1: 2012/04/08(日) 16:25:33.29 ID:rH9TkAbr0
若葉ガールズの初めての文化祭、そして私の作った曲のデビュー…
あっという間の事だった。
演奏後の部室でのひと時の事
梓「お疲れ様~」
梓「みんな良かったよ!!」
梓「菫も頑張ってたし」
梓「なんたって、直の曲が演奏できたからね!!」
菫・奥田「あ、ありがとうございます。」
純「それにしても、スミーレと直の存在感って凄いね」
憂「ね~!!スミーレちゃんってきれいだからドラムでもステージ映えするし、直ちゃんの曲も素敵だし」
梓「だよね!!直の曲のおかげで放課後ティータイムじゃない軽音楽で演奏できたし」
奥田「そ、そうですか?ありがとうございます。」
梓「正直、放課後ティータイムって曲も演奏力も凄かったんで、軽音部にそのイメージが残ってるかって心配だったんだよ」
菫「そうですよね。去年のビデオを観た時は私も魅入ってしまいましたから。」
純「でも、これでビジュアルはスミーレで、曲は直ってことで軽音も安泰だなwwwwww」
菫・奥田「そ、それは…」
律・澪・唯・紬「お疲れ様~」
梓「あっ!!先輩!!」
唯・純「お久しぶりです。」
菫・奥田「あっ、お疲れ様です。」
菫・奥田「…」
律「なんだ~緊張してるのか~?」
唯・律「うい奴じゃの~はははっ」
奥田「あっ、いえっ、えーっと…ありがとうございます!!」
唯「うほっ、こんな丁寧なあいさつを受けたの初めて!!」
唯「あずにゃんよりもかわいい!!」
梓「え~、なんですかそれ?」
澪「まぁまぁ、それにしてもびっくりしたよ。」
澪「自分たちのオリジナルを演奏するとはな!!」
紬「そうそう!!」
律「おまけにウチらの曲に負けないくらい良かったし」
紬「そうそう!!」
唯「あずにゃんの軽音学部もかわいい!!さすがあずにゃん!!(すりすり)」
梓「後輩がいるんだから、やめて下さい!!」
澪「唯は相変わらずだな~」
憂「すいません…お姉ちゃん!!」
憂「直ちゃんやスミーレちゃんが居るんだから、高校時代みたいなことはしないで!!」
唯「す、すいません(汗)」
あっという間の事だった。
演奏後の部室でのひと時の事
梓「お疲れ様~」
梓「みんな良かったよ!!」
梓「菫も頑張ってたし」
梓「なんたって、直の曲が演奏できたからね!!」
菫・奥田「あ、ありがとうございます。」
純「それにしても、スミーレと直の存在感って凄いね」
憂「ね~!!スミーレちゃんってきれいだからドラムでもステージ映えするし、直ちゃんの曲も素敵だし」
梓「だよね!!直の曲のおかげで放課後ティータイムじゃない軽音楽で演奏できたし」
奥田「そ、そうですか?ありがとうございます。」
梓「正直、放課後ティータイムって曲も演奏力も凄かったんで、軽音部にそのイメージが残ってるかって心配だったんだよ」
菫「そうですよね。去年のビデオを観た時は私も魅入ってしまいましたから。」
純「でも、これでビジュアルはスミーレで、曲は直ってことで軽音も安泰だなwwwwww」
菫・奥田「そ、それは…」
律・澪・唯・紬「お疲れ様~」
梓「あっ!!先輩!!」
唯・純「お久しぶりです。」
菫・奥田「あっ、お疲れ様です。」
菫・奥田「…」
律「なんだ~緊張してるのか~?」
唯・律「うい奴じゃの~はははっ」
奥田「あっ、いえっ、えーっと…ありがとうございます!!」
