1: 2009/07/13(月) 16:31:24.98 ID:JMFrOt6cO
澪「それで律、今度の合宿のことなんだけどさ、どこ行きたい?」
律「……」
紬「今回はみんなの意見も取り入れたいんだけど…りっちゃん?」
律「……」
梓「律先輩?どうしたんですか?」
律「……」
律「……」
紬「今回はみんなの意見も取り入れたいんだけど…りっちゃん?」
律「……」
梓「律先輩?どうしたんですか?」
律「……」
4: 2009/07/13(月) 16:33:12.04 ID:JMFrOt6cO
ガチャ
唯「皆おいーす」
澪「おう唯…なあ、律が変なんだけど…」
唯「うーん…あ、もしかして!」
律(やっぱり…まずいよなあ…)
唯「りっちゃん!おでことおでこを…あわせてでこわせ…なーむー!」ピト
律「!!」
唯「皆おいーす」
澪「おう唯…なあ、律が変なんだけど…」
唯「うーん…あ、もしかして!」
律(やっぱり…まずいよなあ…)
唯「りっちゃん!おでことおでこを…あわせてでこわせ…なーむー!」ピト
律「!!」
6: 2009/07/13(月) 16:36:49.51 ID:JMFrOt6cO
唯「りっちゃん、もしかして熱があるんじゃないの?」
律「あ、あ、あう…え、ええと…ゆ、ゆい…」カアアア
唯「あー顔が赤くなってきた!やっぱり熱が…」
律「な…なにしてんねん!」ゴチン!
唯「い…いたい!なんで関西弁やねん!」
律「うるさいねん!ねんねん!」
律(び、びっくりした…)
律「あ、あ、あう…え、ええと…ゆ、ゆい…」カアアア
唯「あー顔が赤くなってきた!やっぱり熱が…」
律「な…なにしてんねん!」ゴチン!
唯「い…いたい!なんで関西弁やねん!」
律「うるさいねん!ねんねん!」
律(び、びっくりした…)
11: 2009/07/13(月) 16:39:16.51 ID:JMFrOt6cO
澪「まったく…律、あまりボーッとしてんなよ?
今日だって練習身が入ってなかったぞ!」
律「あ、ああ…ごめんごめん」
梓「でも珍しいですね、律先輩が物思いにふけるだなんて」
唯「もしかして恋とか!好きな男の子でもできたの?」
律「ば、ばばばばばか!なわけあるか!」
唯「えー、あーやしい♪」
律(男は…だけど…)
今日だって練習身が入ってなかったぞ!」
律「あ、ああ…ごめんごめん」
梓「でも珍しいですね、律先輩が物思いにふけるだなんて」
唯「もしかして恋とか!好きな男の子でもできたの?」
律「ば、ばばばばばか!なわけあるか!」
唯「えー、あーやしい♪」
律(男は…だけど…)
14: 2009/07/13(月) 16:42:21.48 ID:JMFrOt6cO
澪「合宿のことは後で決めるとして…今日は解散!律、戸締まり頼むぞ」
梓「お疲れさまです!お先に失礼します!」
紬「お疲れさまみんな♪」
唯「りっちゃん、みんな、お疲れさま!それじゃあね!」
律「ああ、じゃあな」
パタン…
律「……」
梓「お疲れさまです!お先に失礼します!」
紬「お疲れさまみんな♪」
唯「りっちゃん、みんな、お疲れさま!それじゃあね!」
律「ああ、じゃあな」
パタン…
律「……」
16: 2009/07/13(月) 16:46:15.40 ID:JMFrOt6cO
律(確かにこれは恋、っていうヤツかも…でも、私が好きなのは男の子、じゃなくて…)
ガチャ
唯「りっちゃん!言い忘れてたんだけど」
律「な、なんだ!?」
唯「もし何か悩んでることがあったら…いつでもメールとか電話してね!」
律「…おう、心配してくれてありがとな!」
唯「うん!じゃあ!」
律(私が好きなのは…唯、お前なんだよ…)
ガチャ
唯「りっちゃん!言い忘れてたんだけど」
律「な、なんだ!?」
唯「もし何か悩んでることがあったら…いつでもメールとか電話してね!」
律「…おう、心配してくれてありがとな!」
唯「うん!じゃあ!」
律(私が好きなのは…唯、お前なんだよ…)
17: 2009/07/13(月) 16:51:06.84 ID:JMFrOt6cO
田井中家の風呂
律「はー…」
律(今日は唯に心配かけちゃったかな…明日はしっかりしなくちゃな)
律「……」
律(にしても唯のデコ…妙にあったかかったな…)
律「ふふ…なーむー…っだってさ…おもしろいヤツ…」
律「はー…」
律(今日は唯に心配かけちゃったかな…明日はしっかりしなくちゃな)
律「……」
律(にしても唯のデコ…妙にあったかかったな…)
律「ふふ…なーむー…っだってさ…おもしろいヤツ…」
19: 2009/07/13(月) 16:54:30.36 ID:JMFrOt6cO
律(でも、やっぱりまずいよなあ…親友に、まして女にこういう気持ちになるなんて…)
律「あー!もう!なんかまどろっこしい!」ゴボゴボ…
律(告白…してみるか?でも…)ゴボゴボ…
律「……」ゴボゴボ…ゴ…ボ…
律(わかんねえ…)
律「あー!もう!なんかまどろっこしい!」ゴボゴボ…
律(告白…してみるか?でも…)ゴボゴボ…
律「……」ゴボゴボ…ゴ…ボ…
律(わかんねえ…)
21: 2009/07/13(月) 16:57:14.00 ID:JMFrOt6cO
聡「おーい姉ちゃん!いつまで風呂入ってんだよ?いい加減に…」
律「……」
聡「姉ちゃん?」
律「あ~…わ~かんね~え…」
聡「ね、姉ちゃん!のぼせてんじゃん!なにやってんだよもう!」
律(ホント…なにやってんだ私…)
律「……」
聡「姉ちゃん?」
律「あ~…わ~かんね~え…」
聡「ね、姉ちゃん!のぼせてんじゃん!なにやってんだよもう!」
律(ホント…なにやってんだ私…)
23: 2009/07/13(月) 17:00:39.10 ID:JMFrOt6cO
律「ふう!なんか今の演奏すごくよかったな!」
澪「みんなずいぶん上達したな!」
梓「すごく楽しかったです!」
紬「ええ、この調子で頑張りましょう!」
唯「うん!あ、りっちゃん?」
律「ん?なんだ唯」
澪「みんなずいぶん上達したな!」
梓「すごく楽しかったです!」
紬「ええ、この調子で頑張りましょう!」
唯「うん!あ、りっちゃん?」
律「ん?なんだ唯」
25: 2009/07/13(月) 17:06:03.83 ID:JMFrOt6cO
唯「りっちゃんのドラム、すごく元気で楽しかったよ!私りっちゃんのドラム大好き!」
律「…!うん…」ドキッ
唯「あ、もちろんみんなもだよ!?」
澪「私たちはおまけだよ梓…」
梓「そうですねえ…」
紬「あはは…」
唯「み、みんな起こらないでよう!」
律「唯…」
律「…!うん…」ドキッ
唯「あ、もちろんみんなもだよ!?」
澪「私たちはおまけだよ梓…」
梓「そうですねえ…」
紬「あはは…」
唯「み、みんな起こらないでよう!」
律「唯…」
27: 2009/07/13(月) 17:11:47.79 ID:JMFrOt6cO
律「…はっ!」
律(またあの時の夢見ちゃったな…唯のことが頭から離れない…)
律(大好き…か…)
律「だ、ダメだダメだ!唯は友達!明日っからは普通に接しよう!」
律(そうだ…普通に…あいつは友達なんだ…)
律(またあの時の夢見ちゃったな…唯のことが頭から離れない…)
律(大好き…か…)
律「だ、ダメだダメだ!唯は友達!明日っからは普通に接しよう!」
律(そうだ…普通に…あいつは友達なんだ…)
28: 2009/07/13(月) 17:15:19.70 ID:JMFrOt6cO
翌日
澪「あ、おはよう律」
紬「おはようりっちゃん♪」
律「おう、おはよ…」
澪「どうした寝不足か?なんか顔色悪いぞ」
律「いや…昨日DVD見てて…」
澪「まったく…ちゃんと寝ろよ?」
律(言えない…唯のこと悶々と考えてて朝になっただなんて言えない…)
澪「あ、おはよう律」
紬「おはようりっちゃん♪」
律「おう、おはよ…」
澪「どうした寝不足か?なんか顔色悪いぞ」
律「いや…昨日DVD見てて…」
澪「まったく…ちゃんと寝ろよ?」
律(言えない…唯のこと悶々と考えてて朝になっただなんて言えない…)
31: 2009/07/13(月) 17:21:04.80 ID:JMFrOt6cO
唯「おっはよーみんな!」
律「!!」
澪「おう、おはよう唯」
紬「おはよう唯ちゃん♪」
律「お…お…お、オハヨウ」
唯「ん?どしたのりっちゃん?今日も元気にがんばろー!」
律「う…!おう!がんばりょ!」
澪「どういう噛み方だ…」
律(わ、私…どんだけ意識してんだよ…)
律「!!」
澪「おう、おはよう唯」
紬「おはよう唯ちゃん♪」
律「お…お…お、オハヨウ」
唯「ん?どしたのりっちゃん?今日も元気にがんばろー!」
律「う…!おう!がんばりょ!」
澪「どういう噛み方だ…」
律(わ、私…どんだけ意識してんだよ…)
33: 2009/07/13(月) 17:26:30.06 ID:JMFrOt6cO
唯「あ、澪ちゃんわざわざ来てもらってごめんねえ?」
澪「まったく…今回だけだからな」
律「お、おい、そういえばなんで澪がいるんだ?」
唯「私、今日数学で当てられてるから澪ちゃんに教えてもらおうと思って」
紬「澪ちゃんのクラスは授業進んでるものね」
律「ふ、ふーん…」ズキ
律(あれ、なんだこの感覚…)
澪「まったく…今回だけだからな」
律「お、おい、そういえばなんで澪がいるんだ?」
唯「私、今日数学で当てられてるから澪ちゃんに教えてもらおうと思って」
紬「澪ちゃんのクラスは授業進んでるものね」
律「ふ、ふーん…」ズキ
律(あれ、なんだこの感覚…)
34: 2009/07/13(月) 17:31:33.46 ID:JMFrOt6cO
律(…唯と澪、昨日メールとかしたのかな…私にはなんも連絡しなかったのに…)
唯「あ、ここなんだけど」
澪「あ、ここはまず代入してだな…」
紬「二人とも仲いいわねえ、あんなに顔近づけちゃって…」
律「……」ムカムカ
律「お、おい唯!」
唯「あ、ここなんだけど」
澪「あ、ここはまず代入してだな…」
紬「二人とも仲いいわねえ、あんなに顔近づけちゃって…」
律「……」ムカムカ
律「お、おい唯!」
37: 2009/07/13(月) 17:37:02.25 ID:JMFrOt6cO
唯「ん?なあに?」
澪「もう、今教えてるんだから邪魔するなよ」
律「その…す、数学の問題、私が教えてやる!」
唯「え?りっちゃんが?」
澪「律…お前数学苦手だろ?私が教えてやらないとできないじゃないか」
律「う、うるさい!ほら澪は教室帰れ!」
澪「も、もうなんなんだよ律…」
紬「りっちゃんたら、どうしたのかしらねえ」
澪「もう、今教えてるんだから邪魔するなよ」
律「その…す、数学の問題、私が教えてやる!」
唯「え?りっちゃんが?」
澪「律…お前数学苦手だろ?私が教えてやらないとできないじゃないか」
律「う、うるさい!ほら澪は教室帰れ!」
澪「も、もうなんなんだよ律…」
紬「りっちゃんたら、どうしたのかしらねえ」
39: 2009/07/13(月) 17:42:08.97 ID:JMFrOt6cO
律(い、勢いで教えるなんて言ってしまった…)
唯「じゃありっちゃん、よろしくね?」
律「お、おう…」
唯「えっと、ここなんだけど…代入してから計算するのがよくわかんなくてえ…」
律(唯…なんかいい匂いがするな…シャンプーかな…あ、まつ毛結構長いんだな…)
唯「じゃありっちゃん、よろしくね?」
律「お、おう…」
唯「えっと、ここなんだけど…代入してから計算するのがよくわかんなくてえ…」
律(唯…なんかいい匂いがするな…シャンプーかな…あ、まつ毛結構長いんだな…)
41: 2009/07/13(月) 17:47:41.52 ID:JMFrOt6cO
唯「ん?りっちゃん?」
律(肌もすべすべだし…くちびるも柔らかそうだな…さ、さわったらどうなるのかな…)
唯「もう!りっちゃん!?」
律「わ、わ、え?な、なんだ?」
唯「どうしたのさっきから私の顔ばっかり見て!なんかついてる?」
律「い、い、い、いや何でもない!数学だな!えっとどれだ?べ、ベクトルか?」
唯「全然違う範囲だよ…おかしなりっちゃん」
律(肌もすべすべだし…くちびるも柔らかそうだな…さ、さわったらどうなるのかな…)
唯「もう!りっちゃん!?」
律「わ、わ、え?な、なんだ?」
唯「どうしたのさっきから私の顔ばっかり見て!なんかついてる?」
律「い、い、い、いや何でもない!数学だな!えっとどれだ?べ、ベクトルか?」
唯「全然違う範囲だよ…おかしなりっちゃん」
42: 2009/07/13(月) 17:53:42.52 ID:JMFrOt6cO
律(く、くそ…静まれ心臓!こんなんじゃ頭が働かねえ!)
キーンコーン…
唯「あ、チャイム鳴っちゃった…しょうがない、後で和ちゃんに頼むからいいや」
律「わ、悪い唯…邪魔しちゃって…」
律(き、嫌われただろうな…唯に悪いことしたな…)
キーンコーン…
唯「あ、チャイム鳴っちゃった…しょうがない、後で和ちゃんに頼むからいいや」
律「わ、悪い唯…邪魔しちゃって…」
律(き、嫌われただろうな…唯に悪いことしたな…)
43: 2009/07/13(月) 17:58:50.58 ID:JMFrOt6cO
唯「あ、でも頑張って教えてくれようとしたんだよね?ありがとうりっちゃん!」
律「……」カアアアア
唯「りっちゃん?顔赤いよ?」
律「な、何でもない…」
律(ちくしょう…普通に接するなんて無理だ…)
律「……」カアアアア
唯「りっちゃん?顔赤いよ?」
律「な、何でもない…」
律(ちくしょう…普通に接するなんて無理だ…)
45: 2009/07/13(月) 18:06:56.61 ID:JMFrOt6cO
放課後
律(今日は唯にありがとうって言われたな…ありがとうか…ありがとう…)
律「えへ、えへへへ…」
紬「ど、どうしたのりっちゃん?」
澪「き、気持ち悪いぞ律…」
律「んも~いいだろ~?あ、と、ところで唯は?」
澪「唯なら梓と一緒に来るって言ってたぞ?」
律「な…」
律(今日は唯にありがとうって言われたな…ありがとうか…ありがとう…)
律「えへ、えへへへ…」
紬「ど、どうしたのりっちゃん?」
澪「き、気持ち悪いぞ律…」
律「んも~いいだろ~?あ、と、ところで唯は?」
澪「唯なら梓と一緒に来るって言ってたぞ?」
律「な…」
46: 2009/07/13(月) 18:11:48.84 ID:JMFrOt6cO
ガチャ
唯「あ~ずにゃ~ん!い~い~でしょ~う!」
梓「だっだから離してください!暑苦しいです!」
唯「も~そんなこと言わないで~」
澪「相変わらず仲いいなあお前ら…」
紬「べったりくっついちゃって…」
梓「ど、どこが…」
律「どこがだよ!」
唯「あ~ずにゃ~ん!い~い~でしょ~う!」
梓「だっだから離してください!暑苦しいです!」
唯「も~そんなこと言わないで~」
澪「相変わらず仲いいなあお前ら…」
紬「べったりくっついちゃって…」
梓「ど、どこが…」
律「どこがだよ!」
48: 2009/07/13(月) 18:18:40.75 ID:JMFrOt6cO
唯「へ?」
梓「律先輩?」
澪「なんで律が?」
律「…あ!いや…あ、梓は困ってるし、仲いいとは言えないだろ?」
唯「そんなことないよ~ねえあずにゃん!」
梓「だから暑苦しいです!」
律(うう…うらやましい…)
梓「律先輩?」
澪「なんで律が?」
律「…あ!いや…あ、梓は困ってるし、仲いいとは言えないだろ?」
唯「そんなことないよ~ねえあずにゃん!」
梓「だから暑苦しいです!」
律(うう…うらやましい…)
49: 2009/07/13(月) 18:26:37.93 ID:JMFrOt6cO
律「はぁ…」
澪「律、今日もドラムに力なかったな…調子悪いのか?」
唯「りっちゃん…朝からなんかおかしいよ?」
律「そ、そんなことないぞ!ちょっと暑いから体が鈍ってんだよ!」
唯「そう?」
律(このままだとまずいな…演奏に集中できない…)
澪「律、今日もドラムに力なかったな…調子悪いのか?」
唯「りっちゃん…朝からなんかおかしいよ?」
律「そ、そんなことないぞ!ちょっと暑いから体が鈍ってんだよ!」
唯「そう?」
律(このままだとまずいな…演奏に集中できない…)
50: 2009/07/13(月) 18:33:59.11 ID:JMFrOt6cO
紬「相談したいことってなに?りっちゃん」
律「あ、えっと…弟が悩んでるみたいなんだけどさ」
紬「弟さんが?」
律「うん…あいつ、なんか男が好きになっちゃったらしくて…どうすればいいと思う?」
紬「そうねえ…」
律(悪い聡、ちょっと名誉を傷つけるが…わかってくれ!)
律「あ、えっと…弟が悩んでるみたいなんだけどさ」
紬「弟さんが?」
律「うん…あいつ、なんか男が好きになっちゃったらしくて…どうすればいいと思う?」
紬「そうねえ…」
律(悪い聡、ちょっと名誉を傷つけるが…わかってくれ!)
51: 2009/07/13(月) 18:41:52.88 ID:JMFrOt6cO
紬「あり得ないわ!」
律「え?」
紬「弟さんには悪いけど…ちょっと男同士なんて理解できないわ…」
律「そ…そうか…」
律(や、やっぱあり得ないのか…)
律「あ、じゃあもし女同士だったら?」
紬「まあ、本人同士がいいなら別にいいんじゃないかしら…」
律「そうか…そうだよな!ありがとうムギ!」
紬「りっちゃん…どうしたのかしら?」
律「え?」
紬「弟さんには悪いけど…ちょっと男同士なんて理解できないわ…」
律「そ…そうか…」
律(や、やっぱあり得ないのか…)
律「あ、じゃあもし女同士だったら?」
紬「まあ、本人同士がいいなら別にいいんじゃないかしら…」
律「そうか…そうだよな!ありがとうムギ!」
紬「りっちゃん…どうしたのかしら?」
53: 2009/07/13(月) 18:50:28.39 ID:JMFrOt6cO
翌日
律(やっぱりこんなに悩んでる暇があったら告白してみよう…)
唯「あ、りっちゃんおはよう!」
律「あ、唯…あのさ」
梓「おはようございます律先輩!」
律「あ、梓…二人で来たのか?」
唯「うん!昨日メールで約束したの!」
梓「まあ…別に断ることもないかと思ったので」
律「そう…なんだ」
律(やっぱりこんなに悩んでる暇があったら告白してみよう…)
唯「あ、りっちゃんおはよう!」
律「あ、唯…あのさ」
梓「おはようございます律先輩!」
律「あ、梓…二人で来たのか?」
唯「うん!昨日メールで約束したの!」
梓「まあ…別に断ることもないかと思ったので」
律「そう…なんだ」
54: 2009/07/13(月) 18:55:38.49 ID:JMFrOt6cO
唯「それでどうしたの?りっちゃん」
律「あ、いや…な、なんでもない!先行くな」
唯「うん!」
律(あー…バッカみたいだな…なに乙女やってんだ私…)
紬「あ、りっちゃん…おはよう」
律「ムギ…」
紬「ど、どうしたの?」
律「ムギ…う…う…うええええん!」
律「あ、いや…な、なんでもない!先行くな」
唯「うん!」
律(あー…バッカみたいだな…なに乙女やってんだ私…)
紬「あ、りっちゃん…おはよう」
律「ムギ…」
紬「ど、どうしたの?」
律「ムギ…う…う…うええええん!」
55: 2009/07/13(月) 18:59:55.49 ID:JMFrOt6cO
紬「つまり…りっちゃんは唯ちゃんのことが好きなのね?」
律「う…うん」
紬「なんだ…だったらもっと早く相談してくれたらよかったのに」
律「だ、だって…」
紬「大丈夫よ!私、応援するから!」
律「む、ムギ…ありがとうな…」
律「う…うん」
紬「なんだ…だったらもっと早く相談してくれたらよかったのに」
律「だ、だって…」
紬「大丈夫よ!私、応援するから!」
律「む、ムギ…ありがとうな…」
57: 2009/07/13(月) 19:04:50.09 ID:JMFrOt6cO
紬「それで、りっちゃんはどうしたいの?」
律「どうしたいって…それは…」
紬「唯ちゃんともっと仲良くしたいの?それとも今のままでいいの?」
律「わ、私も…梓みたいにもっと仲良くしたい!」
紬「じゃあそのために頑張らなきゃ!」
律「ああ…そうだな…そうだよな!もっと積極的じゃなきゃ私らしくないよな!」
律「どうしたいって…それは…」
紬「唯ちゃんともっと仲良くしたいの?それとも今のままでいいの?」
律「わ、私も…梓みたいにもっと仲良くしたい!」
紬「じゃあそのために頑張らなきゃ!」
律「ああ…そうだな…そうだよな!もっと積極的じゃなきゃ私らしくないよな!」
58: 2009/07/13(月) 19:08:51.91 ID:JMFrOt6cO
澪「それでめりは推定の助動詞だから…」
唯「ふんふん」
律「おっす唯!あと澪」
唯「おはようりっちゃん!」
澪「私はおまけか!古典の宿題教えてやってるんだから昨日みたいに邪魔するなよ?」
律「唯!私が教えてやるよ!澪は帰った帰った!」
澪「だからなんなんだよ…」
唯「ふんふん」
律「おっす唯!あと澪」
唯「おはようりっちゃん!」
澪「私はおまけか!古典の宿題教えてやってるんだから昨日みたいに邪魔するなよ?」
律「唯!私が教えてやるよ!澪は帰った帰った!」
澪「だからなんなんだよ…」
61: 2009/07/13(月) 19:17:26.06 ID:JMFrOt6cO
唯「えっとね?この文なんだけど…」
律「お、おお…ここは…なり…えっと、断定?推量?」
唯「りっちゃん…」
律「な、なんだ?」
唯「最近なんか優しくなったね!ありがとう!」
律「お、おう…」
律(あ、そうだ…)
律「お、おお…ここは…なり…えっと、断定?推量?」
唯「りっちゃん…」
律「な、なんだ?」
唯「最近なんか優しくなったね!ありがとう!」
律「お、おう…」
律(あ、そうだ…)
63: 2009/07/13(月) 19:24:39.05 ID:JMFrOt6cO
律「な、なあ唯、今度からさ、毎日メールしないか?」
唯「え、どうして?」
律「そ、そりゃ…あれだよ、部長として部員の日常生活を観察しないといけないからな」
唯「ああそっか…わかったよ!じゃあ夜にメールするね?」
律「ああ!よろしく!」
唯「え、どうして?」
律「そ、そりゃ…あれだよ、部長として部員の日常生活を観察しないといけないからな」
唯「ああそっか…わかったよ!じゃあ夜にメールするね?」
律「ああ!よろしく!」
64: 2009/07/13(月) 19:35:21.14 ID:JMFrOt6cO
紬「じゃあ少しは進展したのね!」
律「ああ…でもまだ友達って感じなんだよな…」
紬「じゃあやっぱり…」
律「やっぱり?」
紬「もっと強引にいかなきゃ!」
律「ご、強引!?」
律「ああ…でもまだ友達って感じなんだよな…」
紬「じゃあやっぱり…」
律「やっぱり?」
紬「もっと強引にいかなきゃ!」
律「ご、強引!?」
65: 2009/07/13(月) 19:39:34.84 ID:JMFrOt6cO
紬「もっとこう…キスとか、抱きしめるとか…」
律「な、なにいってんだムギ!そそそそんなことできるわけないだろ!?」
紬「でも、好きならそれくらいの覚悟はしなきゃ!」
律「あ、ああ…そう…だな」
紬「まずは、もっと親密になるためにデートに誘ってみたらどう?」
律「で、デート…」
律「な、なにいってんだムギ!そそそそんなことできるわけないだろ!?」
紬「でも、好きならそれくらいの覚悟はしなきゃ!」
律「あ、ああ…そう…だな」
紬「まずは、もっと親密になるためにデートに誘ってみたらどう?」
律「で、デート…」
66: 2009/07/13(月) 19:44:55.21 ID:JMFrOt6cO
律「な、なあ唯、練習終わったら話があるんだけど…いいか?」
唯「うん、いいよ?」
律「あ、ありがと!」
紬「うふふ…」
梓「なんか最近律先輩、唯先輩と仲良くしてますよね」
澪「なんか様子おかしいんだよなあ…」
紬「澪ちゃん気になる?」
澪「べ、別に!」
唯「うん、いいよ?」
律「あ、ありがと!」
紬「うふふ…」
梓「なんか最近律先輩、唯先輩と仲良くしてますよね」
澪「なんか様子おかしいんだよなあ…」
紬「澪ちゃん気になる?」
澪「べ、別に!」
67: 2009/07/13(月) 19:49:22.44 ID:JMFrOt6cO
唯「それで話ってなに?」
律「あ、えっと…今度の日曜日なんだけどさ、一緒に買い物でも行かないか?」
唯「いいけど…皆は行かないの?」
律「ああ…澪たちは用事があるらしくてさ…私たち二人でなんだけど…ダメか?」
唯「ううん、いいよ!」
律「唯…よかった…」
律「あ、えっと…今度の日曜日なんだけどさ、一緒に買い物でも行かないか?」
唯「いいけど…皆は行かないの?」
律「ああ…澪たちは用事があるらしくてさ…私たち二人でなんだけど…ダメか?」
唯「ううん、いいよ!」
律「唯…よかった…」
68: 2009/07/13(月) 19:53:38.71 ID:JMFrOt6cO
唯「じゃあ私かえ…きゃっ!」ドシーン
律「なにぶつかってんだよ唯…あ、上から本が…」
唯「いてて…ぶつかっちゃったあ…」
律「お、おい唯!危ないぞ!」
ドサッ
唯「ごめんねりっちゃん!大丈夫?」
律「あ、ああ…ごめ…」ドキッ
律(ゆ、唯が…私の下に…)
律「なにぶつかってんだよ唯…あ、上から本が…」
唯「いてて…ぶつかっちゃったあ…」
律「お、おい唯!危ないぞ!」
ドサッ
唯「ごめんねりっちゃん!大丈夫?」
律「あ、ああ…ごめ…」ドキッ
律(ゆ、唯が…私の下に…)
71: 2009/07/13(月) 20:00:16.72 ID:JMFrOt6cO
唯「りっちゃん…?」
律「ゆ、唯…わ、私のこと…好きか?」
唯「え?好きだよ?」
律「そ、そっか…」
ドッドッドッドッドッドッ…
律(や、やば…し、心臓が…ダメだ…もう…)
律「ゆっ…唯!…私…」
律「ゆ、唯…わ、私のこと…好きか?」
唯「え?好きだよ?」
律「そ、そっか…」
ドッドッドッドッドッドッ…
律(や、やば…し、心臓が…ダメだ…もう…)
律「ゆっ…唯!…私…」
72: 2009/07/13(月) 20:07:12.06 ID:JMFrOt6cO
ガチャ
澪「りつー、言い忘れてたんだけど…!!」
律「み、澪…」
唯「あ、澪ちゃーん」
澪「…なにしてんだよ、律」
律「あ、いや…ちょっと唯がコケちゃって…」
澪「りつー、言い忘れてたんだけど…!!」
律「み、澪…」
唯「あ、澪ちゃーん」
澪「…なにしてんだよ、律」
律「あ、いや…ちょっと唯がコケちゃって…」
74: 2009/07/13(月) 20:13:22.49 ID:JMFrOt6cO
澪「コケちゃったって…!!そうか…そういうことか…最近様子がおかしかったのも…」
律「な、なに言ってんだ澪?」
唯「あ、そうだ澪ちゃん、日曜日ってどうしても都合悪いの?」
澪「…なんの話?」
唯「りっちゃんが二人で出かけようって言ってたんだけど…澪ちゃんたちは行けないって…」
律「ゆ、唯…バカ…」
律「な、なに言ってんだ澪?」
唯「あ、そうだ澪ちゃん、日曜日ってどうしても都合悪いの?」
澪「…なんの話?」
唯「りっちゃんが二人で出かけようって言ってたんだけど…澪ちゃんたちは行けないって…」
律「ゆ、唯…バカ…」
78: 2009/07/13(月) 20:15:54.41 ID:JMFrOt6cO
澪「……」
律「あ、あのな澪?」
澪「いや、私も行けるぞ唯?3人で行こうな」
律「えっ…」
唯「うん!楽しみだね!」
澪「ああ…私も楽しみだよ」
律「あ、あのな澪?」
澪「いや、私も行けるぞ唯?3人で行こうな」
律「えっ…」
唯「うん!楽しみだね!」
澪「ああ…私も楽しみだよ」
80: 2009/07/13(月) 20:19:06.89 ID:JMFrOt6cO
帰り道
澪「それで、どういうことだよ律?」
律「ど、どういうことって…その…」
澪「そこまで唯と二人でデートしたかったのか?」
律「な、なにを…」
澪「好きなんだろ?唯のこと」
律「う…!!」
澪「それで、どういうことだよ律?」
律「ど、どういうことって…その…」
澪「そこまで唯と二人でデートしたかったのか?」
律「な、なにを…」
澪「好きなんだろ?唯のこと」
律「う…!!」
84: 2009/07/13(月) 20:24:03.24 ID:JMFrOt6cO
澪「別に悪いことじゃないだろ?隠さなくてもいいよ」
律「か、隠してたわけじゃ…」
澪「なるほどな…私と無理矢理交代して宿題教えたり、演奏してる時どこか上の空だったのも…
唯のことが気になってたからか」
律「だ…だったらなんだってんだよ!」
澪「…ごめん、私は律のこと応援できない」
律「な…?」
律「か、隠してたわけじゃ…」
澪「なるほどな…私と無理矢理交代して宿題教えたり、演奏してる時どこか上の空だったのも…
唯のことが気になってたからか」
律「だ…だったらなんだってんだよ!」
澪「…ごめん、私は律のこと応援できない」
律「な…?」
85: 2009/07/13(月) 20:27:37.65 ID:JMFrOt6cO
律「な、なんでだよ?私とお前は親友だろ?」
澪「……」
律「澪!」
澪「そうか…わかんない…のか…」
律「は?言わなきゃわかんないだろ!」
澪「…じゃあ日曜日、どこ行くのか後で教えてくれ、じゃあ」
律「澪…なんでだよ…」
澪「……」
律「澪!」
澪「そうか…わかんない…のか…」
律「は?言わなきゃわかんないだろ!」
澪「…じゃあ日曜日、どこ行くのか後で教えてくれ、じゃあ」
律「澪…なんでだよ…」
86: 2009/07/13(月) 20:36:58.03 ID:JMFrOt6cO
律「なんなんだよ澪のヤツ…せっかく唯と二人で出かけられると思ったのに…」
~♪
律「あ、唯からメールだ…!なんだろ?」
『さっきはありがとう!もしかしたら澪ちゃんやきもち焼いちゃうかも!りっちゃんと仲良いから…
日曜日は楽しみだねえ~』
律「澪がやきもちねえ…んなわけないだろ…っと」
律(へへ…唯とメールか…なんかいいなあ…)
~♪
律「あ、唯からメールだ…!なんだろ?」
『さっきはありがとう!もしかしたら澪ちゃんやきもち焼いちゃうかも!りっちゃんと仲良いから…
日曜日は楽しみだねえ~』
律「澪がやきもちねえ…んなわけないだろ…っと」
律(へへ…唯とメールか…なんかいいなあ…)
90: 2009/07/13(月) 20:43:18.17 ID:JMFrOt6cO
翌日
律「ってわけでさ…唯と結構メールしたんだ!」
紬「よかったわね!あ、それでデートには誘えたの?」
律「誘えたっていえば誘えたんだけど…」
紬「あ、おはよう澪ちゃん」
澪「おはようムギ」
律「…よう澪」
澪「……」
律「ってわけでさ…唯と結構メールしたんだ!」
紬「よかったわね!あ、それでデートには誘えたの?」
律「誘えたっていえば誘えたんだけど…」
紬「あ、おはよう澪ちゃん」
澪「おはようムギ」
律「…よう澪」
澪「……」
91: 2009/07/13(月) 20:48:18.76 ID:JMFrOt6cO
律「なんだよ、なに無視するんだよ…」
紬「澪ちゃんとなにかあったの?」
律「昨日唯をデートに誘ったんだけどさ…澪まで一緒に行くって」
紬「え、まさか唯ちゃんが好きだって澪ちゃんにバレちゃったの?」
律「バレちゃったってなんだよ…別に問題ないだろ?
ったく、わざわざ邪魔するなんてなに考えてんだあいつ…」
紬「それは結構まずいわよりっちゃん…」
紬「澪ちゃんとなにかあったの?」
律「昨日唯をデートに誘ったんだけどさ…澪まで一緒に行くって」
紬「え、まさか唯ちゃんが好きだって澪ちゃんにバレちゃったの?」
律「バレちゃったってなんだよ…別に問題ないだろ?
ったく、わざわざ邪魔するなんてなに考えてんだあいつ…」
紬「それは結構まずいわよりっちゃん…」
92: 2009/07/13(月) 20:54:16.44 ID:JMFrOt6cO
律「え?なんで…」
唯「みんなおはよーう!」
律「あ、唯おはよ…」
澪「おはよう唯、悪いんだけど今日の宿題は私の教室でやろうな」
律「なっ…」
唯「え?まあ別にいいよ?」
澪「じゃあ行こう」
律「なっ…ちょ…」
澪「残念だけど律…私、お前の応援するつもりないから」ボソ
律「…!!」
唯「みんなおはよーう!」
律「あ、唯おはよ…」
澪「おはよう唯、悪いんだけど今日の宿題は私の教室でやろうな」
律「なっ…」
唯「え?まあ別にいいよ?」
澪「じゃあ行こう」
律「なっ…ちょ…」
澪「残念だけど律…私、お前の応援するつもりないから」ボソ
律「…!!」
94: 2009/07/13(月) 21:02:35.11 ID:JMFrOt6cO
律「あいつ…」
紬「ねえりっちゃん、どうするの?多分澪ちゃんはりっちゃんを…」
律「わかったぞ…わかったぞムギ!あいつも唯のことが好きなんだ…!」
紬「え?いやちが…」
律「そういうことなら負けるわけには行かない!私も行ってくる!」
紬「はあ…三角関係…大変ねえ…」
紬「ねえりっちゃん、どうするの?多分澪ちゃんはりっちゃんを…」
律「わかったぞ…わかったぞムギ!あいつも唯のことが好きなんだ…!」
紬「え?いやちが…」
律「そういうことなら負けるわけには行かない!私も行ってくる!」
紬「はあ…三角関係…大変ねえ…」
99: 2009/07/13(月) 21:10:33.21 ID:JMFrOt6cO
澪「それでだな唯、have been done っていうのは…」
唯「ふむふむ…」
律「おい唯!宿題なら私が教えてやるからこい!」
唯「え、りっちゃん?」
澪「…律、邪魔しに来たなら帰ってくれないか?」
律「だ、誰が邪魔なんてするか!!」
唯「ふむふむ…」
律「おい唯!宿題なら私が教えてやるからこい!」
唯「え、りっちゃん?」
澪「…律、邪魔しに来たなら帰ってくれないか?」
律「だ、誰が邪魔なんてするか!!」
101: 2009/07/13(月) 21:14:18.21 ID:JMFrOt6cO
澪「昨日も一昨日も…唯が和に泣きついてきてたのはなんでかな?」
律「ぐっ…」
唯「ごめんねりっちゃん、英語は1時間目だから急がなきゃなの…」
律「わ…わかったよ…」
律(くそ…絶対唯は渡さないからな澪…!)
澪(絶対唯と律を二人きりになんてさせない…)
律「ぐっ…」
唯「ごめんねりっちゃん、英語は1時間目だから急がなきゃなの…」
律「わ…わかったよ…」
律(くそ…絶対唯は渡さないからな澪…!)
澪(絶対唯と律を二人きりになんてさせない…)
102: 2009/07/13(月) 21:19:53.55 ID:JMFrOt6cO
律(結局…今日は唯と二人きりになれなかったな…)
唯「今日も練習楽しかったねりっちゃん!」
律「あ、ああ…その、唯?今日二人でアイスでも食べに行かないか?おごってやるからさ」
唯「え、アイス?うん!行く!」
澪「おーいみんな、律がアイスおごってくれるってさ!」
律「はぁ!?」
唯「今日も練習楽しかったねりっちゃん!」
律「あ、ああ…その、唯?今日二人でアイスでも食べに行かないか?おごってやるからさ」
唯「え、アイス?うん!行く!」
澪「おーいみんな、律がアイスおごってくれるってさ!」
律「はぁ!?」
105: 2009/07/13(月) 21:24:49.93 ID:JMFrOt6cO
律「おい澪、なに言って…」
梓「ほ、ホントですか?」
唯「あずにゃんもいこ~!いいよねりっちゃん?」
律「う…」
紬「わ、私は…」
澪「ムギも行こう?
しかしさすが部長だよな!部員を一人だけ優遇しないで全員におごってくれるなんてさ」
律「く…っ」
梓「ほ、ホントですか?」
唯「あずにゃんもいこ~!いいよねりっちゃん?」
律「う…」
紬「わ、私は…」
澪「ムギも行こう?
しかしさすが部長だよな!部員を一人だけ優遇しないで全員におごってくれるなんてさ」
律「く…っ」
107: 2009/07/13(月) 21:29:12.04 ID:JMFrOt6cO
唯「あーおいしかった!ありがとうりっちゃん!」
律「ああ、いいよいいよ…」
律(か、金が…まあいいか、唯が喜んでくれたんだから…)
唯「じゃあ途中まで一緒に帰ろう?」
律「え…」ドキッ
唯「あずにゃん!」ギュッ
梓「だー!暑苦しいです!ちょっと離れてください!」
律「……」
律「ああ、いいよいいよ…」
律(か、金が…まあいいか、唯が喜んでくれたんだから…)
唯「じゃあ途中まで一緒に帰ろう?」
律「え…」ドキッ
唯「あずにゃん!」ギュッ
梓「だー!暑苦しいです!ちょっと離れてください!」
律「……」
110: 2009/07/13(月) 21:35:44.88 ID:JMFrOt6cO
紬「じゃ、じゃあ私もこれで…ごちそうさまでした」
律「ああ…」
澪「さ、帰るか律」
律「……」
律(なんだよ唯…てっきり私と一緒に帰ろうって言うのかと思ったのに…)
澪「なあ律…諦めたらどうだ?」
律「ああ…」
澪「さ、帰るか律」
律「……」
律(なんだよ唯…てっきり私と一緒に帰ろうって言うのかと思ったのに…)
澪「なあ律…諦めたらどうだ?」
112: 2009/07/13(月) 21:42:31.73 ID:JMFrOt6cO
律「は?」
澪「結局さ、お前がどんなにアプローチしたって、唯にとってお前は友達でしかないんだよ」
律「……」
澪「唯にとってお前は友達で…女子で…恋愛対象にはならないんだよ」
律「…うるさい」
澪「だからきっぱり諦めてさ、また前みたいに二人で…」
律「うるさいって言ってるだろ!」
澪「結局さ、お前がどんなにアプローチしたって、唯にとってお前は友達でしかないんだよ」
律「……」
澪「唯にとってお前は友達で…女子で…恋愛対象にはならないんだよ」
律「…うるさい」
澪「だからきっぱり諦めてさ、また前みたいに二人で…」
律「うるさいって言ってるだろ!」
113: 2009/07/13(月) 21:47:09.03 ID:JMFrOt6cO
澪「…!」
律「私は本気なんだよ!唯のことが本気で好きなんだよ!
なんなんだよ澪!私の邪魔ばっかして…そんなに唯が好きなら…」
澪「…違う」
律「え?」
澪「私は唯に恋愛感情なんてないよ、律…唯は友達だ」
律「じゃあなんで私の邪魔すんだよ!」
澪「…わからないのか?」
律「私は本気なんだよ!唯のことが本気で好きなんだよ!
なんなんだよ澪!私の邪魔ばっかして…そんなに唯が好きなら…」
澪「…違う」
律「え?」
澪「私は唯に恋愛感情なんてないよ、律…唯は友達だ」
律「じゃあなんで私の邪魔すんだよ!」
澪「…わからないのか?」
116: 2009/07/13(月) 21:54:56.28 ID:JMFrOt6cO
律「だからわかんないって!」
澪「そうか…じゃあ、こうしたら分かるか?」
ギュッ
律「な…なんだよ澪、急に抱きつくなよ…恥ずかしいだろ」
澪「恥ずかしくなんてないよ、律。だって私は…」
律「な、なんだよ」
澪「お前のことが好きだから」
澪「そうか…じゃあ、こうしたら分かるか?」
ギュッ
律「な…なんだよ澪、急に抱きつくなよ…恥ずかしいだろ」
澪「恥ずかしくなんてないよ、律。だって私は…」
律「な、なんだよ」
澪「お前のことが好きだから」
122: 2009/07/13(月) 22:02:36.56 ID:JMFrOt6cO
律「は?な、なに言ってんだよ澪…」
澪「本気で好きだよ律。お前が唯を好きだっていうのよりずっと…私はお前のことが好きだ」
律「み…澪…だ、だって私たちは幼なじみで…」
澪「幼なじみだからだよ律、お前とずっと一緒にいたから、私はお前のことが好きなんだよ」
律「み、澪…」
澪「本気で好きだよ律。お前が唯を好きだっていうのよりずっと…私はお前のことが好きだ」
律「み…澪…だ、だって私たちは幼なじみで…」
澪「幼なじみだからだよ律、お前とずっと一緒にいたから、私はお前のことが好きなんだよ」
律「み、澪…」
126: 2009/07/13(月) 22:09:09.18 ID:JMFrOt6cO
律(な、なんだこれ…澪が私のことを好き?…そんな…だって…)
澪「律、私のことだけ見てくれよ…別に付き合おうとか、そういうくくりじゃなくてもいい、
だからいつも一緒に…」
律「ちょ、ちょっと待てよ澪!」ドンッ!
澪「り、律…」
律「なあ…変だよ澪!私たちもう10年近く一緒にいるんだぞ?姉妹みたいなもんじゃないか!」
澪「律…」
澪「律、私のことだけ見てくれよ…別に付き合おうとか、そういうくくりじゃなくてもいい、
だからいつも一緒に…」
律「ちょ、ちょっと待てよ澪!」ドンッ!
澪「り、律…」
律「なあ…変だよ澪!私たちもう10年近く一緒にいるんだぞ?姉妹みたいなもんじゃないか!」
澪「律…」
129: 2009/07/13(月) 22:16:56.49 ID:JMFrOt6cO
律「それに私は…唯のことが…」
澪「じゃあ律、日曜日に答えを聞かせてくれないか?」
律「な、なんの答えだよ…」
澪「私と唯…お前はどっちと一緒にいたいのか…はっきりさせてくれ」
律「はっきりって…」
澪「じゃあな」
律「お、おい澪…!」
澪「じゃあ律、日曜日に答えを聞かせてくれないか?」
律「な、なんの答えだよ…」
澪「私と唯…お前はどっちと一緒にいたいのか…はっきりさせてくれ」
律「はっきりって…」
澪「じゃあな」
律「お、おい澪…!」
131: 2009/07/13(月) 22:24:05.92 ID:JMFrOt6cO
田井中家の風呂
律「はぁ~…」
律(澪が…私のことを好き…私は…唯のことを好き…)
律「さ…三角関係…か?」
律(ど、どうしよう…私…)
律「はぁ~…」
律(澪が…私のことを好き…私は…唯のことを好き…)
律「さ…三角関係…か?」
律(ど、どうしよう…私…)
134: 2009/07/13(月) 22:31:25.64 ID:JMFrOt6cO
聡「姉ちゃーん!後が詰まってんだけど!」
律「……」
聡「姉ちゃん?まさかまた…」
律「やっぱりはっきりさせよう!」
聡「な…なにを!?」
律「なんでもいいの!」
律「……」
聡「姉ちゃん?まさかまた…」
律「やっぱりはっきりさせよう!」
聡「な…なにを!?」
律「なんでもいいの!」
135: 2009/07/13(月) 22:40:01.51 ID:JMFrOt6cO
翌日
唯「明後日はいよいよお出かけだね!それでどこ行くの?」
律「そ、そうだな…映画見たり、買い物行ったり昼飯食ったり…」
澪「律、金は大丈夫なのか?昨日使っちゃったからないんじゃないか?」
唯「あ、そうだね澪ちゃん!やっぱり返そうか?」
律「い、いいんだよ!小遣いならあるから…」
律(澪…昨日とは違って普通だな…)
唯「明後日はいよいよお出かけだね!それでどこ行くの?」
律「そ、そうだな…映画見たり、買い物行ったり昼飯食ったり…」
澪「律、金は大丈夫なのか?昨日使っちゃったからないんじゃないか?」
唯「あ、そうだね澪ちゃん!やっぱり返そうか?」
律「い、いいんだよ!小遣いならあるから…」
律(澪…昨日とは違って普通だな…)
140: 2009/07/13(月) 22:44:56.85 ID:JMFrOt6cO
和「ちょっと律!」
律「の、和…なんだ?」
和「今日今から部長会議!なにサボってんのよ!」
律「あ…すっかり忘れてた…今行く!」
唯「りっちゃん、うっかり屋さんだねえ」
澪「そうだな…なあ唯?」
律「の、和…なんだ?」
和「今日今から部長会議!なにサボってんのよ!」
律「あ…すっかり忘れてた…今行く!」
唯「りっちゃん、うっかり屋さんだねえ」
澪「そうだな…なあ唯?」
142: 2009/07/13(月) 22:49:23.27 ID:JMFrOt6cO
唯「ん?なあに?」
澪「唯は…律のことどう思ってる?」
唯「え?どうって?」
澪「だからさ…好きとか嫌いとか…」
唯「ああ…もちろん大好きだよ?」
澪「それだけか?」
唯「それだけって…どういうこと?」
澪「だから…なんていうか、恋愛感情っていうか…そういうのはないのか?」
唯「うーん…」
澪「唯は…律のことどう思ってる?」
唯「え?どうって?」
澪「だからさ…好きとか嫌いとか…」
唯「ああ…もちろん大好きだよ?」
澪「それだけか?」
唯「それだけって…どういうこと?」
澪「だから…なんていうか、恋愛感情っていうか…そういうのはないのか?」
唯「うーん…」
144: 2009/07/13(月) 22:54:09.53 ID:JMFrOt6cO
唯「私、そういうのはよくわかんないや!りっちゃんは友達だもん!」
澪(なんだよそれ…律はあんなにお前のことを好きなんだぞ…)
澪「そうか…ならさ、唯」
唯「ん?」
澪「その…実は律が…」
ガチャ
さわ子「あちい~!ムギちゃんアイスティー!」
澪(なんだよそれ…律はあんなにお前のことを好きなんだぞ…)
澪「そうか…ならさ、唯」
唯「ん?」
澪「その…実は律が…」
ガチャ
さわ子「あちい~!ムギちゃんアイスティー!」
146: 2009/07/13(月) 22:57:42.20 ID:JMFrOt6cO
唯「あ、さわちゃん!ムギちゃんたちはまだだよ?」
さわ子「な、なにい…じゃあいいわ…邪魔したわね…」
バタン!
唯「さわちゃん、何しに来たんだろう…あ、澪ちゃんなに?」
澪「あ、いや、なんでもないよ!先に練習始めようか」
唯「そうだね!ギー太~!」
澪(私…今なんて言おうとしたんだろう…)
さわ子「な、なにい…じゃあいいわ…邪魔したわね…」
バタン!
唯「さわちゃん、何しに来たんだろう…あ、澪ちゃんなに?」
澪「あ、いや、なんでもないよ!先に練習始めようか」
唯「そうだね!ギー太~!」
澪(私…今なんて言おうとしたんだろう…)
149: 2009/07/13(月) 23:03:11.83 ID:JMFrOt6cO
律「じゃあ明後日…駅前に10時集合な」
唯「うん!楽しみだよ!」
澪「そう…だな…」
律「じゃあまたな…唯、澪」
澪「ああ」
唯「ばいばーい!」
梓「…先輩、唯先輩たち、どこに行くんでしょう」
紬「梓ちゃんには刺激が強すぎるわ…」
梓「な…まさかエOチな店に…」
紬(りっちゃん…頑張ってね)
唯「うん!楽しみだよ!」
澪「そう…だな…」
律「じゃあまたな…唯、澪」
澪「ああ」
唯「ばいばーい!」
梓「…先輩、唯先輩たち、どこに行くんでしょう」
紬「梓ちゃんには刺激が強すぎるわ…」
梓「な…まさかエOチな店に…」
紬(りっちゃん…頑張ってね)
152: 2009/07/13(月) 23:07:54.51 ID:JMFrOt6cO
バスタイム休憩
20分くらいで再開します
20分くらいで再開します
167: 2009/07/13(月) 23:44:08.18 ID:JMFrOt6cO
再開!
土曜日
律「はあ…いよいよ明日か…」
律(澪にはやっぱり断るか?いやでもやっぱり唯が…澪は幼なじみだし…ああでも…)
律「ダメだ…じっとしてても悶々とするだけだし、ちょっと出掛けてくるか…」
律「おーい聡、私出掛けてくるからな!」
聡「なに言ってんだよ姉ちゃん!これから映画連れてってくれるって言ってたじゃん!」
律「あ…」
土曜日
律「はあ…いよいよ明日か…」
律(澪にはやっぱり断るか?いやでもやっぱり唯が…澪は幼なじみだし…ああでも…)
律「ダメだ…じっとしてても悶々とするだけだし、ちょっと出掛けてくるか…」
律「おーい聡、私出掛けてくるからな!」
聡「なに言ってんだよ姉ちゃん!これから映画連れてってくれるって言ってたじゃん!」
律「あ…」
168: 2009/07/13(月) 23:47:41.16 ID:JMFrOt6cO
律「どうだった聡?おもしろかったか?」
聡「うーん…なんかよくわからなかった」
律「そっか」
律(ま、いい気分転換にもなったし、少しは落ち着いたか…)
唯「あ!りっちゃん!おーい!」
律「ゆっ…唯!?」ドキッ
169: 2009/07/13(月) 23:50:42.93 ID:JMFrOt6cO
憂「こんにちは律さん!」
律「憂ちゃんも一緒に…どうしたんだ?」
唯「二人で映画見に来てたの!りっちゃんも映画?」
律「ああ…弟とな」
唯「へえ…あ、そうだ!これから私たち豆乳鍋やるんだけど、りっちゃんたち来ない?」
律「え…」
律「憂ちゃんも一緒に…どうしたんだ?」
唯「二人で映画見に来てたの!りっちゃんも映画?」
律「ああ…弟とな」
唯「へえ…あ、そうだ!これから私たち豆乳鍋やるんだけど、りっちゃんたち来ない?」
律「え…」
171: 2009/07/13(月) 23:54:58.56 ID:JMFrOt6cO
律(この暑い中で鍋?という疑問は置いといて…唯と一緒に鍋か…悪くはないか…)
憂「お姉ちゃん、やっぱりこんな日に鍋なんてやめようよお」
唯「えーいいじゃん!りっちゃんも食べたいよね?」
律「おう!私も行くよ!聡は?」
聡「お、俺は友達と遊ぶんで…それじゃ」
憂「お姉ちゃん、やっぱりこんな日に鍋なんてやめようよお」
唯「えーいいじゃん!りっちゃんも食べたいよね?」
律「おう!私も行くよ!聡は?」
聡「お、俺は友達と遊ぶんで…それじゃ」
179: 2009/07/14(火) 00:01:11.31 ID:5XSj4a8LO
憂「じゃあ私は材料買ってくるから、お姉ちゃんは律さんと家に帰ってて?」
唯「悪いね憂ー」
律「ありがと憂ちゃん!(いろんな意味で…)」
唯「じゃあ行こっか、りっちゃん!」
律「ああ!」
律(まさか今日唯と二人きりになれるなんて…ついてるかも!)
唯「悪いね憂ー」
律「ありがと憂ちゃん!(いろんな意味で…)」
唯「じゃあ行こっか、りっちゃん!」
律「ああ!」
律(まさか今日唯と二人きりになれるなんて…ついてるかも!)
180: 2009/07/14(火) 00:08:46.04 ID:5XSj4a8LO
唯「はあ疲れた…麦茶入れるから待ってて?」
律「ああ…」
律(唯ん家で二人きり…ど、どうする?やっぱり今好きって言うか?)
唯「お…お…おまたせ…」
律「ゆ、唯!な、なんかものすごく震えてるぞ!」
唯「だ…だい…だ…あっ!」
律「あぶない!」
ビシャッ!
律「ああ…」
律(唯ん家で二人きり…ど、どうする?やっぱり今好きって言うか?)
唯「お…お…おまたせ…」
律「ゆ、唯!な、なんかものすごく震えてるぞ!」
唯「だ…だい…だ…あっ!」
律「あぶない!」
ビシャッ!
183: 2009/07/14(火) 00:12:36.24 ID:5XSj4a8LO
唯「うええ~…」
律「あーあ…二人ともびちゃびちゃ…」
唯「ごめんね?お着替え出すから服脱いで?」
律「な…い、いやそれはまだ早いんじゃないか?」
唯「え?だって風邪ひいちゃうよ?」
律「う…そうだな…なにいってんだ私…」
律「あーあ…二人ともびちゃびちゃ…」
唯「ごめんね?お着替え出すから服脱いで?」
律「な…い、いやそれはまだ早いんじゃないか?」
唯「え?だって風邪ひいちゃうよ?」
律「う…そうだな…なにいってんだ私…」
186: 2009/07/14(火) 00:16:51.65 ID:5XSj4a8LO
律(お…落ち着け…これは別にやましいことがあるわけじゃあないんだ…)
唯「あちゃあ…下着まで濡れちゃった…ねえりっちゃん、洗濯するから一緒にお風呂入らない?」
律「ば…bath!?」
唯「なんで英語?ほら、このままじゃ風邪ひいちゃうし、汗もかいちゃったし…いいでしょ?」
律「そ…そそそそそそうやね!」
唯「なんで関西弁?」
唯「あちゃあ…下着まで濡れちゃった…ねえりっちゃん、洗濯するから一緒にお風呂入らない?」
律「ば…bath!?」
唯「なんで英語?ほら、このままじゃ風邪ひいちゃうし、汗もかいちゃったし…いいでしょ?」
律「そ…そそそそそそうやね!」
唯「なんで関西弁?」
188: 2009/07/14(火) 00:20:47.66 ID:5XSj4a8LO
風呂場
唯「ふわあ~…シャワーきもてぃー!」
律(ゆ、唯が裸…私、もう…)
唯「あ、そういえばこないだ澪ちゃんがね?」
律「え?み、澪!?」
唯「ふわあ~…シャワーきもてぃー!」
律(ゆ、唯が裸…私、もう…)
唯「あ、そういえばこないだ澪ちゃんがね?」
律「え?み、澪!?」
194: 2009/07/14(火) 00:37:24.73 ID:5XSj4a8LO
唯「りっちゃんのことどう思ってるって聞いてきたんだー」
律(澪…どういうつもりだ?)
