1: 2022/04/25(月) 00:15:33.95 ID:T34xOhmG.net
彼方「真ん中の席ね。彼方ちゃんと璃奈ちゃんが向かい合ってる間のところ」
かすみ「きゅ、急にどうしたんですか彼方先輩? 私たち来たばっかりで話が全然見えないんですけど――」
彼方「裁判やるから」
エマ「裁判? どういうこと?」
彼方「第一回QU4RTZ裁判だよ。被告人は璃奈ちゃん」
璃奈「ううっ……璃奈ちゃんボード『しょんぼり』」
かすみ「ええっ、喧嘩ですか? ていうかあの優しい彼方先輩を怒らせるなんて、何やらかしたのりな子」
かすみ「きゅ、急にどうしたんですか彼方先輩? 私たち来たばっかりで話が全然見えないんですけど――」
彼方「裁判やるから」
エマ「裁判? どういうこと?」
彼方「第一回QU4RTZ裁判だよ。被告人は璃奈ちゃん」
璃奈「ううっ……璃奈ちゃんボード『しょんぼり』」
かすみ「ええっ、喧嘩ですか? ていうかあの優しい彼方先輩を怒らせるなんて、何やらかしたのりな子」
2: 2022/04/25(月) 00:16:58.07
エマ「傍聴人、静粛に。進行の妨げになるなら退廷を命じますよ」
かすみ「エマ先輩順応はやっ」
エマ「ふふーん。では原告の彼方ちゃん、訴えを聞かせてもらえるかな」
彼方「はい。わたし近江彼方は、『遥ちゃん略奪罪』で璃奈ちゃんを告発します!」
璃奈「ち、ちがっ……」
彼方「違わないもん! 彼方ちゃんはとっても怒ってるんだよ~!」
かすみ「エマ先輩順応はやっ」
エマ「ふふーん。では原告の彼方ちゃん、訴えを聞かせてもらえるかな」
彼方「はい。わたし近江彼方は、『遥ちゃん略奪罪』で璃奈ちゃんを告発します!」
璃奈「ち、ちがっ……」
彼方「違わないもん! 彼方ちゃんはとっても怒ってるんだよ~!」
5: 2022/04/25(月) 00:18:30.30
エマ「それは酷いね。詳しく話を聞かせてもらえるかな」
彼方「あのね。はじめのうちは彼方ちゃんが璃奈ちゃんをおうちに招待してたの。それでごはんを一緒に食べたり、一緒にすやぴしたりして、楽しく過ごしてたんだ~」
かすみ「そうなんですかー……じゃなくて、お泊り会するならかすみんも呼んでくださいよ。かすみん除け者罪で訴えますよ」
彼方「そ、それはまた今度ね。で。そうやってるうちにだんだん璃奈ちゃんと遥ちゃんが打ち解けていって、仲良くなって、彼方ちゃん抜きでもいろいろお話とかするようになってね――」
エマ「それで?」
彼方「それで彼方ちゃんは昨日気づいてしまいました! 璃奈ちゃんと遥ちゃんが、双子コーデしてることに!」
彼方「あのね。はじめのうちは彼方ちゃんが璃奈ちゃんをおうちに招待してたの。それでごはんを一緒に食べたり、一緒にすやぴしたりして、楽しく過ごしてたんだ~」
かすみ「そうなんですかー……じゃなくて、お泊り会するならかすみんも呼んでくださいよ。かすみん除け者罪で訴えますよ」
彼方「そ、それはまた今度ね。で。そうやってるうちにだんだん璃奈ちゃんと遥ちゃんが打ち解けていって、仲良くなって、彼方ちゃん抜きでもいろいろお話とかするようになってね――」
エマ「それで?」
彼方「それで彼方ちゃんは昨日気づいてしまいました! 璃奈ちゃんと遥ちゃんが、双子コーデしてることに!」
6: 2022/04/25(月) 00:20:14.36
かすみ「え、それって彼方先輩の家でですか?」
彼方「そうだよ~! 昨日は日曜日だったから、彼方ちゃんが二人の為に特製カレーを作ったんだ。だけど三人でテーブルについて、ふと見たら『あれ? 二人の服、一緒だな?』って」
エマ「璃奈ちゃん、今の話は本当?」
璃奈「う……本当、です……」
エマ「いつから一緒の服にしたの?」
璃奈「その……実はお昼から遥ちゃんとお買い物してて、そこでお揃いの服を買って……」
かすみ「それで?」
璃奈「それで夕方彼方さんがカレーを作ってる間に、そのときの話題になって。せっかくだから今ここで着替えてみようよって、遥ちゃんと盛り上がっちゃって……」
