1: 2017/03/13(月) 01:47:37.187 ID:cpgwniJ20.net
ラフィ「サターニャさん、今何て?」

サタ「へっ?ねぇラフィって……あっ」

ラフィ「……」

サタ「ちちち違うのよ!?い、いつもガヴ達がそう呼んでるかr…あっ」

ラフィ「サターニャさん」

サタ「な、なによ……」

ラフィ「いつも私達のこと裏でそう呼んでるんですね?」

サタ「……」


13: 2017/03/13(月) 01:59:41.872 ID:cpgwniJ20.net
ラフィ「サターニャさん?」

サタ「……そうよ!!わざわざ家に帰ってから呼んでやってるのよ!!!」

ラフィ「そうなんですか~」

サタ「なによその顔」

ラフィ「もう一回私のこと呼んでみてくれませんか?」

サタ「ラフィエル」

ラフィエル「呼んでみてくれませんか??」

サタ「だからラフィエr「呼んでみてくれませんか???」

サタ「……ラフィ」(小声)

ラフィ「えぇ~?聴こえませんでした~」

サタ「ラフィ!!」

ラフィ「はい、サターニャさん」

サタ「ぐっ…あんたも私のこと呼び捨てにしなさいよ!!」

ラフィ「私は遠慮しておきます~」

サタ「なんでよ!」

ラフィ「今の関係では嫌なので」

サタ「??どういうことよ」

16: 2017/03/13(月) 02:06:19.863 ID:cpgwniJ20.net
ラフィ「サターニャさんは、私のことどう思ってますか?」

サタ「いきなり何よ…そうねぇ、いつもいつも私を弄りにくる悪魔かしらね」

ラフィ「それはサターニャさんが面白いから仕方ないですね」

サタ「仕方ないってどういうことよ!」

ラフィ「そのままの意味です」

サタ「あぁ!もう!じゃあアンタは私のことどう思ってるのよ!!」

18: 2017/03/13(月) 02:10:55.766 ID:cpgwniJ20.net
ラフィ「凄く面白いオモt…可愛らしい立派な大悪魔様だなぁと思ってますよ」

サタ「フッ、当然よね!私は偉大なる大あく」

ラフィ「サターニャさん、そんなことより、いつも家で何してるんですか?」

サタ「家?そうねぇ、ご飯作ってー食べてーお風呂入ってーそれから……」

ラフィ「それから?」

サタ「…………」

ラフィ「サターニャさん?」

19: 2017/03/13(月) 02:19:45.606 ID:cpgwniJ20.net
サタ「…言わない」

ラフィ「どうしてですか?」

サタ「言わないったら言わないのよ!!」

ラフィ「言えないようなことをしているのですね」

サタ「そうよ」

ラフィ「それは凄く悪魔的なことですね!他人に言えないようなことをしているなんて!!」

サタ「…っあぁ、そうよ!悪魔的行為をしているのよ!!」

ラフィ「なら恥ずかしがることありません!サターニャさんは立派な大悪魔になるんですから!!」

サタ「そうね!!私が家で日記書いてそのあと皆で仲良くしてる姿を妄想をしてるなん…て……」

21: 2017/03/13(月) 02:24:15.683 ID:cpgwniJ20.net
ラフィ「…………」

サタ「わ、忘れなさい!!今すぐ忘れなさいよ!////」

ラフィ「大丈夫ですよ、誰にも言いませんよ」

サタ「嘘っ!絶対言うでしょ!?」

ラフィ「さすがの私でもこれは言えませんよ」

サタ「ホントでしょうねぇ!?」

ラフィ「えぇ、二人だけの秘密です」

サタ「ホントに頼むわよ!?」

ラフィ「でも、どうしてそんなことを?」

サタ「そ、それは……」

ラフィ「はい」

22: 2017/03/13(月) 02:35:20.230 ID:cpgwniJ20.net
サタ「単純に、もっと仲良くなりたいから」
サタ「いつも私が空回りして、皆に迷惑かけて、どんどん私から離れていって」
サタ「それで、一人でも上手くやろうって、仲間なんていらないって、そう思ってたけど、皆と一緒にいて気づいたのよ」

サタ「私も皆と笑い合いたいって」

サタ「だから家で練習してたの、皆とちゃんと会話する練習」

ラフィ「サターニャさん」

サタ「なに?私はちゃんと話したわよ」

ラフィ「まずは涙を拭いてください」

サタ「っ!?///」ゴシゴシ

ラフィ「サターニャさんがそんな風に考えていたなんてビックリです」

サタ「……絶対内緒よ?」

ラフィ「大丈夫ですよ、たぶん」

サタ「たぶんじゃだめよ!!」

ラフィ「ふふっ、今回は二人だけの秘密ですから」

サタ「なんでそんなに嬉しそうなのよ」

23: 2017/03/13(月) 02:42:13.400 ID:cpgwniJ20.net
ラフィ「内緒です~♡」

サタ「アンタだけズルいわよ!アンタも何か話しなさいよ!!」

ラフィ「えっ?私は何も無いですよ??」

サタ「ホントぉ??あっそういえば、さっきの『今の関係では嫌なので』ってどういうことよ」

ラフィ「そのままの意味ですよ~」

サタ「嘘ね!アンタはいつもそうやって自分のことをごまかそうとする節があるわ!!」

ラフィ「え~そんなことないですよ」

サタ「……お、おぉ、教えてよ、ら、ラフィ」////

ラフィ「……」///

サタ「な、何赤くなってんのよ!私だって恥ずかしいんだから!!」///

ラフィ「あの、サターニャさん、サターニャさんのお仲間として1つお願いがあるんですが」

24: 2017/03/13(月) 02:47:35.773 ID:cpgwniJ20.net
サタ「仲間…な、なんでも言いなさい!!」

ラフィ「私はお友達にはなりたくないです」

サタ「えっ、なんで、どうして」

ラフィ「だからまだ‘サターニャさん’のままです」

サタ「??どういうこと???」

ラフィ「私はサターニャさんを1番近くで見ていますからね」

ラフィ「ガヴちゃんにもヴィーネさんよりもずっと近くで」

サタ「なんかよく分かんないけど怖いんだけど……」

27: 2017/03/13(月) 02:58:46.600 ID:cpgwniJ20.net
サタ「私にも分かるように言いなさいよ!仲間が、友達が嫌なら他のでもいいんだから!」

ラフィ「それはダメなんです」

サタ「なんでよ」

ラフィ「サターニャさんが気付いてくれないといけないんです」

サタ「私が??」

ラフィ「はい、私からはいつも出してますから」

サタ「えっ?出してるって?どこ??」

ラフィ「ここです」ギュッ

サタ「!?!??!?急に抱きつかないでよ!」////

ラフィ「わかりますか?サターニャさん……私の気持ち」

サタ「へ?わかんないわよ、ちゃんと言いなさいよ」

ラフィ「サターニャさんは今まで、私だからやったことってありますか?」

サタ「うーん、そういえば無いわ」

ラフィ「私は、サターニャさんだからいつも導いて(いじって)いるんですよ」

ラフィ「サターニャさんにしか出来ません」

サタ「よく分かんないけど、とにかく離れなさいよ、熱くなってきたわ」///

ラフィ「」ギュッッ

サタ「なんで強くするのよ!!」

28: 2017/03/13(月) 03:05:50.151 ID:cpgwniJ20.net
ラフィ「まだ気付いてくれないんですね、先は長そうです」

サタ「??まぁいいわ、私も嫌じゃないし……///」

ラフィ(サターニャさん、大好きですよ)

サタ(ラフィ、結構可愛いとこあるじゃない……///)





ガヴ「何放課後の教室で二人きりでイチャイチャしてんだあいつら……てかサターニャはあんなこと考えてたのか」

ヴィーネ「ラフィのこと気付いてないのサターニャだけよね」

ガヴ「……私達は帰るか、今日の晩御飯はハンバーグがいいなぁ」

ヴィーネ「そうね~、って私が作るの?」

ガヴ「いいじゃん、彼女なんだし」

ヴィーネ「わ、分かったわよ///ガヴも手伝ってよねっ」

ガヴ「へーい」

32: 2017/03/13(月) 03:14:42.170 ID:cpgwniJ20.net
――――――数日後

ラフィ「サタニャンあーん♡」

サタ「あーん♡パクゥおいしー♡」

ラフィ「うふふ♡」


ガヴ(以外と早かったなこの2人……)

サタ「でもその呼び方恥ずかしいから学校じゃやめなさいよね」

ガヴ「いいじゃんか、サタニャン」

ヴィーネ「そうよ可愛いじゃないサタニャン」

サタ「うぅ~///」

ラフィ「赤くなってるサタニャン可愛いです~♡」

ガヴ「はぁ…甘すぎて血糖値上がりそうだ」

ヴィーネ「ホントね、はいガヴあーん、美味しい?」

ガヴ「うん」モグゥ


サタ「ガヴ達もやってるじゃない!」

ラフィ「あらあら~」

33: 2017/03/13(月) 03:20:47.552 ID:cpgwniJ20.net
ラフィ「そうだ、サタニャン、ちょっと耳を貸してください」

サタ「なに?」

ラフィ「皆と仲良くなれてよかったですね」コショコショ

サタ「そ、そうね///これもラフィのおかげねっ」コショコショ

ラフィ「ふふふっ」


ガヴ「なにコソコソ話してんだよ、私にも聞かせろよ」

ヴィーネ「話せないことだからコソコソ話すのよガヴ」

サタ「なんでもないわよ~」

ガヴ「サターニャのくせに生意気な」

36: 2017/03/13(月) 03:37:15.143 ID:cpgwniJ20.net
ヴィーネ「あ、そうそう、週末皆でどこか行かない?映画とか映画とかあと映画とか」

サタ「全部映画じゃない!」

ラフィ「私達は大丈夫ですよ~」

ガヴ「よし、じゃあダブルデートとシャレこもうか」

サタ「で、でーと……///」

ガヴ「ウブだねぇ、いいねぇ、青春だねぇ」

ヴィーネ「じゃあ土曜日………で!」

ラフィ「はい!」

サタ「はぁ、楽しみね~」

ガヴ「ちゃんとオシャレして来いよな?」

サタ「抜かりないわ!私を誰だと思っているのよ!!」

ラフィ「私の彼女です~」

サタ「そう!ラフィの彼女!!…………って何言わすのよ!///」

ガヴ「青春は甘酸っぱいって聴いてたけど、ありゃ迷信だな。」

ヴィーネ「そうね、ガヴは全身甘いわ」

ガヴ「えっ」

ヴィーネ「あっ、ち違うのよこれはそのあの」

ラフィ「あらあら~」 

サタ「え?ガヴって甘いの?」

ヴィーネ「やめてぇ!忘れてええええ!!///」



ラフィ(お二人は随分進んで入るようですね)

ラフィ(私も頑張らないとですね!)

サタ(???)


おわり

37: 2017/03/13(月) 03:38:46.223 ID:JPD0hegE0.net

38: 2017/03/13(月) 03:39:59.362 ID:HlOsPz9Gp.net
おつおつ

序盤の駆け引きが良かった
からの即落ちで笑ったわ

39: 2017/03/13(月) 03:40:20.118 ID:cpgwniJ20.net
ラフィがサターニャ大好き。
ラフィはサターニャだからいろいろ導いたりした。
でもサターニャはラフィだから何かするってことが無かった。
だから告白はサターニャからが良かった。
ラフィサタって切なくなったりならなかったりだなぁ。

引用元: サターニャ「ねぇラフィ」 ラフィエル「はい……えっ?」