めう「夜更かししてためう？」

凛「夜更かし……そうね、似たようなものだわ」

めう「むむむ、夜更かしは美容の大敵めう！」

凛「なんか胸が大きそうな台詞ね……大丈夫よ、手入れはしているから」

めう「ほんとめう？触ってもいいめう？」

凛「駄目」

めう「えー、なんでめう？」

凛「自分のした行動を振り返ってみるといいわね」

めう「めう？めうはいつもよいこめう！」

凛(この世に要るのは良い子だけ……)

凛「まぁ、自分で言っておいて触らせないのも意気地がないわよね、手の甲ならいいわ」

めう「めうっ！りんりんせんせ、優しいめう！」

凛(貴方が物欲しげな視線を送っていたからよ……)

めう「おおう、すべすべめう……きめ細やかめう……」

凛「でしょう？」

めう「クリームとか塗ってるなり？」

凛「ええ、まぁ寝る前とかに……そういう貴方の手は少し荒れてるんじゃないかしら？」

めう「あ、ばりちゃっためう？」

凛「ガサガサした感触で分かるわ……」

凛「貴方も保湿クリームとか塗った方がいいわよ？」

めう「めう、そういうのよく分かんないなり……」

凛「私のが貴方に合うかどうかは分からないけれど……取り敢えず使ってみる？はい」

めう「え、いいめう？」

凛「ええ、買い置きがまだ家にあるから」

めう「りんりんせんせ、ありがとめう」

凛「いいのよ……ついでにここも」ﾑﾆ

めう「めぎゅっ！？」

凛「唇も、少し荒れてないかしら？」

めう「むぎゅぎゅ、いひゃいめう～」

凛「貴方……意外と肌の手入れとか怠っているの？」

めう「むに、あ、あんまり気にしてはないめう」

凛「やっぱり……貴方も多少は気にした方がいいわよ」

めう「めうう」

凛「とりあえず、リップも欲しいわね……丁度新品を持っていたわ」

めう「都合が良いめう」

凛「細かい事は気にしなくていいのよ……ほらはんこ屋、こっち」

めう「？」

凛「綺麗な唇をしてるのに、勿体無いじゃない」ﾇﾘﾇﾘ

めう「めうっ！？」

凛「ほら、動かないで頂戴、塗りづらいわ」

めう「あの、自分で塗れるから……」

凛「あら、失礼」

めう「めうう……りんりん先生って、お世話好きだったなり？」

凛「そういう訳ではないのだけれど……」

めう「……まりりのせい？」

凛「……内密にしておくわ」

めう「りんりん先生、変わっためう」

凛「そうかしら？」

めう「めう、バンドを一緒に始めてからは勿論そうなりが……まりりとお付き合いしだしてから、めう」

凛「えっ？」

めう「なんというか……幸せ！って感じがするなり」

凛「幸せ、ねえ」

めう「りんりん先生は、まりりと恋人になって幸せめう？」

凛「それは、勿論そうよ」

めう「……以前のりんりん先生なら、多分今のうんって言わなかっためう」

凛「そ、そうかしら？」

凛「それなら貴方だってグッズ屋がいるでしょう」

めう「ひなひなめう？」

凛「グッズ屋の前の貴方は、その、なんというか……しおらしいわよね」

めう「おしお？こしお？」

凛「まぁ元気に引っ付いてる時もあるけれど……ずっと仲良しなのよね、貴方達」

めう「そうめう！ひなひなとめうはずっとずっと仲良しさんめう！」

凛「ふふ……少し、貴方とグッズ屋の関係が羨ましかったりするわ」

めう「めう？なんでめう？」

凛「そうね……それははんこ屋とグッズ屋がずっと昔からの付き合いだから、かしら」

めう「？」

めう「りんりんせんせ……もしかしてまりりとお友達になったのが最近なのを気にしてるめう？」

凛「き、気にしてるという程でもないけれど……ちょっと、気になる程度よ」

めう「だいじょうぶめう！」

凛「何が？」

めう「お付き合いっていうのは時間の長さじゃないめう！過ごした時間の濃さめう！」

凛「……」

めう「……ってさききが言ってたのを聞いためう」

凛「やっぱり貴方の台詞じゃなかったわね」

めう「めうう」

凛「でも、ありがとう」

めう「めう！」

めう「ところで、りんりん先生？」

凛「なあに」

めう「折角だから、ちょっと相談したいめう」

凛「……内容によるけれど」

めう「めう、じゃあ言っちゃうめう！」

凛「ええ」

めう「あの……ひなひなのことで」

凛「グッズ屋？」

めう「めう、ひなひなとお付き合いして暫く経つめう」

凛「ええ」

めう「ひなひなは優しいし、暖かいし、めうをぎゅってしてくれるし、頭なでなでしてくれるし、大好きめう！」

凛(急に惚気けたわ)

めう「でも、めう、一つだけ不満なことがあるめう」

凛「不満？」

めう「めう……めうはひなひなに気持ちよくなって欲しいのに、なってくりないめう！！」

凛「」

凛「……ああ、そういうの？」

めう「そうめう！めうもひなひなとあだるてーなことしてるなり！」

凛「胸を張らない」

めう「でもひなひなはあんまりしてくりないめう」

凛(年齢差があるものね……)

めう「仕方ないからめうからひなひなに……」

凛「怒られたりしない？」

めう「するめう、一回本気でお説教さりたことあるめう」

凛(あるのね……)

めう「そりでもめうはひなひなが大好きめう！離れらりないめう！愛してるめう！」

凛「私に言われても仕方がないけど……」

めう「りんりん先生はそういうこと無いめう？」

凛「え……わ、私は無いわよ」

めう「ほんとめう？まりりは押しが強そうめう！」

凛「まぁ確かに強いし、毎晩迫ってくる事もあるけれど……でも一方的にはならないわよ」

めう「ふうん」

凛「まぁ、彼女もされたがっている感じもあるし、誘い受けな風に擦り寄ってくる事も……って、何言わせるのよ///」

めう「そっちから言っためう」

凛「うっ……まぁ、たまに惚気けるのも悪くないわね」ﾌｩ

めう(開き直っためう)

凛「新年早々洋服屋のとこでやる会合でも言っていたし、別に大した事じゃないわ」

めう「り、りんりんせんせー」

凛「貴方の話は……プラトニックな話が多かったけれど」

めう「そりしかないめう」

凛「でも、そんな無理しなくてもいいのよ、その方が貴方らしいわ」

めう「めうらしいって……」

凛「正直本人に言われても実感沸かないし……本当にしてしまっているの？」

めう「そうめう！」

凛(グッズ屋は罪悪感に悩まされたりとかしていないのかしら……)

めう「ひなひなの平たいおっOいをぺろぺろしてもむにむにしても、全然感じてくりないめう」

凛(はっきり言ったわね今……)

凛「そうね、確かにグッズ屋が感じてる、って光景が上手くイメージ出来ないもの」

めう「めううう」

凛「貴方は逆に手篭めにされていそうね……一方的にされたりとか」

めう「ひ、否定できないなり」

凛「一回オーガズムに達したら眠っちゃったり」

めう「ぎくっ」

凛(あ、図星だったのね)

めう「うぐぐ、りんりんせんせ、めうはどうしたらいいめう？」

凛「どうしたら、って……」

凛「そうね……やっぱり、時が経過するのを待つしかないじゃないかしら」

めう「ときぃ？」

凛「ええ……急いでも良い結果にはならないと思うわ」

めう「めうう」

凛「洋服屋だって、最初は喫茶店にタジタジだったようだし、でも今は向こうから迫ったりもしてるみたいだし……」

めう「いつもめうから言ってるなりよ？」

凛「でもいつも受け入れてくれる訳じゃないでしょう？」

めう「うん」

凛「グッズ屋はね、やっぱり小さい貴方と行為を行うのに引け目を感じているのよ……
　　だから余裕が無くて、擽ったがるだけなのかもしれないわ」

めう「じぇーしーはちっちゃいめう？」

凛「貴方が小さいのよ」

めう「めぐぐぐぐ」

凛「そうね、貴方がもう少し成長すれば、グッズ屋も快く受け入れてくれるでしょうし、
　　貴方との行為で感じてくれるようになるかもしれないわね」

めう「むきゅ、そうだっためう！めうがもう少し大きくなればいいめうか！ようし！
　　　帰ったらぎゅーにゅー飲むめう！」

凛「日本人はカルシウムを全然採らない民族として有名らしいわね……」

めう「さききにちくパのミルク添えとか作ってもらうめう！」

凛「合うかしら……」

めう「そりにしてもりんりん先生はまりりに悩みとかないめう？」

凛「私は何も無いわ……レコード屋に不満なんてないもの」

めう「……まりりといぶぶが仲良くしてる時のりんりん先生、怖い顔してるめう」

めう(ついでにさききも)

凛「っ！」

めう「今更仲良くしてても、どうということもないめう」

凛「そ、そうなのだけれど……独占欲というのは、どうしてもあるのよね」

めう「めうもひなひなにどくせんよくあるめう！ひなひなはめうのものめう！めうん！」

凛(微笑ましいわ)

凛「さて……朝から長話してしまったわね」

めう「朝なのにのんびりお話してためう」

凛「別に急ぎでは無かったから構わないわよ……」

めう「そうめう？じゃあまたりんりん先生といっぱいお話したいめう！」

凛「どんな事を会話したいのかしら？」

めう「いろんなことめう！」

凛「色々な事、ね……そうね、また声を掛けて頂戴」

めう「うんっ！」

……

日向「めめ、なんかゴキゲンじゃない？」

めう「あ、分かっちゃっためう？」

日向「何かいいことあったのかな？」

めう「むひゅひゅん、聞きたいめう？」

日向「そりゃそうさ」

めう「ふふふ、じゃあお話するめう！めうね、めうね、今日の朝……」

……

まり花「りんちゃんりんちゃん」

凛「何？」

まり花「りんちゃん、今日朝めうめうとお話してなかった？」

凛「よ、よく見ているわね」

まり花「何話してたのー？」

凛「特に内容がある訳じゃないわよ……世間話」

まり花「世間話？」

凛「そこで話してて思ったのだけれど……はんこ屋って、恋人への独占欲強いのね」

まり花(それはみんなそうじゃないかなあ)

凛「あと耳年増」

まり花(みみどしま？新しいお饅頭かなっ？)

おわり

お疲れ様でした
めうめうのシングル「Five Drops 03 -strawberry milk-」は1月13日発売予定です

乙めう

あんさんほんとひなビタ好きやね
素直に尊敬するわ