「え゛!?私もなの?」

ジュン「当然だろ。お前は実装紅の師匠なんだから」

水銀燈「真紅ざまぁwwwww」

金糸雀「なんでもいいから早く行くかしらー!」



雛苺「うゅ…、心配なの」

蒼星石「実装紅なら大丈夫だよ」

翠星石「気を付けて行くですよ」

実装紅「ナノダワ」コクリッ

20: 2015/01/29(木) 00:14:30.55 ID:eI6L9apd0
仔実装1『プリンとってもウマウマテッチューン♪』

仔実装2『もっとアマアマをよこすテチィ!高貴なワタチにもっと献上するテチャー!!』ブリブリ!


みっちゃん「とりあえず、公園にリリースしよっと」ポイッ


仔実装1『テチャーーーーーー!?なんテチ!?何が起きたんテチ!?』

仔実装2『このクソニンゲンがワタチたちを捨てたんテッチャァアアアアア!!!』

仔実装2『頃してやるテチ!!ニンゲン奴隷!コッチ向くテチィ!!』


みっちゃん「カナが心配ね。もしかしたら親も来てるかも…。急がなきゃ!」







部屋の入口前


実装石『デププ!クソニンゲンの家をうんこまみれにしてやったデス!』

実装石『これでここのニンゲンはワタシの奴隷デスゥ!』




みっちゃん「あっちゃー…」

21: 2015/01/29(木) 00:16:30.39 ID:eI6L9apd0
みっちゃん「どうしよ、これ…。とりあえず、保健所に電話を…」

金糸雀「みっちゃん!」

みっちゃん「カナ!?どうして外に?」

金糸雀「nのフィールドを使ったの。援軍も連れてきたわ」

ジュン「酷い有様だな」

真紅「猫以上に下劣だわ…」

実装紅「ナノダワ…」

みっちゃん「ジュンジュン!真紅ちゃん!」

22: 2015/01/29(木) 00:19:11.15 ID:eI6L9apd0
真紅「みっちゃんさん。残念だけど、私とジュンは援軍ではないわ。近寄りたくもない」

ジュン「ごめん、みっちゃん」

みっちゃん「あれを見たらそうよね…」

金糸雀「でも大丈夫よ!真紅の弟子の実装紅が退治してくれるみたいかしら」

みっちゃん「へぇー、実装紅かぁ。初めて見たわ。実装石と違って可愛いのね」

実装紅「ナ、ナノダワ」テレテレ

真紅「ほら、照れてる場合じゃなくってよ。退治してきなさい」

実装紅「ナノダワ!」コクリ

23: 2015/01/29(木) 00:21:22.35 ID:eI6L9apd0
 
※ここからは実装リンガルでの会話をお楽しみください。


実装紅「そこまでナノダワ!」

実装石「デデッ!?あ、赤いのデス!?逃げるデスゥ!」

実装紅「逃がさないノダワ!」

実装石「デスゥ?なんだか小さいデス?ハハァン、仔実装紅デス?それなら楽勝デッスン」

実装紅「舐めるんじゃないノダワ!喰らうノダワ、絆ックル!!」ドゴン!

実装石「ゲボォ!!」

24: 2015/01/29(木) 00:24:20.33 ID:eI6L9apd0
ジュン「うわぁ…、緑色の液体吐いてるぞ…」

真紅「気分が悪くなってきたわ…。家に帰りたい…」

ジュン「僕も…」

金糸雀「あっ!今度は巻き毛ウィップを使うみたいね」



実装石「デギャァァアア!!やめるデス!やめるデス!氏んじゃうデス!」

実装紅「そのつもりナノダワ!」グルグル シュパン!!

実装石「デギュギュァァアアアアアアア!!!!」

25: 2015/01/29(木) 00:27:07.31 ID:eI6L9apd0
実装石「デジャァァァァァ!!喰らうデスゥ!」

ジュン「あっ!糞投げた!」

真紅「危ないのだわ!」

実装紅「……」サッ サッ

金糸雀「すごい!連続で避けてるかしら」

みっちゃん「鮮やかなステップね」



実装石「デジャァアア!!なんで当たらないデス!?」

実装紅「そろそろ終わらせるノダワ!」ビュッ

実装紅「巻き毛ウィップ&絆ックルナノダワ!!」シュパッ! ドゴォン!!

