1:◆hAKnaa5i0. 2017/08/10(木) 08:57:48.34 ID:vLDdpeGCO
2: 2017/08/10(木) 08:59:49.19 ID:vLDdpeGCO
凛「…」
ペラッ…ペラッ…
P「…」
スタスタ…ストン…
だきっ…
凛「…なんでいきなり隣に座って、しかも肩を抱き寄せてきたわけ?」
P「誕生日だろ?」
凛「意味がわからないよ。それに私、本読んでるんだけど」
P「読書の邪魔はしない」
凛「あ、そ。ならいいけど」
P「ありがとう。ほれ、頭を肩にもたれかけてもいいぞ」
凛「…」
ぽすっ
凛「あ。これ楽だね」
P「だろ」
凛「…」
P「…」
凛「…どうせならさ」
P「うん?」
凛「どうせハグするならさ、もうちょい強めにお願い」
P「…」
凛「少し苦しめくらいが丁度いい」
P「…はいよ」
ぎゅむー
凛「…悪くないね」
P「そっか」
3: 2017/08/10(木) 09:00:18.03 ID:vLDdpeGCO
凛「…」
ペラッ…ペラッ…
P「…」
なでなで…
凛「…なんで頭撫でてるわけ?」
P「背中の方がよかった?」
凛「いや、そういうことじゃないって」
凛「…」
凛「頭だけじゃなくて、背中もお願い」
P「はいよ」
なでなで…
凛「…♪」
P「あ、いまちょっと微笑んだ?」
凛「本の内容が面白かっただけだよ」
P「『走れメロス』に微笑む要素なんてあった?」
凛「…本読んでるから静かにしてくれる?」
P「はい」
ペラッ…ペラッ…
P「…」
なでなで…
凛「…なんで頭撫でてるわけ?」
P「背中の方がよかった?」
凛「いや、そういうことじゃないって」
凛「…」
凛「頭だけじゃなくて、背中もお願い」
P「はいよ」
なでなで…
凛「…♪」
P「あ、いまちょっと微笑んだ?」
凛「本の内容が面白かっただけだよ」
P「『走れメロス』に微笑む要素なんてあった?」
凛「…本読んでるから静かにしてくれる?」
P「はい」
4: 2017/08/10(木) 09:01:11.37 ID:vLDdpeGCO
なでなで…
凛「…」
P「…」
凛「…あと。もうちょい身体密着させて欲しい」
P「十分密着してると思うけど」
凛「ソファの隣で抱き寄せる体勢が良くないんだね」
P「どうしろと?」
凛「プロデューサーは普通に座ってていいよ」
P「?」
スッ…スタスタ…
ストン…
P「…」
凛「…何?」
P「…いや。まさか股の間に座ってくるとは思わなかったから」
凛「プロデューサーが背もたれになれば、よりよく読書ができると思ったんだ」
P「さりげなくひどくない?」
凛「いいから。ハグの続きお願い。忘れてるよ?」
凛「正面に私がいた方がやりやすいでしょ」
P「…はいよ」
だきっ…ぎゅー…
凛「…ふむ」
ペラッ…ペラッ…
P「…」
スッ…さわさわ…
凛「…」(ぴくっ)
P「…」
凛「…ねぇ。人のお腹を勝手に触って、許されると思ってるわけ?」
P「怒った?」
凛「怒った。せめて許可を取ってよ」
P「お腹撫でてもいい?」
凛「許す」
P「ありがとう」
凛「でも、くすぐったいから優しくね」
P「はい」
さわさわ…なでなで…
凛「…♪」
凛「…」
P「…」
凛「…あと。もうちょい身体密着させて欲しい」
P「十分密着してると思うけど」
凛「ソファの隣で抱き寄せる体勢が良くないんだね」
P「どうしろと?」
凛「プロデューサーは普通に座ってていいよ」
P「?」
スッ…スタスタ…
ストン…
P「…」
凛「…何?」
P「…いや。まさか股の間に座ってくるとは思わなかったから」
凛「プロデューサーが背もたれになれば、よりよく読書ができると思ったんだ」
P「さりげなくひどくない?」
凛「いいから。ハグの続きお願い。忘れてるよ?」
凛「正面に私がいた方がやりやすいでしょ」
P「…はいよ」
だきっ…ぎゅー…
凛「…ふむ」
ペラッ…ペラッ…
P「…」
スッ…さわさわ…
凛「…」(ぴくっ)
P「…」
凛「…ねぇ。人のお腹を勝手に触って、許されると思ってるわけ?」
P「怒った?」
凛「怒った。せめて許可を取ってよ」
P「お腹撫でてもいい?」
凛「許す」
P「ありがとう」
凛「でも、くすぐったいから優しくね」
P「はい」
さわさわ…なでなで…
凛「…♪」
5: 2017/08/10(木) 09:01:50.47 ID:vLDdpeGCO
P「…」
凛「…ふぅ」
パタン
P「読み終わった?」
凛「うん。疲れた」
P「そっか。冷たいもの持ってくるよ。そこどいて?」
凛「やだ」
P「…」
凛「…」
P「…何をしろと?」
凛「疲れたから手で私の目を覆って」
P「どういうこと?」
凛「…子供が大人にさ『いないいないばあ』って目を手で隠される時あるじゃん」
P「ある」
凛「あれをやってほしい。目が疲れたから、『ばあ』の部分はいらないよ」
P「…」
凛「…」
スッ…
凛「…そのままね」
P「これ。手が地味に疲れるんだけど」
凛「片腕を使って目の部分を覆い隠してくれればいいよ」
P「なるほど」
凛「そうすれば片手が空いてハグもできるでしょ」
P「空いた片手でハグしなきゃいけないんだな」
凛「早く」
P「はい」
凛「…ふぅ」
パタン
P「読み終わった?」
凛「うん。疲れた」
P「そっか。冷たいもの持ってくるよ。そこどいて?」
凛「やだ」
P「…」
凛「…」
P「…何をしろと?」
凛「疲れたから手で私の目を覆って」
P「どういうこと?」
凛「…子供が大人にさ『いないいないばあ』って目を手で隠される時あるじゃん」
P「ある」
凛「あれをやってほしい。目が疲れたから、『ばあ』の部分はいらないよ」
P「…」
凛「…」
スッ…
凛「…そのままね」
P「これ。手が地味に疲れるんだけど」
凛「片腕を使って目の部分を覆い隠してくれればいいよ」
P「なるほど」
凛「そうすれば片手が空いてハグもできるでしょ」
P「空いた片手でハグしなきゃいけないんだな」
凛「早く」
P「はい」
6: 2017/08/10(木) 09:02:17.76 ID:vLDdpeGCO
ぎゅ…
凛「…」
P「…」
凛「…♪」
P「口元が緩んでない?」
凛「…」
P「あ。戻しやがった」
凛「緩んでないよ。気のせい」
P「頑なだな」
凛「静かにして。いまいいところなんだから」
P「何が?」
凛「この体勢でのリラックス」
P「リラックスしてくれてるんだな」
凛「悪くないし」
もそもそ…
凛「…」
P「…」
凛「プロデューサーの手。冷たい」
P「外そうか?」
凛「ひんやりしてて気持ちいいって話」
P「あそ」
凛「…」
P「…」
凛「…♪」
P「口元が緩んでない?」
凛「…」
P「あ。戻しやがった」
凛「緩んでないよ。気のせい」
P「頑なだな」
凛「静かにして。いまいいところなんだから」
P「何が?」
凛「この体勢でのリラックス」
P「リラックスしてくれてるんだな」
凛「悪くないし」
もそもそ…
凛「…」
P「…」
凛「プロデューサーの手。冷たい」
P「外そうか?」
凛「ひんやりしてて気持ちいいって話」
P「あそ」
7: 2017/08/10(木) 09:03:30.95 ID:vLDdpeGCO
凛「…」
P「…」
凛「この体勢。飽きてきちゃった」
P「ワガママだな」
凛「手。外して?」
P「いいのか?」
凛「うん」
P「…」
スッ…
凛「…」
スタッ…くるり…むぎゅっ…
P「…」
凛「…」
P「今度は正面からのハグなんだな」
凛「悪い?」
P「いいえ」
凛「ほら。プロデューサーもしっかりハグしてよ。強めにね」
P「はいはい」
P「…」
凛「この体勢。飽きてきちゃった」
P「ワガママだな」
凛「手。外して?」
P「いいのか?」
凛「うん」
P「…」
スッ…
凛「…」
スタッ…くるり…むぎゅっ…
P「…」
凛「…」
P「今度は正面からのハグなんだな」
凛「悪い?」
P「いいえ」
凛「ほら。プロデューサーもしっかりハグしてよ。強めにね」
P「はいはい」
8: 2017/08/10(木) 09:04:26.33 ID:vLDdpeGCO
むぎゅーっ
凛「…」
P「…」
凛「…苦しい」
P「弱める?」
凛「いい。頭も抱きかかえるようにして」
P「胸に抱く感じでよろしいので?」
凛「それ理想的。やって」
P「…」
ぎゅむー
凛「…♪」
P「…」
凛「…にんまりなんかしてないからね?」
P「何も言ってないよ」
凛「そう」
P「…」
凛「…」
ぎゅむー
P「凛」
凛「何?」
P「誕生日おめでとう」
凛「…今さら?」
P「言うタイミング遅かった?」
凛「…」
凛「いや。嬉しい。すごく」
ぎゅっ
P「おう」
終わり
凛「…」
P「…」
凛「…苦しい」
P「弱める?」
凛「いい。頭も抱きかかえるようにして」
P「胸に抱く感じでよろしいので?」
凛「それ理想的。やって」
P「…」
ぎゅむー
凛「…♪」
P「…」
凛「…にんまりなんかしてないからね?」
P「何も言ってないよ」
凛「そう」
P「…」
凛「…」
ぎゅむー
P「凛」
凛「何?」
P「誕生日おめでとう」
凛「…今さら?」
P「言うタイミング遅かった?」
凛「…」
凛「いや。嬉しい。すごく」
ぎゅっ
P「おう」
終わり
9: 2017/08/10(木) 09:07:02.46 ID:vLDdpeGCO
終わりです。お読みいただきありがとうございました。
そして誕生日おめでとう。しぶりん。
そして誕生日おめでとう。しぶりん。
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