1: ◆yz988L0kIg 2016/02/26(金) 00:26:52.84 ID:MQgn7CjYO
晶葉「何を今更……」

モバP「だって14歳って柳瀬美由紀とか高槻やよいとかでしょ!?」

晶葉「あぁ、そうだな」

モバP「14歳にしては大人びてるよなぁ……」

晶葉「あまり自分ではそうは思わないがな」

モバP「20歳ぐらいだと思ってたもん」

晶葉「こんなに小さい20歳がいるか?」

モバP「日下部若葉」

晶葉「……すまなかった」

モバP「日下部若葉」

晶葉「もういい!!」


2: 2016/02/26(金) 00:29:13.42 ID:MQgn7CjYO

――――――――――

晶葉(14歳にしては大人びてる、か……他の14歳のアイドルはどんな感じなのだろうか)

晶葉(少し観察することにしよう)

晶葉(あれは幸子……確か彼女も14歳だったな)

幸子「可愛いボクが帰ってきましたよ!」

モバP「あぁ、うん」カタカタ

幸子「モバPさん! ボクが!帰ってきたんですよ」

モバP「あっ、うんうん」

幸子「モバPさん!!」ペチッ

モバP「いてっ」

幸子「ボクが帰ってきたんですよ?」

モバP「ごめんごめん、おかえり幸子」

幸子「…まぁいいでしょう」

3: 2016/02/26(金) 00:30:50.20 ID:MQgn7CjYO
幸子「ボクは賢いのでモバPさんがボク達のために頑張ってお仕事してるのを知ってますからね」

幸子「これぐらい許してあげましょう」

モバP「幸子は優しいなぁ」ナデナデ

幸子「わっ、何するんですか!?」

モバP「あっ、ごめん……」

幸子「べ、別に謝る必要はありませんよ。 こんなにカワイイボクの頭を撫でたくなるのは人間として当然のことですから」

幸子「少しぐらいなら撫でさせて上げてもいいですよ? ボクは寛大なので!」

晶葉(うぅん、あれはあまり参考にならないサンプルな気がするな)

晶葉(幸子、あれだけ偉そうにいっていたくせにいざ頭をなでられると嬉しそうだな)

晶葉(…! 見える! ちぎれんばかりにしっぽをふる犬幸子が見える!!)

晶葉(これがアイドルか……)

4: 2016/02/26(金) 00:32:46.71 ID:MQgn7CjYO
――――――――――

晶葉(流石に幸子だけを見てあれが一般的な14歳だと思うのはよくない)

晶葉(他のアイドルも観察してみよう)

晶葉(あれはナターリアか、彼女もあまり参考にならなさそうだが…)

ナターリア「プロデューサー、ナターリア重たくないカ?」

モバP「重たくはないけど……膝の上からどいてくれないか?」

ナターリア「ダメ! 約束だゾ!」

モバP「いやまぁお仕事頑張ったらご褒美を上げるっていったけど……これは……」

ナターリア「嘘ついたらハリセンボンなんだゾ!」ギュッ

モバP「そうだな」

モバP(うぅん、柔らかいモノがあたってるし股間もこすれるしいろいろヤバイぞこれは……)

モバP(ナターリア、14歳にしては胸大きくないか? それとも今時の14歳ってこんなものなのか!?)

ナターリア「プロデューサー、スケベな目してるゾ!」

モバP「げっ…し、してないよ」

5: 2016/02/26(金) 00:35:08.34 ID:MQgn7CjYO
晶葉(モバP、本当に目つきがアレだったぞ……)

晶葉(……大きい方がいいのか……)フニッ

晶葉(……幸子、ナターリア……サンプルとしては結構偏っている気がするが……)

晶葉(あんな風に子どもみたいにベタベタするのが14歳ということなのか)

晶葉(私には難しそうだ……)

礼子「何悩んでるのよ」

晶葉「あ、礼子」

礼子「晶葉ちゃん、ずっとナターリアちゃんのほうを見てたけどどうかしたの?」

晶葉「いや、なんでもない」

礼子「教えてくれてもいいじゃない? 同じ事務所の仲間でしょ?」

晶葉「あぁ、モバPに14歳にしては大人びてるって言われてな」

礼子「それで同い年の娘を見てたのね」

晶葉「そういうことだ」

礼子「あんまり気にしなくていいんじゃないの?」

晶葉「そうなんだが、なんとなく14歳らしさがどんなものか知りたくてな」

礼子「14歳らしさねぇ……」

晶葉「礼子が14歳のときはどうだったんだ?」

礼子「そんな昔のこと、覚えてないわ」

晶葉「そうか」

6: 2016/02/26(金) 00:41:57.41 ID:MQgn7CjYO
礼子「まぁいいじゃない、晶葉ちゃんは晶葉ちゃんらしくすればいいのよ」

晶葉「私らしく……」

礼子「ま、でももう少し自分に素直になっても良いんじゃない?」

晶葉「私らしく、素直にか……」

礼子「そ、たまにはモバPくんに甘えてみたら?」

晶葉「えっ!?」

礼子「ふふっ、晶葉ちゃんも結構カワイイところあるのね」

晶葉「私は別に! 別にそういうのは…」

礼子「自分らしく素直に、よ。  またね」

7: 2016/02/26(金) 00:44:03.51 ID:MQgn7CjYO
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晶葉(自分らしく、素直にか……)

晶葉(正直言うと幸子やナターリアのように接してみたい気持もある)

晶葉(しかしそれが本当に私らしさなのか……)

晶葉(素直になることと私らしくあることは相反するのではないか?)

晶葉(難しい問題だ)

雪美「晶葉……」

晶葉「雪美か、どうしたんだ?」

雪美「ダンボール……一つ……ペロが……欲しいって……言ってる……」

晶葉「これか? ちょうど今から捨てにいくところだったから別にいいぞ」

ペロ「にゃぁ!」

雪美「ありがとう……って……ペロが……言ってる……」

晶葉「そ、そうか。 大事に使うんだぞ」ヨシヨシ

ペロ「にゃぁ~」

雪美「うん……わかった……組み立てる……」

晶葉(雪美は本当にペロの話してることがわかるのか?)

晶葉(是非今度じっくり研究してみたいものだ……)

8: 2016/02/26(金) 00:46:15.90 ID:MQgn7CjYO
ペロ「にゃぁ~」

雪美「ふふっ……大きな……ダンボール……ペロの……お家……」

ペロ「にゃー」

雪美「閉めちゃうの……?」

雪美「ペロ……引きこもり……杏みたい……ふふっ……」

晶葉(ペロ、よほどあの箱が気に入ったのか。 ふふっ、可愛らしいな)

晶葉(箱の中…猫…そうか! そういうことか!)

9: 2016/02/26(金) 00:48:42.69 ID:MQgn7CjYO
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晶葉(ふっふっふっ、素直さと自分らしさを同時に兼ね備えた私を見せてやろう)

晶葉「モバPよ、ちょっといいか?」

モバP「ん?」

晶葉「私には何もないのか?」

モバP「えっ?」

晶葉「幸子やナターリアには仕事が終わったら何が褒美をあげているのだろう?」

モバP「えっ?そうだっけ?」

晶葉「あまり不公平に接するのはよくないと思うのだが」

モバP「わかったよ。 じゃぁ…」

晶葉「おっ? 私に何かしてくれるのか?」

晶葉(こい! 私の計算ならここでモバPが何かアクションを起こすはず)

晶葉(私から甘えず向こうに甘やかさせる、これぞ私らしさと素直さの兼ね備えだ)

10: 2016/02/26(金) 00:50:20.00 ID:MQgn7CjYO
モバP「晶葉? 晶葉…?」

晶葉「何をしてくれるんだ?」

モバP「そうだなぁ……」

晶葉(こい!)

モバP「今度なんか手伝うよ。 一応助手だしな」

晶葉「ばかやろう!」ゴツンッ

モバP「痛っ! レンチで殴ることないじゃないか!」

晶葉「もう知らん!」スタスタ

モバP「あっ、行っちゃった……」

ちひろ「ふふっ、晶葉ちゃんもなんだかんだいって14歳なんですね」

モバP「そうですね」

この後むちゃくちゃ甘やかしましたとさ。

おしまい。

12: 2016/02/26(金) 00:58:31.88 ID:MQgn7CjYO

13: 2016/02/26(金) 01:41:58.39 ID:qdsFthRc0
晶葉は時々見せる幼さが可愛いよね

引用元: モバP「えぇ! 晶葉って14歳なのか」