彼方「そうだよ~! 昨日は日曜日だったから、彼方ちゃんが二人の為に特製カレーを作ったんだ。だけど三人でテーブルについて、ふと見たら『あれ? 二人の服、一緒だな?』って」
エマ「璃奈ちゃん、今の話は本当?」
璃奈「う……本当、です……」
エマ「いつから一緒の服にしたの?」
璃奈「その……実はお昼から遥ちゃんとお買い物してて、そこでお揃いの服を買って……」
かすみ「それで?」
璃奈「それで夕方彼方さんがカレーを作ってる間に、そのときの話題になって。せっかくだから今ここで着替えてみようよって、遥ちゃんと盛り上がっちゃって……」
7: 2022/04/25(月) 00:22:03.20
彼方「彼方ちゃんは部屋着だった」
エマ「えっと」
彼方「彼方ちゃんはいつもの部屋着だった!」
かすみ「あー、それはたしかにショックですよね。で略奪罪ですか?」
彼方「……違うもん」
エマ「違うの?」
彼方「彼方ちゃんだってそれだけで怒ったりしないよ。双子コーデの二人、天使みたいだったし」
かすみ「じゃあ他になにをやらかしたんですか?」
彼方「あ~ん、ってしてた」
エマ「えっと」
彼方「彼方ちゃんはいつもの部屋着だった!」
かすみ「あー、それはたしかにショックですよね。で略奪罪ですか?」
彼方「……違うもん」
エマ「違うの?」
彼方「彼方ちゃんだってそれだけで怒ったりしないよ。双子コーデの二人、天使みたいだったし」
かすみ「じゃあ他になにをやらかしたんですか?」
彼方「あ~ん、ってしてた」
8: 2022/04/25(月) 00:24:00.49
エマ「あ~ん?」
彼方「そう。璃奈ちゃんと遥ちゃんで、お互いに食べさせ合いっこしてた! 同じ鍋からよそった同じカレーなのに……!」
かすみ「うわぁ、りな子めちゃくちゃ甘えるじゃん」
璃奈「ち、違うの。遥ちゃんに食べさせてもらうと、とっても美味しく感じるから……」
エマ「のろけかな?」
かすみ「のろけですね。順調に罪を重ねてます」
璃奈「ち、ちが――」
彼方「彼方ちゃんは言い出せなくて一人で食べた」
エマ「え、えっと……」
彼方「わたしもって言い出せなくて、彼方ちゃんは一人で全部口に運んだ!」
彼方「そう。璃奈ちゃんと遥ちゃんで、お互いに食べさせ合いっこしてた! 同じ鍋からよそった同じカレーなのに……!」
かすみ「うわぁ、りな子めちゃくちゃ甘えるじゃん」
璃奈「ち、違うの。遥ちゃんに食べさせてもらうと、とっても美味しく感じるから……」
エマ「のろけかな?」
かすみ「のろけですね。順調に罪を重ねてます」
璃奈「ち、ちが――」
彼方「彼方ちゃんは言い出せなくて一人で食べた」
エマ「え、えっと……」
彼方「わたしもって言い出せなくて、彼方ちゃんは一人で全部口に運んだ!」
10: 2022/04/25(月) 00:26:00.33
かすみ「なるほど。それで彼方先輩は裁判だなんて言い出したんですね」
彼方「……違うもん」
エマ「まだ違うの?」
彼方「彼方ちゃんだってそれくらいで怒ったりしないよ。言い出せなかった自分が悪いのもわかってるし」
かすみ「じゃありな子は他に何をやらかしたんですか?」
彼方「も、もう。くすぐったいよ~、ってしてた」
彼方「……違うもん」
エマ「まだ違うの?」
彼方「彼方ちゃんだってそれくらいで怒ったりしないよ。言い出せなかった自分が悪いのもわかってるし」
かすみ「じゃありな子は他に何をやらかしたんですか?」
彼方「も、もう。くすぐったいよ~、ってしてた」
12: 2022/04/25(月) 00:28:02.43
エマ「くすぐったいよ~?」
彼方「そう。お風呂でじゃれ合いながら、璃奈ちゃんと遥ちゃんが洗いっこしてた! 泡だらけになりながらお互いくっつきあってた……!」
かすみ「うわぁ。りな子変態じゃん」
璃奈「ち、違うの。遥ちゃんがすごくすべすべで、くっついてると幸せな気持ちになって……」
エマ「……それ以上言うと命にかかわるよ?」
かすみ「今ので氏刑も見えてきた」
