3: 2021/09/25(土) 00:07:23.02 ID:hPgBQf3n.net
絵里 「ねぇ、にこ」

にこ 「ん? なによ」

絵里 「バレンタインにチョコをあげたらホワイトデーにチョコを貰えるじゃない?」

にこ 「そうね」

絵里 「……」

にこ 「で、それがどうしたの?」

絵里 「……今から生徒全員にチョコを配ってくるわ!」

にこ 「ちょ待てバカっ!!」

1.『チョコの恩返し』おわり

4: 2021/09/25(土) 00:08:11.13 ID:hPgBQf3n.net
花陽 「お米って偉大だと思いませんか?」

真姫 「……宗教の勧誘はちょっと」

花陽 「違うよぉ、真姫ちゃん! 宗教じゃなくてお米の素晴らしさを伝えたいのっ!」

真姫 「お米は偉大だと思うわ。でも私は花陽ほど、お米について語れないの。だからお米じゃなくて違う話をしてみない?」

花陽 「じゃあスクールアイドルの話とか?」

真姫 「ふふ、良いじゃない、その話をしましょ」

ガラッ

凛 「ラーメンって偉大だと思いませんか?」

真姫 「……もう一人増えた」

2.『真姫ちゃんはトマト信者』おわり

7: 2021/09/25(土) 00:09:13.22 ID:hPgBQf3n.net
穂乃果 「海未ちゃんは博識だなぁ」

海未 「こんなこと、常識の範囲内です。穂乃果、あなたの勉強が足りないんですよ」

穂乃果 「なっ、穂乃果だって多少は勉強してるよ!!」

海未 「いつも私に教えてもらってばかりじゃないですか。もはや穂乃果の疑問はすべて私が解決してると言っても過言ではありません」

穂乃果 「むーー! 言ったなー! なら穂乃果が日々悩んでることを海未ちゃんに質問するから全部答えてよ!」

海未 「ほお、穂乃果が日々疑問に思ってることですか」

海未 (穂乃果のことですから、どうせランチパックの相場とかでしょ。簡単な質問です)

穂乃果 「ランチパックってあんなに美味しいけどそれを作ってるのは人でしょ? つまり人の力であんなに美味しいものがあるわけ。でも、食べ物っていうのはいろんな生き物の命をありがたくもらってるから食べれてるわけで、つまりランチパックは多くの命の上成り立ってるわけだけど、海未ちゃんは命についてどう考える? そういえばニーチェは神はいないって言ってたけど私はランチパック神っていう神様のことを信じていて……」 ゴニョゴニョ

海未 「……」

海未 「穂乃果、私が悪かったです」

3.『答えのない禅問答』おわり

9: 2021/09/25(土) 00:10:51.63 ID:hPgBQf3n.net
ことり 「あれ……? 糸がなくなっちゃった」

にこ 「それは大変ね、よければにこが買ってこようか?」

ことり 「ありがとうにこちゃん! ならこれを渡さないとね」 ゴソゴソ

にこ 「あっ、部費で払うってことね」

ことり 「はい、これ」 スッ

にこ 「えっ? お菓子?」

ことり 「裁縫部からよく貰うんだ、このお菓子と交換して」

にこ 「へー……裁縫部と」

にこ (やっぱりそんなにことりのお菓子って美味しいのかしら)

モグッ

にこ 「うまっ!?」

ことり 「もぅにこちゃん! 食べちゃダメだよ?」 フフ

4.『お菓子代は楽しいおしゃべりで』おわり

10: 2021/09/25(土) 00:11:51.20 ID:hPgBQf3n.net
穂乃果 「時間を止められる時計?」

希 「ふふ、そうなんよ。偶然スピリチュアルな筋から手に入れたん」

穂乃果 「それでなんで穂乃果に話したの?」

希 「……ウチと一緒にえりちにちょっかいをかけてみたり?」 ニヤリ

穂乃果 「……乗った!」

絵里 「二人ともどうしたの?」

ポチッ

希 「ぐへへ、ついにえりちにわしわしをできる日が……!」

穂乃果 「じゃあ穂乃果は絵里ちゃんの顔に落書きを……!」

希 (ん? 待てよ? この時間停止の制限時間とか知らないし、もしかしたらめっちゃ短いかもしれないし、いたずら中に解除されたら大変なことに……)