唯「だからね?私はりっちゃん好きだよーって言ったの」
律「そ…それで?」
唯「ふーんだって…」
律(あいつ…なんで…)
律(澪…どういうつもりだ?)
唯「だからね?私はりっちゃん好きだよーって言ったの」
律「そ…それで?」
唯「ふーんだって…」
律(あいつ…なんで…)
195: 2009/07/14(火) 00:40:45.53 ID:5XSj4a8LO
唯「あ、それからね?恋愛感情とかなんとか…って言ってたの!私よくわからなかったけど」
律「な、なあ唯…私も聞きたいんだけどさ…」
唯「ふう…すっきりしたあ」
律「もしも…もしも私が告白したら…」
唯「りっちゃんも体よく洗ってね?すっきりするよ!」
律「私と…つ、付き合ってくれるか?」
律「な、なあ唯…私も聞きたいんだけどさ…」
唯「ふう…すっきりしたあ」
律「もしも…もしも私が告白したら…」
唯「りっちゃんも体よく洗ってね?すっきりするよ!」
律「私と…つ、付き合ってくれるか?」
198: 2009/07/14(火) 00:46:23.15 ID:5XSj4a8LO
唯「…え?」
律「だ、だからさ…私と恋人になってくれるかってことだよ」
唯「なに言ってるのりっちゃん!私たちは女の子同士だよ?恋人って男の人と女の人がなるんだよ?」
律「…!!」ズキン…
唯「だから私とりっちゃんが恋人になるっていうのはおかしいよ!」
律「そ…そう…だよな…」ズキン…ズキン…
律「だ、だからさ…私と恋人になってくれるかってことだよ」
唯「なに言ってるのりっちゃん!私たちは女の子同士だよ?恋人って男の人と女の人がなるんだよ?」
律「…!!」ズキン…
唯「だから私とりっちゃんが恋人になるっていうのはおかしいよ!」
律「そ…そう…だよな…」ズキン…ズキン…
199: 2009/07/14(火) 00:50:27.34 ID:5XSj4a8LO
唯「じゃあ私先に出るね?お着替え用意しとくから!」
律「あ…ああ…」
律(やっぱり…澪の言う通り唯は…私のことを恋人としては見てくれないのか…?)
律「でも…」
律(これで諦められるほど…私は素直な人間じゃない…だったら…)
律「唯!!」
唯「ん?なに…」
律「あ…ああ…」
律(やっぱり…澪の言う通り唯は…私のことを恋人としては見てくれないのか…?)
律「でも…」
律(これで諦められるほど…私は素直な人間じゃない…だったら…)
律「唯!!」
唯「ん?なに…」
202: 2009/07/14(火) 00:55:01.99 ID:5XSj4a8LO
ガタン!
唯「きゃっ…り、りっちゃん!?」
律「唯!聞いてくれ!私は…私は…」
唯「い…痛いよりっちゃん…どうしたの?」
律「私は…お前が…お前のことが…」
唯「りっちゃん…?」
ゴトン!
唯「きゃっ…り、りっちゃん!?」
律「唯!聞いてくれ!私は…私は…」
唯「い…痛いよりっちゃん…どうしたの?」
律「私は…お前が…お前のことが…」
唯「りっちゃん…?」
ゴトン!
204: 2009/07/14(火) 00:59:07.64 ID:5XSj4a8LO
律「はっ…う、憂ちゃん!?」
憂「え…えっと…裸で…律さんが…お姉ちゃんを…お、押し…」
律「ち、違うんだ憂ちゃん!唯がゴキブリがいたって暴れるから押さえ付けてたんだ!」
憂「そ…そうなの?お姉ちゃん?」
唯「う…うん…」
律「わ、悪いな唯!早く着替えろよ?」
唯「うん……」
憂「え…えっと…裸で…律さんが…お姉ちゃんを…お、押し…」
律「ち、違うんだ憂ちゃん!唯がゴキブリがいたって暴れるから押さえ付けてたんだ!」
憂「そ…そうなの?お姉ちゃん?」
唯「う…うん…」
律「わ、悪いな唯!早く着替えろよ?」
唯「うん……」
205: 2009/07/14(火) 01:02:53.50 ID:5XSj4a8LO
唯「……」ボー
憂「お姉ちゃん…?」
唯「なんでも…ない…よ…」
律(唯…やっぱり怒ってるかな…あー私…なにやってんだちくしょう…)
唯「……」ボーパクパク
憂「お姉ちゃんご飯先に食べちゃダメだよ!」
唯「……」ボー
憂「お姉ちゃん…?」
唯「なんでも…ない…よ…」
律(唯…やっぱり怒ってるかな…あー私…なにやってんだちくしょう…)
唯「……」ボーパクパク
憂「お姉ちゃんご飯先に食べちゃダメだよ!」
唯「……」ボー
206: 2009/07/14(火) 01:08:37.48 ID:5XSj4a8LO
律「ごちそうさま…」
律(食った気がしなかったな…唯にも嫌われたみたいだし…)
唯「うん…いただきます…」
憂「お姉ちゃんお茶碗被っちゃダメえ!」
律「じゃ、じゃあ私帰るな?ごちそうさま!」
憂「あ、はい!また…」
唯「……」
律(食った気がしなかったな…唯にも嫌われたみたいだし…)
唯「うん…いただきます…」
憂「お姉ちゃんお茶碗被っちゃダメえ!」
律「じゃ、じゃあ私帰るな?ごちそうさま!」
憂「あ、はい!また…」
唯「……」
209: 2009/07/14(火) 01:15:13.09 ID:5XSj4a8LO
律「あ、唯?」
唯「……」
律「唯!」
唯「ふえっ?」
律「今日は…その、悪かったな…明日は楽しく過ごそうな!」
唯「う…り、りっちゃ…」カアアアアア
律「それじゃあな!」
唯「う…うん…うう…」
憂「お姉ちゃん…どうしちゃったの?」
唯「……」
律「唯!」
唯「ふえっ?」
律「今日は…その、悪かったな…明日は楽しく過ごそうな!」
唯「う…り、りっちゃ…」カアアアアア
律「それじゃあな!」
唯「う…うん…うう…」
憂「お姉ちゃん…どうしちゃったの?」
212: 2009/07/14(火) 01:20:01.61 ID:5XSj4a8LO
律「はあ…今日は唯になんてことしちゃったんだ…」
律(でも…明日こそは絶対…)
律「好きだって言おう!…でも」
律(それは…澪の気持ちを断るってことにもなるんだよな…)
律「いや…やっぱりはっきりしなきゃ!」
ガチャ
聡「さっきからうるさいぞ姉ちゃん!早く寝ろよ!」
律「あ…ごめん」
律(でも…明日こそは絶対…)
律「好きだって言おう!…でも」
律(それは…澪の気持ちを断るってことにもなるんだよな…)
律「いや…やっぱりはっきりしなきゃ!」
ガチャ
聡「さっきからうるさいぞ姉ちゃん!早く寝ろよ!」
律「あ…ごめん」
219: 2009/07/14(火) 01:25:06.13 ID:5XSj4a8LO
日曜AM9:30
澪「あ…早いな唯」
唯「うん…おはよう澪ちゃん」
澪(珍しいな…唯が待ち合わせに遅刻しないなんて)
澪「律はまだか…まったく…」
唯「…ねえ澪ちゃん?」
澪「ん?」
唯「私…わかったんだ…澪ちゃんがこないだ言ってたこと」
澪「え?」
唯「あ、りっちゃん来たよ!」
澪「あ、ああ…」
澪「あ…早いな唯」
唯「うん…おはよう澪ちゃん」
澪(珍しいな…唯が待ち合わせに遅刻しないなんて)
澪「律はまだか…まったく…」
唯「…ねえ澪ちゃん?」
澪「ん?」
唯「私…わかったんだ…澪ちゃんがこないだ言ってたこと」
澪「え?」
唯「あ、りっちゃん来たよ!」
澪「あ、ああ…」
220: 2009/07/14(火) 01:31:37.47 ID:5XSj4a8LO
律「いやあ悪かったな!一番遅くなってさ…」
澪「まったくだ!言い出しっぺのくせに」
唯「…ま、まずはどこ行くの?」
律「そうだな…じゃあ映画に行こう!」
澪「なに見に行くんだ?」
律「んーそうだなあ…」
唯(りっちゃん、澪ちゃん…私、わかったんだ…
私の本当の気持ち…あと、二人の気持ちも…だから…)
澪「まったくだ!言い出しっぺのくせに」
唯「…ま、まずはどこ行くの?」
律「そうだな…じゃあ映画に行こう!」
澪「なに見に行くんだ?」
律「んーそうだなあ…」
唯(りっちゃん、澪ちゃん…私、わかったんだ…
私の本当の気持ち…あと、二人の気持ちも…だから…)
222: 2009/07/14(火) 01:35:59.49 ID:5XSj4a8LO
映画館
律(よし、唯の隣に座るぞ!)
澪(唯は律の隣には座らせない!)
唯「よし、じゃあ真ん中澪ちゃん!右がりっちゃんで私は左ね!」
律「え、でも…」
澪「そうだな!それでいいよな律!」
律「う…まあ…」
律(ま、まだチャンスはいくらでもあるよな…)
律(よし、唯の隣に座るぞ!)
澪(唯は律の隣には座らせない!)
唯「よし、じゃあ真ん中澪ちゃん!右がりっちゃんで私は左ね!」
律「え、でも…」
澪「そうだな!それでいいよな律!」
律「う…まあ…」
律(ま、まだチャンスはいくらでもあるよな…)
228: 2009/07/14(火) 01:40:03.60 ID:5XSj4a8LO
デパート
律「唯、おそろいのペンを…」
唯「あ、澪ちゃん、このストラップ、りっちゃんとおそろいで付けたら?きっと似合うよ!」
澪「え?そ、そうかな…」
唯「似合うよ!だから買っちゃいなよ!」
澪「あ、ああ…」
律「ゆ、唯…なんで…」
律「唯、おそろいのペンを…」
唯「あ、澪ちゃん、このストラップ、りっちゃんとおそろいで付けたら?きっと似合うよ!」
澪「え?そ、そうかな…」
唯「似合うよ!だから買っちゃいなよ!」
澪「あ、ああ…」
律「ゆ、唯…なんで…」
230: 2009/07/14(火) 01:44:58.06 ID:5XSj4a8LO
ハンバーガーショップ
律「唯、向かいに座らないか?」
唯「澪ちゃんはりっちゃんの向かいに座りなよ!私は澪ちゃんの隣ね?」
澪「あ、ああ…ありがとう」
澪(なんだろ…妙に私の思った通りにいくな…)
律「な、なあ唯、一緒にポテトを…」
唯「あ、私ちょっとトイレ行くね?二人とも仲良くね!」
律「唯、向かいに座らないか?」
唯「澪ちゃんはりっちゃんの向かいに座りなよ!私は澪ちゃんの隣ね?」
澪「あ、ああ…ありがとう」
澪(なんだろ…妙に私の思った通りにいくな…)
律「な、なあ唯、一緒にポテトを…」
唯「あ、私ちょっとトイレ行くね?二人とも仲良くね!」
234: 2009/07/14(火) 01:49:02.35 ID:5XSj4a8LO
律(やっぱり…昨日のことで怒ってるのか?いや、もしかしたら…)
澪「なあ律、唯なんだけど…」
律「…澪、唯になに吹き込んだんだよ?」
澪「は?」
律「私が来る前になにか唯に言ったんだろ?それで唯は私から離れるようになったんだ!」
澪「な、なんだよそれ…私はそんなこと…」
澪「なあ律、唯なんだけど…」
律「…澪、唯になに吹き込んだんだよ?」
澪「は?」
律「私が来る前になにか唯に言ったんだろ?それで唯は私から離れるようになったんだ!」
澪「な、なんだよそれ…私はそんなこと…」
237: 2009/07/14(火) 01:54:35.34 ID:5XSj4a8LO
律「どうだかな…こないだだって私に隠れて唯になにか聞いたんだろ?」
澪「な、なんでそれを…」
律「はっきりしろとか言っといてなんだよ…結局お前はそういうやつなんだな!」
澪「ふ…ふざけんなよ…お前がただ唯に嫌われてるだけだろ!」
律「な…なに!?」
澪「な、なんでそれを…」
律「はっきりしろとか言っといてなんだよ…結局お前はそういうやつなんだな!」
澪「ふ…ふざけんなよ…お前がただ唯に嫌われてるだけだろ!」
律「な…なに!?」
245: 2009/07/14(火) 02:00:27.14 ID:5XSj4a8LO
澪「朝に唯が言ってたんだよ…私が言ってたことがわかったって!」
律「そ、それがなんだよ」
澪「私、前に唯に聞いたんだ…恋愛感情はないのかって…
それがないって確信したから、唯はお前から離れたがってるんじゃないのか?」
律「そ、そんな…」
律「そ、それがなんだよ」
澪「私、前に唯に聞いたんだ…恋愛感情はないのかって…
それがないって確信したから、唯はお前から離れたがってるんじゃないのか?」
律「そ、そんな…」
246: 2009/07/14(火) 02:04:24.04 ID:5XSj4a8LO
澪「そういうことなんだよ!だから唯のことは諦めろ」
律「お、お前に…」
澪「律?」
律「お前に私のなにが分かるんだ!」
澪「分かるんだ!だって私は唯より付き合いも長いんだ!
唯なんかよりずっとずっとお前のことを…」
唯「澪ちゃん!りっちゃん!」
律「お、お前に…」
澪「律?」
律「お前に私のなにが分かるんだ!」
澪「分かるんだ!だって私は唯より付き合いも長いんだ!
唯なんかよりずっとずっとお前のことを…」
唯「澪ちゃん!りっちゃん!」
249: 2009/07/14(火) 02:07:31.83 ID:5XSj4a8LO
律「ゆ、唯…」
澪「あ…唯、今のは…」
唯「と、とりあえずお店出よう?皆見てるよ?」
律「う、うん…」
律(唯…今の聞いてたのか?)
澪「そうだな…」
澪(私…なんてこと…)
澪「あ…唯、今のは…」
唯「と、とりあえずお店出よう?皆見てるよ?」
律「う、うん…」
律(唯…今の聞いてたのか?)
澪「そうだな…」
澪(私…なんてこと…)
252: 2009/07/14(火) 02:12:30.97 ID:5XSj4a8LO
公園
律「な、なあ唯?」
澪「さっきの話なんだけど…」
唯「私ね?りっちゃんに言うことがあるの」
律「え…?」
唯「私…最近のりっちゃん見てて、なんか変だなって思ってたの…
宿題教えてくれたり、いつも私のこと見てたり…」
律「み、見てたの気付いてたのか…」
澪「唯…」
律「な、なあ唯?」
澪「さっきの話なんだけど…」
唯「私ね?りっちゃんに言うことがあるの」
律「え…?」
唯「私…最近のりっちゃん見てて、なんか変だなって思ってたの…
宿題教えてくれたり、いつも私のこと見てたり…」
律「み、見てたの気付いてたのか…」
澪「唯…」
253: 2009/07/14(火) 02:16:58.13 ID:5XSj4a8LO
唯「あと遊びに誘ってくれたり…それって、私のことをずっと好きでいてくれたからなんだよね?」
律「あ…いや、その…」
唯「それで…音楽室でりっちゃんと倒れてたのを澪ちゃんが見てから、
澪ちゃんも変だなって思うようになったの」
澪「え…?」
唯「いつもりっちゃんのこと見てて、私とりっちゃんを近づけないようにしてたから」
澪「あ…うぅ…」
律「あ…いや、その…」
唯「それで…音楽室でりっちゃんと倒れてたのを澪ちゃんが見てから、
澪ちゃんも変だなって思うようになったの」
澪「え…?」
唯「いつもりっちゃんのこと見てて、私とりっちゃんを近づけないようにしてたから」
澪「あ…うぅ…」
254: 2009/07/14(火) 02:22:07.64 ID:5XSj4a8LO
唯「私鈍くてよくわからなかったけど…
やっとわかったの、澪ちゃんはりっちゃんのことが大好きなんだって」
澪「ゆ、唯…」
唯「だから…だからね?りっちゃん」
律「唯…」
やっとわかったの、澪ちゃんはりっちゃんのことが大好きなんだって」
澪「ゆ、唯…」
唯「だから…だからね?りっちゃん」
律「唯…」
256: 2009/07/14(火) 02:27:43.67 ID:5XSj4a8LO
唯「りっちゃんが私のことを好きでいてくれるのはとってもうれしいよ?」
律(やめろ唯…それ以上は言わないでくれ)
唯「でも…やっぱり私は…」
律(言うな、頼むから言わないでくれよ唯)
唯「りっちゃんの気持ちには答えられない…
私は恋愛感情っていうのをりっちゃんには…持てないから」
律(やめろ唯…それ以上は言わないでくれ)
唯「でも…やっぱり私は…」
律(言うな、頼むから言わないでくれよ唯)
唯「りっちゃんの気持ちには答えられない…
私は恋愛感情っていうのをりっちゃんには…持てないから」
260: 2009/07/14(火) 02:33:56.81 ID:5XSj4a8LO
律「ゆ…」
唯「だから…澪ちゃん?」
澪「な、なんだ?」
唯「多分澪ちゃんは私よりもずっとりっちゃんのこと知ってるし、
ずっとりっちゃんのこと好きだと思うから…」
澪「…!」
唯「りっちゃんのことを、今までよりもっと好きになってあげてね?約束だよ?」
澪「ゆ、唯…」
唯「だから…澪ちゃん?」
澪「な、なんだ?」
唯「多分澪ちゃんは私よりもずっとりっちゃんのこと知ってるし、
ずっとりっちゃんのこと好きだと思うから…」
澪「…!」
唯「りっちゃんのことを、今までよりもっと好きになってあげてね?約束だよ?」
澪「ゆ、唯…」
264: 2009/07/14(火) 02:40:55.98 ID:5XSj4a8LO
唯「じゃあ私は帰るよ!りっちゃんも澪ちゃんも、明日また学校でね?」
澪「ちょ…唯!」
律(なんでだよ唯…私、まだお前に好きってはっきりと言ってないんだぞ?)
澪「律…私、最低な…」
律(お前は…なんでそういうヤツなんだよ唯?普段は間抜けなクセしてたまにすごく大人びて…)
澪「私…バカだ…下らない優越感に浸って…唯のことを…」
律(なんで…なんでだよ唯…)
澪「ちょ…唯!」
律(なんでだよ唯…私、まだお前に好きってはっきりと言ってないんだぞ?)
澪「律…私、最低な…」
律(お前は…なんでそういうヤツなんだよ唯?普段は間抜けなクセしてたまにすごく大人びて…)
澪「私…バカだ…下らない優越感に浸って…唯のことを…」
律(なんで…なんでだよ唯…)
267: 2009/07/14(火) 02:46:04.37 ID:5XSj4a8LO
澪「付き合いが長いとか…そういうの関係ないのに…」
律「…澪」
澪「な…なん…」
ギュッ
律「私…澪のこと好きだ」
澪「り、律…」
律「…澪」
澪「な…なん…」
ギュッ
律「私…澪のこと好きだ」
澪「り、律…」
269: 2009/07/14(火) 02:52:38.58 ID:5XSj4a8LO
律「だから澪、私と…付き合ってくれるか?」
澪「……」
律「私は唯にフラれたし…このまま澪とずっと一緒に…いっ…いっしょに…うっ…うぅっ…」
澪「律…」
律「澪と…一緒に…いれば…ゆ、唯のことも…わ、忘れ…られる…から…」
澪「なあ律、お前、嘘ついてるだろ?」
律「う…うぅ…えっ…えぐ…」
澪「……」
律「私は唯にフラれたし…このまま澪とずっと一緒に…いっ…いっしょに…うっ…うぅっ…」
澪「律…」
律「澪と…一緒に…いれば…ゆ、唯のことも…わ、忘れ…られる…から…」
澪「なあ律、お前、嘘ついてるだろ?」
律「う…うぅ…えっ…えぐ…」
270: 2009/07/14(火) 02:58:30.06 ID:5XSj4a8LO
澪「言っただろ?私にはお前のことならなんでも知ってるって」
律「うぅ…み、みお…」
澪「私と付き合いたいっていうのは嘘で、ホントの気持ちは…言わなくても分かってるよな?」
律「で、でも…お前は…わ、私のことを…」
澪「好きだぞ?でも、もう一人お前を思ってるヤツがいるだろ?
お前の本当の気持ちは…そいつに向かってるはずだ」
律「う…うぅ…」
律「うぅ…み、みお…」
澪「私と付き合いたいっていうのは嘘で、ホントの気持ちは…言わなくても分かってるよな?」
律「で、でも…お前は…わ、私のことを…」
澪「好きだぞ?でも、もう一人お前を思ってるヤツがいるだろ?
お前の本当の気持ちは…そいつに向かってるはずだ」
律「う…うぅ…」
271: 2009/07/14(火) 02:59:26.64 ID:5XSj4a8LO
×私には
○私は
間違えた
○私は
間違えた
272: 2009/07/14(火) 03:07:32.07 ID:5XSj4a8LO
唯(はぁ…りっちゃんたち、上手くいったかなあ)
唯「今日の晩御飯はなにかなあ~?憂、何作っただろう?」
唯「……」
唯(な、なんでこんな嫌な気持ちになるんだろう…
せっかく澪ちゃんもりっちゃんも仲直りできたはずなのに…)
唯「……グス」
唯「今日の晩御飯はなにかなあ~?憂、何作っただろう?」
唯「……」
唯(な、なんでこんな嫌な気持ちになるんだろう…
せっかく澪ちゃんもりっちゃんも仲直りできたはずなのに…)
唯「……グス」
276: 2009/07/14(火) 03:16:10.69 ID:5XSj4a8LO
唯(りっちゃん…私、昨日気づいちゃったんだよ…りっちゃんを気にしてる私は…
りっちゃんのことが好きなんだって…)
唯(でも、やっぱりダメなんだよ…
私がりっちゃんの気持ちに答えちゃったら…澪ちゃんはどうなるの?悲しむよ…)
唯(だから…私は…)
~♪
唯「ありゃ?メールだ…」
りっちゃんのことが好きなんだって…)
唯(でも、やっぱりダメなんだよ…
私がりっちゃんの気持ちに答えちゃったら…澪ちゃんはどうなるの?悲しむよ…)
唯(だから…私は…)
~♪
唯「ありゃ?メールだ…」
277: 2009/07/14(火) 03:18:45.89 ID:5XSj4a8LO
唯「澪ちゃん?仲直りできたのかな?」
『私は大丈夫』
唯「え?これ…どういう…」
律「おーい!唯!」
唯「あ…り、りっちゃん!?」
『私は大丈夫』
唯「え?これ…どういう…」
律「おーい!唯!」
唯「あ…り、りっちゃん!?」
278: 2009/07/14(火) 03:21:43.84 ID:5XSj4a8LO
唯「な、なんでりっちゃんが…」
律「お前にまだ、伝えてないことがあったからな」
唯「伝え…だって私はもう…」
律「あれはお前が勝手に言ったことだろ?まだ私は何も伝えてない」
唯「で、でも…澪ちゃん…あ…」
唯(大丈夫って…まさか…)
律「お前にまだ、伝えてないことがあったからな」
唯「伝え…だって私はもう…」
律「あれはお前が勝手に言ったことだろ?まだ私は何も伝えてない」
唯「で、でも…澪ちゃん…あ…」
唯(大丈夫って…まさか…)
281: 2009/07/14(火) 03:25:48.36 ID:5XSj4a8LO
律「澪もわかってくれた。あとは私がちゃんと言うべきことを言う」
唯「り…りっちゃん…」
律「私はな、唯…あの時、ドラムのことをほめてもらえて、すごく嬉しかったんだ」
唯「う…うん」
律「ありがとうって言ってもらえて…すごく嬉しかった…
その時のお前の顔は…その、すごく可愛かった」
唯「うん…」
唯「り…りっちゃん…」
律「私はな、唯…あの時、ドラムのことをほめてもらえて、すごく嬉しかったんだ」
唯「う…うん」
律「ありがとうって言ってもらえて…すごく嬉しかった…
その時のお前の顔は…その、すごく可愛かった」
唯「うん…」
283: 2009/07/14(火) 03:30:56.45 ID:5XSj4a8LO
律「その時からだ…お前のことが気になり始めたのは」
唯「そ、そうだったんだ…」
律「お前のことを見てるうちどんどん惹かれていったんだ。
ずっと一緒にいたいって思うようになった」
唯「う…」
律「唯」
唯「は、はい」
律「私はお前のことが大好きだ!だから私と、友達じゃなく恋人として…付き合ってください」
唯「そ、そうだったんだ…」
律「お前のことを見てるうちどんどん惹かれていったんだ。
ずっと一緒にいたいって思うようになった」
唯「う…」
律「唯」
唯「は、はい」
律「私はお前のことが大好きだ!だから私と、友達じゃなく恋人として…付き合ってください」
324: 2009/07/14(火) 11:15:21.13 ID:5XSj4a8LO
唯「りっちゃん…」
律「返事…聞かせてくれ。お前の気持ちを」
唯「わ…私…」
律「……」
唯「い…いつもぼんやりしてるし…気の利いたこととか言えないし出来ないし…」
律「それでもいいよ」
唯「そのせいでりっちゃんをイライラさせたり、嫌な思いさせちゃうかも…」
律「そんなことない。大丈夫だよ」
律「返事…聞かせてくれ。お前の気持ちを」
唯「わ…私…」
律「……」
唯「い…いつもぼんやりしてるし…気の利いたこととか言えないし出来ないし…」
律「それでもいいよ」
唯「そのせいでりっちゃんをイライラさせたり、嫌な思いさせちゃうかも…」
律「そんなことない。大丈夫だよ」
327: 2009/07/14(火) 11:21:33.37 ID:5XSj4a8LO
唯「まだ出会って短いし…りっちゃんのことだって知らないこと、いっぱいあるよ…?」
律「これから知っていけばいいんだよ。お互いに」
唯「わ…私…」
律「うん?」
唯「りっちゃん…」
律「なんだ?」
唯「こんな…こんな私でよかったら…りっちゃんの恋人に…して、ください」
律「これから知っていけばいいんだよ。お互いに」
唯「わ…私…」
律「うん?」
唯「りっちゃん…」
律「なんだ?」
唯「こんな…こんな私でよかったら…りっちゃんの恋人に…して、ください」
330: 2009/07/14(火) 11:27:04.56 ID:5XSj4a8LO
律「ゆ、唯…う…う…」
唯「り、りっちゃん!?ど、どうして泣くの?私、なんか変なこと言った?」
ギュウウウウウ
律「唯…ありがとう。幸せにしてやるからな」
唯「苦しいよりっちゃん…なんか結婚するみたいだよ?」
律「ああ、それくらい唯のことが好きだからな」
唯「りっちゃん…私も、ありがとう。これからも、よろしくね」
唯「り、りっちゃん!?ど、どうして泣くの?私、なんか変なこと言った?」
ギュウウウウウ
律「唯…ありがとう。幸せにしてやるからな」
唯「苦しいよりっちゃん…なんか結婚するみたいだよ?」
律「ああ、それくらい唯のことが好きだからな」
唯「りっちゃん…私も、ありがとう。これからも、よろしくね」
334: 2009/07/14(火) 11:31:41.67 ID:5XSj4a8LO
律「私もよろしくな…唯?」
唯「なあに?りっちゃん」
律「キスして…くれるか?」
唯「え?…うん、いいよ」
律「唯…大好きだよ」
唯「私も…大好き」
チュッ
唯「なあに?りっちゃん」
律「キスして…くれるか?」
唯「え?…うん、いいよ」
律「唯…大好きだよ」
唯「私も…大好き」
チュッ
336: 2009/07/14(火) 11:36:40.35 ID:5XSj4a8LO
律「あはは…唯のくちびる、柔らかいな…なんか、甘かった」
唯「りっちゃん…私、キスしたの、初めて」
律「私もだよ…唯。これからは、毎日キスしような」
唯「ええ?恥ずかしいよう」
律「いいだろ?恋人なんだから」
澪「お楽しみのところ悪いけど…お二人さん?」
唯「りっちゃん…私、キスしたの、初めて」
律「私もだよ…唯。これからは、毎日キスしような」
唯「ええ?恥ずかしいよう」
律「いいだろ?恋人なんだから」
澪「お楽しみのところ悪いけど…お二人さん?」
337: 2009/07/14(火) 11:43:58.12 ID:5XSj4a8LO
律「み、澪!?」
唯「あ、澪ちゃん…」
澪「人がいないからってよくもまあ…お熱いですねえ」
律「うぐ…み、見てたのか?」
澪「そりゃあな…でも、その分だと上手くいったみたいだな」
唯「うん…澪ちゃん、ありがとね」
澪「いいんだよ唯。律はおおざっぱななとこもあるけど…すごくいいヤツだから安心しろよ?」
唯「うん。わかった」
唯「あ、澪ちゃん…」
澪「人がいないからってよくもまあ…お熱いですねえ」
律「うぐ…み、見てたのか?」
澪「そりゃあな…でも、その分だと上手くいったみたいだな」
唯「うん…澪ちゃん、ありがとね」
澪「いいんだよ唯。律はおおざっぱななとこもあるけど…すごくいいヤツだから安心しろよ?」
唯「うん。わかった」
338: 2009/07/14(火) 11:48:55.35 ID:5XSj4a8LO
律「なあ澪…」
澪「じゃあ私は先に帰るからな?ちゃんと唯を送っていってやれよ?」
律「…ああ、また明日な」
唯「ばいばい澪ちゃん!ありがとう!」
澪「ああ、ばいばい」
澪(律…私は…唯の横で笑ってるお前を見れればそれでいい。だから…幸せになるんだぞ)
澪「じゃあ私は先に帰るからな?ちゃんと唯を送っていってやれよ?」
律「…ああ、また明日な」
唯「ばいばい澪ちゃん!ありがとう!」
澪「ああ、ばいばい」
澪(律…私は…唯の横で笑ってるお前を見れればそれでいい。だから…幸せになるんだぞ)
341: 2009/07/14(火) 11:55:09.91 ID:5XSj4a8LO
律「唯」
唯「なあに?」
律「絶対…絶対幸せにしてやるからな」
唯「うん…」
律「じゃあ…私たちも帰るか唯」
唯「うん!」
律「な、なあ、手つないでいいか?」
唯「いいよ?はい!」
律「あ、ありがと…なんかあったかいな」
唯「ちょっと汗ばんでるけどね」
律「あ、そういうこと言うな!」
唯「えへへ~」
唯「なあに?」
律「絶対…絶対幸せにしてやるからな」
唯「うん…」
律「じゃあ…私たちも帰るか唯」
唯「うん!」
律「な、なあ、手つないでいいか?」
唯「いいよ?はい!」
律「あ、ありがと…なんかあったかいな」
唯「ちょっと汗ばんでるけどね」
律「あ、そういうこと言うな!」
唯「えへへ~」
343: 2009/07/14(火) 12:02:11.48 ID:5XSj4a8LO
翌日
梓(あ、また唯先輩が抱きついてくるかも…今日はパンチで対抗しよう)
ガチャ
梓「こ、こんにちは~」
唯「あ!あず…」
律「ゆ~い~!?」
唯「あ…わかってるよりっちゃ~ん?こんにちはあずにゃん!」
梓「あ…あれ?」
梓(あ、また唯先輩が抱きついてくるかも…今日はパンチで対抗しよう)
ガチャ
梓「こ、こんにちは~」
唯「あ!あず…」
律「ゆ~い~!?」
唯「あ…わかってるよりっちゃ~ん?こんにちはあずにゃん!」
梓「あ…あれ?」
345: 2009/07/14(火) 12:07:47.19 ID:5XSj4a8LO
梓「澪先輩!どうしたんですか唯先輩は!抱きついてこないなんて変です!」
澪「いや、普通抱きついてくるのが変なんだけどな…」
紬「うふふ…唯ちゃんとりっちゃんはね?お付き合いを始めたの」
梓「へ?お付き合い…って…ええええええええええええ!?」
澪「つい昨日からあの二人は…正真正銘の恋人同士になったんだ」
梓「ほ、ホントですか…」
澪「いや、普通抱きついてくるのが変なんだけどな…」
紬「うふふ…唯ちゃんとりっちゃんはね?お付き合いを始めたの」
梓「へ?お付き合い…って…ええええええええええええ!?」
澪「つい昨日からあの二人は…正真正銘の恋人同士になったんだ」
梓「ほ、ホントですか…」
348: 2009/07/14(火) 12:13:24.48 ID:5XSj4a8LO
梓「でも、澪先輩はいいんですか?だって律先輩は…」
澪「あいつが自分の気持ちに正直になって唯に告白したんだ。私はとやかく言わないよ」
梓「そう…ですか…」
紬「梓ちゃんも、二人を応援してあげてね?」
梓「は、はい…」
澪「あいつが自分の気持ちに正直になって唯に告白したんだ。私はとやかく言わないよ」
梓「そう…ですか…」
紬「梓ちゃんも、二人を応援してあげてね?」
梓「は、はい…」
351: 2009/07/14(火) 12:18:57.64 ID:5XSj4a8LO
律「ほれ唯、あーん」
唯「あーん…もぐもぐ…とってもおいしい!」
律「そっか!頑張ったかいがあったぜ!」
澪「なんだそれ?」
律「ああ、唯に食べさせてやろうと思ってな…朝早く起きてクッキー焼いたんだ」
澪「そいつはまあ…ご苦労なこったな」
紬「あらあら…今日のお菓子、いらなくなっちゃうわね」
梓「……」
唯「あーん…もぐもぐ…とってもおいしい!」
律「そっか!頑張ったかいがあったぜ!」
澪「なんだそれ?」
律「ああ、唯に食べさせてやろうと思ってな…朝早く起きてクッキー焼いたんだ」
澪「そいつはまあ…ご苦労なこったな」
紬「あらあら…今日のお菓子、いらなくなっちゃうわね」
梓「……」
353: 2009/07/14(火) 12:22:50.61 ID:5XSj4a8LO
唯「りっちゃん、朝早く起きてくれるなんてありがとう!うれしいよ!」
ギュウウ
梓「あっ…」
律「こらこら唯…みんな見てるだろ?恥ずかしいって」
澪「まったく…バカップルってヤツだな」
紬「ラブラブねえ~♪」
梓「……」
ギュウウ
梓「あっ…」
律「こらこら唯…みんな見てるだろ?恥ずかしいって」
澪「まったく…バカップルってヤツだな」
紬「ラブラブねえ~♪」
梓「……」
357: 2009/07/14(火) 12:30:21.09 ID:5XSj4a8LO
梓(なにこれ…お付き合い?おかしいよ…だって女同士じゃない…そんなの…意味分かんない…)
唯「りっちゃーん♪」
律「ゆーいー♪」
澪「おいそこのバカップル!練習するぞ!」
梓(澪先輩は…どうして笑ってられるの?律先輩のこと…好きなんじゃないの?)
梓「…私」
唯「りっちゃーん♪」
律「ゆーいー♪」
澪「おいそこのバカップル!練習するぞ!」
梓(澪先輩は…どうして笑ってられるの?律先輩のこと…好きなんじゃないの?)
梓「…私」
359: 2009/07/14(火) 12:35:21.39 ID:5XSj4a8LO
唯「ん?どうしたのあずにゃん?」
律「あ、私のクッキー食べたいか?1個くらいならいいぞ?」
梓「今日は帰ります…具合悪いので」
紬「え?さっきまでは普通だったのに…」
澪「気をつけてな?梓」
梓「…澪先輩は、おかしいです」ボソ
澪「え?なんか言ったか?」
梓「…じゃあ、お先に失礼します」
バタン
律「あ、私のクッキー食べたいか?1個くらいならいいぞ?」
梓「今日は帰ります…具合悪いので」
紬「え?さっきまでは普通だったのに…」
澪「気をつけてな?梓」
梓「…澪先輩は、おかしいです」ボソ
澪「え?なんか言ったか?」
梓「…じゃあ、お先に失礼します」
バタン
361: 2009/07/14(火) 12:42:04.39 ID:5XSj4a8LO
梓(私…なんでこんなドロドロした気持ちになってるんだろ…)
梓(ケンカしちゃえばいいのに…別れちゃえばいいのに…
どうしようもないくらい壊れちゃえばいいのに…)
梓(ダメ…二人は楽しそうだったじゃない…なに考えてるの私…最低だよ…!)
梓(でも本当は…二人を引き裂いてしまいたいんでしょ?でもどうして?)
梓「それは…」
梓(ケンカしちゃえばいいのに…別れちゃえばいいのに…
どうしようもないくらい壊れちゃえばいいのに…)
梓(ダメ…二人は楽しそうだったじゃない…なに考えてるの私…最低だよ…!)
梓(でも本当は…二人を引き裂いてしまいたいんでしょ?でもどうして?)
梓「それは…」
364: 2009/07/14(火) 12:50:45.94 ID:5XSj4a8LO
ユイセンパイガスキダカラ
梓「ち…違う!私はただ…」
梓(だってそうでしょ?律先輩に嫉妬してるからこういう気持ちになるんだよ)
梓「違う…私は…」
梓(いつもくっついてくる唯先輩を律先輩に奪われたんだよ?大切なものを奪われたんだよ?)
梓「ちが…」
梓(だったら取り返そうよ…唯先輩を律先輩からさ)
梓「ち…」
憂「梓…ちゃん?」
梓「ち…違う!私はただ…」
梓(だってそうでしょ?律先輩に嫉妬してるからこういう気持ちになるんだよ)
梓「違う…私は…」
梓(いつもくっついてくる唯先輩を律先輩に奪われたんだよ?大切なものを奪われたんだよ?)
梓「ちが…」
梓(だったら取り返そうよ…唯先輩を律先輩からさ)
梓「ち…」
憂「梓…ちゃん?」
368: 2009/07/14(火) 12:54:27.25 ID:5XSj4a8LO
梓「う…憂…」
憂「どうしたの?顔色悪いよ?」
梓(そうだ…憂に言えば…もしかしたら…)
梓「あ…あの…ね?憂?」
梓(唯先輩のことが大好きな憂なら…二人を引き裂いてくれるかも…私の代わりに…)
梓「ゆ…唯先輩のこと…なんだけど…」
憂「どうしたの?顔色悪いよ?」
梓(そうだ…憂に言えば…もしかしたら…)
梓「あ…あの…ね?憂?」
梓(唯先輩のことが大好きな憂なら…二人を引き裂いてくれるかも…私の代わりに…)
梓「ゆ…唯先輩のこと…なんだけど…」
372: 2009/07/14(火) 12:59:32.30 ID:5XSj4a8LO
憂「ああ、お姉ちゃん、律さんと付き合い始めたんだよね?」
梓「な…」
憂「私もびっくりしたよー…
でも、律さんはいい人だし、お姉ちゃんのこと任せても大丈夫だと思うんだよね」
梓(なんなの…?澪先輩も憂も…自分の大切な人が他人と付き合って…どうしてそんな…)
梓「な…」
憂「私もびっくりしたよー…
でも、律さんはいい人だし、お姉ちゃんのこと任せても大丈夫だと思うんだよね」
梓(なんなの…?澪先輩も憂も…自分の大切な人が他人と付き合って…どうしてそんな…)
374: 2009/07/14(火) 13:03:05.37 ID:5XSj4a8LO
憂「それでどうしたの?梓ちゃん」
梓「な…なんでもない…わ、私、帰るね?」
憂「うん!またね」
梓(私だけだ…こんな汚い感情持ってるの…嫌だ…嫌だよ…
唯先輩…律先輩のものになんて…ならないでよ…!)
梓「な…なんでもない…わ、私、帰るね?」
憂「うん!またね」
梓(私だけだ…こんな汚い感情持ってるの…嫌だ…嫌だよ…
唯先輩…律先輩のものになんて…ならないでよ…!)
376: 2009/07/14(火) 13:08:58.71 ID:5XSj4a8LO
律「ゆ~い~♪今日お前ん家で宿題一緒にやってもいいか?」
唯「いいよりっちゃん!分かんないとこ教えてね?」
澪「おまえら二人で大丈夫なのか?」
律「大丈夫!愛は宿題を救う!」
唯「あ、それなんか聞いたことある!」
紬「いわゆるラブパワーね…」
澪「いわゆるってなんだよムギ…ただのパクりだよ…」
唯「いいよりっちゃん!分かんないとこ教えてね?」
澪「おまえら二人で大丈夫なのか?」
律「大丈夫!愛は宿題を救う!」
唯「あ、それなんか聞いたことある!」
紬「いわゆるラブパワーね…」
澪「いわゆるってなんだよムギ…ただのパクりだよ…」
377: 2009/07/14(火) 13:13:32.52 ID:5XSj4a8LO
平沢家
憂「おかえりお姉ちゃん!いらっしゃい律さん!」
律「どうも憂ちゃん!今日は宿題やるから冷たい飲み物頼むよ~」
唯「コーヒー牛乳がいいなー!」
憂「はーい!持っていくから待っててね?」
憂「おかえりお姉ちゃん!いらっしゃい律さん!」
律「どうも憂ちゃん!今日は宿題やるから冷たい飲み物頼むよ~」
唯「コーヒー牛乳がいいなー!」
憂「はーい!持っていくから待っててね?」
378: 2009/07/14(火) 13:16:51.25 ID:5XSj4a8LO
唯の部屋
パタン
唯「ふう…今日も疲れたねえ」
律「ああ…なあ唯?憂ちゃんが来る前に…その…」
唯「んもうりっちゃんたら…いいよ?」
律「ありがと唯…好きだよ」
唯「私も…」
チュッ…
パタン
唯「ふう…今日も疲れたねえ」
律「ああ…なあ唯?憂ちゃんが来る前に…その…」
唯「んもうりっちゃんたら…いいよ?」
律「ありがと唯…好きだよ」
唯「私も…」
チュッ…
381: 2009/07/14(火) 13:29:17.10 ID:5XSj4a8LO
ガチャーン!
律「!?」
唯「う…憂!?」
憂「な…なに…してるの…?」
唯「え、えっと…」
律「キスだよ?」
憂「な…」
唯「り、りっちゃん…」
律「別に隠す必要もないだろ?私たちは恋人同士なんだからさ」
唯「そ…そうだね…」
律「!?」
唯「う…憂!?」
憂「な…なに…してるの…?」
唯「え、えっと…」
律「キスだよ?」
憂「な…」
唯「り、りっちゃん…」
律「別に隠す必要もないだろ?私たちは恋人同士なんだからさ」
唯「そ…そうだね…」
385: 2009/07/14(火) 13:34:02.32 ID:5XSj4a8LO
憂「つ…付き合うって…そういうことするってことなんですか…?」
律「別にそういうわけじゃないよ憂ちゃん…ただ、私たちの気持ちだから」
唯「憂、別に変な意味はないんだよ?私、純粋にりっちゃんのこと好きなの」
憂「わ…わからないよ…そこまでするなんて…私、わからない…」
唯「あっ憂!」
律「別にそういうわけじゃないよ憂ちゃん…ただ、私たちの気持ちだから」
唯「憂、別に変な意味はないんだよ?私、純粋にりっちゃんのこと好きなの」
憂「わ…わからないよ…そこまでするなんて…私、わからない…」
唯「あっ憂!」
387: 2009/07/14(火) 13:37:14.22 ID:5XSj4a8LO
律「憂ちゃん、部屋から出てきたか?」
唯「ううん…」
律「はあ…でもあそこまで動揺しなくてもな…」
唯「私たち…やっぱりキスなんてしないほうがよかったのかな…」
律「なんでだよ!私たちは恋人同士なんだぞ?」
唯「だ、だって…憂があんな風に閉じこもっちゃうなんて…やっぱり…」
唯「ううん…」
律「はあ…でもあそこまで動揺しなくてもな…」
唯「私たち…やっぱりキスなんてしないほうがよかったのかな…」
律「なんでだよ!私たちは恋人同士なんだぞ?」
唯「だ、だって…憂があんな風に閉じこもっちゃうなんて…やっぱり…」
389: 2009/07/14(火) 13:39:40.89 ID:5XSj4a8LO
律「…お前、私のこと好きじゃないのか?」
唯「ち、違うよ!りっちゃんのこと大好きだよ?」
律「じゃあそんなこと言うなよ!」
唯「う…でも…憂…」
律「…もういいや、私帰る」
唯「え、りっちゃん!?」
唯「ち、違うよ!りっちゃんのこと大好きだよ?」
律「じゃあそんなこと言うなよ!」
唯「う…でも…憂…」
律「…もういいや、私帰る」
唯「え、りっちゃん!?」
396: 2009/07/14(火) 13:44:03.89 ID:5XSj4a8LO
律「そんなに憂ちゃんが心配なら…い、いっそ憂ちゃんにキスでもしたらどうだ?」
唯「どうしてそんなこと言うの!?そういう話じゃないじゃん!」
律「お前はやっぱり私より妹のほうが大事なんだよ…帰る。憂ちゃんによろしく言っといて」
唯「う…りっちゃんのバカ!もう知らない!」
律(なんで…なんでこうなっちゃうんだ…ちくしょう…)
唯「どうしてそんなこと言うの!?そういう話じゃないじゃん!」
律「お前はやっぱり私より妹のほうが大事なんだよ…帰る。憂ちゃんによろしく言っといて」
唯「う…りっちゃんのバカ!もう知らない!」
律(なんで…なんでこうなっちゃうんだ…ちくしょう…)
402: 2009/07/14(火) 13:55:05.70 ID:5XSj4a8LO
憂(付き合うって…ただ仲良くするだけかと思ってたのに…あ、あんなこと…)
唯「う…憂?」
憂(お姉ちゃん…私、わからないよ…付き合うって…どういうことなの…?)
唯「えっと…キスするってことはね?憂」
憂(なに…?)
唯「お互いのこと信じてるって…大好きだって…伝えるためにするんだと思うの…」
憂「お姉ちゃん…」
唯「う…憂?」
憂(お姉ちゃん…私、わからないよ…付き合うって…どういうことなの…?)
唯「えっと…キスするってことはね?憂」
憂(なに…?)
唯「お互いのこと信じてるって…大好きだって…伝えるためにするんだと思うの…」
憂「お姉ちゃん…」
404: 2009/07/14(火) 13:58:08.20 ID:5XSj4a8LO
唯「で…でも…私、りっちゃんとケンカしちゃった…」
憂(お姉ちゃん…律さんのこと、そこまで…?)
唯「私…どうしたらいいんだろ…憂、教えてよ…」
ガチャ
憂「お姉ちゃん…」
唯「憂…」
憂(お姉ちゃん…律さんのこと、そこまで…?)
唯「私…どうしたらいいんだろ…憂、教えてよ…」
ガチャ
憂「お姉ちゃん…」
唯「憂…」
406: 2009/07/14(火) 14:00:56.20 ID:5XSj4a8LO
憂「ごめんなさいお姉ちゃん、私、間違ってたよ」
唯「うう…」
憂「キスするってことは悪いことじゃないんだよね…
お姉ちゃんは、律さんのことが大好きだからするんだよね」
唯「う…うん」
憂「…私、お姉ちゃんのこと応援する…律さんのこと、大事にしてあげなきゃダメだよ?」
唯「う…うっ…ういぃ…」
唯「うう…」
憂「キスするってことは悪いことじゃないんだよね…
お姉ちゃんは、律さんのことが大好きだからするんだよね」
唯「う…うん」
憂「…私、お姉ちゃんのこと応援する…律さんのこと、大事にしてあげなきゃダメだよ?」
唯「う…うっ…ういぃ…」
407: 2009/07/14(火) 14:03:13.01 ID:5XSj4a8LO
憂「だから明日、ちゃんと律さんに謝ってね?」
唯「わ…わがったよ…」
憂「きっと律さんならわかってくれるから…」
唯「うん…」
憂「あ、でもキスは人目につかないとこでしなきゃダメだからね?」
唯「はーい…」
唯「わ…わがったよ…」
憂「きっと律さんならわかってくれるから…」
唯「うん…」
憂「あ、でもキスは人目につかないとこでしなきゃダメだからね?」
唯「はーい…」
435: 2009/07/14(火) 15:43:20.12 ID:5XSj4a8LO
翌朝、音楽室
梓(昨日は…ほとんど眠れなかったな…ギター弾いて気を紛らわそう)
ガチャ
唯「あれ、あずにゃん…」
梓「あ、先輩…こんな朝からどうしたんですか?…律先輩は一緒じゃないんですか?」
唯「うん、ちょっとね」
梓(昨日は…ほとんど眠れなかったな…ギター弾いて気を紛らわそう)
ガチャ
唯「あれ、あずにゃん…」
梓「あ、先輩…こんな朝からどうしたんですか?…律先輩は一緒じゃないんですか?」
唯「うん、ちょっとね」
436: 2009/07/14(火) 15:47:14.60 ID:5XSj4a8LO
梓(先輩元気ないな…何かあったのかな…?)
唯「実はね、私…りっちゃんとケンカしちゃったの」
梓「え…」
唯「色々あったんだけど…私りっちゃんにひどいこと言っちゃったんだ」
梓「そ…そうなんですか」
梓(これって…もしかしてチャンスなのかな…)
唯「実はね、私…りっちゃんとケンカしちゃったの」
梓「え…」
唯「色々あったんだけど…私りっちゃんにひどいこと言っちゃったんだ」
梓「そ…そうなんですか」
梓(これって…もしかしてチャンスなのかな…)
438: 2009/07/14(火) 15:50:45.17 ID:5XSj4a8LO
梓(チャンス?なんの?)
梓(そんなの決まってる…唯先輩と律先輩を引き離して…そして…)
唯「あずにゃん?」
梓「は、はい…それで…唯先輩はどうするつもりなんですか?」
唯「もちろん謝るよ?謝って…また好きって言うの」
梓「そ…そうですか…」
梓(そんなの決まってる…唯先輩と律先輩を引き離して…そして…)
唯「あずにゃん?」
梓「は、はい…それで…唯先輩はどうするつもりなんですか?」
唯「もちろん謝るよ?謝って…また好きって言うの」
梓「そ…そうですか…」
439: 2009/07/14(火) 15:55:30.08 ID:5XSj4a8LO
梓(何してるの?今なら唯先輩を律先輩と引き離せる…)
梓(でもダメだよ…二人はすごく仲が良くて…お互いを必要としてて…)
梓(なにきれいごと言ってるの?唯先輩は大事な人なんでしょ?みすみす律先輩に奪われていいの?)
梓(で、でも…)
梓(奪われたなら…奪えばいい…だってそれが私の正直な気持ちなんだから…)
梓(でもダメだよ…二人はすごく仲が良くて…お互いを必要としてて…)
梓(なにきれいごと言ってるの?唯先輩は大事な人なんでしょ?みすみす律先輩に奪われていいの?)
梓(で、でも…)
梓(奪われたなら…奪えばいい…だってそれが私の正直な気持ちなんだから…)
441: 2009/07/14(火) 16:02:16.78 ID:5XSj4a8LO
唯「よし決めた!今からりっちゃんに謝りに行くよ!」
梓「別れちゃえばいいじゃないですか」
唯「へ?」
梓「何があったかはよく知らないですけど…
付き合い始めて1日も経たないうちにケンカするなんて、唯先輩は律先輩と合わないんですよ」
唯「な…なに言ってるのあずにゃん?」
梓「律先輩は多分、そこまで唯先輩のこと、好きじゃないんですよ…だからケンカしちゃうんです」
梓「別れちゃえばいいじゃないですか」
唯「へ?」
梓「何があったかはよく知らないですけど…
付き合い始めて1日も経たないうちにケンカするなんて、唯先輩は律先輩と合わないんですよ」
唯「な…なに言ってるのあずにゃん?」
梓「律先輩は多分、そこまで唯先輩のこと、好きじゃないんですよ…だからケンカしちゃうんです」
443: 2009/07/14(火) 16:06:54.18 ID:5XSj4a8LO
唯「そ、そんなことないよあずにゃん!だってりっちゃんは…」
梓「そうなんです!だから別れてください!」
唯「ち…違うよあずにゃん…だって、だって私たちは…」
梓「私たちは…なんですか?」
唯「好きだよって言い合ったり…き、キスだってしたんだから…」
梓「……!」
梓「そうなんです!だから別れてください!」
唯「ち…違うよあずにゃん…だって、だって私たちは…」
梓「私たちは…なんですか?」
唯「好きだよって言い合ったり…き、キスだってしたんだから…」
梓「……!」
444: 2009/07/14(火) 16:12:31.79 ID:5XSj4a8LO
梓(そんなことまでしてたんだ…や、やっぱり私には…
いやでも…弱気になっちゃダメだ…だったら…)
梓「私、律先輩よりも、もっと唯先輩のことが好きな人を知ってるんです」
唯「え…だ、誰?」
梓「それは…」
ギュッ
唯「なっ…ちょ、あずにゃん?」
梓「私…です」
いやでも…弱気になっちゃダメだ…だったら…)
梓「私、律先輩よりも、もっと唯先輩のことが好きな人を知ってるんです」
唯「え…だ、誰?」
梓「それは…」
ギュッ
唯「なっ…ちょ、あずにゃん?」
梓「私…です」
447: 2009/07/14(火) 16:19:50.19 ID:5XSj4a8LO
唯「だっ…ダメだよあずにゃん!私…りっちゃんと付き合ってるんだから…」
梓「前は…唯先輩から抱きついてきてくれたじゃないですか」
唯「今は…今はダメなんだよ!私はりっちゃんのことが…」
梓「そう…ですか…だったら…」
チュッ…
唯「!!」
梓「前は…唯先輩から抱きついてきてくれたじゃないですか」
唯「今は…今はダメなんだよ!私はりっちゃんのことが…」
梓「そう…ですか…だったら…」
チュッ…
唯「!!」
451: 2009/07/14(火) 16:25:21.66 ID:5XSj4a8LO
唯「んっ…あずにゃん!な…なにするの!?」
梓「えへへ…私…唯先輩とキスしちゃいました…」
唯「わ…私、りっちゃんのことが好きなんだよ!?あずにゃんとなんて…そんな…」
梓「そんなの…関係ないです…私は…私は唯先輩のことが大好きなんです!」
ガバッ
唯「きゃっ…あ…あずにゃ…」
梓「えへへ…私…唯先輩とキスしちゃいました…」
唯「わ…私、りっちゃんのことが好きなんだよ!?あずにゃんとなんて…そんな…」
梓「そんなの…関係ないです…私は…私は唯先輩のことが大好きなんです!」
ガバッ
唯「きゃっ…あ…あずにゃ…」
455: 2009/07/14(火) 16:30:58.27 ID:5XSj4a8LO
教室
律「なあムギ、唯知らないか?」
紬「唯ちゃんなら、音楽室行くって…昨日何かあったの?なんか元気なかったけど」
律「ああ…ちょっとな…まあ、ちゃんと解決してくるよ」
紬「そう…ならいいけど」
律(そうだよ…ちゃんと謝ろう!そんで、今日は手作り弁当を食わせてやろう!)
律「なあムギ、唯知らないか?」
紬「唯ちゃんなら、音楽室行くって…昨日何かあったの?なんか元気なかったけど」
律「ああ…ちょっとな…まあ、ちゃんと解決してくるよ」
紬「そう…ならいいけど」
律(そうだよ…ちゃんと謝ろう!そんで、今日は手作り弁当を食わせてやろう!)
463: 2009/07/14(火) 16:37:51.75 ID:5XSj4a8LO
律(しかし…なんて言って入るか…)
律(いやーごめん唯!ホント悪かったよ!…なんか軽いな)
律(唯!悪かった!好きなだけ殴ってくれ!…どこのスポ根だ)
律「ま…とにかくなるようになれだ!…ん?なんの声だ?唯か?」
ガチャ
律(いやーごめん唯!ホント悪かったよ!…なんか軽いな)
律(唯!悪かった!好きなだけ殴ってくれ!…どこのスポ根だ)
律「ま…とにかくなるようになれだ!…ん?なんの声だ?唯か?」
ガチャ
466: 2009/07/14(火) 16:42:15.92 ID:5XSj4a8LO
唯「んっ…あっ…あず…あずにゃ…や…やめ…ハァ…ハァ…」
梓「先輩…私の…私のことだけ…見て…?お願い…」
唯「やっ…やだ…あず…やっ…」
律「お…おま…おまえら…な、なに…なにやってんだよ!!!」
梓「先輩…私の…私のことだけ…見て…?お願い…」
唯「やっ…やだ…あず…やっ…」
律「お…おま…おまえら…な、なに…なにやってんだよ!!!」
468: 2009/07/14(火) 16:46:04.88 ID:5XSj4a8LO
梓「律先輩…見てわからないですか?キスして…体触ってるだけです」
律「だけって…梓、お前…なに考えてんだよ!!」
梓「私は…唯先輩のことが好きだから…だからしてるんです」
律「な…なんだよそれ…ゆ、唯!大丈夫か?」
唯「り…りっちゃ…こ、来ないで!」
律「ゆ、唯…?」
律「だけって…梓、お前…なに考えてんだよ!!」
梓「私は…唯先輩のことが好きだから…だからしてるんです」
律「な…なんだよそれ…ゆ、唯!大丈夫か?」
唯「り…りっちゃ…こ、来ないで!」
律「ゆ、唯…?」
471: 2009/07/14(火) 16:56:12.78 ID:5XSj4a8LO
唯「わ…私…私…うぅ…う…」
梓「律先輩…嫌われちゃいましたね」
律「梓…お前…」
キーンコーン…
梓「あ…授業始まっちゃいますね…じゃあ私行きます」
律「ちょっとま…」
梓「あ、あと私…唯先輩は絶対に渡しませんから」
律「あ、梓…」
梓「律先輩…嫌われちゃいましたね」
律「梓…お前…」
キーンコーン…
梓「あ…授業始まっちゃいますね…じゃあ私行きます」
律「ちょっとま…」
梓「あ、あと私…唯先輩は絶対に渡しませんから」
律「あ、梓…」
473: 2009/07/14(火) 17:02:07.62 ID:5XSj4a8LO
唯「うっ…うえ…うええ…」
律「ゆ、唯…梓としてたこと…べ、別に怒ってないから…だから…」
唯「だ…ダメ…ダメだよ…私…私…」
律「ゆ…唯…」
唯「わ…私…りっちゃんのこと好きだって…言ったのに…あ、あずにゃんと…あ、あ…あんな…」
律(わ、私…どうすれば…)
律「ゆ、唯…梓としてたこと…べ、別に怒ってないから…だから…」
唯「だ…ダメ…ダメだよ…私…私…」
律「ゆ…唯…」
唯「わ…私…りっちゃんのこと好きだって…言ったのに…あ、あずにゃんと…あ、あ…あんな…」
律(わ、私…どうすれば…)
475: 2009/07/14(火) 17:10:26.32 ID:5XSj4a8LO
唯「……」
澪「なあ律、唯のヤツどうしたんだ?ずっとふさぎこんだままだぞ」
律「……わからない」
澪「わからないって…」
紬「二人とも…一体どうしちゃったの?」
澪「なあ律、唯のヤツどうしたんだ?ずっとふさぎこんだままだぞ」
律「……わからない」
澪「わからないって…」
紬「二人とも…一体どうしちゃったの?」
476: 2009/07/14(火) 17:15:24.87 ID:5XSj4a8LO
放課後
憂「じゃあね梓ちゃん!また明日!」
梓「うん…あ、憂?」
憂「なに?」
梓「唯先輩と律先輩…もうすぐ別れちゃうかも」
憂「え?それ、どういう…」
梓「じゃあね憂!これから部活だから!」
憂「う、うん…」
憂「じゃあね梓ちゃん!また明日!」
梓「うん…あ、憂?」
憂「なに?」
梓「唯先輩と律先輩…もうすぐ別れちゃうかも」
憂「え?それ、どういう…」
梓「じゃあね憂!これから部活だから!」
憂「う、うん…」
480: 2009/07/14(火) 17:23:18.52 ID:5XSj4a8LO
澪「唯のヤツ…部活来ないな…」
紬「ねえりっちゃん、ホントに何があったの?話してよ」
律「…梓に聞けば分かるだろ」
澪「梓?何か知ってるのか?」
梓「はい…実は私、唯先輩とキスしたんです」
澪「は…?」
紬「な、何言ってるの?梓ちゃん」
紬「ねえりっちゃん、ホントに何があったの?話してよ」
律「…梓に聞けば分かるだろ」
澪「梓?何か知ってるのか?」
梓「はい…実は私、唯先輩とキスしたんです」
澪「は…?」
紬「な、何言ってるの?梓ちゃん」
487: 2009/07/14(火) 17:32:25.55 ID:5XSj4a8LO
梓「唯先輩のくちびる、とても柔らかくて、顔真っ赤にしてて…可愛かったですよ?」
律「……」
澪「あ…梓?唯は律のことが好きなんだぞ?お前だってわかってるだろ?」
梓「わかってますよ?だからキスしたんです。あ、それだけじゃなくて、胸とかも触ったんですよ?
唯先輩、触る度にぴくってして…ホントに可愛か…」
バシッ!
律「……」
澪「あ…梓?唯は律のことが好きなんだぞ?お前だってわかってるだろ?」
梓「わかってますよ?だからキスしたんです。あ、それだけじゃなくて、胸とかも触ったんですよ?
唯先輩、触る度にぴくってして…ホントに可愛か…」
バシッ!
491: 2009/07/14(火) 17:40:35.35 ID:5XSj4a8LO
澪「む…ムギ?」
律「ムギ…」
紬「梓ちゃん…りっちゃんに謝りなさい!」
梓「な…なにするんですか?私、何か間違ったことしましたか?」
紬「ええ…梓ちゃんは間違ってるわ」
梓「な…なにを間違えてるっていうんですか?好きな人にキスするのって間違いなんですか?」
律「ムギ…」
紬「梓ちゃん…りっちゃんに謝りなさい!」
梓「な…なにするんですか?私、何か間違ったことしましたか?」
紬「ええ…梓ちゃんは間違ってるわ」
梓「な…なにを間違えてるっていうんですか?好きな人にキスするのって間違いなんですか?」
495: 2009/07/14(火) 17:45:06.88 ID:5XSj4a8LO
紬「唯ちゃんが誰とも付き合っていなくて…
誰も好きな人がいなければ…間違いじゃないかもしれないわ…でもね梓ちゃん」
梓「な…なんですか」
紬「今の唯ちゃんとりっちゃんは恋人なの…お互いを想い合っているの…
なのに、その邪魔をするのは間違ってる」
梓「……っ」
誰も好きな人がいなければ…間違いじゃないかもしれないわ…でもね梓ちゃん」
梓「な…なんですか」
紬「今の唯ちゃんとりっちゃんは恋人なの…お互いを想い合っているの…
なのに、その邪魔をするのは間違ってる」
梓「……っ」
498: 2009/07/14(火) 17:53:19.42 ID:5XSj4a8LO
梓「だ…だって…そうするしか…唯先輩は私のことを見てくれないんだもん…」
紬「梓ちゃん、唯ちゃんだってね?最初からりっちゃんに恋してたわけじゃないの…」
梓「え…?」
紬「色々悩んで、行動して…それでやっと唯ちゃんと通じ合えたの…」
梓「……」
紬「梓ちゃんは無理矢理キスしただけじゃない…それは唯ちゃんを傷つけるだけよ?」
紬「梓ちゃん、唯ちゃんだってね?最初からりっちゃんに恋してたわけじゃないの…」
梓「え…?」
紬「色々悩んで、行動して…それでやっと唯ちゃんと通じ合えたの…」
梓「……」
紬「梓ちゃんは無理矢理キスしただけじゃない…それは唯ちゃんを傷つけるだけよ?」
502: 2009/07/14(火) 18:01:23.11 ID:5XSj4a8LO
梓「じゃあ…どうすればいいの…?」
紬「好きなら、ちゃんと言えばいいのよ!でも、その前にりっちゃんと唯ちゃんに謝らなきゃね」
梓「…り、律先輩…す…」
律「梓、その前に言っときたいことがあるんだけどさ…あと澪とムギにも」
澪「なんだよ律」
紬「なに?」
律「私…やっぱり唯と別れるわ」
紬「好きなら、ちゃんと言えばいいのよ!でも、その前にりっちゃんと唯ちゃんに謝らなきゃね」
梓「…り、律先輩…す…」
律「梓、その前に言っときたいことがあるんだけどさ…あと澪とムギにも」
澪「なんだよ律」
紬「なに?」
律「私…やっぱり唯と別れるわ」
509: 2009/07/14(火) 18:07:40.13 ID:5XSj4a8LO
澪「い、今さら何言ってんだよ!」
紬「そうよりっちゃん!」
梓「わ…私が悪いんです!唯先輩にもちゃんと謝りますから…」
律「いや、そうじゃなくてさ…なんていうか、ダルくなったんだよね」
澪「…は?」
律「なんつうか…いちいちこういうことも起こっちゃうし…
そもそも私らしくもないだろ?恋愛とか」
紬「りっちゃん…」
澪「……」
紬「そうよりっちゃん!」
梓「わ…私が悪いんです!唯先輩にもちゃんと謝りますから…」
律「いや、そうじゃなくてさ…なんていうか、ダルくなったんだよね」
澪「…は?」
律「なんつうか…いちいちこういうことも起こっちゃうし…
そもそも私らしくもないだろ?恋愛とか」
紬「りっちゃん…」
澪「……」
517: 2009/07/14(火) 18:13:45.10 ID:5XSj4a8LO
律「だからこれで終わり!終ー了!
梓、唯に告白したかったらどんどんしろよな?」
梓「え…そ、そんな…」
澪「…じゃあ律、唯の気持ちはどうなるんだ?」
紬「そうよ!唯ちゃんはりっちゃんのこと好きだって言ってたじゃない!」
律「そ、それは…あ、あいつも案外、わかったよりっちゃん!とか言っちゃうんじゃないかな?」
紬「りっちゃん…」
梓、唯に告白したかったらどんどんしろよな?」
梓「え…そ、そんな…」
澪「…じゃあ律、唯の気持ちはどうなるんだ?」
紬「そうよ!唯ちゃんはりっちゃんのこと好きだって言ってたじゃない!」
律「そ、それは…あ、あいつも案外、わかったよりっちゃん!とか言っちゃうんじゃないかな?」
紬「りっちゃん…」
519: 2009/07/14(火) 18:19:39.55 ID:5XSj4a8LO
澪「…そうか」
紬「み、澪ちゃん?」
澪「お前は本当にそれでいいんだな?」
律「いいよ?じゃあ唯に言ってくるわ」
澪「いや、私が言ってくる」
律「え?で、でも」
澪「恋愛、ダルくなったんだろ?じゃあ別れるって言うのもダルいんだよな」
律「う…」
紬「み、澪ちゃん?」
澪「お前は本当にそれでいいんだな?」
律「いいよ?じゃあ唯に言ってくるわ」
澪「いや、私が言ってくる」
律「え?で、でも」
澪「恋愛、ダルくなったんだろ?じゃあ別れるって言うのもダルいんだよな」
律「う…」
522: 2009/07/14(火) 18:24:50.67 ID:5XSj4a8LO
律「…あ、ああ!そうだな!ダルいわ!じゃあ頼む!」
澪「わかった…ムギ、梓も…一緒に行こう」
紬「で、でも…」
梓「先輩…私…」
澪「いいんだよ、律が決めたことだ…じゃあな律、行ってくる」
律「お、おお!」
澪「…律」
律「なんだ?」
澪「お前…バカだよ」
バタン
律「……」
澪「わかった…ムギ、梓も…一緒に行こう」
紬「で、でも…」
梓「先輩…私…」
澪「いいんだよ、律が決めたことだ…じゃあな律、行ってくる」
律「お、おお!」
澪「…律」
律「なんだ?」
澪「お前…バカだよ」
バタン
律「……」
525: 2009/07/14(火) 18:30:10.47 ID:5XSj4a8LO
律「なんだよ澪…バカって!ひどいヤツだなあ!」
律「……」
律「ど…ドラムやるかな!ストレス発散!」
ドダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダン!
律「はぁ…はぁ…つ、疲れる…最近、練習に身が入ってなかったからなあ…」
律「……」
律「ど…ドラムやるかな!ストレス発散!」
ドダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダン!
律「はぁ…はぁ…つ、疲れる…最近、練習に身が入ってなかったからなあ…」
530: 2009/07/14(火) 18:36:24.01 ID:5XSj4a8LO
(りっちゃんのドラム、すごく元気で楽しかったよ!私りっちゃんのドラム大好き!)
律「唯……」
律(しょうがないだろ…梓は唯のことが好きで…澪やムギにだって色々迷惑かけちゃうし…)
律「だから…だから…」
律(諦めるのか…?唯のことを…?今さら?)
律「くそっ…どうすりゃいいんだよ…この苦しみをどうすりゃいい…?」
律「唯……」
律(しょうがないだろ…梓は唯のことが好きで…澪やムギにだって色々迷惑かけちゃうし…)
律「だから…だから…」
律(諦めるのか…?唯のことを…?今さら?)
律「くそっ…どうすりゃいいんだよ…この苦しみをどうすりゃいい…?」
533: 2009/07/14(火) 18:41:21.41 ID:5XSj4a8LO
教室
唯「……」
澪「唯…」
紬「ずっとこうしてたのね…」
梓「唯先輩…私…あんなことしてすみませんでした!」
唯「……」
梓「先輩?」
澪「おい…唯?」
唯「……」
澪「唯…」
紬「ずっとこうしてたのね…」
梓「唯先輩…私…あんなことしてすみませんでした!」
唯「……」
梓「先輩?」
澪「おい…唯?」
539: 2009/07/14(火) 18:46:31.02 ID:5XSj4a8LO
唯「ぐー…」
澪「ね、寝てる…」
紬「唯ちゃんったら…」
梓「唯先輩…ごめんなさい」
唯「う~ん…りっちゃあん…大好き…だよ…」
澪「……」
紬「唯ちゃん…やっぱり…」
梓「やっぱり私、律先輩には勝てないです…」
澪「ね、寝てる…」
紬「唯ちゃんったら…」
梓「唯先輩…ごめんなさい」
唯「う~ん…りっちゃあん…大好き…だよ…」
澪「……」
紬「唯ちゃん…やっぱり…」
梓「やっぱり私、律先輩には勝てないです…」
543: 2009/07/14(火) 18:53:54.47 ID:5XSj4a8LO
澪「唯、起きろ、唯?」
唯「むにゃむにゃ…あ、澪ちゃん…ムギちゃん…あずにゃん…」
梓「先輩!私、本当にすみませんでした!私、唯先輩の気持ちも考えないで…」
唯「あずにゃ~ん…いいんだよもう…」
梓「先輩…」
紬「唯ちゃん…」
澪「唯、お前の気持ちを聞きたいんだけど、いいか?」
唯「むにゃむにゃ…あ、澪ちゃん…ムギちゃん…あずにゃん…」
梓「先輩!私、本当にすみませんでした!私、唯先輩の気持ちも考えないで…」
唯「あずにゃ~ん…いいんだよもう…」
梓「先輩…」
紬「唯ちゃん…」
澪「唯、お前の気持ちを聞きたいんだけど、いいか?」
545: 2009/07/14(火) 18:59:19.84 ID:5XSj4a8LO
澪「お前、今まで通りに律と付き合いたいか?」
唯「……」
紬「どうなの?唯ちゃん」
唯「私はもちろんりっちゃんともっと一緒にいたいよ?
でも…りっちゃんはきっと怒ってるよ…だから、私はりっちゃんとお別れする」
澪(唯まで…そういう方法をとるのか…)
唯「……」
紬「どうなの?唯ちゃん」
唯「私はもちろんりっちゃんともっと一緒にいたいよ?
でも…りっちゃんはきっと怒ってるよ…だから、私はりっちゃんとお別れする」
澪(唯まで…そういう方法をとるのか…)
551: 2009/07/14(火) 19:08:25.01 ID:5XSj4a8LO
梓「そ、それは私のせいなんです!律先輩は怒ってません!」
紬「そうよ唯ちゃん!りっちゃんは…」
唯「皆は悪くない…でも、私やっぱりりっちゃんと一緒にはいられないよ…
私がこんなんじゃ、りっちゃんが辛い時とか悲しい時、支えてあげられないから」
澪「唯…」
澪(律…お前はやっぱりバカだよ…こんな唯が…そんな軽くお前を諦めるわけないだろ…)
紬「そうよ唯ちゃん!りっちゃんは…」
唯「皆は悪くない…でも、私やっぱりりっちゃんと一緒にはいられないよ…
私がこんなんじゃ、りっちゃんが辛い時とか悲しい時、支えてあげられないから」
澪「唯…」
澪(律…お前はやっぱりバカだよ…こんな唯が…そんな軽くお前を諦めるわけないだろ…)
552: 2009/07/14(火) 19:16:17.23 ID:5XSj4a8LO
澪「…唯、実は律も…お前と別れたいって言ってるんだ」
紬「澪ちゃん!?」
梓「澪先輩…」
唯「そう…なんだ…あはは…やっぱり…」
澪「それを私たちが伝えに来たんだけどな…気が変わった。やっぱり律に直接言わせるよ」
唯「え?でも」
澪「唯、私たちはあいつをここに呼ぶから…待っててくれないか?」
唯「う、うん…」
紬「澪ちゃん!?」
梓「澪先輩…」
唯「そう…なんだ…あはは…やっぱり…」
澪「それを私たちが伝えに来たんだけどな…気が変わった。やっぱり律に直接言わせるよ」
唯「え?でも」
澪「唯、私たちはあいつをここに呼ぶから…待っててくれないか?」
唯「う、うん…」
555: 2009/07/14(火) 19:24:24.82 ID:5XSj4a8LO
律「…なんだよ」
澪『もしもし律か?急に気が変わった。やっぱり自分で言え』
律「は?な、なんだよそれ…」
澪『何でもいい。とにかく唯が待ってる。教室に行けよ?じゃあ私たちは帰る』
律「ま、待てよ澪!」
澪『あと…お前はバカだけど絶対人を幸せにできるバカだ。だから…もう逃げるなよ』
律「お…おい…なんだよ…それ…」
澪『もしもし律か?急に気が変わった。やっぱり自分で言え』
律「は?な、なんだよそれ…」
澪『何でもいい。とにかく唯が待ってる。教室に行けよ?じゃあ私たちは帰る』
律「ま、待てよ澪!」
澪『あと…お前はバカだけど絶対人を幸せにできるバカだ。だから…もう逃げるなよ』
律「お…おい…なんだよ…それ…」
557: 2009/07/14(火) 19:29:56.85 ID:5XSj4a8LO
律(どうしよう…でも、やっぱり…怖いんだよ…唯に、どんな顔して会えば…)
律「…ごめん唯、みんな…私はやっぱり弱いんだ…」
律「唯にはメールでいいよな…結局、伝えることは同じだし…
唯だって、今さら私になんて…」
律(さよなら、私の恋…短い間だったけど、楽しかった…)
律「…ごめん唯、みんな…私はやっぱり弱いんだ…」
律「唯にはメールでいいよな…結局、伝えることは同じだし…
唯だって、今さら私になんて…」
律(さよなら、私の恋…短い間だったけど、楽しかった…)
561: 2009/07/14(火) 19:38:15.89 ID:5XSj4a8LO
バタン!
さわ子「あああああああちぃ!ムギちゃん!アイスティー!」
律「さっ…さわちゃん!?」
さわ子「あら…?皆は?お菓子は?アイスティーは?」
律「今日はもう皆帰ったよ…お菓子もなし」
さわ子「そんなぁ~…また…?あ、ところでりっちゃん、一人でなにしてんの?」
律「べ…別に」
さわ子「あああああああちぃ!ムギちゃん!アイスティー!」
律「さっ…さわちゃん!?」
さわ子「あら…?皆は?お菓子は?アイスティーは?」
律「今日はもう皆帰ったよ…お菓子もなし」
さわ子「そんなぁ~…また…?あ、ところでりっちゃん、一人でなにしてんの?」
律「べ…別に」
562: 2009/07/14(火) 19:42:04.40 ID:5XSj4a8LO
さわ子「あ、そういえばりっちゃん、聞いたわよぉ~?唯ちゃんと付き合ってるんですって?」
律「…もう別れるよ。今からメールするんだ」
さわ子「え?嘘!なんで!?」
律「だってさ…間違いなんだよ…私たちが付き合うのは」
さわ子「どうして?」
律「…もう別れるよ。今からメールするんだ」
さわ子「え?嘘!なんで!?」
律「だってさ…間違いなんだよ…私たちが付き合うのは」
さわ子「どうして?」
565: 2009/07/14(火) 19:48:46.79 ID:5XSj4a8LO
律「だってあいつ…ボーッとしてて、優しくて、あったかくて、手が小さくて柔らかくて…」
さわ子「りっちゃん…」
律「いい匂いがして、くちびるが柔らかくて、いつも笑いかけてくれて…私、そんな唯なんかもう…」
さわ子「……」
律「もう…もう…」
さわ子「私は帰るわね?りっちゃん」
律「……」
さわ子「…あとは頑張んなさいよ?」
律「……」
さわ子「りっちゃん…」
律「いい匂いがして、くちびるが柔らかくて、いつも笑いかけてくれて…私、そんな唯なんかもう…」
さわ子「……」
律「もう…もう…」
さわ子「私は帰るわね?りっちゃん」
律「……」
さわ子「…あとは頑張んなさいよ?」
律「……」
571: 2009/07/14(火) 19:57:26.15 ID:5XSj4a8LO
唯(りっちゃん、ホントに来るのかなあ…もう暗くなってきた…)
唯「もう帰ろう…帰って…りっちゃんのことももう忘れよう…」
唯(憂、今日もアイス用意してくれたかな…)
唯「ばいばい…りっちゃん…」
唯「もう帰ろう…帰って…りっちゃんのことももう忘れよう…」
唯(憂、今日もアイス用意してくれたかな…)
唯「ばいばい…りっちゃん…」
574: 2009/07/14(火) 20:01:25.22 ID:5XSj4a8LO
ドンッ!ギュッ!ゴン!
唯「いっ…いたい!だ、誰?」
律「ゆ…唯…」
唯「りっちゃん…?もう、いきなり抱きつかないでよ?」
律「わ、私…お前に言うことがあって来たんだ」
唯「…お別れ…するんだよね?りっちゃん」
律「……」
唯「いっ…いたい!だ、誰?」
律「ゆ…唯…」
唯「りっちゃん…?もう、いきなり抱きつかないでよ?」
律「わ、私…お前に言うことがあって来たんだ」
唯「…お別れ…するんだよね?りっちゃん」
律「……」
576: 2009/07/14(火) 20:06:35.25 ID:5XSj4a8LO
唯「私…やっぱりりっちゃんを幸せにはできないんだよ…
二人でいて私が幸せでも、りっちゃんは幸せになれないんだよ」
律「……」
唯「だから…お別れしていつもの軽音部の仲間に戻ろう?友達に戻ろう?りっちゃん」
律「ああ…そうだな…別れよう」
二人でいて私が幸せでも、りっちゃんは幸せになれないんだよ」
律「……」
唯「だから…お別れしていつもの軽音部の仲間に戻ろう?友達に戻ろう?りっちゃん」
律「ああ…そうだな…別れよう」
580: 2009/07/14(火) 20:13:13.16 ID:5XSj4a8LO
唯「じゃ、じゃあ…もう離して?」
律「離さない」
唯「え?ど、どうして?もうお別れするんでしょ?」
律「確かに別れる。そんで、もう一回告白させてくれ」
唯「え…りっちゃん、だから私と一緒にいてもりっちゃんは…」
律「なあ、唯?」
律「離さない」
唯「え?ど、どうして?もうお別れするんでしょ?」
律「確かに別れる。そんで、もう一回告白させてくれ」
唯「え…りっちゃん、だから私と一緒にいてもりっちゃんは…」
律「なあ、唯?」
586: 2009/07/14(火) 20:19:21.55 ID:5XSj4a8LO
律「唯はさ、二人でいても幸せになれないって言ったけど…それは違うんだよ」
唯「え…?」
律「私は…お前のことが大好きなんだよ。一日中顔を見てても飽きないくらいに」
唯「で、でも」
律「だから私は…お前がそばにいてくれるだけで、それだけで幸せなんだ」
唯「り…りっちゃん…」
唯「え…?」
律「私は…お前のことが大好きなんだよ。一日中顔を見てても飽きないくらいに」
唯「で、でも」
律「だから私は…お前がそばにいてくれるだけで、それだけで幸せなんだ」
唯「り…りっちゃん…」
594: 2009/07/14(火) 20:25:36.11 ID:5XSj4a8LO
唯「だ…だけど…それでもりっちゃんが辛い時とか悲しい時は絶対くるよ…
その時にりっちゃんを支えてあげる自信、私にはないよ…」
律「唯?私、もしそういう時が来ても、全体重支えてもらおうだなんて思ってないぞ?」
唯「え…?」
律「辛い時とか悲しい時は…二人で一緒に支え合えばいいんだ。
今は無理でも、そうなれるように一緒に強くなろうぜ?」
唯「り…りっちゃん…」
その時にりっちゃんを支えてあげる自信、私にはないよ…」
律「唯?私、もしそういう時が来ても、全体重支えてもらおうだなんて思ってないぞ?」
唯「え…?」
律「辛い時とか悲しい時は…二人で一緒に支え合えばいいんだ。
今は無理でも、そうなれるように一緒に強くなろうぜ?」
唯「り…りっちゃん…」
599: 2009/07/14(火) 20:32:22.29 ID:5XSj4a8LO
律「だから…改めて言うな?」
唯「ま、待ってりっちゃん…今度は私もちゃんと言う…」
律「ああ、でも私から言わせてくれないか?どうしても先に言いたいんだ」
唯「う…うん。どうぞ」
律「唯、大好きだ。これからはどんなことがあっても、絶対離さない。
だから…私の恋人になってくれ」
唯「ま、待ってりっちゃん…今度は私もちゃんと言う…」
律「ああ、でも私から言わせてくれないか?どうしても先に言いたいんだ」
唯「う…うん。どうぞ」
律「唯、大好きだ。これからはどんなことがあっても、絶対離さない。
だから…私の恋人になってくれ」
602: 2009/07/14(火) 20:38:36.59 ID:5XSj4a8LO
唯「あ、ありがとうりっちゃん…」
律「ああ、次は唯の番だぞ?」
唯「り…りっちゃん…あ、あのね…?私、ふらふらしちゃうこともあるけど…」
律「うん」
唯「絶対、絶対絶対りっちゃんのことを好きでいるから…
私と、ずっと一緒にいてくだひゃい」
律「プッ…肝心なとこで噛むなよ…」
唯「あ…しまった…」
律「ああ、次は唯の番だぞ?」
唯「り…りっちゃん…あ、あのね…?私、ふらふらしちゃうこともあるけど…」
律「うん」
唯「絶対、絶対絶対りっちゃんのことを好きでいるから…
私と、ずっと一緒にいてくだひゃい」
律「プッ…肝心なとこで噛むなよ…」
唯「あ…しまった…」
612: 2009/07/14(火) 20:48:36.91 ID:5XSj4a8LO
律「改めてよろしくな、唯」
唯「うん。よろしくね、りっちゃん」
律「じゃあ…」
唯「り、りっちゃん、でも私…」
律「梓とキスしたこと、まだ気にしてるのか?大丈夫だよ。
私は気にしてないし、あれは事故みたいなもんだろ?
今はただ、幸せなキスをすればいいんだよ」
唯「りっちゃん…ありがとう。私りっちゃんのこと、大好き」
律「私も唯のこと、大好きだよ」
チュ…
唯「うん。よろしくね、りっちゃん」
律「じゃあ…」
唯「り、りっちゃん、でも私…」
律「梓とキスしたこと、まだ気にしてるのか?大丈夫だよ。
私は気にしてないし、あれは事故みたいなもんだろ?
今はただ、幸せなキスをすればいいんだよ」
唯「りっちゃん…ありがとう。私りっちゃんのこと、大好き」
律「私も唯のこと、大好きだよ」
チュ…
617: 2009/07/14(火) 21:00:41.22 ID:5XSj4a8LO
律「…なあ唯」
唯「なに?りっちゃん」
律「お前は…梓に体とか触られて…嫌だったのか?」
唯「…あずにゃんだから嫌だってわけじゃなくて…
あの時の私とあずにゃんは、気持ちが通じてなかったから…」
律「私にされるのは…嫌か?」
唯「嫌じゃ…ないよ?今の私とりっちゃんは…同じ気持ちだと思うから」
唯「なに?りっちゃん」
律「お前は…梓に体とか触られて…嫌だったのか?」
唯「…あずにゃんだから嫌だってわけじゃなくて…
あの時の私とあずにゃんは、気持ちが通じてなかったから…」
律「私にされるのは…嫌か?」
唯「嫌じゃ…ないよ?今の私とりっちゃんは…同じ気持ちだと思うから」
619: 2009/07/14(火) 21:06:39.05 ID:5XSj4a8LO
律「私は…唯のことをもっと知りたい…唯の温かさを知りたい…いいか?唯」
唯「うん…いいよ。私も、りっちゃんのことをもっと知りたいから」
律「ありがとう…唯」
唯「うん…私こそありがとう。りっちゃん」
唯「うん…いいよ。私も、りっちゃんのことをもっと知りたいから」
律「ありがとう…唯」
唯「うん…私こそありがとう。りっちゃん」
629: 2009/07/14(火) 21:16:17.51 ID:5XSj4a8LO
律「唯…?大丈夫か…?」
唯「うん…ちょっと肌寒いけど…りっちゃん、すごくあったかいよ?」
律「そ、そうか?…唯の胸も…すごくあったかい…」
唯「りっちゃん、くすぐったいよ…スリスリしないで?」
律「へへースリスリー♪」
唯「きゃはは…もうりっちゃんたらぁ!」
唯「うん…ちょっと肌寒いけど…りっちゃん、すごくあったかいよ?」
律「そ、そうか?…唯の胸も…すごくあったかい…」
唯「りっちゃん、くすぐったいよ…スリスリしないで?」
律「へへースリスリー♪」
唯「きゃはは…もうりっちゃんたらぁ!」
639: 2009/07/14(火) 21:23:29.01 ID:5XSj4a8LO
コツコツ…
律「あ…誰かくる…早く帰るぞ唯!」
唯「う、うん!あ、服着なきゃ…」
コツコツ…
律「あーヤバい、じゃあ走るぞ唯!」
唯「ふええ、疲れるう…」
律「あ…誰かくる…早く帰るぞ唯!」
唯「う、うん!あ、服着なきゃ…」
コツコツ…
律「あーヤバい、じゃあ走るぞ唯!」
唯「ふええ、疲れるう…」
641: 2009/07/14(火) 21:25:26.22 ID:5XSj4a8LO
唯「ただいまー憂」
憂「おかえり!お姉ちゃん遅かったね…あのね?今日梓ちゃんが変なこと言ってたんだけど…」
唯「それなら大丈夫だよ憂♪全部大丈夫…うう、お腹空いちゃった!ご飯にしてー」
憂「うん!」
憂(少し気になるけど…お姉ちゃん、幸せそうだからいいよね)
憂「おかえり!お姉ちゃん遅かったね…あのね?今日梓ちゃんが変なこと言ってたんだけど…」
唯「それなら大丈夫だよ憂♪全部大丈夫…うう、お腹空いちゃった!ご飯にしてー」
憂「うん!」
憂(少し気になるけど…お姉ちゃん、幸せそうだからいいよね)
645: 2009/07/14(火) 21:30:30.01 ID:5XSj4a8LO
律「たっだいまー」
聡「姉ちゃん!今日おやつにホットケーキ作るって言ってたのはどうなったんだよ!」
律「あ…忘れてた…」
聡「まあいいよ…もう夕飯だし」
律「いや!作ってやる!今の私は機嫌がいいからな!」
聡「いやいいって!ていうかニヤニヤすんなよ気持ちわりい!」
聡「姉ちゃん!今日おやつにホットケーキ作るって言ってたのはどうなったんだよ!」
律「あ…忘れてた…」
聡「まあいいよ…もう夕飯だし」
律「いや!作ってやる!今の私は機嫌がいいからな!」
聡「いやいいって!ていうかニヤニヤすんなよ気持ちわりい!」
646: 2009/07/14(火) 21:34:23.73 ID:5XSj4a8LO
翌日
梓(昨日はあれからどうなったんだろう…唯先輩と律先輩、大丈夫かな…)
ガチャ
梓「こんにち…」
ガバッ
唯「あずにゃああん!今日もかわいい~」
梓「な、な、な…」
梓(昨日はあれからどうなったんだろう…唯先輩と律先輩、大丈夫かな…)
ガチャ
梓「こんにち…」
ガバッ
唯「あずにゃああん!今日もかわいい~」
梓「な、な、な…」
648: 2009/07/14(火) 21:39:33.27 ID:5XSj4a8LO
澪「あ、おっす梓」
紬「こんにちは梓ちゃん!」
梓「ちょ、ちょっと…どういうことですか一体!」
律「ふふ…私と唯の絆は揺るがないからな…梓が入り込む余地はない!
だから別にくっついても問題なし!」
唯「あ~ずにゃ~ん~私のことをそこまで好きだったなんて~」
梓「や、やっぱり離れてください!暑苦しいです!」
紬「こんにちは梓ちゃん!」
梓「ちょ、ちょっと…どういうことですか一体!」
律「ふふ…私と唯の絆は揺るがないからな…梓が入り込む余地はない!
だから別にくっついても問題なし!」
唯「あ~ずにゃ~ん~私のことをそこまで好きだったなんて~」
梓「や、やっぱり離れてください!暑苦しいです!」
652: 2009/07/14(火) 21:43:25.38 ID:5XSj4a8LO
澪「ま、そういうことだし…ちゃんと仲直りできたみたいだから」
紬「これで一件落着ね!」
梓「そ…そうですね…」
唯「りっちゃ~ん、あずにゃんがいじめる~」
律「よし、私が作ったホットケーキを食べて元気出せ!」ガサゴソ
紬「これで一件落着ね!」
梓「そ…そうですね…」
唯「りっちゃ~ん、あずにゃんがいじめる~」
律「よし、私が作ったホットケーキを食べて元気出せ!」ガサゴソ
657: 2009/07/14(火) 21:51:43.21 ID:5XSj4a8LO
律「ほれ唯、あーん♪」
唯「あーん…もぐもぐ…うまい!」
律「お、そうか?じゃあまだまだ食べろ!」
澪「おーい二人とも!練習するぞ!」
唯「あ、わかった…りっちゃん、手をつないでいこ!」
律「いや、2、3メートルだけどな…けどまあ、いいぞ!」
ギュッ
律(唯…大好きだからな…この手は絶対に、離さないからな…)
おわり
唯「あーん…もぐもぐ…うまい!」
律「お、そうか?じゃあまだまだ食べろ!」
澪「おーい二人とも!練習するぞ!」
唯「あ、わかった…りっちゃん、手をつないでいこ!」
律「いや、2、3メートルだけどな…けどまあ、いいぞ!」
ギュッ
律(唯…大好きだからな…この手は絶対に、離さないからな…)
おわり
659: 2009/07/14(火) 21:52:47.60 ID:fXxud+F+0
乙
660: 2009/07/14(火) 21:53:01.61 ID:7bAvRpaq0
乙
完膚なきまでに乙
完膚なきまでに乙
673: 2009/07/14(火) 21:57:17.67 ID:5XSj4a8LO
読んでくれてありがとうございます
長くてすいません
ここまで長いSS書いたのは久しぶりで疲れた…
長くてすいません
ここまで長いSS書いたのは久しぶりで疲れた…
675: 2009/07/14(火) 22:00:27.59 ID:5XSj4a8LO
>>668
(;゚д゚)ムリデス
(;゚д゚)ムリデス
684: 2009/07/14(火) 22:14:22.52 ID:5XSj4a8LO
>>681
大迷惑からとりました
反応にニヤニヤしてたww
大迷惑からとりました
反応にニヤニヤしてたww
711: 2009/07/15(水) 00:57:42.76 ID:dP0vEEIiO
>>1です
まだ残ってたか
>>709
もう大きな動きは考えてないから番外編みたいな感じになっちゃうけど…それでもよければ…
まだ残ってたか
>>709
もう大きな動きは考えてないから番外編みたいな感じになっちゃうけど…それでもよければ…
716: 2009/07/15(水) 01:10:02.03 ID:dP0vEEIiO
澪「おい律、合宿のことだけど!行きたいところ早く決めないとだぞ?」
律「あ…色々あって忘れてたな…唯、行きたいとこあるか?」
唯「うーん…やっぱり海!」
律「海か!水着姿…悪くないな!」
梓「あの、くれぐれも練習するんですからね?」
澪「じゃあ海でいいか…ムギ、また別荘頼めるか?」
紬「もちろん!今年も楽しそうね♪」
律「あ…色々あって忘れてたな…唯、行きたいとこあるか?」
唯「うーん…やっぱり海!」
律「海か!水着姿…悪くないな!」
梓「あの、くれぐれも練習するんですからね?」
澪「じゃあ海でいいか…ムギ、また別荘頼めるか?」
紬「もちろん!今年も楽しそうね♪」
717: 2009/07/15(水) 01:16:55.95 ID:dP0vEEIiO
律「水着かあ…まじまじと見たことはなかったから、楽しみだぜ唯~」
唯「うん!私もりっちゃんと楽しみたいよ!」
律「ゆ、ゆい~かわいいなぁもう!」
梓「相変わらずバカップルですねえ」
紬「でもそこがいいのよ!」
澪「はは…まともに練習できるのかな…」
唯「うん!私もりっちゃんと楽しみたいよ!」
律「ゆ、ゆい~かわいいなぁもう!」
梓「相変わらずバカップルですねえ」
紬「でもそこがいいのよ!」
澪「はは…まともに練習できるのかな…」
720: 2009/07/15(水) 01:22:34.62 ID:dP0vEEIiO
当日
律「ここが別荘か…なんか、また一段と…」
唯「すごいねえ…」
紬「ごめんなさい、だいたい中くらいの大きさなんだけど…」
澪「これで中くらい!?」
梓「…ムギ先輩にとっての大きい別荘ってどんなレベルなんですか?」
さわ子「ホントよね!どんなボンボンよ!」
律「ここが別荘か…なんか、また一段と…」
唯「すごいねえ…」
紬「ごめんなさい、だいたい中くらいの大きさなんだけど…」
澪「これで中くらい!?」
梓「…ムギ先輩にとっての大きい別荘ってどんなレベルなんですか?」
さわ子「ホントよね!どんなボンボンよ!」
722: 2009/07/15(水) 01:26:10.20 ID:dP0vEEIiO
律「て、さわちゃん!?誰が誘ったんだよ!?」
さわ子「あら誘う気なかったの?ひどいわりっちゃん!」
唯「さわちゃん誘ったの私だよ?」
律「な、なんで…」
唯「だって大勢の方が楽しいじゃん!」
律「そ、そりゃ…まあ…」
律(唯のバカ…人数が増えたら、その分唯と二人きりになるチャンスが減るじゃないか…)
さわ子「あら誘う気なかったの?ひどいわりっちゃん!」
唯「さわちゃん誘ったの私だよ?」
律「な、なんで…」
唯「だって大勢の方が楽しいじゃん!」
律「そ、そりゃ…まあ…」
律(唯のバカ…人数が増えたら、その分唯と二人きりになるチャンスが減るじゃないか…)
724: 2009/07/15(水) 01:31:58.60 ID:dP0vEEIiO
澪「えっと部屋は二人部屋か…割り振りどうする?」
律「当然私と唯は一緒の部屋な!」
紬「まぁ…りっちゃんたら大胆ね!」
梓「律先輩、フケツです…」
律「べ、別に変な意味はないぞ!」
さわ子「あら…ホントにそうかしら…?」
律「当然私と唯は一緒の部屋な!」
紬「まぁ…りっちゃんたら大胆ね!」
梓「律先輩、フケツです…」
律「べ、別に変な意味はないぞ!」
さわ子「あら…ホントにそうかしら…?」
725: 2009/07/15(水) 01:37:28.14 ID:dP0vEEIiO
律「ど…どういう意味だよ?」
さわ子「放課後の教室…二人だけの花園…裸の…」
ガツン!
さわ子「うぐ……」
律「わ、忘れろさわちゃん!」
唯「ありゃ、あの時のはさわちゃんだったんだね」
澪「なんだ?なんの話だ?」
梓「なんかヒワイです律先輩…」
紬「まさかそこまで進んでるなんて…ゴクリ」
さわ子「放課後の教室…二人だけの花園…裸の…」
ガツン!
さわ子「うぐ……」
律「わ、忘れろさわちゃん!」
唯「ありゃ、あの時のはさわちゃんだったんだね」
澪「なんだ?なんの話だ?」
梓「なんかヒワイです律先輩…」
紬「まさかそこまで進んでるなんて…ゴクリ」
726: 2009/07/15(水) 01:41:21.34 ID:dP0vEEIiO
唯「じゃあ気を取り直して、海に行こうか!」
律「あ、ああ!行こう行こう!」
澪「練習…行っても聞かないよな…」
梓「やっぱりこうなるんですね…」
律「あ、ああ!行こう行こう!」
澪「練習…行っても聞かないよな…」
梓「やっぱりこうなるんですね…」
727: 2009/07/15(水) 01:47:44.60 ID:dP0vEEIiO
律「なあ澪、私の水着、似合ってるか?」
澪「似合ってるんじゃないか?若干キワドイ気がするが」
律「だ、だって唯に見てもらいたいから…キワドイ方が喜んでくれるかと…」
澪「はいはい…」
唯「りっちゃーん!みんな!お待たせ!」
澪「似合ってるんじゃないか?若干キワドイ気がするが」
律「だ、だって唯に見てもらいたいから…キワドイ方が喜んでくれるかと…」
澪「はいはい…」
唯「りっちゃーん!みんな!お待たせ!」
729: 2009/07/15(水) 01:54:57.82 ID:dP0vEEIiO
律「ゆ…ゆい…」
唯「えへへ…トロピカルな感じでしょ!」
澪「へえ、唯らしくていいんじゃないか?」
紬「りっちゃんのために選んだのよね?」
唯「う、うん…りっちゃん、似合う?」
律「そ…そりゃ…超絶似合ってるよ!ものすごくかわいい…」
律(ていうか私のために選んだとか…お前は私を頃す気か…)
唯「えへへ…トロピカルな感じでしょ!」
澪「へえ、唯らしくていいんじゃないか?」
紬「りっちゃんのために選んだのよね?」
唯「う、うん…りっちゃん、似合う?」
律「そ…そりゃ…超絶似合ってるよ!ものすごくかわいい…」
律(ていうか私のために選んだとか…お前は私を頃す気か…)
730: 2009/07/15(水) 02:00:06.29 ID:dP0vEEIiO
唯「えへへ、ありがとう!りっちゃんもかわいいよ!」
律「あ…ありがとう唯!じゃあ遊ぶか!」
唯「うん!」
梓「あ、あの唯先輩!」
唯「へ?なに?」
梓「私の水着はどうですか?似合いますか?」
律「な!あ、梓!?」
律「あ…ありがとう唯!じゃあ遊ぶか!」
唯「うん!」
梓「あ、あの唯先輩!」
唯「へ?なに?」
梓「私の水着はどうですか?似合いますか?」
律「な!あ、梓!?」
732: 2009/07/15(水) 02:07:43.08 ID:dP0vEEIiO
唯「うん!あずにゃんもかわいいよ?」
梓「ほ、ホントですか?ありがとうございます!」
律「お、おい梓、どういうつもりだよ!?」
梓「安心してください律先輩、深い意味はありません」
律「く…」
律(唯め…私以外に軽々しくかわいいとか言うなよ…)
梓「ほ、ホントですか?ありがとうございます!」
律「お、おい梓、どういうつもりだよ!?」
梓「安心してください律先輩、深い意味はありません」
律「く…」
律(唯め…私以外に軽々しくかわいいとか言うなよ…)
734: 2009/07/15(水) 02:13:50.64 ID:dP0vEEIiO
唯「ムギちゃんいっくよー!そーれ!」ポーン
紬「わー♪」
梓「先輩どこ投げてるんですか!」
律「……」
澪「どうした律、せっかくの海なのに唯と遊ばないのか?」
律「なあ澪…唯は私に何を求めてるのかな…?」
紬「わー♪」
梓「先輩どこ投げてるんですか!」
律「……」
澪「どうした律、せっかくの海なのに唯と遊ばないのか?」
律「なあ澪…唯は私に何を求めてるのかな…?」
735: 2009/07/15(水) 02:21:01.76 ID:dP0vEEIiO
澪「なにって…」
律「あいつが私を好きなのはわかってるんだけど…なにかいまいち熱い情熱を感じないんだよ」
さわ子「倦怠期ね!」
澪「先生!またいきなり出た!」
律「け、倦怠期って!?」
さわ子「きっと唯ちゃんはりっちゃんといるのが当たり前になったから、
刺激を感じなくなっちゃったのよ!」
律「あいつが私を好きなのはわかってるんだけど…なにかいまいち熱い情熱を感じないんだよ」
さわ子「倦怠期ね!」
澪「先生!またいきなり出た!」
律「け、倦怠期って!?」
さわ子「きっと唯ちゃんはりっちゃんといるのが当たり前になったから、
刺激を感じなくなっちゃったのよ!」
740: 2009/07/15(水) 02:34:06.69 ID:dP0vEEIiO
律「じゃ、じゃあどうすりゃいいんだ?」
さわ子「ああいう子は多少強引じゃなきゃダメなのよ!りっちゃん、もっとアクティブに!」
律「アクティブか…よしわかった!」
澪「もう勝手にやってろ…」
さわ子「ああいう子は多少強引じゃなきゃダメなのよ!りっちゃん、もっとアクティブに!」
律「アクティブか…よしわかった!」
澪「もう勝手にやってろ…」
741: 2009/07/15(水) 02:42:09.22 ID:dP0vEEIiO
律「なあ唯!」
唯「なあにりっちゃん?」
律「お、オイル塗ってやるから来いよ!」
唯「えーいいよー遊びたいし!」
梓「そうですよ律先輩…それに下心丸出しです」
律「しっ下心…」
唯「なあにりっちゃん?」
律「お、オイル塗ってやるから来いよ!」
唯「えーいいよー遊びたいし!」
梓「そうですよ律先輩…それに下心丸出しです」
律「しっ下心…」
742: 2009/07/15(水) 02:48:22.07 ID:dP0vEEIiO
夜
律(結局…唯とほとんど遊べなかったな…せっかく海に来たのに)
澪「律、今日のドラム、リズムぴったり合ってたぞ!調子よかったな!」
律「あはは…そうかい」
紬「じゃあお夕飯にしましょう?」
梓「あ、じゃあ皆で用意しましょう!」
唯「わーい!頑張ろう皆!」
律(唯…私といるより皆で過ごしたほうが楽しいのか…?)
律(結局…唯とほとんど遊べなかったな…せっかく海に来たのに)
澪「律、今日のドラム、リズムぴったり合ってたぞ!調子よかったな!」
律「あはは…そうかい」
紬「じゃあお夕飯にしましょう?」
梓「あ、じゃあ皆で用意しましょう!」
唯「わーい!頑張ろう皆!」
律(唯…私といるより皆で過ごしたほうが楽しいのか…?)
744: 2009/07/15(水) 02:57:12.10 ID:dP0vEEIiO
律「私ちょっと散歩してくる、すぐ帰るから」
澪「あ…ちょっとり…」
バタン
律「……ふう」
律(唯と付き合い始めて、そこそこ経つのに…唯は前とそんなに変わらないんだよなあ)
澪「あ…ちょっとり…」
バタン
律「……ふう」
律(唯と付き合い始めて、そこそこ経つのに…唯は前とそんなに変わらないんだよなあ)
746: 2009/07/15(水) 03:03:21.03 ID:dP0vEEIiO
律(そりゃ一緒にいる時間は増えたけど…好きだよ、とかあまり言わないし、
き、キスもなんだかんだあれからしてないし…)
律「け、倦怠期…唯のヤツこのままじゃ梓に傾いちゃったりして…そ、そんなの嫌だ…」
唯「何が嫌なの?りっちゃん」
律「うわ!!ゆ、唯!?」
き、キスもなんだかんだあれからしてないし…)
律「け、倦怠期…唯のヤツこのままじゃ梓に傾いちゃったりして…そ、そんなの嫌だ…」
唯「何が嫌なの?りっちゃん」
律「うわ!!ゆ、唯!?」
748: 2009/07/15(水) 03:09:50.79 ID:dP0vEEIiO
唯「えへーりっちゃんの後を追いかけてきちゃったー」
律「な、なんだ…もしかして私のことを心配して…?」
唯「あ、澪ちゃんが行けって言ってたからだよ?」
律「そ…そうか」
律(唯…嘘でも心配してきたって言ってくれよう…)
唯「あ、でもね?」
律「な、なんだ…もしかして私のことを心配して…?」
唯「あ、澪ちゃんが行けって言ってたからだよ?」
律「そ…そうか」
律(唯…嘘でも心配してきたって言ってくれよう…)
唯「あ、でもね?」
750: 2009/07/15(水) 03:17:55.08 ID:dP0vEEIiO
唯「私、なかなかりっちゃんと二人になれなかったから…今とってもうれしいよ?」
律「ゆ…唯…!」
唯「あ、ねえりっちゃん、私さ、りっちゃんと一緒にいれてうれしいんだけど…」
律「な、なんだ?」
唯「…最近、あんまり恋人っぽいことしてないよね…」
律「唯…お前…」
律「ゆ…唯…!」
唯「あ、ねえりっちゃん、私さ、りっちゃんと一緒にいれてうれしいんだけど…」
律「な、なんだ?」
唯「…最近、あんまり恋人っぽいことしてないよね…」
律「唯…お前…」
752: 2009/07/15(水) 03:24:41.70 ID:dP0vEEIiO
律「じゃ…じゃあもっとしよう!恋人らしいこと!」
唯「え…いいの?」
律「当たり前だ!ま、まずはなにやるんだ!?」
唯「でも…私がやりたいことやったら濡れちゃうよ…」
律「ぬ…ぬ…ぬれ…」
律(唯…お前は一体なにをするつもりなんだ…)
唯「え…いいの?」
律「当たり前だ!ま、まずはなにやるんだ!?」
唯「でも…私がやりたいことやったら濡れちゃうよ…」
律「ぬ…ぬ…ぬれ…」
律(唯…お前は一体なにをするつもりなんだ…)
754: 2009/07/15(水) 03:31:24.45 ID:dP0vEEIiO
唯「やっぱり海で恋人がやることときたら浅瀬で水かけ合いだよね!」
バシャバシャ
律「あはは…確かにな…あはは…」
律(まあ恋人らしいっちゃ恋人らしいか…唯も楽しそうだし…)
律「よっしゃ!おらおら!」バシャバシャバシャバシャ!
唯「りっちゃん冷たいよー!あはははは!」
バシャバシャ
律「あはは…確かにな…あはは…」
律(まあ恋人らしいっちゃ恋人らしいか…唯も楽しそうだし…)
律「よっしゃ!おらおら!」バシャバシャバシャバシャ!
唯「りっちゃん冷たいよー!あはははは!」
756: 2009/07/15(水) 03:36:46.88 ID:dP0vEEIiO
唯「ふう…そろそろ帰ろっか!夕飯も出来てるよ!」
律「ああ…そうだな」
律(もう終わりか…短かったな…)
唯「あ…そうだりっちゃん?」
律「ん?なんだ唯」
唯「久しぶりに…ちゅー!」
律「なっ…」
律「ああ…そうだな」
律(もう終わりか…短かったな…)
唯「あ…そうだりっちゃん?」
律「ん?なんだ唯」
唯「久しぶりに…ちゅー!」
律「なっ…」
757: 2009/07/15(水) 03:42:23.95 ID:dP0vEEIiO
唯「えへへ…りっちゃんのくちびる、相変わらず柔らかくっておいしい!」
律「な…な…い、いきなりすぎるぞ唯!もう一回だ!」
唯「えー♪どーしよっかなー?」
律「こら待て唯!もっとゆっくりじゃなきゃよく味わえないだろ!」
律(唯のヤツ…今日はとことん恋人やってやるからな!)
律「な…な…い、いきなりすぎるぞ唯!もう一回だ!」
唯「えー♪どーしよっかなー?」
律「こら待て唯!もっとゆっくりじゃなきゃよく味わえないだろ!」
律(唯のヤツ…今日はとことん恋人やってやるからな!)
790: 2009/07/15(水) 14:22:02.31 ID:dP0vEEIiO
こんにちは!
用事が一段落したので再開したいと思います
用事が一段落したので再開したいと思います
793: 2009/07/15(水) 14:29:31.72 ID:dP0vEEIiO
唯「ごめんみんな!遊んでたら遅くなっちゃった」
澪「どうだ律、二人きりで楽しめたか?」
律「澪…まあな…」
紬「さあ、夕飯にしましょう!」
唯「わーい!」
梓「ゆ、唯先輩、このスープ私が作ったんですけど…どうぞ!」
澪「どうだ律、二人きりで楽しめたか?」
律「澪…まあな…」
紬「さあ、夕飯にしましょう!」
唯「わーい!」
梓「ゆ、唯先輩、このスープ私が作ったんですけど…どうぞ!」
794: 2009/07/15(水) 14:35:14.50 ID:dP0vEEIiO
唯「あ、ありがとあずにゃ…」
律「唯!今日は私が食べさせてやるからな!ほれあーん!」
梓「な、なんですか律先輩…」
唯「い、いいよりっちゃん…私赤ちゃんじゃないんだから」
律「いいから!あーん!」
唯「あ、あーん…おいしい」
律「ホントか!よかったぜ!」
梓「だ、だから作ったのは私です!」
律「唯!今日は私が食べさせてやるからな!ほれあーん!」
梓「な、なんですか律先輩…」
唯「い、いいよりっちゃん…私赤ちゃんじゃないんだから」
律「いいから!あーん!」
唯「あ、あーん…おいしい」
律「ホントか!よかったぜ!」
梓「だ、だから作ったのは私です!」
796: 2009/07/15(水) 14:43:35.44 ID:dP0vEEIiO
唯「私ばっかり食べさせてもらうのは悪いよ!りっちゃんもあーんして?」
律「あ、あーん…ぱく…うまいぜ!」
唯「よかった!はいもう一口!」
澪「なんか恋人というよりホントに赤ちゃんの面倒見てるみたいだな…」
紬「そうねえ…もうお腹いっぱい…うふふ…」
梓「え、もうですか?」
さわ子「赤ちゃんプレイってヤツね…モグモグ」
律「あ、あーん…ぱく…うまいぜ!」
唯「よかった!はいもう一口!」
澪「なんか恋人というよりホントに赤ちゃんの面倒見てるみたいだな…」
紬「そうねえ…もうお腹いっぱい…うふふ…」
梓「え、もうですか?」
さわ子「赤ちゃんプレイってヤツね…モグモグ」
797: 2009/07/15(水) 14:54:43.65 ID:dP0vEEIiO
澪「じゃあみんなで風呂入るか…」
律「唯!か、体洗いっこしような!」
唯「うんいいよ?」
梓「唯先輩!私も背中流してあげます!」
律「梓!お前さっきから…」
梓「いいじゃないですか!後輩が先輩の背中を流すのって変ですか!?」
律「へ、変じゃないけど…」
律「唯!か、体洗いっこしような!」
唯「うんいいよ?」
梓「唯先輩!私も背中流してあげます!」
律「梓!お前さっきから…」
梓「いいじゃないですか!後輩が先輩の背中を流すのって変ですか!?」
律「へ、変じゃないけど…」
799: 2009/07/15(水) 15:05:59.17 ID:dP0vEEIiO
風呂場
律「唯!じゃあ背中を…!」
唯「どうしたのりっちゃん?」
律(ゆ、唯の裸…ま、まずい…)
律「や…やっぱり…梓が流してやれ…」
梓「え、いいんですか?じゃあ唯先輩、洗いましょう」
唯「う、うん…」
律「唯!じゃあ背中を…!」
唯「どうしたのりっちゃん?」
律(ゆ、唯の裸…ま、まずい…)
律「や…やっぱり…梓が流してやれ…」
梓「え、いいんですか?じゃあ唯先輩、洗いましょう」
唯「う、うん…」
800: 2009/07/15(水) 15:14:20.58 ID:dP0vEEIiO
澪「どうしたんだ律、前は普通だったのに」
律「だ、だって…変に意識しちゃって素肌なんて触れないんだよ…!それに」
律(あ…あの時のことを思い出しちゃってとてもじゃないけど直視できねえ…)
澪「それに?」
律「な、なんでもない!」
紬「りっちゃんかわいい♪」
さわ子「まったくウブねえ…あ、そうだ…」
律「だ、だって…変に意識しちゃって素肌なんて触れないんだよ…!それに」
律(あ…あの時のことを思い出しちゃってとてもじゃないけど直視できねえ…)
澪「それに?」
律「な、なんでもない!」
紬「りっちゃんかわいい♪」
さわ子「まったくウブねえ…あ、そうだ…」
802: 2009/07/15(水) 15:20:34.47 ID:dP0vEEIiO
梓「先輩、力加減大丈夫ですか?」
唯「うん、気持ちいいよ?」
梓(先輩の肌、すべすべで気持ちいいなあ…)
さわ子「あ~ず~さ~ちゃ~ん?」
梓「なっ…なんですか先生!」
さわ子「唯ちゃんとがった~い!」ドンッ
梓「あ、わ、きゃっ…」
唯「うん、気持ちいいよ?」
梓(先輩の肌、すべすべで気持ちいいなあ…)
さわ子「あ~ず~さ~ちゃ~ん?」
梓「なっ…なんですか先生!」
さわ子「唯ちゃんとがった~い!」ドンッ
梓「あ、わ、きゃっ…」
803: 2009/07/15(水) 15:27:32.05 ID:dP0vEEIiO
ピトッ
梓「ひゃっ!」
唯「あ、あずにゃん!?」
梓「す、すいませ…」
律「あ…!」
さわ子「うふふ~りっちゃんに見せつけ…」ガツン!
澪「さわちゃん…湯船に浮いてろ!」
梓「ひゃっ!」
唯「あ、あずにゃん!?」
梓「す、すいませ…」
律「あ…!」
さわ子「うふふ~りっちゃんに見せつけ…」ガツン!
澪「さわちゃん…湯船に浮いてろ!」
804: 2009/07/15(水) 15:28:28.68 ID:dP0vEEIiO
あ、澪はさわちゃんとは言わないな…
×さわちゃん
○先生
×さわちゃん
○先生
805: 2009/07/15(水) 15:38:04.36 ID:dP0vEEIiO
梓(せ、先輩の背中に…む、む…)
唯「あずにゃん、重いよう…」
梓「ご、ごごごめんなさい!」
唯「でもあずにゃん柔らかくって気持ちよかったあ~」
梓「そっ…そうですか?あはは…」
律「……」ガク
澪「あーまた…」
唯「あずにゃん、重いよう…」
梓「ご、ごごごめんなさい!」
唯「でもあずにゃん柔らかくって気持ちよかったあ~」
梓「そっ…そうですか?あはは…」
律「……」ガク
澪「あーまた…」
806: 2009/07/15(水) 15:45:50.26 ID:dP0vEEIiO
律「……」
澪「なあ律、あれは事故みたいなもんだし…」
紬「唯ちゃんだって深くは考えてないわよ!」
律「そ…そうかな…」
さわ子「でもわかんないわよ~?唯ちゃんだって梓ちゃんの感触を忘れられずに…」ガツン!
澪「ちょっと黙っててください!」
律「そ…そんなあ…」
澪「なあ律、あれは事故みたいなもんだし…」
紬「唯ちゃんだって深くは考えてないわよ!」
律「そ…そうかな…」
さわ子「でもわかんないわよ~?唯ちゃんだって梓ちゃんの感触を忘れられずに…」ガツン!
澪「ちょっと黙っててください!」
律「そ…そんなあ…」
808: 2009/07/15(水) 15:56:58.07 ID:dP0vEEIiO
律(梓も前に唯のこと好きとか言ってたし…
強引に押したら唯だって万が一ってことも…)
唯「はーお風呂気持ちよかった!」
梓「さっぱりしましたね」
澪「な、なあ唯、さっきのことなんだけど…」
律「私もう寝る…」
紬「え、りっちゃんもう寝るの?」
強引に押したら唯だって万が一ってことも…)
唯「はーお風呂気持ちよかった!」
梓「さっぱりしましたね」
澪「な、なあ唯、さっきのことなんだけど…」
律「私もう寝る…」
紬「え、りっちゃんもう寝るの?」
809: 2009/07/15(水) 16:09:17.55 ID:dP0vEEIiO
唯「りっちゃんまだ遊ぼうよう」
律「いやいいよ…なんか体調悪いし」
唯「そうなの?じゃあおやすみ…」
梓「唯先輩トランプやりましょう!」
唯「あ、うん!しちならべやろう!」
律(唯…お前は私のことホントに好きなのか?)
律「いやいいよ…なんか体調悪いし」
唯「そうなの?じゃあおやすみ…」
梓「唯先輩トランプやりましょう!」
唯「あ、うん!しちならべやろう!」
律(唯…お前は私のことホントに好きなのか?)
811: 2009/07/15(水) 16:15:20.46 ID:dP0vEEIiO
律「はー…」
律(もっとラブラブな展開期待してたのになあ…かえって不安になっただけじゃん…)
律「唯が帰ってこないうちに寝よう…」
ガチャ
唯「…りっちゃん?」
律(唯…?)
律(もっとラブラブな展開期待してたのになあ…かえって不安になっただけじゃん…)
律「唯が帰ってこないうちに寝よう…」
ガチャ
唯「…りっちゃん?」
律(唯…?)
813: 2009/07/15(水) 16:21:15.07 ID:dP0vEEIiO
律「…なんだよ、梓たちとトランプやるんじゃなかったのか?」
唯「そう思ったんだけど、りっちゃんがいないとなんか寂しいから…私も寝ることにしたの」
律(唯…)
律「な、なあ唯?風呂入ってるときにさ、その…梓がくっついたとき…どう思ったんだ?」
唯「えっと…あずにゃんすべすべで柔らかくって気持ちよかったよ~?」
律「そうなのか…」
唯「そう思ったんだけど、りっちゃんがいないとなんか寂しいから…私も寝ることにしたの」
律(唯…)
律「な、なあ唯?風呂入ってるときにさ、その…梓がくっついたとき…どう思ったんだ?」
唯「えっと…あずにゃんすべすべで柔らかくって気持ちよかったよ~?」
律「そうなのか…」
815: 2009/07/15(水) 16:28:32.01 ID:dP0vEEIiO
律「ほ、ホントにそれだけか?」
唯「それだけって?」
律「だ、だから…梓ともっといたいとか、梓がかわいいなあとか…」
唯「あずにゃんはかわいいけど?」
律「だ、だから!私じゃなくて梓のほうを好きになったんじゃないかってことだよ!」
唯「それだけって?」
律「だ、だから…梓ともっといたいとか、梓がかわいいなあとか…」
唯「あずにゃんはかわいいけど?」
律「だ、だから!私じゃなくて梓のほうを好きになったんじゃないかってことだよ!」
817: 2009/07/15(水) 16:36:35.66 ID:dP0vEEIiO
唯「あずにゃんはかわいいし好きだけど…りっちゃんのこと好きだよ?」
律「なあ唯…私に言う好きって、梓に言ってる好きとどう違うんだ?」
唯「うーん…そうだなあ…うーん…」
律「唯、答えてくれよ…」
唯「うーん…あーもうわかんないや!とにかく私はりっちゃんのこと大好きなの!」
律「なあ唯…私に言う好きって、梓に言ってる好きとどう違うんだ?」
唯「うーん…そうだなあ…うーん…」
律「唯、答えてくれよ…」
唯「うーん…あーもうわかんないや!とにかく私はりっちゃんのこと大好きなの!」
818: 2009/07/15(水) 16:46:00.86 ID:dP0vEEIiO
律「…唯、好きって言ってくれるのはうれしいけど…私、不安なんだよ…」
唯「りっちゃん…不安って?」
律「お前、二人きりのときは恋人みたいなんだけど…
みんなの前じゃ前とほとんど変わらないじゃないか…
私のこと、もっと気にしてくれたっていいだろ…?」
唯「りっちゃん…」
唯「りっちゃん…不安って?」
律「お前、二人きりのときは恋人みたいなんだけど…
みんなの前じゃ前とほとんど変わらないじゃないか…
私のこと、もっと気にしてくれたっていいだろ…?」
唯「りっちゃん…」
822: 2009/07/15(水) 16:53:16.71 ID:dP0vEEIiO
律「私はこんなにお前のことが好きでこんなにお前のこと気にしてるのに…
お前はいつも能天気じゃないか…だ、だから…私、不安なんだよ…お前はホントは…」
唯「りっちゃん!そんなことないよ!私はりっちゃんのこと好きだよ!」
律「で、でも…」
唯「私はりっちゃんのこといつも考えてるよ?
でも私がボーッとしたり黙りこんじゃったら、それは私らしくないでしょ?」
律「う…」
お前はいつも能天気じゃないか…だ、だから…私、不安なんだよ…お前はホントは…」
唯「りっちゃん!そんなことないよ!私はりっちゃんのこと好きだよ!」
律「で、でも…」
唯「私はりっちゃんのこといつも考えてるよ?
でも私がボーッとしたり黙りこんじゃったら、それは私らしくないでしょ?」
律「う…」
824: 2009/07/15(水) 17:00:49.97 ID:dP0vEEIiO
唯「りっちゃんが好きになってくれた私は、いつも笑ってる私だと思うから…
だから私はいつも通りの私でいるようにしてるんだよ!」
律「唯…そうだったのか…」
唯「だから大丈夫だよ…私、りっちゃんのこと大好きだから!」
律「ゆ、唯…私も大好きだ!うええ…」
だから私はいつも通りの私でいるようにしてるんだよ!」
律「唯…そうだったのか…」
唯「だから大丈夫だよ…私、りっちゃんのこと大好きだから!」
律「ゆ、唯…私も大好きだ!うええ…」
828: 2009/07/15(水) 17:10:58.76 ID:dP0vEEIiO
唯「もーりっちゃん泣かないの!」
律「う、うん…な、なあ唯…一緒に寝ても、いいか?」
唯「うん!いいよ」
律「へへ、じゃあ寝るか…グス」
唯「よしよし…りっちゃん、もう泣いたらダメだよ?」
律「唯、ありがとうな…」ギュッ
唯「うん!もう、りっちゃんは甘えんぼさんなんだから…」
律「えへへ…唯?私今、すごく幸せだ…おやすみ」
唯「私も幸せだよ?おやすみりっちゃん…」
律「う、うん…な、なあ唯…一緒に寝ても、いいか?」
唯「うん!いいよ」
律「へへ、じゃあ寝るか…グス」
唯「よしよし…りっちゃん、もう泣いたらダメだよ?」
律「唯、ありがとうな…」ギュッ
唯「うん!もう、りっちゃんは甘えんぼさんなんだから…」
律「えへへ…唯?私今、すごく幸せだ…おやすみ」
唯「私も幸せだよ?おやすみりっちゃん…」
829: 2009/07/15(水) 17:22:56.83 ID:dP0vEEIiO
澪「…やっぱりこの二人は大丈夫みたいだな」
紬「とっても幸せそうな顔してるわね」
梓「そうですね…」
さわ子「梓ちゃん、私が一緒に寝てあげましょうかあ?」
梓「え、遠慮します…」
唯「りっちゃん…むにゃむにゃ」
律「唯ぃ…」
紬「とっても幸せそうな顔してるわね」
梓「そうですね…」
さわ子「梓ちゃん、私が一緒に寝てあげましょうかあ?」
梓「え、遠慮します…」
唯「りっちゃん…むにゃむにゃ」
律「唯ぃ…」
861: 2009/07/15(水) 22:57:06.15 ID:dP0vEEIiO
ピピピピピピピピピピ
律(ん…朝か…そういや今日唯と寝てたんだっけ…また抱きしめてやろう…)
ギュッ
紬「あっりっちゃんそんな…」
ガバッ
律「む、むむむむムギ!?な、なんで!?」
紬「実は昨日、皆で一緒に寝ようってことになって…」
律「…なんとなく言い出しっぺは分かる」
律(ん…朝か…そういや今日唯と寝てたんだっけ…また抱きしめてやろう…)
ギュッ
紬「あっりっちゃんそんな…」
ガバッ
律「む、むむむむムギ!?な、なんで!?」
紬「実は昨日、皆で一緒に寝ようってことになって…」
律「…なんとなく言い出しっぺは分かる」
863: 2009/07/15(水) 23:03:24.21 ID:dP0vEEIiO
唯「うぅ~苦しいよう~…」
さわ子「唯ちゃ~ん…この服似合うわよ~グフフ」
律「さ、さわちゃん!唯から離れろ~!」
さわ子「…あらりっちゃん、おはよう…唯ちゃん寝取っちゃった♪」
律「ね、寝取るな!」
梓「あ、私も唯先輩と寝ればよかったかも」
澪「これ以上ややこしくしないでくれ梓…」
さわ子「唯ちゃ~ん…この服似合うわよ~グフフ」
律「さ、さわちゃん!唯から離れろ~!」
さわ子「…あらりっちゃん、おはよう…唯ちゃん寝取っちゃった♪」
律「ね、寝取るな!」
梓「あ、私も唯先輩と寝ればよかったかも」
澪「これ以上ややこしくしないでくれ梓…」
870: 2009/07/15(水) 23:46:15.68 ID:dP0vEEIiO
律「合宿はまだ1日あるし、唯、今日こそ思う存分遊ぼうな!」
唯「うん!」
澪「いや練習も思う存分やるぞ?」
紬「まあまあ…いいじゃない澪ちゃん」
梓「いや、やっぱり練習頑張るべきです!」
さわ子「梓ちゃん…焼きもち焼かないでも、私が遊んであげるから平気よ?」
梓「絶対嫌です!」
唯「うん!」
澪「いや練習も思う存分やるぞ?」
紬「まあまあ…いいじゃない澪ちゃん」
梓「いや、やっぱり練習頑張るべきです!」
さわ子「梓ちゃん…焼きもち焼かないでも、私が遊んであげるから平気よ?」
梓「絶対嫌です!」
871: 2009/07/15(水) 23:54:38.64 ID:dP0vEEIiO
澪「今日は練習が先だ!律、二人で先に行って準備するぞ」
律「えー遊びたーい」
唯「私もー!」
澪「い・い・か・ら!行くぞ律!」
ズルズル
律「うわーん!やだー!あーそーぶー!」
唯「引きずられるりっちゃんもかわいいよ!」
律「え、そうか?じゃあ」
澪「ええい重い!歩け!」
紬「あの二人も、やっぱり仲いいわねえ♪」
唯「うん…幼なじみだもんね!」
律「えー遊びたーい」
唯「私もー!」
澪「い・い・か・ら!行くぞ律!」
ズルズル
律「うわーん!やだー!あーそーぶー!」
唯「引きずられるりっちゃんもかわいいよ!」
律「え、そうか?じゃあ」
澪「ええい重い!歩け!」
紬「あの二人も、やっぱり仲いいわねえ♪」
唯「うん…幼なじみだもんね!」
873: 2009/07/16(木) 00:04:53.86 ID:Ai1xGuocO
澪「でも律、唯と上手くいってるみたいでよかったよ」
律「ああ…これも澪のおかげだよ」
澪「え、私の?」
律「お前が私の背中を押してくれなかったら、私は唯のこと諦めてた…ありがとな」
澪「な、なに言ってんだバカ律!ムギや皆のおかげだろ?」
律「はは…まあな、でも、澪のおかげであることは間違いじゃないだろ?」
澪「う…」
律「ああ…これも澪のおかげだよ」
澪「え、私の?」
律「お前が私の背中を押してくれなかったら、私は唯のこと諦めてた…ありがとな」
澪「な、なに言ってんだバカ律!ムギや皆のおかげだろ?」
律「はは…まあな、でも、澪のおかげであることは間違いじゃないだろ?」
澪「う…」
876: 2009/07/16(木) 00:11:51.66 ID:Ai1xGuocO
律「あ、澪照れてるな!?」
澪「て、照れてない!」
律「さーどうだかなー?私には分かるんだぞ!」
澪「もう…なあ律」
律「ん?なんだよ」
澪「もし…私が律のこと、諦めてないって言ったらどうする?」
澪「て、照れてない!」
律「さーどうだかなー?私には分かるんだぞ!」
澪「もう…なあ律」
律「ん?なんだよ」
澪「もし…私が律のこと、諦めてないって言ったらどうする?」
880: 2009/07/16(木) 00:18:01.51 ID:Ai1xGuocO
律「は?なに言って…」
澪「私、今でも律のこと好きなんだ…唯じゃなくて私と恋人になってくれないか?」
律「な、ななななに言ってんだ澪!私には唯が…」
澪「ぷっ!なに慌ててるんだよ!冗談に決まってるだろ?」
律「んなあ…」
澪「私はお前と唯の応援するって決めたんだぞ?今さら好きだなんて言うわけないだろ!」
律「こ…このお…」
澪「私、今でも律のこと好きなんだ…唯じゃなくて私と恋人になってくれないか?」
律「な、ななななに言ってんだ澪!私には唯が…」
澪「ぷっ!なに慌ててるんだよ!冗談に決まってるだろ?」
律「んなあ…」
澪「私はお前と唯の応援するって決めたんだぞ?今さら好きだなんて言うわけないだろ!」
律「こ…このお…」
882: 2009/07/16(木) 00:27:34.27 ID:Ai1xGuocO
律「澪!怒るぞー!」
澪「人をバカにした仕返しだよ!やーい!」
律「きー!」
ガチャ
紬「遅くなっちゃってごめんなさい…さ、練習しましょう!…なにしてるの?」
律「ひどいんだよムギ!澪のヤツがさあ」
澪「だまされるお前が悪い!」
梓「あれ?唯先輩はどうしたんですか?さっき先に行くって言ってたんですけど…」
澪「人をバカにした仕返しだよ!やーい!」
律「きー!」
ガチャ
紬「遅くなっちゃってごめんなさい…さ、練習しましょう!…なにしてるの?」
律「ひどいんだよムギ!澪のヤツがさあ」
澪「だまされるお前が悪い!」
梓「あれ?唯先輩はどうしたんですか?さっき先に行くって言ってたんですけど…」
885: 2009/07/16(木) 00:52:19.85 ID:Ai1xGuocO
律「え…まさか…」
澪「唯のやつ…さっきの聞いてたんじゃ…?」
さわ子「お届けものでーす」
唯「……」
律「ゆ、唯!なんでさわちゃんにくっついてるんだ?」
唯「なんでもない…」
澪「ほっ…また変なことになるかと思ったよ」
紬「なんだ、つまらないわねえ…」
梓「む、ムギ先輩…?」
澪「唯のやつ…さっきの聞いてたんじゃ…?」
さわ子「お届けものでーす」
唯「……」
律「ゆ、唯!なんでさわちゃんにくっついてるんだ?」
唯「なんでもない…」
澪「ほっ…また変なことになるかと思ったよ」
紬「なんだ、つまらないわねえ…」
梓「む、ムギ先輩…?」
889: 2009/07/16(木) 01:02:51.38 ID:Ai1xGuocO
律「唯、さっきのは冗談だからな?」
澪「私、二人のこと応援してるから…嘘じゃないぞ?」
唯「…うん!わかってるよ!」
唯(でも…りっちゃん、澪ちゃんが好きって言った時、赤くなってた…なんか心配だよ…)
唯(そうだ…!)
唯「りっちゃん!」
律「なんだ?」
澪「私、二人のこと応援してるから…嘘じゃないぞ?」
唯「…うん!わかってるよ!」
唯(でも…りっちゃん、澪ちゃんが好きって言った時、赤くなってた…なんか心配だよ…)
唯(そうだ…!)
唯「りっちゃん!」
律「なんだ?」
892: 2009/07/16(木) 01:10:04.80 ID:Ai1xGuocO
唯「後で私とまた…」
澪「おーい!始めるぞ!」
律「あ!…ごめん唯、また後でな!さ、練習頑張ろう!」
唯「う、うん…」
唯(二人で夜に海で遊ぼうって言おうと思ったのに…まあ、後でもいいよね)
澪「おーい!始めるぞ!」
律「あ!…ごめん唯、また後でな!さ、練習頑張ろう!」
唯「う、うん…」
唯(二人で夜に海で遊ぼうって言おうと思ったのに…まあ、後でもいいよね)
896: 2009/07/16(木) 01:16:49.54 ID:Ai1xGuocO
ジャーン!
梓「ふう…たくさん練習できましたね!」
澪「久しぶりに気持ちよかったな!じゃあお昼食べて海で遊ぶか!」
紬「わあい♪」
唯「あ、りっちゃんあのね…」
律「ああう…腹減ったあ…唯、メシにしようぜ?また食わせてやるよ!」
唯「う、うん…」
梓「ふう…たくさん練習できましたね!」
澪「久しぶりに気持ちよかったな!じゃあお昼食べて海で遊ぶか!」
紬「わあい♪」
唯「あ、りっちゃんあのね…」
律「ああう…腹減ったあ…唯、メシにしようぜ?また食わせてやるよ!」
唯「う、うん…」
898: 2009/07/16(木) 01:27:58.28 ID:Ai1xGuocO
唯(さっきは言えなかったな…今度こそ…)
唯「り、りっちゃ…」
律「みーおー!昨日は突っ込まなかったけど、ずいぶん工口い水着だなあ~?」
澪「な!ど、どこが工口いんだ!お前の方がよっぽど…」
紬「私としては、どっちも魅力的よ!」
梓「そ、そうなんですか?」
唯「うぅ…」
唯「り、りっちゃ…」
律「みーおー!昨日は突っ込まなかったけど、ずいぶん工口い水着だなあ~?」
澪「な!ど、どこが工口いんだ!お前の方がよっぽど…」
紬「私としては、どっちも魅力的よ!」
梓「そ、そうなんですか?」
唯「うぅ…」
900: 2009/07/16(木) 01:37:01.14 ID:Ai1xGuocO
律「へへ…ずいぶんやらしい体してまんなぁ澪ちゃん…」
澪「な…なんで成金社長みたいな口調なんだ…」
律「ここか?ここが感じるんやろ?口は嫌がってても、体は正直やでぇ~!」
澪「り…りつ!あっ…ははは…や、やめ…きゃははははは!」
紬「ハァハァ…ふ、二人ともお昼なのに…だ、大胆!」
梓「ムギ先輩!なに想像してんですか!ただ脇をくすぐってるだけです!」
唯「……」
澪「な…なんで成金社長みたいな口調なんだ…」
律「ここか?ここが感じるんやろ?口は嫌がってても、体は正直やでぇ~!」
澪「り…りつ!あっ…ははは…や、やめ…きゃははははは!」
紬「ハァハァ…ふ、二人ともお昼なのに…だ、大胆!」
梓「ムギ先輩!なに想像してんですか!ただ脇をくすぐってるだけです!」
唯「……」
903: 2009/07/16(木) 01:48:48.88 ID:Ai1xGuocO
律「こ~ちょこちょこちょ!こ~ちょこちょこちょこちょ!
さあ、もっと声出すんや!もっとかわいい声で泣かんかい!」
澪「あっ…きゃははははは!や…やめろ!きゃはははははは!」
紬「うふふ…ふ、ふふふ…」
梓「い、いい加減にしてください二人とも!あとムギ先輩!
というか律先輩、唯先輩放っといていいんですか?」
律「あ!そうだ!唯~!」
澪「はぁ…はぁ…り、律…許さないぞ…」
紬「あらあら…うふふ…」
さあ、もっと声出すんや!もっとかわいい声で泣かんかい!」
澪「あっ…きゃははははは!や…やめろ!きゃはははははは!」
紬「うふふ…ふ、ふふふ…」
梓「い、いい加減にしてください二人とも!あとムギ先輩!
というか律先輩、唯先輩放っといていいんですか?」
律「あ!そうだ!唯~!」
澪「はぁ…はぁ…り、律…許さないぞ…」
紬「あらあら…うふふ…」
906: 2009/07/16(木) 01:53:31.98 ID:Ai1xGuocO
次スレは…まあ今はまだ…
律「唯~!放っといてごめんな~?」
ギュー
唯「う…うん!あ、あのねりっちゃん?」
律「ん?なんだ?」
唯「今日の夜…なんだけど…その…」
律「夜…?ああ、わかってるよ唯!」
律「唯~!放っといてごめんな~?」
ギュー
唯「う…うん!あ、あのねりっちゃん?」
律「ん?なんだ?」
唯「今日の夜…なんだけど…その…」
律「夜…?ああ、わかってるよ唯!」
907: 2009/07/16(木) 01:58:42.80 ID:Ai1xGuocO
唯「ほ…ホントに?」
律「ああ、当たり前だろ?忘れる訳ないじゃないか」
唯「りっちゃん…」
律「皆で花火やるんだよな!」
唯「えっ…」
律「唯、こないだの合宿のときも楽しそうだったもんな!
今回はムギに頼んで、花火いっぱい用意したんだぞ!」
唯「ち…ちが…」
律「ああ、当たり前だろ?忘れる訳ないじゃないか」
唯「りっちゃん…」
律「皆で花火やるんだよな!」
唯「えっ…」
律「唯、こないだの合宿のときも楽しそうだったもんな!
今回はムギに頼んで、花火いっぱい用意したんだぞ!」
唯「ち…ちが…」
908: 2009/07/16(木) 02:06:33.67 ID:Ai1xGuocO
律「あ、ロケット花火で澪のヤツびっくりさせてやるか!あいつ飛び上がるぞー?」
唯「ち…違うよりっちゃん…」
律「え、じゃあねずみ花火とか?あいつ地味にびっくりするかもな!」
唯「違うんだよりっちゃん!!」
律「ゆ…唯?」
唯「ち…違うよりっちゃん…」
律「え、じゃあねずみ花火とか?あいつ地味にびっくりするかもな!」
唯「違うんだよりっちゃん!!」
律「ゆ…唯?」
917: 2009/07/16(木) 02:18:10.14 ID:Ai1xGuocO
唯「な、なんでりっちゃんはそうなの?私、りっちゃんと二人きりで遊びたいのに…」
律「え?だってもう昨日二人で遊んだだろ?あ、じゃあ今日また一緒に風呂に…」
唯「違うよ…私は…もっとりっちゃんと思い出作りたいのに…
りっちゃんは、澪ちゃんとばっかり…」
律「澪とはふざけてるだけだって!ただ純粋に遊んでるんだよ」
律「え?だってもう昨日二人で遊んだだろ?あ、じゃあ今日また一緒に風呂に…」
唯「違うよ…私は…もっとりっちゃんと思い出作りたいのに…
りっちゃんは、澪ちゃんとばっかり…」
律「澪とはふざけてるだけだって!ただ純粋に遊んでるんだよ」
918: 2009/07/16(木) 02:25:19.53 ID:Ai1xGuocO
唯「りっちゃん…私…」
律「なんだ唯?早く遊ぼうぜ?」
唯「りっちゃんと澪ちゃんが一緒にいるの…すごく、やなの」
律「え?どういうことだ?」
唯「よ、よく分かんないけど…とにかくやなの!りっちゃんは私とだけ一緒にいてよ!」
律「そんなわけにいかないだろ?なあ唯、私はお前のこと好きだからさ…分かるだろ?」
律「なんだ唯?早く遊ぼうぜ?」
唯「りっちゃんと澪ちゃんが一緒にいるの…すごく、やなの」
律「え?どういうことだ?」
唯「よ、よく分かんないけど…とにかくやなの!りっちゃんは私とだけ一緒にいてよ!」
律「そんなわけにいかないだろ?なあ唯、私はお前のこと好きだからさ…分かるだろ?」
920: 2009/07/16(木) 02:33:23.31 ID:Ai1xGuocO
唯「やなの!私、澪ちゃんにも皆にもりっちゃんを取られたくないの!」
律「おい、大丈夫だよ唯、誰も私を取らないから…私、お前の近くにいるからさ」
唯「じゃ、じゃあ…誰とも話さないでよ…誰にも笑わないでよ!私だけに笑ってよ!」
律「唯!お前おかしいぞ!何がそんな気に入らないんだよ!」
律「おい、大丈夫だよ唯、誰も私を取らないから…私、お前の近くにいるからさ」
唯「じゃ、じゃあ…誰とも話さないでよ…誰にも笑わないでよ!私だけに笑ってよ!」
律「唯!お前おかしいぞ!何がそんな気に入らないんだよ!」
923: 2009/07/16(木) 02:42:53.37 ID:Ai1xGuocO
唯「だ、だってりっちゃんは…私の恋人だもん!私のものなんだもん!」
律「それは違うだろ!私はお前の恋人だけど、皆だって友達なんだ!」
唯「も…もういいよ!私別荘に帰る!りっちゃんは澪ちゃんと遊んでればいいじゃん!」
律「唯!なんなんだよお前!私ずっとお前に好きって言ってるじゃないか!なのになんでだよ!」
唯「りっちゃん…じゃあ聞くけど」
律「それは違うだろ!私はお前の恋人だけど、皆だって友達なんだ!」
唯「も…もういいよ!私別荘に帰る!りっちゃんは澪ちゃんと遊んでればいいじゃん!」
律「唯!なんなんだよお前!私ずっとお前に好きって言ってるじゃないか!なのになんでだよ!」
唯「りっちゃん…じゃあ聞くけど」
924: 2009/07/16(木) 02:50:55.66 ID:Ai1xGuocO
律「な…なんだよ」
唯「ど…どうして…皆と話すときは…あ、あんなに…うっ…ら、楽そうなの?」
律「は?」
唯「わ、私といると…うっ…そ、そんなに疲れるの?うぅ…私と話すと…そ、そんなに疲れるの…?」
律「違うって!お前と話すときは緊張するから…」
唯「私は…り、りっちゃんと…澪ちゃんみたいにもっと仲良くなりたいのに…
どうしてなれないの…?分かんないよう…」
唯「ど…どうして…皆と話すときは…あ、あんなに…うっ…ら、楽そうなの?」
律「は?」
唯「わ、私といると…うっ…そ、そんなに疲れるの?うぅ…私と話すと…そ、そんなに疲れるの…?」
律「違うって!お前と話すときは緊張するから…」
唯「私は…り、りっちゃんと…澪ちゃんみたいにもっと仲良くなりたいのに…
どうしてなれないの…?分かんないよう…」
928: 2009/07/16(木) 02:58:29.96 ID:Ai1xGuocO
澪「おい、さっきから何騒いでるんだ?またケンカか?」
唯「み…澪ちゃん…」
澪「ど、どうした唯?なんで泣いてるんだ!」
唯「ごめん…私、先に戻ってるから…た、楽しんできてね?」
澪「おい!唯!…律、今度はなに言ったんだよ!」
律「な、なにも言ってねーよ…」
唯「み…澪ちゃん…」
澪「ど、どうした唯?なんで泣いてるんだ!」
唯「ごめん…私、先に戻ってるから…た、楽しんできてね?」
澪「おい!唯!…律、今度はなに言ったんだよ!」
律「な、なにも言ってねーよ…」
929: 2009/07/16(木) 03:04:32.07 ID:Ai1xGuocO
澪「なにも言わないで泣くわけないだろ!とにかく追いかけろ!」
律「…やだ」
澪「は?」
律「あいつ、甘えてんだよ…私が皆と仲良くするのが気に入らないみたいで…
ああすれば私が構ってやると思ってるんだ」
澪「おい、お前唯の恋人なんじゃないのか?」
律「恋人だし、あいつのこと好きだけど…
だからっていちいち要求に応じてちゃ、あいつのためにならないだろ!」
律「…やだ」
澪「は?」
律「あいつ、甘えてんだよ…私が皆と仲良くするのが気に入らないみたいで…
ああすれば私が構ってやると思ってるんだ」
澪「おい、お前唯の恋人なんじゃないのか?」
律「恋人だし、あいつのこと好きだけど…
だからっていちいち要求に応じてちゃ、あいつのためにならないだろ!」
930: 2009/07/16(木) 03:09:59.74 ID:Ai1xGuocO
澪「でも…」
律「あずさー!」
梓「はい?」
律「うおおおおりゃあああああ!殺人タックル!」
ドカッ!バッシャーン
梓「きゃあああああああ!」
律「どうだ!効いたか?」
梓「い、痛い…何するんですかもう!」
律「へへー!ムギも一緒にボール遊びするぞ!澪も来いよ!」
紬「おー!」
澪「律……」
律「あずさー!」
梓「はい?」
律「うおおおおりゃあああああ!殺人タックル!」
ドカッ!バッシャーン
梓「きゃあああああああ!」
律「どうだ!効いたか?」
梓「い、痛い…何するんですかもう!」
律「へへー!ムギも一緒にボール遊びするぞ!澪も来いよ!」
紬「おー!」
澪「律……」
931: 2009/07/16(木) 03:14:26.05 ID:Ai1xGuocO
別荘
唯「……」チラッ
唯「……」チラッ
唯「誰も来ない…」
唯「やっぱり皆今頃…う…う…わ、私抜きで…うえ…え…」
唯(でも…私、やっぱりりっちゃんが皆に笑いかけてるの、見てられないよ…)
ガチャ
唯「り…りっちゃん?」
唯「……」チラッ
唯「……」チラッ
唯「誰も来ない…」
唯「やっぱり皆今頃…う…う…わ、私抜きで…うえ…え…」
唯(でも…私、やっぱりりっちゃんが皆に笑いかけてるの、見てられないよ…)
ガチャ
唯「り…りっちゃん?」
933: 2009/07/16(木) 03:18:19.63 ID:Ai1xGuocO
さわ子「あ、唯ちゃん…いたの?」
唯「なんださわちゃんか…」
さわ子「なんだとはなによ!私まだ寝るから起こさないでね?若いもんとは違うのよ…」
唯「うん…おやすみ」
バタン
唯「……」
唯「なんださわちゃんか…」
さわ子「なんだとはなによ!私まだ寝るから起こさないでね?若いもんとは違うのよ…」
唯「うん…おやすみ」
バタン
唯「……」
935: 2009/07/16(木) 03:25:15.67 ID:Ai1xGuocO
唯(私…汚い子だ…りっちゃんのこと一人占めしたいからって…澪ちゃんたちに悪口言った…)
唯「うぅ…」
唯(大切な友達なのに…悪口言った…りっちゃんにも…)
唯「うっ…うぅ…」
唯(こんな私だもん…りっちゃん、一緒にいても気をつかうに決まってる…)
唯「うぇえ…」
唯(澪ちゃんなら…そんな気を使わなくたって平気だもんね…一緒にいて楽しいはずだよ…)
唯「うええぇぇぇん…りっちゃん…りっちゃ…ごめんね…」
唯「うぅ…」
唯(大切な友達なのに…悪口言った…りっちゃんにも…)
唯「うっ…うぅ…」
唯(こんな私だもん…りっちゃん、一緒にいても気をつかうに決まってる…)
唯「うぇえ…」
唯(澪ちゃんなら…そんな気を使わなくたって平気だもんね…一緒にいて楽しいはずだよ…)
唯「うええぇぇぇん…りっちゃん…りっちゃ…ごめんね…」
937: 2009/07/16(木) 03:32:12.97 ID:Ai1xGuocO
唯(じゃあ…じゃあ私はどうすればいいの…?謝ればいいの?
でも…謝って、それで私は納得できるの…?)
唯「できないよ…できるわけない…」
唯(じゃあ…じゃあ…何事もなかったみたいにすればいいの…?)
唯「そんなの…最低だよ…」
唯(なら方法は…一つしかないよ…)
唯「……」
でも…謝って、それで私は納得できるの…?)
唯「できないよ…できるわけない…」
唯(じゃあ…じゃあ…何事もなかったみたいにすればいいの…?)
唯「そんなの…最低だよ…」
唯(なら方法は…一つしかないよ…)
唯「……」
941: 2009/07/16(木) 03:37:07.00 ID:Ai1xGuocO
夕方
律「なあ澪……」
澪「ん?」
律「私ってもしかして最悪な女か?」
澪「少なくとも…恋人が泣いてるのに後追わないヤツは最悪だな」
律「うう…なんであの時追わなかったんだぁ…」
律「なあ澪……」
澪「ん?」
律「私ってもしかして最悪な女か?」
澪「少なくとも…恋人が泣いてるのに後追わないヤツは最悪だな」
律「うう…なんであの時追わなかったんだぁ…」
943: 2009/07/16(木) 03:41:13.67 ID:Ai1xGuocO
澪「嘆いてないで謝れ!なにがあったかは知らないけど」
律「わ、わかったよ…」
律(とにかく…もう一度話し合うしかないな!あとはキスでもしとけばなんとかなるだろ!)
ガチャ
律「ただいま!唯?」
梓「しーんとしてますね…」
紬「唯ちゃん?さわ子先生?」
律「わ、わかったよ…」
律(とにかく…もう一度話し合うしかないな!あとはキスでもしとけばなんとかなるだろ!)
ガチャ
律「ただいま!唯?」
梓「しーんとしてますね…」
紬「唯ちゃん?さわ子先生?」
944: 2009/07/16(木) 03:44:37.30 ID:Ai1xGuocO
さわ子「みんなぁ…」
律「さわちゃん!どした?唯はどこだ?」
さわ子「そ、それが…私が寝てる間に…これ…」
澪「な、なになに…『私は先に帰ります。皆すみませんでした』…な、なんだよこれ…」
紬「唯ちゃん…」
律「そんな…唯…」
律「さわちゃん!どした?唯はどこだ?」
さわ子「そ、それが…私が寝てる間に…これ…」
澪「な、なになに…『私は先に帰ります。皆すみませんでした』…な、なんだよこれ…」
紬「唯ちゃん…」
律「そんな…唯…」
946: 2009/07/16(木) 03:49:20.42 ID:Ai1xGuocO
律「あいつ…ホントバカだな!」
梓「え?」
紬「りっちゃん…」
律「一人で勝手に拗ねて挙げ句の果てに帰るとか…あーあ、しらけるなあホント」
澪「……」
律「もう知らねえ!あいつのことは放っといて夕飯にしよう!帰ったら説教だ!」
紬「で…でも…」
梓「律先輩…」
梓「え?」
紬「りっちゃん…」
律「一人で勝手に拗ねて挙げ句の果てに帰るとか…あーあ、しらけるなあホント」
澪「……」
律「もう知らねえ!あいつのことは放っといて夕飯にしよう!帰ったら説教だ!」
紬「で…でも…」
梓「律先輩…」
960: 2009/07/16(木) 08:49:21.75 ID:Ai1xGuocO
澪「律、お前…」
律「わかってるよ…私はあいつの恋人だ…でも」
澪「でも?」
律「唯…私にどうしてほしいんだよ…ただ甘えてるだけじゃないか…
友達と話すなって言われても…そんなの無理だよ…」
澪「…お前、わかってるんじゃないか」
律「え…?」
澪「あいつはただ、お前に甘えたいだけなんじゃないのか?」
律「わかってるよ…私はあいつの恋人だ…でも」
澪「でも?」
律「唯…私にどうしてほしいんだよ…ただ甘えてるだけじゃないか…
友達と話すなって言われても…そんなの無理だよ…」
澪「…お前、わかってるんじゃないか」
律「え…?」
澪「あいつはただ、お前に甘えたいだけなんじゃないのか?」
962: 2009/07/16(木) 09:00:31.98 ID:Ai1xGuocO
澪「とにかく、唯を連れ戻さなきゃな…携帯に掛けてみよう」
律(甘えたい?だってあいつはいつも私に甘えて…)
律「……」
紬「りっちゃん?」
律(いや…待てよ?今まであいつのこと気にしたり、いじけたりしてたのは私じゃないか…
あいつはそのたびに私のことを慰めて…甘えてなんかなかった…)
澪「…ダメだ、電源切ってる。皆、急いで探しに行こう…ムギ、電車の時間まであとどれくらいだ?」
紬「あ、あと20分…」
澪「よし行こう!」
律「……」
律(甘えたい?だってあいつはいつも私に甘えて…)
律「……」
紬「りっちゃん?」
律(いや…待てよ?今まであいつのこと気にしたり、いじけたりしてたのは私じゃないか…
あいつはそのたびに私のことを慰めて…甘えてなんかなかった…)
澪「…ダメだ、電源切ってる。皆、急いで探しに行こう…ムギ、電車の時間まであとどれくらいだ?」
紬「あ、あと20分…」
澪「よし行こう!」
律「……」
964: 2009/07/16(木) 09:09:54.43 ID:Ai1xGuocO
唯(りっちゃん…私、やっぱり一緒にいられない…
大好きなのに、その気持ちをコントロールできないんだ…だから…)
唯「ふう…電車まだかなあ…」
唯(りっちゃん…今頃澪ちゃんたちと遊んでるのかなあ…
…私には見せてくれない顔で)
唯「……」
大好きなのに、その気持ちをコントロールできないんだ…だから…)
唯「ふう…電車まだかなあ…」
唯(りっちゃん…今頃澪ちゃんたちと遊んでるのかなあ…
…私には見せてくれない顔で)
唯「……」
966: 2009/07/16(木) 09:14:37.90 ID:Ai1xGuocO
唯(帰ったら…恋人みたいな友達になろう。別れるわけじゃないし、
りっちゃんもそれならわかってくれるよね)
唯「私たちもう…恋するなんて無理なんだよ、りっちゃん」
澪「そんなことないぞ、唯」
紬「そうよ?」
梓「そうです!」
唯「み、みんな…どうして?」
りっちゃんもそれならわかってくれるよね)
唯「私たちもう…恋するなんて無理なんだよ、りっちゃん」
澪「そんなことないぞ、唯」
紬「そうよ?」
梓「そうです!」
唯「み、みんな…どうして?」
969: 2009/07/16(木) 09:19:49.99 ID:Ai1xGuocO
唯(あ…またこの気持ちだ…やだな…)
澪「唯、お前なら大丈夫だって。きっと律のことを支えられるから」
紬「そうよ!だって二人ともあんなに楽しそうだったじゃない!」
梓「やっぱり、唯先輩と律先輩は…お似合いです」
唯「やめてよ…私、もういいの、もうりっちゃんと恋するの辛いの」
澪「唯、お前なら大丈夫だって。きっと律のことを支えられるから」
紬「そうよ!だって二人ともあんなに楽しそうだったじゃない!」
梓「やっぱり、唯先輩と律先輩は…お似合いです」
唯「やめてよ…私、もういいの、もうりっちゃんと恋するの辛いの」
971: 2009/07/16(木) 09:26:36.23 ID:Ai1xGuocO
澪「なんでだ?」
唯「だって…だって…私、わかったの…りっちゃんは澪ちゃんといた方が楽しいって」
澪「え?そんなこと…」
唯「澪ちゃんはりっちゃんの幼なじみだし、なにも気を使わなくていいんだよ…
だから、りっちゃんはあんな顔を澪ちゃんに向けるんだよ!」
澪「唯…」
唯「私、もういやなの!りっちゃんが澪ちゃんや他のみんなと話してるの見るの!
なんか…胸がぐちゃぐちゃになって…泣きたくなるの…っ」
唯「だって…だって…私、わかったの…りっちゃんは澪ちゃんといた方が楽しいって」
澪「え?そんなこと…」
唯「澪ちゃんはりっちゃんの幼なじみだし、なにも気を使わなくていいんだよ…
だから、りっちゃんはあんな顔を澪ちゃんに向けるんだよ!」
澪「唯…」
唯「私、もういやなの!りっちゃんが澪ちゃんや他のみんなと話してるの見るの!
なんか…胸がぐちゃぐちゃになって…泣きたくなるの…っ」
972: 2009/07/16(木) 09:38:33.94 ID:Ai1xGuocO
澪「唯、私もな?律と友達になったばかりのころ、あいつが他の人と話すの見るの嫌だったんだ」
唯「……」
澪「前から律と仲良かったヤツに律を取られるんじゃないかってすごく不安だったから」
唯「……」
澪「でも…あいつはな、皆を元気にするヤツなんだ。一人だけじゃなく、皆を」
唯「……」
澪「はっきり言うけど…私は律に友達として、いつまでも笑いかけてもらいたい」
唯「……」
澪「前から律と仲良かったヤツに律を取られるんじゃないかってすごく不安だったから」
唯「……」
澪「でも…あいつはな、皆を元気にするヤツなんだ。一人だけじゃなく、皆を」
唯「……」
澪「はっきり言うけど…私は律に友達として、いつまでも笑いかけてもらいたい」
973: 2009/07/16(木) 09:45:43.62 ID:Ai1xGuocO
澪「それは多分ムギや梓も、他の友達も同じだと思う」
紬「うん。私もよ、唯ちゃん」
梓「私も…です」
唯「じゃあ…どうすればいいの?私はこの辛さをどうすればいいの?」
澪「私にはわからない。ただ私たちは友達として律と付き合っていきたいから…
私たちの気持ちも、唯にわかってほしい」
唯「うぅ…」
唯(澪ちゃんたちの気持ち…なんとなくわかる…でも、でも、私…)
紬「うん。私もよ、唯ちゃん」
梓「私も…です」
唯「じゃあ…どうすればいいの?私はこの辛さをどうすればいいの?」
澪「私にはわからない。ただ私たちは友達として律と付き合っていきたいから…
私たちの気持ちも、唯にわかってほしい」
唯「うぅ…」
唯(澪ちゃんたちの気持ち…なんとなくわかる…でも、でも、私…)
975: 2009/07/16(木) 09:50:09.21 ID:Ai1xGuocO
律「結局駅まで来てしまった…」
律(色々悩んだけど…やっぱり謝ろう…唯は強いヤツだし、きっとわかってくれるよな!)
律「あ、皆いるな?おー…い…?」
律(唯?な、なんで泣いてるんだ?なんでそんな辛そうなんだ?ていうか…)
律「唯って…あんなに小さかったっけ…?」
律(色々悩んだけど…やっぱり謝ろう…唯は強いヤツだし、きっとわかってくれるよな!)
律「あ、皆いるな?おー…い…?」
律(唯?な、なんで泣いてるんだ?なんでそんな辛そうなんだ?ていうか…)
律「唯って…あんなに小さかったっけ…?」
977: 2009/07/16(木) 09:55:10.52 ID:Ai1xGuocO
律(私が抱きついてる時の唯は…すごく大きくて強い気がしたのに…あんなに小さいのか…?)
律「唯、唯…」
律(抱き締めてやらなきゃ、お前はこのまま消えちまうんじゃないか…?)
律「唯…」
律(だって…だってそんなに弱々しいお前は見たことないんだ…唯…唯…)
律「ゆ…唯ー!!」
律「唯、唯…」
律(抱き締めてやらなきゃ、お前はこのまま消えちまうんじゃないか…?)
律「唯…」
律(だって…だってそんなに弱々しいお前は見たことないんだ…唯…唯…)
律「ゆ…唯ー!!」
979: 2009/07/16(木) 10:00:00.91 ID:Ai1xGuocO
唯「り…りっちゃん…」
ガバッ
律「お…お前…う…うぅ…うおおおおお…」
唯「……」
澪「遅いぞ律…ムギ、梓、先に戻ってよう」
紬「うん…もうちょっと見たいけどね」
梓「な、何言ってるんですか…グス」
ガバッ
律「お…お前…う…うぅ…うおおおおお…」
唯「……」
澪「遅いぞ律…ムギ、梓、先に戻ってよう」
紬「うん…もうちょっと見たいけどね」
梓「な、何言ってるんですか…グス」
980: 2009/07/16(木) 10:05:33.85 ID:Ai1xGuocO
律「唯、ごめ…」
唯「…りっちゃん、もう私に抱きついたりしちゃ…ダメだよ」
律「な、なんで!」
唯「私は…嫌な子なの…澪ちゃんたちからりっちゃんを一人占めしようとした…嫌な子なの」
律「そ…そんなことあるかよ!」
唯「そうだよ…だからもう…」
律(ど…どうする…?こんなとき、なんて言えばいいんだ…?わ、わかんねえ…)
律「あ…そうだ」
唯「…りっちゃん、もう私に抱きついたりしちゃ…ダメだよ」
律「な、なんで!」
唯「私は…嫌な子なの…澪ちゃんたちからりっちゃんを一人占めしようとした…嫌な子なの」
律「そ…そんなことあるかよ!」
唯「そうだよ…だからもう…」
律(ど…どうする…?こんなとき、なんて言えばいいんだ…?わ、わかんねえ…)
律「あ…そうだ」
981: 2009/07/16(木) 10:11:01.68 ID:Ai1xGuocO
律「ほれ!」
唯「な、なにしてるの?」
律「私から抱きついたらダメなんだろ?だったらお前からならいいんだよな」
唯「だ、ダメだってりっちゃん!私は…嫌な子なの…澪ちゃんみたいにはなれない…」
律「バカ!お前がなんで澪みたいになる必要があるんだよ!」
唯「え…」
律「私は唯が大好きなんだ!澪じゃなくてお前が大好きなんだよ!だからそのままでいいんだ!」
唯「う…で…でも…うぅ…うぇ…」
唯「な、なにしてるの?」
律「私から抱きついたらダメなんだろ?だったらお前からならいいんだよな」
唯「だ、ダメだってりっちゃん!私は…嫌な子なの…澪ちゃんみたいにはなれない…」
律「バカ!お前がなんで澪みたいになる必要があるんだよ!」
唯「え…」
律「私は唯が大好きなんだ!澪じゃなくてお前が大好きなんだよ!だからそのままでいいんだ!」
唯「う…で…でも…うぅ…うぇ…」
983: 2009/07/16(木) 10:16:23.05 ID:Ai1xGuocO
律「あと!もっと私に甘えろ!おもいっきり私に甘えろ!私たちは恋人なんだから!」
唯「り…りっちゃ…い、いい…の?」
律「ほらこい!」
唯「うっ…う…うええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!りっちゃああああああん!」
ドンッ!
律「お、重い…」
唯「私…ごめんなさああい…うええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
律「まったく…最初からもっと甘えろよな?」
唯「うう…り、りっちゃん…」
律「ん?」
唯「私…澪ちゃんたちの気持ちわかったの…だから、もうりっちゃん、話しても平気…だよ」
律「…おう…ありがとう」
唯「り…りっちゃ…い、いい…の?」
律「ほらこい!」
唯「うっ…う…うええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!りっちゃああああああん!」
ドンッ!
律「お、重い…」
唯「私…ごめんなさああい…うええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
律「まったく…最初からもっと甘えろよな?」
唯「うう…り、りっちゃん…」
律「ん?」
唯「私…澪ちゃんたちの気持ちわかったの…だから、もうりっちゃん、話しても平気…だよ」
律「…おう…ありがとう」
985: 2009/07/16(木) 10:21:25.24 ID:Ai1xGuocO
唯「あ、あと…昨日ゆっくりできなかったから…ちゅーしよう?」
律「ま、まったく…唯はしょうがないなあ…ど、どうしてもっていうならいいぞ?」
唯「ありがと…りっちゃん、大好き…いや、大好きじゃ足りないから…あ、そうだ」
律「ん?なんだ」
唯「りっちゃん、愛してるよ!」
律「あ………?」
チュッ
律「ま、まったく…唯はしょうがないなあ…ど、どうしてもっていうならいいぞ?」
唯「ありがと…りっちゃん、大好き…いや、大好きじゃ足りないから…あ、そうだ」
律「ん?なんだ」
唯「りっちゃん、愛してるよ!」
律「あ………?」
チュッ
990: 2009/07/16(木) 10:30:52.89 ID:Ai1xGuocO
唯「えへへ…私、もう大丈夫だよ!」
律「あ…あ…あい…あいし…あ…へ…へへへへへへ…」
唯「りっちゃん?」
律「も…もう…唯!帰るぞ!皆が待ってる!」
唯「うん!また手、つないで行こう!」
律「当たり前だ!あと唯!」
唯「なあに?」
律「私も愛してるぞ!」
唯「うん!私もりっちゃんのこと、愛してる!」
律「もう一回言ってくれ!」
唯「私、りっちゃんのこと、世界で一番愛してる!」
律「私もだ唯!ありがとう!愛してるぞー!」
おわり
律「あ…あ…あい…あいし…あ…へ…へへへへへへ…」
唯「りっちゃん?」
律「も…もう…唯!帰るぞ!皆が待ってる!」
唯「うん!また手、つないで行こう!」
律「当たり前だ!あと唯!」
唯「なあに?」
律「私も愛してるぞ!」
唯「うん!私もりっちゃんのこと、愛してる!」
律「もう一回言ってくれ!」
唯「私、りっちゃんのこと、世界で一番愛してる!」
律「私もだ唯!ありがとう!愛してるぞー!」
おわり
991: 2009/07/16(木) 10:31:52.91 ID:Ai1xGuocO
ギリギリ終わった!
皆さん長々と読んでくれてありがとうございました!
皆さん長々と読んでくれてありがとうございました!
992: 2009/07/16(木) 10:34:39.00 ID:/sVDta290
乙!
面白かった
面白かった
引用元: 律「この苦しみをどうすりゃいい…?」
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