璃奈「ち、ちがっ――」
彼方「彼方ちゃんは湯船で黙って見てた」
エマ「え、えっと……」
彼方「洗い場が一杯だったから、彼方ちゃんは一人で湯船につかってた!」
彼方「そう。お風呂でじゃれ合いながら、璃奈ちゃんと遥ちゃんが洗いっこしてた! 泡だらけになりながらお互いくっつきあってた……!」
かすみ「うわぁ。りな子変態じゃん」
璃奈「ち、違うの。遥ちゃんがすごくすべすべで、くっついてると幸せな気持ちになって……」
エマ「……それ以上言うと命にかかわるよ?」
かすみ「今ので氏刑も見えてきた」
璃奈「ち、ちがっ――」
彼方「彼方ちゃんは湯船で黙って見てた」
エマ「え、えっと……」
彼方「洗い場が一杯だったから、彼方ちゃんは一人で湯船につかってた!」
15: 2022/04/25(月) 00:30:03.13
彼方「うう……彼方ちゃんは悲しいよ……」
かすみ「もう十分じゃないですか? りな子の罪は誰が見てももう……」
彼方「……まだだもん」
エマ「ま、まだあるの?」
彼方「彼方ちゃんはそれくらいでここまで怒ったりしないよ。泡だらけの璃奈ちゃんと遥ちゃん、とってもえOちだったし」
かすみ「それじゃりな子は、他に何をやらかしたんですか?」
彼方「二段ベッドの上にいった」
エマ「上に行った?」
かすみ「もう十分じゃないですか? りな子の罪は誰が見てももう……」
彼方「……まだだもん」
エマ「ま、まだあるの?」
彼方「彼方ちゃんはそれくらいでここまで怒ったりしないよ。泡だらけの璃奈ちゃんと遥ちゃん、とってもえOちだったし」
かすみ「それじゃりな子は、他に何をやらかしたんですか?」
彼方「二段ベッドの上にいった」
エマ「上に行った?」
19: 2022/04/25(月) 00:32:02.69
彼方「そうだよ。いろいろあったけど最後に璃奈ちゃんを抱きしめながらすやぴできるならいいかなって思ってたのに」
かすみ「そんなこと思ってたんですか」
彼方「それなのに璃奈ちゃんは、遥ちゃんの『たまには私と一緒に寝ようよ~っ』って遥ちゃんのお誘いに、真っ赤になりながら『……うん』って頷いて――!」
エマ「それはどっちかっていうと、『璃奈ちゃん略奪罪』じゃないかなぁ。遥ちゃんが犯人の」
彼方「どっちでも同じだよ~っ。彼方ちゃんは二人同時に抱きしめる準備はできてたのに、それなのに……」
かすみ「そんなこと思ってたんですか」
彼方「それなのに璃奈ちゃんは、遥ちゃんの『たまには私と一緒に寝ようよ~っ』って遥ちゃんのお誘いに、真っ赤になりながら『……うん』って頷いて――!」
エマ「それはどっちかっていうと、『璃奈ちゃん略奪罪』じゃないかなぁ。遥ちゃんが犯人の」
彼方「どっちでも同じだよ~っ。彼方ちゃんは二人同時に抱きしめる準備はできてたのに、それなのに……」
21: 2022/04/25(月) 00:34:00.87
かすみ「それで裁判を起こしたんですか?」
彼方「そうだよ! 璃奈ちゃんと遥ちゃんは、より良いすやぴ環境を追い求める彼方ちゃんの、決して侵してはならない禁忌に触れてしまったのさ~!」
エマ「ちなみに彼方ちゃんは、そのときどうしてたの?」
彼方「……彼方ちゃんは二人の声を下でずっと聞いてた」
かすみ「気になって眠れなかったんですね」
彼方「彼方ちゃんは、夜遅くまでいちゃいちゃしてる二人の声を、下でずっと聞いてた!」
彼方「そうだよ! 璃奈ちゃんと遥ちゃんは、より良いすやぴ環境を追い求める彼方ちゃんの、決して侵してはならない禁忌に触れてしまったのさ~!」
エマ「ちなみに彼方ちゃんは、そのときどうしてたの?」
彼方「……彼方ちゃんは二人の声を下でずっと聞いてた」
かすみ「気になって眠れなかったんですね」
彼方「彼方ちゃんは、夜遅くまでいちゃいちゃしてる二人の声を、下でずっと聞いてた!」
23: 2022/04/25(月) 00:36:03.50
かすみ「完っ全に理解しました。りな子が悪いです」
エマ「そうだね~。これはかなりの重罪だって言わざるを得ないよー」
彼方「でしょでしょ~。わかってくれてうれしいよ~」
璃奈「うう……」
かすみ「それじゃあ裁判長、判決をお願いします」
エマ「了解だよ。こほん……では判決を言い渡します。被告人璃奈ちゃんは――」
??「ちょっと待ったあああああああああ」
かすみ「えっ?」
エマ「だ、だれ?」
エマ「そうだね~。これはかなりの重罪だって言わざるを得ないよー」
彼方「でしょでしょ~。わかってくれてうれしいよ~」
璃奈「うう……」
かすみ「それじゃあ裁判長、判決をお願いします」
エマ「了解だよ。こほん……では判決を言い渡します。被告人璃奈ちゃんは――」
??「ちょっと待ったあああああああああ」
かすみ「えっ?」
エマ「だ、だれ?」
24: 2022/04/25(月) 00:38:02.78
ガラガラッ
彼方「は、遥ちゃん!? どうしてここに!?」
遥「話は聞かせてもらいました。だけど璃奈ちゃんは悪くないの!」ギュッ
璃奈「遥ちゃん……っ」ジーン
エマ「あら~、仲良しだねー二人とも」
彼方「むっ。そ、そういうところなんだからね、二人とも! それに璃奈ちゃんは悪くないってどういうことなのかな、遥ちゃん」
遥「裁判長。これを証拠として提出します」
璃奈「あっ、それは……」
彼方「は、遥ちゃん!? どうしてここに!?」
遥「話は聞かせてもらいました。だけど璃奈ちゃんは悪くないの!」ギュッ
璃奈「遥ちゃん……っ」ジーン
エマ「あら~、仲良しだねー二人とも」
彼方「むっ。そ、そういうところなんだからね、二人とも! それに璃奈ちゃんは悪くないってどういうことなのかな、遥ちゃん」
遥「裁判長。これを証拠として提出します」
璃奈「あっ、それは……」
25: 2022/04/25(月) 00:40:06.69
エマ「スマホ?」
かすみ「どれどれ。う~ん、りな子とのメッセージのやり取りみたいですね。えっと……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
遥『ねえ璃奈ちゃん。明日のお泊りの前に、一緒にお買い物に行かない?』
璃奈『行きたい。たのしみ 从|| ˶╹ヮ╹˶||从 』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
かすみ「普通のやりとりですねえ。あ、でもその下は……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
璃奈『彼方さんは誘わなくていいの?』
遥『うん。あのね璃奈ちゃん。お姉ちゃんの可愛いところ、もっと見たいって思わない?』
璃奈『?』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エマ「これって……」
かすみ「どれどれ。う~ん、りな子とのメッセージのやり取りみたいですね。えっと……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
遥『ねえ璃奈ちゃん。明日のお泊りの前に、一緒にお買い物に行かない?』
璃奈『行きたい。たのしみ 从|| ˶╹ヮ╹˶||从 』
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かすみ「普通のやりとりですねえ。あ、でもその下は……」
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璃奈『彼方さんは誘わなくていいの?』
遥『うん。あのね璃奈ちゃん。お姉ちゃんの可愛いところ、もっと見たいって思わない?』
璃奈『?』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エマ「これって……」
26: 2022/04/25(月) 00:42:03.78
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
遥『あのね、お姉ちゃんはまだ璃奈ちゃんに見せてない可愛いところがいっぱいあるんだよ』
璃奈『そうなの?』
遥『うん、明日たくさん見せてあげるね。だからお出かけは私と二人きりで❤』
璃奈『うん』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
彼方「ま、まさか昨日の二人は――」
遥『あのね、お姉ちゃんはまだ璃奈ちゃんに見せてない可愛いところがいっぱいあるんだよ』
璃奈『そうなの?』
遥『うん、明日たくさん見せてあげるね。だからお出かけは私と二人きりで❤』
璃奈『うん』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
彼方「ま、まさか昨日の二人は――」
28: 2022/04/25(月) 00:44:02.76
遥「そうなの。私と璃奈ちゃんが仲良ししt――じゃなかった。仲良しになったのは本当だよ。だけど――」
璃奈「昨日の夜は、彼方さんが拗ねたり嫉妬したり、いろんな可愛い顔を見せてくれるのがうれしくて、とっても可愛くって、ついやり過ぎちゃったんだ……」
遥「うん。璃奈ちゃんと一緒に、ずっとお姉ちゃんのことを見てたの」
璃奈「だけどもっと早く言うべきだった。悪いのはやっぱり私たちだと思う。だから……ごめんなさい」
かすみ「そりゃまあそうでしょ。ごめんで済んだらなんとかって言うし」
エマ「それで彼方ちゃんが感じた寂しさが消えるわけじゃないもんね」
彼方「……本当に、二人は彼方ちゃんのことを見ててくれたの?」
かすみ「ん?」
璃奈「昨日の夜は、彼方さんが拗ねたり嫉妬したり、いろんな可愛い顔を見せてくれるのがうれしくて、とっても可愛くって、ついやり過ぎちゃったんだ……」
遥「うん。璃奈ちゃんと一緒に、ずっとお姉ちゃんのことを見てたの」
璃奈「だけどもっと早く言うべきだった。悪いのはやっぱり私たちだと思う。だから……ごめんなさい」
かすみ「そりゃまあそうでしょ。ごめんで済んだらなんとかって言うし」
エマ「それで彼方ちゃんが感じた寂しさが消えるわけじゃないもんね」
彼方「……本当に、二人は彼方ちゃんのことを見ててくれたの?」
かすみ「ん?」
29: 2022/04/25(月) 00:46:04.94
璃奈「それは本当。だってわたしたちは、彼方さんのこと、大好きだから……!」
遥「私たちが、お姉ちゃんをないがしろにするなんてあるわけないよ!」
彼方「そっか……ふふふふふ~、そうだったんだ~」
かすみ「えっと、彼方先輩?」
彼方「じゃあじゃあ、今から彼方ちゃんのお願い聞いてくれる? 彼方ちゃん、三人で一緒のお洋服きて、写真撮りたいな~」
璃奈「もちろん。実は昨日の服、彼方さんのサイズも買ってある。彼方さんへのプレゼントとして」
遥「私たちが、お姉ちゃんをないがしろにするなんてあるわけないよ!」
彼方「そっか……ふふふふふ~、そうだったんだ~」
かすみ「えっと、彼方先輩?」
彼方「じゃあじゃあ、今から彼方ちゃんのお願い聞いてくれる? 彼方ちゃん、三人で一緒のお洋服きて、写真撮りたいな~」
璃奈「もちろん。実は昨日の服、彼方さんのサイズも買ってある。彼方さんへのプレゼントとして」
30: 2022/04/25(月) 00:48:01.27
彼方「そ、そうだったんだ……」ジーン
遥「うちの押し入れにこっそり隠しておいたんだよ」
彼方「二人ともありがとう。それからもしよかったらなんだけど、彼方ちゃんも二人から『あ~ん』ってしてもらいたいな~……?」
遥「もうお姉ちゃんってば。大丈夫。今日は私と璃奈ちゃんで、ホワイトシチューを作る予定にしてるんだよ」
彼方「本当? じゃあそれを食べさせてもらえるんだね~。えへへ~」
エマ「あ、あのー……」
遥「うちの押し入れにこっそり隠しておいたんだよ」
彼方「二人ともありがとう。それからもしよかったらなんだけど、彼方ちゃんも二人から『あ~ん』ってしてもらいたいな~……?」
遥「もうお姉ちゃんってば。大丈夫。今日は私と璃奈ちゃんで、ホワイトシチューを作る予定にしてるんだよ」
彼方「本当? じゃあそれを食べさせてもらえるんだね~。えへへ~」
エマ「あ、あのー……」
31: 2022/04/25(月) 00:50:05.25
彼方「あ、そ、それじゃもしかして……その次と次のも、期待していいのかな……///」
璃奈「……うん」
遥「……お風呂も寝るのも全部、今日は三人で一緒だよ」
璃奈「……全部、私たちがしてあげる」
彼方「そ、そうなんだ……うれしいなあ~……///」
遥「お姉ちゃんに喜んでもらえるなら、私たち何でもするよ」
璃奈「……うん」
遥「……お風呂も寝るのも全部、今日は三人で一緒だよ」
璃奈「……全部、私たちがしてあげる」
彼方「そ、そうなんだ……うれしいなあ~……///」
遥「お姉ちゃんに喜んでもらえるなら、私たち何でもするよ」
35: 2022/04/25(月) 00:52:03.09
彼方「はっ! それじゃ遥ちゃん、璃奈ちゃん。さっそく行かないと! こうしてる時間がもったいないよ~!」
遥「うん。璃奈ちゃんも大丈夫?」
璃奈「準備はできてる。今日は、全力で彼方さんに尽くす」
彼方「よ~し、それじゃあ手を繋いでいこっか~。えへへへへ」
かすみ「……」
エマ「……」
遥「うん。璃奈ちゃんも大丈夫?」
璃奈「準備はできてる。今日は、全力で彼方さんに尽くす」
彼方「よ~し、それじゃあ手を繋いでいこっか~。えへへへへ」
かすみ「……」
エマ「……」
37: 2022/04/25(月) 00:54:11.85
彼方「あ、それじゃエマちゃん、かすみちゃん。そういうことだからわたしたちは先に上がるね~。また明日~」
璃奈「あ、待って彼方さん。腕も……組みたい」
遥「あ~ずるいよ璃奈ちゃんばっかり。お姉ちゃん、私とも、私とも~!」
彼方「はいはい。大丈夫だよ~、彼方ちゃんの腕はちゃんと二人分あるからね~」
かすみ「…………」
エマ「…………」
バタン
かすみ「………………」
エマ「………………」
璃奈「あ、待って彼方さん。腕も……組みたい」
遥「あ~ずるいよ璃奈ちゃんばっかり。お姉ちゃん、私とも、私とも~!」
彼方「はいはい。大丈夫だよ~、彼方ちゃんの腕はちゃんと二人分あるからね~」
かすみ「…………」
エマ「…………」
バタン
かすみ「………………」
エマ「………………」
38: 2022/04/25(月) 00:56:01.21
かすみ「………………裁判長。判決を」
エマ「うん………………全員ギルティ」
かすみ「ですよね! これはとんでもないことですよ!! かすみんだって彼方先輩に可愛がられたいし、りな子と遊びたいのに!!! QU4RTZの絆はどこにいったんですか!!!!」
エマ「そうだね。とってもヒエヒエで悲しみが深くて草だよね。ふふふふふっ……」
かすみ「……裁判です」
エマ「……うん。明日また、裁判をしないと」
かすみ「被告人はあの三人」
エマ・かすみ「第二回QU4RTZ裁判だよ(です)!!」
おしまい
エマ「うん………………全員ギルティ」
かすみ「ですよね! これはとんでもないことですよ!! かすみんだって彼方先輩に可愛がられたいし、りな子と遊びたいのに!!! QU4RTZの絆はどこにいったんですか!!!!」
エマ「そうだね。とってもヒエヒエで悲しみが深くて草だよね。ふふふふふっ……」
かすみ「……裁判です」
エマ「……うん。明日また、裁判をしないと」
かすみ「被告人はあの三人」
エマ・かすみ「第二回QU4RTZ裁判だよ(です)!!」
おしまい
43: 2022/04/25(月) 01:03:40.90
たぶんかなりなは翌日ちゃんと同じことをエマかすにもしてお返しするんだと思います
読んでくれてありがとうございました
読んでくれてありがとうございました
44: 2022/04/25(月) 01:04:02.33 ID:0GdWDdAB
最高かよ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります