1: ◆LbeDggmp36 2016/07/23(土) 02:45:01.44 ID:QgZ3gto10
後輩「マッサージですか……?」

先輩「私、マッサージ得意なんだよー」

後輩「は、はぁ……?」

先輩「まあ座ってよ」

後輩「でも、先輩にそんなことしてもらうなんて……」

先輩「いいの。私が後輩ちゃんにマッサージしたいだけなんだから」

先輩「それとも、私に身体を触られるの嫌……?」

後輩「そ、そんなことないです! むしろ光栄というか……」

先輩「なら決まりだね! ほら、座って座って」

後輩「お、お願いします」

先輩「……」モミ

後輩「きゃ! なにするんですか!?」

先輩「なにって、胸のマッサージだけど?」



2: 2016/07/23(土) 02:45:45.67 ID:QgZ3gto10
後輩「どうして胸をマッサージする必要があるんですか!」

先輩「んとね、このマッサージにはある絶大な効果があるんだ」

後輩「効果なんて聞いてません!」

先輩「でも、効果を知れば、後輩ちゃんは自分からマッサージしてほしいってお願いすると思うんだけどなあ……」

後輩「しません! どんな効果があろうが、他人に胸を触らせるなんて破廉恥なことを……」

先輩「大きくなるの」

後輩「えっ」

先輩「胸が大きくなるんだよ」

後輩「先輩、お願いしてもいいですか?」


3: 2016/07/23(土) 02:48:41.54 ID:QgZ3gto10
先輩「いいの?」

後輩「勿論です。私の胸がFカップくらいになるまで揉みしだいてください」

先輩「いやー、さすがにそこまでは無理じゃないかな……」

後輩「大きくなるって言いましたよね!?」

先輩「でも、限度ってあるじゃん?」

後輩「なら、私の胸はどれくらい大きくなるんですか?」

先輩「……Aかな」

後輩「そんな……」

先輩「でもほら、AAAからAになるなんてすごいじゃん! カップ2つ分も大きくなってるよ!」

後輩「や、やめてくださいよ!」



4: 2016/07/23(土) 02:57:44.64 ID:QgZ3gto10
後輩「先輩のばかぁ……」シクシク

先輩「ごめんごめん。そんなに気にしてたとは思わなくてさ」ナデナデ

後輩「嘘だ! 知ってて、そうやっていじめるんでしょ!」

先輩「どうしてそんなにコンプレックスに感じるかなー。たかが胸だよ?」

後輩「年頃の女の子には重要事項なんです!」

先輩「私も年頃だと思うんだけど」

後輩「だって、先輩は大きいじゃないですか!」

先輩「そんな大きくないって。だって私、Eカップだよ?」

後輩「E!? そ、そんなに大きんですか! てっきりCカップくらいかと思ってました……」

先輩「……私、着痩せするタイプだからさ」

後輩「もう! 先輩も巨乳の部類に入るじゃないですか!」

先輩「まぁ、後輩ちゃん基準なら、ほとんどの人が巨乳になるだろうけどさ」

後輩「やめろー!」ベシッ


5: 2016/07/23(土) 03:06:49.54 ID:QgZ3gto10
先輩「まあ、貧乳が好きな人は必ずいるから安心しなよ」

後輩「でも、ほとんどの人は巨乳が好きなんでしょう?」

先輩「あー、うん。そうだね」

後輩「ダメじゃないですか……」

先輩「どうして?」

後輩「と言いますと……?」

先輩「……私は後輩ちゃんくらいの胸のサイズが大好きだよ」

後輩「えっ? すみません。よく聞こえないです……」

先輩「難聴ヒロインとか今さら流行らないよ」

6: 2016/07/23(土) 03:08:22.41 ID:QgZ3gto10
後輩「いや、いま明らかに先輩の声が小さくなりましたよね……?」

先輩「大きな声で言うような話でもないしね」

後輩「よくわかんないですけど、とりあえずマッサージを……」

先輩「そうだね、ごめん。じゃあ、座ってくれる?」

後輩「なに言ってるんですか? 私が先輩にしてあげるんです」

先輩「私、胸にコンプレックスないからいいよ」

後輩「そうですか、残念です……」

先輩「私の胸を触ろうなんて千年早いよ」

後輩「巨乳好きなんです」

先輩「えっ」

後輩「私、巨乳の女性が好きなんですよ」

先輩「後輩ちゃん、お願いしてもいいかな?」


7: 2016/07/23(土) 03:10:35.11 ID:QgZ3gto10
後輩「でも、先輩の胸を触るなんて千年早いんじゃ?」

先輩「私、そんなこと言ってないよ? いいから早く、後輩ちゃんの好みの胸の大きさになるくらい揉んでよ」

後輩「私好みでいいんですか?」

先輩「うん。後輩ちゃんは何カップがいいの?」

後輩「Eです」

先輩「えっ……」

後輩「だから、私は先輩の胸を揉む必要は……」

先輩「カップ3つも大きくしなきゃいけないなんて……」

後輩「えっ?」

先輩「えっ?」


8: 2016/07/23(土) 03:15:37.85 ID:QgZ3gto10
後輩「いや、先輩は既にEカップなんだから大きくする必要はないですよね?」

先輩「……」

後輩「……まさか先輩」

先輩「そうだよ! カップ盛りました! それも3つも!」

後輩「えぇ……」


9: 2016/07/23(土) 03:19:18.39 ID:QgZ3gto10
先輩「もうダメだ……」

後輩「そんな落ち込まなくても」

先輩「だって、後輩ちゃんはEカップがいいんでしょ?」

後輩「それは……」

先輩「カップ3つも大きくするなんて無理だよ……」

後輩「どうしてそんなに私の好みを気にするんですか?」

先輩「……後輩ちゃんが好きだから」

後輩「だから、どうして重要な場面で急激に声が小さくなるんですか……」


10: 2016/07/23(土) 03:22:32.83 ID:QgZ3gto10
後輩「はっきり言ったらどうです」

先輩「言ってるよ。後輩ちゃんが難聴なだけだよ」

後輩「そうですか……」

先輩「……話戻るんだけどさ」

後輩「なんでしょう?」

先輩「貧乳には興味ない……?」

後輩「そうですね。眼中にないです」

先輩「そっか……」

後輩「少なくとも、Bカップはないとダメですね」

先輩「……えっ?」

後輩「私は先輩の胸のサイズが一番好きです」

先輩「後輩ちゃん……」

後輩「というよりも、私は先輩なら……」

先輩「そりゃあ、後輩ちゃんからすれば、みんな巨乳に見えるかもしれないけどさ、Bカップを巨乳って無理があるんじゃないかな?」

後輩「フラグクラッシャーとか今時流行りませんよ」


11: 2016/07/23(土) 03:26:57.61 ID:QgZ3gto10
後輩「本当に先輩って鈍感っていうかヘタレっていうか……」

先輩「私、なにか間違ってる?」

後輩「ええ。壊滅的に」

先輩「んー。よくわかんないから、ハッキリ言ってよ」

後輩「ハッキリですか?」

先輩「そうそう。後輩ちゃんが思ってることをズバッとね」

後輩「わかりました。……では言いますね」

先輩「うん」

後輩「私は先輩の胸にむしゃぶりつきたいんです!」

先輩「は?」

後輩「だから、先輩の胸を舐めまわしたいんです。さあ、脱いでください!」

先輩「とりあえず落ち着こうか、変態さん」


12: 2016/07/23(土) 03:31:05.99 ID:QgZ3gto10
後輩「思ってることを言ったんだから、いいじゃないですか!」

先輩「いや、ダメでしょ。胸を舐めさせてくださいとか言われて、はいそうですかとはならないから」

後輩「ああ、なるほど。すみませんでした」

先輩「よかった。わかってくれたんだね」

後輩「はい。私が舐めたいのは乳首でした。ごめんなさい。胸を舐められても先輩はあんまり気持ちよくないですよね」

先輩「そういう問題じゃないよ」


13: 2016/07/23(土) 03:33:03.34 ID:QgZ3gto10
後輩「違うんですか?」

先輩「当然でしょう。そういう行為をするには、適切な手順を踏まないと」

後輩「どういう手順が必要なんですか?」

先輩「……知ってるでしょ?」

後輩「んー? わからないですー」

先輩「嘘だ! 後輩ちゃん、凄くゲスな顔をしてるもん!」

後輩「本当ですって。教えてください」

先輩「……恋人になるってことだよ」

後輩「わかってましたけど、声が小さくてなにも聞こえないです」





14: 2016/07/23(土) 03:41:26.07 ID:QgZ3gto10
先輩「後輩ちゃんのいじわる! 本当は聞こえてるくせに!」

後輩「あの声量を聞き取れるのはイルカぐらいですよ」

先輩「私の気持ちをわかってて弄んでるんでしょ!」

後輩「まあ、わかってますね」

先輩「ひ、酷いよ!」

後輩「先輩だって、私が先輩へ向けている感情を理解してるでしょう?」

先輩「それは……」

後輩「先輩が勇気出してくれないと、いつまで経っても発展しませんよ……」


15: 2016/07/23(土) 03:42:20.43 ID:QgZ3gto10
先輩「ごめんね……」

後輩「……まだ、ダメですか?」

先輩「……」

後輩「私のこと好きじゃないんですか……?」

先輩「ち、違うよ! 後輩ちゃんのこと世界で一番好きだよ!」

後輩「なら、どうして……」

先輩「だって、私は……貧乳だから……」

後輩「は?」

先輩「私は貧乳だから後輩ちゃんのタイプじゃないんでしょ!?」

後輩「……はあ?」


16: 2016/07/23(土) 03:47:36.51 ID:QgZ3gto10
先輩「いま後輩ちゃんと付き合っても、私が貧乳だから飽きられちゃうかもしれないじゃん!」

後輩「いや、別にそんなことは……」

先輩「でも、出来ることなら好きなタイプのほうがいいでしょ!?」

後輩「そもそも、私は巨乳が好きってわけでは……」

先輩「さっき、巨乳好きだって言ったじゃん! 嘘つかないでよ、おっOい星人!」

後輩「あれは先輩が……」

先輩「私はBカップの貧乳ですう! どうせ、おっOい星人さんには物足りないですよ!」

後輩「先輩、落ち着いてください」

17: 2016/07/23(土) 03:52:08.49 ID:QgZ3gto10
先輩「とにかく、私がEカップになるまではいまの関係のままでいようね!」

後輩「それはいつになるんですかね……」

先輩「BカップからEカップにバストアップしようとするんだから、相当時間がかかるとは思いますよ、おっOい星人さん!」

後輩「……期限を設けていいですか?」

先輩「期限?」

後輩「ええ。私、もうまちくたびれたんです」

先輩「……いつまで待ってくれるの?」

後輩「三カ月です」

先輩「そ、そんなの無理だよ!」

後輩「大丈夫ですって。私も協力しますから」

先輩「どんな協力をしてくれるの……?」

後輩「私が毎日……」



後輩「マッサージしてあげますよ」ニコッ






END


18: 2016/07/23(土) 03:52:45.62 ID:QgZ3gto10
以上です。
ありがとうございました。

19: 2016/07/23(土) 03:56:59.48 ID:S7l1TXlMo
乙乙

引用元: 先輩「マッサージしてあげるよー」