希 「……明日の英語の小テストの勉強でもしよ」

穂乃果 「ふふ、落書き、落書き~♪」

絵里 「……穂乃果?」 ゴゴゴゴゴ

5.『このあとチョコをあげたら許してくれました』おわり

11: 2021/09/25(土) 00:12:53.44 ID:hPgBQf3n.net
海未 「凛は次の定期テスト大丈夫ですか?」

凛 「……大丈夫にゃ……多分!」

海未 「何とも不安な返事ですが……」

凛 「英語がやっぱり自信がなくて」

真姫 「なら海未に教えてもらえばいいじゃない、歌詞にたくさん英語使ってるくらいだし」

海未 「まぁ私は一応二年生ですから凛に教えられますが、凛、私でいいのですか?」

凛 「もちろんにゃー! むしろ海未ちゃんに教えてもらうなら英語でもできそうにゃ!」

海未 「ふふ、それなら良かったです」

凛 「じゃあまずあの英語の意味を教えてよ! らぶあろーしゅーとっていうやつ!」

海未 「……」

海未 「凛、この話はなかったことにしません?」

6.『海未ちゃんは英語が苦手?』おわり

12: 2021/09/25(土) 00:13:57.17 ID:hPgBQf3n.net
絵里 「穂乃果、海未から聞いたわよ」

穂乃果 「へぇー、穂乃果のダジャレが爆笑の渦を生んだ話とか?」

絵里 「いや成績の悪さ」

穂乃果 「!?」 ギクッ

絵里 「海未に怒られてるところは何回も見てるけど、たしかに穂乃果ってほとんど勉強してる姿を見ないわよね。これってまずいんじゃない?」

穂乃果 「なっ! 穂乃果だって勉強してるよ!! ほら、こないだだって希ちゃんの目の前で教科書と睨めっこしたし!」

絵里 「でもごく稀でしょ?」

穂乃果 「いやもっとやってるから!」

絵里 「ごくごく稀じゃない」

穂乃果 「増えてるし」

絵里 「いや、もしかしてごくごくごくごくごくごくごく稀?」

穂乃果 「……絵里ちゃん何か飲んでるの?」

絵里 「」 ムカッ

7.『先に煽ってきたのそっちじゃん!』おわり

13: 2021/09/25(土) 00:15:36.27 ID:hPgBQf3n.net
花陽 「ある日、お米が空を飛んでるのを見たんです。炊き立てでした」

真姫 「……」

凛 「凛なんてラーメン型のUFOを見たんだよ!?」

真姫 (この二人、食べ物の話ばっかりね)

ガラッ

希 「UFOといえばウチやね!」

真姫 「また一人増えたし」

希 「ウチがUFOを呼び出す踊りをしてみせよう!」 グソクムシー

凛 「ええっ!? 希ちゃんUFO呼び出せるの!?」

フワフワ

花陽 「本当にUFOが来ちゃったのぉ!?」

真姫 「UFOなんて興味ないけど真姫ちゃんの知識補充のため仕方なく窓の外を見てあげるわ」 ←実は気になっていた

パンガウマイッ

ッテウワァァァァァァーー

凛 「……穂乃果ちゃんがUFOに連れていかれちゃったけど、えっ、希ちゃん、どうしよう」

希 「……ふむ」

希 「……想定外や」

8.『UFOとスピリチュアルは突然に』おわり

14: 2021/09/25(土) 00:16:50.43 ID:hPgBQf3n.net
花陽 「このアイドルが私の今の一押しです!!」 キラキラ

にこ 「さすが花陽ね、にこもこのアイドルには注目してたのよ」

ガラッ

海未 「にこ、花陽! 穂乃果がどこにいるか知りませんか? 生徒会長の仕事もサボって一体どこに行ったのか」

花陽 「穂乃果ちゃん……?」 ピクッ

花陽 「あばばばばばばばばば!」

にこ 「花陽、どうしたの!?」

花陽 「ほ、穂乃果ちゃんは、今UFOに連れて行かれて……! 希ちゃんと凛ちゃんが追いかけてて……! 真姫ちゃんはUFOの幻覚だって信じてなくて……!」 ガクガク

にこ 「UFO!? なんでそんなことになってるのにこんなとこで呑気にアイドルトークなんかしてるのよ!?」

花陽 「げ、現実逃避をしてしまいました……!」

にこ 「もぅ花陽のバカっ!」

9.『海未ちゃんはその話を聞いた途端飛び出しました』おわり

15: 2021/09/25(土) 00:21:19.29 ID:hPgBQf3n.net
穂乃果 「ひぃぃぃ! 宇宙人だぁぁぁ!?」 ガクガク

宇宙人 「ワレワレハ ウチュウジンダ。ヨンダノハ オマエカ?」

穂乃果 「知りません! 知りません! 穂乃果はただパンを食べてただけですっ!! ヘルプミー! ヘルプユー!!」

宇宙人 「ナルホド。ナラシカタナイ、チョウサノタメ ジッケンヲ」

穂乃果 「じ、実験!? 実験なんてご勘弁! 実験なんてされたら事件だよ!……なんちゃって? あはは」

宇宙人 「ジョウダンデ ゴマカシテモ ムダダゾ」

穂乃果 「ひぃぃぃぃぃ!」

グゥゥゥ

宇宙人 「ナンノオトダ? マサカ ドアデモヒライタノカ?」

穂乃果 (助けが来た……!?)

穂乃果 「って穂乃果のお腹の音だった……」 グゥゥゥ

宇宙人 「コイツ ノンキダナ」

10.『穂乃果はいつも通り』おわり

16: 2021/09/25(土) 00:23:24.17 ID:hPgBQf3n.net
絵里 「ねぇ、真姫。エリマキトカゲって知ってる?」

真姫 「……知識としては」

真姫 (まさかめっちゃくだらないこと言ったりしないでしょうね)

絵里 「あのエリマキトカゲの動き、ダンスの振り付けに使えないかしら」

真姫 「あの動きを? 流石に難しいんじゃない?」

絵里 「もちろんアレンジはするわ。でも、案外動物の動きとかを踊りに使うのは面白い手法かもよ?」

真姫 (やっぱり流石絵里ね……! そんなくだらないことなんか言わないわよね!)

絵里 「ところで私と真姫がユニットを組んだらエリマキトカゲ……とかどう?www」

真姫 「やっぱりくだらない!!!!」

11.『BiBiでにことトカゲをメンバーチェンジさせたら、エリマキトカゲね』おわり

18: 2021/09/25(土) 00:26:19.16 ID:hPgBQf3n.net
凛 「UFOが速すぎて追いつけないよぉ!」

希 「凛ちゃんでも追いつけないとなると、このままじゃ穂乃果ちゃんが……!」

海未 「あの飛行物体が穂乃果が連れ去られたUFOですか!?」 タタタタ

凛 「海未ちゃん!? ええっ!? すごく速いんだけど!?」

希 「これが幼馴染パワーなんやね……!」

海未 「しかし空に浮かんでると、流石に届きません……! どうすれば……!」

凛 「! ことりちゃんから電話! スピーカーにするね!」

ことり 『ことりと花陽ちゃんの声でUFOの電波を操って低飛行させるね!』

海未 「二人の声は兵器か何かですか?」

ことり・花陽 『ねえ、ひとつだけ聞いていい?
私のことー♪』

12.『UFOだけじゃなくてリリホワも大ダメージを受けました』おわり

19: 2021/09/25(土) 00:27:25.95 ID:hPgBQf3n.net
グゥゥゥ

宇宙人 「マタ ハラヘッタノカ?」

穂乃果 「なっ! 今のはお腹の音じゃないよ!」

海未 「扉の音ですよ……! 宇宙人!!」 キリッ

穂乃果 「う、海未ちゃん!」 パァァ

海未 「私の大切な……穂乃果を連れ去るなんて、許しませんよ宇宙人!!」

宇宙人 「ニンゲンゴトキガ ワタシタチニカテルトデモ?」

ボコッボコッ バキッバキッ

宇宙人 「マケマシタ……」 ボロボロ

穂乃果 「秒殺だったね……流石海未ちゃん!!」

海未 「まぁ日々のトレーニングのおかげですね」

13.『宇宙人 vs 海未』おわり

20: 2021/09/25(土) 00:28:33.54 ID:hPgBQf3n.net
穂乃果 「そんなことがあったんだよ」

絵里 「私と真姫がエリマキトカゲの話をしてる時にそんなことが……」

穂乃果 「あ、そういえば宇宙人がめっちゃ文句言ってきたんだけど」

穂乃果 『真姫ちゃんの写真をあげるんで勘弁してください!』 ペコッ

宇宙人 『……』

宇宙人 『マキチャン』

穂乃果 「真っ姫患者にしてことなきを得たよ」 ホッ

希 「宇宙人にも人気だなんて、真姫ちゃんすごいなぁ」

真姫 「イミワカンナイ!」

穂乃果 「……それと、ありがとう海未ちゃん///」 ボソッ

海未 「?」

14.『真姫ちゃん、宇宙デビュー』おわり

21: 2021/09/25(土) 00:29:42.13 ID:hPgBQf3n.net
ガチャ

にこ 「あれ? 絵里は?」

真姫 「そういえばいないわね」

海未 「穂乃果でさえも来てるというのに、おかしいですね」

穂乃果 「どういうこと!?」

凛 「にこちゃんは知らないの?」

にこ 「知らないわ……あ、希は?」

希 「ウチも知らんなぁ……今日は別行動だったから」

花陽 「なんで別行動したんですか?」

希 「ほら今日はえりちモテモテだから」

ことり 「そっか! そういえば今日はホワイトデーだね、後でみんなでチョコを食べよう♪」

にこ 「ホワイトデーってまさか……」



絵里 「アイルビーバック……!」 グッド

チョコの山に埋もれて、親指を立てて沈んでいく絢瀬絵里の姿がそこにあった……!

15.『Re: チョコの恩返し』おわり

22: 2021/09/25(土) 00:34:52.70 ID:hPgBQf3n.net
ありがとうございました。
表示なぜか変わってますが、以前やわ銀だった者です。
久しぶりの投稿になります。
四コマのようなテンポ感(1レスで一つの話。連続してるものもあるが)を目指して書かせてもらいました。
1~15というのは、需要があればまた同じ形式で書きたいと思ったので一応付けました。

前作
可可 「音楽科にもかのんがいるデスカ!?」

前々作
穂乃果 「みんなが穂乃果のパンツを奪ってくるんだ」 真姫 「なるほどね……」

引用元: 【ss】穂乃果 「μ's四コマ!」 1~15