実装石「あfはgへあhgヴはさhヴぁあふぁhふぁh」



ジュン「おおっ!連続技か」

真紅「あんなの教えていないわ」

26: 2015/01/29(木) 00:28:34.90 ID:eI6L9apd0
実装石「デ…デ…」

実装石「デェェェェェェン!デェェェェェェン!」

実装紅「うるさいノダワ!」ドゴン!

実装石「ゲボッ!」



ジュン「うわぁ…容赦ないなぁ」

真紅「この真紅の弟子なのだもの。当然よ」

みっちゃん「ちょっと実装石がかわいそうになってきたわね」

金糸雀「あっ!実装石が起きるかしら」

27: 2015/01/29(木) 00:31:10.91 ID:eI6L9apd0
実装石「なんで邪魔するんデス?この中には大事なワタシの仔がいるデス」

実装紅「ここに住んでるニンゲンさんから聞いたノダワ。もう公園に返したそうナノダワ」

実装石「デデッ!?ま、まずいデス!他の仲間に食われてしまうデスゥ!!」

実装紅「なら早く帰るノダワ。あと、この家にはもう近寄らないことナノダワ」

実装石「わ、わかったデスゥ」

実装紅「また来たらこの程度では済まさないノダワ」シュパン!

実装紅「デ?」ハラハラ



ジュン「あっ!前髪が落ちた」

みっちゃん「実装石って髪は二度と生え変わらないの。ペナルティよ」

金糸雀「えっ?それってちょっと可愛そうかしら…」

みっちゃん「このくらいしないとまた来るわ。逆に駆除すると、帰ってこない=安全だと思って他の実装石が来ちゃうの」

真紅「いろんなルールがあるのね」

28: 2015/01/29(木) 00:38:39.68 ID:eI6L9apd0
実装石「デ…デ……デギャァアアアアアアアア!!!!!!」

実装紅「うるさいノダワ!」シュパン! シュパン!

実装石「デェェェェェェン!デェェェェェェン!」イゴイゴ

実装紅「早く消えるノダワ」

実装石「もう来ないデスゥ!!」イゴイゴ スタコラサッサー




実装紅「終わったノダワ。先生。マスター」

真紅「ご苦労。それと、帰ったらお風呂に入りなさい」

ジュン「今度は僕が入れてやるよ」

実装紅「は、はいナノダワ…///」


みっちゃん「管理人さんに連絡してお掃除屋さん呼ばなきゃなぁ」トホホ…

29: 2015/01/29(木) 00:42:52.53 ID:eI6L9apd0
金糸雀「元気出して!みっちゃん」

みっちゃん「カナ、ありがとう」ホロリ

金糸雀「みんなもありがとね」

真紅「このぐらいどうって事ないのだわ」

ジュン「全部実装紅のおかげだけどな」

実装紅『みんなが居てくれたから安心して戦えたノダワ』

金糸雀「ふふ、謙虚なのね。本当にありがとうかしら」

みっちゃん「ありがとう、実装紅ちゃん」

実装紅「ナ、ナノダワ」テレテレ


ジュン「じゃあ、僕たちは帰るか」

真紅「ほら、行くわよ」

実装紅「ナノダワ!」コクンッ

30: 2015/01/29(木) 00:45:37.05 ID:eI6L9apd0
 
――――桜田家


真紅「ふぅ…、当分食べ物が喉を通らないのだわ」

翠星石「そんなに酷かったんですか?」

真紅「ヒドイなんてもんじゃなかったわ。歩く汚物よ」

翠星石「ひえぇええ」



実装紅「ナノダワ」

雛苺「あっ!この子、マイティーカップ持ってるの!」

真紅「へぇ、流石この真紅が選んだだけはあるわね」

雛苺「ヒナが拾ってきたのよ」

蒼星石「まぁまぁ、二人共。 …ん?またnのフィールドが開いてる」

真紅「あら、ホントね。誰か来たのかしら」



雪華綺晶「ごきげんよう、こちらのマスターとお姉さま方。……あら?」

31: 2015/01/29(木) 00:48:07.03 ID:eI6L9apd0
実装紅「ナノダワ!」

雪華綺晶「まぁ!紅(べに)ちゃん!ここにいたのですか。探しましたわ」

雛苺「えっ?雪華綺晶の実装紅だったの?」

雪華綺晶「正確にはあちらのマスターが飼ってる実装紅です」

雪華綺晶「マスターの下から居なくなってずっと探していたんです」

ジュン「そっか。だから僕に懐いてたのか」

雪華綺晶「紅ちゃんはマスターが大好きですからね」

実装紅「ナノダワ!」コクリッ

32: 2015/01/29(木) 00:55:27.68 ID:eI6L9apd0
雪華綺晶「今日来たのも この紅ちゃんの手掛かりがないか聴きに来たのです」

雛苺「そうだったの…」

ジュン「なんかラプラスの魔が絡んでそうだな」

翠星石「翠星石もそんな気がするです」


雛苺「ねぇ、しんくぅー…」

真紅「……元々技を教えたら自然に帰す予定だったから…ちょうど良かったのだわ」

雛苺「えー…しんくー…」

翠星石「しょ、しょうがないですよ…。あっちのジュンのペットならしょうがないですぅ…」

実装紅「ナノダワ…」

雛苺「『ありがとう』?ヒナの方こそありがとなの…」ウルウル

のり「ヒナちゃん…、紅ちゃん…」

蒼星石「少し寂しいな」

雪華綺晶「えっ?えっ?なんか連れて行くのが心苦しいですわ…」

実装紅「ナノダワ…(先生…マスター…)」

真紅「大丈夫よ。貴女が私達を覚えていてくれたらまた会えるわ」

ジュン「……」

33: 2015/01/29(木) 00:57:24.32 ID:eI6L9apd0
ジュン「僕はお前のマスターじゃない。あっちの僕がお前のご主人だ」

実装紅「ナノ……ダワ…」

ジュン「でも、会いたくなったら呼んでよ。休みの日だったら遊びに行けるからさ」

実装紅「ナノダワ!」パァアア

実装紅「ナノダワ!ナノダワ!」ピョン! ピョン!

ジュン「ん?肩に乗りたいのか?ほら」

実装紅「ナノダワ」ちゅっ

ジュン「えっ」

雪華 翠星 真紅「!?」

34: 2015/01/29(木) 01:02:05.65 ID:eI6L9apd0
翠星石「お前は!お前はあぁああ!!翠星石は最初からわかってたです!ジュンに色目使ってぇぇぇぇぇ!!」

蒼星石「ちょっと翠星石!落ち着いてよ!」

真紅「師匠の私を差し置いてジュンにキスするなんて…」ワナワナ

雛苺「真紅も落ち着いて!」

雪華綺晶「あっちのマスターにもキスなんてしなかったのに…」

雪華綺晶「すっごく懐かれちゃいましたね。マスター」ウフフ

ジュン「はは…、早く帰った方がいいぞ」

実装紅「ナノダワー」ノシ

ジュン「……」

ジュン「…またな」





次の日、実装紅は早速まいた世界のジュンを呼んだそうです。


おわり

35: 2015/01/29(木) 01:05:48.60 ID:eI6L9apd0
これで終わりです。
ありがとうございました。

36: 2015/01/29(木) 02:04:49.30 ID:nJC3DaRr0
赤提灯は!?赤提灯が出てないじゃないか!!

37: 2015/01/29(木) 02:39:54.85 ID:Wiy9aDsfo
おつー

引用元: 雛苺「おーい!真紅ぅー……うゅ?」 実装紅「ナノダワ?」