唯「うほっ、こんな丁寧なあいさつを受けたの初めて!!」
唯「あずにゃんよりもかわいい!!」
梓「え~、なんですかそれ?」
澪「まぁまぁ、それにしてもびっくりしたよ。」
澪「自分たちのオリジナルを演奏するとはな!!」
紬「そうそう!!」
律「おまけにウチらの曲に負けないくらい良かったし」
紬「そうそう!!」
唯「あずにゃんの軽音学部もかわいい!!さすがあずにゃん!!(すりすり)」
梓「後輩がいるんだから、やめて下さい!!」
澪「唯は相変わらずだな~」
憂「すいません…お姉ちゃん!!」
憂「直ちゃんやスミーレちゃんが居るんだから、高校時代みたいなことはしないで!!」
唯「す、すいません(汗)」
2: 2012/04/08(日) 16:44:30.32 ID:rH9TkAbr0
梓「ところで、私たちの演奏ってどうでした?」
律「文句なし!!」
澪「うん!!私達とは違う軽音楽部が観られたし」
紬「梓ちゃんが頑張ってるのがわかったし」
唯「私達よりも曲がかわいいし!!」
唯「ずるいよあずにゃん」
唯「こんなかわいい曲を歌うなんて」
梓「えっ?えっとそれは…」
律「ウチらの時は澪は詩を書いてたからなぁ~」
律「澪がかわいい詩を書けなかって事じゃないか?」
唯「え~」
唯「澪ちゃんがもっとかわいい詩を書いてくれたらよかったのにぃ~」
律「そうだそうだ!!」
澪「いやっ!!詩で言えば、唯もそうだろ?」
澪「放課後ティータイムって、曲はムギに任せて、詩はみんなで書くってことになってたじゃん」
律「え~?それは違うだろ!!澪が作詞で、澪が不調の時にみんなが詩をつけるってことだったし」
澪「何を言ってるんだ!!だいたい律も梓も真面目に作詞をしたことないじゃないか!!」
梓(あ~…澪先輩は知らないんだ…)
梓(ムギ先輩は去年の学際前に私の書いた詩に曲をつけてくれた事を)
梓(ムギ先輩は『梓ちゃんが3年生になって曲に困ったら、歌ってみてね』と言ってたけど)
律「文句なし!!」
澪「うん!!私達とは違う軽音楽部が観られたし」
紬「梓ちゃんが頑張ってるのがわかったし」
唯「私達よりも曲がかわいいし!!」
唯「ずるいよあずにゃん」
唯「こんなかわいい曲を歌うなんて」
梓「えっ?えっとそれは…」
律「ウチらの時は澪は詩を書いてたからなぁ~」
律「澪がかわいい詩を書けなかって事じゃないか?」
唯「え~」
唯「澪ちゃんがもっとかわいい詩を書いてくれたらよかったのにぃ~」
律「そうだそうだ!!」
澪「いやっ!!詩で言えば、唯もそうだろ?」
澪「放課後ティータイムって、曲はムギに任せて、詩はみんなで書くってことになってたじゃん」
律「え~?それは違うだろ!!澪が作詞で、澪が不調の時にみんなが詩をつけるってことだったし」
澪「何を言ってるんだ!!だいたい律も梓も真面目に作詞をしたことないじゃないか!!」
梓(あ~…澪先輩は知らないんだ…)
梓(ムギ先輩は去年の学際前に私の書いた詩に曲をつけてくれた事を)
梓(ムギ先輩は『梓ちゃんが3年生になって曲に困ったら、歌ってみてね』と言ってたけど)
3: 2012/04/08(日) 17:21:54.14 ID:rH9TkAbr0
奥田(先輩達って仲がいいんだな~)
奥田(私もこの中に入っていきたい)
奥田「あ、あの~」
一同「ん?」
奥田「OGからみた私達ってどうでしたか?」
…
奥田(あっ!!でしゃばりすぎた?)
