いちご「だから遊ぼ」

姫子「お待ちのお客様どーぞー」

いちご「わたしこのままじゃ氏んじゃう」

姫子「お箸はお付けしますか？」

いちご「ららぽ行こ」

姫子「1850円になります」

いちご「いや？」

姫子「ありがとうございました～」

いちご「暇でしょ？」

姫子「本気でいってんのか」

姫子「行ってあげてもいいけどバイト終わるまで待ってて」

いちご「じゃ漫画よんで待ってる」

姫子「店員に立ち読み宣言しないで」

姫子「いらっしゃいませー」

（お馴染みのやり取り）

姫子（あの子は…）

いちご「英吉…」ｳﾙｳﾙ

姫子（てっきりサンデー読むのかと思ったらマガジン読んどる）

いちご「あの、すいません」

姫子「！はい、なんでしょーか」

いちご「ヤングアニマルってないですか」

姫子「そちらでしたら毎週金曜発売なので今日はないですね」

いちご「そうですか」

姫子「申し訳ございません」

いちご（やったね）

姫子（何が）

いちご（これで時給上がるんじゃない？）

姫子（こんなんで上がるか！）

姫子「おつかれさまでしたー」

姫子「終わったよー」

いちご「またイニＤ載ってない」

姫子「しかたないよ、未だ全４２巻だし」

いちご「集めるのやめたくない」

姫子「わかるよ、ここまできたらねー」

いちご「しげのさん、せめて千葉まで来て。」

姫子「そーいえば東京って峠あんの？」

いちご「さぁ」

姫子「さて、ららぽ行くんだっけ」

いちご「いや行かない」

姫子「なんだよ」

いちご「やっぱ駅前のドンキとか行こ」

姫子「なんかギャルみたいでヤダな」

いちご「本気で言ってるの」

姫子「どういう意味だ」

姫子「まいっかドンキで、でかいお菓子買おう」

いちご（よかった、本気で言ってるのかと思った）ﾎｯ


姫子「マーブルと、アポロと、ポッキー、と」

姫子「あっ！これはヴェルタースオリジナル！」

いちご「あめ？あとでいっこちょうだい」

姫子「いいよ！」（やった！念願のあれができる！）

ｱｻﾞｼﾀｰ

姫子「結構買ったなー」

いちご「あーめ、ちょーだい」

姫子「ああはいはい」

姫子「えー、私がいちごにあげるのは」ﾃﾚﾃﾚ

いちご「そういうのいいから」

姫子「せめて最後まで言わせようよ」

いちご「私ヘアアイロン見たい」

姫子「ああ、そりゃそうか」

いちご「なに納得してんの」

姫子「だって」



いちご「あった」

姫子「なんかいっぱいあるけどなにが違うの」

いちご「何かが」

姫子「そんな雑な返し方するなよ」

いちご「姫子だって私と居るときの空気と平沢さんと居るときの空気は何が違うの」

姫子「えっ、そりゃあ…何かが」

いちご「ほら、それといっしょ」

姫子「…んんー？」

姫子「ちょっと待って、よくわかんなかった」

いちご「だから何が違うのかわかんないって事」

姫子「…」

いちご「考えてみてよ。その人によっての空気の違いなんか説明できないでしょ」

姫子「いや、そのいちごの例えが」

いちご「わたしの例えがなに？」

姫子「…」



考えるのをやめた

姫子「ゲーセン行ってプリクラでも撮るか」

いちご「ゲーセン…」（ベテランっぽい…）ﾜｸﾜｸ

姫子「でもプリクラだけってのもねー」

いちご「面白いゲームとかあるの？」

姫子「私プリクラ目的でしか入ったことない」

いちご「本気で言ってるの」

姫子「なにがだよ」

いちご（え、嘘、本当に？）

いちご「ちょっとガッカリ…」

姫子「だから」

いちご「気を取り直してプリクラ撮ろ」

姫子（果たして私が悪かったのか）

いちご「ここのプリクラでいい？」

姫子「そこは勝手にまつげ伸ばされてキモくなっからこっちにしよう」

いちご「伸ばされる？」（この機械に入ると？）

姫子「今はそういう機能ついてんだよ」

いちご「危うく入るトコだった」

姫子「ほら、こっちおいで」

いちご「はい」

姫子「お金入れて」

姫子「背景きめて」

姫子「肌のいろきめて」

姫子「ハイ！撮るよ！」

いちご（やっぱベテランだ…）ﾜｸﾜｸﾜｸ

姫子「ほらポーズ決めて！」

いちご「はっ」

姫子「私はこのさいだからジョジョ立ちでも…」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

いちご「ちょっと失礼」ｷﾞｭ

姫子「は？」

パシャ

姫子「…」

いちご「…」

姫子「まさかいちご抱き付かれるとは」（そしてまさか四枚連続でおんなじポーズとは）

いちご「プリクラ撮るときのポーズはあれが多いって」

姫子「まぁ多いだろうけど」

姫子「どんなバカップルに聞いたの、その情報」

いちご「アカネとエリ」

姫子（絶句）

～～～～～～～～～～～～～～～

いちご「ふたりは仲良いね」

エリ「えへへ～そう見える～？」

いちご「うん」

アカネ「そう面と向かって指摘されると結構恥ずかしいね」

エリ「ね～」

いちご（このノリに耐えれば私の勝ち…）

いちご「あ、ケータイにプリクラ貼ってある」

アカネ「ふふ、見る？」

いちご「抱き合ってるね」

アカネ「エリってばプリクラ撮るときいっつも抱きついてきちゃうからねー」

アカネ「私たちのプリクラほとんど抱き合ってるやつなんだ」

いちご「ほほう」

エリ「私としてはもっとアカネとの抱きプリほしいけどね～」

いちご「ははあ」

～～～～～～～～～～～～～～

いちご「つって」

姫子「つってじゃねぇ」

姫子「あの2人はさ、ほら…アレじゃん？あの…なんていうの？えー…アレじゃん？」

いちご「なに言ってんの」

姫子「こいっ、ビトどーしじゃん？」

いちご「なに言ってんの」

姫子「分かれよこれは」

いちご「そうだったんだ」

姫子「てか知らなかったの？！」

姫子「どんだけ人に興味ないのよ…」

姫子「ほら、いちご。あんたの分のプリクラ」

いちご「…」（携帯に貼っておこう）

姫子「あと写メも送ったから」

いちご「？なんの？」ｳﾞｰｯｳﾞｰｯ

いちご「…プリクラと同じ写真だ」

姫子「よし！じゃあ出るか」

いちご（待ち受けにしとこう）

いちご「ふふっ」

いちご「次はどうしよ」

姫子「カラオケ行くのだ」

いちご「お供します」



姫子「ふーっ、やぁっと座れた」

いちご ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟ

姫子「いきなり歌う？」

いちご「うん」

いちご「失ーくーしたーやくーそーくーはほっしにー」

いちご「夏の風ーがー、髪を撫でーるー」

いちご「遠くーを見てる、そーのまーなざしは」


姫子（やっぱアニソンばっかだ）


姫子「真っ白なノートペンをはーしーらーせ」

姫子「どこに、行ーくのこんな雨のーなーか」

姫子「あっさ焼ーけに包まーれーて走りだした行くべき道を」

姫子「いちごってばアニソンしか歌わないね」

いちご「姫子だってちょいちょい歌ってた」

姫子「そばかすとかヒトリノ夜とかはしょーがないでしょ」

いちご「それでもロマンスはない」 ※PENICILLIN

姫子「そう？」

姫子「あ、でもいちごジュディアンドマリィのクラシック歌ってたね」

いちご「うん」

いちご「あれは普通に好きだから」

いちご「暗い」

姫子「６時ですよお嬢さん」

いちご「……かえる？」

姫子「ウチ来る？」

いちご「いいの？」

姫子「泊まる？」

いちご「うん」

姫子「行こ」

いちご「…おじゃまします」

姫子「ん、誰も居ないからテケトーにくつろいでよ」

いちご（なんてこと）

いちご「あ、３月のライオン」

姫子「集めてんだ」

いちご「集めてる漫画が書店員がつけたランキングに入ってたら悔しくない？」

姫子「アハハハ！わっかる！『ランキング入ってるから買うンすか？って思われてるかも』とか思うよね！」

いちご「おなか減った」

姫子「じゃメシつくるか」

姫子「カツにしよう」

いちご「手伝う」

姫子「あホント？」

いちご「うん」

姫子「じゃカツつくって」

いちご「…」

姫子「あはは、特にやらすこと無いんだって」

姫子「いちごはおとなしく待ってなサイ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

いちご「…ﾌﾟｲｯ」

姫子「さて、とっととつくろう」
（素晴らしい技術を駆使）

姫子「お待たせー」

いちご「おつかれー」（と言えばいいのかな）

姫子「…そんなにたくさん鶴折って、待ちくたびれた？」

いちご「？！」

いちご「別に…」（キズカナカッタ）

姫子「じゃ食おっか」

姫子「いたっきゃす」

いちご「いただきます」

姫子「ウマー」

いちご「ね」

姫子「ごはんがすすむね！」

いちご「おいしい」

姫子「ごっそさん」

いちご「ごちそうさま」

姫子「じゃいちご、これ飲も、カルーア」

いちご「お酒？」（不良…！）ｷﾗｷﾗ

姫子「そ、コップ持ってくるから」

いちご「」ﾜｸﾜｸﾜｸﾜｸ

姫子「まずカルーア入れる」

姫子「氷入れる」

姫子「牛乳入れる」

姫子「まぜる」

姫子「飲む」

姫子「ほらいちごも」

いちご「うん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

いちご「んく」

いちご「んまい」

姫子「そりゃあ良かった」

いちご「んくんくんく」

姫子「こらこら、初心者がそんなイッキしてはイカンぞ」

姫子「ぼっしゅう！」

いちご「むー」

姫子「あらかわいい」

いちご「ふふっ」

姫子「てか酔いやがった」

姫子「よし、いちごで遊ぼう」

姫子「ほーらいちご、おいで～」

いちご「あい」ｷﾞｭ

姫子「髪の毛ふわふわできもち～」

いちご「やめろ」ﾍﾞﾁﾝ

姫子「おお」

姫子「ロール触られるのはやなのね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

いちご「…」ｼﾞｰ

姫子「どした？」

いちご「姫子って３月のライオンの香子に似てる」

姫子「そう？アリガト」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ（褒め言葉だよね）

いちご「ｳｯﾄﾘ」

姫子「写メっとこう」ﾊﾞｷｭｰﾝ

いちご「ひーめーこー」

姫子「んー？今プライベートフォルダに入れてるからちょっと待って～」

いちご「ちゅー」

姫子「ちゅー？」


ちゅー


姫子「ちゅっ…」

いちご「やったぜ」

姫子「いちご…あんた…」


姫子「わらしの初めれを…」


姫子「ひろいわぁーーー」

ダダーーーーーーッ


いちご「ひめこはおトイレがまんしてたのね」

いちご「おかえりー」

姫子（引き篭もろうとして出てきたけど私の部屋ここだった）

いちご「おトイレも済ましたしそろそろ寝ましょう」

姫子「そうだね」

いちご「一緒に一緒に」

姫子「そうだね」

いちご「ひめこー、腕まくらー」

姫子「あい」

いちご「おちつく」

姫子「…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

いちご「おやすみ」

姫子「ん」


朝


いちご「…ん」

姫子「ぐー」

いちご「なんか布団に姫子みたいな皺できてる…」

いちご「パンチ」ﾊﾟｺﾞｯ

姫子「おぶ」

いちご「もっかい寝よ」

姫子「はっ」

いちご「すーすー」

姫子「…いま何時？」

７：４５

姫子「うおおおおお」

姫子「いちご！起きな！」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

いちご「んー…ひめこ…？」

姫子「時計見な、早くガッコの支度しないと！」

いちご「なんで姫子いんの…？」

姫子「私んちだから」

姫子「ほら口開けて！」つ新品ハブラシ

いちご「あー」

姫子「ジーッとしててね」ｼｬｺｼｬｺｼｬｺ

姫子「はい！うがいしてきな！」

いちご「ん」

いちご「ぐじゅぐじゅぐじゅ」

いちご「しゃばーーーん」

いちご「ふぅ」

いちご「おはよう」

姫子「おはよう、いちご制服は？」

いちご「かばん中」

姫子「ナイス！着替えて早く行こ！教科書は私が見したげっから！」

いちご「逆らいません」

姫子「いま何時？いちご、ケータイ見せて！」

いちご「はい」ぱか

姫子「！あんたこの待ち受け…」

いちご「あ…」ｶｱｱｱｱ

いちご「恥ずか氏」ぼてん

姫子「いちご!?しっかり！」

いちご「…こ…こんどこそ…」


いちご　は　「　あたま　の　なか　の　けしゴム　」
を　つかった　▼

いちご　は　けしたい　かこ　を　きおく　から
けしさった　▼


いちご「よし」

姫子「なにが？」

学校


エリ「いちごちゃん、姫ちゃんおはよ～」

アカネ「おはよう」

いちご「おはよ…」

姫子「抱きプリにバカネ、おはよ」

エリ「え～なにそれ姫ちゃ～ん」←抱きプリ

アカネ「まったく、朝からひどいなー」←バカネ

ふたり「あははははは～」

姫子（すげぇ…モノホンの馬鹿だ…）

姫子「いちごー、わたしんトコに椅子持ってきなー」

いちご「…」ｺｸﾝ

エリ「聞いてアカネ！私ね？面白いギャグ考えた！！」

アカネ「へぇ～、見せてよ！」

いちご「…」

エリ「えへへ、じゃあいくよ？」

エリ「ジーンギースカーンは…」

エリ「モンゴリュ！！」ぶにゅ



アカネ「あははははは！おもしろーい！！」

いちご「！？」



糸冬

終わったよ…
超時間掛かったけど見直してみるとめっちゃ短い！！！
もうやらない！！！

見てくれた人ありがとう！！
おやすみーー！！！！

おもしろかった