1: 2010/06/09(水) 13:59:44.95 ID:HncYTn3j0
授業中。
唯「あ、教科書忘れちった。和ちゃん教科書見して~」
和「前後の席で見せ合うって無理あるでしょ」
唯「そっか。
じゃあ立花さん見せて!」
姫子「え……いいけど」
唯「わーい」
唯「あ、教科書忘れちった。和ちゃん教科書見して~」
和「前後の席で見せ合うって無理あるでしょ」
唯「そっか。
じゃあ立花さん見せて!」
姫子「え……いいけど」
唯「わーい」
2: 2010/06/09(水) 14:03:32.29 ID:HncYTn3j0
机を寄せ合う二人。
姫子「はい」
唯「ありがとー」
姫子「……」
唯「……」
姫子「……」
唯「英語の授業って退屈だよね~」
姫子「そうね」
唯「この先生の話聞いてると眠くなるよね~」
姫子「うん」
唯「世界が嫉妬する髪へ」
姫子「へぇ」
唯「もー、立花さん反応薄い~」
和「……」
姫子「はい」
唯「ありがとー」
姫子「……」
唯「……」
姫子「……」
唯「英語の授業って退屈だよね~」
姫子「そうね」
唯「この先生の話聞いてると眠くなるよね~」
姫子「うん」
唯「世界が嫉妬する髪へ」
姫子「へぇ」
唯「もー、立花さん反応薄い~」
和「……」
3: 2010/06/09(水) 14:08:17.17 ID:HncYTn3j0
姫子「ていうかいま授業中なんだけど。話しかけないでよ」
唯「えっ、立花さんってけっこう真面目なタイプ?」
姫子「そうじゃないけど……
目ぇ付けられて起こられたら嫌でしょ」
先生「こら、平沢、立花。さっきからうるさいぞー」
姫子「……ほら、怒られた」
唯「あうぅ」
姫子「静かにしててよ」
唯「はーい(小声)」
姫子「……」
唯「……」
姫子「……」カチカチ
唯「あっ立花さん携帯いじってる」
唯「えっ、立花さんってけっこう真面目なタイプ?」
姫子「そうじゃないけど……
目ぇ付けられて起こられたら嫌でしょ」
先生「こら、平沢、立花。さっきからうるさいぞー」
姫子「……ほら、怒られた」
唯「あうぅ」
姫子「静かにしててよ」
唯「はーい(小声)」
姫子「……」
唯「……」
姫子「……」カチカチ
唯「あっ立花さん携帯いじってる」
4: 2010/06/09(水) 14:13:25.16 ID:HncYTn3j0
姫子「いいでしょ別に」
唯「あー、さっきは私に
『授業中だから静かにしろ』って怒ってたくせに」
姫子「携帯いじってても静かでしょ。
ていうかさっきからうるさい。黙ってて」
唯「逆に怒られた」
姫子「ったく……」カチカチ
唯「……」
姫子「……」カチカチ
唯「……」
姫子「……」カチカチ
先生「えー、で、だからつまりここがこうなる。
では次に演習問題をやってもらおうかな……
じゃあ、立花」
姫子「えっ」
唯「あー、さっきは私に
『授業中だから静かにしろ』って怒ってたくせに」
姫子「携帯いじってても静かでしょ。
ていうかさっきからうるさい。黙ってて」
唯「逆に怒られた」
姫子「ったく……」カチカチ
唯「……」
姫子「……」カチカチ
唯「……」
姫子「……」カチカチ
先生「えー、で、だからつまりここがこうなる。
では次に演習問題をやってもらおうかな……
じゃあ、立花」
姫子「えっ」
5: 2010/06/09(水) 14:18:46.46 ID:HncYTn3j0
先生「どうした、立花。
ちゃんと授業を聞いてれば答えられるはずだぞ? ん?」
姫子「えー……と」
唯「答えは3番だよ、立花さん!」ヒソヒソ
姫子「え、あ、3番です」
先生「うん、正解だ。
少し難しい問題だったが良くできたな」
姫子「あ、ありがとう平沢さん」
唯「えへへー、ここのページは
昨日みんなで予習したからねっ」
姫子「みんなって、軽音部の?」
唯「うん、そうだよー。
立花さんもちゃんと予習しなきゃだめだよー」
姫子「分かってるわよ。
答え教えてくれて、ありがとう」
唯「えへへー」
ちゃんと授業を聞いてれば答えられるはずだぞ? ん?」
姫子「えー……と」
唯「答えは3番だよ、立花さん!」ヒソヒソ
姫子「え、あ、3番です」
先生「うん、正解だ。
少し難しい問題だったが良くできたな」
姫子「あ、ありがとう平沢さん」
唯「えへへー、ここのページは
昨日みんなで予習したからねっ」
姫子「みんなって、軽音部の?」
唯「うん、そうだよー。
立花さんもちゃんと予習しなきゃだめだよー」
姫子「分かってるわよ。
答え教えてくれて、ありがとう」
唯「えへへー」
6: 2010/06/09(水) 14:25:37.01 ID:HncYTn3j0
昼休み。
唯「和ちゃーん、お昼ごはん食べよ」
和「ええ、いいわよ。
今日は偶然にも澪と律とムギが休みだから、
久々にふたりだけの食事ね」
唯「何その説明口調」
和「気にしないで」
唯「和ちゃんのお弁当、今日も美味しそうだね」
和「そうかしら。
憂の作ったお弁当のほうが美味しそうじゃない?」
唯「隣りの芝は青いんだよ和ちゃん」
和「あ、そう」
姫子「……」がたっ
唯「あ、立花さーん。
立花さんも一緒にお昼ごはん食べようよ~」
姫子「えっ」
和「……」
唯「和ちゃーん、お昼ごはん食べよ」
和「ええ、いいわよ。
今日は偶然にも澪と律とムギが休みだから、
久々にふたりだけの食事ね」
唯「何その説明口調」
和「気にしないで」
唯「和ちゃんのお弁当、今日も美味しそうだね」
和「そうかしら。
憂の作ったお弁当のほうが美味しそうじゃない?」
唯「隣りの芝は青いんだよ和ちゃん」
和「あ、そう」
姫子「……」がたっ
唯「あ、立花さーん。
立花さんも一緒にお昼ごはん食べようよ~」
姫子「えっ」
和「……」
7: 2010/06/09(水) 14:34:45.46 ID:HncYTn3j0
姫子「あー……私、購買行くから」
唯「じゃあ戻ってくるまで待ってるよ!」
姫子「いやいいよ、時間かかるし」
唯「大丈夫だよ、待つよ~。
ね、和ちゃん」
和「……唯、無理に誘うのは良くないわ。
立花さんもああ言ってるし」
唯「えー、でもー」
姫子「ごめんね、じゃ」たたっ
唯「あ、立花さーん……いっちゃった」
和「じゃ、食べましょうか」
唯「うん……」
和「……唯、立花さんと仲良かったの?」
唯「? ううん、さっきの英語の時間に初めて話したよ。
でももっといっぱいお話したいな~って思って」
和「……そう」
唯「じゃあ戻ってくるまで待ってるよ!」
姫子「いやいいよ、時間かかるし」
唯「大丈夫だよ、待つよ~。
ね、和ちゃん」
和「……唯、無理に誘うのは良くないわ。
立花さんもああ言ってるし」
唯「えー、でもー」
姫子「ごめんね、じゃ」たたっ
唯「あ、立花さーん……いっちゃった」
和「じゃ、食べましょうか」
唯「うん……」
和「……唯、立花さんと仲良かったの?」
唯「? ううん、さっきの英語の時間に初めて話したよ。
でももっといっぱいお話したいな~って思って」
和「……そう」
8: 2010/06/09(水) 14:42:54.42 ID:HncYTn3j0
放課後。
さわ子「はい、じゃあHRはこれで終わり。
みなさん、さようなら」
生徒「さよならー」
生徒「さよーならー」
生徒「あーやっと終わったー」
生徒「つかれた帰ろー」
ざわざわ
唯「立花さん! 一緒に帰ろ!」
姫子「えっ?」
唯「ダメかな?」
姫子「いや、ダメ……じゃないけど。
部活はいいの?」
唯「今日は澪ちゃんたち欠席だから中止だよ~」
姫子「あ、そう……」
和「……」
さわ子「はい、じゃあHRはこれで終わり。
みなさん、さようなら」
生徒「さよならー」
生徒「さよーならー」
生徒「あーやっと終わったー」
生徒「つかれた帰ろー」
ざわざわ
唯「立花さん! 一緒に帰ろ!」
姫子「えっ?」
唯「ダメかな?」
姫子「いや、ダメ……じゃないけど。
部活はいいの?」
唯「今日は澪ちゃんたち欠席だから中止だよ~」
姫子「あ、そう……」
和「……」
10: 2010/06/09(水) 14:47:55.02 ID:HncYTn3j0
唯「ねー、一緒に帰ろうよ」
姫子「別にいいけど……」
唯「わーい、やったー!
和ちゃんも一緒に帰ろ~!」
和「あ、私は生徒会あるから」
唯「そっかー、残念。
じゃあ二人で帰ろっか、立花さん」
姫子「え、うん……」
唯「じゃあねー、和ちゃん」
和「うん、また明日…………
……………………」
音楽室。
梓「誰も来ない……」
姫子「別にいいけど……」
唯「わーい、やったー!
和ちゃんも一緒に帰ろ~!」
和「あ、私は生徒会あるから」
唯「そっかー、残念。
じゃあ二人で帰ろっか、立花さん」
姫子「え、うん……」
唯「じゃあねー、和ちゃん」
和「うん、また明日…………
……………………」
音楽室。
梓「誰も来ない……」
12: 2010/06/09(水) 14:53:09.89 ID:HncYTn3j0
帰り道。
唯「立花さんっていえどこなの?」
姫子「あー……中村橋を越えたとこ」
唯「へー、けっこう遠いんだね」
姫子「まあね」
唯「私はけっこう近いよ~」
姫子「へえ……
ところで平沢さん」
唯「なに?」
姫子「なんで私のこと誘ったの?」
唯「え、だめだったかな?
もっといっぱいお話したいなって、思ったんだけど」
姫子「ああ、いや別にダメってわけじゃないけど……ちょっと気になって。
今まで全然話したことなんてなかったし」
唯「そういえばそうだねー、
せっかく隣の席だったのに」
唯「立花さんっていえどこなの?」
姫子「あー……中村橋を越えたとこ」
唯「へー、けっこう遠いんだね」
姫子「まあね」
唯「私はけっこう近いよ~」
姫子「へえ……
ところで平沢さん」
唯「なに?」
姫子「なんで私のこと誘ったの?」
唯「え、だめだったかな?
もっといっぱいお話したいなって、思ったんだけど」
姫子「ああ、いや別にダメってわけじゃないけど……ちょっと気になって。
今まで全然話したことなんてなかったし」
唯「そういえばそうだねー、
せっかく隣の席だったのに」
13: 2010/06/09(水) 15:00:00.09 ID:HncYTn3j0
姫子「まあ、席が隣だってだけであんまり接点ないし」
唯「接点か~。
立花さんはギター好き?」
姫子「あんまり音楽は興味ない」
唯「そっかー、うーん……
放課後はいっつも何やってるの?」
姫子「バイトしてる」
唯「えっ、すごいねー、どこで?」
姫子「近所のファミレス」
唯「へー、すごーい……
バイトしてるなんて大人だね~」
姫子「そんなことないでしょ……
バイトくらいみんなやってる」
唯「いやー、でもすごいよー。
立花さん大人っぽいと思ってたけど、
バイトしてたからだったんだね~」
姫子「バイトのせいじゃないと思う…………ただ1コ上なだけだし」
唯「え?」
唯「接点か~。
立花さんはギター好き?」
姫子「あんまり音楽は興味ない」
唯「そっかー、うーん……
放課後はいっつも何やってるの?」
姫子「バイトしてる」
唯「えっ、すごいねー、どこで?」
姫子「近所のファミレス」
唯「へー、すごーい……
バイトしてるなんて大人だね~」
姫子「そんなことないでしょ……
バイトくらいみんなやってる」
唯「いやー、でもすごいよー。
立花さん大人っぽいと思ってたけど、
バイトしてたからだったんだね~」
姫子「バイトのせいじゃないと思う…………ただ1コ上なだけだし」
唯「え?」
16: 2010/06/09(水) 15:05:22.07 ID:HncYTn3j0
姫子「……」
唯「え? 1コ上って? 何が?」
姫子「あ、知らないんだ……
私が留年してるってこと」
唯「え、留年してたの? 全然知らなかったよ!」
姫子「うん、留年してるの」
唯「でもなんで留年したの?
成績悪かったの? 病気で入院してたとか?」
姫子「……」
唯「え、あ、ご、ごめんね。
だめだよね、こんなプライヴァスィーのことに踏み込んじゃ……えへへ」
姫子「いや、別にいいよ。
ただタバコやって何回か停学くらってただけ。あとバイク。
うちの学校バイク禁止だから」
唯「ふーん、そうなんだ……
ごめんね、変なこと聞いちゃって」
姫子「いいよ、別に気にしなくても……」
唯「え? 1コ上って? 何が?」
姫子「あ、知らないんだ……
私が留年してるってこと」
唯「え、留年してたの? 全然知らなかったよ!」
姫子「うん、留年してるの」
唯「でもなんで留年したの?
成績悪かったの? 病気で入院してたとか?」
姫子「……」
唯「え、あ、ご、ごめんね。
だめだよね、こんなプライヴァスィーのことに踏み込んじゃ……えへへ」
姫子「いや、別にいいよ。
ただタバコやって何回か停学くらってただけ。あとバイク。
うちの学校バイク禁止だから」
唯「ふーん、そうなんだ……
ごめんね、変なこと聞いちゃって」
姫子「いいよ、別に気にしなくても……」
17: 2010/06/09(水) 15:11:51.98 ID:HncYTn3j0
唯「……」
姫子「……」
唯「……」
姫子(空気が……氏んだ)
唯「……」
姫子「あー……なんかごめん……
同じ学年とはいえ、年上と一緒にいるのってアレだよね。
私、こっちから帰るから」
唯「あっ、違うの、そういうのじゃなくて。
ただ変なこと聞いて申し訳ないなって思って……」
姫子「それは気にしなくていいってば」
唯「分かった、もう気にしない。
だから立花さんも私に気つかわないで!」
姫子「へっ」
唯「立花さん年上でも、私気にしないから!
同じ教室で隣同士のクラスメイトだもん!
大事なお友達だもんね」
姫子「と、友達……」
姫子「……」
唯「……」
姫子(空気が……氏んだ)
唯「……」
姫子「あー……なんかごめん……
同じ学年とはいえ、年上と一緒にいるのってアレだよね。
私、こっちから帰るから」
唯「あっ、違うの、そういうのじゃなくて。
ただ変なこと聞いて申し訳ないなって思って……」
姫子「それは気にしなくていいってば」
唯「分かった、もう気にしない。
だから立花さんも私に気つかわないで!」
姫子「へっ」
唯「立花さん年上でも、私気にしないから!
同じ教室で隣同士のクラスメイトだもん!
大事なお友達だもんね」
姫子「と、友達……」
18: 2010/06/09(水) 15:17:36.10 ID:HncYTn3j0
唯「あ、ダメ……? 友達……」
姫子「えっ、ううん、そんなことないよ……
まさかそんなこと言われるなんて思ってなかったから……その」
唯「あっ、立花さん顔赤いよ!」
姫子「こっ、これは……違」
唯「えへへー、立花さんってカッコイイ系だと思ってたけど、
けっこう可愛いよねっ」
姫子「もう、からかわないで」
唯「へへ、ごめんごめん。
そうだ、あのさ」
姫子「何?」
唯「下の名前で呼んでもいい……?」
姫子「うん、いいよ」
唯「わーい、姫子ちゃんっ」
姫子「唯」
唯「えっへへー」
姫子「ふふっ」
姫子「えっ、ううん、そんなことないよ……
まさかそんなこと言われるなんて思ってなかったから……その」
唯「あっ、立花さん顔赤いよ!」
姫子「こっ、これは……違」
唯「えへへー、立花さんってカッコイイ系だと思ってたけど、
けっこう可愛いよねっ」
姫子「もう、からかわないで」
唯「へへ、ごめんごめん。
そうだ、あのさ」
姫子「何?」
唯「下の名前で呼んでもいい……?」
姫子「うん、いいよ」
唯「わーい、姫子ちゃんっ」
姫子「唯」
唯「えっへへー」
姫子「ふふっ」
19: 2010/06/09(水) 15:24:20.31 ID:HncYTn3j0
翌日、教室。
ガラッ
和「おはよう、ゆ……い」
唯「あ、おはよー和ちゃーん」ぎゅーっ
姫子「ま、真鍋さん……おはよう」
和「何やってるの、唯」
唯「何って、姫子ちゃんに抱きついてる」
和(姫子……ちゃん……!?)
姫子「あはは……」
和「唯、離れなさい。
立花さんが迷惑してるでしょ」
姫子「あ、私は大丈夫だから」
唯「そーだよー。
私たち友達だもんね~姫子ちゃん!」
姫子「うん、そうだね」
和「……………………」
ガラッ
和「おはよう、ゆ……い」
唯「あ、おはよー和ちゃーん」ぎゅーっ
姫子「ま、真鍋さん……おはよう」
和「何やってるの、唯」
唯「何って、姫子ちゃんに抱きついてる」
和(姫子……ちゃん……!?)
姫子「あはは……」
和「唯、離れなさい。
立花さんが迷惑してるでしょ」
姫子「あ、私は大丈夫だから」
唯「そーだよー。
私たち友達だもんね~姫子ちゃん!」
姫子「うん、そうだね」
和「……………………」
20: 2010/06/09(水) 15:30:45.49 ID:HncYTn3j0
…………
さわ子「じゃあ朝のHRはこれで終わり。
今日も一日頑張ってね~!」
わいわいがやがや
姫子「じゃね、唯」
唯「あれ、移動教室?」
姫子「うん、私化学とってるから」
唯「そっかー、じゃあまた後でね~」
姫子「うん」
唯「私たちは生物だね、和ちゃん」
和「え、うん、そうね……」
唯「どしたの?」
和「あー、なんていうか……
唯、立花さんと仲いいの?」
さわ子「じゃあ朝のHRはこれで終わり。
今日も一日頑張ってね~!」
わいわいがやがや
姫子「じゃね、唯」
唯「あれ、移動教室?」
姫子「うん、私化学とってるから」
唯「そっかー、じゃあまた後でね~」
姫子「うん」
唯「私たちは生物だね、和ちゃん」
和「え、うん、そうね……」
唯「どしたの?」
和「あー、なんていうか……
唯、立花さんと仲いいの?」
22: 2010/06/09(水) 15:39:48.65 ID:HncYTn3j0
唯「うん、そうなんだー。
昨日一緒に帰って仲良くなったんだよ~!」
和「ふーん……
言いにくいんだけどさ、唯……」
唯「なに?」
和「立花さんと仲良くするのはやめておきなさい」
唯「えっ……な、なんで!?」
和「なんで、って……知ってるでしょ。
あの人、留年してるのよ」
唯「それは昨日姫子ちゃんから聞いたけど……
なんで留年してたら仲良くしちゃいけないの?」
和「私生徒会だからよく知ってるんだけど、
立花さん去年タバコで何度も謹慎処分くらってたのよ。
それにバイクの免許もとったりしてて、
授業も出席日数ギリギリしか出てなかったのよ。
あとちょっとで退学になるところだったらしいわ」
唯「……姫子ちゃんがそういう悪い子だから、
仲良くするなってこと?」
和「ええ、そうよ。
友達は選ばなきゃダメよ、唯。
あんたの世間体にも関わってくるんだから」
昨日一緒に帰って仲良くなったんだよ~!」
和「ふーん……
言いにくいんだけどさ、唯……」
唯「なに?」
和「立花さんと仲良くするのはやめておきなさい」
唯「えっ……な、なんで!?」
和「なんで、って……知ってるでしょ。
あの人、留年してるのよ」
唯「それは昨日姫子ちゃんから聞いたけど……
なんで留年してたら仲良くしちゃいけないの?」
和「私生徒会だからよく知ってるんだけど、
立花さん去年タバコで何度も謹慎処分くらってたのよ。
それにバイクの免許もとったりしてて、
授業も出席日数ギリギリしか出てなかったのよ。
あとちょっとで退学になるところだったらしいわ」
唯「……姫子ちゃんがそういう悪い子だから、
仲良くするなってこと?」
和「ええ、そうよ。
友達は選ばなきゃダメよ、唯。
あんたの世間体にも関わってくるんだから」
26: 2010/06/09(水) 15:51:39.19 ID:HncYTn3j0
唯「せ、世間体って……
私、そんな考えで友達作りたくないよ。
ただ姫子ちゃんと仲良くしたいから仲良くしてるの!」
和「私は唯のためを思って言ってるのよ。
あんな不良と友達になるのは、唯にとって良くないわ」
唯「私にとって良いか悪いかなんて、
和ちゃんが決めることじゃないよ!」
和「あんたが不良と付き合ってるって知ったら、憂だって悲しむわよ」
唯「憂は関係ないじゃん!」
和「関係あるわよ。いいから立花さんと仲良くするのはやめなさい!
あんな不良と友達になるんじゃありません!」
唯「やだ! 姫子ちゃん良い子だもん!
私は姫子ちゃんと仲良くしたいのっ!」
和「唯っ!」
唯「和ちゃんの馬鹿! あんぽんたん! ババア声! 高校デビュー!
もういいよ! 和ちゃんなんて大っきらい!!! ふん!!!」
和「唯っ……」
キーンコーンカーンコーン
先生「はーい授業始めるぞー」
私、そんな考えで友達作りたくないよ。
ただ姫子ちゃんと仲良くしたいから仲良くしてるの!」
和「私は唯のためを思って言ってるのよ。
あんな不良と友達になるのは、唯にとって良くないわ」
唯「私にとって良いか悪いかなんて、
和ちゃんが決めることじゃないよ!」
和「あんたが不良と付き合ってるって知ったら、憂だって悲しむわよ」
唯「憂は関係ないじゃん!」
和「関係あるわよ。いいから立花さんと仲良くするのはやめなさい!
あんな不良と友達になるんじゃありません!」
唯「やだ! 姫子ちゃん良い子だもん!
私は姫子ちゃんと仲良くしたいのっ!」
和「唯っ!」
唯「和ちゃんの馬鹿! あんぽんたん! ババア声! 高校デビュー!
もういいよ! 和ちゃんなんて大っきらい!!! ふん!!!」
和「唯っ……」
キーンコーンカーンコーン
先生「はーい授業始めるぞー」
27: 2010/06/09(水) 15:57:45.34 ID:HncYTn3j0
昼休み。
唯「ふはー、やっとお昼だー」
和「唯、お昼ご飯……」
唯「姫子ちゃん!! 一緒に購買行こう!!」
姫子「えっ!? でも唯はお弁当……」
唯「お弁当も一緒に持っていくから!!
今日も偶然澪ちゃんたち休みだから大丈夫!!」
和「ちょっと唯! 待ちなさい!」
姫子「真鍋さんが呼んで……」
唯「あんなのほっといていいから!
ほら早く行くよ、姫子ちゃん!!」だだっ
姫子「ちょ、ちょっと待って唯……」
和「……」
唯「ふはー、やっとお昼だー」
和「唯、お昼ご飯……」
唯「姫子ちゃん!! 一緒に購買行こう!!」
姫子「えっ!? でも唯はお弁当……」
唯「お弁当も一緒に持っていくから!!
今日も偶然澪ちゃんたち休みだから大丈夫!!」
和「ちょっと唯! 待ちなさい!」
姫子「真鍋さんが呼んで……」
唯「あんなのほっといていいから!
ほら早く行くよ、姫子ちゃん!!」だだっ
姫子「ちょ、ちょっと待って唯……」
和「……」
28: 2010/06/09(水) 16:04:14.31 ID:HncYTn3j0
食堂。
唯「いただきまーす」
姫子「いただきます」
唯「姫子ちゃん良かったね~、
ゴールデンチョコパン買えて」
姫子「ああ、うん……
珍しかったからつい買っちゃった」
唯「良かったね~」
姫子「うん」
唯「良かったね~……」
姫子「……一口食べる?」
唯「えっ!? いいの!?」
姫子「うん、一口だけね」
唯「わーい、ありがとー」ぱくっ
姫子「どう?」
唯「おいしー!」
唯「いただきまーす」
姫子「いただきます」
唯「姫子ちゃん良かったね~、
ゴールデンチョコパン買えて」
姫子「ああ、うん……
珍しかったからつい買っちゃった」
唯「良かったね~」
姫子「うん」
唯「良かったね~……」
姫子「……一口食べる?」
唯「えっ!? いいの!?」
姫子「うん、一口だけね」
唯「わーい、ありがとー」ぱくっ
姫子「どう?」
唯「おいしー!」
29: 2010/06/09(水) 16:09:21.29 ID:HncYTn3j0
姫子「そういえばさっき、真鍋さんなんか呼んでたみたいだけど」
唯「いいのいいの、
和ちゃんのことなんか気にしなくて」
姫子「ふうん……?」
唯「私もお弁当食べよ~」ぱかっ
姫子「わっ、美味しそうだね。唯のお弁当」
唯「えへ、そうかなー」
姫子「お母さんお料理上手なんだね」
唯「あ、これ作ったの妹なんだ~。
うちお母さんいないから」
姫子「え、あ、そ、そうなんだ……
なんかごめん」
唯「お父さんといっつも海外行っててさー。
全然家にいないんだよね~」
姫子「あ、そういうこと……」
唯「いいのいいの、
和ちゃんのことなんか気にしなくて」
姫子「ふうん……?」
唯「私もお弁当食べよ~」ぱかっ
姫子「わっ、美味しそうだね。唯のお弁当」
唯「えへ、そうかなー」
姫子「お母さんお料理上手なんだね」
唯「あ、これ作ったの妹なんだ~。
うちお母さんいないから」
姫子「え、あ、そ、そうなんだ……
なんかごめん」
唯「お父さんといっつも海外行っててさー。
全然家にいないんだよね~」
姫子「あ、そういうこと……」
30: 2010/06/09(水) 16:18:47.08 ID:HncYTn3j0
唯「姫子ちゃんのお母さんは? どんな人?」
姫子「ろくでなしだよ。
私が10歳のときに不倫して離婚した」
唯「へえー」
姫子「そのときお母さんのほうに付いてったのが間違いだったな。
新しいお父さんもろくでなしでさー、酒飲んでばっか」
唯「ふーん……」
姫子「まあそれで色々嫌になって、
中学の頃から悪いことばっかしてたな~」
唯「タバコとか?」
姫子「タバコは高校入ってからだよ。
中学の時は授業サボってゲーセン行ったりとか……
はは、こんなこと人に話すの初めてだ」
唯「そーなんだ。
もっと聞きたいな、姫子ちゃんの話!」
姫子「別に話してもいいけど……
もう昼休み終わっちゃいそうだよ」
唯「うわ、急いで食べなきゃ……」もぐもぐ
姫子「ふふ」
姫子「ろくでなしだよ。
私が10歳のときに不倫して離婚した」
唯「へえー」
姫子「そのときお母さんのほうに付いてったのが間違いだったな。
新しいお父さんもろくでなしでさー、酒飲んでばっか」
唯「ふーん……」
姫子「まあそれで色々嫌になって、
中学の頃から悪いことばっかしてたな~」
唯「タバコとか?」
姫子「タバコは高校入ってからだよ。
中学の時は授業サボってゲーセン行ったりとか……
はは、こんなこと人に話すの初めてだ」
唯「そーなんだ。
もっと聞きたいな、姫子ちゃんの話!」
姫子「別に話してもいいけど……
もう昼休み終わっちゃいそうだよ」
唯「うわ、急いで食べなきゃ……」もぐもぐ
姫子「ふふ」
31: 2010/06/09(水) 16:23:29.59 ID:HncYTn3j0
放課後。
さわ子「はい、じゃあHRはこれで終わり。
みなさん、さようなら」
生徒「さよならー」
生徒「さよーならー」
生徒「あーやっと終わったー」
生徒「つかれた帰ろー」
ざわざわ
唯「姫子ちゃん! 一緒に帰ろ!」
姫子「えっ?」
和「ちょ、ちょっと待ちなさい、唯!!」
唯「うるさいな、和ちゃんは早く生徒会行けばいいでしょ!!
私のことはほっといて!!」
和「ほっとかないわよ、待ちなさい!」
唯「やだよ!!」
姫子「な、なに喧嘩してるの?」
さわ子「はい、じゃあHRはこれで終わり。
みなさん、さようなら」
生徒「さよならー」
生徒「さよーならー」
生徒「あーやっと終わったー」
生徒「つかれた帰ろー」
ざわざわ
唯「姫子ちゃん! 一緒に帰ろ!」
姫子「えっ?」
和「ちょ、ちょっと待ちなさい、唯!!」
唯「うるさいな、和ちゃんは早く生徒会行けばいいでしょ!!
私のことはほっといて!!」
和「ほっとかないわよ、待ちなさい!」
唯「やだよ!!」
姫子「な、なに喧嘩してるの?」
32: 2010/06/09(水) 16:29:31.79 ID:HncYTn3j0
唯「ほら姫子ちゃん、早く帰ろ!!」
姫子「え、あ、でも真鍋さんが」
唯「ほっといっていいから、帰ろ!!」
和「待ちなさい、唯!」
唯「いーっだ!!
和ちゃんなんてシイタケになれ!」
姫子「意味がわからない」
唯「早く行こう、姫子ちゃん!」だだだっ
姫子「え、ちょ、ちょっと待ってよ」
和「唯…………」
音楽室。
梓「今日もひとり……」
姫子「え、あ、でも真鍋さんが」
唯「ほっといっていいから、帰ろ!!」
和「待ちなさい、唯!」
唯「いーっだ!!
和ちゃんなんてシイタケになれ!」
姫子「意味がわからない」
唯「早く行こう、姫子ちゃん!」だだだっ
姫子「え、ちょ、ちょっと待ってよ」
和「唯…………」
音楽室。
梓「今日もひとり……」
34: 2010/06/09(水) 16:34:38.46 ID:NoBPcT5q0
シイタケになれワロタw
35: 2010/06/09(水) 16:37:42.97 ID:HncYTn3j0
帰り道。
唯「まったくもう、和ちゃんは……」ぷんすか
姫子「ねえ、唯」
唯「何?」
姫子「真鍋さんと喧嘩でもしたの?」
唯「なんで分かったの!?」
姫子「見てたら分かるよ……
なんで喧嘩してるの? いっつも仲良かったのに」
唯「えー、だって和ちゃんったら、
唯は姫子ちゃんと仲良くするな、なんて言うんだよ?
姫子ちゃんが留年してるからって」
姫子「あ、そ、そうなんだ……私のせいで」
唯「あ、いや別に姫子ちゃんが悪いわけじゃないよ!
分からず屋であんぽんたんの和ちゃんが悪いんだから!」
姫子「いや、でも真鍋さんの言うことも尤もだよ。
大事な友達が、こんな不良と仲良くしてるなんて分かったら、
不安にもなるよね」
唯「姫子ちゃん……」
唯「まったくもう、和ちゃんは……」ぷんすか
姫子「ねえ、唯」
唯「何?」
姫子「真鍋さんと喧嘩でもしたの?」
唯「なんで分かったの!?」
姫子「見てたら分かるよ……
なんで喧嘩してるの? いっつも仲良かったのに」
唯「えー、だって和ちゃんったら、
唯は姫子ちゃんと仲良くするな、なんて言うんだよ?
姫子ちゃんが留年してるからって」
姫子「あ、そ、そうなんだ……私のせいで」
唯「あ、いや別に姫子ちゃんが悪いわけじゃないよ!
分からず屋であんぽんたんの和ちゃんが悪いんだから!」
姫子「いや、でも真鍋さんの言うことも尤もだよ。
大事な友達が、こんな不良と仲良くしてるなんて分かったら、
不安にもなるよね」
唯「姫子ちゃん……」
36: 2010/06/09(水) 16:41:44.97 ID:6y1eEWaGO
シイタケになれってww
37: 2010/06/09(水) 16:49:21.84 ID:HncYTn3j0
姫子「私たち、仲良くならない方が良かったかも知れないね」
唯「そ、そんなことないよ!
仲良くならない方が良いなんてこと、絶対ない!
友達がいっぱいいたほうが楽しいもん!」
姫子「でも……私と仲良くしてたら、
ずっと真鍋さんと喧嘩したままになるよ?
それでもいいの?」
唯「そ……それは」
姫子「唯にとっては、私より真鍋さんの方が大事でしょ」
唯「どっちが大事かなんて決められないよ。
和ちゃんは親友だし、姫子ちゃんとももっと仲良くなりたいよ……」
姫子「唯の気持ちは嬉しいけど……」
唯「……」
姫子「ごめんね、やっぱり私が退くよ。
私が唯と絶交すれば、それで解決するもんね」
唯「だ、だめだよそんなの」
唯「そ、そんなことないよ!
仲良くならない方が良いなんてこと、絶対ない!
友達がいっぱいいたほうが楽しいもん!」
姫子「でも……私と仲良くしてたら、
ずっと真鍋さんと喧嘩したままになるよ?
それでもいいの?」
唯「そ……それは」
姫子「唯にとっては、私より真鍋さんの方が大事でしょ」
唯「どっちが大事かなんて決められないよ。
和ちゃんは親友だし、姫子ちゃんとももっと仲良くなりたいよ……」
姫子「唯の気持ちは嬉しいけど……」
唯「……」
姫子「ごめんね、やっぱり私が退くよ。
私が唯と絶交すれば、それで解決するもんね」
唯「だ、だめだよそんなの」
39: 2010/06/09(水) 16:58:48.50 ID:HncYTn3j0
姫子「唯……」
唯「せっかく友達になったのにお別れなんて嫌!
もっと姫子ちゃんと遊んだり喋ったりしたいよ!」
姫子「でも、真鍋さんが……」
唯「う……和ちゃんとも仲直りしたいけど……
だけど……」
姫子「……」
唯「わ、私どうしたらいいんだろ……
姫子ちゃんか和ちゃん、どっちか選ばなきゃいけないのかな……
そんなのやだよ……
両方と友達でいたいよ」
姫子「……」
唯「どうしたらいいのか分かんないよ……
姫子ちゃん、どうしよう……ぐすっ」
姫子「私は、私と唯が絶好すれば良いと思うけど……
唯はそれじゃ嫌なんだよね」
唯「絶対いや!」
唯「せっかく友達になったのにお別れなんて嫌!
もっと姫子ちゃんと遊んだり喋ったりしたいよ!」
姫子「でも、真鍋さんが……」
唯「う……和ちゃんとも仲直りしたいけど……
だけど……」
姫子「……」
唯「わ、私どうしたらいいんだろ……
姫子ちゃんか和ちゃん、どっちか選ばなきゃいけないのかな……
そんなのやだよ……
両方と友達でいたいよ」
姫子「……」
唯「どうしたらいいのか分かんないよ……
姫子ちゃん、どうしよう……ぐすっ」
姫子「私は、私と唯が絶好すれば良いと思うけど……
唯はそれじゃ嫌なんだよね」
唯「絶対いや!」
40: 2010/06/09(水) 17:09:18.25 ID:HncYTn3j0
姫子「そっか……」
唯「そもそも和ちゃんが悪いんだよ……
姫子ちゃんのことあんなふうに言って……」
姫子「真鍋さんのこと、そんなふうに言っちゃだめだよ。
きっと真鍋さんは真鍋さんなりに
唯のこと心配してくれてるんだから」
唯「……姫子ちゃんはやっぱり大人だね」
姫子「1コ上だからね」
唯「私は全然そんなふうになれないや……
なんかあったらすぐ人のせいにしちゃうし、
悩みごとがあっても頭の中こんがらがっちゃって
一人で解決なんてできないし……
今だってそう」
姫子「ふうん……じゃあ、バイク乗せてあげようか」
唯「え、バイク? 姫子ちゃんの?」
姫子「うん。後ろに乗せてあげる。
ガーっとすっ飛ばしたら、頭すっきりするよ。
私もなんか悩みがある時はよく乗るんだ」
唯「へー、なんか楽しそう。
じゃあ乗せて、姫子ちゃん!」
唯「そもそも和ちゃんが悪いんだよ……
姫子ちゃんのことあんなふうに言って……」
姫子「真鍋さんのこと、そんなふうに言っちゃだめだよ。
きっと真鍋さんは真鍋さんなりに
唯のこと心配してくれてるんだから」
唯「……姫子ちゃんはやっぱり大人だね」
姫子「1コ上だからね」
唯「私は全然そんなふうになれないや……
なんかあったらすぐ人のせいにしちゃうし、
悩みごとがあっても頭の中こんがらがっちゃって
一人で解決なんてできないし……
今だってそう」
姫子「ふうん……じゃあ、バイク乗せてあげようか」
唯「え、バイク? 姫子ちゃんの?」
姫子「うん。後ろに乗せてあげる。
ガーっとすっ飛ばしたら、頭すっきりするよ。
私もなんか悩みがある時はよく乗るんだ」
唯「へー、なんか楽しそう。
じゃあ乗せて、姫子ちゃん!」
42: 2010/06/09(水) 17:16:42.68 ID:HncYTn3j0
一方その頃、和は。
和「はー、今日も生徒会疲れた……
早く帰ろう」
梓「あっ、和先輩」
和「あら、梓ちゃん。奇遇ね、何してたの?」
梓「音楽室にいました」
和「え、でも今日は部活ないんじゃないの?
偶然にも澪たちがみんな休んでるから」
梓「あっ、そうだったんですか?
良かったー、2日続けて誰も来ないから、
私だけハブられてるのかと思いましたよ」
和「ハハッワロス」
和「はー、今日も生徒会疲れた……
早く帰ろう」
梓「あっ、和先輩」
和「あら、梓ちゃん。奇遇ね、何してたの?」
梓「音楽室にいました」
和「え、でも今日は部活ないんじゃないの?
偶然にも澪たちがみんな休んでるから」
梓「あっ、そうだったんですか?
良かったー、2日続けて誰も来ないから、
私だけハブられてるのかと思いましたよ」
和「ハハッワロス」
45: 2010/06/09(水) 17:24:08.10 ID:HncYTn3j0
帰り道。
梓「そういえば唯先輩も休んでるんですか?」
和「いや、唯は他の友達と帰ったわ」
梓「へえ、唯先輩って軽音部以外に友達いたんですね」
和「梓ちゃんはいないの?」
梓「いますよ!!!!」
和「そんなに力強く否定しなくても……」
梓「その友達ってどんな人なんですか?」
和「ああ、不良なのよ、不良」
梓「不良!?」
和「うん、タバコとバイクでなんども謹慎喰らって、
2回目の3年生をやってる人なの。
見た目も派手だし、制服の着方もだらしないし」
梓「へえー、唯先輩がそんな人と仲良くしてるなんて、
あんまりイメージ出来ませんね」
梓「そういえば唯先輩も休んでるんですか?」
和「いや、唯は他の友達と帰ったわ」
梓「へえ、唯先輩って軽音部以外に友達いたんですね」
和「梓ちゃんはいないの?」
梓「いますよ!!!!」
和「そんなに力強く否定しなくても……」
梓「その友達ってどんな人なんですか?」
和「ああ、不良なのよ、不良」
梓「不良!?」
和「うん、タバコとバイクでなんども謹慎喰らって、
2回目の3年生をやってる人なの。
見た目も派手だし、制服の着方もだらしないし」
梓「へえー、唯先輩がそんな人と仲良くしてるなんて、
あんまりイメージ出来ませんね」
46: 2010/06/09(水) 17:32:48.10 ID:HncYTn3j0
和「そうなのよ、だから心配でね。
唯に、そんな人と付き合うのはやめなさい、
って言ったんだけど、全然聞いてくれなくて」
梓「そ、そんなこと言ったんですか」
和「言ったけど……何?」
梓「流石にそれはだめですよ。
友達と絶交しろなんて言われたら、
誰だって怒りますって」
和「だって心配なのよ。
唯が不良に染められて、
タバコとかバイクとかやったらと思うと……」
梓「大丈夫だと思いますよ、唯先輩なら」
和「でも」
梓「唯先輩は誰とでも仲良くなれちゃうタイプですけど、
相手に染められるとか、そういうのはないと思います。
むしろ相手を自分のペースに巻き込んじゃう人ですよ、唯先輩は」
和「……」
梓「その不良さんがどんな人かはよく知りませんけど、
唯先輩にとってはいい友達になるんじゃないですか」
唯に、そんな人と付き合うのはやめなさい、
って言ったんだけど、全然聞いてくれなくて」
梓「そ、そんなこと言ったんですか」
和「言ったけど……何?」
梓「流石にそれはだめですよ。
友達と絶交しろなんて言われたら、
誰だって怒りますって」
和「だって心配なのよ。
唯が不良に染められて、
タバコとかバイクとかやったらと思うと……」
梓「大丈夫だと思いますよ、唯先輩なら」
和「でも」
梓「唯先輩は誰とでも仲良くなれちゃうタイプですけど、
相手に染められるとか、そういうのはないと思います。
むしろ相手を自分のペースに巻き込んじゃう人ですよ、唯先輩は」
和「……」
梓「その不良さんがどんな人かはよく知りませんけど、
唯先輩にとってはいい友達になるんじゃないですか」
47: 2010/06/09(水) 17:42:31.45 ID:HncYTn3j0
和「でもねえ……」
梓「そんなに不安がらなくても。
唯先輩がタバコ吸ったりバイク乗ったりするように見えますか?」
和「……見えないわ」
梓「そうでしょう。
だいたい和先輩は唯先輩の幼馴染なんでしょう?
唯先輩のことは、和先輩がいちばんよく分かってるはずです」
和「……」
梓「和先輩が唯先輩のことを
理解しようとしてあげなくてどうするんですか。
親友なら、ちゃんと友達のことを信じて、
やりたいようにやらせてあげるべきです」
和「うーん、そうねえ……
梓ちゃんの言うとおりかも知れないわね。
私、唯のことを分かってなかったかもしれないわ」
梓「分かっていただけて何よりです」
梓「そんなに不安がらなくても。
唯先輩がタバコ吸ったりバイク乗ったりするように見えますか?」
和「……見えないわ」
梓「そうでしょう。
だいたい和先輩は唯先輩の幼馴染なんでしょう?
唯先輩のことは、和先輩がいちばんよく分かってるはずです」
和「……」
梓「和先輩が唯先輩のことを
理解しようとしてあげなくてどうするんですか。
親友なら、ちゃんと友達のことを信じて、
やりたいようにやらせてあげるべきです」
和「うーん、そうねえ……
梓ちゃんの言うとおりかも知れないわね。
私、唯のことを分かってなかったかもしれないわ」
梓「分かっていただけて何よりです」
49: 2010/06/09(水) 17:53:52.27 ID:HncYTn3j0
和「そうよね、私が唯のことを
ちゃんと信頼してあげなきゃいけないのよね。
ありがとう、梓ちゃん。
私、今から唯の家に謝りに行ってくるわ」
梓「はい、頑張ってください。
じゃ私、こっちの道なんで」
和「ええ、またね……」
和(うん、私が間違ってた)
和(不良なんかと付き合っても、
唯が不良になったりするわけないんだ。
立花さんと仲良くしたいって言うんなら、
唯のことを信じてそうさせてあげるべきよね)
和(そして唯が選んだ立花さんのことも信じてあげなきゃ……
唯が仲良くなりたいっていうんだもん、
きっと良い人に決まってるわ)
和(そうよ、立花さんが非行に走って謹慎になったのは去年の話、
今年に入ってからは何も問題を起こしてないんだもの。
唯が彼女に影響されてタバコやバイクなんて、ありえない……)
とその時、
和の横を姫子と唯の乗ったバイクが通り過ぎていった。
和「ヘイタクシー!! 今すぐあのバイク追ってください!!」
ちゃんと信頼してあげなきゃいけないのよね。
ありがとう、梓ちゃん。
私、今から唯の家に謝りに行ってくるわ」
梓「はい、頑張ってください。
じゃ私、こっちの道なんで」
和「ええ、またね……」
和(うん、私が間違ってた)
和(不良なんかと付き合っても、
唯が不良になったりするわけないんだ。
立花さんと仲良くしたいって言うんなら、
唯のことを信じてそうさせてあげるべきよね)
和(そして唯が選んだ立花さんのことも信じてあげなきゃ……
唯が仲良くなりたいっていうんだもん、
きっと良い人に決まってるわ)
和(そうよ、立花さんが非行に走って謹慎になったのは去年の話、
今年に入ってからは何も問題を起こしてないんだもの。
唯が彼女に影響されてタバコやバイクなんて、ありえない……)
とその時、
和の横を姫子と唯の乗ったバイクが通り過ぎていった。
和「ヘイタクシー!! 今すぐあのバイク追ってください!!」
55: 2010/06/09(水) 18:56:25.16 ID:HncYTn3j0
再開するでござる
56: 2010/06/09(水) 18:59:19.50 ID:HncYTn3j0
一方その頃、唯と姫子は。
唯「わー、速い速ーい!」
姫子「どう、気持ちイイでしょ」
唯「うん、すごいよ!」
姫子「ホントは自分で運転するのが最高なんだけどねっ」
唯「私、卒業したらバイクの免許とるよ!」
姫子「うん、そうしなよ」
唯「でも今バイク乗ってるのが誰かに見つかったら、
やばいんじゃないの?」
姫子「大丈夫だよ、制服じゃないから
動物並の動体視力なきゃ誰が乗ってるかなんてわかんないって」
唯「そっかー、じゃあ大丈夫だね」
姫子「よし、もっとスピード出すよ!
しっかり掴まってて」
唯「うん!」
唯「わー、速い速ーい!」
姫子「どう、気持ちイイでしょ」
唯「うん、すごいよ!」
姫子「ホントは自分で運転するのが最高なんだけどねっ」
唯「私、卒業したらバイクの免許とるよ!」
姫子「うん、そうしなよ」
唯「でも今バイク乗ってるのが誰かに見つかったら、
やばいんじゃないの?」
姫子「大丈夫だよ、制服じゃないから
動物並の動体視力なきゃ誰が乗ってるかなんてわかんないって」
唯「そっかー、じゃあ大丈夫だね」
姫子「よし、もっとスピード出すよ!
しっかり掴まってて」
唯「うん!」
57: 2010/06/09(水) 19:05:59.01 ID:HncYTn3j0
――
――――
――――――
キッ
姫子「着いたよ、唯」
唯「ここどこ?」
姫子「私のお気に入りの場所……かな。
ほら、見て」
唯「わー、すごい……街中見渡せるよ」
姫子「悩みがある時とか、落ち込んだ時とか、
よくここに来るんだ。
一人でこうやって街を眺めてると、
小さいことなんか気にならなくなってくるんだ」
唯「へえー……」
姫子「唯は、どう?」
――――
――――――
キッ
姫子「着いたよ、唯」
唯「ここどこ?」
姫子「私のお気に入りの場所……かな。
ほら、見て」
唯「わー、すごい……街中見渡せるよ」
姫子「悩みがある時とか、落ち込んだ時とか、
よくここに来るんだ。
一人でこうやって街を眺めてると、
小さいことなんか気にならなくなってくるんだ」
唯「へえー……」
姫子「唯は、どう?」
58: 2010/06/09(水) 19:15:02.51 ID:HncYTn3j0
唯「へ?」
姫子「唯の悩みに、決着はつきそう?」
唯「あー……
バイクに乗ってる間、ずっと考えてたんだけどね」
姫子「うん」
唯「やっぱり姫子ちゃんとは友達でいたい!」
姫子「えっ、でもそれじゃあ……
真鍋さんが」
唯「うん、和ちゃんとも仲直りしたい。
だから私、和ちゃんに信じてもらえるように頑張るよ!
姫子ちゃんは悪い子なんかじゃないって」
姫子「唯……」
唯「和ちゃんは分からず屋の石頭だけど、
ちゃんと分かってもらえるまで話してみる。
私に任せて、姫子ちゃん!」
姫子「うん……」
姫子「唯の悩みに、決着はつきそう?」
唯「あー……
バイクに乗ってる間、ずっと考えてたんだけどね」
姫子「うん」
唯「やっぱり姫子ちゃんとは友達でいたい!」
姫子「えっ、でもそれじゃあ……
真鍋さんが」
唯「うん、和ちゃんとも仲直りしたい。
だから私、和ちゃんに信じてもらえるように頑張るよ!
姫子ちゃんは悪い子なんかじゃないって」
姫子「唯……」
唯「和ちゃんは分からず屋の石頭だけど、
ちゃんと分かってもらえるまで話してみる。
私に任せて、姫子ちゃん!」
姫子「うん……」
62: 2010/06/09(水) 19:22:59.93 ID:HncYTn3j0
和「唯っ!!」
唯「の、和ちゃん!?
なななななんでここに……」
和「馬鹿、バイクの二人乗りなんかして、危ないでしょ!!
それに学校の人に見つかったら謹慎よ!?」
唯「ご、ごめんなさい……」
姫子「わっ、私が誘ったの! 唯は何も悪くないわ。
怒るんなら私を……」
唯「ち、違うの、姫子ちゃんは悪くないの。
私が悩んでるの知って、
姫子ちゃんが頭すっきりするからって
バイク乗せてくれて……
私のためにしてくれたことだから、
だから姫子ちゃんは……」
和「悩んでるって、何を」
唯「和ちゃんと、喧嘩したこと……」
和「唯……」
運ちゃん「お、お客さん、タクシー代……」
唯「の、和ちゃん!?
なななななんでここに……」
和「馬鹿、バイクの二人乗りなんかして、危ないでしょ!!
それに学校の人に見つかったら謹慎よ!?」
唯「ご、ごめんなさい……」
姫子「わっ、私が誘ったの! 唯は何も悪くないわ。
怒るんなら私を……」
唯「ち、違うの、姫子ちゃんは悪くないの。
私が悩んでるの知って、
姫子ちゃんが頭すっきりするからって
バイク乗せてくれて……
私のためにしてくれたことだから、
だから姫子ちゃんは……」
和「悩んでるって、何を」
唯「和ちゃんと、喧嘩したこと……」
和「唯……」
運ちゃん「お、お客さん、タクシー代……」
63: 2010/06/09(水) 19:32:04.51 ID:HncYTn3j0
和「バカね、そんなこと気にしなくていいのよ。
それこそ全部私が悪いんだから」
唯「和ちゃん……」
和「ごめんね、唯。私、唯のことを信じてあげられなくて。
どんな不良と付き合おうと、唯は唯なのにね……
それを私は分かってなかったわ」
唯「ううん、私も悪いよ。
和ちゃんは私のこと心配してくれてたのに、
つい怒っちゃって……ごめんなさい、和ちゃん」
和「こっちこそごめんなさい、唯」
唯「仲直り、してくれる?
これからも姫子ちゃんと友達でいていい?」
和「当たり前じゃない……
唯が選んだ友達なら、きっといい人だものね」
唯「へへ、それは和ちゃんもだよっ」
和「唯……」
唯「和ちゃん……」
紬「うんうん」
それこそ全部私が悪いんだから」
唯「和ちゃん……」
和「ごめんね、唯。私、唯のことを信じてあげられなくて。
どんな不良と付き合おうと、唯は唯なのにね……
それを私は分かってなかったわ」
唯「ううん、私も悪いよ。
和ちゃんは私のこと心配してくれてたのに、
つい怒っちゃって……ごめんなさい、和ちゃん」
和「こっちこそごめんなさい、唯」
唯「仲直り、してくれる?
これからも姫子ちゃんと友達でいていい?」
和「当たり前じゃない……
唯が選んだ友達なら、きっといい人だものね」
唯「へへ、それは和ちゃんもだよっ」
和「唯……」
唯「和ちゃん……」
紬「うんうん」
65: 2010/06/09(水) 19:38:24.91 ID:HncYTn3j0
翌日、教室。
ガラッ
和「おはよう、ゆ……い」
唯「あ、おはよー和ちゃーん」ぎゅーっ
姫子「ま、真鍋さん……おはよう」
和「なに、また抱きついてるの?」
唯「えへへー、姫子ちゃんあったかいんだよ」ぎゅーっ
姫子「あはは……」
和「もー、離れなさい。
立花さん迷惑してるでしょ」
唯「あっ、和ちゃん」
和「何?」
唯「その『立花さん』っていうのをやめよう」
和「は?」
ガラッ
和「おはよう、ゆ……い」
唯「あ、おはよー和ちゃーん」ぎゅーっ
姫子「ま、真鍋さん……おはよう」
和「なに、また抱きついてるの?」
唯「えへへー、姫子ちゃんあったかいんだよ」ぎゅーっ
姫子「あはは……」
和「もー、離れなさい。
立花さん迷惑してるでしょ」
唯「あっ、和ちゃん」
和「何?」
唯「その『立花さん』っていうのをやめよう」
和「は?」
66: 2010/06/09(水) 19:43:42.41 ID:HncYTn3j0
唯「姫子ちゃんも!
『真鍋さん』っていうの禁止!」
姫子「えっ? な、なんで?」
唯「せっかくだから二人にも仲良くなって欲しい!
だから苗字で呼び合うなんて他人行儀なことはやめて、
下の名前で呼び合おう!」ふんす
和「いや唯、いきなりそれは……」
姫子「はは……」
唯「えーっ、いいじゃん!
ほら、和ちゃんは『姫子ちゃん』、
姫子ちゃんは『和ちゃん』って!
さんはい!」
和「……」
姫子「……い、良い?」
和「う、うん」
姫子「の……和」
『真鍋さん』っていうの禁止!」
姫子「えっ? な、なんで?」
唯「せっかくだから二人にも仲良くなって欲しい!
だから苗字で呼び合うなんて他人行儀なことはやめて、
下の名前で呼び合おう!」ふんす
和「いや唯、いきなりそれは……」
姫子「はは……」
唯「えーっ、いいじゃん!
ほら、和ちゃんは『姫子ちゃん』、
姫子ちゃんは『和ちゃん』って!
さんはい!」
和「……」
姫子「……い、良い?」
和「う、うん」
姫子「の……和」
68: 2010/06/09(水) 19:49:07.69 ID:HncYTn3j0
唯「ほら和ちゃんも!」
和「う……ひ、姫子」
姫子「あはは……なんか照れるな」
唯「恥ずかしいのは最初のうちだけだよ。
これでもう二人は完璧に友達だねっ」
和「まだ名前を呼び合っただけなんだけど」
唯「そこまでいったらもう完璧に友達だよ!
ほら、記念に写真とろう、友達になった記念に!」
和「え~」
唯「ほら二人とも、もっと寄って寄って! もっとがしっと!」ぐいぐい
和「ちょっと唯、分かったから押さないで」
姫子「ふふっ……和も大変だね」
和「あ、分かってくれる?」
唯「じゃあいくよ、はいチーズ!」カシャッ
この後も色々あって和と姫子は友情を深めていくのだが、
それはまた別の話である。
お わ り
和「う……ひ、姫子」
姫子「あはは……なんか照れるな」
唯「恥ずかしいのは最初のうちだけだよ。
これでもう二人は完璧に友達だねっ」
和「まだ名前を呼び合っただけなんだけど」
唯「そこまでいったらもう完璧に友達だよ!
ほら、記念に写真とろう、友達になった記念に!」
和「え~」
唯「ほら二人とも、もっと寄って寄って! もっとがしっと!」ぐいぐい
和「ちょっと唯、分かったから押さないで」
姫子「ふふっ……和も大変だね」
和「あ、分かってくれる?」
唯「じゃあいくよ、はいチーズ!」カシャッ
この後も色々あって和と姫子は友情を深めていくのだが、
それはまた別の話である。
お わ り
69: 2010/06/09(水) 19:51:07.31 ID:HncYTn3j0
これでおしまい
姫子ちゃんSSを全然見かけないので書いた
反省はしない
姫子ちゃんSSを全然見かけないので書いた
反省はしない
70: 2010/06/09(水) 19:51:16.82 ID:ZxZ4DwzV0
おつ
引用元: 唯「ヤンキーちゃんとメガネちゃん」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります