34: 2015/05/02(土) 15:52:51.36 ID:IExDixJn0
タイトル
久美子「高坂さんと仲良くなったら」

35: 2015/05/02(土) 15:58:38.91 ID:IExDixJn0
久美子「滝先生に取られるという寝取られを味あわないといけない私の気持ちも考えて欲しい」

久美子「あ~……なんで高坂さん滝先生のこと好きなんだろ」

久美子「あんなに強く怒ったってことは絶対そうだよね~……」

久美子「……高坂さん、可愛かったなぁ……」

久美子「……抱きしめたいなぁ……」

38: 2015/05/02(土) 16:05:16.00 ID:IExDixJn0
久美子「そこで、好きな人の話とかすることになると思うの」

久美子「でね、私は言うの」


久美子「私は特にいないな~……あ、高坂さんかな」


久美子「って」

久美子「そしたら高坂さん、照れるの」

久美子「そりゃもう真っ赤になって」

久美子「ちょっと俯いちゃって、もぅ、とか言うの」


久美子「たまんないよね」

39: 2015/05/02(土) 16:07:41.21 ID:IExDixJn0
久美子「それを聞いたみどりちゃんが、わたしだって大好きです! とか言って、抱きつくの」

久美子「私は高坂さん見ときたいから真正面の席に座ってるんだけど、みどりちゃんは隣なの」

久美子「だからすぐに抱きつくの」

久美子「それでさらに高坂さんの顔が赤くなるの」

久美子「困ったような表情浮かべながら、でもみどりちゃんに腕を取られてるのを強く引き離すことも出来なくて」

久美子「戸惑ったような表情見せるの」

久美子「離れなさい、とか満更でもないような言い方で言うの」

久美子「すぐに抱き締めてわちゃわちゃしたくなるね」

久美子「間違いない」

40: 2015/05/02(土) 16:09:35.34 ID:IExDixJn0
久美子「その時にね、みどりちゃんが無邪気に聞くの」


緑輝『高坂さんは誰のことが好きですか?』


久美子「って」

久美子「それを聞かれた高坂さんは、そりゃもうどう答えようか悩むの」

久美子「滝先生って言おうか、みどりちゃんって言おうか、私って言おうか」

久美子「その視線をウロウロとさせながら答えを探してる姿」


久美子「ヨダレものだよ」

41: 2015/05/02(土) 16:10:23.61 ID:IExDixJn0
久美子「そうやって時間かかってる時に、葉月ちゃんが言うの」


葉月『私はあすか先輩か滝先生がカッコイイって思うな』


久美子「とかなんとか」

久美子「そこで滝先生の名前が出て、急に焦るの、高坂さん」

久美子「で、大声をあげちゃった後、ごめんなさい、ってシュンとしながら座るの」

久美子「周りの注目浴びたこととかね、ちょっと気まずそうにしながら」

久美子「滝先生の存在って、こういうところにしか価値ないよね」

42: 2015/05/02(土) 16:11:18.50 ID:IExDixJn0
久美子「あ~……でも滝先生がこの学校に来てくれなかったら高坂さんも来なかったのかなぁ~……」

久美子「あんなに必氏になるんだもん」

久美子「そのうえあんなに上手だし」

久美子「他の吹奏楽が上手い学校に行かないでわざわざこんなとこに来た理由なんてそれぐらいしかないし」

久美子「はぁ~……高坂さんを独り占めしたい」

久美子「ハグってしてお持ち帰りしたい」

久美子「……まあそんなこと本人には言えないんだけど」

43: 2015/05/02(土) 16:12:14.09 ID:IExDixJn0
久美子「あ~……トランペットにすれば良かったかなぁ」

久美子「そしたら高坂さんと一緒に練習できたのに」

久美子「でも私がユーフォやってるの覚えててくれたし……」


『また、ユーフォだね』


久美子「……あ~……たまらんなぁ、高坂さん」

久美子「うちにお嫁に来てくれないかなぁ」

44: 2015/05/02(土) 16:14:49.35 ID:IExDixJn0
久美子「……自転車通学しようかな」

久美子「…………無理だ。そんな体力無いや」

久美子「部活終わって帰ってきたらこうしてゴロゴロしてる日々を送る私に、そんなストイックなことは出来ないよ」


――久美子~。晩御飯よ~――


久美子「今行く~!」

久美子「はぁ……もっと頑張らないと、私」



終わり

45: 2015/05/02(土) 16:16:30.18 ID:IExDixJn0
 以上
 ありがとうございました

46: 2015/05/02(土) 17:18:33.30 ID:IoUqWPJzo
おつ

引用元: 「妹はいいものだ」と「響け!ユーフォニアム」のSS