1: ◆IIiEuGs1j. 2014/05/12(月) 09:25:13.18 ID:v+qYJ6kD0
車長「……おや、キミはお客さんかな?」

P「ここは……?」

車長「電車だよ……お客さんが一人でも居るなら、出発せねば」


P「この電車は何処に……?」

車長「時期にわかるよ……さあ、出発だ」

車長「次は天海駅……天海駅」


5月15日までのカウントダウンをしたいだけのSSです。
もしかしたら、他作品との被りがあるかも知れませんが、ご了承下さい。


2: 2014/05/12(月) 09:27:32.23 ID:v+qYJ6kD0
P「ここは……」

春香?「天海駅ですよ! 天海駅!」

P「……春香?」

春香?「春香じゃありません! 天海駅長と言います」

P「……」

天海駅長「明るい所だと思いません?」

P「ああ……良い駅だ」

天海駅長「……プロデューサーさんが居るから。あの子も、この駅も明るくいられるんです」

P「え?」

テイーーン!

天海駅長「あ、電車が出ちゃいますよ!」

P「あ、ああ……」

車長「次は怖くない方の如月駅……怖くない方の如月駅」

4: 2014/05/12(月) 09:34:15.24 ID:9j0WG9Fr0

千早?「ようこそ、怖くない方の如月駅へ……私は如月駅長です」

P「あ……ああ……」

如月駅長「どうしました?」

P「いや……知り合いに似ているけど……明るい顔してるな、って」

如月駅長「ふふふ……あの子は素直ではない所がありますから」

如月駅長「でも……あなたには感謝をしていると思います」

P「……そうか」

如月駅長「ただ、素直になるにはまだ時間がーーもう少し待っていてあげて下さい」

P「別に……」

如月駅長「はい?」

P「俺は千早から感謝されたい訳じゃ……ただ、俺がそうしたいだけだ」

如月駅長「ふふふ……そんなあなただからーー彼女は……」

P「……え?」

テイーーン!

如月駅長「もう電車が出るようですね……あの子をよろしくお願いします」

P「……ああ」

車長「次は星井駅……星井駅……」

8: 2014/05/12(月) 09:58:54.85 ID:rDKIW9ez0
美希?「ハニー!」がばっ

P「うぉ……み、美希……じゃないな……星井駅長?」

星井駅長「そうなの! 流石はハニー! 違いがわかってるって思うな!」ぎゅっ

P「いや……流れで」

星井駅長「わかってくれたら、それで良いの!」

P「……ああ」

星井駅長「ハニーのお陰でね、この駅はすっごくキラキラできてるの!」

P「確かに、そうだな……」

星井駅長「だからね! これからもミキをいっぱい、キラキラさせてあげて欲しいな!」

P「……ああ。勿論だ」

テイーーン!

星井駅長「あ、もう時間なんだね……ま、仕方ないの」

P「ああ……」

車長「次は高槻駅……次は高槻駅」

9: 2014/05/12(月) 10:04:48.59 ID:IzmH8geK0
やよい?「プロデューサー! ようこそ、いらっしゃいました!」がるーん

P「高槻駅長か?」

高槻駅長「はわっ!? どうしてわかったんですか? 凄いです!」

P「……俺はプロデューサーだからな」なでなで

高槻駅長「えへへ……あ、そうだ! 高槻駅名物のもやし弁当はいかがですか?」

P「そうだな……貰おうか」ビリビリ

高槻駅長「うっうー! あ、お金はいりませんよ?」

P「ん?」

高槻駅長「代わりにプロデューサーの笑顔が欲しいかなーって!」

P「……」にこっ

P「こうか?」

高槻駅長「ばっちしです! どうぞ!」

P「ありがとう」

テイーーン

高槻駅長「時間ですね……じゃあ、元気に行ってらっしゃい!」

P「……いってきます」

車長「次は双海駅……双海駅……」

10: 2014/05/12(月) 10:50:43.90 ID:ZfJ87rAg0
真美?「よく来てくださった……」

亜美?「客人とは珍しいのぅ……」

P「双海駅長さん、か」

双海駅長A「ちょっ……そりゃあ、ないっしょ!」

双海駅長M「ネタ潰しとはちょこざいなぁ!」

P「……じゃあ」

双海駅長A「うわーん! 待ってよー!」

双海駅長M「おみやにこの宝箱あげるからさー」

P「そんな怪しいのいらんわ!?」

双海駅長A「……えへへ」

双海駅長M「良かった……兄ちゃん。楽しそう」

P「……そうか?」

双海駅長A「……兄ちゃん」

双海駅長M「戻って来てね?」

P「ああ……勿論だ」

テイーーン!

車長「次は水瀬駅……水瀬駅……」

11: 2014/05/12(月) 13:11:38.83 ID:o2Vm1uNX0
水瀬駅長「ちょっと! 遅いじゃないのよ!」

P「水瀬駅長さんか」

水瀬駅長「ちょっと……何で……って、ああー! 最初から名前表記が水瀬駅長になってるじゃない!」

P「お、おう……」

水瀬駅長「その気の毒そうな顔をやめなさいよ! 失礼しちゃうわね!」

P「……」

水瀬駅長「ま、いいわ……ちょっと良い?」

P「あ、ああ……」

水瀬駅長「こんな所でトロトロしている暇があるなら、とっとと帰って来なさい!」

P「……」

水瀬駅長「これはあの子からの伝言よ。しっかり、心に刻み込みなさい! にひひっ♪」

P「……ありがとう」

水瀬駅長「それはこっちのセリフよ……」

P「え?」

水瀬駅長「……っ! さっさと行きなさい! 時間でしょ!」

P「……ああ」

テイーーン

水瀬駅長「……またね」

車長「次は三浦駅……水瀬駅」

12: 2014/05/12(月) 13:50:45.84 ID:1Uyi2myf0
P「誰も居ない……」

車長「うーん……まあ、いつものことだがね」

P「そうなんですか?」

車長「次へ行くかね?」

P「……お願いします」

車長「わかった!」

テイーーン!

車長「次は秋月駅……秋月駅……」

13: 2014/05/12(月) 13:52:31.65 ID:1Uyi2myf0
秋月駅長「三浦駅長! また迷子になって……!」

三浦駅長「あらー……ごめんなさいね?」

P「……」

秋月駅長&三浦駅長「あ……」

三浦駅長「い、いつもはこんなんじゃないんですよ?」

秋月駅長「えー」

三浦駅長「も、もう! 秋月駅長さん!」

P「……」

秋月駅長「私から言うことは何もありません……」

三浦駅長「……私も、無いということにしておきますー」

P「……そうか」

テイーーン!

P「……じゃあ」

秋月駅長&三浦駅長「……はい!」

車長「次は我那覇駅……我那覇駅……」

14: 2014/05/12(月) 13:56:02.15 ID:NpiW1ZwK0
我那覇駅長「はいさい! 自分、我那覇駅長だぞ!」

P「お……」

(∪^ω^)「「「わんわんお!」」」

P「ぬわっ!?」

我那覇駅長「ケル美はプロデューサーが気に入ったみたいだな!」

P「……!?」

我那覇駅長「あ、そうだ。自分、プロデューサーに伝えたい事があるんだった」

P「こ、この状況で……!?」

我那覇駅長「自分……じゃなかった。あの子は、プロデューサーに会えて良かったと思っているんだ!」

我那覇駅長「そりゃあ……辛いこともあるけどさ……それ以上に楽しい事や、充実したことがあるからね!」

我那覇駅長「だから、ありがとう!」

P「うん……わかったから……この犬? 止めてくれー!」

(∪^ω^)「わんわんお!」

我那覇駅長「わー!? やめるんだ、ケル美!」

(∪^ω^)「わんわんお……」またね

ぽいっ

テイーーン!

P「」

車長「大丈夫かね、キミぃ……あ、次は四条駅……四条駅」

15: 2014/05/12(月) 16:41:48.18 ID:1SkOjxYF0
四条駅長「ようこそいらして下さいました……」

P「……」ぼろっ

四条駅長「面妖な!」びくっ

P「……かくしかじか」だぞっ!

四条駅長「……なるほど」めんようなっ!

四条駅長「我那覇駅長には後でキツく言っておきましょう……」

P「頼む……」

四条駅長「……」さわさわ

P「……?」

四条駅長「あなた様は……プロデューサーとしての職業を楽しんでおられますか?」

P「当たり前だろ?」

四条駅長「……そうですか」

四条駅長「あなた様……少し目を……」

P「あ、ああ……」

四条駅長「……」ちゅっ

P「!?」

四条駅長「ふふふ……ここは現実ではないのですから、これぐらいならば許されるでしょう」

車長「……」にやにや

P「そこ、にやにやしない!」

テイーーン!

四条駅長「それでは……あなた様」

P「ああ……またな」

車長「次は菊地駅……菊地駅」

16: 2014/05/12(月) 16:44:31.28 ID:j4eewlNO0
菊池駅長「きゅぴ……」

P「そ……」

萩原駅長「させないよ!」

菊地駅長「わっ!? なんで、邪魔するんだよ!」

萩原駅長「……わからないの?」

菊地駅長「……すみません」

萩原駅長「わかってくれたら、良いの……あ、プロデューサー。先に行ってますね」あなをほる

菊地駅長「えっと……何でしたっけ……あ、そうだ!」

P「お、おう」

菊地駅長「可愛い仕事を増やしてくれてありがとうございます! プロデューサーが無理して集めて来てくれたんですよね?」

P「それが俺の仕事だよ……気にするな」

テイーーン!

菊地駅長「へへ……あ、もう時間か……萩原駅長が待ってますよ!」

P「ああ……またな」

真「……」

車長「次は萩原駅……萩原駅」

17: 2014/05/12(月) 16:52:50.31 ID:7iIQx6hT0
萩原駅長「あ! プロデューサー!」

P「さっきぶりだな」

萩原駅長「丁度、お茶淹れたばかりなんです!」つ茶

P「ありがとう……美味しいよ」

萩原駅長「えへへ……プロデューサー」

P「……ん?」

萩原駅長「あの子は……だめだめで
ちんちくり……ひっ!?」

如月駅長「……」のぞきーの

P「どうした?」

萩原駅長「な、何でもないです! とにかく……プロデューサーやみんなのお陰で、少し強くなれました」

萩原駅長「それでも……まだ足りないんです……」

車長「! 萩原駅長……それ以上は……」

萩原駅長「あの子には……まだプロデューサーが必要なんです! ですから……!」

車長「萩原駅長……」

萩原駅長「わかってます……でも……お願いします……」

P「……大丈夫、大丈夫だから、な?」

萩原駅長「……はい」

テイーーン!

車長「……行こうか」

P「……はい」

18: 2014/05/12(月) 16:55:34.88 ID:7iIQx6hT0
P「……」

車長「次の駅があるんだが……キミには関係ないみたいだね」

P「じゃあ、良いです……」

車長「それでは、通り過ぎるとしよう……」

玲音『ちょっ……待て!』

P「な、何かが追いかけて来た!?」

玲音『最強のアイドルをなめて貰っては困る……!』

車長「何という、執念!」

玲音『アイドルマスターワンフォーオール5月15日に発売! 残りは3日! 準備はーー 』コテッ

P「転けた!?」

車長「……見なかったことにするとしようか」

P「……はい」

19: 2014/05/12(月) 17:16:51.34 ID:TUmqzUmX0
車長「……気づいたかね?」

P「……はい」

車長「……そうか」

P「俺……氏んだんですね」

車長「……?」

車長「いや……キミは行きとるよ?」

P「え?」

車長「生氏の境を彷徨っているだけだね」

車長「生氏の境を走る七無呼電車にご乗車頂き、誠にありがとうございます……」

P「え……え?」

車長「あの子達にはキミが必要だーーこんなところで道草を食ってる場合ではないだろ?」

P「……あなたは……」

車長「なに、私と彼がティンと来たキミの事だ。心配はしていないがね……では、頼んだよ」

P「……はい」

車長「それでは……またのご利用はーー暫くはしてくれるなよ? キミィ」

23: 2014/05/12(月) 17:27:43.10 ID:rDKIW9ez0
「先生! 患者の意識が……!」

「あり得ない……奇跡だ……」

「医者がここであり得ないとか言うなー!」

「プロデューサーさん!」

「プロデューサー!」

「ハニー!」

「兄ちゃん!」

「あなた様……」

「おかえりなさい……!」

終わり。

24: 2014/05/12(月) 17:32:13.93 ID:bSiGJlBq0
おまけ


車長「やれやれ……世話が焼ける息子達だ」

車長「おや……?」

『音無駅』

音無駅長「……」

音無駅長「ずっとスタンバッてました」

おまけ終わり

27: 2014/05/12(月) 18:29:45.57 ID:NpiW1ZwK0
さらにおまけ

P「大分、遅くなったな……辺りも暗いし」

P「まあ、仕方ないよな……765プロオールメンバーのライブは必ず、成功させないと」

信号「青やで、行きんさい」

P「何か幻聴が……気のせいだよな」

キィー

P「!?」

P(トラック……? 間に合わな……すまない……!)

ドン!

「そんな……私は二度と繰り返さないと……誓ったのに……」

P(すまない……みんな……)


>>1に戻る。

28: 2014/05/12(月) 18:34:22.24 ID:ybM5Q5940
終わりのないのが終わり

引用元: P「この電車は何処に……?」