…
律「良かったよ」
唯「うん!!とっても良かった!!」
梓「は~!!良かった」
さわこ「でもね」
さわこ「去年の軽音学部は完成してたから、今年の軽音学部ってつらかったのよ~」
さわこ「インパクトのある先輩の後って、ものすごいプレッシャーがあるのよ!!」
律「さわちゃんもプレッシャーを感じたの?」
さわこ「まさか!!デスデビルの卒業後の軽音部が苦しんだって、当時の部長から聞いただけよ」
律(は~…デスデビルの後はキツイよなぁ~、それで軽音部の人気がなかったんだ~…)
奥田「琴吹先輩!!秋山先輩!!」
澪・紬「ん?何?」
奥田「若葉ガールズの曲ってどう感じました?」
奥田「私は先輩達の演奏を経験してないので、さわこ先生が録画した映像でしか体験できません」
奥田「中野先輩の話を聞いているだけでもすごい先輩だと思っていましたが、映像を観てそれを実感しました。」
奥田「どうして…」
奥田「どうして、あんなすごい曲ができるんですか?」
澪・紬「…?」
奥田「私は同じように曲を作る立場として、くやして、くやして」
奥田「先輩たちがいなければって思うくらい…」
澪・紬「…」
奥田「さわこ先生から曲作りに専念したらいいっていわれてから、ずーっと曲作りに専念してました。」
奥田「中野先輩が歌いやすいような曲も作ってきました。」
奥田「そして、来年以降も軽音学部が続けられるようにいろいろな曲を作ってきました。」
奥田「でも、でも…」
奥田「中野先輩に観せてもらった、先輩たちの曲は…」
奥田「先輩達の曲は…」
奥田(私もこの中に入っていきたい)
奥田「あ、あの~」
一同「ん?」
奥田「OGからみた私達ってどうでしたか?」
…
奥田(あっ!!でしゃばりすぎた?)
…
律「良かったよ」
唯「うん!!とっても良かった!!」
梓「は~!!良かった」
さわこ「でもね」
さわこ「去年の軽音学部は完成してたから、今年の軽音学部ってつらかったのよ~」
さわこ「インパクトのある先輩の後って、ものすごいプレッシャーがあるのよ!!」
律「さわちゃんもプレッシャーを感じたの?」
さわこ「まさか!!デスデビルの卒業後の軽音部が苦しんだって、当時の部長から聞いただけよ」
律(は~…デスデビルの後はキツイよなぁ~、それで軽音部の人気がなかったんだ~…)
奥田「琴吹先輩!!秋山先輩!!」
澪・紬「ん?何?」
奥田「若葉ガールズの曲ってどう感じました?」
奥田「私は先輩達の演奏を経験してないので、さわこ先生が録画した映像でしか体験できません」
奥田「中野先輩の話を聞いているだけでもすごい先輩だと思っていましたが、映像を観てそれを実感しました。」
奥田「どうして…」
奥田「どうして、あんなすごい曲ができるんですか?」
澪・紬「…?」
奥田「私は同じように曲を作る立場として、くやして、くやして」
奥田「先輩たちがいなければって思うくらい…」
澪・紬「…」
奥田「さわこ先生から曲作りに専念したらいいっていわれてから、ずーっと曲作りに専念してました。」
奥田「中野先輩が歌いやすいような曲も作ってきました。」
奥田「そして、来年以降も軽音学部が続けられるようにいろいろな曲を作ってきました。」
奥田「でも、でも…」
奥田「中野先輩に観せてもらった、先輩たちの曲は…」
奥田「先輩達の曲は…」
4: 2012/04/08(日) 17:30:32.30 ID:rH9TkAbr0
奥田「なんで…」
奥田「なんであんな凄い曲ができるんですか!!」
奥田「詩も曲も!!」
奥田「先輩方はなんであんなに高い壁を作ったんですか!!」
奥田「私には…」
奥田「私には秋山先輩と琴吹先輩が作った壁を乗り越えられる自信がありません。」
奥田「…」
奥田「う…、うわぁ~ん(泣)」
梓「ちょっ、ちょっと直!!」
奥田「うぇ~ん」
梓「直!!どうしたの!!ねぇ直!!」
純「おっ!!いつもクールな直が感情的になってるな!!」
憂「ちょっと純ちゃん…ここはちょっとシリアスな場面じゃないかな?」
梓「もう!!憂も純も!!」
梓「直、ちょっと落ち着いて!!ね!!」
紬(ねぇ、菫?なにがあったの)
菫(え?私にもわからない)
澪「えっ、え~っと…とにかく…」
律「そうそう!!とにかく、今は『若葉ガールズ』の学際舞台が成功した事で乾杯!!」
律・澪・唯・紬「乾杯!!」
5: 2012/04/08(日) 17:36:38.51 ID:rH9TkAbr0
律「なぁ、梓」
梓「なんですか?」
律「奥田さんって、負けず嫌いなのか?」
梓「えっ、直ですか?」
梓「うーん…」
梓「そんなそぶりは見せなかったけどなぁ~」
梓「学際前に、去年の演奏を見せたのが悪かったかなぁ~」
律「梓!!それはキツイぞ」
律「私も演奏しながら、『この面子って一体どこまでいけるんだ』って感じたし」
律「でも、今の軽音部も良いんじゃないかって思うよ」
律「来年以降が楽しみじゃん!!」
律「それはそうと、奥田さんにはムギや澪と話をさせてあげたらどうだ?」
律「きっとプラスになるはずだぜ」
梓「なんですか?」
律「奥田さんって、負けず嫌いなのか?」
梓「えっ、直ですか?」
梓「うーん…」
梓「そんなそぶりは見せなかったけどなぁ~」
梓「学際前に、去年の演奏を見せたのが悪かったかなぁ~」
律「梓!!それはキツイぞ」
律「私も演奏しながら、『この面子って一体どこまでいけるんだ』って感じたし」
律「でも、今の軽音部も良いんじゃないかって思うよ」
律「来年以降が楽しみじゃん!!」
律「それはそうと、奥田さんにはムギや澪と話をさせてあげたらどうだ?」
律「きっとプラスになるはずだぜ」
6: 2012/04/08(日) 18:00:14.02 ID:rH9TkAbr0
紬「それにしても、若葉ガールズって頑張ってるわね」
澪「そうだな。私たちの頃の曲を演奏せずにオリジナルを演奏したし」
紬「ちょっとさびしい?」
澪「えっ?いや全然。」
澪「私たちの高校時代の曲は去年で卒業したんだから」
紬「うふふっ!!同感!!」
澪「それにしても、ムギにはまだ及ばないとしても良い曲を作ってるって思うよ。」
紬「そう?ありがとう」
紬「私の感想だと詩もなかなかだと思うわ。澪ちゃんもウカウカできないわよ。」
澪「ああ、それはわかる。」
澪「ところで、今の軽音部って、曲って一人でやってるって知ってた?たしか奥田さんって一年生が頑張ってるとか」
紬「えぇ、それは知ってるわ。」
紬「作詞・作曲をこなすってすごいよね~」
澪「まったく」
紬「下手にプレッシャーとか感じてないかしら?」
澪「ん?」
紬「だって、私達って在学中って結構学内では知られてたし、学際ライブも盛り上がってたし」
紬「なにしろ、澪ファンクラブがあったくらいだし」
澪「ファンクラブは余計だ!!」
澪「でも、今の2年・3年は放課後ティータイムのイメージがあるかもなぁ~」
紬「放課後ティータイムじゃなくて、若葉ガールズを引っ張る梓ちゃんも大変よね~」
澪「確かに」
澪「でも、最後はさわこ先生がステージにあがって【てめぇら~次は軽音部精鋭の『若葉ガールズ』だぜぇ!!】でも言ったらそれだけで盛り上がるだろけどな」
紬「うふふっ。でも、今日はそうならなくて良かったわね。」
澪「そうだな。私たちの頃の曲を演奏せずにオリジナルを演奏したし」
紬「ちょっとさびしい?」
澪「えっ?いや全然。」
澪「私たちの高校時代の曲は去年で卒業したんだから」
紬「うふふっ!!同感!!」
澪「それにしても、ムギにはまだ及ばないとしても良い曲を作ってるって思うよ。」
紬「そう?ありがとう」
紬「私の感想だと詩もなかなかだと思うわ。澪ちゃんもウカウカできないわよ。」
澪「ああ、それはわかる。」
澪「ところで、今の軽音部って、曲って一人でやってるって知ってた?たしか奥田さんって一年生が頑張ってるとか」
紬「えぇ、それは知ってるわ。」
紬「作詞・作曲をこなすってすごいよね~」
澪「まったく」
紬「下手にプレッシャーとか感じてないかしら?」
澪「ん?」
紬「だって、私達って在学中って結構学内では知られてたし、学際ライブも盛り上がってたし」
紬「なにしろ、澪ファンクラブがあったくらいだし」
澪「ファンクラブは余計だ!!」
澪「でも、今の2年・3年は放課後ティータイムのイメージがあるかもなぁ~」
紬「放課後ティータイムじゃなくて、若葉ガールズを引っ張る梓ちゃんも大変よね~」
澪「確かに」
澪「でも、最後はさわこ先生がステージにあがって【てめぇら~次は軽音部精鋭の『若葉ガールズ』だぜぇ!!】でも言ったらそれだけで盛り上がるだろけどな」
紬「うふふっ。でも、今日はそうならなくて良かったわね。」
7: 2012/04/08(日) 18:13:09.12 ID:rH9TkAbr0
一同「わいわいがやがや、かくかくしかじか、まるまるうまうま…」
梓「さてっと、直と菫を先輩達に紹介しなきゃ!!」
梓「直!!菫!!ちょっとこっち来てよ。」
梓「ちゃんと先輩に紹介しなきゃいけないしね。」
梓「先輩!!ちょっといいですか?新入生を紹介したいんで…」
律「おっ!!梓。なんか他人行儀で固いじゃないか!!」
唯「そうそうもっとリラックス」
梓「い、いやっ、後輩の前なので筋目はつけないといけませんから…」
梓「それよりも、新入部員を紹介します!!」
梓「ドラムス担当の斉藤菫と、作詞・作曲担当の奥田直です。」
菫・直「よろしくお願いします。!!」
紬「よろしくね!!斉藤さん・奥田さん」
菫「お姉…いや…お嬢…いや…琴吹先輩、よろしくお願いします。」
律「お姉ちゃんでいいぞ!!」
唯「そうそう」
澪「みんな知ってるから、このメンバーの中ではお姉ちゃんでいいよ。」
憂「良かったねスミーレちゃん!!」
菫「は、はい…」
奥田(菫はいいなぁ~、なんにもしないのに先輩たちに溶け込めて…)
紬「あっ、奥田さん!!」
紬「軽音部の新曲を全部つくってるんですって?すご~い」
奥田「いえ!!琴吹先輩や秋山先輩にはまだまだ届きません。」
梓「さてっと、直と菫を先輩達に紹介しなきゃ!!」
梓「直!!菫!!ちょっとこっち来てよ。」
梓「ちゃんと先輩に紹介しなきゃいけないしね。」
梓「先輩!!ちょっといいですか?新入生を紹介したいんで…」
律「おっ!!梓。なんか他人行儀で固いじゃないか!!」
唯「そうそうもっとリラックス」
梓「い、いやっ、後輩の前なので筋目はつけないといけませんから…」
梓「それよりも、新入部員を紹介します!!」
梓「ドラムス担当の斉藤菫と、作詞・作曲担当の奥田直です。」
菫・直「よろしくお願いします。!!」
紬「よろしくね!!斉藤さん・奥田さん」
菫「お姉…いや…お嬢…いや…琴吹先輩、よろしくお願いします。」
律「お姉ちゃんでいいぞ!!」
唯「そうそう」
澪「みんな知ってるから、このメンバーの中ではお姉ちゃんでいいよ。」
憂「良かったねスミーレちゃん!!」
菫「は、はい…」
奥田(菫はいいなぁ~、なんにもしないのに先輩たちに溶け込めて…)
紬「あっ、奥田さん!!」
紬「軽音部の新曲を全部つくってるんですって?すご~い」
奥田「いえ!!琴吹先輩や秋山先輩にはまだまだ届きません。」
8: 2012/04/08(日) 18:44:15.23 ID:rH9TkAbr0
澪「いやいや凄いよ」
澪「そうそう!!」
奥田「あの、秋山先輩?琴吹先輩?」
澪・紬「ん?」
奥田「私に足りないことってなんですか?」
澪・紬「え?」
奥田「わかっているんです。私と先輩たちの絶対的な差」
奥田「でも、その差がなんなのかがわからないんです。」
奥田「…それが…」
奥田「それが、悔しくて…悔しくて…」
澪「え?え~っと」
澪「そんなに差はないと思うよ」
紬「それは信頼ね!!」
紬「奥田さんは全部自分で抱え込んでるんじゃないかしら?」
紬「私は曲を作るけど、詩は書かなかった。」
紬「だって、澪ちゃんや唯ちゃんが素敵な詩を書いてくれるんだもの」
紬「私はみんなを信頼して曲を作るだけ。」
紬「そして、みんなはその曲を輝かせる詩を書いてくれる。」
紬「もちろん、逆もあって、唯ちゃんや澪ちゃんの詩を輝かせるような曲を作るの。」
紬「ね?私は全部を抱えずに仲間を信頼してるの、そして信頼されてるの」
澪「そうだよな。」
澪「ムギがいるからどんな詩を書いても安心できるし、またムギの曲のための一生懸命に詩を書くし」
澪「唯や律も同じ気持ちなはずだよ。」
澪「そうそう!!」
奥田「あの、秋山先輩?琴吹先輩?」
澪・紬「ん?」
奥田「私に足りないことってなんですか?」
澪・紬「え?」
奥田「わかっているんです。私と先輩たちの絶対的な差」
奥田「でも、その差がなんなのかがわからないんです。」
奥田「…それが…」
奥田「それが、悔しくて…悔しくて…」
澪「え?え~っと」
澪「そんなに差はないと思うよ」
紬「それは信頼ね!!」
紬「奥田さんは全部自分で抱え込んでるんじゃないかしら?」
紬「私は曲を作るけど、詩は書かなかった。」
紬「だって、澪ちゃんや唯ちゃんが素敵な詩を書いてくれるんだもの」
紬「私はみんなを信頼して曲を作るだけ。」
紬「そして、みんなはその曲を輝かせる詩を書いてくれる。」
紬「もちろん、逆もあって、唯ちゃんや澪ちゃんの詩を輝かせるような曲を作るの。」
紬「ね?私は全部を抱えずに仲間を信頼してるの、そして信頼されてるの」
澪「そうだよな。」
澪「ムギがいるからどんな詩を書いても安心できるし、またムギの曲のための一生懸命に詩を書くし」
澪「唯や律も同じ気持ちなはずだよ。」
9: 2012/04/08(日) 18:59:20.07 ID:rH9TkAbr0
奥田「…」
奥田「でも…」
奥田「それだけの事なんですか?」
紬「うん!!それだけの事だと思うわ」
紬「だって、わたしが高校で軽音学部に入って学んだ一番大切なことは『任せる』ってことだもの」
紬「大丈夫よ。奥田さんは作曲に専念したらいいの。」
澪「そうそう」
澪「そして、その曲にふさわしい詩はだれかがきっとつけてくれるよ。」
奥田「そ、そうですか?」
澪・紬「うんうん!!」
奥田(本当にそれだけのことなの?)
奥田(でもあんなに凄い曲を作ってきた先輩の言葉だし)
梓「あれ?直?どうしたの?」
純「本当だ!!直が真剣な顔してる。」
奥田「でも…」
奥田「それだけの事なんですか?」
紬「うん!!それだけの事だと思うわ」
紬「だって、わたしが高校で軽音学部に入って学んだ一番大切なことは『任せる』ってことだもの」
紬「大丈夫よ。奥田さんは作曲に専念したらいいの。」
澪「そうそう」
澪「そして、その曲にふさわしい詩はだれかがきっとつけてくれるよ。」
奥田「そ、そうですか?」
澪・紬「うんうん!!」
奥田(本当にそれだけのことなの?)
奥田(でもあんなに凄い曲を作ってきた先輩の言葉だし)
梓「あれ?直?どうしたの?」
純「本当だ!!直が真剣な顔してる。」
10: 2012/04/08(日) 19:15:31.74 ID:rH9TkAbr0
奥田(…)
奥田(ここで、私と菫の不安をぶちまけてもいいかな?)
奥田(ううん、いいはず!!)
奥田「先輩!!」
奥田「私はとても不安です。」
奥田「来年度は私と菫しかいません。」
奥田「先輩たちが培った軽音学部を受け継いでいく自信がありません。」
奥田「それを考えると今にも泣き出しそうです。」
奥田「本当に菫と私だけでも軽音学部を続けていけるんでしょうか?」
奥田「うっ、うっ…」
梓「直…」
…
唯「大丈夫だよ!!」
唯「きっと大丈夫」
律「そうそう!!」
律「ウチらが卒業するときは梓しかいなかったけど、今は後輩が二人もいるんだし」
澪「しかもソングライターがいるし」
紬「私の妹もいるし」
一同「大丈夫大丈夫」
さわこ「そうよねぇ~」
さわこ「放課後ティータイムはビートルズのレノン・マッカートニータイプだったけど」
さわこ「奥田さんはビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンって感じかな?」
さわこ「だからこそ、不安になるんじゃないかな?」
さわこ「っと言うわけで、澪ちゃん?ムギちゃん?先輩として曲作りのアドバイスよろしく!!」
さわこ「あっ?斉藤さんも一緒に聞いてよね?なんせ来年は二人で軽音学部を引っ張っていかなきゃいけないんだから」
奥田(ここで、私と菫の不安をぶちまけてもいいかな?)
奥田(ううん、いいはず!!)
奥田「先輩!!」
奥田「私はとても不安です。」
奥田「来年度は私と菫しかいません。」
奥田「先輩たちが培った軽音学部を受け継いでいく自信がありません。」
奥田「それを考えると今にも泣き出しそうです。」
奥田「本当に菫と私だけでも軽音学部を続けていけるんでしょうか?」
奥田「うっ、うっ…」
梓「直…」
…
唯「大丈夫だよ!!」
唯「きっと大丈夫」
律「そうそう!!」
律「ウチらが卒業するときは梓しかいなかったけど、今は後輩が二人もいるんだし」
澪「しかもソングライターがいるし」
紬「私の妹もいるし」
一同「大丈夫大丈夫」
さわこ「そうよねぇ~」
さわこ「放課後ティータイムはビートルズのレノン・マッカートニータイプだったけど」
さわこ「奥田さんはビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンって感じかな?」
さわこ「だからこそ、不安になるんじゃないかな?」
さわこ「っと言うわけで、澪ちゃん?ムギちゃん?先輩として曲作りのアドバイスよろしく!!」
さわこ「あっ?斉藤さんも一緒に聞いてよね?なんせ来年は二人で軽音学部を引っ張っていかなきゃいけないんだから」
11: 2012/04/08(日) 19:33:43.85 ID:rH9TkAbr0
澪「えっと~あの~」
澪「先輩としての一言ってことだけど…」
紬「なにもいう事なし!!」
澪「えっ?」
紬「だって、さっき言ったじゃない?『大丈夫』って」
紬「ところで奥田さん?」
奥田「はい?」
紬「DAWは何を使ってるの?」
奥田「えーっと、Cubase4 ですけど」
紬「私と同じ!!」
紬「どう?扱いなれた?」
奥田「はぁ…、なんとかって感じです。」
紬「なら大丈夫!!」
紬「ねぇねぇ、打ち込みってマスターした?」
奥田「いえ、せいぜいメロディラインを演奏してコードを付ける程度です。」
紬「それだけできれば大丈夫!!」
紬「曲のストックはあるんでしょ?」
紬「それなら、新曲は作らずにアレンジに挑戦しましょ!!」
奥田「アレンジ?」
紬「そう!!来年度の新歓に向けてね。」
紬「ボーカルは菫に任せたらいいのよ。」
紬「菫って歌がとってもうまいのよ。今日の学際でもボーカルとるんじゃないかなって期待した位だもの。」
菫「おねぇ…琴吹先輩!!」
澪「打ち込みにボーカルって、カプセルみたいだな」
律「お~良いじゃん良いじゃん」
奥田「いやいや、そんなクラブ系の曲を作ってませんから!!」
紬「そうじゃなくって、奥田さんと菫のコンビでできることを追求するって事よ」
紬「奥田さんが打ち込みでアレンジを経験したら、ギターとかベースが入ってもリードできるわ。」
澪「先輩としての一言ってことだけど…」
紬「なにもいう事なし!!」
澪「えっ?」
紬「だって、さっき言ったじゃない?『大丈夫』って」
紬「ところで奥田さん?」
奥田「はい?」
紬「DAWは何を使ってるの?」
奥田「えーっと、Cubase4 ですけど」
紬「私と同じ!!」
紬「どう?扱いなれた?」
奥田「はぁ…、なんとかって感じです。」
紬「なら大丈夫!!」
紬「ねぇねぇ、打ち込みってマスターした?」
奥田「いえ、せいぜいメロディラインを演奏してコードを付ける程度です。」
紬「それだけできれば大丈夫!!」
紬「曲のストックはあるんでしょ?」
紬「それなら、新曲は作らずにアレンジに挑戦しましょ!!」
奥田「アレンジ?」
紬「そう!!来年度の新歓に向けてね。」
紬「ボーカルは菫に任せたらいいのよ。」
紬「菫って歌がとってもうまいのよ。今日の学際でもボーカルとるんじゃないかなって期待した位だもの。」
菫「おねぇ…琴吹先輩!!」
澪「打ち込みにボーカルって、カプセルみたいだな」
律「お~良いじゃん良いじゃん」
奥田「いやいや、そんなクラブ系の曲を作ってませんから!!」
紬「そうじゃなくって、奥田さんと菫のコンビでできることを追求するって事よ」
紬「奥田さんが打ち込みでアレンジを経験したら、ギターとかベースが入ってもリードできるわ。」
12: 2012/04/08(日) 19:39:11.12 ID:rH9TkAbr0
奥田「それって、本当に私にもできますか?」
紬「大丈夫よ!!」
律「そうそう!!困ったときには先輩を頼ったらいいし!!」
律「なぁ?ムギ?」
紬「うふふっ」
紬「頼られたら、断れないかなぁ~」
澪「ムギが断らなかったら、大丈夫だな」
梓「…私も頼って欲しいけど…」
紬「あっ」
紬「梓ちゃん、純ちゃん、憂ちゃんは直接の先輩としてサポートしてあげなきゃいけないでしょ!!」
紬「だから、黙ってても頼られるのよ」
………
紬「大丈夫よ!!」
律「そうそう!!困ったときには先輩を頼ったらいいし!!」
律「なぁ?ムギ?」
紬「うふふっ」
紬「頼られたら、断れないかなぁ~」
澪「ムギが断らなかったら、大丈夫だな」
梓「…私も頼って欲しいけど…」
紬「あっ」
紬「梓ちゃん、純ちゃん、憂ちゃんは直接の先輩としてサポートしてあげなきゃいけないでしょ!!」
紬「だから、黙ってても頼られるのよ」
………
13: 2012/04/08(日) 19:51:50.23 ID:rH9TkAbr0
放課後ティータイムの演奏を観た時はとてもかなわないとおもったけど、
初めての学祭を経験して、
秋山先輩・琴吹先輩・田井中先輩・平沢(唯)先輩と対面して、
私の作った曲をほめてもらって、
なによりも軽音学部を楽しく過ごしている事が幸せな事だって教えられて、
なんだろ?
この爽快感は?
いろいろ自問自答していたら、中野先輩に観せもらった「放課後ティータイム」のDVDを観終わったときの感じと同じだ。
軽音学部の後輩として観た先輩たちのライブはレベルが高くて、とてもじゃないけど追いつけないと思ってたけど。
先輩たちに会って、話しをして、私のできる軽音学部で良いと思ったとたん。
それまではとても高い壁だった曲が、とても心地よい曲に変わった。
私の作る曲が先輩達に追いつけるかどうかわからないけど。
先輩を目標にして頑張ってみようと思う。
秋山先輩!!琴吹先輩!!田井中先輩!!平沢(唯)先輩!!
私は負けませんよ!!
初めての学祭を経験して、
秋山先輩・琴吹先輩・田井中先輩・平沢(唯)先輩と対面して、
私の作った曲をほめてもらって、
なによりも軽音学部を楽しく過ごしている事が幸せな事だって教えられて、
なんだろ?
この爽快感は?
いろいろ自問自答していたら、中野先輩に観せもらった「放課後ティータイム」のDVDを観終わったときの感じと同じだ。
軽音学部の後輩として観た先輩たちのライブはレベルが高くて、とてもじゃないけど追いつけないと思ってたけど。
先輩たちに会って、話しをして、私のできる軽音学部で良いと思ったとたん。
それまではとても高い壁だった曲が、とても心地よい曲に変わった。
私の作る曲が先輩達に追いつけるかどうかわからないけど。
先輩を目標にして頑張ってみようと思う。
秋山先輩!!琴吹先輩!!田井中先輩!!平沢(唯)先輩!!
私は負けませんよ!!
14: 2012/04/08(日) 19:53:07.36 ID:rH9TkAbr0
…終わり…
ということで…
久しぶりに書いたら、締め方忘れた…
ということで…
久しぶりに書いたら、締め方忘れた…
引用元: 奥田「先輩達には負けない」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります