純「とりあえずゲームでもする？」

梓「そだね。」

─────

純「ファルコンパーンチｯ！」

梓「なんのカウンターｯ！」

純「カウンターとかなしぃっ！」

梓「あるんだからしょうがないじゃん」


─────

純「うりゃっ、見よ！ この軽快なドリフト！」ｶｺﾝ

梓「まだまだだね純。こうやって何回もやっらないと意味ないんだからっ」ｶｺﾝｶｺﾝ

純「そうなの！？ 知らなかったぁ……」

純「疲れた～」ぐてん
梓「二人じゃやっぱあんまり盛り上がらないね～」

純「買い物でもいこっか」

梓「そだね」

純「梓ってさ～髪型変えないの？」

梓「なんで？」

純「ずっと二つくくりじゃん。たまには他のにしないわけ？」

梓「う～ん…髪型急に変えたりすると印象も変わるしなぁ。それに先輩達に変なこと勘ぐらせたくないし」

純「彼氏が出来たのあずにゃん！？ って？」

梓「それ唯先輩？ 似てない似てない」

純「別に物真似したつもりはないもーん、あっ、アイス食べよ！」

梓「そこは唯先輩そっくりだね」

純「」ﾊﾑﾊﾑ

梓「」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

純「」ﾊﾑﾊﾑ

梓「」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

純「梓ってﾍﾟﾛﾍﾟﾛ派なんだね」

梓「えっ？！ 何その派閥！？」

純「アイス食べる時にﾍﾟﾛﾍﾟﾛ舐める人と普通に唇で食べる人がいるじゃない。で、梓はﾍﾟﾛﾍﾟﾛ派」

梓「そっちの方が長持ちするし…」

純「猫みたい」ｸｽｯ

梓「純はオラウータンみたいだね」

純「なんでさっ！？」

梓「テレビで唇使ってアイス食べてたオラウータン見たことあるから」

純「さいですか…」

純「ゲームセンターに来ました！」

梓「さっきいっぱいやったじゃんゲーム」

純「ちっちっち、自宅ゲームとゲームセンターを一緒にされちゃあ困るよお嬢ちゃん」

純「まずはUFOキャッチャー！！！ 梓！ 縦は指示してね！」

梓「しょうがないなぁ」


純「よ～し…横はこれぐらいと。梓ストップって言ってね！」

梓「うんわかった」

純「せいっ！」ﾊﾞｼﾝｯ
梓「ストッ」

純「とあっ！ ってもう！？」

梓「ラップ」

純「……キャッチャーは何も持たずに返ってきたとさ…とほほ」

梓「ごめん…まさかそんなに落ち込むなんて」

梓「というわけで私がリベンジすることになりました」

純「頑張って梓！ 縦は任せて！」

梓「はいはい」

ジューン

梓「横はこのぐらいかな、じゃあ行くよ～？」

純「任せとけって！」

ジューン

梓「そう言えばこのUFOキャッチャー動く時にジューンって言うよね」

純「ブフッ！」

梓「あ、一番端まで行っちゃったじゃない」
純「梓が変なこと言うからでしょ！」

ゴトンｯ

梓「なんか落ちてきた！」

純「うわぁぬいぐるみ！ 取れてたんだ…見てなかったよ」
梓「それ、純にあげるよ」
純「えっ、いいの！？」
梓「さっきのお返しね」
純「梓愛してるっ」

純「結構遊んだね～」

梓「そうだね～」

純「他によりたいところとかないの？」

梓「う～ん、TSUTAYA寄ろっか。見たいDVDあるんだよね」

純「じゃあTSUTAYAにレッツゴー」


──────

梓「あっ…また借りられてる…。」

純「どうしたの？」

梓「今海外ドラマにハマっててさ。長いシリーズだから一気に見たいのに私の先に借りてる人が1づつ借りてくから全然見れないんだー」

純「そんなあなたにこんな裏技！ ほいこれ借りて」

梓「5巻？ 私まだ4巻みていんだけど…」

純「この人が4巻借りてから何日かはわからないけど少なくとも7日未満でしょ？ だからこうして先に5巻を借りといて足止めしつつ4巻が返却されたらそれを速攻で見て5巻も速攻で見て！」

梓「……」

純「戻すなよっ」

梓「ゆっくりみたいからいいや」

純「じゃ、私こっちだから」

梓「うん、またね純。今日は楽しかったよ」

純「私も。次は憂もつれて三人でいこうね」

梓「そだね」

純「じゃ、また明日学校でね梓」

梓「うん」

これが梓との一日

何気ない、一日


おしまい

疲れはてた

おやすみ

乙