1: 2010/03/10(水) 01:25:33.92 ID:5SjVW/cXP
カチューシャ「・・・」
唯「大変だあ」
唯「大変だあ」
2: 2010/03/10(水) 01:37:23.10 ID:5SjVW/cXP
唯「りっちゃーん」
カチューシャ「・・・」
唯「おーい」
カチューシャ「・・・」
唯「返事がない」
カチューシャ「・・・」
カチューシャ「・・・」
唯「おーい」
カチューシャ「・・・」
唯「返事がない」
カチューシャ「・・・」
5: 2010/03/10(水) 01:40:37.14 ID:5SjVW/cXP
ドア「ガチャ」
梓「こんにちはー」
唯「あ、あずにゃーん!」
梓「どうしたんですか?」
唯「りっちゃんがカチューシャになっちゃたんだよ」
梓「本当ですか。それは大変ですね」
カチューシャ「・・・」
梓「律先輩?」
カチューシャ「・・・」
唯「全然返事してくれないんだよ」
梓「カチューシャには口がついてませんから」
唯「あ、そうか。あずにゃん頭いい!」
梓「褒めても何も出ませんよ?」
唯「何も出ないの?」
梓「はい」
梓「こんにちはー」
唯「あ、あずにゃーん!」
梓「どうしたんですか?」
唯「りっちゃんがカチューシャになっちゃたんだよ」
梓「本当ですか。それは大変ですね」
カチューシャ「・・・」
梓「律先輩?」
カチューシャ「・・・」
唯「全然返事してくれないんだよ」
梓「カチューシャには口がついてませんから」
唯「あ、そうか。あずにゃん頭いい!」
梓「褒めても何も出ませんよ?」
唯「何も出ないの?」
梓「はい」
8: 2010/03/10(水) 01:44:18.64 ID:5SjVW/cXP
唯「じゃあ褒めなくていいや」
梓「賢明な判断ですね」
カチューシャ「・・・」
唯「りっちゃんはどうしよう?」
梓「私はカチューシャつけたことないからわからないですね」
唯「私はあるよ。カチューシャつけたこと」
梓「そうですか」
唯「私にならなんとかできるのかな?」
梓「私に聞かれても困ります」
唯「だよね」
カチューシャ「・・・」
梓「賢明な判断ですね」
カチューシャ「・・・」
唯「りっちゃんはどうしよう?」
梓「私はカチューシャつけたことないからわからないですね」
唯「私はあるよ。カチューシャつけたこと」
梓「そうですか」
唯「私にならなんとかできるのかな?」
梓「私に聞かれても困ります」
唯「だよね」
カチューシャ「・・・」
9: 2010/03/10(水) 01:48:32.21 ID:5SjVW/cXP
ドア「ガチャ」
足音「スタスタスタ」
澪「お疲れー」
唯「澪ちゃんおいっす」
梓「こんにちは」
唯「澪ちゃんにお知らせがあります」
澪「なんだ?」
唯「りっちゃんがカチューシャになっちゃった」
澪「意外と重大なお知らせだった」
梓「意外と重大って漢字の形が似てますよね」
澪「そうかな?」
唯「どんな漢字かわからないよ」
梓「すいません、レベルの高い会話をしてしまって」
澪「これから気をつけるよ」
カチューシャ「・・・」
足音「スタスタスタ」
澪「お疲れー」
唯「澪ちゃんおいっす」
梓「こんにちは」
唯「澪ちゃんにお知らせがあります」
澪「なんだ?」
唯「りっちゃんがカチューシャになっちゃった」
澪「意外と重大なお知らせだった」
梓「意外と重大って漢字の形が似てますよね」
澪「そうかな?」
唯「どんな漢字かわからないよ」
梓「すいません、レベルの高い会話をしてしまって」
澪「これから気をつけるよ」
カチューシャ「・・・」
10: 2010/03/10(水) 01:52:48.50 ID:5SjVW/cXP
澪「それにしても律がカチューシャになるなんてな」
唯「幼馴染なのに予想できなかったの?」
澪「唯が思ってるほど幼馴染はすごくないよ」
唯「でも私は和ちゃんが眼鏡になったときも予想できたよ?」
梓「きっと個人差があるんですよ」
唯「そうなんだ」
澪「おーい律」
カチューシャ「・・・」
唯「おーいお茶」
梓「澪先輩、カチューシャは口がないから喋れないんですよ」
澪「あ、そういう感じなんだ」
梓「はい」
カチューシャ「・・・」
唯「幼馴染なのに予想できなかったの?」
澪「唯が思ってるほど幼馴染はすごくないよ」
唯「でも私は和ちゃんが眼鏡になったときも予想できたよ?」
梓「きっと個人差があるんですよ」
唯「そうなんだ」
澪「おーい律」
カチューシャ「・・・」
唯「おーいお茶」
梓「澪先輩、カチューシャは口がないから喋れないんですよ」
澪「あ、そういう感じなんだ」
梓「はい」
カチューシャ「・・・」
13: 2010/03/10(水) 01:57:42.47 ID:5SjVW/cXP
唯「そうだ」
梓「どうしたんですか?」
唯「りっちゃんを元に戻す方法考えたよ」
澪「へえ。教えてくれる?」
唯「だれかの頭にりっちゃんをつけてみるの」
澪「いいアイディアだね」
梓「早速やってみましょう」
カチューシャ「・・・」
澪「誰の頭につけてみる?」
唯「あずにゃん付けてよ」
梓「私ですか?」
唯「あずにゃんはあずにゃんしかいないよ」
梓「そうですね。では失礼して」
梓「どうしたんですか?」
唯「りっちゃんを元に戻す方法考えたよ」
澪「へえ。教えてくれる?」
唯「だれかの頭にりっちゃんをつけてみるの」
澪「いいアイディアだね」
梓「早速やってみましょう」
カチューシャ「・・・」
澪「誰の頭につけてみる?」
唯「あずにゃん付けてよ」
梓「私ですか?」
唯「あずにゃんはあずにゃんしかいないよ」
梓「そうですね。では失礼して」
15: 2010/03/10(水) 02:01:16.15 ID:5SjVW/cXP
梓「・・・どうですか?」
カチューシャ「・・・」
唯「かわいいよ」
澪「意外と似合ってるな」
梓「それはありがとうございます」
唯「どういたしまして」
梓「でもそうじゃなくて、律先輩は元に戻りそうですか?」
唯「なんで私に聞くの?」
梓「なんとなくです」
澪「唯が最初に気付いたから、戻った時も唯が気付くんじゃないかな?」
唯「なるほど。そっかあ」
梓「それで?どうですか?」
唯「似合ってるよ」
梓「ありがとうございます」
カチューシャ「・・・」
唯「かわいいよ」
澪「意外と似合ってるな」
梓「それはありがとうございます」
唯「どういたしまして」
梓「でもそうじゃなくて、律先輩は元に戻りそうですか?」
唯「なんで私に聞くの?」
梓「なんとなくです」
澪「唯が最初に気付いたから、戻った時も唯が気付くんじゃないかな?」
唯「なるほど。そっかあ」
梓「それで?どうですか?」
唯「似合ってるよ」
梓「ありがとうございます」
18: 2010/03/10(水) 02:08:44.15 ID:5SjVW/cXP
カチューシャ「・・・」
唯「ねえ」
澪「何?」
唯「カチューシャとりっちゃんって、どっちが可愛いかなあ」
梓「難しい比較ですね」
唯「澪ちゃんはどう思う?」
澪「ええっと、人間として可愛いのはやっぱり律なんじゃないか?」
唯「やっぱり?」
澪「え?」
唯「なんでやっぱりって言ったの?」
澪「さあ、良く考えたらなんで言ったのかな」
唯「やっぱりって言葉はすごく日本語らしいと思うんだよね」
梓「なんでですか?」
唯「ねえ」
澪「何?」
唯「カチューシャとりっちゃんって、どっちが可愛いかなあ」
梓「難しい比較ですね」
唯「澪ちゃんはどう思う?」
澪「ええっと、人間として可愛いのはやっぱり律なんじゃないか?」
唯「やっぱり?」
澪「え?」
唯「なんでやっぱりって言ったの?」
澪「さあ、良く考えたらなんで言ったのかな」
唯「やっぱりって言葉はすごく日本語らしいと思うんだよね」
梓「なんでですか?」
19: 2010/03/10(水) 02:13:04.13 ID:5SjVW/cXP
唯「日本人って、集団から孤立することを嫌がるでしょ?」
澪「そうだね」
唯「だから、自分の意見の前にやっぱりって言うことで、私は少数派じゃないですよアピールをしてるんだと思うんだ」
梓「なるほど」
澪「その説、唯が自分で考えたのか?」
唯「テレビで誰かが言ってた」
澪「やっぱり」
澪「そうだね」
唯「だから、自分の意見の前にやっぱりって言うことで、私は少数派じゃないですよアピールをしてるんだと思うんだ」
梓「なるほど」
澪「その説、唯が自分で考えたのか?」
唯「テレビで誰かが言ってた」
澪「やっぱり」
20: 2010/03/10(水) 02:15:46.76 ID:5SjVW/cXP
カチューシャ「・・・」
唯「あ」
梓「どうしました?」
唯「あずにゃん、りっちゃんを付けたままだね」
梓「そういえばそうでした。もうはずしますね」
唯「似合ってるのに?」
梓「これは律先輩のものですから」
唯「それがりっちゃんなんだよ」
梓「これは律先輩ですから」
唯「うん。それで正しいよ」
カチューシャ「・・・」
唯「あ」
梓「どうしました?」
唯「あずにゃん、りっちゃんを付けたままだね」
梓「そういえばそうでした。もうはずしますね」
唯「似合ってるのに?」
梓「これは律先輩のものですから」
唯「それがりっちゃんなんだよ」
梓「これは律先輩ですから」
唯「うん。それで正しいよ」
カチューシャ「・・・」
22: 2010/03/10(水) 02:25:15.15 ID:5SjVW/cXP
唯「そういえば、ムギちゃん遅いね」
梓「ムギ先輩来るんですか?」
唯「当たり前だよ」
澪「ムギは昨日たくあんになっただろ?」
唯「あ、そうだったね」
梓「ムギ先輩はいつ元に戻るんでしょうね」
唯「早く戻ってほしいな。ムギちゃんのケーキ食べたいもん」
澪「おいおい、ケーキ目当てか?」
唯「もちろんムギちゃんも好きだよ」
梓「ムギ先輩来るんですか?」
唯「当たり前だよ」
澪「ムギは昨日たくあんになっただろ?」
唯「あ、そうだったね」
梓「ムギ先輩はいつ元に戻るんでしょうね」
唯「早く戻ってほしいな。ムギちゃんのケーキ食べたいもん」
澪「おいおい、ケーキ目当てか?」
唯「もちろんムギちゃんも好きだよ」
24: 2010/03/10(水) 02:28:05.63 ID:5SjVW/cXP
唯「あ」
澪「どうしたんだ?」
唯「良く考えたらムギちゃんもここにいるね」
たくあん「・・・」
梓「そうですね」
澪「気付かなかったよ」
唯「ムギちゃん、早く元に戻ってほしいなあ」
梓「何かいい方法はないんですか?」
たくあん「・・・」
澪「どうしたんだ?」
唯「良く考えたらムギちゃんもここにいるね」
たくあん「・・・」
梓「そうですね」
澪「気付かなかったよ」
唯「ムギちゃん、早く元に戻ってほしいなあ」
梓「何かいい方法はないんですか?」
たくあん「・・・」
26: 2010/03/10(水) 02:31:57.40 ID:5SjVW/cXP
唯「いいこと思いついたよ」
梓「教えてくれますか?」
唯「たくあんを食べたら元に戻るかも」
澪「食べるのか」
唯「駄目かな?」
梓「どうやって食べ・・・いや、食べたらムギ先輩が氏んじゃうんじゃないですか?」
唯「それは問題だね。だったら舐めるのはどうかな?」
たくあん「・・・!」
唯「あれ?」
澪「どうした?」
唯「いまムギちゃんが反応したような気がする」
梓「私は気付きませんでしたよ」
澪「私もわからなかった。気のせいじゃないか?」
唯「きっとそうだね」
梓「教えてくれますか?」
唯「たくあんを食べたら元に戻るかも」
澪「食べるのか」
唯「駄目かな?」
梓「どうやって食べ・・・いや、食べたらムギ先輩が氏んじゃうんじゃないですか?」
唯「それは問題だね。だったら舐めるのはどうかな?」
たくあん「・・・!」
唯「あれ?」
澪「どうした?」
唯「いまムギちゃんが反応したような気がする」
梓「私は気付きませんでしたよ」
澪「私もわからなかった。気のせいじゃないか?」
唯「きっとそうだね」
28: 2010/03/10(水) 02:37:16.86 ID:5SjVW/cXP
カチューシャ「・・・」
たくあん「・・・」
唯「舐めてみようよ」
澪「誰が舐めるんだ?」
唯「ここはやっぱりあずにゃんだね」
梓「やっぱり私ですか」
唯「予想できた?」
梓「はい、なんとなく」
澪「梓、頑張れよ」
唯「舐めればムギちゃんが元に戻るよ。たぶん」
澪「唯、自分に自信を持った方がいいよ」
唯「そうだね。あずにゃん、舐めればムギちゃんが絶対に戻るよ」
梓「わかりました・・・では失礼して」
たくあん「・・・」
唯「舐めてみようよ」
澪「誰が舐めるんだ?」
唯「ここはやっぱりあずにゃんだね」
梓「やっぱり私ですか」
唯「予想できた?」
梓「はい、なんとなく」
澪「梓、頑張れよ」
唯「舐めればムギちゃんが元に戻るよ。たぶん」
澪「唯、自分に自信を持った方がいいよ」
唯「そうだね。あずにゃん、舐めればムギちゃんが絶対に戻るよ」
梓「わかりました・・・では失礼して」
31: 2010/03/10(水) 02:47:00.26 ID:5SjVW/cXP
梓「ペロ・・・」
たくあん「!」
唯「おお!」
澪「どうだ!?」
唯「ムギちゃんが元に戻った!」
澪「おお!」
梓「や、やりましたね」
紬「ありがとう。助かったわ」
梓「ムギ先輩、舐めちゃってすいません」
紬「気にしないで」
唯「あずにゃんは今日の勇者だね」
梓「ありがとうございます」
カチューシャ「・・・」
たくあん「!」
唯「おお!」
澪「どうだ!?」
唯「ムギちゃんが元に戻った!」
澪「おお!」
梓「や、やりましたね」
紬「ありがとう。助かったわ」
梓「ムギ先輩、舐めちゃってすいません」
紬「気にしないで」
唯「あずにゃんは今日の勇者だね」
梓「ありがとうございます」
カチューシャ「・・・」
34: 2010/03/10(水) 02:58:15.41 ID:5SjVW/cXP
澪「この勢いで律も元に戻らないかな?」
カチューシャ「・・・」
紬「唯ちゃん、何かいい方法はない?」
唯「さっきから思ってたんだけどさ」
梓「なんですか?」
唯「みんな、真面目にりっちゃんを元に戻す方法考えてる?」
澪「私なりに頑張って考えてるよ」
梓「唯先輩みたいなすごいアイディアが思いつかないんですよ」
唯「私はアイディアマンなんだね」
紬「アイディアウーマンじゃない?」
唯「アイディアガールのほうがかわいいよ」
梓「じゃあ唯先輩はアイディアガールですね」
唯「えへへ」
カチューシャ「・・・」
紬「唯ちゃん、何かいい方法はない?」
唯「さっきから思ってたんだけどさ」
梓「なんですか?」
唯「みんな、真面目にりっちゃんを元に戻す方法考えてる?」
澪「私なりに頑張って考えてるよ」
梓「唯先輩みたいなすごいアイディアが思いつかないんですよ」
唯「私はアイディアマンなんだね」
紬「アイディアウーマンじゃない?」
唯「アイディアガールのほうがかわいいよ」
梓「じゃあ唯先輩はアイディアガールですね」
唯「えへへ」
39: 2010/03/10(水) 03:07:51.07 ID:5SjVW/cXP
澪「アイディアガールの唯さん」
唯「はい!」
澪「律を戻すいいアイディアは見つかりましたか?」
唯「見つかりました!」
紬「ぜひ聞かせてほしいわ」
唯「りっちゃんにケーキを食べさせる!」
梓「ど、どうやって?」
澪「口がないからな」
唯「そうだねー。ケーキをくっつければいいと思う」
澪「べちゃっと?」
唯「べちゃっと」
紬「・・・ケーキ用意するね」
唯「はい!」
澪「律を戻すいいアイディアは見つかりましたか?」
唯「見つかりました!」
紬「ぜひ聞かせてほしいわ」
唯「りっちゃんにケーキを食べさせる!」
梓「ど、どうやって?」
澪「口がないからな」
唯「そうだねー。ケーキをくっつければいいと思う」
澪「べちゃっと?」
唯「べちゃっと」
紬「・・・ケーキ用意するね」
44: 2010/03/10(水) 03:11:57.12 ID:5SjVW/cXP
紬「はい、用意しました」
唯「早いね」
紬「持ってきてたからね」
唯「でもムギちゃんはたくあんだったんだよ?」
紬「あっ」
澪「まあまあ、ケーキが見つかったんだからそれでいいだろ?唯」
唯「そうだね」
梓「じゃあ私が今付けてるカチュ・・・律先輩を机に置いて」
唯「元の席に戻そうよ」
澪「机じゃ駄目なのか?」
唯「なんとなく駄目だと思う」
梓「で、では元の場所に戻しますね」
カチューシャ「・・・」
唯「早いね」
紬「持ってきてたからね」
唯「でもムギちゃんはたくあんだったんだよ?」
紬「あっ」
澪「まあまあ、ケーキが見つかったんだからそれでいいだろ?唯」
唯「そうだね」
梓「じゃあ私が今付けてるカチュ・・・律先輩を机に置いて」
唯「元の席に戻そうよ」
澪「机じゃ駄目なのか?」
唯「なんとなく駄目だと思う」
梓「で、では元の場所に戻しますね」
カチューシャ「・・・」
47: 2010/03/10(水) 03:17:11.11 ID:5SjVW/cXP
唯「澪ちゃんが食べさせてあげてよ」
澪「わかったよ」
紬「はい、切ったわよ」
澪「じゃあ行くぞ律。あーん」
ケーキ「ベチャ」
カチューシャ「・・・!」
澪「ど、どうだ唯」
唯「うーん・・・」
梓「律先輩は元に戻りましたか?」
唯「駄目みたい」
澪「駄目だったか・・・」
紬「残念ね」
カチューシャ「・・・」
澪「カチ・・・律がケーキでべちょべちょになっちゃったな」
澪「わかったよ」
紬「はい、切ったわよ」
澪「じゃあ行くぞ律。あーん」
ケーキ「ベチャ」
カチューシャ「・・・!」
澪「ど、どうだ唯」
唯「うーん・・・」
梓「律先輩は元に戻りましたか?」
唯「駄目みたい」
澪「駄目だったか・・・」
紬「残念ね」
カチューシャ「・・・」
澪「カチ・・・律がケーキでべちょべちょになっちゃったな」
51: 2010/03/10(水) 03:22:54.55 ID:5SjVW/cXP
梓「拭いてあげましょう」
唯「待って。りっちゃんはケーキを食べてる途中かもしれないよ」
澪「口がないのに?」
唯「だからこそ全身で食べてるかもしれないんだよ。ケーキは拭かないであげて」
梓「わかりました」
唯「私たちもケーキ食べようか」
紬「そうね。ちょうど人数分切ったから」
唯「あれ?5切れ残ってるよ?」
紬「りっちゃんの分よ。戻った時のために」
唯「りっちゃんはもう食べたじゃん」
澪「カチューシャの状態で食べるのとはまた違うかもしれないだろ?」
唯「それはずるいよ。私たちがじゃんけんして勝った人がもうひと切れ食べようよ」
梓「律先輩はどうやってじゃんけんするんですか?」
唯「あ」
唯「待って。りっちゃんはケーキを食べてる途中かもしれないよ」
澪「口がないのに?」
唯「だからこそ全身で食べてるかもしれないんだよ。ケーキは拭かないであげて」
梓「わかりました」
唯「私たちもケーキ食べようか」
紬「そうね。ちょうど人数分切ったから」
唯「あれ?5切れ残ってるよ?」
紬「りっちゃんの分よ。戻った時のために」
唯「りっちゃんはもう食べたじゃん」
澪「カチューシャの状態で食べるのとはまた違うかもしれないだろ?」
唯「それはずるいよ。私たちがじゃんけんして勝った人がもうひと切れ食べようよ」
梓「律先輩はどうやってじゃんけんするんですか?」
唯「あ」
52: 2010/03/10(水) 03:26:23.13 ID:5SjVW/cXP
カチューシャ「・・・」
唯「りっちゃんは不戦敗になっちゃうね」
澪「ごめんな、律」
唯「じゃあいくよ!じゃんけんぽん!」
梓「私の勝ちですね」
唯「あずにゃんおめでとう。2切れ食べれるね」
梓「そうだ、ひとつは取っておいて家で食べますよ」
唯「あずにゃん計画的だね」
梓「それほどでもないです」
唯「りっちゃんは不戦敗になっちゃうね」
澪「ごめんな、律」
唯「じゃあいくよ!じゃんけんぽん!」
梓「私の勝ちですね」
唯「あずにゃんおめでとう。2切れ食べれるね」
梓「そうだ、ひとつは取っておいて家で食べますよ」
唯「あずにゃん計画的だね」
梓「それほどでもないです」
54: 2010/03/10(水) 03:33:36.34 ID:5SjVW/cXP
唯「ケーキ美味しかったね」
紬「ありがとう」
チャイム「キーンコーンカーンコーン」
唯「あ。チャイムが鳴っちゃった」
紬「下校時刻ね」
澪「そろそろ帰るか~」
ドア「ガチャ」
憂「お姉ちゃん。迎えに来たよ」
唯「あ、うい~。和ちゃんも一緒だね」
メガネ「・・・」
紬「ありがとう」
チャイム「キーンコーンカーンコーン」
唯「あ。チャイムが鳴っちゃった」
紬「下校時刻ね」
澪「そろそろ帰るか~」
ドア「ガチャ」
憂「お姉ちゃん。迎えに来たよ」
唯「あ、うい~。和ちゃんも一緒だね」
メガネ「・・・」
56: 2010/03/10(水) 03:37:06.90 ID:5SjVW/cXP
憂「お姉ちゃん、さわ子先生が呼んでたよ」
唯「そうなの?なんで?」
憂「お姉ちゃんの成績がいいから褒めてくれるんだよ。きっと」
唯「うれしいな。じゃあ行ってくるからここで待ってて?」
憂「一人で行ける?」
唯「私はお姉ちゃんだから大丈夫だよ」
憂「さすがお姉ちゃんだね」
唯「行ってきまーす」
ドア「ガチャ バタン」
カチューシャ「・・・」
メガネ「・・・」
唯「そうなの?なんで?」
憂「お姉ちゃんの成績がいいから褒めてくれるんだよ。きっと」
唯「うれしいな。じゃあ行ってくるからここで待ってて?」
憂「一人で行ける?」
唯「私はお姉ちゃんだから大丈夫だよ」
憂「さすがお姉ちゃんだね」
唯「行ってきまーす」
ドア「ガチャ バタン」
カチューシャ「・・・」
メガネ「・・・」
59: 2010/03/10(水) 03:59:32.71 ID:5SjVW/cXP
澪「・・・もう行ったよな」
憂「行きましたね」
律「・・・っはあ!ティッシュくれティッシュ!」
紬「どうぞ」
律「さんきゅー。いやーまいったよカチューシャと頭がべちゃべちゃだ」
和「律が頭にケーキくっつけてるの見たときは吹き出しそうになったわ」
憂「今度はどういうことに?」
澪「律がカチューシャになっちゃったんだってさ。あ、ケーキくっつけてごめんな」
律「いいって。梓は私のためにケーキ残してくれたんだよな?ありがとう」
梓「いえいえ。律先輩はすごく頑張ってくれましたから」
和「ごめんね、私も手伝いたいんだけど」
澪「なかなか唯がメガネから戻そうとしないからなあ」
憂「行きましたね」
律「・・・っはあ!ティッシュくれティッシュ!」
紬「どうぞ」
律「さんきゅー。いやーまいったよカチューシャと頭がべちゃべちゃだ」
和「律が頭にケーキくっつけてるの見たときは吹き出しそうになったわ」
憂「今度はどういうことに?」
澪「律がカチューシャになっちゃったんだってさ。あ、ケーキくっつけてごめんな」
律「いいって。梓は私のためにケーキ残してくれたんだよな?ありがとう」
梓「いえいえ。律先輩はすごく頑張ってくれましたから」
和「ごめんね、私も手伝いたいんだけど」
澪「なかなか唯がメガネから戻そうとしないからなあ」
60: 2010/03/10(水) 04:00:50.26 ID:5SjVW/cXP
紬「私は早く元に戻れて運が良かったのかしら」
憂「紬さん元に戻れたんですか。良かった」
梓「唯先輩が早くケーキを食べたかったからかもしれないですね」
憂「みなさん・・・本当にありがとうございます。お姉ちゃんのために」
梓「お礼はいいって何回も言ってるでしょ?」
律「唯は友達だからな。当然だよ」
憂「お姉ちゃんがああなった時はすごく困りましたけど・・・
みなさんがこうやってお姉ちゃんと向き合ってくれてるおかげで」
澪「もういいって。憂ちゃんは家でもっと大変なんだろうし」
憂「そんな・・・でも私もなにか物にされないかはいつも心配ですけど」
律「そうなったら私たちが何とかするよ」
憂「そこまで迷惑を掛けるわけには」
澪「しっ!足音が!」
ドア「ガチャ」
憂「紬さん元に戻れたんですか。良かった」
梓「唯先輩が早くケーキを食べたかったからかもしれないですね」
憂「みなさん・・・本当にありがとうございます。お姉ちゃんのために」
梓「お礼はいいって何回も言ってるでしょ?」
律「唯は友達だからな。当然だよ」
憂「お姉ちゃんがああなった時はすごく困りましたけど・・・
みなさんがこうやってお姉ちゃんと向き合ってくれてるおかげで」
澪「もういいって。憂ちゃんは家でもっと大変なんだろうし」
憂「そんな・・・でも私もなにか物にされないかはいつも心配ですけど」
律「そうなったら私たちが何とかするよ」
憂「そこまで迷惑を掛けるわけには」
澪「しっ!足音が!」
ドア「ガチャ」
61: 2010/03/10(水) 04:01:56.36 ID:5SjVW/cXP
唯「やっぱりさわちゃんに褒められたよ!テストの答えがすごく独創的だって!」
憂「良かったね
お姉ちゃん!」
メガネ「・・・」
カチューシャ「・・・」
唯「あれ?りっちゃんについてたケーキが無くなってるよ?」
澪「ん?本当だ。食べたのかな」
唯「すごい!りっちゃんはカチューシャになっても食いしん坊なんだね!」
憂「そろそろ帰ろうか?お姉ちゃん」
唯「あ!憂大変だよ!」
憂「どうしたの?」
唯「澪ちゃんがしましまパンツになっちゃった!」
しましまパンツ「・・・!」
カチューシャ「・・・くすっ」
おわり
憂「良かったね
お姉ちゃん!」
メガネ「・・・」
カチューシャ「・・・」
唯「あれ?りっちゃんについてたケーキが無くなってるよ?」
澪「ん?本当だ。食べたのかな」
唯「すごい!りっちゃんはカチューシャになっても食いしん坊なんだね!」
憂「そろそろ帰ろうか?お姉ちゃん」
唯「あ!憂大変だよ!」
憂「どうしたの?」
唯「澪ちゃんがしましまパンツになっちゃった!」
しましまパンツ「・・・!」
カチューシャ「・・・くすっ」
おわり
65: 2010/03/10(水) 04:19:59.13 ID:5SjVW/cXP
読んでくれた人ありがとうございましたー
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります