1: 2011/10/21(金) 23:26:09.22 ID:zf+rmnZM0
憂「あ♪いらっしゃい梓ちゃん」

梓「お邪魔します。今日はよろしくね、憂」

憂「こちらこそ、今日はお姉ちゃんがいないから寂しくって・・・」

梓「それにしても、純のヤツこんな日に風邪ひいてこれないなんて」

憂「残念だね。あ、ご飯いっぱいつくったから食べていってね」

梓「うん!ありがと」

憂「お風呂もわいてるけど、先にお風呂にする?」

梓「あはは、今の新婚さんっぽいね」

憂「しかも今夜は二人っきりだよ~?
今夜は寝かさないぜー?仔猫ちゃん♪」

梓(さすが姉妹・・・同じ事を言う)

2: 2011/10/21(金) 23:28:03.02 ID:zf+rmnZM0
梓「えへへ、それじゃあご飯ごちそうになっちゃおうかな」

憂「ご飯だね♪リビングで座っててね」

梓「えっ?手伝うよ」

憂「梓ちゃんはお客さんなんだから座ってて。それに、お料理盛りつけるだけだから」

梓「でも悪いよー」

憂「そう?それならいっしょにお料理テーブルに運ぼうか」

梓「うんっ!」

7: 2011/10/21(金) 23:32:41.21 ID:zf+rmnZM0
梓「うわぁ・・・豪華だねー」

憂「あはは、作りすぎちゃったかな?」

梓「食べ切れないと思う。純がいたとしても」

憂「えへへ。でもね、これは残っても冷凍しておけるし、こっちはお弁当のおかずにもできるから」

梓「残っても大丈夫なんだね」

憂「うん!」

梓「さすが憂だよね~」

憂「抜かりありません♪」

11: 2011/10/21(金) 23:40:17.40 ID:zf+rmnZM0
梓「お料理コレで全部だよね」

憂「そうだね。じゃ食べようか?」

梓「うん、ごちそうになるよ憂」

憂「召し上がれ~♪」

梓「せーの!」

憂梓「いただきまーす」

梓「あむっ・・・もぐもぐ」

憂「・・・どうかな?」

梓「おいしい!すっごく美味しいよ!」もぐもぐ

憂「ほんと?よかった~」

12: 2011/10/21(金) 23:47:27.96 ID:zf+rmnZM0
梓「憂って本当にお料理上手だよねー」もぐもぐ

憂「まあ、お姉ちゃんに美味しい物食べてほしいから」

梓「まったく、私の中でお嫁さんにした人ナンバー1だよ。憂は」

憂「あははっ!私も梓ちゃんは妹にしたい人ナンバー1だよ?」

梓「え~~?」

憂「えーなの?」

梓「妹かー、でも憂の妹ならな~」

13: 2011/10/21(金) 23:52:17.70 ID:zf+rmnZM0
憂「ちなみにお姉ちゃんにしたい人ナンバー1はお姉ちゃんだよ~」

梓「あ、じゃあ憂の妹やだ」

憂「え~~?」

梓「だって唯先輩の妹になっちゃうじゃん」

憂「えー?お姉ちゃんかわいいよ?」

梓「それはそうかもしれないけど、あの人が姉かー」

憂「ううっ・・・」

15: 2011/10/21(金) 23:55:30.79 ID:zf+rmnZM0
梓「嫌ってわけじゃないけどさー。唯先輩はお姉ちゃんって感じじゃないからなー」

憂「梓ちゃんがお姉ちゃんの悪口言った~」ぷいっ

梓「はいはい、ごめんごめん」

憂「えへへ~」

梓「どうしたの?」

憂「ん?ああ、お姉ちゃんの妹は私だけなんだなー、って思って」

梓「どんだけ好きなのさ」

憂「お姉ちゃんが私のことを好きなくらい・・・かな?」

梓「ドヤ顔・・・」

憂「えへへ///」

16: 2011/10/22(土) 00:02:29.20 ID:+gzEF2I+0
梓「ごちそうさまでした~!」

憂「お粗末さまでした」

梓「おいしかったー。お腹いっぱい!」

憂「明日の朝も食べていってね♪」

梓「さすがに悪いよー。私が出すからどっか食べに行こうよ」

憂「外食か・・・たまにはいいかもね」

梓「じゃあ決まりだね!」

憂「それなら明日の朝はお昼前まで寝てよっかな?」

梓「そうそう!たまには憂ものんびりしなくちゃ!」

20: 2011/10/22(土) 00:10:51.40 ID:+gzEF2I+0
憂「うーん、明日は梓ちゃんのお言葉に甘えちゃおうかな」

梓「そうしなよ~どこに食べに行きたいか考えといてね!」

憂「うん!楽しみにしてるね!」

梓「それじゃ、私洗い物しとくから憂はお風呂どうぞー」

憂「え?明日おごってもらうのにそれじゃあ私が悪いよ~」

梓「そんなことないって」

憂「悪いよ~お風呂はお客様が先にどうぞ♪」

梓「そうかな?なら、お先に失礼して・・・」

憂「どうぞどうぞ」

21: 2011/10/22(土) 00:12:26.79 ID:+gzEF2I+0
このままヤマもオチも工口も無いぞ?
ただ二人がのんびりしてるだけだよ

22: 2011/10/22(土) 00:15:47.32 ID:+gzEF2I+0
梓「待って!お風呂譲られてどうぞどうぞ言われたら芸人さんみたいじゃん!」

憂「どうぞどうぞ!」

梓「もー!熱湯じゃないよね?」

憂「適温だよ~?」ニコニコ

梓「ほんとかなー?」

憂「あ、じゃあ私が先に入ろうか?」

梓「どうぞどうぞ!」

憂「あははははっ」

24: 2011/10/22(土) 00:21:10.71 ID:+gzEF2I+0
梓「・・・それともいっしょに入る?」

憂「えっ、新婚さんみたいに?」

梓「あはは、冗談だよー」

憂「ですよねー」

梓「それじゃ、ありがたく先にお湯いただくね」

憂「ごゆっくりー♪」

25: 2011/10/22(土) 00:27:40.12 ID:+gzEF2I+0
ちゃぷんっ

梓「ふ~~っ・・・」

梓「あったまるな~」

梓「・・・あったかあったか」

梓「なんで『いっしょに入ろう』とか言ったんだろ」

梓「憂、引いてないよね?」

梓「あ~~~~」ブクブクブクブク


憂「梓ちゃーん?バスタオルここに置いとくねー?」

ざぱっ
梓「う、うーん!わかったよー」

梓「私気ぃ抜きすぎだろ・・・」

26: 2011/10/22(土) 00:35:04.36 ID:+gzEF2I+0
梓「ういー、お先しました~。お風呂あがったよー?」

憂「あ、はーい」とたとた

梓「あれ?二回にいたんだ」

憂「うん、お布団敷いてたんだよ~」

梓「あー、ありがとね。なにからなにまで」

憂「気にしないでよ~」

梓「お風呂どうぞ」

憂「うん♪」

29: 2011/10/22(土) 00:42:26.95 ID:+gzEF2I+0
梓「そだ。憂、憂がお風呂入ってる間にやっておくこと何かある?」

憂「えっ?」

梓「仕事だよ、家事とか手伝うよ~」

憂「もうやっちゃたから、テレビでも観てていいよ?」

梓「うーん、そっか」

憂「のんびりしててね」

梓「ホントに無い?」

憂「ないない」

梓「むぅ・・・」

30: 2011/10/22(土) 00:48:17.70 ID:+gzEF2I+0
梓「パッと見た感じ本当にやることがない・・・」

梓「憂の家事は完璧だよね~」

梓「うーむ・・・テレビ見てるのも退屈だしなぁ」

梓「・・・あ、そうだ!」


憂「ふぅ・・・」ちゃぽん

梓「うーい♪」

憂「あれ?梓ちゃんどうしたの?」

梓「えへへ、退屈だから壁越しに憂とお話したいなー。なーんてさ」

憂「あはっ♪それいいね~」じゃぶっ

梓「椅子持ってきたんだ。なんか話そ!」

憂「うん!」

32: 2011/10/22(土) 00:57:50.21 ID:+gzEF2I+0



憂「それでね、その時お姉ちゃんが・・・」

梓「あははっ唯先輩らしいなー」

憂「ふふっ、あっ、いつの間にか結構話し込んじゃったね」

梓「ホントだ・・・憂、のぼせてない?」

憂「平気平気!でも指の皮がふにゃふにゃになってる」

梓「大丈夫?長湯させちゃったかな?」

憂「大丈夫だよ~、私いつもこれくらいだし。そろそろ出るね」

梓「うん!リビングにいるね」

憂「はーい」

33: 2011/10/22(土) 01:03:04.07 ID:+gzEF2I+0
梓「・・・憂と話すとついつい唯先輩の話題で盛り上がってしまうな」

梓「て言うかどっちも唯先輩の話題が尽きることがない」

梓「唯先輩・・・どこでもトラブル巻き起こしてるなー」クスッ

梓「・・・・・・。」

梓「憂との共通の話題、か」

憂「おまたせ梓ちゃん」

梓「あ、憂。早かったね」

憂「うん。まだ髪の毛乾かしてないんだ~」

34: 2011/10/22(土) 01:06:35.98 ID:+gzEF2I+0
梓「憂はパジャマ着てしばらくしてからドライヤー賭ける派?」

憂「そうだよ~」

梓「ふーん・・・」

憂「・・・?」

梓「ねえ憂」

憂「なぁに梓ちゃん?」

梓「憂の髪、私がドライヤーかけてもいい?」

38: 2011/10/22(土) 01:14:31.47 ID:+gzEF2I+0
憂「え?梓ちゃんが乾かしてくれるの?」

梓「う、うん。憂さえ良ければだけど」

憂「えへへ~ありがと梓ちゃん!お願いするね」

梓「そ、そう?えっと、じゃここらへんに座ってもらって・・・」

憂「はーい♪」

梓「いくよー?」

ブロォオオオオオオ

39: 2011/10/22(土) 01:18:38.83 ID:+gzEF2I+0
梓「熱くない?」

ブロォオオオオオオ

憂「だいじょーぶ!」

梓「髪さわるよー?」

憂「お願いしまーす♪」

梓「・・・・・・。」なでなで

ブロォオオオオオオ

憂「~~♪」

梓「憂の髪は柔らかいね~」なでなでなでなで

憂「そうかな?梓ちゃんの髪の方が綺麗だと思うけど」

41: 2011/10/22(土) 01:23:43.39 ID:+gzEF2I+0
梓「あはは・・・日本人形ですから!」ふんす!

憂「梓ちゃんがお人形なら、日本人形でも怖くないね」クスッ

梓「言ったな~?」わしゃわしゃわしゃわしゃ

憂「きゃー♪」

梓「それそれ」こちょこちょ

憂「あっ!梓ちゃんそれ反則!きゃはははは!」バタバタ

梓「~~~~♪」こちょこちょこちょこちょ

憂「あははっ!梓ちゃ、ストップストップ!きゃははっ!」ぱたぱた

42: 2011/10/22(土) 01:32:44.70 ID:+gzEF2I+0
梓「あー、ようやく乾いたね!」

憂「もー!梓ちゃんったら・・・」

梓「あはは・・・ついはずみで」

憂「お腹痛いよー」

梓「ごめんごめん♪」

憂「も~!」

梓「えへへ」

憂「そろそろ寝ようか?」

梓「そだね。そろそろ遅いし」

43: 2011/10/22(土) 01:38:44.37 ID:+gzEF2I+0
梓「憂も布団で寝るの?」

憂「うん。どうせなら梓ちゃんと隣で寝ようかなって」

梓「そっか、電気消すね」

憂「うん、おねがい」

パチンッ

憂「んっ・・・」もぞっ

梓「・・・寝るまでお話しようよ」

憂「えっ?むしろそのつもりだったよ?」

梓「だよね♪」

44: 2011/10/22(土) 01:42:58.75 ID:+gzEF2I+0
梓「そうだなー、明日どこ行くかはもう決めた?」

憂「うん、考えたよー」

梓「じゃあ打ち合わせしよっか?どこに食べに行きたい?」

憂「えっとね、ご飯はハンバーガーとかでいいんだ」

梓「??」

憂「そのかわりね、楽器屋さんに連れてって欲しいんだ」

梓「楽器屋さん・・・」

45: 2011/10/22(土) 01:48:02.89 ID:+gzEF2I+0
憂「うん楽器屋さんを見に行きたいな」

梓「いいけど、どうして?」

憂「えっとね、私あんまりギターについて詳しくないから、
梓ちゃんに解説してもらいながらギターとかみたいなーって」

梓「あぁ・・・そういうことかー」

憂「お願いしていいかな?」

梓「もちろんいいけど、憂もギター始めるの?」

憂「ううん、今は見るだけでいいんだ」

梓「見るだけ・・・」

46: 2011/10/22(土) 01:53:17.36 ID:+gzEF2I+0
憂「お姉ちゃんの練習に付き合ってて、少し興味が出てきたっていうか」

梓「なるほど。唯先輩といっしょにギター弾きたいんだ?」

憂「そこまではまだ考えてないよ~。ギターの値段とかも全然知らないし」

梓「そうなの?でも二人で弾きたいってのはあるんでしょ?」

憂「それはもちろんだけど、ちょっと違うかなー?でもまあ、そんなとこだよ」

梓「そっかー。憂がギターかぁ」

憂「ダメかな?」

梓「まさか!」

47: 2011/10/22(土) 01:57:33.24 ID:+gzEF2I+0
梓「いつも私たちが行ってるお店でいい?」

憂「そこって、お姉ちゃんがギー太を買ったっていうお店?」

梓「そう聞いてるよ?」

憂「うん、じゃあそこがいい!」

梓「そっか、じゃ決まりだね」

憂「ありがとう梓ちゃん」

梓「そんな・・・憂の頼みだもん」

憂「えへへ~」

梓「いろいろ教えてあげるからね・・・」

憂「うん!よろしくね♪」

48: 2011/10/22(土) 02:00:32.43 ID:+gzEF2I+0
梓「憂が喜んでくれるなら、私はそれでいいんだよ・・・」

憂「えへへ、楽しみだな~」

梓「・・・それじゃあ、明日に備えてもう寝ようか?」

憂「うん!明日はよろしく梓ちゃん」

梓「わかったよ。おやすみ憂」

憂「おやすみなさい梓ちゃん」

49: 2011/10/22(土) 02:01:21.49 ID:+gzEF2I+0
おしまい

50: 2011/10/22(土) 02:04:35.22 ID:IaQSGygR0

引用元: 梓「憂ー泊りに来たよー!」