1: 2014/06/17(火) 21:43:15.83 ID:C/AvME3l0.net
P「貴音。今なんつった」
貴音「申し訳ございません、誠に申し訳ございません……」
P「俺はな、春香にダイビング食らったり、美希に後ろからタッチダウン食らったりとかは経験あるけどな」
P「まさか、事務所のドアを開けた瞬間に」
P「フロントスープレックスを食らうなんて思わなかった」
P「それも、貴音に」ズキズキ
貴音「重ね重ね、申し訳ございません」
貴音「申し訳ございません、誠に申し訳ございません……」
P「俺はな、春香にダイビング食らったり、美希に後ろからタッチダウン食らったりとかは経験あるけどな」
P「まさか、事務所のドアを開けた瞬間に」
P「フロントスープレックスを食らうなんて思わなかった」
P「それも、貴音に」ズキズキ
貴音「重ね重ね、申し訳ございません」
2: 2014/06/17(火) 21:44:38.12 ID:C/AvME3l0.net
小鳥「ま、まぁまぁ……落ち着いて、ね?」
P「小鳥さんは何食らったんですか?」ズキズキ
小鳥「…………」
P「関節ですか? 締めですか? 投げ?」
小鳥「……ビクトル式膝十字固めでした」サスサス
小鳥「膝が『ミリミリッ!』っていいましたよ。痛い以上に恐怖でした」
P「サンボもありなのかよ」
貴音「そのようです」
P「小鳥さんは何食らったんですか?」ズキズキ
小鳥「…………」
P「関節ですか? 締めですか? 投げ?」
小鳥「……ビクトル式膝十字固めでした」サスサス
小鳥「膝が『ミリミリッ!』っていいましたよ。痛い以上に恐怖でした」
P「サンボもありなのかよ」
貴音「そのようです」
3: 2014/06/17(火) 21:46:00.98 ID:C/AvME3l0.net
P「で、何故こんな事をした?」
貴音「……実は、わたくしにも分からないのです」
貴音「ただ、事務所へ参ってから、何故か呼吸が苦しくなり」
貴音「出社した小鳥嬢へ技をかけたい衝動が抑えられなくなり」
P「いや『技』ってなんだよ」
貴音「『たっぷ』された瞬間、たちどころに呼吸が楽になったのです」
P「意味が全然分からんぞ」
貴音「……実は、わたくしにも分からないのです」
貴音「ただ、事務所へ参ってから、何故か呼吸が苦しくなり」
貴音「出社した小鳥嬢へ技をかけたい衝動が抑えられなくなり」
P「いや『技』ってなんだよ」
貴音「『たっぷ』された瞬間、たちどころに呼吸が楽になったのです」
P「意味が全然分からんぞ」
4: 2014/06/17(火) 21:47:25.05 ID:C/AvME3l0.net
貴音「……」シュン
小鳥「でも、貴音ちゃんが冗談でこんな事するとも思えませんし……」サスサス
P「ええ。本気で投げたのが伝わってきましたし」ヒリヒリ
小鳥「しかし、まずいですよ。このまま事情も知らず他の子が出社してきたら……」
貴音「ええ。非常に……ま…ず……っ」ビクッ
P「貴音?」
貴音「……っ!」ヒュー…… ヒュー……
P「貴音ぇ!?」
小鳥「でも、貴音ちゃんが冗談でこんな事するとも思えませんし……」サスサス
P「ええ。本気で投げたのが伝わってきましたし」ヒリヒリ
小鳥「しかし、まずいですよ。このまま事情も知らず他の子が出社してきたら……」
貴音「ええ。非常に……ま…ず……っ」ビクッ
P「貴音?」
貴音「……っ!」ヒュー…… ヒュー……
P「貴音ぇ!?」
5: 2014/06/17(火) 21:48:15.17 ID:C/AvME3l0.net
小鳥「ま、まずいですよPさん! 貴音ちゃんの顔色がどんどん赤く……!」
P「しっかりしろ貴音! 小鳥さん、救急車!」
貴音「う、うぅぅ……」スクッ……スタスタスタ
P「な、何だ? 入り口前に歩いて行ったぞ?」
小鳥「恐らく……誰かが来るのを察知したんですね」
P「え?」
ガチャッ
響「はいさ 貴音「そいやぁっ!」
ガシッ……ズダァン!
P「しっかりしろ貴音! 小鳥さん、救急車!」
貴音「う、うぅぅ……」スクッ……スタスタスタ
P「な、何だ? 入り口前に歩いて行ったぞ?」
小鳥「恐らく……誰かが来るのを察知したんですね」
P「え?」
ガチャッ
響「はいさ 貴音「そいやぁっ!」
ガシッ……ズダァン!
6: 2014/06/17(火) 21:48:52.07 ID:C/AvME3l0.net
響「ぐえっ! ……た、貴……音……!?」ジタバタジタバタ
貴音「申し訳ございません……申し訳……」ギリギリギリ
P「こ、これは……胴締めスリーパー!?」
小鳥「え、ええ……往年の猪木を彷彿させる、見事な!」グッ
P「見てください。背筋が一直線に伸び切り……いや、反り返らせながらのきれいなチョークですよ!」ゴクリ……!
小鳥「これはもう、失神待ったなしです!」
響「が、ふ……だ、だず……げ……で……!」ジタバタジタバタ
貴音「こうするしか……こうするしか……!」ギチギチギチギチ
貴音「申し訳ございません……申し訳……」ギリギリギリ
P「こ、これは……胴締めスリーパー!?」
小鳥「え、ええ……往年の猪木を彷彿させる、見事な!」グッ
P「見てください。背筋が一直線に伸び切り……いや、反り返らせながらのきれいなチョークですよ!」ゴクリ……!
小鳥「これはもう、失神待ったなしです!」
響「が、ふ……だ、だず……げ……で……!」ジタバタジタバタ
貴音「こうするしか……こうするしか……!」ギチギチギチギチ
7: 2014/06/17(火) 21:49:29.80 ID:C/AvME3l0.net
響「ぐる……じ……!」ピクッ……ピクッ
小鳥「見てください、涙と唾液でぐしゃぐしゃですよ」
P「とりあえず撮っときましょうか」ピロリーン
小鳥「じゃあ私も」ピヨー
響「っ……ぐげ……!」ブクブク
小鳥「プロデューサーさん! アワ吹きですよ! アワ吹き!」キャッキャッ
P「はしゃぐ場面ですかね、これ」
響「…………」
ビクッ! ビクビク! ビクンッ! プシュッ…… チョロッ…… ジョロロロロ……!
カンカンカンカーン!
小鳥「見てください、涙と唾液でぐしゃぐしゃですよ」
P「とりあえず撮っときましょうか」ピロリーン
小鳥「じゃあ私も」ピヨー
響「っ……ぐげ……!」ブクブク
小鳥「プロデューサーさん! アワ吹きですよ! アワ吹き!」キャッキャッ
P「はしゃぐ場面ですかね、これ」
響「…………」
ビクッ! ビクビク! ビクンッ! プシュッ…… チョロッ…… ジョロロロロ……!
カンカンカンカーン!
9: 2014/06/17(火) 21:50:10.69 ID:C/AvME3l0.net
P「失神……いや失禁勝ちですね。っていうか何でゴングなんかあるんです?」
小鳥「この間、事務所の掃除をした時に出てきたんです。取っといてよかった」
響「あ……うぅぅ……」ピクピク
貴音「……ふぅ……楽になりました、響。ご馳走様でした」
P「いやお前、選ぶ言葉がおかしいって」
小鳥「こちらこそご馳走様でした」
貴音「さて、床の尿を拭きましょう」
小鳥「あ、片付けもちゃんとするのね……」
P「とりあえず響はソファーに横にさせようか」
小鳥「この間、事務所の掃除をした時に出てきたんです。取っといてよかった」
響「あ……うぅぅ……」ピクピク
貴音「……ふぅ……楽になりました、響。ご馳走様でした」
P「いやお前、選ぶ言葉がおかしいって」
小鳥「こちらこそご馳走様でした」
貴音「さて、床の尿を拭きましょう」
小鳥「あ、片付けもちゃんとするのね……」
P「とりあえず響はソファーに横にさせようか」
10: 2014/06/17(火) 21:50:57.76 ID:C/AvME3l0.net
響「うーん……。あ、あれ!? 自分、いつの間に寝て!?」ガバッ!
貴音「おはようございます、響。そして、申し訳ございません」
響「え、何が? それに、この毛布……」
貴音「まず、いきなり無礼にも……胴締めすりーぱーをかけてしまった事をお詫びいたします」
響「え、あ……なんだって?」キョトーン
貴音「そしてもうひとつ」
響「?」
貴音「尿で濡れてしまったので、響の下を全て脱がさせていただきました。今は小鳥嬢が『こいんらんどりぃ』へ」
響「う、うぎゃあぁぁぁぁぁぁっ!? た、貴音! 朝から何するんさー!?」
貴音「おはようございます、響。そして、申し訳ございません」
響「え、何が? それに、この毛布……」
貴音「まず、いきなり無礼にも……胴締めすりーぱーをかけてしまった事をお詫びいたします」
響「え、あ……なんだって?」キョトーン
貴音「そしてもうひとつ」
響「?」
貴音「尿で濡れてしまったので、響の下を全て脱がさせていただきました。今は小鳥嬢が『こいんらんどりぃ』へ」
響「う、うぎゃあぁぁぁぁぁぁっ!? た、貴音! 朝から何するんさー!?」
13: 2014/06/17(火) 21:51:48.75 ID:C/AvME3l0.net
P「落ち着け、響。これには訳があるんだ」
響「後ろから首絞めてパンツ脱がせる理由ってなんなんだ!? は、犯罪だぞ!」
P「人命がかかっていたんだ」
響「はぁ!?」
貴音「ええ。巻き込んでしまい、申し訳が立ちません」
P「俺から話す。……実は、貴音は――――」
響「後ろから首絞めてパンツ脱がせる理由ってなんなんだ!? は、犯罪だぞ!」
P「人命がかかっていたんだ」
響「はぁ!?」
貴音「ええ。巻き込んでしまい、申し訳が立ちません」
P「俺から話す。……実は、貴音は――――」
15: 2014/06/17(火) 21:52:29.02 ID:C/AvME3l0.net
――――――
響「な、なんだ……そういう事だったのか」
小鳥「納得早いわね。はい、下着」
響「ありがと。……ん? 自分、ちょっと思ったんだけどさ」
P「何?」
響「なんで、近くにいたプロデューサーやピヨコじゃなくて、事務所に入ってくる自分狙ったんだ?」
小鳥「確かに一刻を争うなら、近くにいる人に技かけた方がいいわよね」
貴音「その事ですが、一度かけた相手に対しては無効のようで」
P「いや、無効って……」
響「な、なんだ……そういう事だったのか」
小鳥「納得早いわね。はい、下着」
響「ありがと。……ん? 自分、ちょっと思ったんだけどさ」
P「何?」
響「なんで、近くにいたプロデューサーやピヨコじゃなくて、事務所に入ってくる自分狙ったんだ?」
小鳥「確かに一刻を争うなら、近くにいる人に技かけた方がいいわよね」
貴音「その事ですが、一度かけた相手に対しては無効のようで」
P「いや、無効って……」
16: 2014/06/17(火) 21:53:21.32 ID:C/AvME3l0.net
小鳥「それより、そろそろまた誰か犠牲者が来そうですね」
P「……考えてみると、怖いですよ。もしもやよいや亜美に、危険な投げ技発動したら」
響「だ、ダメダメ! 絶対止めるさー!」
貴音「わたくしも抗ってはみたのですが徒労でした。せいぜい数種類の中から選ぶ事しかできませんでした」
P「なに、お前脳内に技の選択肢とか出るの? X・Y・Bで選ぶの?」
貴音「ちなみに先ほどは、『胴締めすりーぱー』、『水車落とし』、『つーむすとん・ぱいるどらいばー』の三種です」
P「……まぁ、投げ系はできるだけ避けてくれよな。体格差的にやよいあたりが食らったら氏んじゃう」
貴音「善処いたします……ん?」ピクッ
ガチャッ
春香「おはようございまーす!」
P「……考えてみると、怖いですよ。もしもやよいや亜美に、危険な投げ技発動したら」
響「だ、ダメダメ! 絶対止めるさー!」
貴音「わたくしも抗ってはみたのですが徒労でした。せいぜい数種類の中から選ぶ事しかできませんでした」
P「なに、お前脳内に技の選択肢とか出るの? X・Y・Bで選ぶの?」
貴音「ちなみに先ほどは、『胴締めすりーぱー』、『水車落とし』、『つーむすとん・ぱいるどらいばー』の三種です」
P「……まぁ、投げ系はできるだけ避けてくれよな。体格差的にやよいあたりが食らったら氏んじゃう」
貴音「善処いたします……ん?」ピクッ
ガチャッ
春香「おはようございまーす!」
19: 2014/06/17(火) 21:54:57.26 ID:C/AvME3l0.net
P「春香、覚悟するんだ」
春香「へっ!?」
貴音「申し訳ございません……」ガシッ
春香「な、何何何? 貴音さん、いきなり後ろから……ひょわぁっ!?」グイッ
P「肩に回して持ち上げ……あ、あの姿勢は……!」
小鳥「アルゼンチン・バックブリーカーですね!」
響「す、すごい……流れるような動きだ! 加えて貴音の長身! 見ごたえバツグンだぞ!」ゴクッ
貴音「はぁぁぁぁっ!」グググッ!
春香「へっ!?」
貴音「申し訳ございません……」ガシッ
春香「な、何何何? 貴音さん、いきなり後ろから……ひょわぁっ!?」グイッ
P「肩に回して持ち上げ……あ、あの姿勢は……!」
小鳥「アルゼンチン・バックブリーカーですね!」
響「す、すごい……流れるような動きだ! 加えて貴音の長身! 見ごたえバツグンだぞ!」ゴクッ
貴音「はぁぁぁぁっ!」グググッ!
21: 2014/06/17(火) 21:56:30.12 ID:C/AvME3l0.net
メリメリメリメリ……
春香「い、痛い痛い、いだいぃぃっ!」 ポキポキポキ
貴音「せいぃぃっ!」 ダンッ! ダンッ!
春香「げぶっ……うぇ……ぐるじぃ、よぉ……!」ピクピク
P「まさか……床を踏み鳴らして衝撃まで加えるなんて……!」 グッ
小鳥「まさしく非情! 苛烈な人体破壊技!」
P「リングネームは『非情貴音』で決まりですね」
春香「ぎ……ギブ、アップ…………」ブクブクブクブク
響「ご、ゴングゴング! 貴音! もう決まったぞ!」
カンカンカンカーン!
春香「い、痛い痛い、いだいぃぃっ!」 ポキポキポキ
貴音「せいぃぃっ!」 ダンッ! ダンッ!
春香「げぶっ……うぇ……ぐるじぃ、よぉ……!」ピクピク
P「まさか……床を踏み鳴らして衝撃まで加えるなんて……!」 グッ
小鳥「まさしく非情! 苛烈な人体破壊技!」
P「リングネームは『非情貴音』で決まりですね」
春香「ぎ……ギブ、アップ…………」ブクブクブクブク
響「ご、ゴングゴング! 貴音! もう決まったぞ!」
カンカンカンカーン!
22: 2014/06/17(火) 21:57:47.54 ID:C/AvME3l0.net
小鳥「えーっと……1R32秒、アルゼンチンバックブリーカー、ギブアップと」カキカキ
P「何記録してんですか、あんた」
小鳥「あ、すみません……つい」
春香「」ピク……ピク……
響「春香! しっかりするんだ春香! あと、なんで貴音は高々と手を揚げてるんだ!?」
貴音「はっ……す、すみません。つい、勝利に陶酔してしまって……!」
P「貴音、お前半分楽しんでるだろ」
貴音「い、いえ……そのような……」ゾクゾクッ
P「明らかにエクスタシーじゃねーか!」
P「何記録してんですか、あんた」
小鳥「あ、すみません……つい」
春香「」ピク……ピク……
響「春香! しっかりするんだ春香! あと、なんで貴音は高々と手を揚げてるんだ!?」
貴音「はっ……す、すみません。つい、勝利に陶酔してしまって……!」
P「貴音、お前半分楽しんでるだろ」
貴音「い、いえ……そのような……」ゾクゾクッ
P「明らかにエクスタシーじゃねーか!」
23: 2014/06/17(火) 21:58:41.18 ID:C/AvME3l0.net
ガチャッ
律子「おはようございま……何、何ですかこの状況は?」
貴音「おはようございます」ズイッ
律子「ちょ、何? 近いわよ……?」
貴音「すみません……体が勝手に!」ガシッ……バタン!
律子「痛っ……何なのよ、いったい……!」
P「後ろから倒して跨り、首に手を……」
小鳥「これは、キャメルクラッチの体勢ですが」
律子「ちょっと! 何すん……ふぐぁぁっ!?」 グイー
P「い、いや……まさかの鼻フック式・キャメルクラッチだ!」
律子「おはようございま……何、何ですかこの状況は?」
貴音「おはようございます」ズイッ
律子「ちょ、何? 近いわよ……?」
貴音「すみません……体が勝手に!」ガシッ……バタン!
律子「痛っ……何なのよ、いったい……!」
P「後ろから倒して跨り、首に手を……」
小鳥「これは、キャメルクラッチの体勢ですが」
律子「ちょっと! 何すん……ふぐぁぁっ!?」 グイー
P「い、いや……まさかの鼻フック式・キャメルクラッチだ!」
24: 2014/06/17(火) 22:00:50.09 ID:C/AvME3l0.net
小鳥「これは従来のキャメルクラッチほどの威力はありませんが……屈辱感を煽り立てる技ですね!」
P「ええ、見てください。律子のふだんの怜悧さが微塵も感じられません!」
律子「や、やめへぇ……見らい、れぇ……」グイー…… ダラダラ
小鳥「伸びきった鼻の穴! 刺激に耐えきれず流れる鼻水! まさに! まさに非情!」
P「心なしか、貴音の顔もさながら処刑人の如き冷徹さ!」
律子「やめへ……やめへ、くらはい……! やめ……」グイー……
小鳥「仕事では男以上に渡り合う律子プロデューサー、まさかの懇願! まさかの戦意喪失!」
P「鼻だけではなく口もあんぐりと開かされ、なんともいえない間抜けさ!」
小鳥「もうレフェリー止めた方がいいんじゃないですか? 危険ですよ」
P「これは……もう、勝負決まりましたね。我那覇レフェリー、そろそろ……」
響「え、じ、自分レフェリーなのか!?」
カンカンカンカーン!
P「ええ、見てください。律子のふだんの怜悧さが微塵も感じられません!」
律子「や、やめへぇ……見らい、れぇ……」グイー…… ダラダラ
小鳥「伸びきった鼻の穴! 刺激に耐えきれず流れる鼻水! まさに! まさに非情!」
P「心なしか、貴音の顔もさながら処刑人の如き冷徹さ!」
律子「やめへ……やめへ、くらはい……! やめ……」グイー……
小鳥「仕事では男以上に渡り合う律子プロデューサー、まさかの懇願! まさかの戦意喪失!」
P「鼻だけではなく口もあんぐりと開かされ、なんともいえない間抜けさ!」
小鳥「もうレフェリー止めた方がいいんじゃないですか? 危険ですよ」
P「これは……もう、勝負決まりましたね。我那覇レフェリー、そろそろ……」
響「え、じ、自分レフェリーなのか!?」
カンカンカンカーン!
25: 2014/06/17(火) 22:02:14.06 ID:C/AvME3l0.net
小鳥「レフェリーストップ、と」カキカキ
律子「う、うぅ……ぐすっ……」ポロポロ
P「律子、もうそろそろ……泣くの、やめよう。伊織たちが来るぞ」
律子「だ、だって……みんなに、私の……あんな顔、見られ……」シクシク
貴音「……本当に申し訳ございませんでした。自分では止められませんでした」
響「顔はやめようよ、貴音ー」
貴音「猛省しております」
P「ところで、春香はまだ起きないのか」
小鳥「朝っぱらから本気のバックブリーカーはキツいですよ」
響「どんな技でもキツいと思うさ……」
律子「う、うぅ……ぐすっ……」ポロポロ
P「律子、もうそろそろ……泣くの、やめよう。伊織たちが来るぞ」
律子「だ、だって……みんなに、私の……あんな顔、見られ……」シクシク
貴音「……本当に申し訳ございませんでした。自分では止められませんでした」
響「顔はやめようよ、貴音ー」
貴音「猛省しております」
P「ところで、春香はまだ起きないのか」
小鳥「朝っぱらから本気のバックブリーカーはキツいですよ」
響「どんな技でもキツいと思うさ……」
27: 2014/06/17(火) 22:03:15.44 ID:C/AvME3l0.net
――――
貴音「せいやぁっ!」ギリギリギリギリ
千早「いだだだだだっ!? ちょ、四条さん、痛っ……がぁぁぁぁ!」ミシミシミシミシ
小鳥「パロ・スペシャル!」
P「まさに大空に羽ばたく自由の翼! 千早の背骨はもう限界か!?」
――――
貴音「とうっ!」ズダァン!!
真「ぐはぁぁっ!」
小鳥「オクラホマ・スタンピード!」
P「鍛え上げられた真にだからこそかけられる技です!」
貴音「せいやぁっ!」ギリギリギリギリ
千早「いだだだだだっ!? ちょ、四条さん、痛っ……がぁぁぁぁ!」ミシミシミシミシ
小鳥「パロ・スペシャル!」
P「まさに大空に羽ばたく自由の翼! 千早の背骨はもう限界か!?」
――――
貴音「とうっ!」ズダァン!!
真「ぐはぁぁっ!」
小鳥「オクラホマ・スタンピード!」
P「鍛え上げられた真にだからこそかけられる技です!」
28: 2014/06/17(火) 22:05:53.81 ID:C/AvME3l0.net
――――
貴音「はぁっ!」
亜美「んぎゃあぁぁぁぁっ!?」ドガァッ!
小鳥「アトミック・ドロップ!」
P「な、なんと惨い……!」
――――
真美「や、やめてやめてやめて! 恥ずかし……兄ちゃん、見ないでってばぁっ!」ギリギリギリ
小鳥「レッグスプレッド(股裂き)……!」
P「ホットパンツの裾から下着がちらりと見えてますね」
小鳥「眼福眼福」
――――
貴音「はぁっ!」
亜美「んぎゃあぁぁぁぁっ!?」ドガァッ!
小鳥「アトミック・ドロップ!」
P「な、なんと惨い……!」
――――
真美「や、やめてやめてやめて! 恥ずかし……兄ちゃん、見ないでってばぁっ!」ギリギリギリ
小鳥「レッグスプレッド(股裂き)……!」
P「ホットパンツの裾から下着がちらりと見えてますね」
小鳥「眼福眼福」
――――
29: 2014/06/17(火) 22:06:34.36 ID:C/AvME3l0.net
P「……さて、一通りかけ終わったかな?」
小鳥「事務所の中は氏屍累々ですね」
響「あとは……雪歩、だな」
P「やよいはアームロックで済んでよかった」
真「いや、よくはないでしょ」
響「いじめの現場だったぞ、ほとんど」
小鳥「まともに動けるのは響ちゃんと真ちゃんだけですね。千早ちゃんもそろそろ回復しますかね」
P「よかったな、鍛えてて」
真「はぁ」
響「まぁ、結果的には……」
小鳥「事務所の中は氏屍累々ですね」
響「あとは……雪歩、だな」
P「やよいはアームロックで済んでよかった」
真「いや、よくはないでしょ」
響「いじめの現場だったぞ、ほとんど」
小鳥「まともに動けるのは響ちゃんと真ちゃんだけですね。千早ちゃんもそろそろ回復しますかね」
P「よかったな、鍛えてて」
真「はぁ」
響「まぁ、結果的には……」
30: 2014/06/17(火) 22:07:41.47 ID:C/AvME3l0.net
P「さて……雪歩、どんな技が来るかな」
小鳥「あずささんの時の空中殺法は凄かったですね、壁を蹴ってジャンプして」
P「あれは見ごたえがありました。さながら月へ舞い上がるかぐや姫のようでした」
響「なぁ、今日みんな仕事になるのか?」
真「いやぁ……無理でしょ」
貴音「相済みません……これも、全てわたくしのせいで……」
真「あのさ、貴音。わざとじゃないんだよね?」
貴音「ほ、本当です! 身体が勝手に……抑えきれないのです!」
P「今度、め○ゃイケのアレに出てみるか?」
小鳥「……さぁ、そろそろ雪歩ちゃんが来るわよ。ビデオの準備も万端です」
ガチャッ
小鳥「あずささんの時の空中殺法は凄かったですね、壁を蹴ってジャンプして」
P「あれは見ごたえがありました。さながら月へ舞い上がるかぐや姫のようでした」
響「なぁ、今日みんな仕事になるのか?」
真「いやぁ……無理でしょ」
貴音「相済みません……これも、全てわたくしのせいで……」
真「あのさ、貴音。わざとじゃないんだよね?」
貴音「ほ、本当です! 身体が勝手に……抑えきれないのです!」
P「今度、め○ゃイケのアレに出てみるか?」
小鳥「……さぁ、そろそろ雪歩ちゃんが来るわよ。ビデオの準備も万端です」
ガチャッ
32: 2014/06/17(火) 22:08:30.54 ID:C/AvME3l0.net
雪歩「おはようございます。すみません、遅くなり……ひぃっ!?」ビクゥッ!
千早「うぅぅぅ……腰が……」サスサス
亜美「痛い……おまた、痛いよぉ……」シクシク
美希「ごほ、ゲホゲホ……おえっ……!」プルプル
伊織「く……あ、あら……雪歩……おはよう」ガクガクガク
雪歩「な、なんですかこれ!? 何があったんですか!?」
千早「うぅぅぅ……腰が……」サスサス
亜美「痛い……おまた、痛いよぉ……」シクシク
美希「ごほ、ゲホゲホ……おえっ……!」プルプル
伊織「く……あ、あら……雪歩……おはよう」ガクガクガク
雪歩「な、なんですかこれ!? 何があったんですか!?」
34: 2014/06/17(火) 22:10:25.44 ID:C/AvME3l0.net
P「すぐ知る事になる。大丈夫……床にマットは敷いておいた」
雪歩「何……わぁっ!?」
貴音「萩原雪歩……本当に、本当に申し訳ございません……!」ググググッ
小鳥「あ、あの体勢は……もしや!」
P「ええ、間違いない!あれは……」
小鳥・P『キ○肉バスター!!』
雪歩「何……わぁっ!?」
貴音「萩原雪歩……本当に、本当に申し訳ございません……!」ググググッ
小鳥「あ、あの体勢は……もしや!」
P「ええ、間違いない!あれは……」
小鳥・P『キ○肉バスター!!』
38: 2014/06/17(火) 22:12:29.27 ID:C/AvME3l0.net
雪歩「ひぃやぁぁぁぁっ!? お、下ろして! 下ろしてくださぁい!」ジタバタ
P「しかもいつものワンピース姿でのキ○肉バスター! 純白の聖域が開かれています!」
小鳥「フリル付き、しかもサイドは紐です! 最高ですよ、これは!」
真「う、うわ……うわぁぁ……」ドキドキ
響「い、意外にスゴいの穿いてるぞ……」ドキドキ
雪歩「こ、こんなのいやですぅ! 見ちゃだめぇぇ!」
P「おや?」
小鳥「……ええ、抱え上げたまま一向にフィニッシュしませんね」
P「貴音……どうしたんでしょうね」
P「しかもいつものワンピース姿でのキ○肉バスター! 純白の聖域が開かれています!」
小鳥「フリル付き、しかもサイドは紐です! 最高ですよ、これは!」
真「う、うわ……うわぁぁ……」ドキドキ
響「い、意外にスゴいの穿いてるぞ……」ドキドキ
雪歩「こ、こんなのいやですぅ! 見ちゃだめぇぇ!」
P「おや?」
小鳥「……ええ、抱え上げたまま一向にフィニッシュしませんね」
P「貴音……どうしたんでしょうね」
42: 2014/06/17(火) 22:14:33.66 ID:C/AvME3l0.net
貴音「く、ぅぅぅ……!」ブルブル
雪歩「し、四条さん?」
貴音「駄目です……このまま叩き付けてしまっては……!」ガクガクガク
P「ま、まさか……技への欲求に抵抗しているのか!?」
小鳥「この土壇場で、何という精神力!」
貴音「これ以上……仲間を……傷付けさせは、しません!」ガク…ガクッ……
雪歩「四条さん……やっぱり……」
P「いや、しかしこれは」
小鳥「ええ……タイミングがまずいですよ」
雪歩「し、四条さん?」
貴音「駄目です……このまま叩き付けてしまっては……!」ガクガクガク
P「ま、まさか……技への欲求に抵抗しているのか!?」
小鳥「この土壇場で、何という精神力!」
貴音「これ以上……仲間を……傷付けさせは、しません!」ガク…ガクッ……
雪歩「四条さん……やっぱり……」
P「いや、しかしこれは」
小鳥「ええ……タイミングがまずいですよ」
43: 2014/06/17(火) 22:16:30.16 ID:C/AvME3l0.net
雪歩「み、見られちゃってますぅ! 下ろして! っていうか早く終わってくださいー!」ジタバタジタバタ
貴音「ふぬぉぉぉ……! そ、そうは……させ……」ブルブルブル
響「なぁ、これって」
真「うん……さらし者だよね」
P「貴音! もうフィニッシュしちゃえって! 公開処刑になっちゃってるから!」
小鳥「完っ全に裏目に出てますね、これ」
貴音「ふぬぉぉぉ……! そ、そうは……させ……」ブルブルブル
響「なぁ、これって」
真「うん……さらし者だよね」
P「貴音! もうフィニッシュしちゃえって! 公開処刑になっちゃってるから!」
小鳥「完っ全に裏目に出てますね、これ」
44: 2014/06/17(火) 22:17:47.03 ID:C/AvME3l0.net
雪歩「も、もう病院送りでいいですからぁ! お願いです、早く投げてください!」ジタバタジタバタ
真「あ、バカ……雪歩! 暴れるから、下着の……あ、あそこが……ずれ……」
響「も、もうちょっとで……はみ出しちゃうぞ……」
雪歩「い、いやあぁぁぁぁぁっ! 見ないでぇぇぇぇ!」
ズドオォォォン!
真「あ、バカ……雪歩! 暴れるから、下着の……あ、あそこが……ずれ……」
響「も、もうちょっとで……はみ出しちゃうぞ……」
雪歩「い、いやあぁぁぁぁぁっ! 見ないでぇぇぇぇ!」
ズドオォォォン!
46: 2014/06/17(火) 22:20:05.41 ID:C/AvME3l0.net
――――――――
P「結局、雪歩は股関節を酷く痛めて二週間は絶対安静」
P「最後には高木社長にスピニング・トーホールドまで決めた」
P「だが、貴音もいつも通りに戻って、今はようやく穏やかな日常を取り戻した」
P「アイドル達も、しばらくは誰かが後ろに立つのを警戒していたようだが」
P「今は平和なものだが、俺はたまに貴音に頼んで技をかけてもらっている」
P「ちなみに、今日は三角締めを頼むつもりだ」
終わり
P「結局、雪歩は股関節を酷く痛めて二週間は絶対安静」
P「最後には高木社長にスピニング・トーホールドまで決めた」
P「だが、貴音もいつも通りに戻って、今はようやく穏やかな日常を取り戻した」
P「アイドル達も、しばらくは誰かが後ろに立つのを警戒していたようだが」
P「今は平和なものだが、俺はたまに貴音に頼んで技をかけてもらっている」
P「ちなみに、今日は三角締めを頼むつもりだ」
終わり
47: 2014/06/17(火) 22:23:09.74 ID:dXV3Fv3h0.net
おつ
引用元: 貴音「か、身体が勝手に技を……!?」
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