1: 2011/06/24(金) 22:59:00.38 ID:DmS5eFgQ0
律「おい!!唯!!もっとラフに歌ってくれよ!!そんなんじゃー小学生の合唱コンクールだぞ」
唯「...りっちゃん?」
律「...ん?」
唯「最近、カリカリしてない?」
唯「無理矢理、ラフとかワイルドとかを意識してない?」
律「...」
澪「しょーがないだろ...律の原点は The Who なんだし...」
唯「でも...」
唯「The Who は格好いいけど、私たちのスタイルじゃないよ。」
唯「それにムギちゃんと意見が合わないというだけで、仲間割れした状態はさすがの私でも辛いよ...」
唯律澪「...」
たしかに唯の言うことは最もだ、高校の時は音楽さえできれば満足だった。
でも、大学に入って軽音楽部に入って、放課後ティータイム以外の部員に出逢ったとき、
私はふっ切れないモヤモヤ感に包まれ始めた。
簡単に言えば、『もっと私のやりたい音楽を目指したい!!』だった。
もちろん、高校時代に放課後ティータイムとして築いたものは分不相応な位にハイレベルな曲ばかりだった。
その中心に居たのは、幼なじみの澪こと「秋山澪」と、ムギこと「琴吹紬」。
特にムギの作った曲は、第三者として聴いていても「スゴい!!」の一言だった。
また、澪の詩も独特の世界観(=痒い痒い!!)も幼馴染みとしては共感できるものだった。
私はその延長を楽しめれば良いと思っていたんだけど...
澪やムギのような才能を持たない『単なるアマチュアドラマー』としては
大学を卒業したら社会にでなければならない事を意識せざるを得ない。
唯「...りっちゃん?」
律「...ん?」
唯「最近、カリカリしてない?」
唯「無理矢理、ラフとかワイルドとかを意識してない?」
律「...」
澪「しょーがないだろ...律の原点は The Who なんだし...」
唯「でも...」
唯「The Who は格好いいけど、私たちのスタイルじゃないよ。」
唯「それにムギちゃんと意見が合わないというだけで、仲間割れした状態はさすがの私でも辛いよ...」
唯律澪「...」
たしかに唯の言うことは最もだ、高校の時は音楽さえできれば満足だった。
でも、大学に入って軽音楽部に入って、放課後ティータイム以外の部員に出逢ったとき、
私はふっ切れないモヤモヤ感に包まれ始めた。
簡単に言えば、『もっと私のやりたい音楽を目指したい!!』だった。
もちろん、高校時代に放課後ティータイムとして築いたものは分不相応な位にハイレベルな曲ばかりだった。
その中心に居たのは、幼なじみの澪こと「秋山澪」と、ムギこと「琴吹紬」。
特にムギの作った曲は、第三者として聴いていても「スゴい!!」の一言だった。
また、澪の詩も独特の世界観(=痒い痒い!!)も幼馴染みとしては共感できるものだった。
私はその延長を楽しめれば良いと思っていたんだけど...
澪やムギのような才能を持たない『単なるアマチュアドラマー』としては
大学を卒業したら社会にでなければならない事を意識せざるを得ない。
2: 2011/06/24(金) 23:14:36.11 ID:DmS5eFgQ0
唯「ねぇねぇりっちゃん?」
律「ん?なんだ?」
唯「えーとねっ...今のりっちゃんは焦ってる感ありありでね...」
唯「私も澪ちゃんも窮屈なんだよ」
唯「そのうえ、ムギちゃんもいないし...」
唯「高校の時は、気まずい雰囲気になるとムギちゃんがお茶を用意してくれたけど」
唯「今はそれもないし、ギクシャクしたままなんだよ」
唯「澪ちゃんはりっちゃんと幼馴染みだから、我慢できるかもしれないけど」
唯「私は今の状況が楽しめないどころか辛いんだよ」
......
澪(...うっ...これは気まずい...)
澪(でも、唯がここまで言うことは...)
澪(やっぱり、ムギと律の事が堪えてるんだなぁ~」
澪(ここは、私が取り持たないといけないのか?)
澪(でも、上手く取り持つ自信もないし...)
澪(...ダメっ、ダメっ、ダメっ!!)
澪(ここで頑張らないと、放課後ティータイムどころか梓との約束も破ることになる!!)
澪「ちょっ!!っちょっと今日はこの辺であがろう...そっだなひさしぶりにゲーセンとかどうだ?」
律「ん?なんだ?」
唯「えーとねっ...今のりっちゃんは焦ってる感ありありでね...」
唯「私も澪ちゃんも窮屈なんだよ」
唯「そのうえ、ムギちゃんもいないし...」
唯「高校の時は、気まずい雰囲気になるとムギちゃんがお茶を用意してくれたけど」
唯「今はそれもないし、ギクシャクしたままなんだよ」
唯「澪ちゃんはりっちゃんと幼馴染みだから、我慢できるかもしれないけど」
唯「私は今の状況が楽しめないどころか辛いんだよ」
......
澪(...うっ...これは気まずい...)
澪(でも、唯がここまで言うことは...)
澪(やっぱり、ムギと律の事が堪えてるんだなぁ~」
澪(ここは、私が取り持たないといけないのか?)
澪(でも、上手く取り持つ自信もないし...)
澪(...ダメっ、ダメっ、ダメっ!!)
澪(ここで頑張らないと、放課後ティータイムどころか梓との約束も破ることになる!!)
澪「ちょっ!!っちょっと今日はこの辺であがろう...そっだなひさしぶりにゲーセンとかどうだ?」
3: 2011/06/24(金) 23:29:34.92 ID:DmS5eFgQ0
律「うーん...ゲーセンという気分でもないから、今日は帰るわ」
唯・澪「...」
澪「そっか...じゃあ、今日はここで上がりにしよう。でも来週はみっちり練習するぞ!!」
律「へいへい」
律(澪...お前はわかってくれてると思ってたんだけど...)
律(天才が囲まれてる凡人がどれだけ辛いかって事を...)
律(テクニックなら努力でカバーできるけど、テクニックだけでは到達できない未知の領域...)
律(ムギの作曲能力はわかってるだろ?、でも私にはそこまでの才能はないんだよ...)
え
律(嫉妬で片付けたら簡単だけど、ムギは親友なんだよ...)
律(おまけにムギは私の心情を汲んだ上で、私から離れたんだろう)
律(ボタンの掛け違いみたいな簡単な行き違いだってのはわかってるけど...)
律(どうしても素直になれないんだよ)
律(親友だと思ってるからこその甘えなんだよね...)
律(だから澪に気づいて欲しいんだよ!!そして掛け違ったボタンを掛け直すきっかけを作って欲しいんだ...)
6: 2011/06/24(金) 23:37:11.20 ID:DmS5eFgQ0
>>4
ドラマーって、特に突出した才能がないと認められないでしょ?
テクニックだけだとアマチュアの方が上手いと思われるドラマーの方がたくさんいます。
でも、テクニックだけじゃないんです。
リンゴ・スターしかり、チャリー・ワッツしかり、バンドに根付いたドラマーがいかに凄いか?
その辺を追求したいんです。
能なしではなく「自分の居場所を見つける方向」で展開したいんです。
ドラマーって、特に突出した才能がないと認められないでしょ?
テクニックだけだとアマチュアの方が上手いと思われるドラマーの方がたくさんいます。
でも、テクニックだけじゃないんです。
リンゴ・スターしかり、チャリー・ワッツしかり、バンドに根付いたドラマーがいかに凄いか?
その辺を追求したいんです。
能なしではなく「自分の居場所を見つける方向」で展開したいんです。
7: 2011/06/24(金) 23:39:35.99 ID:DmS5eFgQ0
>>5
けいおんは高校生です。
無邪気です。
でも、将来を意識したときに周囲との才能の差を意識するでしょ?
そのあたりを克服するような感じで進めたいんですよ。
つまりは「音楽は音楽!!楽しんだ者勝ち」がランディングポイントです。
けいおんは高校生です。
無邪気です。
でも、将来を意識したときに周囲との才能の差を意識するでしょ?
そのあたりを克服するような感じで進めたいんですよ。
つまりは「音楽は音楽!!楽しんだ者勝ち」がランディングポイントです。
16: 2011/06/24(金) 23:56:53.77 ID:DmS5eFgQ0
一方ムギ...
紬(りっちゃんと喧嘩したけど...)
紬(私、喧嘩したことがなかったから...)
紬 (うふふっ!!なんだか親密度が増した感じ)
紬(でも、りっちゃんと仲直りする算段をそろそろしないといけないわね)
紬(うーん...そうなると澪ちゃんか唯ちゃんに間を入ってもらうのがいいけど...)
紬(ん!!ここはこの手でいきましょ!!)
紬(りっちゃんと喧嘩したけど...)
紬(私、喧嘩したことがなかったから...)
紬 (うふふっ!!なんだか親密度が増した感じ)
紬(でも、りっちゃんと仲直りする算段をそろそろしないといけないわね)
紬(うーん...そうなると澪ちゃんか唯ちゃんに間を入ってもらうのがいいけど...)
紬(ん!!ここはこの手でいきましょ!!)
25: 2011/06/25(土) 00:23:18.25 ID:mX5ECQsL0
和「なんなの一体?」
紬「うーん...特に理由はないんだけど、ちょっとね...エヘヘ」
和「ムギが私に話がある時点で『特別な理由がある』としかおもえないんだけど」
紬「さすが和ちゃんね!!」
和「だれでも気づくわよ!!それでなにがあったの?」
紬「実はね...」
紬「りっちゃんとちょっと喧嘩をしちゃたの」
紬「もっとも喧嘩といっても、私が拗ねた『ふり』をしただけなんだけどね」
紬「でも私以外は深刻な状況に陥ったの...」
紬「ちょっと冗談が過ぎたと思ったんだけど、私よりもりっちゃんが思い込んじゃってね」
紬「なんとかソフトランディングしようと思ってるんだけど、りっちゃんだけがそれを拒んでいるみたいなのよ」
紬「唯ちゃんも澪ちゃんも私がいつでも戻る気でいることをうすうす感じてるようなんだけど...」
紬「りっちゃんがへそを曲げてることに驚いてて、必要以上に深刻に感じてるみたいなの」
紬「うーん...特に理由はないんだけど、ちょっとね...エヘヘ」
和「ムギが私に話がある時点で『特別な理由がある』としかおもえないんだけど」
紬「さすが和ちゃんね!!」
和「だれでも気づくわよ!!それでなにがあったの?」
紬「実はね...」
紬「りっちゃんとちょっと喧嘩をしちゃたの」
紬「もっとも喧嘩といっても、私が拗ねた『ふり』をしただけなんだけどね」
紬「でも私以外は深刻な状況に陥ったの...」
紬「ちょっと冗談が過ぎたと思ったんだけど、私よりもりっちゃんが思い込んじゃってね」
紬「なんとかソフトランディングしようと思ってるんだけど、りっちゃんだけがそれを拒んでいるみたいなのよ」
紬「唯ちゃんも澪ちゃんも私がいつでも戻る気でいることをうすうす感じてるようなんだけど...」
紬「りっちゃんがへそを曲げてることに驚いてて、必要以上に深刻に感じてるみたいなの」
31: 2011/06/25(土) 00:37:46.08 ID:mX5ECQsL0
和「ハァ...」
和「あんたたちって、ほ~んと平和よねぇ~」
紬「...時節柄申し訳ありません...」
和「で、私は何を演じればいいの?」
紬「演じるだなんて...和ちゃんは和ちゃんを演じてくれたら十分だとおもうんだけどなぁ~」
和「ハァ~...さすがムギねぇ」
和「で、まずは唯を籠絡すればいいのね?」
紬「籠絡って表現は極端だけど...唯ちゃんには私の本意を知ってもらいたいなぁ~ウフフッ」
和「ムギ!!あんた、こんな状況でよくそんな暢気な立場でいられるものね?」
紬「あらっ!!私はそんな深刻なこととは考えてないんだけど」
和「なら、余計に深刻よ!!」
和「まぁいいわ。その深刻さを含めて解決手段を考えましょ!!」
和「もちろん、ムギもそれなりの代償は覚悟しててね?」
紬「ん?うっ...うん(代償がいるのかな?まぁ、仕方ないか...)」
和「あんたたちって、ほ~んと平和よねぇ~」
紬「...時節柄申し訳ありません...」
和「で、私は何を演じればいいの?」
紬「演じるだなんて...和ちゃんは和ちゃんを演じてくれたら十分だとおもうんだけどなぁ~」
和「ハァ~...さすがムギねぇ」
和「で、まずは唯を籠絡すればいいのね?」
紬「籠絡って表現は極端だけど...唯ちゃんには私の本意を知ってもらいたいなぁ~ウフフッ」
和「ムギ!!あんた、こんな状況でよくそんな暢気な立場でいられるものね?」
紬「あらっ!!私はそんな深刻なこととは考えてないんだけど」
和「なら、余計に深刻よ!!」
和「まぁいいわ。その深刻さを含めて解決手段を考えましょ!!」
和「もちろん、ムギもそれなりの代償は覚悟しててね?」
紬「ん?うっ...うん(代償がいるのかな?まぁ、仕方ないか...)」
48: 2011/06/25(土) 12:09:33.04 ID:C04JxQYAO
和「ところで原因はなんなの?」
紬「え~っとね。私の浮気?かなっ?」
和「ちょっ、ちょっと!!あんたたちそんな関係だったの?」
紬「違う違う!!例えよ例え!!」
紬「ほらっ、大学の軽音部にはいろんなバンドがあるでしょ?」
紬「しかもロックやら、ジャズやら、ブルーグラスやら、ジャンルも色々あるじゃない」
紬「私って、クラシックピアノ以外では放課後ティータイムしか演奏経験がないから、いろんなバンドの練習をみてたのよ」
紬「そしたらある先輩がね。『琴吹さんはキーボードがてきるんだよね?だったら一度セッションしようよ』って言ってくれたのよ」
紬「面白そうだったから二つ返事で『是非』って事で参加したの」
紬「そうしたら、結構面白かったし、私の腕前も評価されて、いろんなバンドからも声がかかり出してね」
紬「調子に乗ってセッションしたり、ヘルプでライブに出たりしだしたの」
紬「最初の頃は、りっちゃん達も気にしてなかったんだけど」
紬「先輩のバンドからキーボードで加入してくれって話が来た時に、りっちゃんに相談したのよ」
紬「勿論、加入する気はなかったけど、りっちゃんに反対されたくってね…」
紬「え~っとね。私の浮気?かなっ?」
和「ちょっ、ちょっと!!あんたたちそんな関係だったの?」
紬「違う違う!!例えよ例え!!」
紬「ほらっ、大学の軽音部にはいろんなバンドがあるでしょ?」
紬「しかもロックやら、ジャズやら、ブルーグラスやら、ジャンルも色々あるじゃない」
紬「私って、クラシックピアノ以外では放課後ティータイムしか演奏経験がないから、いろんなバンドの練習をみてたのよ」
紬「そしたらある先輩がね。『琴吹さんはキーボードがてきるんだよね?だったら一度セッションしようよ』って言ってくれたのよ」
紬「面白そうだったから二つ返事で『是非』って事で参加したの」
紬「そうしたら、結構面白かったし、私の腕前も評価されて、いろんなバンドからも声がかかり出してね」
紬「調子に乗ってセッションしたり、ヘルプでライブに出たりしだしたの」
紬「最初の頃は、りっちゃん達も気にしてなかったんだけど」
紬「先輩のバンドからキーボードで加入してくれって話が来た時に、りっちゃんに相談したのよ」
紬「勿論、加入する気はなかったけど、りっちゃんに反対されたくってね…」
49: 2011/06/25(土) 12:30:40.75 ID:C04JxQYAO
ーーしばし回想ーー
紬「ねぇ、りっちゃん!!ちょっと話を聞いてくれる?」
律「ん?なんだ?愛の告白ならまず整理券を取ってくれよ。」
紬「うふふっ!優待券じゃダメ?」
律「しゃーねーなぁー。特別だぞ」
律「で、話ってなんだ?まさか本当に告白でもないだろ?」
紬「うん(ちょっと残念だけどね)!!」
紬「実はね、先輩のバンドのキーボードに誘われたの…」
紬「勿論、入るつもりはないし、仮に入ったとしても、放課後ティータイムと両立するつもりよ」
律「…………」
紬「りっちゃん?」
律「…………………」
紬「りっちゃん!!」
律「好きにすれば?」
紬「えっ?」
律「だから、好きにすれば良いじゃん!!」
律「大学生なんだし、自分がやりたいんなら、自分で決めろよ」
律「私は反対しないよ。」
紬(あれっ?なんか予想外な展開…どうしよう…アセアセ)
律「話はそれだけか?じゃあ私は授業に行くよ」
紬(うわぁ~やっちゃった~、りっちゃん怒っちゃった~アセアセアセアセ)
ーー回想完ーー
紬「ねぇ、りっちゃん!!ちょっと話を聞いてくれる?」
律「ん?なんだ?愛の告白ならまず整理券を取ってくれよ。」
紬「うふふっ!優待券じゃダメ?」
律「しゃーねーなぁー。特別だぞ」
律「で、話ってなんだ?まさか本当に告白でもないだろ?」
紬「うん(ちょっと残念だけどね)!!」
紬「実はね、先輩のバンドのキーボードに誘われたの…」
紬「勿論、入るつもりはないし、仮に入ったとしても、放課後ティータイムと両立するつもりよ」
律「…………」
紬「りっちゃん?」
律「…………………」
紬「りっちゃん!!」
律「好きにすれば?」
紬「えっ?」
律「だから、好きにすれば良いじゃん!!」
律「大学生なんだし、自分がやりたいんなら、自分で決めろよ」
律「私は反対しないよ。」
紬(あれっ?なんか予想外な展開…どうしよう…アセアセ)
律「話はそれだけか?じゃあ私は授業に行くよ」
紬(うわぁ~やっちゃった~、りっちゃん怒っちゃった~アセアセアセアセ)
ーー回想完ーー
50: 2011/06/25(土) 13:02:36.54 ID:C04JxQYAO
和「はぁ~~~~」
和「小学生でもそんな事しないわよ。」
和「でも小学生じゃなくて、大学生だから質が悪いわねぇ」
紬「そうなのよ」
和「ところで、あんた達は同じ寮に住んでるんじゃなかったの?」
紬「ええそうよ、今でも一緒よ」
和「気まずくないの?」
紬「………」
紬「だからなの…」
紬「だから和ちゃんに相談してるのよ」
紬「澪ちゃんや唯ちゃんは」
澪『律がすねてるだけだろ、いずれケ口リと忘れるさ』
唯『なんか子供の喧嘩だね、一回演奏したら仲直りできるよ』
紬「てな感じなんだけど…」
紬「肝心なりっちゃんが、私を避けてるようなの」
紬「それに演奏自体も雑きになって来てね。」
紬「『このままじゃいけない』って思ったから、しばらくバンドを離れてみたの」
和「………」
和「ますます子供の喧嘩じゃないの」
和「典型的な雪だるま式負債ね」
紬「やっばり、そうよねぇ~」
紬「私って、今まで喧嘩とかした事がないから…」
紬「ほんの些細な事が、こんな事になるって思ってなかったの」
和「小学生でもそんな事しないわよ。」
和「でも小学生じゃなくて、大学生だから質が悪いわねぇ」
紬「そうなのよ」
和「ところで、あんた達は同じ寮に住んでるんじゃなかったの?」
紬「ええそうよ、今でも一緒よ」
和「気まずくないの?」
紬「………」
紬「だからなの…」
紬「だから和ちゃんに相談してるのよ」
紬「澪ちゃんや唯ちゃんは」
澪『律がすねてるだけだろ、いずれケ口リと忘れるさ』
唯『なんか子供の喧嘩だね、一回演奏したら仲直りできるよ』
紬「てな感じなんだけど…」
紬「肝心なりっちゃんが、私を避けてるようなの」
紬「それに演奏自体も雑きになって来てね。」
紬「『このままじゃいけない』って思ったから、しばらくバンドを離れてみたの」
和「………」
和「ますます子供の喧嘩じゃないの」
和「典型的な雪だるま式負債ね」
紬「やっばり、そうよねぇ~」
紬「私って、今まで喧嘩とかした事がないから…」
紬「ほんの些細な事が、こんな事になるって思ってなかったの」
52: 2011/06/25(土) 14:22:49.35 ID:mX5ECQsL0
和「そうよねぇ~...ムギと喧嘩ができるのは律くらいよねぇ~」
和「とにかく、ムギに相談されるほど頼りにされてるなら、私にできることからしてみましょうか」
紬「ありがとう和ちゃん恩にきるわ」
和「とにかく、ムギに相談されるほど頼りにされてるなら、私にできることからしてみましょうか」
紬「ありがとう和ちゃん恩にきるわ」
54: 2011/06/25(土) 15:14:05.30 ID:mX5ECQsL0
律の部屋
So Saaaaad about us♪
ベッドに寝転がって CD を聴きながら、ぼーんやりとしている律
律「なんだかなぁ~今の気持ちにぴったりの曲が流れてきたなぁ~」
律「The Who ってワイルドな印象を受けるけど、本当は繊細な曲も多いんだよなあ~」
律「See me, Feel me, Touch me, Heal me♪」
律「...」
律「トミーかぁ~」
律「自分から見ようとせず、自分から聴こうとせず、自分から話そうとせず...」
律「なんか、柄にもないこと考えてるじゃねーかよぉ...」
律「...」
律 ZZZZzzzzzzz.....
トントン
澪「おーい律!!晩ご飯だぞー律ぅ」
律「ん?あれっ?いつの間にか寝ちゃったんだ」
澪「律ぅ」
律「わかったよ澪。いま行くよ~」
So Saaaaad about us♪
ベッドに寝転がって CD を聴きながら、ぼーんやりとしている律
律「なんだかなぁ~今の気持ちにぴったりの曲が流れてきたなぁ~」
律「The Who ってワイルドな印象を受けるけど、本当は繊細な曲も多いんだよなあ~」
律「See me, Feel me, Touch me, Heal me♪」
律「...」
律「トミーかぁ~」
律「自分から見ようとせず、自分から聴こうとせず、自分から話そうとせず...」
律「なんか、柄にもないこと考えてるじゃねーかよぉ...」
律「...」
律 ZZZZzzzzzzz.....
トントン
澪「おーい律!!晩ご飯だぞー律ぅ」
律「ん?あれっ?いつの間にか寝ちゃったんだ」
澪「律ぅ」
律「わかったよ澪。いま行くよ~」
55: 2011/06/25(土) 15:16:26.54 ID:mX5ECQsL0
食堂にて
律「あれ?今日は人が少ないなぁ?」
澪「あぁ、先輩方は就職ガイダンスやら教育実習ガイダンスやらで遅くなるらしい」
律「唯は?」
澪「今日は和と会うから遅くなるって寮母さんに話してた」
律「それと...」
澪「ムギか?」
律「...ソゥ...」
澪「今日は実家で大事な用事があるからって実家に帰ってるよ。」
澪「なぁ律。いいかげん意地を張るのをやめたらどうなんだ?」
澪「ムギは自分が原因だからとかいってるけど、誰が見ても律が意地を張ってるとしか思えないぞ」
律「...」
律「わかってるよ。」
律「わかってるんだよ。それくらい!!」
律「でもさぁ」
律「ここで意地を張らなかったら、いつ張るんだよ?」
律「しかも相手はムギだ!!相手に取って不足無しじゃねーかよ!!」
澪「なに言ってんだ?そんなこと考えてるんなら、さっさと仲直りすればいいだろ?」
律「いいや!!これは簡単には退けないんだ。ムギに取っても私に取っても」
澪「はぁ?なんでなんだ?退く退かないの問題でもないだろ?」
律「問題なの!!」
澪「そうか?」
律「そう!!」
澪「ならなんにも言わないけど、話をこれ以上ややこしくするなよ!!」
律「わかってるって...」
.......................
律「なぁ澪?」
澪「ん?何?」
律「澪は最初こそ慌ててたけど、なんか冷静だな?」
澪「あ~それ?」
澪「まぁ、付き合いはそれなりに長いからなぁ~」
澪「自分に納得できる答えを探してるだけだろ?」
澪「ただ、今回はちょっと深刻な分、なかなか答えが見付からないってところかな?」
律(なんだ、お見通しかよ)
律(まぁ、今回は澪とムギが入れ替わった感じだな。それなりに心強いって事にしとこっか)
澪・律「ごちそうさまでした」
再び律の部屋
You are all forgiven♪
You are all forgiven♪
かかりっぱなしのCDは何回リピートしたんだろう?
律「あれ?今日は人が少ないなぁ?」
澪「あぁ、先輩方は就職ガイダンスやら教育実習ガイダンスやらで遅くなるらしい」
律「唯は?」
澪「今日は和と会うから遅くなるって寮母さんに話してた」
律「それと...」
澪「ムギか?」
律「...ソゥ...」
澪「今日は実家で大事な用事があるからって実家に帰ってるよ。」
澪「なぁ律。いいかげん意地を張るのをやめたらどうなんだ?」
澪「ムギは自分が原因だからとかいってるけど、誰が見ても律が意地を張ってるとしか思えないぞ」
律「...」
律「わかってるよ。」
律「わかってるんだよ。それくらい!!」
律「でもさぁ」
律「ここで意地を張らなかったら、いつ張るんだよ?」
律「しかも相手はムギだ!!相手に取って不足無しじゃねーかよ!!」
澪「なに言ってんだ?そんなこと考えてるんなら、さっさと仲直りすればいいだろ?」
律「いいや!!これは簡単には退けないんだ。ムギに取っても私に取っても」
澪「はぁ?なんでなんだ?退く退かないの問題でもないだろ?」
律「問題なの!!」
澪「そうか?」
律「そう!!」
澪「ならなんにも言わないけど、話をこれ以上ややこしくするなよ!!」
律「わかってるって...」
.......................
律「なぁ澪?」
澪「ん?何?」
律「澪は最初こそ慌ててたけど、なんか冷静だな?」
澪「あ~それ?」
澪「まぁ、付き合いはそれなりに長いからなぁ~」
澪「自分に納得できる答えを探してるだけだろ?」
澪「ただ、今回はちょっと深刻な分、なかなか答えが見付からないってところかな?」
律(なんだ、お見通しかよ)
律(まぁ、今回は澪とムギが入れ替わった感じだな。それなりに心強いって事にしとこっか)
澪・律「ごちそうさまでした」
再び律の部屋
You are all forgiven♪
You are all forgiven♪
かかりっぱなしのCDは何回リピートしたんだろう?
56: 2011/06/25(土) 15:53:43.71 ID:mX5ECQsL0
和「唯~!!こっちこっち!!」
唯「あっ、和ちゃーん」
唯「和ちゃん、ひっさしぶりー」
和「元気そうね~。大学はどう?ちゃんと授業には出てる?」
唯「授業にはまじめに出てるよ。授業は長いけど、なんせ出席とったら後は寝ててもいいし、
あっそうそう!!大学でも4人揃って軽音楽部に入ったんだよ♪」
唯「でもちょっとだけ辛いこともあるかな...」
和(ムギと律の事ね)
和(唯は仲間想いだもんね。やっぱり私がお節介を焼くことにしましょ)
和「ねぇ、唯?私で良かったら何があったのか話してくれない?
幼馴染みなんだから遠慮しなくてもいいのよ」
唯「うーんとねー」
唯「りっちゃんとムギちゃんが喧嘩しちゃったの」
唯「最初はね、すぐ仲直りするって思ってたんだけどね」
唯「いつの間にかムギちゃんがバンド練習に来なくなっちゃったの」グスッ
唯「ムギちゃんとりっちゃんがこのまま喧嘩わかれするなんて嫌だよぉ~」ウェーン
和「ちょっと唯!!こんなところで泣かないの!!」
和(あいかわらずねぇ~、大学生でここまで純真だとかえって心配になっちゃうワ)
和「あーもう!!唯!!落ち着きなさい!!」コツン
唯 ビクッ
和「でも、唯がそこまで心配するなんてよほどの事なのね?」
和(ムギの話だとそうでもないようなんだけど...楽天家の唯にとって事態が好転しないことは程
辛いことはないんでしょうね)
和「ねぇ、唯?唯にとって音楽ってなんなの?」
唯「へっ?何?和ちゃん?」
和「だからぁ。唯にとって音楽ってなんなのよ?」
唯「音楽は音楽だよ文字どおり音楽を楽しむのが音楽だよ」
和(それじゃあ音楽楽じゃないの...)
和「じゃあ音楽は唯だけが楽しかったらいいの?」
唯「違うよ!!りっちゃんがいて、澪ちゃんがいて、ムギちゃんがいて、もちろんあずにゃんもいて」
和「みんなは唯を楽しませるために集まってきたの?」
唯「和ちゃん!!それは違うよ!!みんなはそれぞれの音楽を楽しむために集まったんだよ。」
唯「そんなみんなが集まってできたのが放課後ティータイムなんだよ!!」
唯「放課後ティータイムは放課後ティータイムの音楽を楽しむためにできたバンドなんだよ!!」
和(なんかまともな事をいってるようだけど、トートロジーの域ね)
和(でも、唯がここまで真剣に打ち込めるなんて、放課後ティータイムってやっぱり凄いわねぇ)
唯「あっ、和ちゃーん」
唯「和ちゃん、ひっさしぶりー」
和「元気そうね~。大学はどう?ちゃんと授業には出てる?」
唯「授業にはまじめに出てるよ。授業は長いけど、なんせ出席とったら後は寝ててもいいし、
あっそうそう!!大学でも4人揃って軽音楽部に入ったんだよ♪」
唯「でもちょっとだけ辛いこともあるかな...」
和(ムギと律の事ね)
和(唯は仲間想いだもんね。やっぱり私がお節介を焼くことにしましょ)
和「ねぇ、唯?私で良かったら何があったのか話してくれない?
幼馴染みなんだから遠慮しなくてもいいのよ」
唯「うーんとねー」
唯「りっちゃんとムギちゃんが喧嘩しちゃったの」
唯「最初はね、すぐ仲直りするって思ってたんだけどね」
唯「いつの間にかムギちゃんがバンド練習に来なくなっちゃったの」グスッ
唯「ムギちゃんとりっちゃんがこのまま喧嘩わかれするなんて嫌だよぉ~」ウェーン
和「ちょっと唯!!こんなところで泣かないの!!」
和(あいかわらずねぇ~、大学生でここまで純真だとかえって心配になっちゃうワ)
和「あーもう!!唯!!落ち着きなさい!!」コツン
唯 ビクッ
和「でも、唯がそこまで心配するなんてよほどの事なのね?」
和(ムギの話だとそうでもないようなんだけど...楽天家の唯にとって事態が好転しないことは程
辛いことはないんでしょうね)
和「ねぇ、唯?唯にとって音楽ってなんなの?」
唯「へっ?何?和ちゃん?」
和「だからぁ。唯にとって音楽ってなんなのよ?」
唯「音楽は音楽だよ文字どおり音楽を楽しむのが音楽だよ」
和(それじゃあ音楽楽じゃないの...)
和「じゃあ音楽は唯だけが楽しかったらいいの?」
唯「違うよ!!りっちゃんがいて、澪ちゃんがいて、ムギちゃんがいて、もちろんあずにゃんもいて」
和「みんなは唯を楽しませるために集まってきたの?」
唯「和ちゃん!!それは違うよ!!みんなはそれぞれの音楽を楽しむために集まったんだよ。」
唯「そんなみんなが集まってできたのが放課後ティータイムなんだよ!!」
唯「放課後ティータイムは放課後ティータイムの音楽を楽しむためにできたバンドなんだよ!!」
和(なんかまともな事をいってるようだけど、トートロジーの域ね)
和(でも、唯がここまで真剣に打ち込めるなんて、放課後ティータイムってやっぱり凄いわねぇ)
57: 2011/06/25(土) 16:26:57.85 ID:mX5ECQsL0
和「唯。こんなこと言ったら変かもしれないけど...」
和「唯も自分が楽しみたいって音楽をやってみたら?」
唯「へっ????」
唯「私は今までで十分だよ。だから自分が楽しみたい音楽って言われてもわからないよ」
和「でしょ?」
唯「へっ?????????何言ってるの和ちゃん」
和「律とムギが喧嘩してるのは、自分の楽しみたい音楽をやろうとしているかもしれないのよ?」
唯「ほぇ~...りっちゃんもムギちゃんも凄いことしようとしてるんだねぇ~」
和「別に感心するところでもないんだけれど...でもね?」
和「これが自立なのよ!!」
和「それぞれが興味がある方向に進んでいく事は避けられないの。」
和「そして、今はムギがいろんな音楽に興味を持っているのよ」
和「軽音楽部に入って、今までに出会ったことのない音楽に出会って、ワクワクしているのよ」
和「あらゆる音楽を体感して、吸収して、自分の物にして」
和「それを放課後ティータイムで表現したいと思ってるのよ。」
唯「うーん...わからないや」
和「................................................................................」
和「そうねぇ、サーティ○○アイスクリームの3段重ねのクリスピー○○○ムドーナツサンドを作ろうとしているのよ」
唯「わぁぁぁお!!、それは一度で二度美味しいね!!」
和「でもねぇ、クリス○ークリー○ドーナツが好きな人からしたら、それは許せない事なのよ。」
唯「そっかな~」
和「じゃあ、一度で二度美味しいサーティ○○アイスクリームの3段重ねのクリスピー○○○ムドーナツサンドの方がそれぞれ2つを買うより値段が高かったらどうする?」
唯「うーん...自分で2つを買ってサンドを作るかな?」
和(ダメだった...この子は食欲に関する経済学はノーベル経済学賞なみに頭が働くんだった...)
和「じゃあ唯!!誰もサーティ○○アイスクリームの3段重ねのクリスピー○○○ムドーナツサンドを発表しなかったら唯はサーティ○○アイスクリームの3段重ねをクリスピー○○○ムドーナツを発明するかしら?」
唯「無理だね!!」
唯「だって、別々で食べても十分美味しいもん!!それ以上を望んだら贅沢だよ!!」
和「でもムギはその贅沢に挑戦しようとしているのよ」
和「一方律は新しいものではなく、今までの味をもっと良くしようとしているの」
和「唯はどっちがいい?」
唯「え~?そんなの決まってるじゃん!!」
唯「今までの味をもっと良くした上で贅沢な挑戦をするに決まってるじゃん!!」
和「失敗するかもしれないのよ?」
唯「失敗してもアイスとドーナツとして食べたらいいじゃん!!なんの問題もないよ」
和(この子に工学的な才能があれば、世の中はさぞかり便利になるでしょうね...)
和「唯も自分が楽しみたいって音楽をやってみたら?」
唯「へっ????」
唯「私は今までで十分だよ。だから自分が楽しみたい音楽って言われてもわからないよ」
和「でしょ?」
唯「へっ?????????何言ってるの和ちゃん」
和「律とムギが喧嘩してるのは、自分の楽しみたい音楽をやろうとしているかもしれないのよ?」
唯「ほぇ~...りっちゃんもムギちゃんも凄いことしようとしてるんだねぇ~」
和「別に感心するところでもないんだけれど...でもね?」
和「これが自立なのよ!!」
和「それぞれが興味がある方向に進んでいく事は避けられないの。」
和「そして、今はムギがいろんな音楽に興味を持っているのよ」
和「軽音楽部に入って、今までに出会ったことのない音楽に出会って、ワクワクしているのよ」
和「あらゆる音楽を体感して、吸収して、自分の物にして」
和「それを放課後ティータイムで表現したいと思ってるのよ。」
唯「うーん...わからないや」
和「................................................................................」
和「そうねぇ、サーティ○○アイスクリームの3段重ねのクリスピー○○○ムドーナツサンドを作ろうとしているのよ」
唯「わぁぁぁお!!、それは一度で二度美味しいね!!」
和「でもねぇ、クリス○ークリー○ドーナツが好きな人からしたら、それは許せない事なのよ。」
唯「そっかな~」
和「じゃあ、一度で二度美味しいサーティ○○アイスクリームの3段重ねのクリスピー○○○ムドーナツサンドの方がそれぞれ2つを買うより値段が高かったらどうする?」
唯「うーん...自分で2つを買ってサンドを作るかな?」
和(ダメだった...この子は食欲に関する経済学はノーベル経済学賞なみに頭が働くんだった...)
和「じゃあ唯!!誰もサーティ○○アイスクリームの3段重ねのクリスピー○○○ムドーナツサンドを発表しなかったら唯はサーティ○○アイスクリームの3段重ねをクリスピー○○○ムドーナツを発明するかしら?」
唯「無理だね!!」
唯「だって、別々で食べても十分美味しいもん!!それ以上を望んだら贅沢だよ!!」
和「でもムギはその贅沢に挑戦しようとしているのよ」
和「一方律は新しいものではなく、今までの味をもっと良くしようとしているの」
和「唯はどっちがいい?」
唯「え~?そんなの決まってるじゃん!!」
唯「今までの味をもっと良くした上で贅沢な挑戦をするに決まってるじゃん!!」
和「失敗するかもしれないのよ?」
唯「失敗してもアイスとドーナツとして食べたらいいじゃん!!なんの問題もないよ」
和(この子に工学的な才能があれば、世の中はさぞかり便利になるでしょうね...)
58: 2011/06/25(土) 16:44:39.69 ID:mX5ECQsL0
.....................................
和(行き詰まった感が漂いだしたわね)
和(でも、唯にとって難しい事は不要なのかも)
和(唯の最大のスキだらけなところ...心配だけど...)
和(今はゴタゴタでスキがないけど、今日みたいに和んだ雰囲気だとスキができるし...)
和(そのスキがあれば、みんなを取り込めるはず...)
和(なんて、上手いこと行ったら、とっくに世界から紛争・戦争はなくなってるわよね...ハァ)
和(でも、唯が『もうちょっと待ってみようよ』って思うようになったら事態は好転するはず)
和(なんせ唯は天然の楽天家だし...今のシリアス唯の方が異常なくらいだし...)
和(ここはいっちょうハッタリをかまして)
和「ねぇ唯?」
唯「何?和ちゃん?」
和「この問題はすぐに解決するわよ。」
和「なんせ、あなたたち4人は高校の3年間でしっかりと結び付いた上に、大学も同じところに進んだんでしょ?」
和「だったら、お互いを信用し、尊敬できるようになったらいいんじゃない?」
和「高校生で信用とか尊敬とかは背伸びしすぎだけど、これからはお互いが意見を交わして行く上でどうしても信用とか尊敬は必要になるんじゃない?」
和「今回はその入口じゃないかしら?」
和「唯には難しいかもしれないけど傍観者として見ていたらそんな気がするのよ」
和「いいんじゃない?大人への一歩を進めるって!!澪なら歌詞にすると思うわよ?」
和(行き詰まった感が漂いだしたわね)
和(でも、唯にとって難しい事は不要なのかも)
和(唯の最大のスキだらけなところ...心配だけど...)
和(今はゴタゴタでスキがないけど、今日みたいに和んだ雰囲気だとスキができるし...)
和(そのスキがあれば、みんなを取り込めるはず...)
和(なんて、上手いこと行ったら、とっくに世界から紛争・戦争はなくなってるわよね...ハァ)
和(でも、唯が『もうちょっと待ってみようよ』って思うようになったら事態は好転するはず)
和(なんせ唯は天然の楽天家だし...今のシリアス唯の方が異常なくらいだし...)
和(ここはいっちょうハッタリをかまして)
和「ねぇ唯?」
唯「何?和ちゃん?」
和「この問題はすぐに解決するわよ。」
和「なんせ、あなたたち4人は高校の3年間でしっかりと結び付いた上に、大学も同じところに進んだんでしょ?」
和「だったら、お互いを信用し、尊敬できるようになったらいいんじゃない?」
和「高校生で信用とか尊敬とかは背伸びしすぎだけど、これからはお互いが意見を交わして行く上でどうしても信用とか尊敬は必要になるんじゃない?」
和「今回はその入口じゃないかしら?」
和「唯には難しいかもしれないけど傍観者として見ていたらそんな気がするのよ」
和「いいんじゃない?大人への一歩を進めるって!!澪なら歌詞にすると思うわよ?」
59: 2011/06/25(土) 16:51:29.12 ID:mX5ECQsL0
唯「ふーん。大人かぁ~...大人って難しいんだね?」
唯「でも、悪くはないかな?」
唯「だって、サーティ○○のアイス3段とクリスピー○○○ムドーナツが食べられるんだもんね」
唯「よーし!!りっちゃんにも大人になってもらって、一緒にサーティ○○のアイス3段とクリスピー○○○ムドーナツを食べよう!!」
和(完全に甘いものに取り付かれたわね...)
和(まぁいいか...唯の勘違いパワーはときには全てを丸く納めるし...)
和(今回もそれに期待してもいいかしら?ねぇムギ?)
........................................................
紬(和ちゃんありがとう。多分、好転するんじゃないかしら?)
澪(和ありがとう、それでいいと思う)
律(あれ?なんだか答えが見えてかも?)
唯「でも、悪くはないかな?」
唯「だって、サーティ○○のアイス3段とクリスピー○○○ムドーナツが食べられるんだもんね」
唯「よーし!!りっちゃんにも大人になってもらって、一緒にサーティ○○のアイス3段とクリスピー○○○ムドーナツを食べよう!!」
和(完全に甘いものに取り付かれたわね...)
和(まぁいいか...唯の勘違いパワーはときには全てを丸く納めるし...)
和(今回もそれに期待してもいいかしら?ねぇムギ?)
........................................................
紬(和ちゃんありがとう。多分、好転するんじゃないかしら?)
澪(和ありがとう、それでいいと思う)
律(あれ?なんだか答えが見えてかも?)
60: 2011/06/25(土) 17:05:44.35 ID:mX5ECQsL0
律の部屋...
律(なんでムギは私に相談したんだろ?)
律(自分でやってみたいことは自分でやって来たのがムギだろ?)
律(あの時相談してきたってことはムギが迷ってたからじゃないのか?)
律(ムギは演奏技術も作曲能力も並外れてるし、上を目指せると思ったらいくらでも目指せるじゃないか?)
律(でもあの時は『放課後ティータイムとは両立させる』って言ってたよなぁ~」
律(それって、やっぱり上を目指す云々以前に放課後ティータイムがあるってことだよなぁ~)
律(ムギもずるいよなぁ~、才能もテクニックもありながら『仲間意識』を持ってるなんて)
律(私がムギの立場だったらどうだろう?)
律(もっと上に行けると思ったら、あっさりバンドを辞めるかな?)
律(できないよ...せっかく一緒の大学に来たのに...)
律(答えはでてるんだよなぁ~)
律(でもこれを上手く表現できないんだよなぁ~)
律(澪に頼んだら...)
澪『私の気持ちは風船模様
まっすぐ上に上がりたいのに
あなたの言葉は風になり
右にいったり、左にいったり
恋の樹海に迷いそう』
律(なんて奇妙なことになるんだろうなぁ~)
Let's see action!! Let's see People ♪
気がつけば今日も The Who を聴いていた。
律(なんでムギは私に相談したんだろ?)
律(自分でやってみたいことは自分でやって来たのがムギだろ?)
律(あの時相談してきたってことはムギが迷ってたからじゃないのか?)
律(ムギは演奏技術も作曲能力も並外れてるし、上を目指せると思ったらいくらでも目指せるじゃないか?)
律(でもあの時は『放課後ティータイムとは両立させる』って言ってたよなぁ~」
律(それって、やっぱり上を目指す云々以前に放課後ティータイムがあるってことだよなぁ~)
律(ムギもずるいよなぁ~、才能もテクニックもありながら『仲間意識』を持ってるなんて)
律(私がムギの立場だったらどうだろう?)
律(もっと上に行けると思ったら、あっさりバンドを辞めるかな?)
律(できないよ...せっかく一緒の大学に来たのに...)
律(答えはでてるんだよなぁ~)
律(でもこれを上手く表現できないんだよなぁ~)
律(澪に頼んだら...)
澪『私の気持ちは風船模様
まっすぐ上に上がりたいのに
あなたの言葉は風になり
右にいったり、左にいったり
恋の樹海に迷いそう』
律(なんて奇妙なことになるんだろうなぁ~)
Let's see action!! Let's see People ♪
気がつけば今日も The Who を聴いていた。
61: 2011/06/25(土) 17:10:52.34 ID:mX5ECQsL0
律「えーい!!やめやめやめやめやめやめやめやめやめやめやめやめ!!」
律(何回いったっけ?)
律「答えはわかってんだよ!!」
律「悩む必要なんて、なーい!!」
律「気持ちをそのまま伝えればいいんだよな?」
律「そうだよな?律?」
律「ムギは絶対にそれに応えてくれるよな?」
律「いや!!応えないとおかしいよな?」
律「よーっし!!全員集合だぁ」
律(何回いったっけ?)
律「答えはわかってんだよ!!」
律「悩む必要なんて、なーい!!」
律「気持ちをそのまま伝えればいいんだよな?」
律「そうだよな?律?」
律「ムギは絶対にそれに応えてくれるよな?」
律「いや!!応えないとおかしいよな?」
律「よーっし!!全員集合だぁ」
62: 2011/06/25(土) 17:19:32.38 ID:mX5ECQsL0
律「というわけで...」
律「私は旧桜ケ丘軽音部部長として皆の衆に一言いいたいことがある!!」
唯「えー?りっちゃんの言いたいことって大抵無駄な事だよぉ~」
唯(やっと聞けるんだよね?)
澪「もったいぶらずにさっさと言えよ!!」
澪(律らしくもないけど、律らしいな!!これからもよろしくな!!)
紬「わっ、私も一緒でいいの?」
紬(うふふっ。りっちゃんの器が一回り大きくなったってわけね?)
紬(是非とも琴吹グループにスカウトしなくっちゃ!!)
律「それではみんな」
唯・澪・紬「ハイっ!!」
律「Join Together!!」
律・澪・唯・紬「イエッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
律「私は旧桜ケ丘軽音部部長として皆の衆に一言いいたいことがある!!」
唯「えー?りっちゃんの言いたいことって大抵無駄な事だよぉ~」
唯(やっと聞けるんだよね?)
澪「もったいぶらずにさっさと言えよ!!」
澪(律らしくもないけど、律らしいな!!これからもよろしくな!!)
紬「わっ、私も一緒でいいの?」
紬(うふふっ。りっちゃんの器が一回り大きくなったってわけね?)
紬(是非とも琴吹グループにスカウトしなくっちゃ!!)
律「それではみんな」
唯・澪・紬「ハイっ!!」
律「Join Together!!」
律・澪・唯・紬「イエッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
63: 2011/06/25(土) 17:23:49.95 ID:mX5ECQsL0
あとがき
The Who の 「The Kids Are Alright」 から
1. りっちゃんは Tho Who 好き?
2. では Are Not Alright にしてみたら?
3. でも最後は Join Together にしたい
って構想でした。
まぁ、後半は強引ですが...長編を辻褄合わせながら創作するには非才なのでさっさと終わらせました。
途中、いろいろとありましたが、完了ということでお許しください。
The Who の 「The Kids Are Alright」 から
1. りっちゃんは Tho Who 好き?
2. では Are Not Alright にしてみたら?
3. でも最後は Join Together にしたい
って構想でした。
まぁ、後半は強引ですが...長編を辻褄合わせながら創作するには非才なのでさっさと終わらせました。
途中、いろいろとありましたが、完了ということでお許しください。
64: 2011/06/25(土) 20:09:41.89 ID:mX5ECQsL0
読み直してなんか抜けてると思ったら、
和=>唯
から、律の決断部分が欠落してるがな...
大失態やね...orz
でも、そのあたりは脳内補完でフォローしてください。
和=>唯
から、律の決断部分が欠落してるがな...
大失態やね...orz
でも、そのあたりは脳内補完でフォローしてください。
65: 2011/06/25(土) 23:11:33.27 ID:YLyR298l0
面白かったよ乙
欲を言えばりっちゃんの悩んでる描写がもっと欲しかった
欲を言えばりっちゃんの悩んでる描写がもっと欲しかった
66: 2011/06/26(日) 11:07:49.75 ID:8YOrFM4e0
>>65
実はそんなに深く考えてなかったんで軽く流してしまいました。
ちょっとしたゴタゴタがあった方が仲良くなるかなって程度です。
そして天性の(?)リーダーシップを持ってるりっちゃんを騒動の中心に持ってきたかっただけなんで...
実はそんなに深く考えてなかったんで軽く流してしまいました。
ちょっとしたゴタゴタがあった方が仲良くなるかなって程度です。
そして天性の(?)リーダーシップを持ってるりっちゃんを騒動の中心に持ってきたかっただけなんで...
67: 2011/06/26(日) 11:13:21.41 ID:8YOrFM4e0
あとがきその2
りっちゃんの良さはテクニックでは無く、リーダーシップですね。
それがドラミングにも出てるんでしょう。
ビートルズのリンゴ・スター
ストーンズのチャリー・ワッツ
クラッシュのトッパー・ヒーデン
RadWimps の山口智
などなど...
目立たないけど相性の良いドラマーはバンド全体を活性化します。
りっちゃんもそういった類のドラマーでしょう。
りっちゃんの良さはテクニックでは無く、リーダーシップですね。
それがドラミングにも出てるんでしょう。
ビートルズのリンゴ・スター
ストーンズのチャリー・ワッツ
クラッシュのトッパー・ヒーデン
RadWimps の山口智
などなど...
目立たないけど相性の良いドラマーはバンド全体を活性化します。
りっちゃんもそういった類のドラマーでしょう。
53: 2011/06/25(土) 14:25:25.00 ID:mX5ECQsL0
ここまで書いてきて今更ですが...
タイトルを間違えてる...
「The Girls Are Not ALL Right」ではなく「The Girls Are Not Alright」が正解です。
まぁどうでもいいっちゃあいいけど、ちょっと都合が悪い ... orz
タイトルを間違えてる...
「The Girls Are Not ALL Right」ではなく「The Girls Are Not Alright」が正解です。
まぁどうでもいいっちゃあいいけど、ちょっと都合が悪い ... orz
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります