1: 2011/04/29(金) 21:07:13.29 ID:lTmv2Zw6P
夏休み、ハンバーガーチェーン店内
律「あちーよ、もう。異常気象だな、今年は」
澪「毎年言ってるだろ、それ」
律「でも、澪だって暑いだろ」
澪「・・・心頭滅却すれば火もまた涼しだ」
律「それはやせ我慢って言うんだよ。あーあ、早く秋にならないかな」
澪「夏は、まだ始まったばかりだぞ」
律「あちーよ、もう。異常気象だな、今年は」
澪「毎年言ってるだろ、それ」
律「でも、澪だって暑いだろ」
澪「・・・心頭滅却すれば火もまた涼しだ」
律「それはやせ我慢って言うんだよ。あーあ、早く秋にならないかな」
澪「夏は、まだ始まったばかりだぞ」
2: 2011/04/29(金) 21:09:16.57 ID:lTmv2Zw6P
平沢家、リビング
唯「ういー、アイスー」 ごろごろー
憂「アイスばかり食べてると、お腹壊すよ」
唯「うーいー」
憂「はい、これ」 こぽこぽ
唯「アイス?」
憂「熱いほうじ茶だよ」
唯「真夏に飲む物でもない気がするけど。・・・あちあち」 ずずー
憂「どう?」
唯「ちょっと、気分がすっきりしたかも」
憂「うふふ♪」
唯「ういー、アイスー」 ごろごろー
憂「アイスばかり食べてると、お腹壊すよ」
唯「うーいー」
憂「はい、これ」 こぽこぽ
唯「アイス?」
憂「熱いほうじ茶だよ」
唯「真夏に飲む物でもない気がするけど。・・・あちあち」 ずずー
憂「どう?」
唯「ちょっと、気分がすっきりしたかも」
憂「うふふ♪」
3: 2011/04/29(金) 21:11:21.41 ID:lTmv2Zw6P
ピロピロピロ
唯「・・・ムギちゃんからメールだ」
憂「海外に行ってるんだよね」
唯「昨日帰ってきたみたい。・・・今すぐ駅前に集合だって」
憂「駅前」
唯「ギー太持参って書いてある」
憂「私、着替えの用意しておくね」
唯「どして」
憂「多分、合宿のお誘いだよ」
唯「そかな」
憂「お姉ちゃんは、ギー太の準備をお願い」
唯「分かったよ。でもその前に」
憂「アイスは、めっ」
唯「うーいー」
唯「・・・ムギちゃんからメールだ」
憂「海外に行ってるんだよね」
唯「昨日帰ってきたみたい。・・・今すぐ駅前に集合だって」
憂「駅前」
唯「ギー太持参って書いてある」
憂「私、着替えの用意しておくね」
唯「どして」
憂「多分、合宿のお誘いだよ」
唯「そかな」
憂「お姉ちゃんは、ギー太の準備をお願い」
唯「分かったよ。でもその前に」
憂「アイスは、めっ」
唯「うーいー」
4: 2011/04/29(金) 21:13:21.15 ID:lTmv2Zw6P
駅前
唯「お待たせー」
律「遅いぞー。というか、それなんだ?」
唯「着替えとタオルとお菓子と、後は水着と」
律「どうして」
唯「合宿だから」
澪「え?」
紬「せいかーい♪」
梓「えっ?」
唯「お待たせー」
律「遅いぞー。というか、それなんだ?」
唯「着替えとタオルとお菓子と、後は水着と」
律「どうして」
唯「合宿だから」
澪「え?」
紬「せいかーい♪」
梓「えっ?」
5: 2011/04/29(金) 21:15:32.26 ID:lTmv2Zw6P
紬「大丈夫よ。一応、一通りの物は揃えてるから」
澪「どういう事だ?」
紬「お父様の知り合いが別荘でバンドの練習をしてたのだけど、予定を早めて戻って来たの。だからそこを使わせてもらうの」
梓「私、ギターしか無いんですけど」
紬「のーぷろぶれむ♪」
澪「私も、ベースだけだぞ」
紬「ゆーあー、うぇるかむー♪」
律「私なんて、スティックだけだ」
紬「ぐっ、じょーぶっ♪」
律「それは違うだろ」
澪「どういう事だ?」
紬「お父様の知り合いが別荘でバンドの練習をしてたのだけど、予定を早めて戻って来たの。だからそこを使わせてもらうの」
梓「私、ギターしか無いんですけど」
紬「のーぷろぶれむ♪」
澪「私も、ベースだけだぞ」
紬「ゆーあー、うぇるかむー♪」
律「私なんて、スティックだけだ」
紬「ぐっ、じょーぶっ♪」
律「それは違うだろ」
7: 2011/04/29(金) 21:17:28.58 ID:lTmv2Zw6P
特急電車内
がたん、ごとん、がたん、ごとん
律「お、段々緑が増えてきたな」
梓「山に行くって事か?」
紬「山というか、高原に近いかしら」
澪「もったいなくて、罰が当たりそうだ」
律「人間真面目に生きてれば、いつか良い事があるんだよ」
澪「それはもっともだが、お前が言うな」 ぽふっ
唯、紬、梓「あはは」
がたん、ごとん、がたん、ごとん
律「お、段々緑が増えてきたな」
梓「山に行くって事か?」
紬「山というか、高原に近いかしら」
澪「もったいなくて、罰が当たりそうだ」
律「人間真面目に生きてれば、いつか良い事があるんだよ」
澪「それはもっともだが、お前が言うな」 ぽふっ
唯、紬、梓「あはは」
8: 2011/04/29(金) 21:19:17.31 ID:lTmv2Zw6P
律「でもちょっと、お腹空いてきたな。シェイクを飲んだだけだし」
唯「そうだろうと思って、じゃじゃーん」
梓「おにぎり、ですか」
唯「憂が握ってくれたんだ。一人に一つずつあるよ」
澪「本当に良く出来た妹だな」
律「じゃ、遠慮なく。・・・ナイスおかか♪」
梓「たらこラッキー♪」
紬「ゆかりデリシャス♪」
澪「普通に食べろよ。・・・おおっ。いくらグッジョブ♪」
唯「ういー、ありがとー♪」
がたん、ごとん、がたん、ごとん
唯「そうだろうと思って、じゃじゃーん」
梓「おにぎり、ですか」
唯「憂が握ってくれたんだ。一人に一つずつあるよ」
澪「本当に良く出来た妹だな」
律「じゃ、遠慮なく。・・・ナイスおかか♪」
梓「たらこラッキー♪」
紬「ゆかりデリシャス♪」
澪「普通に食べろよ。・・・おおっ。いくらグッジョブ♪」
唯「ういー、ありがとー♪」
がたん、ごとん、がたん、ごとん
9: 2011/04/29(金) 21:21:36.32 ID:lTmv2Zw6P
がたん、ごとん
澪「・・・ああ、寝ちゃってたか」
律「うーん。重いよー、重いよー。澪が重いよー」 ぐー
澪「・・・嫌な寝言だな」
唯「おはよー」
澪「そこまで寝てないんだが。・・・ムギと梓も寝てるのか」
唯「ご飯食べたばかりだからね」
澪「唯は大丈夫か、乗り物酔い」
唯「薬飲んできたから。それに少し寝てきたのが良かったかも」
澪「準備万端だな」
唯「そういう事・・・」 くー
澪「お休み、唯」 くー
澪「・・・ああ、寝ちゃってたか」
律「うーん。重いよー、重いよー。澪が重いよー」 ぐー
澪「・・・嫌な寝言だな」
唯「おはよー」
澪「そこまで寝てないんだが。・・・ムギと梓も寝てるのか」
唯「ご飯食べたばかりだからね」
澪「唯は大丈夫か、乗り物酔い」
唯「薬飲んできたから。それに少し寝てきたのが良かったかも」
澪「準備万端だな」
唯「そういう事・・・」 くー
澪「お休み、唯」 くー
10: 2011/04/29(金) 21:23:19.91 ID:lTmv2Zw6P
しゅー、がこんっ
唯「とーちゃーく」 すたっ
澪「・・・なんか、空気が違うな」 すー、はー
梓「本当、良い匂いがしますね」 すー、はー
律「澪の匂いがか?」
梓「なんですか、それ」
律「たはは、冗談冗談」
梓(全く、危ないとこだった) くんか、くんか
唯「とーちゃーく」 すたっ
澪「・・・なんか、空気が違うな」 すー、はー
梓「本当、良い匂いがしますね」 すー、はー
律「澪の匂いがか?」
梓「なんですか、それ」
律「たはは、冗談冗談」
梓(全く、危ないとこだった) くんか、くんか
13: 2011/04/29(金) 21:25:22.13 ID:lTmv2Zw6P
紬「ここからは歩きなの。ちょっと遠いけど」
澪「贅沢は言わないよ。荷物はベースだけだし」
律「風も気持ち良いし、景色も良いし。ちょっとした散歩気分だな」
梓「本当、高原って雰囲気ですね。」
唯「あ、あずにゃーん」 よたよた
梓「はいはい。バッグの取っ手、片方貸して下さい」
唯「ありがとー」
梓「どう致しまして。さ、行きましょうか」 にこっ
唯「うんっ♪」
澪「贅沢は言わないよ。荷物はベースだけだし」
律「風も気持ち良いし、景色も良いし。ちょっとした散歩気分だな」
梓「本当、高原って雰囲気ですね。」
唯「あ、あずにゃーん」 よたよた
梓「はいはい。バッグの取っ手、片方貸して下さい」
唯「ありがとー」
梓「どう致しまして。さ、行きましょうか」 にこっ
唯「うんっ♪」
15: 2011/04/29(金) 21:27:25.98 ID:lTmv2Zw6P
コテージ風別荘前
紬「えーと。・・・ここで間違い無いみたい」
梓「うわぁ・・・。ドラマに出てきそうな、まさしく高原の別荘ですね」
澪「裏手に小川が流れてて、正面が林か。スーパーも駅前にあったし、結構良い場所だな」
律「小鳥なんかさえずっちゃってさ。生きてる間にこんな思いが出来るとは思わなかったぜ」
唯「私はもう、この玄関先で満足だよ」
紬「まあまあ♪取りあえず、中へ入りましょうか」
カチッ
紬「えーと。・・・ここで間違い無いみたい」
梓「うわぁ・・・。ドラマに出てきそうな、まさしく高原の別荘ですね」
澪「裏手に小川が流れてて、正面が林か。スーパーも駅前にあったし、結構良い場所だな」
律「小鳥なんかさえずっちゃってさ。生きてる間にこんな思いが出来るとは思わなかったぜ」
唯「私はもう、この玄関先で満足だよ」
紬「まあまあ♪取りあえず、中へ入りましょうか」
カチッ
16: 2011/04/29(金) 21:29:38.68 ID:lTmv2Zw6P
梓「へぇー。内装も、外観のイメージ通りの素敵なコテージですね」
紬「お父様がフィンランドで見かけた家を、そのまま移築したんですって」
唯「遠くからようこそっ」 びしっ
律「いや。それは私達もだから」
澪「フィンランドでそのまま移築なら、もしかして?」
紬「勿論、サウナ完備でーす♪」
律「おいおい。私達は、一体どこの国のお姫様なんだよー」
梓「なんだか夢みたいな話ですね」
澪「それは良いけど、合宿という大前提を忘れるなよ」
律「真面目な奴め。なあ、唯。ん、唯?」
紬「お父様がフィンランドで見かけた家を、そのまま移築したんですって」
唯「遠くからようこそっ」 びしっ
律「いや。それは私達もだから」
澪「フィンランドでそのまま移築なら、もしかして?」
紬「勿論、サウナ完備でーす♪」
律「おいおい。私達は、一体どこの国のお姫様なんだよー」
梓「なんだか夢みたいな話ですね」
澪「それは良いけど、合宿という大前提を忘れるなよ」
律「真面目な奴め。なあ、唯。ん、唯?」
17: 2011/04/29(金) 21:31:29.38 ID:lTmv2Zw6P
唯「サウナは暑いから、私は良いよー」 ぐったり
澪「確かに、室温は100度になるらしいからな」
唯「・・・それって、入って平気なの?ねえ、りっちゃん」
律「私に振るなよ。その、なんだ。暑いと思うから駄目なんじゃないのか?」
梓「そういう精神論の問題でしたっけ」
唯「たるみきってる私達には、ちょっときついんじゃない?」
律「どうして私のお腹を見るのかな、平沢さん」
澪「確かに、室温は100度になるらしいからな」
唯「・・・それって、入って平気なの?ねえ、りっちゃん」
律「私に振るなよ。その、なんだ。暑いと思うから駄目なんじゃないのか?」
梓「そういう精神論の問題でしたっけ」
唯「たるみきってる私達には、ちょっときついんじゃない?」
律「どうして私のお腹を見るのかな、平沢さん」
18: 2011/04/29(金) 21:33:31.05 ID:lTmv2Zw6P
コテージ内スタジオ
唯「と-どけー♪」 じゃーん
律「んー。場所が違うと、音も違って聞こえるな」
梓「アンプやスピーカーも、すごいのが揃ってますからね」
澪「うん。久し振りに、良い演奏が出来た♪」
紬「そろそろ、夕ご飯の買い物に行く?」
澪「本格的に、合宿っぽくなってきたな」
唯「となると、私の出番が」
律「出前頼もうぜ、出前」
唯「りっちゃん、しどいよ」
澪、紬、梓「あはは」
唯「と-どけー♪」 じゃーん
律「んー。場所が違うと、音も違って聞こえるな」
梓「アンプやスピーカーも、すごいのが揃ってますからね」
澪「うん。久し振りに、良い演奏が出来た♪」
紬「そろそろ、夕ご飯の買い物に行く?」
澪「本格的に、合宿っぽくなってきたな」
唯「となると、私の出番が」
律「出前頼もうぜ、出前」
唯「りっちゃん、しどいよ」
澪、紬、梓「あはは」
19: 2011/04/29(金) 21:35:33.52 ID:lTmv2Zw6P
駅前スーパー
律「結構普通に揃ってるな」
澪「後は、何を作るかだ」
唯「カレーじゃないの、カレー」
梓「合宿ですし、確かにそれが良いかも知れませんね」
紬「それと、デザートも買わないと」
唯「アイスー」
律「食べ物の事になると、途端に積極的だな」
澪「でも、アイスか。良いな、それ」
紬「大きいのを一つ買って、分けながら食べるのはどう?」
唯「うーいー♪」
梓(何故ここで、憂)
律「結構普通に揃ってるな」
澪「後は、何を作るかだ」
唯「カレーじゃないの、カレー」
梓「合宿ですし、確かにそれが良いかも知れませんね」
紬「それと、デザートも買わないと」
唯「アイスー」
律「食べ物の事になると、途端に積極的だな」
澪「でも、アイスか。良いな、それ」
紬「大きいのを一つ買って、分けながら食べるのはどう?」
唯「うーいー♪」
梓(何故ここで、憂)
20: 2011/04/29(金) 21:37:30.22 ID:lTmv2Zw6P
コテージ内キッチン
ことこと
澪「・・・良い感じになってきたな」
律「シーフードだから、あまり煮込まない方が良いだろ」
紬「ご飯炊けましたー♪」
梓「サラダも出来ました♪」
唯「スプーン、持ちましたー♪」
律「気が早い」 ぽふっ
澪、紬、梓「あはは」
ことこと
澪「・・・良い感じになってきたな」
律「シーフードだから、あまり煮込まない方が良いだろ」
紬「ご飯炊けましたー♪」
梓「サラダも出来ました♪」
唯「スプーン、持ちましたー♪」
律「気が早い」 ぽふっ
澪、紬、梓「あはは」
22: 2011/04/29(金) 21:39:31.22 ID:lTmv2Zw6P
唯「ごちそうさまー」
律「あー、食った食った」
梓「私、食器洗いますね」
紬「だったら私も。唯ちゃん達は休んでて」
唯「では、お言葉に甘えてー」 ごろーん
律「豚になるぞ、お前」
唯「ぶひぶひ」
律「わっ。唯が豚になったっ」
澪「あはは、何だそれ」
唯、律「たははー」
律「あー、食った食った」
梓「私、食器洗いますね」
紬「だったら私も。唯ちゃん達は休んでて」
唯「では、お言葉に甘えてー」 ごろーん
律「豚になるぞ、お前」
唯「ぶひぶひ」
律「わっ。唯が豚になったっ」
澪「あはは、何だそれ」
唯、律「たははー」
23: 2011/04/29(金) 21:41:30.29 ID:lTmv2Zw6P
キッチン、シンク前
たははー
紬「みんな、楽しそうね」 カチャカチャ
梓「その。今更ですけど、色々とありがとうございます」 カチャカチャ
紬「私こそ、ありがとう。急に誘ったのに、こんな遠くまで来てくれて」
梓「そんな」
紬「本当はちょっと心配してたのよね。誰か一人でも来られなかったらどうしようって」
梓「え?」
紬「それだと来られない人も寂しいし、来た人も寂しいじゃない。やっぱり、5人が全員揃わないとね♪」
梓「はいですっ♪」
たははー
紬「みんな、楽しそうね」 カチャカチャ
梓「その。今更ですけど、色々とありがとうございます」 カチャカチャ
紬「私こそ、ありがとう。急に誘ったのに、こんな遠くまで来てくれて」
梓「そんな」
紬「本当はちょっと心配してたのよね。誰か一人でも来られなかったらどうしようって」
梓「え?」
紬「それだと来られない人も寂しいし、来た人も寂しいじゃない。やっぱり、5人が全員揃わないとね♪」
梓「はいですっ♪」
26: 2011/04/29(金) 21:43:30.74 ID:lTmv2Zw6P
梓「でも結局、いつも通りって気がしますけど」
紬「そう?」
梓「唯先輩はふにゃふにゃしてて、律先輩は突っ走っちゃって、澪先輩は真面目で。ムギ先輩はみんなを見守ってくれてて」
紬「梓ちゃんも、普段通りに過ごしてる?」
梓「え、ええ。まあ」
紬「私はそれで良いと思うのよ。どこに行っても、変わらず過ごせるのは」
梓「変わらない、ですか」
紬「そう。いつものようにくつろいで、みんなで仲良くしてくれる。私はそれが、一番嬉しいわ♪」
梓「ムギ先輩♪」
むひゃーっ
梓「・・・向こうは何してるんでしょうね、もう」
紬「うふふ♪」
紬「そう?」
梓「唯先輩はふにゃふにゃしてて、律先輩は突っ走っちゃって、澪先輩は真面目で。ムギ先輩はみんなを見守ってくれてて」
紬「梓ちゃんも、普段通りに過ごしてる?」
梓「え、ええ。まあ」
紬「私はそれで良いと思うのよ。どこに行っても、変わらず過ごせるのは」
梓「変わらない、ですか」
紬「そう。いつものようにくつろいで、みんなで仲良くしてくれる。私はそれが、一番嬉しいわ♪」
梓「ムギ先輩♪」
むひゃーっ
梓「・・・向こうは何してるんでしょうね、もう」
紬「うふふ♪」
27: 2011/04/29(金) 21:45:30.89 ID:lTmv2Zw6P
同時刻、リビング
澪「律はテーブルを拭いて。唯は雑誌を片付けて。ほら、早く」
唯「澪ちゃんは、合宿に来ても真面目だね」
澪「これが普通なんだ。何より私達は、ムギのお世話になってるんだぞ。その事も踏まえて行動をしないと」
唯「田舎のお祖母ちゃんちに来たみたいにくつろぐのは?」
澪「どこにお祖母ちゃんがいるんだ」
律「小姑はいるかもな」
澪「お前という奴は。・・・唯、ちょっと押さえてろ」
唯「りょーかいです」 がしっ
律「ひ、平沢さん?あ、秋山さん?ほら、テーブル。テーブル拭かないと」
澪「問答無用。言っても分からないなら、体で教え込んでやる」 もみもみ
律「ば、馬鹿っ。ちょっと、本当っ。やだってっ♪」
唯「二人とも、仲良いねー」
律「そ、そういう状況かっ。むひゃーっ」
澪「律はテーブルを拭いて。唯は雑誌を片付けて。ほら、早く」
唯「澪ちゃんは、合宿に来ても真面目だね」
澪「これが普通なんだ。何より私達は、ムギのお世話になってるんだぞ。その事も踏まえて行動をしないと」
唯「田舎のお祖母ちゃんちに来たみたいにくつろぐのは?」
澪「どこにお祖母ちゃんがいるんだ」
律「小姑はいるかもな」
澪「お前という奴は。・・・唯、ちょっと押さえてろ」
唯「りょーかいです」 がしっ
律「ひ、平沢さん?あ、秋山さん?ほら、テーブル。テーブル拭かないと」
澪「問答無用。言っても分からないなら、体で教え込んでやる」 もみもみ
律「ば、馬鹿っ。ちょっと、本当っ。やだってっ♪」
唯「二人とも、仲良いねー」
律「そ、そういう状況かっ。むひゃーっ」
30: 2011/04/29(金) 21:47:40.84 ID:lTmv2Zw6P
梓「片付け終わり・・・。律先輩、どうしたんですか?」
律「穢された。穢されちゃったよ、中野さん」 ぐったり
梓「良く分かりませんけど、汚れたならお風呂に入ったらどうですか」
紬「お風呂は命の洗濯っていうものね♪」
唯「サウナはともかく、お風呂は楽しみだー♪」
澪「だったら今日はお風呂に入って、早めに寝るとするか」
唯「あずにゃん、あずにゃん。洗いっこしようか」
梓「しませんよ」
唯「だったら、アララーイって叫ぼうか」
律「どこのローマ人だよ、お前は」
律「穢された。穢されちゃったよ、中野さん」 ぐったり
梓「良く分かりませんけど、汚れたならお風呂に入ったらどうですか」
紬「お風呂は命の洗濯っていうものね♪」
唯「サウナはともかく、お風呂は楽しみだー♪」
澪「だったら今日はお風呂に入って、早めに寝るとするか」
唯「あずにゃん、あずにゃん。洗いっこしようか」
梓「しませんよ」
唯「だったら、アララーイって叫ぼうか」
律「どこのローマ人だよ、お前は」
31: 2011/04/29(金) 21:49:31.62 ID:lTmv2Zw6P
コテージ離れの温泉
律「あー、くつろぐー」
澪「手足を思いっきり伸ばせるのは気持ち良いな」
梓「少しぬるめで、ずっと入っていられますね」
紬「冬だと雪がちらついて、とても綺麗なのよ♪」
梓「それは風情がありそうですね。・・・唯先輩?」
唯「ういー、アイスー」 ぐったり
律「早いよ、お前は」
澪、紬、梓「あはは」
律「あー、くつろぐー」
澪「手足を思いっきり伸ばせるのは気持ち良いな」
梓「少しぬるめで、ずっと入っていられますね」
紬「冬だと雪がちらついて、とても綺麗なのよ♪」
梓「それは風情がありそうですね。・・・唯先輩?」
唯「ういー、アイスー」 ぐったり
律「早いよ、お前は」
澪、紬、梓「あはは」
32: 2011/04/29(金) 21:51:30.85 ID:lTmv2Zw6P
翌早朝
澪「・・・朝か」 のびー
梓「澪先輩、おはようございます」
澪「ああ、おはよう。みんなは、・・・まだ寝てるみたいだな」
梓「昨日は結構疲れましたからね」
澪「起こす時間でもないし、散歩にでも行こうか」
梓「はいです」
澪「・・・朝か」 のびー
梓「澪先輩、おはようございます」
澪「ああ、おはよう。みんなは、・・・まだ寝てるみたいだな」
梓「昨日は結構疲れましたからね」
澪「起こす時間でもないし、散歩にでも行こうか」
梓「はいです」
34: 2011/04/29(金) 21:53:30.80 ID:lTmv2Zw6P
コテージ周辺、散策路
ちゅん、ちゅん
澪「少し寒いくらいだな」 ぶるっ
梓「昨日までの暑さが信じられませんね」
澪「全くだ。・・・あれ、ウサギか?」
梓「あ、本当にっ。野生のウサギなんて、初めて見ましたよ」
澪「ウサギはウサギで頑張ってるんだな」
梓「え?」 びくっ
ちゅん、ちゅん
澪「少し寒いくらいだな」 ぶるっ
梓「昨日までの暑さが信じられませんね」
澪「全くだ。・・・あれ、ウサギか?」
梓「あ、本当にっ。野生のウサギなんて、初めて見ましたよ」
澪「ウサギはウサギで頑張ってるんだな」
梓「え?」 びくっ
35: 2011/04/29(金) 21:55:31.14 ID:lTmv2Zw6P
澪「・・・ちょっとはしょりすぎたか。つまり普段なら、私達はまだ寝てる時間だろ」
梓「確かに、そうですね」
澪「でもウサギはこんな朝早くから起きて、食べ物を探したり敵から逃げたりしてるんだ」
梓「ああ、なるほど」
澪「なかなか真似が出来ないというか、色々勉強になるよ」
梓「澪先輩は、本当に真面目ですね」
澪「そ、そうか?」
梓「はいですっ♪」
梓「確かに、そうですね」
澪「でもウサギはこんな朝早くから起きて、食べ物を探したり敵から逃げたりしてるんだ」
梓「ああ、なるほど」
澪「なかなか真似が出来ないというか、色々勉強になるよ」
梓「澪先輩は、本当に真面目ですね」
澪「そ、そうか?」
梓「はいですっ♪」
36: 2011/04/29(金) 21:57:29.92 ID:lTmv2Zw6P
コテージ内リビング
紬「澪ちゃん、梓ちゃん。おはようー♪」
澪「おあ。ムギ、おはよう」
梓「ムギ先輩、おはようございます。・・・唯先輩と律先輩は?」
紬「朝ご飯作ってるわよ」
梓「唯先輩が?」
澪「律は料理得意だし、大丈夫だろ。ふぅ-」 ぱたん
紬「澪ちゃんは、まだ眠そうね」
澪「駄目だな、私は。ウサギを見習わないと」
紬「あらあら、寝言なんて言っちゃって♪」
梓(起きてますよ、多分)
紬「澪ちゃん、梓ちゃん。おはようー♪」
澪「おあ。ムギ、おはよう」
梓「ムギ先輩、おはようございます。・・・唯先輩と律先輩は?」
紬「朝ご飯作ってるわよ」
梓「唯先輩が?」
澪「律は料理得意だし、大丈夫だろ。ふぅ-」 ぱたん
紬「澪ちゃんは、まだ眠そうね」
澪「駄目だな、私は。ウサギを見習わないと」
紬「あらあら、寝言なんて言っちゃって♪」
梓(起きてますよ、多分)
38: 2011/04/29(金) 21:59:31.95 ID:lTmv2Zw6P
コテージ内、スタジオ
唯「とっまっら、なーい♪」 じゃーん
律「ひー、疲れた」
紬「朝ご飯を食べてから、ずっと練習してたものね」
澪「でも、これが普通だぞ」
律「それはそれ、これはこれ。今日はもう、終わりにしようぜー」
唯「さんせー」
澪「私はあまり賛成出来ないんだが」
紬「だったら澪ちゃんは、アルカリ性ね♪」
澪「え、なんで?肌質の事?」
梓(素で分かってないな、澪先輩)
唯「とっまっら、なーい♪」 じゃーん
律「ひー、疲れた」
紬「朝ご飯を食べてから、ずっと練習してたものね」
澪「でも、これが普通だぞ」
律「それはそれ、これはこれ。今日はもう、終わりにしようぜー」
唯「さんせー」
澪「私はあまり賛成出来ないんだが」
紬「だったら澪ちゃんは、アルカリ性ね♪」
澪「え、なんで?肌質の事?」
梓(素で分かってないな、澪先輩)
39: 2011/04/29(金) 22:01:31.46 ID:lTmv2Zw6P
律「・・・なんか、音がするな」
唯「そう言われてみると、確かに。今まで楽器の音で気付かなかったよ」
紬「コテージの後ろに、川が流れてるの。泳げるような深さではないけど、十分に遊べるわよ」
唯「川遊びなんて、それっぽいかも」
律「おー、なんかテンションが上がってきたぞ」
唯「私、水着に着替えてこよーっと」
律「なんだとー」
紬「新品の水着も用意してあるから、りっちゃんもそれに着替えてみる?」
律「おう。私のダイナマイトバディを見せつけてやるぜ」
紬「うふふ♪」
澪「・・・ああ、酸性とアルカリ性って事か。あははははは」 じたばた
梓(一周回ってぼけてくるな)
唯「そう言われてみると、確かに。今まで楽器の音で気付かなかったよ」
紬「コテージの後ろに、川が流れてるの。泳げるような深さではないけど、十分に遊べるわよ」
唯「川遊びなんて、それっぽいかも」
律「おー、なんかテンションが上がってきたぞ」
唯「私、水着に着替えてこよーっと」
律「なんだとー」
紬「新品の水着も用意してあるから、りっちゃんもそれに着替えてみる?」
律「おう。私のダイナマイトバディを見せつけてやるぜ」
紬「うふふ♪」
澪「・・・ああ、酸性とアルカリ性って事か。あははははは」 じたばた
梓(一周回ってぼけてくるな)
40: 2011/04/29(金) 22:03:29.88 ID:lTmv2Zw6P
コテージ裏手 川原
梓「綺麗な川ですねー」
澪「川に山が映り込んで、その中を魚が泳いでる。これは感動すら覚えるな」
律「いちばーん」 じゃばーん
唯「りっちゃん、ずるいー」 じゃばーん
梓「・・・情緒も何もかも、吹き飛びましたね」 びっしょり
澪「まあ、これも夏の思い出だ」 びっしょり
紬「自然にいると、気持がおおらかになるものね」 びっしょり
梓「綺麗な川ですねー」
澪「川に山が映り込んで、その中を魚が泳いでる。これは感動すら覚えるな」
律「いちばーん」 じゃばーん
唯「りっちゃん、ずるいー」 じゃばーん
梓「・・・情緒も何もかも、吹き飛びましたね」 びっしょり
澪「まあ、これも夏の思い出だ」 びっしょり
紬「自然にいると、気持がおおらかになるものね」 びっしょり
42: 2011/04/29(金) 22:05:30.79 ID:lTmv2Zw6P
律「みお、みお。みー、おー」 じゃば
澪「そう。自然とは、おおらかな気持に」 ざばっ
唯「みおちゃん、みおちゃん、みーおー、ちゃーん」 じゃば
澪「おおらかな」 ざばっ
律、唯「イャッホーイッ」 じゃば、じゃば
澪「・・・何だろう、この気持。心の底から沸き上がる、体が震えるような感覚は」 ぶるぶるっ
唯「多分それは、心の底から楽しいって証拠だよ」 にこっ
梓(えーっ?)
澪「そう。自然とは、おおらかな気持に」 ざばっ
唯「みおちゃん、みおちゃん、みーおー、ちゃーん」 じゃば
澪「おおらかな」 ざばっ
律、唯「イャッホーイッ」 じゃば、じゃば
澪「・・・何だろう、この気持。心の底から沸き上がる、体が震えるような感覚は」 ぶるぶるっ
唯「多分それは、心の底から楽しいって証拠だよ」 にこっ
梓(えーっ?)
43: 2011/04/29(金) 22:07:30.89 ID:lTmv2Zw6P
澪「そういう事に、しておくか。・・・えいえいっ」 じゃばじゃば
唯「ひゃー」
律「つめてーよー」
澪「あははー」
梓「本当ですかね、今のは」
紬「それが自然の良い所。夏休みの楽しい所じゃないかしら」
梓「・・・なんだか、分かるような気もします」
律「おーい。ムギと梓も早く来いよー」
澪「ムギー、水が冷たくて気持良いぞー」
唯「あずにゃーん、カニさんがいるよー。カニさんがー」 ちょきちょき
紬「はーい、今行きまーす。梓ちゃん♪」 きゅっ
梓「ムギ先輩♪」 きゅっ
紬、梓「えーいっ♪」 じゃばーん
唯「ひゃー」
律「つめてーよー」
澪「あははー」
梓「本当ですかね、今のは」
紬「それが自然の良い所。夏休みの楽しい所じゃないかしら」
梓「・・・なんだか、分かるような気もします」
律「おーい。ムギと梓も早く来いよー」
澪「ムギー、水が冷たくて気持良いぞー」
唯「あずにゃーん、カニさんがいるよー。カニさんがー」 ちょきちょき
紬「はーい、今行きまーす。梓ちゃん♪」 きゅっ
梓「ムギ先輩♪」 きゅっ
紬、梓「えーいっ♪」 じゃばーん
45: 2011/04/29(金) 22:09:30.66 ID:lTmv2Zw6P
コテージ、玄関前
律「うー、結構冷えたな。ムギ、サウナ借りるぞー」
紬「ええ。温度を調節するから、ちょっと待っててね」
律「唯はパスとして、澪は?」
澪「私はお昼の用意をするよ。大して冷えてもないし」
律「そっか。梓、行くぞ」 すたすた
梓「え?あ、あの。律先輩?」 とたとた
律「うー、結構冷えたな。ムギ、サウナ借りるぞー」
紬「ええ。温度を調節するから、ちょっと待っててね」
律「唯はパスとして、澪は?」
澪「私はお昼の用意をするよ。大して冷えてもないし」
律「そっか。梓、行くぞ」 すたすた
梓「え?あ、あの。律先輩?」 とたとた
48: 2011/04/29(金) 22:11:31.76 ID:lTmv2Zw6P
コテージ裏手、サウナ入り口
紬「・・・だいぶ温まってきたし、そろそろ良い具合かしら」
律「ムギは?」
紬「私もお昼の用意をするわ。お二人はごゆっくり」
律「おう。梓、行くぜっ」 カチャ
梓「はぁ」
紬「・・・だいぶ温まってきたし、そろそろ良い具合かしら」
律「ムギは?」
紬「私もお昼の用意をするわ。お二人はごゆっくり」
律「おう。梓、行くぜっ」 カチャ
梓「はぁ」
49: 2011/04/29(金) 22:13:30.67 ID:lTmv2Zw6P
サウナ内
律「あちー、あちーよ。なんだよ、これ」
梓「サウナですよ」
律「本当にお前は醒めてるな。あちーっ」
梓「・・・でも良いんですか?私達だけ入ってて。それに、ムギ先輩の事も」
律「澪もだけど、お前も本当に真面目だよな」 くすっ
梓「はぁ」
律「まあ二人きりだし、ここでなら良いか。あちーっ」
梓(変な事する気じゃないだろうな) びくっ
律「あちー、あちーよ。なんだよ、これ」
梓「サウナですよ」
律「本当にお前は醒めてるな。あちーっ」
梓「・・・でも良いんですか?私達だけ入ってて。それに、ムギ先輩の事も」
律「澪もだけど、お前も本当に真面目だよな」 くすっ
梓「はぁ」
律「まあ二人きりだし、ここでなら良いか。あちーっ」
梓(変な事する気じゃないだろうな) びくっ
50: 2011/04/29(金) 22:15:34.42 ID:lTmv2Zw6P
律「私達はムギに呼ばれて来てるんだから、少しは遠慮しろって事だろ」
梓「まあ、ニュアンスとしては」
律「それもそうなんだけど、私は逆に考えてるんだよな」
梓「はぁ」
律「呼ぶからにはもてなしたい。楽しんでもらいたいって思う人もいる訳さ」
梓「・・・ムギ先輩の性格としても、ですか?」
律「そういう事。だったらむしろ遠慮しない方が、ムギにとっては嬉しいんじゃないかな」
梓「確かに、言われてみるとそうかも知れません」
律「結局、私の勝手な解釈だけどな。・・・あちー、あちーよ。サウナって何だよ。意味分かんないよっ。あちーっ」
梓(もしかして律先輩、無理して入ってるのかな)
律「あちー、あちーっ。誰だよ、サウナを発明した奴はっ」
梓「まあ、ニュアンスとしては」
律「それもそうなんだけど、私は逆に考えてるんだよな」
梓「はぁ」
律「呼ぶからにはもてなしたい。楽しんでもらいたいって思う人もいる訳さ」
梓「・・・ムギ先輩の性格としても、ですか?」
律「そういう事。だったらむしろ遠慮しない方が、ムギにとっては嬉しいんじゃないかな」
梓「確かに、言われてみるとそうかも知れません」
律「結局、私の勝手な解釈だけどな。・・・あちー、あちーよ。サウナって何だよ。意味分かんないよっ。あちーっ」
梓(もしかして律先輩、無理して入ってるのかな)
律「あちー、あちーっ。誰だよ、サウナを発明した奴はっ」
51: 2011/04/29(金) 22:17:33.60 ID:lTmv2Zw6P
コテージ内、リビング
澪「おい、律。大丈夫か?」
律「平気平気。元気溌剌・・・」 ぐったり
梓「ちょっとはしゃぎ過ぎました」
紬「楽しんでもらえたみたいで、何よりだわ♪」
唯「そんなに楽しいなら、少しだけ入ってみようかな」
澪「だったらこれを食べた後で、入りに行くか」
紬「それなら私も♪」
唯「りっちゃんは?」
律「私はもう、一生分入ったよ」 ぐったり
梓(今の見た目はあれだけど、ちょっと恰好良いな。それに、お風呂上がりの良い匂いがするし♪) くんかくんか
澪「おい、律。大丈夫か?」
律「平気平気。元気溌剌・・・」 ぐったり
梓「ちょっとはしゃぎ過ぎました」
紬「楽しんでもらえたみたいで、何よりだわ♪」
唯「そんなに楽しいなら、少しだけ入ってみようかな」
澪「だったらこれを食べた後で、入りに行くか」
紬「それなら私も♪」
唯「りっちゃんは?」
律「私はもう、一生分入ったよ」 ぐったり
梓(今の見た目はあれだけど、ちょっと恰好良いな。それに、お風呂上がりの良い匂いがするし♪) くんかくんか
53: 2011/04/29(金) 22:19:46.41 ID:lTmv2Zw6P
1時間後
律「・・・あー、よく寝た」
紬「りっちゃん、おはおう」
律「おう。唯と澪は、完全に寝てるか」
紬「サウナの効果はてきめんね」
梓「私、夕ご飯の買い出しに行って来ます」
律「慌てるな、慌ててるな。梓も少し休めよ」
紬「そうそう。ほら、こっちきて♪」 ぽんぽん
律「太ももなのに、膝枕とはこれいかに」
紬「そう言われてみると、案外不思議ね-」
律、紬「あはは」
梓「はぁ」 ごろん
律「・・・あー、よく寝た」
紬「りっちゃん、おはおう」
律「おう。唯と澪は、完全に寝てるか」
紬「サウナの効果はてきめんね」
梓「私、夕ご飯の買い出しに行って来ます」
律「慌てるな、慌ててるな。梓も少し休めよ」
紬「そうそう。ほら、こっちきて♪」 ぽんぽん
律「太ももなのに、膝枕とはこれいかに」
紬「そう言われてみると、案外不思議ね-」
律、紬「あはは」
梓「はぁ」 ごろん
54: 2011/04/29(金) 22:21:30.83 ID:lTmv2Zw6P
紬「梓ちゃんも少し疲れたんじゃない?」
梓「そんな風に見えますか?」
紬「少し寝てから、みんなで買い物に行きましょうね」
梓「はぁ」 こくりこくり
律「・・・寝たか」
紬「梓ちゃんは自分一人が後輩だから、気疲れする面もあるのかしら」 撫で撫で
律「澪と同じで、真面目だしな。ま、それも梓の長所って奴さ」
紬「そうね」 くすり
梓「やってやるですっ」 すかー
律「何をだよ、何を」
紬「うふふ♪」 撫で撫で
梓「そんな風に見えますか?」
紬「少し寝てから、みんなで買い物に行きましょうね」
梓「はぁ」 こくりこくり
律「・・・寝たか」
紬「梓ちゃんは自分一人が後輩だから、気疲れする面もあるのかしら」 撫で撫で
律「澪と同じで、真面目だしな。ま、それも梓の長所って奴さ」
紬「そうね」 くすり
梓「やってやるですっ」 すかー
律「何をだよ、何を」
紬「うふふ♪」 撫で撫で
55: 2011/04/29(金) 22:23:30.68 ID:lTmv2Zw6P
梓(・・・妙に柔らかくて、良い匂い♪) くんかくんか
唯「おはよー」
梓「唯先輩。・・・でもさっきは、ムギ先輩の膝枕だった気が」
唯「ムギちゃんもよく寝てたから、今度は私の膝枕で寝てもらったの」
梓「失礼しました。皆さんは、良くお休みですね」
唯「起こすのもなんだし、私達だけで買い出しに行こうか」
梓「はいです」
唯「おはよー」
梓「唯先輩。・・・でもさっきは、ムギ先輩の膝枕だった気が」
唯「ムギちゃんもよく寝てたから、今度は私の膝枕で寝てもらったの」
梓「失礼しました。皆さんは、良くお休みですね」
唯「起こすのもなんだし、私達だけで買い出しに行こうか」
梓「はいです」
57: 2011/04/29(金) 22:25:30.17 ID:lTmv2Zw6P
駅前、スーパー
梓「皆さん寝起きですし、軽めの物にしましょうか」
唯「そうめんなんてどうかな?ちゅるちゅるのうまうまだよ」
梓「そういう擬音、得意ですね。でも作るのも簡単だし、良いかも知れません」
唯「総菜コーナーで天ぷらを買えば、天ぷらそうめんにもなるしね」
梓「それも良いかもです。出汁は、市販のを買いますか」
唯「思い切って、チョコそうめんは?」
梓「やりませんよ」
唯「だったら、流しチョコそうめん?」
梓「もう、唯先輩は」 くすっ
唯「たはは」
梓「皆さん寝起きですし、軽めの物にしましょうか」
唯「そうめんなんてどうかな?ちゅるちゅるのうまうまだよ」
梓「そういう擬音、得意ですね。でも作るのも簡単だし、良いかも知れません」
唯「総菜コーナーで天ぷらを買えば、天ぷらそうめんにもなるしね」
梓「それも良いかもです。出汁は、市販のを買いますか」
唯「思い切って、チョコそうめんは?」
梓「やりませんよ」
唯「だったら、流しチョコそうめん?」
梓「もう、唯先輩は」 くすっ
唯「たはは」
58: 2011/04/29(金) 22:27:30.63 ID:lTmv2Zw6P
コテージへ続く山道
梓「日も傾いてきましたね」
カナカナカナ
唯「ひぐらしが鳴いてるよ。綺麗だけど、切ない鳴き声だね」
梓「ええ」
カナカナカナ
唯「何か寂しくなってくるな。・・・憂、どうしてるかな」
梓「唯先輩が帰ってくるのを、楽しみに待ってますよ」
唯「そかな」
梓「ええ。私が憂なら、絶対そう思ってますから」
唯「ありがと、あずにゃん♪」
梓「日も傾いてきましたね」
カナカナカナ
唯「ひぐらしが鳴いてるよ。綺麗だけど、切ない鳴き声だね」
梓「ええ」
カナカナカナ
唯「何か寂しくなってくるな。・・・憂、どうしてるかな」
梓「唯先輩が帰ってくるのを、楽しみに待ってますよ」
唯「そかな」
梓「ええ。私が憂なら、絶対そう思ってますから」
唯「ありがと、あずにゃん♪」
59: 2011/04/29(金) 22:29:30.32 ID:lTmv2Zw6P
カナカナカナ
唯「遠くに来て寂しく感じると、いつも思うんだ。私は幸せだなって」
梓「寂しく感じると、ですか」
唯「うん。そう感じるのは、帰る場所。待ってる人がいるからだもん」
梓「・・・そうですね。私もそう思います」
唯「寂しければ寂しい分、私は幸せなんだっていつも思うよ」
梓「唯先輩らしい発想ですね」
唯「そかな」
梓「ええ、そうですよ。今度は憂も誘って出かけましょうよ」
唯「和ちゃんも純ちゃんも、さわちゃんも一緒にね」
梓「はいですっ♪」
唯「遠くに来て寂しく感じると、いつも思うんだ。私は幸せだなって」
梓「寂しく感じると、ですか」
唯「うん。そう感じるのは、帰る場所。待ってる人がいるからだもん」
梓「・・・そうですね。私もそう思います」
唯「寂しければ寂しい分、私は幸せなんだっていつも思うよ」
梓「唯先輩らしい発想ですね」
唯「そかな」
梓「ええ、そうですよ。今度は憂も誘って出かけましょうよ」
唯「和ちゃんも純ちゃんも、さわちゃんも一緒にね」
梓「はいですっ♪」
60: 2011/04/29(金) 22:31:30.22 ID:lTmv2Zw6P
コテージ内、キッチン
澪「ひぐらし?ああ、そういえば鳴いてたな」
紬「風情があって良いわよね」
唯「むー」
律「ミンミンゼミやアブラゼミとは、ちょっと違うよな。というか、あいつらこそなんなんだ?」
紬「でも、頑張ってるって気はするわよ」
唯「むー」
澪「なるほど、そういう解釈もあるのか。・・・唯、どうかしたのか?」
唯「ひぐらしの鳴き声を聞いた後から、喉がかゆくてね。むー」 ぽりぽり
澪「マジで止めろ」
澪「ひぐらし?ああ、そういえば鳴いてたな」
紬「風情があって良いわよね」
唯「むー」
律「ミンミンゼミやアブラゼミとは、ちょっと違うよな。というか、あいつらこそなんなんだ?」
紬「でも、頑張ってるって気はするわよ」
唯「むー」
澪「なるほど、そういう解釈もあるのか。・・・唯、どうかしたのか?」
唯「ひぐらしの鳴き声を聞いた後から、喉がかゆくてね。むー」 ぽりぽり
澪「マジで止めろ」
62: 2011/04/29(金) 22:33:30.40 ID:lTmv2Zw6P
律「あー、食った食った」
紬「そうめんだけでも、結構お腹一杯になるわね」
梓「私、後片付けします」
澪「よし、みんなでやるか」
律「おう、頑張れよっ」
澪「お前もやるんだ」 ぐりぐり
唯、紬、梓「あはは」
紬「そうめんだけでも、結構お腹一杯になるわね」
梓「私、後片付けします」
澪「よし、みんなでやるか」
律「おう、頑張れよっ」
澪「お前もやるんだ」 ぐりぐり
唯、紬、梓「あはは」
64: 2011/04/29(金) 22:35:36.02 ID:lTmv2Zw6P
キッチン、シンク前
澪「大体終わったか。全員でやるとはかどるな」
律「今日も一日、よく働いたぜ」
唯「なんだか、充実してるよね」
紬「今夜は寝かさないわよー♪」
梓(唐突に、何?) びくっ
澪「大体終わったか。全員でやるとはかどるな」
律「今日も一日、よく働いたぜ」
唯「なんだか、充実してるよね」
紬「今夜は寝かさないわよー♪」
梓(唐突に、何?) びくっ
65: 2011/04/29(金) 22:37:31.03 ID:lTmv2Zw6P
紬「今夜は流星群が見られるのよ」
梓「ああ、そういう事ですか」
澪「へぇ。面白そうだな」
律「なんかワクワクして来たぜ」
唯「流星群って事は、流れ星?」
紬「ええ、そうよ」
唯「だったら、お願い事しないとね」
律、澪、紬、梓「おおっ♪」
梓「ああ、そういう事ですか」
澪「へぇ。面白そうだな」
律「なんかワクワクして来たぜ」
唯「流星群って事は、流れ星?」
紬「ええ、そうよ」
唯「だったら、お願い事しないとね」
律、澪、紬、梓「おおっ♪」
67: 2011/04/29(金) 22:39:30.83 ID:lTmv2Zw6P
コテージ前の庭
律「まずはブルーシートを敷いて、その上に毛布を敷いてと」
澪「なんだか、良い感じになってきたな」
紬「後はお茶の用意もしてと。冷えて来たら、ホットを飲んでね」
梓「蚊取り線香も準備出来ました」
唯「薄闇の中でこの匂いが漂ってくると、夏だなーって思うよ」
澪「うん、うん。分かる分かる♪」
唯「金鳥の夏、日本の夏だよ」
律、澪、紬「あーっ♪」
梓(何才なんだろう、この人達)
律「まずはブルーシートを敷いて、その上に毛布を敷いてと」
澪「なんだか、良い感じになってきたな」
紬「後はお茶の用意もしてと。冷えて来たら、ホットを飲んでね」
梓「蚊取り線香も準備出来ました」
唯「薄闇の中でこの匂いが漂ってくると、夏だなーって思うよ」
澪「うん、うん。分かる分かる♪」
唯「金鳥の夏、日本の夏だよ」
律、澪、紬「あーっ♪」
梓(何才なんだろう、この人達)
68: 2011/04/29(金) 22:41:30.15 ID:lTmv2Zw6P
紬「流れ星はどの方角でも見られるそうだから、このまま寝転がった方が良いかも」 ごろーん
律「じゃ、お言葉に甘えて」 ごろーん
澪「自然の中で夜空を見ながら寝るなんて、感動すら覚えるな」 ごろーん
梓「天の川が見える事自体、街中では考えられませんからね」 ごろにゃーん
唯「本当、ムギちゃんのお陰だよ」 ごろーん
梓「そんな。梓ちゃんにも言ったけど、みんなが来てくれて私も本当に嬉しいの」
律「この、可愛い奴め。・・・これからはたまに、全員で誰かの家に泊まったりするか」
唯「その時は私が、全力でおもてなしするよ」
律「憂ちゃんが、だろ」
唯「もう、りっちゃんのいじわる」
澪、紬、梓「あはは」
律「じゃ、お言葉に甘えて」 ごろーん
澪「自然の中で夜空を見ながら寝るなんて、感動すら覚えるな」 ごろーん
梓「天の川が見える事自体、街中では考えられませんからね」 ごろにゃーん
唯「本当、ムギちゃんのお陰だよ」 ごろーん
梓「そんな。梓ちゃんにも言ったけど、みんなが来てくれて私も本当に嬉しいの」
律「この、可愛い奴め。・・・これからはたまに、全員で誰かの家に泊まったりするか」
唯「その時は私が、全力でおもてなしするよ」
律「憂ちゃんが、だろ」
唯「もう、りっちゃんのいじわる」
澪、紬、梓「あはは」
69: 2011/04/29(金) 22:44:03.75 ID:lTmv2Zw6P
きらっ☆
梓「あっ。今見えましたよ」
律「梓、願い事だ。願い事っ」
梓「え、えと。あの、その。もっとギターが上手く・・・。消えちゃいました」
唯「むーん、残念。あずにゃん、惜しかったね」
澪「何をお願いするか、初めから決めておいた方が良さそうだな」
紬「瞬発力と計画性が重要ね」
澪「慌てず騒がず、平常心で挑めば……。あ、見えた」
紬「澪ちゃんっ」
澪「え、えと。あの、その。もっとベースが上手く・・・。消えちゃった」
律「切なすぎて、突っ込む気にもなれん」
梓「あっ。今見えましたよ」
律「梓、願い事だ。願い事っ」
梓「え、えと。あの、その。もっとギターが上手く・・・。消えちゃいました」
唯「むーん、残念。あずにゃん、惜しかったね」
澪「何をお願いするか、初めから決めておいた方が良さそうだな」
紬「瞬発力と計画性が重要ね」
澪「慌てず騒がず、平常心で挑めば……。あ、見えた」
紬「澪ちゃんっ」
澪「え、えと。あの、その。もっとベースが上手く・・・。消えちゃった」
律「切なすぎて、突っ込む気にもなれん」
71: 2011/04/29(金) 22:46:00.73 ID:lTmv2Zw6P
きらっ☆
唯「あ、見えた」
梓「唯先輩、早くっ」
唯「えーと、憂に早く会えますように。会えますように。会えますように」
律「・・・色々言いたいが、願いは願いだからな」
澪「でも、意外と落ち着いてるな」
唯「私は、やれば出来る子なんです」
紬「うふふ♪」
唯「あ、見えた」
梓「唯先輩、早くっ」
唯「えーと、憂に早く会えますように。会えますように。会えますように」
律「・・・色々言いたいが、願いは願いだからな」
澪「でも、意外と落ち着いてるな」
唯「私は、やれば出来る子なんです」
紬「うふふ♪」
73: 2011/04/29(金) 22:48:02.52 ID:lTmv2Zw6P
きらっ☆
唯「あ、また見えた」
梓「唯先輩っ」
唯「あずにゃんのギターが上手くなりますように。上手くなりますように。なりますように」
律「何気にすごいな」
澪「唯、才能あるぞっ」
律「何の才能だよ、おい」
唯「あ、また見えた」
梓「唯先輩っ」
唯「あずにゃんのギターが上手くなりますように。上手くなりますように。なりますように」
律「何気にすごいな」
澪「唯、才能あるぞっ」
律「何の才能だよ、おい」
74: 2011/04/29(金) 22:50:01.65 ID:lTmv2Zw6P
きらっ ☆
唯「あ、また」
梓「唯先輩っ」
唯「澪ちゃんのベースが上手くなりますように。上手くなりますように。上手くなりますように」
律「本当、ここまで来ると才能だな」
澪「ちょっと尊敬してきたかも知れない」
紬「目が良いのかしら。それとも、見る角度?」
梓「もしくは、変な電波を受信してるかですね」
唯「もう、あずにゃんったら。・・・あ、また」
梓「え?」
唯「あ、また」
梓「唯先輩っ」
唯「澪ちゃんのベースが上手くなりますように。上手くなりますように。上手くなりますように」
律「本当、ここまで来ると才能だな」
澪「ちょっと尊敬してきたかも知れない」
紬「目が良いのかしら。それとも、見る角度?」
梓「もしくは、変な電波を受信してるかですね」
唯「もう、あずにゃんったら。・・・あ、また」
梓「え?」
77: 2011/04/29(金) 22:52:18.55 ID:lTmv2Zw6P
唯「りっちゃんのドラムが上手くなりますように。上手くなりますように。上手くなりますように」
律「いや。ありがたいんだけどさ。唯」
きらっ☆
唯「あ、また」
紬「あの、そろそろ自分の」
唯「ムギちゃんのキーボードが上手くなりますように。上手くなりますように。上手くなりますように」
律「あちゃー。いや、あちゃーじゃないけど」
紬「あちゃー、よね♪」 くすり
律「いや。ありがたいんだけどさ。唯」
きらっ☆
唯「あ、また」
紬「あの、そろそろ自分の」
唯「ムギちゃんのキーボードが上手くなりますように。上手くなりますように。上手くなりますように」
律「あちゃー。いや、あちゃーじゃないけど」
紬「あちゃー、よね♪」 くすり
78: 2011/04/29(金) 22:54:18.53 ID:lTmv2Zw6P
澪「唯。人の事も良いんだけど、自分の事もお願いしろよ」
唯「え?ああ、そかそか」
梓「でもそういう所って、唯先輩らしいです」
唯「褒めてるの、それ?」
梓「さあ」
唯「もう、あずにゃんは」
律、澪、紬「あはは」
唯「え?ああ、そかそか」
梓「でもそういう所って、唯先輩らしいです」
唯「褒めてるの、それ?」
梓「さあ」
唯「もう、あずにゃんは」
律、澪、紬「あはは」
79: 2011/04/29(金) 22:56:23.64 ID:lTmv2Zw6P
律「ともかくだ。一番自分がお願いしたい事を頼もうぜ」
唯「そだね」
澪「私はそれ以前に、流れ星が見られるようお願いしたい気分だな」
紬「うふふ♪」
梓「夜は長いですし、ゆっくり待ってればいつか見られますよ」
唯「私はその前に寝ちゃいそうだけど」
梓「その時は寝れば良いんですよ」
唯「そんなもの?」
梓「はい、そんなものです」 にこっ
唯「そかそか」 にこっ
唯「そだね」
澪「私はそれ以前に、流れ星が見られるようお願いしたい気分だな」
紬「うふふ♪」
梓「夜は長いですし、ゆっくり待ってればいつか見られますよ」
唯「私はその前に寝ちゃいそうだけど」
梓「その時は寝れば良いんですよ」
唯「そんなもの?」
梓「はい、そんなものです」 にこっ
唯「そかそか」 にこっ
81: 2011/04/29(金) 22:58:23.31 ID:lTmv2Zw6P
きらっ☆
澪「あ、見えた。え、えと。あの、その。・・・消えた」 しゅん
律「慌てるな、慌てるな。見えたら指をさせ。その方向を全員で見れば、誰か一人はお願い出来るだろ」
紬「軽音部、一致団結ね」
律「そういう事だ。宇宙がどれだけ広くても、私達には敵わないぜ」
澪「どこまですごいんだよ、私達は」 くすっ
紬「うふふ♪まずはお茶を飲んで、一服しましょうか」
澪「あ、見えた。え、えと。あの、その。・・・消えた」 しゅん
律「慌てるな、慌てるな。見えたら指をさせ。その方向を全員で見れば、誰か一人はお願い出来るだろ」
紬「軽音部、一致団結ね」
律「そういう事だ。宇宙がどれだけ広くても、私達には敵わないぜ」
澪「どこまですごいんだよ、私達は」 くすっ
紬「うふふ♪まずはお茶を飲んで、一服しましょうか」
82: 2011/04/29(金) 23:00:23.69 ID:lTmv2Zw6P
律「みんなでこうして集まって。ムギのお茶を飲んで、星を眺めて。全く、贅沢な話だぜ。本当、良い夏休み・・・」
きらっ☆
律「あっ」 びしっ
澪「いっ?」 びしっ
紬「うっ」 びしっ
梓「えっ?」 びしっ
唯「おーっ」 びしっ
きらっ☆
律「あっ」 びしっ
澪「いっ?」 びしっ
紬「うっ」 びしっ
梓「えっ?」 びしっ
唯「おーっ」 びしっ
83: 2011/04/29(金) 23:02:10.03 ID:lTmv2Zw6P
律「いつまでもっ」
澪「みんなとっ」
紬「一緒にっ」
梓「いられますようにっ」
唯「え、えーと。和ちゃんと、純ちゃんと、さわちゃんと、憂もねっ」
きらっ☆
澪「みんなとっ」
紬「一緒にっ」
梓「いられますようにっ」
唯「え、えーと。和ちゃんと、純ちゃんと、さわちゃんと、憂もねっ」
きらっ☆
85: 2011/04/29(金) 23:04:00.53 ID:lTmv2Zw6P
律「・・・なんか、全員被ったな」
澪「それでこそ、私達だ」
紬「やっぱり考える事は、みんな一緒なのね♪」
梓「唯先輩のは、字余りだった気もしますけど」
唯「たはは。ちょっと、欲張りだったかな」
梓「そんな事無いです。とっても唯先輩らしかったですよ」
唯「それ、褒めてるの?」
梓「さあ」
唯「もう、あずにゃんの意地悪」
律、紬、澪「あはは」
澪「それでこそ、私達だ」
紬「やっぱり考える事は、みんな一緒なのね♪」
梓「唯先輩のは、字余りだった気もしますけど」
唯「たはは。ちょっと、欲張りだったかな」
梓「そんな事無いです。とっても唯先輩らしかったですよ」
唯「それ、褒めてるの?」
梓「さあ」
唯「もう、あずにゃんの意地悪」
律、紬、澪「あはは」
86: 2011/04/29(金) 23:06:14.54 ID:lTmv2Zw6P
同時刻、平沢家テラス
きらっ☆
憂「あ・・・。・・・お姉ちゃん達が、いつまでも笑顔でいられますように。笑顔でいられますように。笑顔でいられますように」
きらっ☆
憂「あ・・・。・・・お姉ちゃん達が、いつまでも笑顔でいられますように。笑顔でいられますように。笑顔でいられますように」
87: 2011/04/29(金) 23:07:16.31 ID:lTmv2Zw6P
唯「憂♪」
憂「お姉ちゃん♪」
唯、憂「お休み♪」
終わり
憂「お姉ちゃん♪」
唯、憂「お休み♪」
終わり
88: 2011/04/29(金) 23:08:16.02 ID:lTmv2Zw6P
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
テーマとしては「夏」ですね。
テーマとしては「夏」ですね。
89: 2011/04/29(金) 23:08:57.54 ID:vM5AUm1g0
乙!
面白かったし和んだよ
律梓と紬梓もいい感じ
面白かったし和んだよ
律梓と紬梓もいい感じ
引用元: 澪「夏は、まだ始まったばかりだぞ」
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