1: 2009/09/19(土) 21:56:44.37 ID:Lg/U+6J6O
唯「私には妹の平沢憂がいる。両親と妹の四人暮らしだ。でも両親はよく家を開けるのでほとんど憂と二人暮らしみたいな感じだ」

唯「私には真鍋和という幼馴染みがいる。困ったことがあれば憂か和ちゃんに相談すればいい」
………

唯「このぐらいでいいかな?」

3: 2009/09/19(土) 21:58:57.60 ID:Lg/U+6J6O
ギィギィギィ

唯「おはよう」

憂「…ぐすん、お、お姉ちゃん!?ぐすん、ごめんなさい…、ごめんなさい!」

唯「えぇ!?どうしたの?何かあったの?」

憂「…、ううん、何でもないの、ごめんね、あっ、朝ごはんまだだから先に顔洗ってきて?」

唯「うん、わかった」

4: 2009/09/19(土) 22:00:41.75 ID:Lg/U+6J6O
唯「………」じゃぶじゃぶ

唯「ふぅ」フキフキ

唯「え!?」


唯「すごく目が腫れてる…」

唯「昨日憂と何かあったのかな?全然思い出せないや」

唯「………」

唯「ま、いっか!それより朝ごはんだ!」

5: 2009/09/19(土) 22:02:28.54 ID:Lg/U+6J6O
唯「憂~、お父さんとお母さんは?」

憂「…!?…今朝早く出ていっちゃった。今回は新大陸を探すから暫く帰ってこないって…、逃げるように」ギリッ

唯「え?」

憂「いや、何でもないよ…ごめんね?」

唯「そっか」

憂「それより早く着替えないと遅刻しちゃうよ?」

唯「え!そりゃ大変だ!」

8: 2009/09/19(土) 22:04:09.68 ID:Lg/U+6J6O
唯「着替えてきたよー」

憂「って、それ中学の制服!お姉ちゃん、今日から高校生だよ?」

唯「嘘!?」

憂「…メモに書いてなかった?」

唯「書いてなかった」

憂「カレンダーはちゃんと見た?」

唯「見てない」

憂「もう!ちゃんと習慣付けるように毎日見てって言ったのに!」

唯「あれぇ、そうだっけ…ごめんなさい」

10: 2009/09/19(土) 22:05:42.29 ID:Lg/U+6J6O
ピンポーン

和「おはようございます」

憂「あ、和さん!ごめんなさい、お姉ちゃんまだ支度ができてないの」

和「え?あ、そうなんだ…」

ダッダッダッダ

唯「お待たせ!和ちゃん!」

和「!?唯…、ごめん」

唯「え?何が!?」

和「何でもない、ごめん、学校行こっか?」

唯「…うん」

13: 2009/09/19(土) 22:07:35.15 ID:Lg/U+6J6O
唯「ここが私の学校かぁ」

和「ちゃんと名前はメモしてある?」

唯「あ、そのせいで今日は支度が遅れたんだった!」

和「ちゃんとメモしときなさいよ、ほら、教室の場所とかも」

唯「うん、ごめんねぇ」

14: 2009/09/19(土) 22:09:32.77 ID:Lg/U+6J6O
二週間後

唯「う~ん…」

和「何うなってるのよ唯」

唯「あ、和ちゃん…、どの部活に入ろうか迷ってて」

和「え!?部活やるの!?」

唯「そりゃあやるよ!私だって!」

和「…そうなんだ、憂ちゃんには相談したの?」

唯「うん、お姉ちゃんがほんとにやりたいことをやればいいって」

和「そっか、私も…同じ意見かな?」

唯「でもやりたいことが見つからないよ…」

和「そういえば軽音楽部が後一人部員が足りないって聞いたような」

唯「軽音楽部…かぁ!何か面白そうかも!」

17: 2009/09/19(土) 22:11:06.28 ID:Lg/U+6J6O
>>12
その名前は初めて聞きましたね

もしかしたら同じ設定かもしれません

18: 2009/09/19(土) 22:12:08.27 ID:Lg/U+6J6O

唯「とりあえず!軽音部に入部しました!」

和「え?そうなんだ、ところで軽音部ってどんなことをするの?」

唯「軽い音楽って書くから簡単なこと…かな?口笛とか」

和「なにそのやる気無い部活」

………

和「ほら、バンドみたいなことするみたいよ?」

唯「…私、カスタネットしかできないよ」

和「え?どうすんの?」

21: 2009/09/19(土) 22:13:57.05 ID:Lg/U+6J6O

唯「申し訳ないけど辞めるって言いに行こう」

………

唯「この扉一枚の距離がすごく遠い…」

ポンッ

唯「!!!」

律「うちの部の前で何やってんの?ってあなたもしかして、平沢唯さん!?」

22: 2009/09/19(土) 22:15:05.35 ID:Lg/U+6J6O
唯「え?えぇまぁそうですけど、でも…」

ガラガラ

律「みんな~!あの平沢さんが来たぞ!」

唯「え?あ…」

澪「ホントか!?その人が平沢唯さん?」

唯「えぇ、あ、そうなんですけど…」

紬「やったわ!ついに四人そろったわ!」

唯「や、あの…」

23: 2009/09/19(土) 22:17:03.83 ID:Lg/U+6J6O
律「いや~、もう少しで廃部になるとこだったんだよ」

唯「…知ってます」

澪「まさに救世主ってわけだな!」

唯「……」

紬「さぁ救世主さん、お茶どうぞ」コトッ

唯「…ありがとう」

唯(分かってたことだけどやっぱり言いづらい…)

24: 2009/09/19(土) 22:19:04.27 ID:Lg/U+6J6O
律「辞めるって…言いに来たの?…そんなぁ」

唯「ごめんなさい、私、生まれつき記憶力が弱くて楽器とか全然駄目なんだ」

唯「軽い音楽って書くからてっきりカスタネットとかやるんだと思って…」

澪「え?でも音楽に興味あったから軽音部に入ったんだよね?」

唯「うん、でもギターとか弾けないよ…」

紬「そんなことないわよ?」

25: 2009/09/19(土) 22:21:04.76 ID:Lg/U+6J6O
律「カスタネット叩けるんでしょ?記憶力なんて関係無いよ!ようは体で覚えればいいんだよ!」

紬「他に入りたい部活はあるの?」

唯「え?いや、無いけど」

律「じゃあ私たちの演奏を聴いてみてよ!それで判断して!」

唯「え?演奏してくれるの?」

澪「もちろんだ!」

唯「じゃあお願いします!」

26: 2009/09/19(土) 22:22:15.60 ID:Lg/U+6J6O

ジャラララーーーン

律「えへへ、どうだった?」

唯「上手くは…ないね」

澪「ははは」

律(…終わったな)

唯「でも感動したよ!すんごく!」

律「お?」

唯「私、軽音部に入部します、いや、させてください!」

27: 2009/09/19(土) 22:24:05.93 ID:Lg/U+6J6O
翌朝

唯「う~ん」

ジリリリリリ

唯「ほあ!?」

唯「えーと、私の名前は平沢唯、桜ヶ丘高校の一年生だ」

唯「私には妹の平沢憂がいる。両親と妹の四人暮らしだ。でも両親はよく家を開けるのでほとんど憂と二人暮らしみたいな感じだ」

唯「私には真鍋和という幼馴染みがいる。困ったことがあれば憂か和ちゃんに相談すればいい」

唯「これくらいでいいか」

28: 2009/09/19(土) 22:26:01.70 ID:Lg/U+6J6O
昼休み

律「ゆーーーい!」

澪「あっ、こら律!」

唯「…えっと、だれ?」

律「だーっ、ちょっとそれは酷くないか?」

唯「え?え?和ちゃんの友達?」

和「………」

澪「おいおい、いくら記憶力悪いったって昨日の今日だぞ」

ガタッ

和「もしかして軽音部の方ですか!?」

29: 2009/09/19(土) 22:28:10.71 ID:Lg/U+6J6O
律「そうですけど…」

和「昨日、唯は軽音部を辞めるって言いに行ったはずなんですが」

澪「いや、私たちの演奏を聴いてもらったら感動したから入るって言ってくれたはずなんだけど」

唯「ねぇ、和ちゃん、何の話?」

和「唯、メモ貸して」

唯「え?」

和「やっぱり、メモに書いてない」

律「どういうこと、ですか?」

31: 2009/09/19(土) 22:30:04.90 ID:Lg/U+6J6O
唯「え?どうしたの?」

和「唯は、確かに感動したから入部するって言ったんですよね?」

律「そのはずだけど」

和「唯、メモに書いといて、あんたは昨日から軽音部員だって」

唯「え?そうなの?」

澪「唯、お前…そんな軽い気持ちで軽音部に入部したのか?」

唯「え?」

33: 2009/09/19(土) 22:32:05.16 ID:Lg/U+6J6O
澪「入部したことも忘れるなんて、やっぱり軽い気持ちだったのか?」

律「おい、澪!」

唯「ごめんなさい、でもほんとに覚えてないんです」

和「すみません、今は黙って許してやってください」

唯「ヒッグ、ごめん…なさい」ポロポロ

律「いいんだって、それよりも入部してくれる、ってことでいいんだよね」オロオロ

唯「はい…うぅ、すみませんでした」

澪「………すまん、悪かった」

35: 2009/09/19(土) 22:34:07.80 ID:Lg/U+6J6O
和「それより、教室までいらしたなら何か用事があったんじゃ」

律「あ、今日部活やる予定だから一応連絡しとこうと」

和「ごめんなさい、今日はどうしても駄目なんです、ね?唯」

唯「え?そうだっけ」

和「大事なことだから忘れないでって言ったじゃない」

唯「あ、そっかそっか、ごめんなさい皆さん」

律「いや、良いんだ良いんだ。じゃあな」

澪「………」

37: 2009/09/19(土) 22:36:02.48 ID:Lg/U+6J6O
平沢家

唯「ただいま」

憂「あ、お帰り!あ、和さん!こんばんは!」

和「こんばんは、ごめん、唯は自分の部屋に戻ってくれないかな?」

唯「え?なんで…」

憂「お姉ちゃん」

唯「うぅ、分かったよ」

38: 2009/09/19(土) 22:38:03.00 ID:Lg/U+6J6O
和「…憂ちゃんは、唯が軽音部に入ったの知ってた?」

憂「え!?お姉ちゃん、結局部活入ったの?」

和「私もさっき知ってさ、まぁ四人しかいないんだけど部員の皆に本当のことを言った方がいいのかなって」

憂「ダメです!そんなの」ガタッ

和「うん、やっぱりそうだよね」

和「でもこのまま隠し通せるか不安で」

憂「………」

39: 2009/09/19(土) 22:40:06.83 ID:Lg/U+6J6O
和「もちろんギターも練習しなきゃいけないし、ちょっとしたボロから唯にも気づかれるかもしれない」

憂「それは…!!……駄目です、絶対に」

和「………」

憂「………」

40: 2009/09/19(土) 22:41:09.89 ID:Lg/U+6J6O
和「結局みんなには黙ってるってことになったけど、これで良かったのかしら」

和「仕方ないことなのよね」

和「………」

41: 2009/09/19(土) 22:42:08.84 ID:Lg/U+6J6O
次の日

律「じゃあ改めて自己紹介するぞ!私が部長の田井中律だ、担当する楽器はドラム!よろしくっ」

澪「えっと、ベースの秋山澪だ。よろしく」

紬「キーボードの琴吹紬よ、よろしくね」

唯「うんうん」メモメモ

唯「じゃあ私の自己紹介だね!」

律「平沢唯さんだろ?」ニカッ

唯「も~りっちゃんの意地悪!」

律「りっちゃん?」

43: 2009/09/19(土) 22:44:04.50 ID:Lg/U+6J6O
翌朝

唯「えーと、私の名前は平沢唯、桜ヶ丘高校の一年生だ」

唯「私には妹の平沢憂がいる。両親と妹の四人暮らしだ。でも両親はよく家を開けるのでほとんど憂と二人暮らしみたいな感じだ」

唯「私には真鍋和という幼馴染みがいる。困ったことがあれば憂か和ちゃんに相談すればいい」

唯「私は軽音部に入ってる」

45: 2009/09/19(土) 22:46:03.98 ID:Lg/U+6J6O
唯「ドラムの田井中律、りっちゃんとベースの秋山澪、澪ちゃんとキーボードの琴吹紬、ムギちゃんと一緒に今日もムギちゃんの持ってくるお菓子でお茶しよう」

唯「これぐらいでいっか」

唯「あっと、カレンダー」

唯「今日は皆で私のギターを買いに行くのか」

46: 2009/09/19(土) 22:48:06.60 ID:Lg/U+6J6O
律「お~い唯!」

唯「あっ!えーと、りっちゃんだ!」

紬「お金は用意できた?」

唯「うん、20万ほど!」

澪「すごい持ってきたな」

唯「やっぱ欲しいと思ったものを買いたいじゃん」

47: 2009/09/19(土) 22:50:13.88 ID:Lg/U+6J6O
律「昨日はあまり金出せないって言ってたじゃん」

唯「あれ?そんなこと言ったっけ?」

紬「言ったわよ、昨日」

唯「今両親が長期で家開けてるから妹との二人暮らしじゃちょっと使いきれないくらいあるんだ」

律「ふーん、まぁ早く楽器屋に行こうぜ」

澪「それもそうだな」

唯「レッツゴー!」

49: 2009/09/19(土) 22:52:32.38 ID:Lg/U+6J6O
すみません
書き溜めなくなかったので恐ろしく投下速度落ちると思います

50: 2009/09/19(土) 22:57:29.40 ID:Lg/U+6J6O
唯「よし!このギターに決めた!」

律「うわ、ギブソンじゃん。高いぞこれ…」

唯「こういうのは直感が大事なんだよ、小さいときによくお母さんにあんたは他の人と違って長く考えてる時間は無いってよく言われたもんだよ」

澪「こういう買い物はよく考えた方がいいんじゃないか?」

唯「いや、これだよ!すみません!これください!」

店員「はいはい!」

律「ほんとにギブソンレスポール買っちゃったよ」

53: 2009/09/19(土) 23:02:14.26 ID:Lg/U+6J6O
澪「まさか1週間でここまで上達するとはな…」

唯「えへへ、澪ちゃんの指導が良かったからだよ!ありがとう澪ちゃん!」

澪「………」カーッ

唯「どうしたの?」

澪「まぁとにかく!家でもちゃんとギター触ってあげなきゃ駄目だぞ?」コホンッ

唯「ほいほいさーでございます」ビシッ

55: 2009/09/19(土) 23:06:09.23 ID:Lg/U+6J6O
翌朝

ジリリリリリ

唯「ほわわわわ」

唯「えーと、私の名前は平沢唯、桜ヶ丘高校の一年生だ」

唯「私には妹の平沢憂がいる。両親と妹の四人暮らしだ。でも両親はよく家を開けるのでほとんど憂と二人暮らしみたいな感じだ」

唯「私には真鍋和という幼馴染みがいる。困ったことがあれば憂か和ちゃんに相談すればいい」

唯「私は軽音部に入ってる」

唯「ドラムの田井中律、りっちゃんとベースの秋山澪、澪ちゃんとキーボードの琴吹紬、ムギちゃんと一緒に今日もムギちゃんの持ってくるお菓子でお茶しよう」

唯「もちろんギターの練習も忘れずに!」

唯「これぐらいかな」

56: 2009/09/19(土) 23:12:42.68 ID:Lg/U+6J6O
放課後

澪「嘘だろ?弾き方、何も覚えてない?」

唯「…うん、ごめん」

澪「謝られても困るよ、唯、この休みに何をして過ごしたんだ?一度もギター触ってないのか?」

唯「…覚えてない」

澪「またそれか、覚えてなかったら何でも許されると思ってるのか?」

唯「だってホントに何も覚えてないんだもん」ポロポロ

澪「泣きながら覚えてないって言えばどうにかなるなんて思ってるんじゃないか?」

唯「!違う!!違うよ…」ポロポロ

60: 2009/09/19(土) 23:14:58.65 ID:Lg/U+6J6O
律「………」

律「今日は休み明けで疲れたしここら辺にしとくか!」

紬「えぇ、そうね」

澪「………」

唯「…ヒッグ……うぅっ」ポロポロ

63: 2009/09/19(土) 23:17:40.68 ID:Lg/U+6J6O
平沢家

唯「…ただいま」

憂「おかえり!ご飯急いで作るね」

唯「今日はいいや」

憂「え?」

唯「ごめん、今日はもう寝るから」

憂「うん、おやすみ…」

憂「………」

64: 2009/09/19(土) 23:23:27.12 ID:Lg/U+6J6O
唯の部屋

唯「なんでなの?」

唯「なんで…全然昨日のこと覚えてないの?」ポロポロ

唯「昨日の夕飯、何だっけ」

唯「…思い出せないよぉ」グスン

唯「うわわわわわん…ヒッグ、昨日のこと、全然、グスッ、思い出せないよぉぉぉ」ポロポロ

66: 2009/09/19(土) 23:27:03.40 ID:Lg/U+6J6O
翌朝

ジリリリリリ

唯「覚えてる…、昨日のことは覚えてる」

唯「あ、習慣付けるように毎日メモを見なきゃいけないんだっけ」

唯「ふむふむ」

唯「カレンダーは…っと、これでよし!」

67: 2009/09/19(土) 23:28:32.71 ID:Lg/U+6J6O
>>65
「うわああああん」のつもりだった…すまん

70: 2009/09/19(土) 23:34:31.17 ID:Lg/U+6J6O
放課後

ガチャ

唯「…おいーっす」

澪「…唯、昨日は、その…すまん」

唯「澪ちゃん…」

澪「もともと言ってたことだもんな。なのについカッとなってしまった、ほんとすまん」

唯「ううん、こっちこそごめんなさい」

澪「唯が謝ることはないんだよ、さぁ、体で覚える為に練習頑張ろう!」

唯「ありがとう、澪ちゃん」


紬律「………」ホッ

75: 2009/09/19(土) 23:39:59.63 ID:Lg/U+6J6O
日曜日

唯「ふうぅ、疲れちゃったぁ」

紬「日曜日とは言え、詰め込みすぎたかしらね」

律「まぁその分濃い練習ができたな!」

澪「お陰で唯も大分弾けるようになったな!」

唯「えへへ、澪ちゃんの指導が良かったからだよ!」

澪「どこかで聞いたようなセリフだなおい」

唯「そお?」

澪(………嫌な予感がする)

77: 2009/09/19(土) 23:42:11.50 ID:Lg/U+6J6O
翌朝

ジリリリリリ

唯「ほぁ!?」


唯「ふむふむ」

唯「カレンダーは…よし、準備万端だ!」

80: 2009/09/19(土) 23:45:23.56 ID:Lg/U+6J6O
放課後

ガラガラ

唯「おいーっす!」

澪「やぁ、唯」

律「おいーっす」

紬「今、お茶入れるわね?」

澪「なぁ、唯。ちょっといいか?」

唯「どうしたの?澪ちゃん」



澪「Cコード押さえてみてくれ」

84: 2009/09/19(土) 23:52:48.46 ID:Lg/U+6J6O
唯「こうでしょ?」

澪「じゃあミュートは?昨日何度も教えたはずだよな?」

律「おい、澪?」

唯「あれ?」

澪「どうしたんだよ、昨日あれだけやったじゃないか」

澪「昨日は普通にできてたじゃないか!なぁ唯!!!」

唯「…ひっ」ビクッ

澪「なんでできないんだ?」

唯「…それは」

澪「答えろよ!!!」

唯「………覚えてないから」

88: 2009/09/20(日) 00:00:02.44 ID:iKxNr01IO
紬「どういうこと?コードは押さえれたじゃない」

澪「なんてことはない、ただ体で覚えただけだよ」

律「そんな、じゃあ」

澪「そういうことなんじゃないのか?」

唯「…え?え?」オロオロ

澪「なぁ、みんな!もうすぐ夏休みだし合宿しないか?」

律「なんだよ、急に」

紬「どうしたの?澪ちゃん」

澪「唯にもちゃんと体で覚えてもらわないといけないしな」

唯「…うん」

澪「そうだな、日程は…土日月曜日なんてどうだ?」

92: 2009/09/20(日) 00:08:48.79 ID:iKxNr01IO
平沢家

唯「今度ね、みんなで合宿やる予定なんだ」

憂「え?いつ?」ガタッ

唯「まだ決まってないんだけど、土日月曜日にやるらしいよ」

憂「だめだよ!」

唯「え?何で?」

憂「何でもだよ!」

唯「それって、私の物覚えが悪いのと関係してるの?」

憂「え?お姉ちゃん?」

唯「いや、ね?澪ちゃんがさ、私がミュート忘れたって言った直後に提案したもんだからさ」

憂「………」

憂「分かった、行ってきなよ」

唯「うん、最初からそのつもりだよ」

唯「………」

憂「………」

95: 2009/09/20(日) 00:15:07.46 ID:iKxNr01IO
そして夏休みの合宿 土曜日

平沢家

憂「…もしもし」

和「あら、憂ちゃん珍しいわね、どうかしたの?」

憂「お姉ちゃんが今日から三日間、軽音部の合宿に行っちゃった」

和「…そんな!どうして?引き留めなかったの?唯にばれるかもしれないわよ!?」

憂「止めたよ、でもお姉ちゃん、私が止めたのを自分の記憶力のせいなのか?って聞いてきたの」

憂「あのまま引き留めても絶対にばれてた」

和「そう…ね、なら、いっそのこと軽音部のみんなには言っておいたほうが良かったのかもね」

憂「………」

97: 2009/09/20(日) 00:23:36.27 ID:iKxNr01IO
合宿二日目 日曜日

澪「お、大分弾けるようになったじゃないか!」

唯「まぁ強化合宿だしね!上手くなってないと困るんだけどね」

澪「明日には…、綺麗さっぱり忘れてたりしてな」

唯「ちょっとぉ、それ酷くない?」

澪「あぁ、すまない」

澪「………」

澪「やっぱり今日で解散にしよう!」

唯「え?」

律「なんなんだよ、お前ちょっとおかしくなっちまったのか?」

紬「そうよ、澪ちゃんが提案したのよ?」
澪「どうしても、今夜をここで明かすことはできない」

律「だーーっ、もう、くそっ!理由ぐらい話せよ」

澪「それを知りたくないからここを早く出なくちゃいけないんだ」

律「………わかったよ、ったく」

98: 2009/09/20(日) 00:27:40.43 ID:iKxNr01IO
バスの中

律「………」イライラ

澪「………」そわそわ

唯「………」ウトウト

唯「…………」ウトウト

唯「ぐー、すかぁー、ぐー、すかぁー」

紬(もう夜中の一時か…、日付変わっちゃったな)

102: 2009/09/20(日) 00:32:16.53 ID:iKxNr01IO
澪「ん?着いたか」

紬「えぇ着きましたよ」

律「ん?唯の奴、寝てやがる。」

澪「え?」

唯「ぐおぉぉぉ、ぐおぉぉぉ」

律「おーい、着いたぞ!唯!」

澪「起こしちゃだめだ!!!」

律「なんだよ、でかい声だして」

唯「ほあああ!?」

澪「しまった…」

律「おーい、もう着いたぞ」

澪「………」

唯「……誰?」

106: 2009/09/20(日) 00:39:08.89 ID:iKxNr01IO
律「おいおい、冗談はよせよ」

唯「…えぇとメモは…っと」

澪「唯、メモってなんだ?」ドクン

唯「え?唯って私のこと?」

澪「…あぁそうだ」ドクンドクン

唯「起きた後はね、必ずメモ見なきゃ駄目なんだ!っていうよりもう習慣だね…、あったメモ!」

唯「あ、なぁんだ!皆は軽音部の人達かぁ」

律「は?」

唯「えーと、あなたがりっちゃんだよね?」

唯「そんで、あなたが澪ちゃん、あなたがムギちゃんだ!」

紬「え?どういう…」

澪「…やっぱり」

108: 2009/09/20(日) 00:42:44.25 ID:iKxNr01IO
澪「ちょっとそのメモ見せてくれ」バサッ

唯「あ、もう…、まだ見てる途中なのに」

澪「記憶のことは書いてないな」

律「どういうことだよ、澪」

澪「唯は多分、日曜日が終わると記憶が無くなるんだ…」

114: 2009/09/20(日) 00:47:25.22 ID:iKxNr01IO
唯「え?何それ」

律「訳分かんないぞ」

紬「…そっか、記憶は無くなっても体に染み付いたことなら」

澪「そういうことだ」

唯「ねぇ、それどういうこと?」

澪「唯、昨日のことは覚えてるか?」

唯「あれ?忘れちゃった」

澪「わかったか律、こういうことだよ」

律「…そんな」

118: 2009/09/20(日) 00:54:23.19 ID:iKxNr01IO
澪「いいか、唯?お前は…、お前の記憶がもつのは日曜日までなんだ」

澪「日曜日を過ぎると全てを忘れるんだ」

唯「…嘘」

澪「メモを見るまで自分の名前すら覚えてなかったろ?」

唯「嘘だよ、嘘だ嘘よ嘘嘘嘘」

澪「………嘘じゃないよ、唯」

唯「うあああああああああああ!!!そんな!そんな!!!日曜日で、今の私は氏んじゃう!」

澪「氏なないよ!!!」

唯「今の私の人格が無くなるなら、何も覚えてないんだったら今の私は氏んだも同然じゃん!!!」

澪「…違う」

唯「嫌だあぁぁぁぁぁぁぁぁ」ポロポロ

紬「…唯ちゃん」

律「………唯」

121: 2009/09/20(日) 00:58:55.43 ID:iKxNr01IO
律「泣き寝入りしちゃった」

唯「………ぐすん」

澪「私がおぶっていくよ、唯には悪いことしちゃった。まさかここまで唯にとってショックだったなんて」

律「澪のせいじゃないよ」

紬「そうよ、こんな言い方したくないけど、良くも悪くも月曜日には何も覚えてないんだから」

澪「………悪いことに決まってるよ」

126: 2009/09/20(日) 01:04:59.85 ID:iKxNr01IO
平沢家

ピンポーン

憂「うう…眠い、誰だろこんな時間に」

ガチャ

憂「はーい」

澪「やぁ、憂ちゃん」

憂「みなさん、それにお姉ちゃん」

憂「やっぱり…、気づきましたか、お姉ちゃんも」

澪「ごめん、私が唯の為だと思って唯に教えたんだ。ここまでパニックになるとは思わなかった。ごめん」

憂「仕方ないことです、それに誰のせいでもないですよ」

憂「とりあえず上がってください、時間大丈夫なら」

澪「………」

律「澪!」

紬「澪ちゃんらしくないわよ」

澪「そうだな、上がらせてもらうよ」

132: 2009/09/20(日) 01:10:32.13 ID:iKxNr01IO
憂「実は前にも似たようなことがあったんです」

澪「え?」

律「そうだったのか」

憂「お姉ちゃんが高校に入学する前日に、両親がもう唯も大人だろうからって話したんです、お姉ちゃんの幼馴染みの和さんも呼んで、日曜日の晩に」

憂「そしたらお姉ちゃん、もうすぐ私は氏ぬって泣き出して…」

澪「今回と一緒だ」

133: 2009/09/20(日) 01:17:17.49 ID:iKxNr01IO
憂「その日から両親は逃げるようにどこかへ行きました」

紬「そんなことが…」

律「やっぱり生まれつきなの?」

憂「いえ、お姉ちゃんが小さいとき、三歳のときだったかな?45度の高熱を出したんです」

澪「な…」

憂「両親も…、医者ももう駄目だと諦めかけてたんですが」

憂「奇跡的に熱は下がりました」

憂「しかし、高熱を出したときに脳の一部が溶け出したみたいで」

憂「1週間毎に記憶をリセットしないと脳が容量オーバーでパンクするみたいなんです」

律「そんな話が…」

138: 2009/09/20(日) 01:21:34.98 ID:iKxNr01IO
澪「………そんな」

紬「………」

律「………」

憂「この話を知っているのは家族と和さんとあなたたちだけです」

憂「ただ、いつかはお姉ちゃんにも知ってもらわなきゃ駄目だと思うんです」

憂「ちゃんと、お姉ちゃんの手で、お姉ちゃんのメモに書いてほしいんです」

澪「憂ちゃん…」


ドタドタドタ

唯「たっ、大変だよ~」

唯「文化祭まで後1ヶ月しか無いよ!」

澪「ゆ、唯?」

143: 2009/09/20(日) 01:27:20.22 ID:iKxNr01IO
唯「あれ?澪ちゃんにりっちゃんにムギちゃん!みんなどうしたの?」

澪「唯こそどうしたんだ?急に」

唯「え?いや、目覚ましが鳴ったからさ」
憂「え?あ、もう朝だ…」

律「うわ、ホントだ」

紬「これ遅刻ですよ~」アセアセ

澪「今日は帰ろう!お邪魔しました」

紬律「お邪魔しました!」

唯「みんな行っちゃった、何してたんだろ」

憂「お姉ちゃん、もう大丈夫なの?」

唯「………」

147: 2009/09/20(日) 01:32:59.34 ID:iKxNr01IO
唯「ねぇ?憂?部活やってる私は楽しそうだった?」

憂「…うん、物凄く」

唯「じゃあ大丈夫だよ!例え今の私を忘れちゃっても、1週間経っても、また楽しい日々が続くんだよ!」

憂「…お姉ちゃん」

唯「それに今の私が氏んだとしても、生まれ変わった1週間後の私がまた生きるんだ!何も悲しくないよ」

憂「………お姉ちゃん」ポロポロ

唯「えぇぇ!?どうしたの?憂!」

憂「ううん、何でもないよ、今朝食作るから先に顔洗ってきて?」

唯「了解でありまする!」

148: 2009/09/20(日) 01:38:54.35 ID:iKxNr01IO
音楽室

唯「決めたんだ、私!今を生きるって!」

澪「そうか…良かった………ごめんなぁ、唯ぃ」ポロポロ

唯「澪ちゃん、おーよしよし」ナデナデ

律「まぁ一件落着…かな?」

唯「違うよ!文化祭!!!後1ヶ月だよ?」

紬「あ、そういえば」

律「まぁ幸い今週一杯は夏休みだ!詰め込み練習やるぞ!」

唯「おーっ!私も早く体で覚えないとねぇ!」

152: 2009/09/20(日) 01:43:45.61 ID:iKxNr01IO
そして


唯「いよいよ、今週の日曜日だね!」

澪「あぁ」ドキドキ

律「まぁ楽しもうや」

紬「うふふ、今から楽しみだわ」

澪「唯!今週は細かいテクニックを覚えてもらう」

唯「うん!なんたって文化祭で演奏するのは今の私!なんだからね」

律「………唯…」

153: 2009/09/20(日) 01:46:20.97 ID:iKxNr01IO
金曜日

澪「うん、この様子なら!大丈夫そうだぞ」

律「あぁ、唯!やるじゃねぇか」

紬「凄いわ!唯ちゃん」

唯「………」フラフラ



バタッ

155: 2009/09/20(日) 01:51:43.02 ID:iKxNr01IO
保健室

唯「………う~ん、ここは」

澪「唯!!!」

唯「…澪ちゃん、みんなぁ」

律「良かった、気がついたか」ホッ

唯「そうだ!私、練習中に倒れたんだ」ガバッ

紬「起きちゃだめよ!凄い熱なのよ?」

唯「でも、文化祭まで時間が…」

澪「そうだ、時間が無いから早く治すんだぞ?」

唯「…澪ちゃん」

157: 2009/09/20(日) 01:58:16.76 ID:iKxNr01IO
澪「迂闊だったよ、これは知恵熱だ」

唯「知恵…熱?」

澪「あぁ、一度に脳の容量を超えるまで詰め込み過ぎたんだよ、それで耐えきれなくなって脳がパンクしたんだ」

唯「…うああ」ガタガタ

澪「どうした唯!」

唯「うああ、この感覚…あああ…知ってる、ああああ、体が、ああ、覚えてる」

唯「熱は、あああ、何度、あああ、なの?」

律「………45度だ」

164: 2009/09/20(日) 02:04:07.56 ID:iKxNr01IO
唯「うあああああああ、やっぱり、あああ、もし、熱が、あああああ、引いたとしても、ああああ」

唯「演奏するのは、あああああ、今の私じゃ、ああああ、無いんだろうな、あああ」
澪「唯!」

紬「私、先生呼んでくるっ」

唯「でも、ああああああああああ、大丈夫、ああああああ、だよ?」

唯「ああああ、次の私に、ああああ、バトンタッチ…できる準備は………できてるから………」

澪「おい、唯!唯!!!」

唯「澪!気を失ってるだけだ!」

澪「………」

171: 2009/09/20(日) 02:09:12.06 ID:iKxNr01IO
唯「えーと、私の名前は平沢唯、桜ヶ丘高校の一年生だ」

唯「私には妹の平沢憂がいる。両親と妹の四人暮らしだ。でも両親はよく家を開けるのでほとんど憂と二人暮らしみたいな感じだ」

唯「私には真鍋和という幼馴染みがいる。困ったことがあれば憂か和ちゃんに相談すればいい」

唯「私は軽音部に入ってる」

唯「ドラムの田井中律、りっちゃんとベースの秋山澪、澪ちゃんとキーボードの琴吹紬、ムギちゃんと一緒に今日もムギちゃんの持ってくるお菓子でお茶しよう」

唯「もちろんギターの練習も忘れずに!」
唯「今の私は1週間後には記憶が無くなるけど、それは悲しいことなんかじゃないから気にしないで!」

唯「これでいっか、あっと、カレンダー…なんか違和感がある」

173: 2009/09/20(日) 02:10:22.19 ID:iKxNr01IO
>>164
あああああああ間違えました

律「澪!気を失ってるだけだ!」が本物です

175: 2009/09/20(日) 02:13:44.72 ID:iKxNr01IO
唯「ここは…、病院…かな」

ガチャ

ナース「あっ、気がついたの!?」

唯「えっと、私」

ナース「ちょっと待っててね?あ、体温計っておいて?」

唯「…はい」

177: 2009/09/20(日) 02:14:53.94 ID:iKxNr01IO
>>174
これは誤爆ではないです、はい

180: 2009/09/20(日) 02:19:05.71 ID:iKxNr01IO
医者「おう、気がついたかかい、体温は?」

唯「36度5分です」

医者「…信じられん、気分は」

唯「何かムズムズします、家のカレンダーを見てないからかも」

医者「そうかそうか、少し検査があるから少しの間、入院してもらうよ?」

唯「はい」

183: 2009/09/20(日) 02:27:35.08 ID:iKxNr01IO
ガチャ

憂「お姉ちゃん!?」

律「唯!」

澪「唯ぃ、ぐすん」

紬「唯ちゃん!」

唯「みんなぁ!あっ、憂!カレンダーある?」

憂「うん、ちゃんと持ってきたよ」

………

唯「ねぇ、今日、何月何日?」

憂「10月4日だけど」

唯「文化祭の2日前からチェックされてないんだけど」

憂「お姉ちゃん、まる1週間寝込んでたから」

唯「じゃあ、文化祭は?出たんだよね?」
澪「…唯」



律「文化祭は辞退したよ」

186: 2009/09/20(日) 02:33:12.46 ID:iKxNr01IO
唯「…そんな」

澪「唯」

唯「………」

律「今年だけじゃないからだよ」

唯「え?」

律「後、二回も文化祭あるじゃん!今回は見送っても、残りの二回が最高ならいいじゃんか!」

唯「…りっちゃん」

医者「ご家族の方は…」

憂「訳あって妹の私一人です」

医者「そうですか、ちょっと来てください」

187: 2009/09/20(日) 02:39:03.97 ID:iKxNr01IO
憂「そうですか、3日が限界…ですか」

医者「恐らくそれ以上の時間の記憶は今の脳では耐えれないでしょう」

憂「でも、お姉ちゃん言ってました。たとえ1週間後に記憶が無くなっても次の自分が楽しい人生を生きてるんだから大丈夫だって!」

医者「………」

憂「だから、それが3日になってもお姉ちゃんの言うことは変わらないと思います」

医者「お強い方だ。あなたたち二人とも…」

190: 2009/09/20(日) 02:45:22.91 ID:iKxNr01IO
一年後

唯「えーと、私の名前は平沢唯、桜ヶ丘高校の二年生だ」

唯「私には妹の平沢憂がいる。両親と妹の四人暮らしだ。でも両親はよく家を開けるのでほとんど憂と二人暮らしみたいな感じだ」

唯「私には真鍋和という幼馴染みがいる」

唯「私は軽音部に入ってる」

唯「ドラムの田井中律、りっちゃんとベースの秋山澪、澪ちゃんとキーボードの琴吹紬、ムギちゃん、後輩でギターの中野梓、あずにゃんがいる」

唯「困ったことがあればみんなに相談すればいい」

唯「もちろんギターの練習も忘れずに!」

唯「今の私は三日後には記憶が無くなるけど、それは悲しいことなんかじゃないから気にしないで!」

191: 2009/09/20(日) 03:02:18.11 ID:iKxNr01IO
唯「えーと、カレンダーカレンダー!」


唯「!?」


唯「そっかぁ、今日は文化祭なのかぁ」



   ~fin~

193: 2009/09/20(日) 03:03:16.18 ID:+MZ09ltX0
乙!

196: 2009/09/20(日) 03:04:00.26 ID:iKxNr01IO
まさか最後の最後にさるをくらうとは思っていなかった…

引用元: 唯「…私の名前は平沢唯」