1: 2022/03/17(木) 22:36:14.69 ID:4LAckIml.net
ミア「あれは、昼休みのこと」
ミア「"付き合ってほしい"はまだ知らない日本語だから、愛に教えてもらったんだ」
ミア「そしたらさ」
ミア「日本では付き合うといえば、結婚の前段階を指すらしい」
ミア「つまり、璃奈はボクと結婚したがってるってワケ」
ミア「……ふふんっ」ドヤッ
ミア「"付き合ってほしい"はまだ知らない日本語だから、愛に教えてもらったんだ」
ミア「そしたらさ」
ミア「日本では付き合うといえば、結婚の前段階を指すらしい」
ミア「つまり、璃奈はボクと結婚したがってるってワケ」
ミア「……ふふんっ」ドヤッ
2: 2022/03/17(木) 22:38:01.97 ID:4LAckIml.net
ミア「まあ当然だよね。何しろボクと璃奈には共通点が沢山あるんだから」
ミア「結婚したら名字も共通だね」
ミア「リナ・テイラー、天王寺ミア……どっちも捨てがたいな」
ミア「でも。放課後が指定されたのは何故だ?」
ミア「昼休みからすぐ付き合い出したって良いのに」
ミア「結婚したら名字も共通だね」
ミア「リナ・テイラー、天王寺ミア……どっちも捨てがたいな」
ミア「でも。放課後が指定されたのは何故だ?」
ミア「昼休みからすぐ付き合い出したって良いのに」
4: 2022/03/17(木) 22:39:06.06 ID:4LAckIml.net
ミア「……ひょっとして、日本人は付き合う前に何か準備が必要なのか?」
ミア「準備……、準備……」
~
璃奈『ミアちゃん、きて?』
~
ミア「っ!」カァ
ミア「そういうこともあるかもね」
ミア「……寮のシャワー、空いてるかな?」
ミア「準備……、準備……」
~
璃奈『ミアちゃん、きて?』
~
ミア「っ!」カァ
ミア「そういうこともあるかもね」
ミア「……寮のシャワー、空いてるかな?」
6: 2022/03/17(木) 22:39:42.80 ID:4LAckIml.net
※※※
放課後
璃奈「おまたせ」
ミア「や、やあ」ソワソワ
璃奈「着替えてきたの?」
ミア「まあね」
ミア(あれ? 璃奈は制服のままなのか……)
放課後
璃奈「おまたせ」
ミア「や、やあ」ソワソワ
璃奈「着替えてきたの?」
ミア「まあね」
ミア(あれ? 璃奈は制服のままなのか……)
8: 2022/03/17(木) 22:41:28.59 ID:4LAckIml.net
ミア「ど、どうかな……?」
璃奈「可愛い。ミアちゃんの私服って、なんだか新鮮」
ミア「かわっ?!」
ミア(間違いない! 璃奈は今日、ボクを堕としにきている……っ!)
璃奈「可愛い。ミアちゃんの私服って、なんだか新鮮」
ミア「かわっ?!」
ミア(間違いない! 璃奈は今日、ボクを堕としにきている……っ!)
10: 2022/03/17(木) 22:42:05.58 ID:4LAckIml.net
璃奈「? どうしたの」
ミア「何でもないさ! それよりその……。付き合ってほしいって、そういうことだよね?」
璃奈「もしかしてミアちゃん、愛さんに聞いちゃったの?」
ミア「う、うん」
ミア「何でもないさ! それよりその……。付き合ってほしいって、そういうことだよね?」
璃奈「もしかしてミアちゃん、愛さんに聞いちゃったの?」
ミア「う、うん」
12: 2022/03/17(木) 22:42:54.65 ID:4LAckIml.net
ミア「ついにこの日が来たかと思ったね。午後の授業は全く集中できなかったよ」
璃奈「そんなに楽しみにしてくれてたんだ。嬉しい」
ミア「もちろんさ! 璃奈、ボクも好きだ!」
璃奈「そうなの? てっきりミアちゃんはまだ食べたこと無いと思ってたのに」
ミア「???」
璃奈「そんなに楽しみにしてくれてたんだ。嬉しい」
ミア「もちろんさ! 璃奈、ボクも好きだ!」
璃奈「そうなの? てっきりミアちゃんはまだ食べたこと無いと思ってたのに」
ミア「???」
13: 2022/03/17(木) 22:43:43.00 ID:4LAckIml.net
ミア「おいおい璃奈。食べるってどういう」
璃奈「あれ」ユビサシー
ミア「たい、やき……?」
ミア「なんだいあれは?」
璃奈「好きなんじゃないの?」
璃奈「あれ」ユビサシー
ミア「たい、やき……?」
ミア「なんだいあれは?」
璃奈「好きなんじゃないの?」
14: 2022/03/17(木) 22:44:34.78 ID:4LAckIml.net
ミア「璃奈のことは好きだけど、たいやきは初めて聞いた日本語だね」
璃奈「?」
璃奈「……良かった。まだ食べたこと無かったんだ」
璃奈(やっぱり、海外だと友達への気持ちもはっきり言うんだ。私も顔に出せない分、言葉で皆に気持ちを伝えなきゃ)フンスッ
璃奈「?」
璃奈「……良かった。まだ食べたこと無かったんだ」
璃奈(やっぱり、海外だと友達への気持ちもはっきり言うんだ。私も顔に出せない分、言葉で皆に気持ちを伝えなきゃ)フンスッ
16: 2022/03/17(木) 22:45:29.89 ID:4LAckIml.net
璃奈「ミアちゃん」
ミア「ん?」
璃奈「すき」
ミア「Oh(放心)」
璃奈(これでまたミアちゃんと仲良くなれた気がする)ゴキゲン
ミア「ん?」
璃奈「すき」
ミア「Oh(放心)」
璃奈(これでまたミアちゃんと仲良くなれた気がする)ゴキゲン
17: 2022/03/17(木) 22:46:07.95 ID:4LAckIml.net
※※※
璃奈「ミアちゃんはどの味にする?」
ミア「璃奈と同じのがいい」
璃奈「じゃあカスタードクリームにしよう」
璃奈「カスタード2つお願いします」チャリン
「あいよっ」
璃奈「ミアちゃんはどの味にする?」
ミア「璃奈と同じのがいい」
璃奈「じゃあカスタードクリームにしよう」
璃奈「カスタード2つお願いします」チャリン
「あいよっ」
19: 2022/03/17(木) 22:46:52.22 ID:4LAckIml.net
ミア「あ、お金」
璃奈「私が払う」
ミア「いやいやここはボクが」
璃奈「私、ミアちゃんよりお姉ちゃんなんだよ」
ミア「sister? ボクと璃奈が?(聞いてない)」
ミア「……marvelous」トロン
璃奈「私が払う」
ミア「いやいやここはボクが」
璃奈「私、ミアちゃんよりお姉ちゃんなんだよ」
ミア「sister? ボクと璃奈が?(聞いてない)」
ミア「……marvelous」トロン
20: 2022/03/17(木) 22:47:24.01 ID:4LAckIml.net
璃奈「はい、ミアちゃんの分」スッ
ミア「Thanks」
ミア「……」ジーッ
ミア(なるほど、両手で持って食べるのが作法なのか。ボクもそうさせてもらおう)
ミア「Thanks」
ミア「……」ジーッ
ミア(なるほど、両手で持って食べるのが作法なのか。ボクもそうさせてもらおう)
21: 2022/03/17(木) 22:48:01.32 ID:4LAckIml.net
ミア「いただくよ」パクッ
璃奈「ミアちゃん、頭から食べる派なんだね」
ミア「特に考えていなかったな。璃奈はどこから食べるんだい?」
璃奈「私はしっぽから食べる」
ミア「!」ガタッ
璃奈「ミアちゃん、頭から食べる派なんだね」
ミア「特に考えていなかったな。璃奈はどこから食べるんだい?」
璃奈「私はしっぽから食べる」
ミア「!」ガタッ
22: 2022/03/17(木) 22:48:57.00 ID:4LAckIml.net
ミア「Hey master! もう一個ちょうだい! ボクもしっぽから食べる!」
璃奈「ミアちゃん落ち着いて」
璃奈「私も今日は頭から食べる」パクッ
ミア「璃奈ぁ」キュン
璃奈「ミアちゃん落ち着いて」
璃奈「私も今日は頭から食べる」パクッ
ミア「璃奈ぁ」キュン
23: 2022/03/17(木) 22:49:14.84 ID:4LAckIml.net
璃奈「今度はあんこも食べようね」
ミア「今度!」
ミア「またこんな素敵な時間を過ごせるのかい!」
璃奈「うん。ミアさんが良いなら、今度からも放課後色んなところに行こう」
ミア「Of course!」
完
ミア「今度!」
ミア「またこんな素敵な時間を過ごせるのかい!」
璃奈「うん。ミアさんが良いなら、今度からも放課後色んなところに行こう」
ミア「Of course!」
完
25: 2022/03/17(木) 22:49:36.08 ID:4LAckIml.net
ありがとうございました。
引用元: 璃奈「放課後付き合ってほしい」ミア「?」
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