チノ（シャロさんって今日が誕生日でしたっけ…）

リゼ（シャロの誕生日は6月か7月だったろ…）

千夜（なにをやってるのココアちゃん…？シャロちゃんの誕生日は7月の15日よ…前もパーティーしたじゃない…）

ココア「ハッピバースデーシャロちゃーん♪ハッピバースデーシャロちゃーん♪」
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

シャロ「…」

シャロ「あ…ありがとう…ココア…」

ココア「うん！プレゼントもあるんだよー！」

ココア「ハイ！イヤホンジャックあげるね！」

シャロ「う…うん…とっても素敵…」

ココア「みんなもシャロちゃんにプレゼントあるんだよね？」

チノ・リゼ・千夜「～～～～～ッッッ？！！」

チノ「あっ…あっ…あっ！」

チノ「私からはティッピーのぬいぐるみです…！誕生日おめでとうございます！」

リゼ「なにっ？！」

シャロ「あ…うん…ありがと…」

チノ（今日の家庭科の授業で作った作品を持って帰ってて助かりました…）

千夜「私からは甘兎庵の100円割引券よ 期限は来週まで」

シャロ「今度いくね」

ココア「リゼちゃんは？」

リゼ「コ…ココア…おまえ勘違…」

ココア「もしかしてシャロちゃんに誕生日プレゼント持ってきてないの？」

ココア「そんなのひどいよ！友だちの誕生日も覚えてないなんて！」

シャロ「あ…あのね…！ココア！本当は………」

リゼ（ココアも悪気があってやってるわけじゃないんだよな…）

リゼ（ココアはみんなを楽しませるために………）

リゼ「わかったよ！！シャロ！」

リゼ「誕生日だからハグしてやるぞ」
ｷﾞｭｯ

シャロ「ピャッ？！」

ココア「よかったね！シャロちゃん！」

リゼ「…シャロ………もうひな祭りのパーティーだと思って楽しもう…」

シャロ「ハ………ハイッ」

ココア「？」

チノ「ハッピバースデーシャロさーん！（アホくさ）」
ﾊｧ…

千夜「ハッピバースデーシャロちゃーん！（私より年上になっちゃったわね）」
ｸｽｯ

青山「なんだか楽しそうですね」

ココア「あっ！青山さん！！青山さんもいっしょにしようよ！」

ココア「シャロちゃんの誕生日パーティー！！」

青山「…？」

青山「？ ？？？」

青山「…前にもしませんでしたっけ？」

ココア「してないよ？」

青山「でも去年の夏に…」

ココア「青山さん 小説のお話とごっちゃになってない？」

青山「シャロさんってかに座でしたよね…？」

ココア「かに座…？」

チノ「…！！」

リゼ「…！！」

千夜「…！！」

シャロ「…！！」

『！！！！』

ココア「かに座だからなんだっていうの？！」

リゼ「ココア もういいだろう？」

ココア「え…？どういうこと？」

千夜「ココアちゃん シャロちゃんの誕生日は7月15日よ」

ココア「？！」

チノ「全然違います」

ココア「ウソだ…」

ココア「みんなで私を騙そうとしてるんだ…」

シャロ「本当よ…私の誕生日 今日じゃないのよ…」

ココア「じゃあなんで誰も違うって言ってくれなかったの？！」

チノ「楽しそうにしているココアさんを見ていたら言いにくくて…」

千夜「ココアちゃん とてもうれしそうだったから…」

ココア「ひどいよ…私だけ楽しんじゃって…バカみたい…」

リゼ「でも ココアはシャロのためにやったんだろ？」

ココア「リゼちゃん…」

リゼ「いいやつだよ ココアは」

シャロ「このチキンとってもおいしい！ありがとう！ココア！」

ココア「シャロちゃん…」

千夜「そうね 誕生日なんか関係ないわ ココアちゃんはシャロちゃんを楽しませるためにやったんだもの…」

ココア「千夜ちゃん…」

チノ「泣いていても仕方ありません！今日はシャロさんの勘違い誕生日パーティーです！」

ココア「うん！！」

-次の日

メグ「～♪」

ココア「メ～グちゃん！」

メグ「あ！ココアちゃんだ！！」

ココア「誕生日おめでとう！！」

メグ「えっ………？！」

メグ（私って今日が誕生日だったの…？）

メグ（ううん…全然違う…全然違うよ…ココアちゃん…）

ココア「ハッピバースデーメグちゃーん♪ハッピバースデーメグちゃーん♪」

メグ「？！」

メグ「え…えっと…えっと…」

ココア「ハッピバースデーディアメグちゃ～ん♪」

メグ「ひぅぅ…違っ…うっ…うええええ…」
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

ココア「泣いちゃった！そんなにうれしかった？」


完

乙
ホラーだった