1: 2014/05/06(火) 19:55:11.04 ID:sp4kuPBc0
ちひろ「ええ。最近、物騒ですからね」
ちひろ「小学生のアイドルには、プライベートでも防犯ブザーを持たせるようにしました」
モバP「へー、そうだったんですか」
モバP「まあ、いいことだと思いますよ」
モバP「防犯ブザーの効果は折り紙つきですからね」
モバP「見やすい位置に提げておけば、よからぬ輩も近づきませんよ」
ちひろ「小学生のアイドルには、プライベートでも防犯ブザーを持たせるようにしました」
モバP「へー、そうだったんですか」
モバP「まあ、いいことだと思いますよ」
モバP「防犯ブザーの効果は折り紙つきですからね」
モバP「見やすい位置に提げておけば、よからぬ輩も近づきませんよ」
2: 2014/05/06(火) 20:04:28.40 ID:sp4kuPBc0
早苗「へー、詳しいね、君」
モバP「早苗さん!」
早苗「もしかして、防犯ブザーを鳴らされた経験があるとか?」
モバP「うっ……実はスカウトの際、何度か」
モバP「警察ってすごいですね。どこでもすぐに飛んできますから」
早苗「あっはっはっ! 日本の警察は優秀だからね!」
ちひろ「気をつけてくださいよ、プロデューサーさん」
ちひろ「留置場に迎えに行くのは、もうごめんですからね」
モバP「は、はい。すみません」
<アハハハハハ……
千枝「……」
モバP「早苗さん!」
早苗「もしかして、防犯ブザーを鳴らされた経験があるとか?」
モバP「うっ……実はスカウトの際、何度か」
モバP「警察ってすごいですね。どこでもすぐに飛んできますから」
早苗「あっはっはっ! 日本の警察は優秀だからね!」
ちひろ「気をつけてくださいよ、プロデューサーさん」
ちひろ「留置場に迎えに行くのは、もうごめんですからね」
モバP「は、はい。すみません」
<アハハハハハ……
千枝「……」
3: 2014/05/06(火) 20:06:09.90 ID:sp4kuPBc0
モバP「さーて、今日も仕事だ、仕事」
モバP「小道具を探してこいって話だったけど……」
モバP「この倉庫、いい加減に整理しないといけないな」ゴソゴソ
ギギー、バタン
モバP「ん? 扉が勝手に……って、千枝じゃないか」
モバP「どうしたんだ、こんなところで」
千枝「……」
モバP「小道具を探してこいって話だったけど……」
モバP「この倉庫、いい加減に整理しないといけないな」ゴソゴソ
ギギー、バタン
モバP「ん? 扉が勝手に……って、千枝じゃないか」
モバP「どうしたんだ、こんなところで」
千枝「……」
4: 2014/05/06(火) 20:09:50.16 ID:sp4kuPBc0
千枝「……」スッ
モバP「っ!?」
モバP「そ、それは防犯ブザー……!」
モバP「いったい、何を……!?」
千枝「プロデューサー……」
千枝「これ、鳴らしたらどうなりますか?」
モバP「け、警備の人が来る」
モバP「俺は捕まって、警察に引き渡されてしまう!」
モバP「っ!?」
モバP「そ、それは防犯ブザー……!」
モバP「いったい、何を……!?」
千枝「プロデューサー……」
千枝「これ、鳴らしたらどうなりますか?」
モバP「け、警備の人が来る」
モバP「俺は捕まって、警察に引き渡されてしまう!」
5: 2014/05/06(火) 20:11:56.02 ID:sp4kuPBc0
千枝「ですね」
千枝「だから、下手な動きはしないでくださいね」
千枝「プロデューサーはじっとしててください」
千枝「抵抗、しちゃダメですよ?」
モバP「な、何を……!?」
千枝「だから、下手な動きはしないでくださいね」
千枝「プロデューサーはじっとしててください」
千枝「抵抗、しちゃダメですよ?」
モバP「な、何を……!?」
6: 2014/05/06(火) 20:13:08.91 ID:sp4kuPBc0
千枝「……」カチャカチャ
モバP「や、止めっ!?」
千枝「……」ブザー
モバP「っ!?」ビクッ
千枝「……」
千枝「……」カチャカチャ
モバP「うう……」
モバP「や、止めっ!?」
千枝「……」ブザー
モバP「っ!?」ビクッ
千枝「……」
千枝「……」カチャカチャ
モバP「うう……」
7: 2014/05/06(火) 20:16:28.91 ID:sp4kuPBc0
ギシギシギシ!
ギシギシ……
ギシギシギシギシ!
アアーッ!
……
千枝「ふうっ」ツヤツヤ
モバP「ううっ、ううう……」ゲッソリ
ギシギシ……
ギシギシギシギシ!
アアーッ!
……
千枝「ふうっ」ツヤツヤ
モバP「ううっ、ううう……」ゲッソリ
8: 2014/05/06(火) 20:18:54.77 ID:sp4kuPBc0
モバP「……間違っている」
モバP「千枝、どうしてこんなことを……」
千枝「……」ブザー
モバP「っ!?」ビクッ
千枝「……」ニッコリ
モバP「……」ガタガタ
モバP「千枝、どうしてこんなことを……」
千枝「……」ブザー
モバP「っ!?」ビクッ
千枝「……」ニッコリ
モバP「……」ガタガタ
9: 2014/05/06(火) 20:22:00.03 ID:sp4kuPBc0
千枝「大丈夫ですよ」
千枝「プロデューサーが変なことをしなければ」
千枝「防犯ブザーなんて押しませんから」
千枝「安心してください」
モバP「し、しかし!」
千枝「それでは、また」
モバP「……くぅっ!」
千枝「プロデューサーが変なことをしなければ」
千枝「防犯ブザーなんて押しませんから」
千枝「安心してください」
モバP「し、しかし!」
千枝「それでは、また」
モバP「……くぅっ!」
11: 2014/05/06(火) 20:24:55.49 ID:sp4kuPBc0
モバP(その日から俺は、千枝のいい玩具にされてしまった)
千枝「プロデューサー、んっ、早くしないと人が来ますよ」
モバP「く、くそっ!」
モバP(防犯ブザーの甲高い音を恐れ、千枝の言いなりになる日が続く)
千枝「上手ですよ、プロデューサー……」
モバP「う、ううう……!」
モバP(防犯ブザーにかけられた指を恐れ、俺は坂道を転がり落ちていく)
千枝「プロデューサー、んっ、早くしないと人が来ますよ」
モバP「く、くそっ!」
モバP(防犯ブザーの甲高い音を恐れ、千枝の言いなりになる日が続く)
千枝「上手ですよ、プロデューサー……」
モバP「う、ううう……!」
モバP(防犯ブザーにかけられた指を恐れ、俺は坂道を転がり落ちていく)
18: 2014/05/06(火) 21:08:22.73 ID:sp4kuPBc0
モバP(俺はいったい、どこまで堕ちていくのか)
モバP(底の底をはいずり回っているような感覚)
モバP(だが、それは地獄の釜の縁に過ぎなかったのだ)
ありす「プロデューサー」
モバP「おう、ありすか。どうしたんだ?」
ありす「……橘と呼んでくださいって、私、言いましたよね?」
モバP「そうは言っても、名字って何だか余所余所しいしなあ……」
モバP(底の底をはいずり回っているような感覚)
モバP(だが、それは地獄の釜の縁に過ぎなかったのだ)
ありす「プロデューサー」
モバP「おう、ありすか。どうしたんだ?」
ありす「……橘と呼んでくださいって、私、言いましたよね?」
モバP「そうは言っても、名字って何だか余所余所しいしなあ……」
19: 2014/05/06(火) 21:10:50.68 ID:sp4kuPBc0
ありす「そうですか。では」スッ
モバP「っ!? そ、それは……!?」
ありす「そうです、防犯ブザーです」ブザー
モバP「ううく……!」
ありす「ほら、橘って呼んでください」
モバP「や、止めるんだ、ありす」
ありす「橘って呼んでください!」ブザー
モバP「っ!? そ、それは……!?」
ありす「そうです、防犯ブザーです」ブザー
モバP「ううく……!」
ありす「ほら、橘って呼んでください」
モバP「や、止めるんだ、ありす」
ありす「橘って呼んでください!」ブザー
20: 2014/05/06(火) 21:12:17.38 ID:sp4kuPBc0
ア、アリス! ヤメルンダコンナコトハ……
タチバナ!
ア、アリスゥー!
タチバナァー!
ブザー……
ありす「ふう」ツヤツヤ
モバP「う、うう」ゲッソリ
タチバナ!
ア、アリスゥー!
タチバナァー!
ブザー……
ありす「ふう」ツヤツヤ
モバP「う、うう」ゲッソリ
21: 2014/05/06(火) 21:14:26.58 ID:sp4kuPBc0
モバP「橘……こんなこと、よくない」
モバP「いけないことだよ、橘」
ありす「そうですか」
ありす「では、また明日。同じ時間に、ここで待っていますからね」
ありす「必ず来てくださいね」
モバP「ダ、ダメだ!」
モバP「俺は行かない! 俺は、俺は……!」
ありす「……」ブザー
モバP「っ!?」ビクッ
モバP「いけないことだよ、橘」
ありす「そうですか」
ありす「では、また明日。同じ時間に、ここで待っていますからね」
ありす「必ず来てくださいね」
モバP「ダ、ダメだ!」
モバP「俺は行かない! 俺は、俺は……!」
ありす「……」ブザー
モバP「っ!?」ビクッ
22: 2014/05/06(火) 21:16:23.84 ID:sp4kuPBc0
ありす「逃げたら押しますからね」
ありす「公衆の面前で、これを」
モバP「そ、そんなことをしたらっ!」
ありす「そうです、プロデューサーは困ってしまいます」
ありす「そうなりたくなければ……分かりますね?」
モバP「……は、はい」
ありす「よろしい」
ありす「公衆の面前で、これを」
モバP「そ、そんなことをしたらっ!」
ありす「そうです、プロデューサーは困ってしまいます」
ありす「そうなりたくなければ……分かりますね?」
モバP「……は、はい」
ありす「よろしい」
24: 2014/05/06(火) 21:17:41.71 ID:sp4kuPBc0
ありす「それでは、プロデューサー」
ありす「また、明日」
ガチャ、バタン
コッコッコッコッ……
モバP「……」
モバP「……くそおおおおおお!!」ダンッ
ありす「また、明日」
ガチャ、バタン
コッコッコッコッ……
モバP「……」
モバP「……くそおおおおおお!!」ダンッ
25: 2014/05/06(火) 21:19:23.93 ID:sp4kuPBc0
モバP(逆らえない)
モバP(逆らえない)
モバP(大人は防犯ブザーに逆らえない)
モバP(どこかポップなあのシルエットに……)
モバP(身も心も、凍りつく)
モバP(逆らえない)
モバP(大人は防犯ブザーに逆らえない)
モバP(どこかポップなあのシルエットに……)
モバP(身も心も、凍りつく)
28: 2014/05/06(火) 21:22:57.41 ID:sp4kuPBc0
モバP(子どもを無敵の『被害者』に変える武器)
モバP(大人をか弱い『加害者』に変える兵器)
モバP(防犯ブザー)
モバP(あれは確かに、子どもを守るものだ)
モバP(他の何を犠牲にしようとも)
モバP(子ども『だけ』は、守られるだろう……)
モバP(大人をか弱い『加害者』に変える兵器)
モバP(防犯ブザー)
モバP(あれは確かに、子どもを守るものだ)
モバP(他の何を犠牲にしようとも)
モバP(子ども『だけ』は、守られるだろう……)
31: 2014/05/06(火) 21:29:51.24 ID:sp4kuPBc0
~数か月後~
雪美「P……いっしょにお昼寝する……」ブザー
モバP「はい……」
莉嘉「Pくん、Pくん! 明日、デートに連れてって!」ブザー
モバP「はい……」
桃華「Pちゃま。ここに判子を押してくださいませ」ブザー
モバP「はい……」
こずえ「おふく……きせて……」ブザー
モバP「よろこんでー……」
雪美「P……いっしょにお昼寝する……」ブザー
モバP「はい……」
莉嘉「Pくん、Pくん! 明日、デートに連れてって!」ブザー
モバP「はい……」
桃華「Pちゃま。ここに判子を押してくださいませ」ブザー
モバP「はい……」
こずえ「おふく……きせて……」ブザー
モバP「よろこんでー……」
34: 2014/05/06(火) 21:37:48.79 ID:sp4kuPBc0
モバP(今の俺は、プロデューサーじゃない)
モバP(小学生アイドルの奴隷だ)
モバP(防犯ブザー一つに怯え、子どもに服従する召使いだ)
モバP(拒否は許されない。辛く苦しい日々が続く)
モバP(小学生アイドルの奴隷だ)
モバP(防犯ブザー一つに怯え、子どもに服従する召使いだ)
モバP(拒否は許されない。辛く苦しい日々が続く)
37: 2014/05/06(火) 21:51:47.18 ID:sp4kuPBc0
千枝「ゴムなんて外しましょうね?」クスクス
モバP「だ、ダメだ。それだけは、それだけは」
舞「あれー? もう一枚、何か被ってますよー???」
モバ「止めるんだ……止めろ、止めてくれ……」
ありす「ほら、もっと橘って呼んでください!」ハァハァ
モバP「た、橘ァーッ!」
………………
…………
……
モバP「だ、ダメだ。それだけは、それだけは」
舞「あれー? もう一枚、何か被ってますよー???」
モバ「止めるんだ……止めろ、止めてくれ……」
ありす「ほら、もっと橘って呼んでください!」ハァハァ
モバP「た、橘ァーッ!」
………………
…………
……
40: 2014/05/06(火) 21:54:21.25 ID:sp4kuPBc0
ザアアアアアア……
モバP「……」
モバP「……」
モバP「……何の用だ、晶葉」
晶葉「……」
モバP「……」
モバP「……」
モバP「……」
モバP「……何の用だ、晶葉」
晶葉「……」
モバP「……」
41: 2014/05/06(火) 21:58:12.40 ID:sp4kuPBc0
晶葉「助手、これを使え」スッ
モバP「これは……?」
晶葉「小型EMP装置。強力な電磁パルスで、機械を狂わせることができる」
晶葉「これを使えば、防犯ブザーも無力化できるはずだ」
モバP「お、おおお……!?」
モバP「これは……?」
晶葉「小型EMP装置。強力な電磁パルスで、機械を狂わせることができる」
晶葉「これを使えば、防犯ブザーも無力化できるはずだ」
モバP「お、おおお……!?」
42: 2014/05/06(火) 22:01:16.65 ID:sp4kuPBc0
晶葉「遅くなってすまなかった」
晶葉「だが、小学生たちに悟られるわけにはいかなかったのだ」
晶葉「他の研究を行うふりをして……この数ヶ月、必氏に小型化に取り組んだ」
モバP「うん……うん……!」
晶葉「よくここまで耐えてくれた」
晶葉「これからは、もう大丈夫だ」
晶葉「これさえあれば、防犯ブザーなど恐るるに足りない」
モバP「うん……!」
晶葉「だが、小学生たちに悟られるわけにはいかなかったのだ」
晶葉「他の研究を行うふりをして……この数ヶ月、必氏に小型化に取り組んだ」
モバP「うん……うん……!」
晶葉「よくここまで耐えてくれた」
晶葉「これからは、もう大丈夫だ」
晶葉「これさえあれば、防犯ブザーなど恐るるに足りない」
モバP「うん……!」
43: 2014/05/06(火) 22:05:01.38 ID:sp4kuPBc0
晶葉「さあ、行け! 助手よ!」
晶葉「あんなちゃちな『おもちゃ』など、全て粉砕してしまえ!」
晶葉「そして、中学生以上のアイドルとの時間を取り戻すのだ!」
モバP「ああ!」
モバP「俺は、もう、迷わない」
モバP「歪んでしまった小学生たちは――」
モバP「この俺が正す!!!!」
晶葉「あんなちゃちな『おもちゃ』など、全て粉砕してしまえ!」
晶葉「そして、中学生以上のアイドルとの時間を取り戻すのだ!」
モバP「ああ!」
モバP「俺は、もう、迷わない」
モバP「歪んでしまった小学生たちは――」
モバP「この俺が正す!!!!」
45: 2014/05/06(火) 22:07:26.86 ID:sp4kuPBc0
~事務所・ちびっこルーム~
ありす「おやおや、プロデューサー。どうしました?」
千枝「約束の時間はまだですよ?」
桃華「それとも、もう我慢できなくなりまして?」
雪美「P……節操なし……」
モバP「……」
ありす「おやおや、プロデューサー。どうしました?」
千枝「約束の時間はまだですよ?」
桃華「それとも、もう我慢できなくなりまして?」
雪美「P……節操なし……」
モバP「……」
46: 2014/05/06(火) 22:10:48.32 ID:sp4kuPBc0
舞「どうしたんですか、プロデューサー。黙ってばかりじゃ」
モバP「――お前たち」
アイドルたち「!?」
モバP「俺はお前たちを愛している」
モバP「憎んじゃいない。恨んじゃいないんだ」
モバP「いけないのは、防犯ブザー」
モバP「お前たちに与えられた、過剰なまでの力だったんだ」
モバP「――お前たち」
アイドルたち「!?」
モバP「俺はお前たちを愛している」
モバP「憎んじゃいない。恨んじゃいないんだ」
モバP「いけないのは、防犯ブザー」
モバP「お前たちに与えられた、過剰なまでの力だったんだ」
47: 2014/05/06(火) 22:12:56.19 ID:sp4kuPBc0
ありす「……それで? プロデューサーは私たちをどうしたいのですか?」
モバP「言っただろう?」
モバP「俺は、お前らをどうこうするつもりはない」
モバP「防犯ブザーだ」
モバP「俺は防犯ブザーを壊しに来たんだ」
千枝「――ふふっ」
モバP「言っただろう?」
モバP「俺は、お前らをどうこうするつもりはない」
モバP「防犯ブザーだ」
モバP「俺は防犯ブザーを壊しに来たんだ」
千枝「――ふふっ」
48: 2014/05/06(火) 22:14:55.21 ID:sp4kuPBc0
千枝「プロデューサー」
千枝「それ、どうやるのですか?」
千枝「防犯ブザーはここにいるみんなが持っています」
千枝「それを一つ一つ? 不可能ですよ」
モバP「いや、不可能じゃない」
千枝「……?」
モバP「この――小型EMP装置があれば」
アイドルたち「っ!!!!」
千枝「それ、どうやるのですか?」
千枝「防犯ブザーはここにいるみんなが持っています」
千枝「それを一つ一つ? 不可能ですよ」
モバP「いや、不可能じゃない」
千枝「……?」
モバP「この――小型EMP装置があれば」
アイドルたち「っ!!!!」
49: 2014/05/06(火) 22:18:07.06 ID:sp4kuPBc0
千枝「だ、誰か! プロデューサーを止めて!」
ありす「は、はい!」
モバP「――遅い」
モバP(これで、全てが終わる)
モバP(防犯ブザーが招いた過ちを止める)
モバP(俺たちはみんな、昔みたいな関係に戻る)
モバP(これはそのための――)
モバP(幕引きだ)
ありす「は、はい!」
モバP「――遅い」
モバP(これで、全てが終わる)
モバP(防犯ブザーが招いた過ちを止める)
モバP(俺たちはみんな、昔みたいな関係に戻る)
モバP(これはそのための――)
モバP(幕引きだ)
50: 2014/05/06(火) 22:20:05.72 ID:sp4kuPBc0
――カチッ――
………………
…………
……
ビーッ! ビーッ!! ビーッ!!! ビーッ!!!!
モバP「!?!?!?」
………………
…………
……
ビーッ! ビーッ!! ビーッ!!! ビーッ!!!!
モバP「!?!?!?」
52: 2014/05/06(火) 22:22:52.20 ID:sp4kuPBc0
モバP「そ、んな……!?」
モバP「この装置から、お、音が……!」
モバP「EMP……こ、これはブザーを止めるための装置で……!?」
早苗「ブザー音はここね!」バァン!
モバP「っ!?」
早苗「P君……君、ついにやっちゃったのね」
早苗「神妙にお縄につきなさい」ガシッ
モバP「そ、そんな! 違う!?」
千枝「いやあ! プロデューサー! プロデューサー!」
モバP「この装置から、お、音が……!」
モバP「EMP……こ、これはブザーを止めるための装置で……!?」
早苗「ブザー音はここね!」バァン!
モバP「っ!?」
早苗「P君……君、ついにやっちゃったのね」
早苗「神妙にお縄につきなさい」ガシッ
モバP「そ、そんな! 違う!?」
千枝「いやあ! プロデューサー! プロデューサー!」
55: 2014/05/06(火) 22:30:02.28 ID:sp4kuPBc0
早苗「来なさいっ!」グルグル
モバP「むぐうっ!?」
ありす「プロデューサー!? プロデューサーにひどいことしないでください!」
瑞樹「もういいのよ。もう大丈夫だからね」
茄子「あの人はちゃんと遠いところへ連れていきますから」
桃華「そんな!?」
ワーワーワーワー
ワーワー……
モバP「むぐうっ!?」
ありす「プロデューサー!? プロデューサーにひどいことしないでください!」
瑞樹「もういいのよ。もう大丈夫だからね」
茄子「あの人はちゃんと遠いところへ連れていきますから」
桃華「そんな!?」
ワーワーワーワー
ワーワー……
57: 2014/05/06(火) 22:31:04.75 ID:n9K/UgIJo
あっ(察し)
58: 2014/05/06(火) 22:35:11.11 ID:3flb9MJe0
謀ったな晶葉!
61: 2014/05/06(火) 22:46:09.84 ID:sp4kuPBc0
晶葉「ふふふ、しょせんは小学生だな」
晶葉「餌を与えればすぐに飛びついて……」
晶葉「後先考えずに、欲望のままに使用してしまう」
晶葉「『本当に使えば、プロデューサーと永遠に離れ離れになる』」
晶葉「そのようなもの、猿でも使わないぞ」フフフ
晶葉「餌を与えればすぐに飛びついて……」
晶葉「後先考えずに、欲望のままに使用してしまう」
晶葉「『本当に使えば、プロデューサーと永遠に離れ離れになる』」
晶葉「そのようなもの、猿でも使わないぞ」フフフ
62: 2014/05/06(火) 22:47:35.05 ID:sp4kuPBc0
早苗「戻ったよー」
晶葉「首尾はどうだ?」
早苗「ばっちし。これで、P君は法的に小学生に近づけなくなったよ」
早苗「これからは、中学生以上のプロデュースしかできないってさ」
晶葉「ふふふ、そうかそうか」
晶葉「首尾はどうだ?」
早苗「ばっちし。これで、P君は法的に小学生に近づけなくなったよ」
早苗「これからは、中学生以上のプロデュースしかできないってさ」
晶葉「ふふふ、そうかそうか」
63: 2014/05/06(火) 22:51:35.66 ID:sp4kuPBc0
茄子「うまくいきましたね」
瑞樹「そうね。あの子たちには悪いけど……」
早苗「色恋沙汰は、小学生にはまだ早いって」カラカラ
晶葉(露骨に助手に接近する小学生たち)
晶葉(それをパージして、ライバルを減らす)
晶葉(分かりやすい策だけに、みながこぞって協力してくれた)
晶葉(くくく……次にパージされるのは、自分たちだとも知らずにな)
瑞樹「そうね。あの子たちには悪いけど……」
早苗「色恋沙汰は、小学生にはまだ早いって」カラカラ
晶葉(露骨に助手に接近する小学生たち)
晶葉(それをパージして、ライバルを減らす)
晶葉(分かりやすい策だけに、みながこぞって協力してくれた)
晶葉(くくく……次にパージされるのは、自分たちだとも知らずにな)
65: 2014/05/06(火) 22:53:54.30 ID:sp4kuPBc0
晶葉(助手との時間は、私だけのものだ)
晶葉(誰にも渡さんぞ。たとえ、どんな手段を使おうともな)
早苗(――なんて、考えているんだろうな)
茄子(ふふふ、でも、甘いです)
瑞樹(誰が脱落するかは――)
アイドルたち(まだ、誰にも分からない)
晶葉(誰にも渡さんぞ。たとえ、どんな手段を使おうともな)
早苗(――なんて、考えているんだろうな)
茄子(ふふふ、でも、甘いです)
瑞樹(誰が脱落するかは――)
アイドルたち(まだ、誰にも分からない)
71: 2014/05/06(火) 23:00:03.45 ID:sp4kuPBc0
おしまい
手ごわそうという意味では、やはり茄子さん一強か
まゆが反則技を使うか、はたまた小学生組が復活するか
モバPの明日はどっちだ
手ごわそうという意味では、やはり茄子さん一強か
まゆが反則技を使うか、はたまた小学生組が復活するか
モバPの明日はどっちだ
70: 2014/05/06(火) 22:59:25.89 ID:iZkU+xsF0
これは駄目だ、アイドル全員下衆だ。
72: 2014/05/06(火) 23:00:46.86 ID:YpzPCC53o
茄子さんは、幸運のおかげで命だけは取り留めるよ
73: 2014/05/06(火) 23:01:23.92 ID:iZkU+xsF0
下衆と言うよりは下衆でヤンデレかな……
75: 2014/05/06(火) 23:16:15.03 ID:Ml23B6mBo
乙です
続き読みたい
続き読みたい
76: 2014/05/07(水) 00:18:10.04 ID:fQptB7Tu0
こっからが本当の地獄か…
続きないの?
続きないの?
引用元: モバP「防犯ブザー?」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります