1: 2015/02/12(木) 00:34:21.67 ID:AkWhOsZ3O

2: 2015/02/12(木) 00:35:14.08 ID:AkWhOsZ3O
モバP「ももいろたろう」

3: 2015/02/12(木) 00:35:45.42 ID:AkWhOsZ3O
 昔々あるところに、お爺さんとお婆さんがいました。
 おじいさんは街へ出稼ぎに、おばあさんは河原でプログラムを組んでいました。

「………あれ?」

 そんなおばあさんの目の前に、大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。

「これくらい大きい桃なら、亜子も満足するかな」

 そう言っておばあさんは、桃を家まで運んでいきました。

4: 2015/02/12(木) 00:36:21.45 ID:AkWhOsZ3O
ーーーー
ーー


「ん?なんや泉、その桃」

 おばあさんが家に着くと、そこにはすでにおじいさんが帰ったいました。

「川に流れてきたの、これだけ大きければお腹も満たせるでしょ」

「いや、さすがにデカすぎるやろ……」

「(…………こうしないと話が進まないから、乗って)」

「…………そ、そうやなー、美味しそうやんかー」

5: 2015/02/12(木) 00:36:56.57 ID:AkWhOsZ3O
 そんなこんなで、2人は桃を割ることにしました。
 おばあさんは包丁を用意し、それを桃に入れます。

グイッ ザクッ パカッ

「はぁーい、桃から生まれたさくらでぇす!…………あっ、ももたろうでぇす!」

 なんと、桃の中から可愛らしい女の子が生まれてきました。

「なんや、たまげたなぁ。そや、桃から生まれたんやしももたろうって名前にせえへん?」

「もうそれ名乗っちゃってるけどね」

 こうしてももたろうと名付けられた女の子はすくすくと成長していきました。

 そして時は流れ……

6: 2015/02/12(木) 00:37:32.72 ID:AkWhOsZ3O
「鬼?」

「せや、この村の金品を奪っていく悪い鬼……いや、悪魔かそれ以上のやつがおんねん」
 
「私たちもずいぶん苦しめられたのよ」

 おじいさんたちの村は昔から鬼たちによって支配されており、おじいさんたの生活は困窮していました。

7: 2015/02/12(木) 00:38:02.33 ID:AkWhOsZ3O
「じゃあその鬼たちはわたしが倒してくるよ!」

 ももたろうはそう切り出します。

「え、ほんまか?」

「大変だよ?」

「だってぇ、イズミンたちが困ってるんなら助けなきゃってぇ!」

 ももたろうは満面の笑みでおじいさんたちにそう言います。

「ありがとなぁ、ももたろう」

「うん、私たちも応援してるね」

 そうして、ももたろうの鬼退治が始まるのでした。

8: 2015/02/12(木) 00:38:29.26 ID:AkWhOsZ3O
ーーーー
ーー


 そしてついに出発の時は訪れました。

「じゃあ行ってくるねぇ!」

「ちょっと待ち、ももたろう」

 いざ行かんとしたももたろうを、おじいさんが呼び止めます。その手には何か袋があります。

「これ、持ってき。ウチと泉で作ったきびだんごや」

 そう言っておじいさんはももたろうにきびだんごが入った袋を渡します。

「それで仲間を増やして行き」

「うん、行ってくるねぇアコちゃん!」

「ほな、達者でな!」

 こうしてももたろうの冒険は始まりました。

9: 2015/02/12(木) 00:39:03.25 ID:AkWhOsZ3O
ーーーー
ーー


 そうこうしていると、ももたろうには三匹のお供ができていました。

 まずは犬

「ふーん、あんたが私のももたろう?まあ、悪くないかな」

 次に猿

「えっ!?鬼のお山に登っていいの!?」

 最後に雉

「手羽先は関係ないですけど……むーりぃー……」

 とても頼りがいのある三匹です。

「それじゃみなさぁん!鬼ヶ島に行きましょう!」

「……おー」「おー!!」「むーりぃー……」

10: 2015/02/12(木) 00:39:45.01 ID:AkWhOsZ3O
ーーーー
ーー


 そして鬼ヶ島、ここには鬼や悪魔、さらにそれより恐ろしいものがいるという噂が絶えず流れます。

「いよいよだねぇ」

 ももたろうたちが乗っている舟が、鬼ヶ島に到着します。

「さあみんな、行きましょう!」

 ももたろうがそう言うと、お供たちは同時に飛び出して行きました。

11: 2015/02/12(木) 00:40:27.11 ID:AkWhOsZ3O
「蒼の剣を受けよ!アイオライト・ブルー!」

「ウヒヒ、お山が沢山!」

「あの……帰りたいんですけど……」

 こうして、鬼や悪魔たちはあっという間に全滅しました。

 残りは彼らを牛耳っていた者だけです。

12: 2015/02/12(木) 00:41:10.82 ID:AkWhOsZ3O
「あらあら、こんなところまで来て。今なら超得ショップがやっていますよ?」

 彼らのボス、ち○ろはももたろうたちに襲いかかります。

「出たなぁちひろ!わたしたちが成敗してくれるぅ!」

 ももたろうと○ひろの激しい戦いが始まりました。お互いに一歩も引かない熱い戦いです。

 と、ここでももたろうが動きます。必殺技の構えです。

「ひっさつぅ……ピーチブライトぉ!」

 ももたろうの刀から、眩いピンクの光が出てちひ○に襲いかかります。

「ぐわぁぁぁーー!」

 こうしてちひろの悪しき魂は浄化され、戦いは幕を閉じました。

13: 2015/02/12(木) 00:41:39.75 ID:AkWhOsZ3O
ーーーー
ーー


「おお!ホンマにやったんか!」

 ももたろうが村に帰ると、おじいさんたちが迎えにきました。

「お疲れ様、ももたろう」
 
「うん、イズミンやアコちゃんのおかげだよぉ!」

 こうして村には平和が訪れ、三人は仲良く暮らしましたとさ。

おしまい

14: 2015/02/12(木) 00:42:25.57 ID:AkWhOsZ3O
モバP「って話を考え……」

ちひろ「プロデューサーさん、ちょっとお話が」

モバP「」 

おわり

15: 2015/02/12(木) 00:44:17.18 ID:AkWhOsZ3O
ある程度ストーリーは決めていましたが、五月病を発病してしまったせいで前スレ落ちるまで書く気が起きませんでした
今後はこちらでよろしくお願いします

引用元: モバP「モバマス童話ver?」