1: ◆qTT9TbrQGQ 平成31年 04/20(土)04:26:15 ID:4B3
凛「むっ……」

雪美「むぅ……」

森久保「ふ、ふたりとも、もりくぼのために、あらそわないでぇ……」


ガチャ

P「おはようございm……この状況はなんだ?」

森久保「プロデューサーさん、おはようございます。えーとですね……それが、もりくぼも、なにがなんやらで……」
【新装版】アイドルマスター シンデレラガールズ U149(1) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)
2: 平成31年 04/20(土)04:30:02 ID:4B3
凛「乃々は、私の妹だよ」

雪美「ううん……乃々は……私の、妹……」


森久保「こうやって、どっちがもりくぼの姉に相応しいか、って競い合ってて……」

P「え、雪美って森久保よりも年下だよな?」

森久保「ええ……なのに、雪美さんが、私の方が姉だ、って……」


雪美「あ、プロデューサー……おはよう」

凛「おはよう、プロデューサー。それで、プロデューサーはどっちが乃々の姉に相応しいと思う?」

雪美「私……だよね……?」

P「ええと、その前に……雪美、お前、森久保よりも年下だよな? どうして……」

雪美「それは、大丈夫……凪が……『年下の姉、エモいな』って……」

凛「私も度肝を抜かれたよ。正直、アリかなって思っちゃった」

森久保「何回聞いても、ワケがわかりませんけど!?」

P「年下の姉か……いいな」

森久保「プロデューサーさんまで!!???」

3: 平成31年 04/20(土)04:31:25 ID:4B3
凛「でもやっぱり私の方が乃々の姉に相応しいんだよね」

P「まあ、よくファンの間で"りんのの"とか言われてるしな」

凛「ラジオでもライブでも、いつも私がリードしてるからね」

森久保「ええ、いつもお世話になっています……」

凛「ふふ、ならもう、文句は無いよね?」

雪美「でも……凛……乃々と、あまり似てない……」

凛「……………………ちょっとヘアアレンジしてくるね」

P「いやいやいやいや、髪型の話じゃないだろ。性格だろ」

凛「性格ね……確かに、紙一枚分くらいは違うかもしれないね」

森久保「凛さんの言う紙は、どれくらい分厚いんですか」

4: 平成31年 04/20(土)04:33:16 ID:4B3
凛「でも、実は私も臆病なところ、あるんだよ? それに自分で言うのもあれだけど、ポエムの才能だってある……らしいし……」

P「うーん……俺の知ってる渋谷凛は、基本的に気が強いんだがなあ……」

凛「そ、それに、性格の似てない姉妹なんて、世の中にたくさんいるよ。例えば、隣のアイドル事務所の大崎姉妹とか、あと最近うちに入った久川姉妹とか……」

P「どっちも性格の代わりに見た目がかなり似てるけどな。それに、根は割と似通ってる気がするぞ」

凛「……じゃあ、そこが課題だね。ね、乃々」

森久保「ど、どうしてそこでもりくぼに振るんですか……」

凛「改めて、これからも姉妹として、よろしくね、乃々」

森久保「これまでが無いと思うんですけど……?」

5: 平成31年 04/20(土)04:34:24 ID:4B3
雪美「ううん……私のほうが、乃々の姉……」

森久保「雪美さん……妹じゃだめなんですか……?」

雪美「だめ……私が、お姉さん…………」ジー

森久保「……あの、もりくぼ、そうやって直視されるの、苦手なんですけど……」プイッ

雪美「……ほら、ね……」

P「やっぱり雪美が姉だな」

凛「間違いないね」

森久保「え、これ、私がおかしいみたいになってるんですけど……なんで…‥え……」

雪美「それに……見た目、似てる……」

P「そうか?」

雪美「ほら……目……」

凛「色は違うけど……」

P「二人とも、ジト目だな」

6: 平成31年 04/20(土)04:36:32 ID:4B3
雪美「それに……性格も、似てる……」

森久保「それは……まあ、凛さんよりも、似通っている部分は、多いと思いますけど……」

雪美「例えば…………三点リーダー……愛用してる……」

P「そんなメタいことを……」

凛「でも、えーと……ほら、乃々はすぐ目をそらすけど、雪美は目をじっと見るじゃん」

雪美「それ以外は……大体、同じだよ……多分……」

P「まあ、雰囲気は似てるかもしれないな」

雪美「ふふっ……乃々……これからも、姉妹として……よろしくね……」

森久保「雪美お姉ちゃん……いや、やっぱりむーりぃー……」

凛「乃々、その呼び方、私にもやって」

森久保「……え、どうしててですか……まあいいですけど……凛お姉ちゃん……」

凛「うっ鼻血が」

7: 平成31年 04/20(土)04:38:15 ID:4B3
凛「それで、プロデューサーは、どっちが乃々の姉に相応しいと思う?」

P「乃々に聞いても濁されるからって、俺に聞くなよ」

雪美「プロデューサー、保護者だから……」

P「……そうだな……というか、もう面倒だし、二人とも姉でいいんじゃないか?」


凛・雪美「「……あっ」」

凛「どうして、そんな簡単なことに気付かなかったんだろう」

雪美「……確かに……それじゃあ……私が、次女……だね……」

8: 平成31年 04/20(土)04:38:53 ID:4B3
森久保「……丸く収まりましたね……じゃあ、私はこれで……」

ガシッ

凛「どこ行くの、乃々」

森久保「え、えーと……机の下に、戻ろうかと……」

雪美「お姉ちゃんだから……一緒に入ってあげる……」

森久保「そ、そんな気遣い、いらないんですけど……」

凛「遠慮しないで、乃々」

森久保「遠慮なんかじゃないんですけど……!?」

ズルズル

森久保「ちょ、ちょっと、引きずらないでぇ…………プロデューサーさん、助けてぇ……」

P「さっそく三姉妹で仲良くしてるな、いいぞ。三姉妹の企画も作ってやるからな」

森久保「か、勘弁してほしいんですけど……! もうむーりぃー……!!」


おしまい

9: 平成31年 04/20(土)04:45:27 ID:4B3
"りんのの"と"ののゆき"を魔合体させたかっただけでした。
モバマス基準ではまだログボ更新されてないので毎日投稿継続中。掲示板は違うけど。

総選挙、渋谷凛・森久保乃々・佐城雪美に投票お願いします。

10: 平成31年 04/20(土)21:44:18 ID:rmK
好き

引用元: 【モバマスSS】凛「乃々は渡さないよ」雪美「負けない……」