1: 2015/02/26(木) 20:59:51.56

奉仕部部室

結衣「うっ......」ジワ

結衣「ヒッキー!」ガバ

八幡「おわっ!」

結衣「ヒッキー!......ヒッキー!!」グス

八幡「おい、泣くなよ......」

結衣「だって......嬉しいんだもん」グス

2: 2015/02/26(木) 21:00:23.19 ID:kJ60OgI80
――――――
―――――

八幡(たった今、俺は由比ヶ浜に告白されてそれを受け入れた)

八幡(家の用事で雪ノ下が早めに帰って、2人きりになったところをだ)

八幡(雪ノ下は『ごめんなさい由比ヶ浜さん、できればスタンガンでも用意したかったのだけれども』なんて物騒なことを言ってるが)

八幡(部屋の鍵の管理をまかされて由比ヶ浜は『奉仕部の部長みたいだね!』という感じで意気込んでいる)

八幡(それがこういう展開になるとは思わなかった......)

八幡(雪ノ下の事も聞かれた。まぁ、俺にとってあいつは憧れみたいなのはあるが恋愛対象ではない)

八幡(以前の俺ならこういう告白には裏があるとは思う)

八幡(それでも奉仕部で過ごして、由比ヶ浜が罰ゲームだとか冷やかしでこんな事をする奴じゃないのはわかる)

八幡(由比ヶ浜の気持ちもわからないわけでもないし俺がどういった奴かも知った上での事だろう)

八幡(ってこうやって抱きつかれてると......)

3: 2015/02/26(木) 21:01:07.62 ID:kJ60OgI80
結衣「ヒッキー......」

八幡「な、なんだよ」

結衣「しよっか?」

八幡「はぁ?おまっ......」

結衣「ビXチビXチ言ってくるヒッキーにはそうじゃない事を確かめて欲しいなって」

八幡「最近はそんなに言ってない気もするけどな?」

結衣「でも、とべっちだってそんな事言わないよ?」

八幡「葉山は?」

結衣「言うわけないじゃん」ムー

八幡「ですよねーって」

八幡「そんな事しなくてもお前は心も体も清らかな乙女だから、な?」

結衣「嬉しいけどなんかヒッキーが言うとキモい」クス

八幡「悪かったな」

ギュウウウ

4: 2015/02/26(木) 21:01:46.85 ID:kJ60OgI80
八幡(抱きつく力が強くなった......)

結衣「ドアには鍵を掛けたし、その鍵はもう取ってきて預かってるからさ」

結衣「本当に嫌なら突き飛ばして出て行ってもいいんだよ?そうなってもあたしが悪いんだから」

八幡「んな事しねぇよ。でもいいのか?俺も初めてだから上手くできないと思うぞ?」

結衣「上手い下手じゃないよ?あたしはヒッキーとしたい」

八幡「それで、するっていっても抱きついたままじゃ」

結衣「あ!そうだね......へへ」

バッ、スルスル

八幡「お、おい」

結衣「......///」スルスル、プチ

タプン

5: 2015/02/26(木) 21:02:15.14 ID:kJ60OgI80
結衣「ど、どうかな?」

八幡(生で見るとやっぱりすごいボリュームだ......)

八幡「あ、ああ、綺麗だと思うぞ」

結衣「さ、触る?」

八幡「ほんとにいいのか?」

結衣「うん」

八幡「じゃあ」

14: 2015/02/26(木) 21:07:36.15 ID:kJ60OgI80

結衣「あ、あたしの事......な、名前で呼んで?」

八幡(さすがにゆいゆいとかガハマさんとか呼べる雰囲気じゃないよな)

八幡「ゆ、結衣」

結衣「もっと」

八幡「結衣」

結衣「もういっかいだけ」

八幡「結衣......好きだ」

結衣「えへへへ///」ポロポロ

15: 2015/02/26(木) 21:08:01.35 ID:kJ60OgI80
八幡「なんだよ、涙流しながら笑いやがって。俺に名前呼ばれてそんなに嬉しいのか?」

結衣「嬉しいよ?誕生日の時に言ったじゃん?」

八幡「いやまぁ、言ったかもしれんが」

結衣「プレゼントも誕生日祝ってくれた事も嬉しかったけど名前で呼ばれたのが一番嬉しいかも」

八幡「そ、そうか」

18: 2015/02/26(木) 21:09:53.55 ID:kJ60OgI80
ーーーーー
ーーーー

八幡「大丈夫か?」

結衣「うん、最初は痛かったけど」

八幡「そうか」

結衣「ヒッキー」

八幡「なんだ?」

結衣「えOちしたからってわけじゃないけど浮気はやだよ?」

八幡「いきなり何言い出すんだよ。雪ノ下は憧れてるようなもんだって言っただろ?」

結衣「ゆきのんは大丈夫」

八幡「は?」

結衣「実はさ、ゆきのんが居ないのはあたしに協力してくれてるからなんだ」

八幡「用事で早めに帰ってるんじゃないのかよ?」

結衣「ううん、『2人きりにしてあげるから後はあなた次第よ』って」

19: 2015/02/26(木) 21:10:28.90 ID:kJ60OgI80
結衣「だからゆきのんにきちんとお礼しなくちゃ」

八幡「ここでしたのは?」

結衣「そ、それはあたしが考えてえOちしようかなって///」

八幡「うわぁ、やっぱりビXチだ」ボソ

結衣「聞こえてるし!ビXチじゃないし初めてだったじゃん!」

八幡「じゃあ、処OビXチ」

結衣「よくわかんないけど嬉しくないし!」

八幡「とにかく浮気する相手なんていないからな?」

結衣「そうなの?」

八幡「誰がいるんだよ」

20: 2015/02/26(木) 21:11:04.89 ID:kJ60OgI80
結衣「んーと、平塚先生、沙希、陽乃さん、留美ちゃん、さがみんはありえないかな?、あとは......」

八幡「まてまて、最初からおかしいぞ。先生ってのはなんだよ」

結衣「なんか平塚先生とヒッキーってなんか気が合う感じだし」

八幡「まぁ、俺と真面目に向き合ってくれる人だとは思うしマンガとか共通の話題も......それ以前に教師と生徒ってのはないだろ」

八幡(誰か早く貰って上げて!これからは俺達2人も応援するから!)

結衣「沙希はなんだっけ?スカラ......船?その事でヒッキーに感謝してるんじゃなかったっけ?」

八幡「スカラシップな。あれはそういうのがあるって教えただけだ」

結衣「それになんか文化祭が終わった後辺りからなんかヒッキーの方をチラチラ見てる感じだし」

八幡「それは知らん」

八幡(相模を探してる時に屋上入り方教わったな。あの時に何か言ったような気がするが......)

21: 2015/02/26(木) 21:11:35.52 ID:kJ60OgI80
結衣「じゃあ、陽乃さん。美人で何でもできるし」

八幡「そうかもしれないが俺、あの人苦手だからな?」

結衣「でもヒッキーの事、気に入ってるみたいじゃん?」

八幡「気に入ってるってのはおもちゃみたいな感じでだぞ」

結衣「留美ちゃんは?なんかちょっとお似合いな感じもするし」

八幡「お互いにボッチだったからじゃないか?そもそも先生以上にありえないだろ」

結衣「うーん、それから......」

八幡「いねぇよ。そもそも俺に彼女が出来るなんて考えてなかったわけだし、その......ゆ、結衣の事、大切にするよ」

結衣「えへへ、嬉しいな......って、そうだ!」

八幡「な、なんだよ」

結衣「んーとね///」ズイ

22: 2015/02/26(木) 21:12:27.25 ID:kJ60OgI80





「大好きだよ♡ ヒッキー♡」チュ






23: 2015/02/26(木) 21:12:54.70 ID:kJ60OgI80
翌日、放課後

八幡「」ボー

八幡(はあぁぁ、昨日の事が頭から離れない......)

八幡(小町とまともに話もしなかったな。まぁ、喜んでくれる事だとは思うが)

戸塚「八幡!」トテテ

八幡「おう、戸塚。どうした?」シャキ

戸塚「え?八幡がなんか元気なさそうな感じだったからさ」

八幡「そりゃあ、戸塚の顔を見ただけで元気になるよ」

戸塚「も、もう!からかわないでよ!それでなんか悩み事でもあるのかなって?」

八幡「......悩み事じゃない。一応、いい事だ」

戸塚「ほんとに?」

八幡「隠す事じゃないからな。その内、戸塚にも言うよ」

戸塚「なんか楽しみだなぁ。あ、そろそろ僕、部活に行くね」

スタスタ

24: 2015/02/26(木) 21:13:28.07 ID:kJ60OgI80
八幡「おう、頑張れー」

八幡(さて、俺と由比ヶ浜が付き合う事になってトップカーストの面々に変化が)チラ

葉山「今度みんなで遊びに行くんだけど由比ヶ浜もどうかな?」

八幡(......あった)

結衣「え?どうしようかなー?」

戸部「行くべー?呼び方変わっても俺ら友達っしょ!」

結衣「うん!もちろんだよ!」

三浦「......」ギロ

八幡(やばっ、目が合った)サッ

25: 2015/02/26(木) 21:13:54.65 ID:kJ60OgI80
ーーーーー
ーーーー

廊下

三浦「ヒキオ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

八幡「はひっ」

八幡(つい噛んでしまったよ)

三浦「なにその返事?きも」

八幡「そ、それより聞きたいことってなんだよ」

三浦「あんた、結衣と付き合うんだって?」

八幡(隠しても仕方ないよな)

八幡「......ああ」

三浦「ふーん」

八幡「わ、悪いかよ」

三浦「結衣にお願いされたんよ。隼人達に名前で呼ぶのやめさせてくれって」

26: 2015/02/26(木) 21:14:29.49 ID:kJ60OgI80
三浦「何でか聞いたらヒキオと付き合うからっていうし」

八幡「そ、そうなのか」

三浦「それであーしらの仲もそのままにするのって、結構手間だったんだよねー」

八幡「......迷惑かけたな」

三浦「はぁ?別にヒキオの為じゃないし。きもっ」

八幡(詫びただけでキモいのかよ)

三浦「それより、あーしにとっても結衣は大事な友達だから......」

三浦「悲しませるような事があったら許さないから」ギロ

八幡「......ああ、俺に由比ヶ浜が彼女なんてもったいないくらいだし、その......大切にするよ」

三浦「......」ニコ

三浦「それが聞ければ十分だよ。頑張りな」バンバン

八幡「いて、背中叩くなよ」

三浦「それじゃあね、今度レモンティーでも奢ってよ」

スタスタ

27: 2015/02/26(木) 21:14:59.86 ID:kJ60OgI80
八幡(そんな事があったのか......)

結衣「ヒッキー」ヒョイ

八幡「おわっ!」

結衣「優美子と何話してたの?浮気?」ニコニコ

八幡「昨日の今日で浮気って俺、どんだけチャラいんだよ......」

結衣「優美子と姫菜はすぐにわかるからね?」

八幡「三浦は俺の事なんとも思ってないだろうし、海老名さんは形だけでも振られてんだぞ」

結衣「うーん、それもそうかな?」

八幡「その三浦から聞いたよ。葉山達に名前で呼ばせるのをやめさせたんだって?」

結衣「あ......うん、ヒッキー以外はちょっと嫌になっちゃってさ......」

八幡「俺とこういう関係になる事で三浦や葉山達と仲が悪くなるわけじゃないんだよな?」

28: 2015/02/26(木) 21:15:50.01 ID:kJ60OgI80
結衣「うん、それは大丈夫。というか、あまり元気ない感じだけど大丈夫?」

八幡「ちょっと、ボーっとしただけだ。もちろん昨日の事が嫌なわけじゃないぞ」

結衣「でも、さいちゃんと話してて急に元気になった気がするんだけど」ムー

八幡「や、それは戸塚が俺の事を心配してだな......」

結衣「彼女が妹や友達より下なのはやだよ?」

八幡「も、もちろんだ」

結衣「じゃあさ......これからあたしの事、名前で呼んでくれる?」

八幡「は?」

結衣「昨日、呼んでくれたじゃん」

29: 2015/02/26(木) 21:16:32.45 ID:kJ60OgI80
八幡「あれは痛みを和らげるって意味で......」

結衣「隼人くん達は今まで普通に呼んでくれたし、優美子にお願いするのも結構苦労したんだよ?」

八幡「や、学校では勘弁してくれないですか?」

八幡(つい敬語になってしまった)

結衣「しょうがないなー。ヒッキー、ヘタレだもんね」

八幡「ほっとけ」

ズイ

結衣「でもそういうとこも好きだから」ボソ

八幡「うっ......」

結衣「ほら、ゆきのんも待ってるし部活いこっ!」ニコ


おわり

30: 2015/02/26(木) 21:17:06.04 ID:kJ60OgI80
原作とは関係ないですが過去に見てきたSSの影響で
ガハマさんの方がゆきのんより初めては痛そうなイメージがあります
以下、短編形式で2つ続きます
1~2日位で更新します

32: 2015/02/26(木) 21:21:21.33 ID:QVJDSHIiO

王道っていいよね

引用元: 結衣「えへへ......これでわかってくれた?」