1: 2008/07/28(月) 14:55:12.18 ID:8XRy0Y5F0
ルル「ああ、頼む」

C.C.「性欲が抑えられなくなったのか? 童Oボウヤ」

ルル「断じて違う! 見損なうな魔女!」

C.C.「ほう? ならば何故だ」

ルル「……知っているだろう、俺がシスコンということを」

2: 2008/07/28(月) 14:58:09.33 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「ああ、確かにお前のシスコンっぷりは重症だ」

ルル「分っているのならC.C.、ナデナデさせろ」

C.C.「断る」

ルル「な、何故だ!?」

C.C.「意味が分らんし、何よりお前に撫でられるなど気色悪い」

ルル「そ、そんな……」

C.C.「もう少し経験を積んでから来るんだな」

ルル「……仕方ない、カレンに頼むか」

C.C.「何っ?」

3: 2008/07/28(月) 15:01:56.68 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「おい、お前は私を撫でたいんじゃなかったのか?」

ルル「いや、一番都合が良いと思っただけだ」

C.C.「お、お前は私を都合の良い女扱いするのか?」

ルル「……私だ、ゼロだ。大至急カレンに私の部屋に来るよう伝えてくれ」

C.C.「おい、無視するな」

ルル「なんだ、何か言ったか?」

C.C.「ああ、言ったとも」

ルル「そうか。とりあえずC.C.、お前はナデナデしないから安心しろ」

C.C.「そうか」

6: 2008/07/28(月) 15:05:34.88 ID:8XRy0Y5F0
ガチャッ

カレン「何、ルルーシュ。いきなり呼び出して……」

ルル「良く来てくれた!」
カレン「はえっ!? な、何よその歓迎っぷりは……」
ルル「さあ、頭を出せカレン! 遠慮をするな!」

カレン「だから、何なのよ一体!」

ルル「ナデナデするに決まっているだろうが!」

カレン「……は? ちょ、ちょっと、一体何なの?」
C.C.「私にもさっぱりわからん」
カレン「わからんって言ったって……」

ルル「くくく、存分に甘やかしてやるぞカレン!」


こっちのが良いな

9: 2008/07/28(月) 15:09:27.46 ID:8XRy0Y5F0
カレン「意味が分らないんだけど、説明してよ」
ルル「む?」
カレン「いきなりナデナデだなんて……」
C.C.「ああ、正気の沙汰とは思えんな」

ルル「何を言っている二人共。俺は正気だし、本気だ」

カレン「だったらちゃんと理由を説明しなさいよ」
C.C.「確かに。それは私も気になるな」

ルル「……俺は極度のシスコンで、
   一定期間誰かを甘やかさないと大変なことになるんだ」

カレン「はあっ!?」
C.C.「おやおや」

10: 2008/07/28(月) 15:13:56.18 ID:8XRy0Y5F0
ルル「本来ならばナナリーを……くうっ!」
カレン「ちょ、ちょっとルルーシュ」
C.C.「全く、こんな美少女が二人もいてまだ妹のことを考えるとはな」

ルル「黙れおばあちゃんが!」

C.C.「お、おお、おばあちゃんだと!?」
カレン「ルルーシュ! それは言いすぎなんじゃない?」
ルル「……その点ではカレン!」
カレン「は、はいっ?」

ルル「お前は最高の人材だった。何故初めからお前に頼まなかったのかわからない」

カレン「意味がわかんないんだけど……」
C.C.「おい、今の言葉を取り消せ!」

12: 2008/07/28(月) 15:17:56.01 ID:8XRy0Y5F0
ルル「カレン、お前には兄がいたんだろう?」
カレン「……それは……」
ルル「ああ、すまない。思い出させてしまったようだ」
カレン「……ううん、いいのよ」

C.C.「おいルルーシュ! おばあちゃんは取り消せ!」

ルル「辛かったろう?」
カレン「別に。……もう慣れたわ」
ルル「嘘をついてもわかるぞ。お前は、まだ兄に甘えたかったんだろう?」
カレン「……」

C.C.「おい、無視するな!」

ルル「だから! 今だけは俺を兄と思って存分に甘えろ!」

カレン「……えっ?」

16: 2008/07/28(月) 15:22:31.65 ID:8XRy0Y5F0
ルル「実はな、偶然俺も妹を甘やかしたいと思っていたんだ」
カレン「それ、偶然じゃないでしょう? 私を呼び出したんだし」
ルル「はは、バレちゃあ仕方ない」
カレン「……ふふ、案外抜けてるのね」

C.C.「いや、確実に演技だろう」

ルル「おばあちゃんが何か言っているが、気にすることはない」
カレン「そうね」

カレン「……お兄ちゃんの言う通りだわ」

ルル「っ! 良いぞ……お兄ちゃんという呼び方も良い」

C.C.「ま、またおばあちゃんと言ったな!?」

20: 2008/07/28(月) 15:26:16.23 ID:8XRy0Y5F0
カレン「や、やだ私ったら、つい……」
ルル「気にするなカレン」
カレン「で、でもちょっと恥ずかしいわね」
ルル「恥ずかしがることはない、今は俺が兄で、お前が妹だ」

C.C.「おい! 話を聞け!」

ルル「……ついでにあそこにおばあちゃんもいる」
カレン「ふふっ、ちょっとうるさいけどね」
ルル「おいおいカレン、お年寄りを労わらないと駄目だろう?」
カレン「は~い、お兄ちゃん」
ルル「良い子だ、カレン」

C.C.「……」

27: 2008/07/28(月) 15:30:43.28 ID:8XRy0Y5F0
ルル「さあ、おいで!」
カレン「うん、お兄ちゃん!」
C.C.「……ふん、この変態共が」

ルル「黙れおばあちゃん!」

カレン「そうよ! お仏壇の前でボーッとしてなさい!」

C.C.「お、お前ら良い加減に……!」

ルル「ははは、今のは傑作だったぞカレン」
カレン「そ、そんなことないよ……///」
ルル「照れなくてもいいんだぞカレン。面白かった」
カレン「あ……ありがと///」

C.C.「……」

31: 2008/07/28(月) 15:34:19.11 ID:8XRy0Y5F0
ルル「……では仕切りなおそう」
カレン「そうね」
C.C.「……」

ルル「さあ、俺の胸に飛び込んでおいでカレン!」

カレン「うん、ルルーシュお兄ちゃん!」

prrrrr!prrrrr!

カレン「……あ、呼び出しが」
ルル「どこからだ?」
カレン「多分、ラクシャータおばさん」
ルル「むう、紅蓮に関しての呼び出しか」

C.C.(後で告げ口してやる)

34: 2008/07/28(月) 15:38:02.13 ID:8XRy0Y5F0
カレン「でも、今は行かなくていいわ」
ルル「……」
カレン「だって、今はルルーシュお兄ちゃんといる方が大切だもの」
ルル「……」
カレン「……お兄ちゃん?」

ルル「カレン、ラクシャータの所に行くんだ」

カレン「……えっ」
ルル「さあ、急げ」

カレン「ど、どうして!? 私、お兄ちゃんの気に障ること言った!?」

C.C.(ふふっ、良い気味だカレン。捨てられる子犬のような目をしている)

38: 2008/07/28(月) 15:42:04.40 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「ははは、カレン。どうやらルルーシュは
   お前の妹っぷりが気に入らなかったようだな」
カレン「なっ、なんですって!?」
C.C.「ラクシャータの呼び出しを好機と思い、追い返そうという意図だろう」
カレン「そ、そんな……」
C.C.「ふふっ、今のお前は最高に滑稽だよ」
カレン「……」

ルル「いや、そんなことは無い。安心しろカレン」

カレン「えっ?」
C.C.「な、何っ!?」

ルル「機体の整備を怠っては駄目だ。お前が心配で、俺が安心できなくなってしまう」

カレン「る、ルルーシュ……」

C.C.「……」

42: 2008/07/28(月) 15:46:06.79 ID:8XRy0Y5F0
ルル「こらこら、そうじゃないだろう?」
カレン「?」

ルル「お前は俺の妹、なんだからな」

カレン「! う、うん! お兄ちゃん!」
ルル「さ、行っておいで。そして俺を安心させてくれ」
カレン「はいっ! 行ってきます!」

…バタンッ!

ルル「はは、元気な妹だ」

ルル「……しかし、妹力を得ることは出来なかった」

47: 2008/07/28(月) 15:51:22.76 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「……赤の他人とそこまで妹ごっこをして、
   本当の妹のナナリーに申し訳が立つのか?」

ルル「C.C.、お前はピザが食べられない時、どうする?」

C.C.「何をいきなり」
ルル「いいから答えろ」
C.C.「……それは、他のもので我慢するさ」
ルル「だろう? そういうことだ」

C.C.「……ふふっ、お前はひどい奴だな。とんだ極悪人だ」

ルル「ああ、知っているとも」

ルル「……くそっ! だが、ナデナデしたいという衝動は押さえられなかった!」

C.C.「……」

51: 2008/07/28(月) 15:55:25.73 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「……だが、そういうことなら協力してやらんこともない」
ルル「何っ!?」
C.C.「ああ、お前は私の共犯者だからな」

ルル「な、ナデナデしていいのか!?」
C.C.「まあ、その程度ならいいだろう」

ルル「モフモフもか!?」
C.C.「ま、まあ、軽くなら……」

ルル「チュッチュは!? チュッチュはどうなんだ!?」
C.C.「お前、そんなことをカレンにしようとしていたのか!?」

ルル「当たり前だろうが! ナナリーにもやっていた!」

C.C.「……正直、私はお前をみくびっていたよ」

60: 2008/07/28(月) 15:59:47.66 ID:8XRy0Y5F0
ルル「決して、決していやらしい意味じゃあないんだ!」
C.C.「……」

ルル「頼む!……頼む!」キィィン!

C.C.「私にギアスはきかんぞ」
ルル「頼む……!」

C.C.「……ふん。ちょ、ちょっとだけだからな」

ルル「!」
C.C.「……」

ルル「い、いい、いやったああああああ!」

C.C.「……ふふっ、そんなに喜ぶとはな」

67: 2008/07/28(月) 16:04:50.29 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「で、私はどうすれば良いんだルルーシュ?」
ルル「……そうだな。まずは呼び方から変えていこう」
C.C.「ふむ」
ルル「そうだな、お前の場合なら……」

ルル「“兄さん”と呼んでもらおうか!」キィィン!

C.C.「ふふっ、これはこれは……」
ルル「む、これは気に入らないか?」

C.C.「に、兄さんはとんだ変態だなっ」

ルル「おぐっ!」
C.C.「ど、どうした?」

ルル「……良いっ! いいぞC.C.!」
C.C.「そ、そうか」

ルル「俺の判断に間違いは無かったようだ!」

70: 2008/07/28(月) 16:09:12.17 ID:8XRy0Y5F0
ルル「今のお前なら……そうだな、ナデナデは相応しくない」
C.C.「なんだと? 私に不満でもあるのか」

ルル「いや違う、それは断じて違うぞ妹よ!」

C.C.「い、妹……私が」
ルル「今のお前は、優しく抱きしめてあげたくなる魅力がある」
C.C.「……そうなのか?」

ルル「う、上目遣い……! も、もう我慢できん! 兄力が溢れそうだ!」

C.C.「そ、そうか……それは大変だな」

ルル「では! いかせてもr」

コンコン!

ルル(誰だこんなときに!?)

75: 2008/07/28(月) 16:13:23.62 ID:8XRy0Y5F0
『ゼロ様~』

ルル(この声は……)

C.C.「い、妹というのも悪くないかもな!……新鮮だ///」

ガチャッ

神楽耶「あなたの妻が参りまし……」

ルル(っ! まずい、今は仮面をつけていない!)
C.C.「甘えるというのも悪くないかもなぁ」

神楽耶「……あら?」

78: 2008/07/28(月) 16:17:02.27 ID:8XRy0Y5F0
神楽耶「あなたは……」
ルル「……ははは、何を言ってるんだい神楽耶」
神楽耶「気安く私の名前を呼ばないでくださいます?」

C.C.「年上に甘える感覚なんて……久々だなぁ」

ルル「どうしてだい?」
神楽耶「どうしても何も……」

ルル「俺は、お前の兄じゃないか」キィィン!

神楽耶「……そうですわね、あなたは私のにーにーでしたわ」

ルル「に、にーにー……だと……?」

C.C.「さあ、私を甘やかしていいぞ兄さん!」

85: 2008/07/28(月) 16:21:52.85 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「ほらほら、兄さん!」

ルル「も、もう一度呼んでくれるか?」
神楽耶「あら、いくらでも呼んでさしあげますわよ、にーにー」
ルル「こ、これは……!」

C.C.「しかし、流石に恥ずかしいからな。目をつぶっててやろう」

神楽耶「あら、どうかしましたかにーにー?」
ルル「ぐおわっ!?」
神楽耶「だ、大丈夫ですかにーにー?」
ルル「ぐわあああっ!?」

C.C.「目をつぶってるからといって、ちゅ、チュッチュは駄目だからな!」

91: 2008/07/28(月) 16:27:43.16 ID:8XRy0Y5F0
ルル「だ、抱きしめてもいいか……?」
神楽耶「もちろんですわ」

C.C.「ふふっ、改めて聞くな。は、恥ずかしいじゃないか///」

ルル「それじゃあ……遠慮なく」
神楽耶「あら、兄と妹の関係に遠慮が必要ですか?」

C.C.「す、少しは遠慮をしろよ兄さん!///」

ルル「では……妹よっ!」

ぎゅうっ!

C.C.「兄さんっ!」

C.C.「……?」チラッ

神楽耶「もう、にーにーは甘えん坊さんですわね」
ルル「ははは、神楽耶には敵わないなぁ」

C.C.「……なっ!?」

132: 2008/07/28(月) 18:23:56.24 ID:8XRy0Y5F0
神楽耶「もう、にーにーったら」
ルル「おっと、逃がさないぞぉ~」
神楽耶「きゃあっ、も~う」
ルル「ははは、ふくれた顔も可愛いよ」

C.C.「な、なんっ……!」

ルル「ん? なんだ、まだいたのか」

C.C.「……おいおい、さすがにそれは聞き捨てなら無いな」

神楽耶「あら、ごめんなさい。にーにーが失礼なことを」
ルル「おっとごめんな神楽耶。謝らせてしまって」
神楽耶「ふふふ、いいんですのよ。にーにーのためですもの」
ルル「ありがとう、神楽耶」

C.C.「と、とにかく離れろ!」

135: 2008/07/28(月) 18:27:23.65 ID:8XRy0Y5F0
ルル「言っている意味がわからんぞ、C.C.」

C.C.「さ、さっきから態度が……」

神楽耶「どうかしましたか、にーにー?」
ルル「ごめんな神楽耶、おばあちゃんがちょっとうるさくて」

C.C.「はあっ!? わ、私は妹じゃ……」

神楽耶「もう、あんまりレディーにそういうことを言ってはいけませんわよ」
ルル「ごめんごめん」
神楽耶「も~う!」
ルル「これで許してくれるかい?」

ちゅっ

C.C.「!?」

神楽耶「も、もうにーにーったら!///」
ルル「ははは、照れた顔も可愛いぞ」

139: 2008/07/28(月) 18:32:50.78 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「おい、い、今何を……」

神楽耶「あっ、そろそろ時間が……」
ルル「何か用事でもあるのか?」
神楽耶「……はい、天子様とお茶の約束があって」
ルル「そうか。なら、楽しんでおいで」

C.C.「今っ! おいこら、ルルーシュ!」

神楽耶「でも……」
ルル「友達と遊ぶことは大事なことだぞ」
神楽耶「……はい!」
ルル「良い返事だ。さあ、行ってらっしゃい」
神楽耶「行ってまいりますわ!」

ガチャッ…バタンッ!

ルル「……神楽耶、良いじゃないか」

C.C.「ルルーシュっ!」

141: 2008/07/28(月) 18:36:33.12 ID:8XRy0Y5F0
ルル「ん~? どうしたC.C.~?」ホッコリ

C.C.「おい、なんだその満足そうな顔は」
ルル「何を怒っているんだ?」
C.C.「……」
ルル「意味が分らんぞ」
C.C.「……ふん! 神楽耶に正体がバレてしまったな間抜けめ」
ルル「ギアスを使ったし、問題点はクリアーされている」
C.C.「……」

ルル「……くふふ」ホッコリ

C.C.「とにかく、その笑いをやめろ。気持ち悪い」

144: 2008/07/28(月) 18:41:08.28 ID:8XRy0Y5F0
ルル「……ぬあっ!」

C.C.「ふん、今度はなんだ」
ルル「お、俺としたことが!」
C.C.「?」

ルル「結局ナデナデしていない!」

C.C.「……は?」
ルル「く、くおおおっ! 最も重要なことを果たせていないじゃないか!」

がんっ!

C.C.「……」

C.C.「ふふっ」ニヤリ

148: 2008/07/28(月) 18:45:20.20 ID:8XRy0Y5F0
ルル「おお、おおおっ……!」

C.C.「なあ、ルルーシュ~?」

ルル「ナデナデしたくてたまらん!」
C.C.「……ふふっ!」
ルル「くそっ、この渇きを癒す方法は……!」
C.C.「……ゴホン!」
ルル「誰かをナデナデしなければおさまらん!」

C.C.「な、なんなら私の頭を貸してやってm」

ガチャッ!

ジェレミア「ジェレミア・ゴットバルト。忠義を果たすため馳せ参じました」

157: 2008/07/28(月) 18:48:34.71 ID:8XRy0Y5F0
C.C.(ふん、オレンジくんは所詮男。私の敵ではないな)

ジェレミア「さあ、思う存分ナデナデしてください」
ルル「いや、し、しかし……」
C.C.「オレンジくん、無駄だ無駄」

ジェレミア「……兄上」

ルル「ほわあっ!?」
C.C.「え? おい、何故驚くルルーシュ?」
ルル「あ、兄上……だと? この俺が?」

ジェレミア「そうです兄上。どうぞナデナデを」

ルル「……いいだろうジェレミア!」

C.C.「何っ!?」

160: 2008/07/28(月) 18:54:41.39 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「何故だルルーシュ!?」

ジェレミア「ふっ、ルルーシュ様は皇族に名を連ねるお方」
C.C.「そ、それがどうした」
ジェレミア「ワタシはただ、その生来の高貴さを刺激したまで……」
ルル「よくわかっているじゃないかジェレミア!」
ジェレミア「もちろんです、兄上」

ルル「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!」

ルル「全力でナデナデさせろ!」キィィン!

ジェレミア「イエス、マイブラザー」ヒュゥゥン!

C.C.「む、無駄なギアスに無駄なキャンセラーを……」

162: 2008/07/28(月) 18:58:38.30 ID:8XRy0Y5F0
C.C.(何か、何か方法は……)

ルル「ふふふ、存分にナデナデしてやるぞ」
ジェレミア「ありがたき幸せです、兄上」

C.C.(何か……)

C.C.「!」

ルル「ふふふ」
ジェレミア「これも……忠義のため」

C.C.「お兄様っ!」

ルル「っ!?」ピタッ

ジェレミア「……? いかがなされましたか?」

165: 2008/07/28(月) 19:02:11.76 ID:8XRy0Y5F0
ジェレミア「兄上……?」

ルル「もういいぞジェレミア、下がってくれ」

ジェレミア「いえ、しかしワタシは全力で……」
ルル「よくよく考えてみたら、お前は妹にはなりきれん」
ジェレミア「……」
ルル「ついてるしな」
ジェレミア「ちそ、それが忠義を果たすためならばワタシは……」

C.C.「お兄様、頭がさみしいぞ」

ルル「ああ、待っててくれ。今すぐこいつを追い出す」

ジェレミア「ショックが愕然!?」

170: 2008/07/28(月) 19:06:01.77 ID:8XRy0Y5F0
C.C.(ふふっ、思った通りだ)

ルル「さあ、もう邪魔者はいなくなった」

C.C.(オレンジくん。ナナリーはルルーシュのことを“お兄様”と呼んでいたのだよ!)

C.C.「そ、そうだなお兄様」
ルル「はは、何を緊張してるんだ?」
C.C.「わ、私は別に緊張してないぞ!」

ルル「……隠してもわかるさ」

…ぎゅっ

C.C.「っ!」
ルル「妹のことなら、な」

C.C.(お、おお、落ち着け私!)

174: 2008/07/28(月) 19:10:09.16 ID:8XRy0Y5F0
ルル「どうかしたか?」
C.C.「い、いや、なんでもない」
ルル「はは、おかしなやつだ」
C.C.「……///」

C.C.(ま、まだモフモフ。第一ステージがクリアされただけだ)

C.C.(こ、このあとちゅ、ちゅ……)

ルル「ほら、緊張しないで目をつぶれ」
C.C.「わ、わかった」

ルル「……良い子だ」ナデナデ

C.C.「……」

C.C.「……?」

そっ

ルル「よし、満足した!」

C.C.「……は?」

181: 2008/07/28(月) 19:15:38.04 ID:8XRy0Y5F0
ルル「これでもう満足した、感謝するぞC.C.」
C.C.「へ? あ、いや、おい……ちょっと」
ルル「何だ?」
C.C.「な、ナデナデだけでいいのか!?」
ルル「何を言ってるんだ」
C.C.「いや、その……」

ルル「モフモフとチュッチュは神楽耶にしていたのを見ていただろう?」

C.C.「!」
ルル「もう当分は妹を補給しなくても大丈夫だ」
C.C.「……ほ、本当にそうか? まだ満タンじゃなかったりしないか?」

ルル「いや、もうお腹いっぱいだ」

C.C.「……」

187: 2008/07/28(月) 19:20:59.95 ID:8XRy0Y5F0
C.C.「じゃ、じゃあ私が命じる!」
ルル「?」

C.C.「全力で妹可愛がりしろ!」

ルル「無理無理」

C.C.「んなっ!」
ルル「冷静になってみれば、お前おばあちゃんだしな」
C.C.「っ!?」
ルル「しかし、礼は言っておくぞC.C.」

C.C.「……そんな口を聞いてもいいのかなお兄様?」

ルル「!」
C.C.「ふふっ、この単語には反応すると思ったぞルルーシュ!」
ルル「……」
C.C.「さあ、来い!」

ルル「……ナナリーが恋しい」

C.C.「くっ、しまった! 効き過ぎたか!」

190: 2008/07/28(月) 19:25:40.79 ID:8XRy0Y5F0
ルル「……ナナリーぃ……」
C.C.「ふふっ、妹が恋しくなったかルルーシュ」
ルル「……」
C.C.「と、とりあえず私で妹を補充してはどうだ?」

ルル「いや、もうこんなことはやめにする」

C.C.「!?」
ルル「ナナリーに代わりなんて……いないからな」
C.C.「お、おい……」

ルル「……一刻も早くナナリーをナデナデするぞ!」

C.C.「は?」
ルル「C.C.、お前の協力が必要だ」
C.C.「そ、そうか」

ルル「ああ。お前の年の功、頼りにしているぞ!」

C.C.「……そうか」


おわり

191: 2008/07/28(月) 19:26:36.63 ID:lvrHoxAt0
乙!

引用元: C.C.「ナデナデさせろだと?」