凛「酷い目にあった」

未央「自業自得だよ」

凛「暇なんだけど」

未央「やることないの？」

凛「あるけど、やる気はないので無い」

未央「だめだめじゃん。だめりんじゃん」

凛「なんてあだ名だ。これが友達への仕打ちか」

未央「友達じゃなかったらできないでしょ」

凛「それもそうだ」

凛「暇」

未央「暇だねえ」

凛「なんか話題ないの？」

未央「ないね」

凛「はー」ﾀﾒｲｷ

未央「ほー？歴史を学ばないのかなあ？しぶりんさんはー？」

凛「待って待って！！…………そう！キュートの話をしよう！！！」

未央「お？」

未央「キュート？」

凛「そう、キュート。今周りに誰もいないし。キュートの子について」

未央「キュートかー。私みたいにキュートな子について語りたいのかー」

凛「何言ってんの？未央はパッションでしょ」

未央「なにおう。私は可愛くないってのかい」

凛「いや、未央は可愛いでしょ」

未央「…………ありがとっ！もう！」

凛「それでキュートなんだけど」

未央「キュートといえばそうだねー。まずしまむーだよね」

凛「まあそうだね。私達ニュージェネの一角。島村卯月」

未央「なんかめっちゃ強そうな紹介文だね。はい、では、島村卯月の特徴を5つ、15秒以内にお答え下さい。はいスタート！！」

凛「えっ、？えっ！？えっと、えっと……。かわいい！」

未央「」ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ

凛「笑顔！」

未央「」ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ

凛「くせっ毛！」

未央「」ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ

凛「が、頑張ります！」

未央「」ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ

凛「キュート！」

未央「それおんなじ意味！」ﾌﾞｯﾌﾞ-

凛「……ふ、普通！」

未央「」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ!!

凛「ふう……」

未央「さっすがしぶりん！しまむーのこと分かってる～」

凛「まあね。私ぐらいになると卯月のことなんて何でも知ってるから」ﾄﾞﾔｧ

未央「結構ギリギリだったけど」

凛「うっ……」

未央「知ってる、しぶりん？かわいいとキュートは同じ意味なんだよ？」

凛「知ってるよもう。でもこう、浮かんだのがキュートでかわいい！だったから」

未央「後は天然とか5代目とかだったね」

凛「ああっ……！5代目！そういえばそうだった……」

未央「……しぶりん、自分が何代目か覚えてる？」

凛「お、覚えてる！覚えてるよもう！私は3代目」

未央「良かった。しぶりん、興味ないことは忘れちゃうから」

凛「流石に忘れないって」

未央「じゃあ、一つづつ見ていこうか」

凛「え？」

未央「ではまず"かわいい"」

凛「かわいい。究極の笑顔だと思う」

未央「しぶりんはすぐそうやって」

凛「もう世界平和みたいなものだよね」

未央「なんか雑じゃない？」

凛「いや、だってそうでしょ。あの笑顔を見たらもう好きになるしかないよ」

未央「しまむーの笑顔でアイドルになった人の言うことは違いますなー」

凛「もうっ！未央はすぐそれを言う！！」

未央「だってそうでしょ？」

凛「そうだけど……」

未央「んっふっふっ。しぶりんもかわいいですなー」

未央「次はー、ん？笑顔も言っちゃったね」

凛「かわいく笑顔で、だしね」

未央「じゃあ、えーっと、なんだっけ？」

凛「あー、なんだっけ？」

未央「ちょっとしぶりーん」

凛「かわいいでしょ。笑顔でしょ。普通は最後に言ったでしょ。あと、えー、……頑張ります！」

未央「一個足りてないじゃん」

凛「え？……ほんとだ。えーっと、……そう！くせっ毛！！」

未央「あー、それかー」

未央「くせっ毛だよね」

凛「寝起きとかすごいよね」

未央「すごい。もじゃむーって感じ」

凛「もじゃむー」

未央「もじゃむー」

凛「いいね、もじゃむー。響きがいい」

未央「もじゃむー」

凛「また卯月の家行こうね」

未央「いいね。最近やってなかったし、ニュージェネ会！」

凛「卯月来たら聞いてみようか」

未央「次は、"頑張ります！"」

凛「島村卯月、頑張ります！」

未央「あ、ミスった。もう一回やって」

凛「やだよ。撮る気でしょ」

未央「バレてる」

凛「全くもう」

未央「しまむー喜んでくれると思うんだけどなー」

凛「……それはなんとなく想像できるね」

未央「ほらほら、しまむーが喜んでくれるよー？」

凛「思いっきりスマホ構えないで。絶対加蓮にも流すでしょ」

未央「そこまでバレてる」

凛「全く、私が卯月のためだったら何でもやると思ってるでしょ」

未央「実際なんだってやるじゃん」

凛「な、なんだってはやんないってば！」

未央「ほんとにー？」

凛「ほんとほんと。ほら、今だってやってないでしょ」

未央「それしまむーにお願いされても突き通せる？」

凛「…………」

未央「ダメじゃん」

未央「最後は"普通"」

凛「普通」

未央「普通、普通かー。しぶりん、本当にしまむーのこと普通だと思ってる？」

凛「全然思ってない」

未央「だよねー、しまむー全然普通じゃないよね」

凛「私さ」

未央「うん」

凛「なんとなくなんだけど、私の家ってちょっと裕福なのかなーって思ってたんだよね。家は三軒茶屋だし、私立通ってるし」

未央「実際そうでしょ。私なんて千葉だよ」

凛「いや、うん。でもさ、卯月の家行った時にさ、これがお嬢様かってなったよね」

未央「家めっちゃ大きかったよね」

凛「大きかった。ちょっと庭もあるし」

未央「ママむーもいい人だったよね」

凛「うん。なんかキュートってよりはパッションって感じがしたけど」

未央「お菓子も美味しかったよね」

凛「伊勢丹で売ってるようなの出てきた」

未央「しまむーの部屋って何となくいいものが使われてる感じしない？」

凛「する。なんでだろう？」

未央「さあ？」

未央「で、しまむーかわいいじゃん？」

凛「かわいい」

未央「アイドルで、かわいく、スタイルも良く、良い育ちのお嬢様。しまむーが普通なら世界はもっと平和だったよ」

凛「結論は？」

未央「しまむーは普通ではない」

凛「なんかだいぶ話した」

未央「ご満足したかな、しぶりんさんや」

凛「うん。いい暇つぶしになったよ」

未央「私との関係は遊びだったのね……!!」

凛「いきなり変なこと言いださないで。似合わないよ」

未央「むむ。最近は演劇でもメキメキと力をつけてる未央ちゃんなのに。じゃー誰だったら似合うの？」

凛「うーん、加蓮とかどう？」

未央「めっちゃ言いそう」

凛「奈緒……は言いそうにないし、まゆ……は別の意味で言いそうにない。いや、奈緒だったらもしかしたら」

未央「でもしぶりんは言いそうだよね」

凛「は？」

凛「どういうこと？」

未央「おっと、顔が怖いぞしぶりんさんや」ﾊﾟｼｬ

凛「ちょっ、今撮ったでしょ！？」

未央「えー撮ってないよー」

凛「ああもう！」

卯月「おはようございます！」

未央「おおっ！しまむーいいところに！」

凛「卯月！未央捕まえて！！」

卯月「うえぇ……！？」

未央「あっ、ちょっ、しぶりんずるい！」

凛「未央だって卯月味方につけようとしたでしょ」

未央「くっ……。ここまでか………!!」

凛「ふっ。さあ観念して捕まって……!!」

未央「ふっふっふ………!!」

凛「いきなり笑い出してどうしたの」

未央「ただでやられる未央ちゃんじゃないのだよ！さあしぶりん！しまむーにさっきの写真を見られたくなかったらそこで止まるのだ！」

卯月「未央ちゃん何か写真とったの？」

未央「そうそう。しまむーよ、これがさっきのしぶりんの写真だー！」

凛「あっ、ちょっ！」

卯月「わー！凛ちゃんカッコいいね！」

凛「…………」

未央「…………」

卯月「？どうかしたんですか？」

未央「いや、なんか、しまむーはしまむーだなあって」

卯月「？？？」

卯月「いつ撮ったの？」

凛「さっき」

未央「そうそう。しまむーは普通じゃないよねって話してて」

卯月「ええっ！？ふ、普通じゃ、ない……？？」

凛「どうしたの？」

卯月「今年の初めにピンクチェックスクールでライブをしたんですよ」

凛「知ってる。Palett初お披露目でしょ」

未央「しまむーメッセくれたじゃん」

卯月「そこで美穂ちゃんと響子ちゃんと、普通な私達は普通のままアイドルユニットの頂点に立つって決めたんです……!!」

未央「おお……??」

凛「………………」

卯月「なのに私が普通じゃなくなっちゃったらピンチェ解散に……!!」

凛「…………」ﾆﾔﾘ

凛「そんな……！私達ニュージェネの事は遊びだったの！！？」

卯月「！？」

未央「！？」

凛「(未央、合わせて……)」

未央「……!そうだよしまむー！私達、同じタイミングで事務所に入って、今まで一緒にやってきたじゃん！！」

卯月「えっ……？えっ………！？」

凛「どうなの卯月……！！」

卯月「たっ、確かにずっと一緒にニュージェネでやって
きましたし凛ちゃんも未央ちゃんも大切な友達だし
ニュージェネも大切だけどピンチェも大切だし
美穂ちゃんと響子ちゃんを裏切るなんてことできないけど
凛ちゃんも未央ちゃんもそうででも最近はずっと
ピンチェのお仕事やってるしでもでもニュージェネ
はもっと前からやってるし軸みたいなもので」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

凛「…………………」

未央「………………」

凛「…………くっ、ふふっ、ふふふっ」

未央「あっ、ちょっ、もー、しぶりんたらー」

凛「ごめんごめん。卯月がかわいくて……」

卯月「えっ……？えっ………！？」

凛「冗談だよ。分かってる」

未央「大丈夫だよしまむー。別に怒ってないよ」

卯月「も、もー！未央ちゃん！凛ちゃん！ちょっと焦ったんだからね！！」

未央「大丈夫大丈夫。でもしまむー？それは私達への挑戦と受け取っていいのですかなー？」

卯月「え？」

凛「そうそう。私のトライアドプリムスと」

未央「ポジティブパッションだって、負ける気はないんだよ！」

卯月「…………!!はいっ！ピンクチェックスクールだって負けませんから！」

終わりです。

このあと島村家でニュージェネ会した

未央「やっほー未央ちゃんだよー」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1537289578/

渋谷凛「卯月からチョコ貰ったんだけど」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1550073011/

乙乙
ぽんこつしぶりんかわいい