武内P「太鼓の達人…ですか」 : SSまにあっくす！

2: ◆tPHkm/jYV. 2015/12/09(水) 19:58:35.20 ID:KPPGBGHd0

武内P「ふう…外回りも、これで終了ですね」

武内P「書類を取りに戻って…少しだけ、休憩を挟みましょうか」

武内P「あまり無理をしては、また渋谷さんに怒られてしまいますしね…」

太鼓の達人ドコどんRPGパック! - Switch

バンダイナムコエンターテインメント

2020-11-26

3: 2015/12/09(水) 19:59:06.92 ID:KPPGBGHd0

武内P「おや…あれは…」

智絵里「………」きょろきょろ…

智絵里「……よし…」たたた…

武内P「…遠目ですが……あれは…緒方さん？」

武内P「あの建物は…」

ーーーーーー

4: 2015/12/09(水) 19:59:40.60 ID:KPPGBGHd0

ーゲームセンター

智絵里「よし…あと少し、あと少しで…」どん…どん…

智絵里「………！」どこどこどんどこ…

智絵里「……どん！」どん！

「フルコンボだドン！」

5: 2015/12/09(水) 20:00:09.45 ID:KPPGBGHd0

智絵里「……や…」

智絵里「やったあ…！」ぎゅっ…

ぱちぱちぱち…

智絵里「へ…？」

武内P「お見事でした、緒方さん。いい、笑顔ですね」

6: 2015/12/09(水) 20:00:35.80 ID:KPPGBGHd0

智絵里「ぷ、ぷぷ、プロデューサーさん！いつからそこに…」

武内P「いえ、通りで姿を見かけたので…どちらへ、向かわれるのかと思い…」

武内P「…迷惑、でしたでしょうか」

智絵里「いえ…その、ありがとうございます。見ててもらえて、嬉しいです…えへへ…」

警備員「ちょっといいかな？」

7: 2015/12/09(水) 20:01:15.80 ID:KPPGBGHd0

武内P「はあ、何でしょうか…？」

警備員「キミ、その子とどういう関係？最近多いんだよねえ、こういうたまり場での声掛けとか…」

武内P「い、いえ、私は…」

智絵里「ち、違うんです！その人は、その…」

智絵里「順番待ちをしてたんです、このゲームの…！」

8: 2015/12/09(水) 20:01:44.52 ID:KPPGBGHd0

武内P「……！お、緒方さん？」

智絵里「プロデューサーさん、やりますよね、太鼓…」

武内P「………良いのでしょうか？」

智絵里「はいっ！……それで、いいですよね？」

警備員「は、はあ…しかし…」

9: 2015/12/09(水) 20:02:16.21 ID:KPPGBGHd0

警備員(いや、待て…ゲームの腕を見れば嘘かどうかぐらいはすぐ見抜ける…)

警備員(脅されているという可能性もある。ここは様子を見てみるとするか…)

警備員「よし、いいだろう。ただし、私もここで見させてもらいますよ。こちらも仕事なんでね」

武内P「はあ…では、失礼します」

10: 2015/12/09(水) 20:02:48.76 ID:KPPGBGHd0

智絵里「どうしますか？やっぱりふつうとか、むずかしいとかで…」

武内P「いえ、私は…」カッカッカッカッ…

智絵里「え…」

武内P「これで、行かせて貰います」どん！

警備員(馬鹿な…！裏譜面だと…！？こやつ…何故そのコマンドを知っている…！)

ーーーーー

11: 2015/12/09(水) 20:03:19.07 ID:KPPGBGHd0

武内P「昨日までの生き方を否定するだけじゃなくて♪」ドドカドンドコドン！

武内P「これから進む道が見えてきた♪」カドンドコドンカ！

智絵里「う…！」

警備員「上手い…ッ！しかも歌いながらだと…！」

警備員「その歌も無駄に上手すぎる…！一体、一体どういう事だこれは…！」

12: 2015/12/09(水) 20:03:46.26 ID:KPPGBGHd0

武内P「今♪ すぐ心の♪ ドア♪ ちょっと開いて…♪」ドカドンドコドンドカドンドコドン！

武内P「旅に出てみたい♪ 気分♪」ドコドコドコドコ…

警備員「ふわふわふわふわ！」

智絵里「！？」

13: 2015/12/09(水) 20:04:15.11 ID:KPPGBGHd0

ーーーーーーー

ーーーー

ーー

14: 2015/12/09(水) 20:05:14.69 ID:KPPGBGHd0

「フルコンボだドン！」

武内P「………！」ぐ…っ

武内P「……いかが、でしたでしょうか」

智絵里「プロデューサーさん…汗ひとつかいてないなんて…すごいです、すごすぎますっ！」

15: 2015/12/09(水) 20:06:03.80 ID:KPPGBGHd0

取り巻きA「すっご…震えが止まんない……プロデューサー、すごいロックじゃん…」

取り巻きB「まさかあんな特技があったなんてねえ…プロデューサーも隅に置けませんなあ♪」

警備員「……泣いた」

武内P「はぁ…」

警備員「君のように人の心をうつ歌を歌える人物を、疑ったりして済まなかった…」

警備員「失格だ…私は警備員失格だ…！」

17: 2015/12/09(水) 20:06:31.24 ID:KPPGBGHd0

武内P「……顔を、上げてください。」すっ…

警備員「……！君は…こんな私にも手を差し伸べようというのか…」

武内P「私は、プロデューサーですから」にこっ…

警備員「……！」

18: 2015/12/09(水) 20:07:13.22 ID:KPPGBGHd0

武内P「せめて、名刺だけでも…名前だけでも覚えて帰っていってもらえればと」

警備員「忘れないさ…終生その名、この胸に刻もう…！」

取り巻きC「尊いじぇ…」

取り巻きD「次に描く本の題材はアレで決まりッスかね…！」

がやがや……

19: 2015/12/09(水) 20:07:47.16 ID:KPPGBGHd0

智絵里「……あれ、普通に名刺渡せばよかったのかな…これ…」

20: 2015/12/09(水) 20:08:17.32 ID:KPPGBGHd0

ーおしまい。

21: 2015/12/09(水) 20:10:37.07 ID:KPPGBGHd0

武内P「シンデレラガールズの曲を、本来なら叩くべきだったのでしょうが…」

武内P「アイドルマスターマストソングス赤盤青盤」

武内P「アイドルマスターの歴史が、詰まっています。」

武内P「発売日は明日ですので…どうか、購入をご検討くだされば幸いです。」

23: 2015/12/09(水) 20:12:52.16 ID:KPPGBGHd0

と言う事で。デレステも太鼓も、
最近は音ゲー尽くしでありますが、飽きさせない魅力があるコンテンツ、
素晴らしいなと思います。音ゲー大好き(下手だけど)。

では依頼出してきますね。