1: 2016/05/14(土) 22:21:01.57 ID:kaBS8G4m0
こんばんは

・キャラ崩壊注意
・書きながら考えてるので遅くなるかも
・お手柔らかに

前作→北沢志保さんのクソみたいな休日



2: 2016/05/14(土) 22:29:12.42 ID:kaBS8G4m0
星梨花「今日もいいお天気~」

そう、今日は半世紀に一度しかないと言われている超青空!
こんな日、子供は外で鬼ごっこやらサッカーやらをたしなむだろう。

しかし星梨花はお嬢様、外に行くことも許されなければお友達と遊ぶことも許されない。
友達はジュニオールただ一匹。
将来はぼっち確定ルートだった・・・



3: 2016/05/14(土) 22:38:57.53 ID:kaBS8G4m0
星梨花「あ~暇だな~ママもパパも遊んでくれないし・・・」

ママ「ただいまー」

星梨花「おかえりなさい!」

ママ「星梨花、iphone買ってきたわ!」

星梨花「あいふぉーん??」

ママ「iphoneよiphone!星梨花も大きくなったら変なことに巻き込まれるかもしれないわ。」

ママ「だからいつもこれを身に着けてなさい。GPSでいつも見守ってるからね。」

星梨花「じーぴーえす?」

TVもろくに見ることを許されていない星梨花は、iphoneの存在も知らなかった。
(そしてもちろん、水曜日のダウンタウンも見たことがなかった)

4: 2016/05/14(土) 22:43:01.72 ID:kaBS8G4m0
わけもわからずiphoneを手渡された星梨花はとりあえず肌身離さず持つことにした。

星梨花「う~ん、いったいこれなんなんだろう・・・」

星梨花「とりあえず触ってみよう。」

はじめてのあいふぉーん。
ここが箱崎星梨花の人生を180度、いや、270度狂わせることになる。

5: 2016/05/14(土) 22:46:56.33 ID:kaBS8G4m0
星梨花「わぁ~~!!なにこれ!写真がいっぱいとれる~!」

星梨花も子供だ。写真が撮れるだけで大興奮。
そんな純粋な心もあと10年もたてば黒く染まるというのに・・・

星梨花「ジュニオール!ジュニオール!」

ジュニオール「ONE!」

星梨花「はい、チーズ!」パシャ

ジュニオール「SO,COOL!」

星梨花「え?」

6: 2016/05/14(土) 22:54:32.32 ID:kaBS8G4m0
はじめは写真で満足していた星梨花も、だんだんと飽きてきて、
その写真フォルダには自撮り写真が軽く500枚は超えていた。
星梨花は自分のかわいさを再確認したらしい。

星梨花「カメラも飽きてきちゃったな~」

星梨花「ん?なんだろうこれ」

星梨花「わぁ!!いっぱーーいアプリがあるーー!!ゲームもいっぱーーい!」

星梨花が開いたのはAppstore、アプリをゲットできるヤツである。
友達がジュニオール一匹だった星梨花にとって、友達が一気に増えたような感覚だった。

星梨花「あいどるますたーしんでれらがーるずすたーらいとすてーじ??」

星梨花「おもしろそうです!」




7: 2016/05/14(土) 23:00:08.93 ID:kaBS8G4m0
星梨花「この渋谷凛っていう子かわいい~!!」

星梨花「しぶりんっていうんだ!よろしくねしぶりん!」

独り言が多くなり、iphoneにしゃべりかけはじめる星梨花。

星梨花「せーいっぱーい!かがやくー!」

歌いながらプレイする星梨花、その姿は妖精そのもの。
これにはさすがのジュニオールもよだれを垂らさずにはいられなかった!

8: 2016/05/14(土) 23:07:53.80 ID:kaBS8G4m0
星梨花「しぶりん育て終わっちゃった。」

星梨花「あーもっとしぶりんのいろんな表情見たいな~・・・」

星梨花「ん?なにこれ?ガシャ?」

星梨花「えぇー!これでしぶりんのSSRが手に入るの!?やったーー!!」

星梨花「ひいちゃえ!えい!」ポチッ

ティン!

三 村 か な こ

星梨花「え・・・」

星梨花「いらない!いらない!しぶりんがほしいの!」

世の中というものは残酷なのだ。
どれだけ心がきれいな星梨花でも、しぶりんが当たらなかったことでつい本音が飛び出してしまったようだ。
横幅が広いアイドルは星梨花の好みとは正反対だったらしい・・・


9: 2016/05/14(土) 23:12:50.37 ID:kaBS8G4m0
星梨花「あ~・・・スタージュエルなくなっちゃった・・・」

星梨花「ん?スタージュエルを購入?」

星梨花が見たのは緑の服を着たこちらをみながら微笑む女性、千川ちひろである(悪魔)

星梨花「ほしい!今すぐにでもしぶりんをお迎えしたい!」ポチッ

iphoe「3200円ひつようになります。」

星梨花「えっ・・・高すぎるよーー!」

星梨花は外出も禁止されているため、おこづかいは与えられていなかった。
あたえられていたのは柿の種のピーナッツじゃない方だけだった。


10: 2016/05/14(土) 23:19:33.98 ID:kaBS8G4m0
星梨花「・・・・」

星梨花「!!」

星梨花「ちょっとくらい・・・いいよね・・・」スタスタ

何かを思いつき、足早にある方向へと向かう星梨花。
その先にはママの財布が。

星梨花「ちょっとだけ・・・ちょっとだけだから・・・」ガサゴソ

星梨花の手には5000円札、もう星梨花は星梨花じゃなくなっていた。
顔面は超絶カワイイ、しかし心はゴミ、
完全に将来はビXチ確定だった・・・


14: 2016/05/15(日) 00:07:28.74 ID:UkIkbbnU0
禁止されていた外出も何の戸惑いもなく破り、
コンビニへ行ってappleカードを購入。

星梨花「しぶりん・・・まっててね!!」ポチッ

ティン!

三 村 か な こ

星梨花「」

しかし星梨花の気持ちは抑えられない、
母の財布から1万円盗み、またもコンビニへ・・・

しかしそのとき!!

iphone「ブーーッ!ブーーッ!」

星梨花「な、なに!?」ポチッ

ママ「星梨花!!!どこにいってるのよ!」

星梨花「あっ・・・じーぴーえす・・・」


それから星梨花はコッテリしぼられた。
ほんとにコッテリコッテリ、
おかげで星梨花の家の一室だけはコッテリラーメンのにおいになってしまった。





15: 2016/05/15(日) 00:09:22.75 ID:UkIkbbnU0
しかし星梨花はしぶりんへの愛を忘れることができなかった・・・

そしてひとつの結論にたどりつく・・・

星梨花「同人誌・・?しぶりんのいろんな表情が見られるの!?やったーーー!」

星梨花の将来は暗い。

16: 2016/05/15(日) 00:10:33.26 ID:UkIkbbnU0
読んでくれた人39


引用元: 箱崎星梨花は「じゅうかきんへい」!?