1: 2016/01/16(土) 18:55:04.35 ID:qMdvLYKs0
SS初投稿です。よろしくお願いします。

ツバサ「本当のA-RISEを知られてはいけない」というSSに
おもっくそインスパイアされてます。
というかこの作品を読んでないと確実に「何だこれ?」ってなります。

3: 2016/01/16(土) 19:16:57.15 ID:qMdvLYKs0


『優勝は………μ'sです!!!』

『アライズを打ち破り、ラブライブ出場を果たしたのはμ'sです!!!!!』



~~~~


@アライズ控室


ツバサ「……………」

英玲奈「……………」

あんじゅ「……ふ、…ふ、ふ…ふ!!」

英玲奈「………ん??」






あんじゅ「ふざけんじゃないわよっっ!!!!!!!」ドンガラガッシャーン



ツバサ「……落ち着きなさい、あんじゅ」


英玲奈「最近のキレる若者は怖いな」


4: 2016/01/16(土) 19:20:12.20 ID:qMdvLYKs0
あんじゅ「冗談じゃないわっっ!!どうして私たちが負けてるのよ!!!完全におかしいわ!!!!!こんなの八百長よ!!出来レースよっっ!!!!」


ツバサ「…………」


あんじゅ「そうとしか考えられないわっっ!!!そうでなきゃ、ポッとでの素人アイドル如きに私たちが負けるはずないもの!!ねぇ、そうでしょ!!????」


英玲奈「…………」


あんじゅ「あんたら、何とか言いなさいよっっ!!!!……もういいわ、もう一回私が抗議してくる。こんなナメきった審査ありえないわ!!」ズカズカ



ツバサ「待ちなさい」ガシ


ツバサ「暴れるのは勝手だけど、それは許さないわ」ググググ


あんじゅ「離しなさいよっっ!!この臆病者!!!チキン!!!!」


英玲奈「おいあんじゅ……!貴様というやつは……!!」ピキピキ

あんじゅ「はん!!何よ!??あんたこそ普段はあれだけ威勢がいいくせして、こういうとk





バキィッッッ!!!……ドンガラガッシャーン!!!!!!



5: 2016/01/16(土) 19:22:20.62 ID:qMdvLYKs0




あんじゅ「…………ぁ……?」



英玲奈「」ポカーン





ツバサ「………いい加減にしなさい」



英玲奈(ま…まさかグーでいくとは……コレは久々にガチでキてるな………)




あんじゅ「……な…な…」フルフル

あんじゅ「いきなり何すんのよっっ!!よりによってアイドルの顔を……!!この私の顔を殴るなんて一体どういうイカれ具合よっっ!!!!」



ツバサ「……普段の自信たっぷりで傲慢極まりない態度は別にかまわないわよ?それを裏付ける実績があるもの。」

ツバサ「でも今のアナタは見苦しすぎるわ」



あんじゅ「……誰が見苦しいですって!!!??負け犬には言われたくないわね……!!!」

6: 2016/01/16(土) 19:24:05.11 ID:qMdvLYKs0


ツバサ「その言葉そのまま返すわ、……勝負がついた後にアナタがどれだけ喚き散らしたところで結果は覆らない。」

ツバサ「負け犬の遠吠えはアナタの品位を貶めるだけよ?」



英玲奈「……ツバサの言うとおりだ、コレは真剣勝負の結果なんだからな」

英玲奈「今のお前は無様で滑稽だ、正視に耐えがたいものがある。」



あんじゅ「どうしてそんな平然としてられるのよ!!!!あんたら悔しくないの!!!???ダンスも!!歌唱力も!!!!
     全てにおいて私たちが上だったわ!!絶対に!!!………優勝しなきゃ意味がないの!!!」


ツバサ「………………」



あんじゅ「今までの地獄のような日々は何のためにあったのよ!!???この私がどれだけ血ヘド吐いたと思ってるのよ!!!!
     あんなゴミクズjk集団に私たちは……ぅ…ヒッグ……冗談じゃないわ…!……冗談じゃないわよっっっ!!!!!」ポロポロ

あんじゅ「……ぅ、グス…勝たなきゃ…!意味がないのに……」ガクッ




ツバサ「………どうやら何もわかっていないみたいね…」

ツバサ「……話にならないわ、少し頭を冷やしなさい。」クルッ スタスタスタ



あんじゅ「………!!」



英玲奈「…お、おい…ツバサ……」


ツバサ「先に戻ってるわ」スタスタ



キィー パタン…

7: 2016/01/16(土) 19:25:37.78 ID:qMdvLYKs0


英玲奈「…………」


あんじゅ「…ヒッグ……エグ……」



英玲奈「……ハァ」

英玲奈「……なぁ、あんじゅ…確かに私たちは優勝を目指してきたし、他の誰よりも勝ちにこだわってきた。
    ツバサと比べても、私とお前は特にその気持ちが強かったと思う。」


あんじゅ「……………」


英玲奈「けどな……ただ優勝を逃したってだけで、…それだけのことで今まで私たちがアライズに費やしてきた時間が全てムダだったと…
    本気でお前はそう思うのか……?」


あんじゅ「……………」


英玲奈「…やれやれ、聞いちゃいないな……まぁ、向こう3日はオフだ。ゆっくり休め」

英玲奈「つぎ会うときにまだ腐ってたら…今度は私が殴ってやるからな」スタスタスタ


キィー パタン…

8: 2016/01/16(土) 19:27:25.66 ID:qMdvLYKs0


あんじゅ「……………」


あんじゅ「………聞こえてるっつーの、クソサイボーグが……」


『本気でお前はそう思うのか……?』



あんじゅ「…………」

あんじゅ「……思うわけないじゃない…アライズに選ばれるためにどれだけ努力したと思ってるのよ……」

あんじゅ「…アライズに入ってからどれだけ練習したと思ってるのよ……」

あんじゅ「…思うわけないじゃない…ムダになんて……できるワケが、ないわ………」

あんじゅ「…コレが……負けるってことなのね……」

あんじゅ「…………」

9: 2016/01/16(土) 19:28:45.53 ID:qMdvLYKs0


@会場外


英玲奈(……負けた…か……だが不思議と悪くはない…もちろん悔しさはあるが…それ以上にすがすがしい気分だ)スタスタスタ


『どうやら何もわかっていないみたいね……』



英玲奈(ツバサ……お前が言いたかったのはコレか……??)


英玲奈(常勝のアライズにとって…負けることでしか分からないもの…か……フン、それこそ負け犬の遠吠えだろうが……)


英玲奈(…だが…悪くはない……)


英玲奈「…そうだよな、あんじゅ」



~3日後~

@アライズ専用ルーム


ツバサ「…………遅いわね」


英玲奈「………あぁ」



バタンッッッ!!!


あんじゅ「待たせたわねっっ!!」

10: 2016/01/16(土) 19:30:01.86 ID:qMdvLYKs0


英玲奈「……15分の遅刻だ、ペナルティ発生」


ツバサ「忘れてないわよね?遅れた分数×50回の腕立てよ」ニッコリ


あんじゅ「そんなルールあったわね…まぁ、いいわ。甘んじて受け入れるわ……」




ヌオオォォォォ!!!オラオラオラオラオラオラ!!!!!



あんじゅ「………ハァ、ハァ……」カヒューコヒュー




英玲奈「自分から私たちを呼んでおいて遅刻するとはどういう了見だ?」

ツバサ「それにたったの600回の腕立てで音をあげるなんて…最近タルみすぎじゃない?」

英玲奈「全くだ………まぁ、15×50で750回だったがな」

あんじゅ「ツバサに引き算以上の計算を求めるのは酷ってものよ、英玲奈」

ツバサ「黙りなさい話があるなら早くしなさい」

11: 2016/01/16(土) 19:31:20.48 ID:qMdvLYKs0


あんじゅ「それもそうね……」

あんじゅ「……あんたら!!…この前は……その……見苦しいものを見せたわ!!ごめんなさい!!!」バッ



ツバサ「………」

ツバサ「……これホントにあんじゅなの……?」


英玲奈「いや、違うコイツは偽物だ。我々の知っているあんじゅは例え99.9%自分に非があっても残りの0.01%にかけて
    絶対に謝ろうとしない…そういう性根のひん曲がった憎たらしい女だからな。」


ツバサ「そうよね。…ごめんなさいねそっくりさん、ここはアライズ以外立ち入り禁止なの。お引き取り願えるかしら?」



あんじゅ「……」プルプル

あんじゅ「……あんたらふざけんじゃないわよっっ!!モノホンだっつーのぉぉぉ!!!!!」


英玲奈「冗談じゃない、だったら証拠をみせろ」


あんじゅ「証拠ぉぉ!!???んなもん絶対的で犯罪的な唯一無二のこの美貌でこと足りてるわよ!!!!
     こんな絶世の美女が二人もいたら世界が2つに分かれてしまうわ!!!!」


ツバサ「あぁコレはあんじゅだわ」

英玲奈「そうみたいだな」


あんじゅ「……全く、真剣に謝って損したわ…」


ツバサ「…そんなことないわ、あんじゅ。アナタの気持ちはちゃんと伝わったわよ?」

英玲奈「あぁ、国がひっくり返っても謝らないようなヤツが、頭まで下げたんだ。それだけでもう十分だ。」


あんじゅ「私は傾国の美女でもあるのよ、すでに国はひっくり返っているわ。」


英玲奈「お前は一回氏んだ方がいいぞ」

12: 2016/01/16(土) 19:33:44.45 ID:qMdvLYKs0


ツバサ「フフフ…私の方こそ手をあげてしまってごめんなさいね?痛くなかった??」


あんじゅ「……別に平気よ、鍛え方が違うもの。」


英玲奈(…手をあげたなんてそんな優しいものじゃなかったけどな。完全にグーでいってたし)


ツバサ「それじゃあ、この話はこれでおしまい!!…いいわね?」


えれあん「「りょうかい」」


ツバサ「それじゃあ、行くわよ」


あんじゅ「は?どこによ」


英玲奈「校長室だ。メンバーがそろい次第来るように言われている」



@校長室前廊下


あんじゅ「校長が私たちに何の用があるっての?」スタスタ


ツバサ「まぁ、簡単にいえばお説教かしらね?……創設以来、常勝無敗のアライズに私たちは泥を塗ったのよ?」スタスタ

13: 2016/01/16(土) 19:35:06.00 ID:qMdvLYKs0


あんじゅ「なるほど。考えたこと無かったわ…周りの問題なんて」


英玲奈「安心しろ。お前が自分のことしか考えていないということについては、周知の事実だ。」

英玲奈「……だが正直この責任のでかさは、はかり知れん。説教で済めばいいがな…」スタスタ
    

ツバサ「私は、全校生徒の前で吊るしあげられて、罵詈雑言を浴びせられるとこまでは脳内シュミレーション済みよ」


あんじゅ「ソレを言うならシミュレーションよ……着いたわね」ドキドキ


ツバサ「それじゃ…開けるわよ」ドキドキ


英玲奈「何だお前ら震えてるのか?」プププ


ツバサ「…この状況で緊張しない方がおかしいわ」イライラ


あんじゅ「違うわツバサ、コイツはサイボーグだから心を持っていないのよ」


英玲奈「あとで[ピーーー]」



@校長室


校長「…………」


つばえれあん「………」

14: 2016/01/16(土) 19:36:44.00 ID:qMdvLYKs0


校長「…………」


つばえれあん(…何かしゃべれよ……)


ツバサ(キレすぎて言葉にならないのかしら?)


英玲奈(かれこれ5分はこの調子だぞ…さすがに限界だ……)


あんじゅ(久々に杏仁豆腐食べたいわね……)


校長「……先日の大会はご苦労だったね…」


ツバサ「……!!はい、ありがとうございます。」


校長「残念ながら優勝は逃したみたいだが……」


ツバサ「申し訳ありません。」


校長「いや、謝ってほしいワケではない…敗因は何だったと思うかね?」


ツバサ(……やっぱり来たわね…腹をくくるしかない……リーダーの私がアライズを守らなきゃ…)


ツバサ「私が敗因です。何度かダンスの振り付けのミスがありました。」


英玲奈「なっっ!?」


あんじゅ「ちょっと!!???アンタどういうつm


ツバサ「黙りなさい!!!」ギロ


えれあん「」ビクッ

15: 2016/01/16(土) 19:38:20.51 ID:qMdvLYKs0


校長「ほぉ…君のミスか…コーチからそんな報告は一切受けていないが?」


ツバサ「ステージで一緒に踊っていなければ気付かないようなほんの小さなミスです…ですが
    ペースを乱しダンスのクオリティを下げてしまいました。」


校長「普段のチームワークが一寸の狂いもなく完ぺきであるが故に…か……なるほどコーチは気付かないワケだ」


ツバサ「統堂と優木は完ぺきなパフォーマンスでした―


英玲奈「おい!!!いい加減にしろツバサ!!!!お前にミスなどなかった!!!」グイッ


あんじゅ「一人だけ格好つけようなんていい度胸ね……!そんなサムいことするヤツだとは思わなかったわ……!!」ピキピキ




校長「落ち着きなさい君たち!!」


えれあん「うっ…」


校長「……で、メンバーはこう言っているが?綺羅クン」


ツバサ「……私がミスをしたことは事実です。処分は全て私に受けさせてください。お願いします」バッ

16: 2016/01/16(土) 19:40:50.51 ID:qMdvLYKs0



英玲奈(コイツはこの期に及んで……)


あんじゅ(あぁーやべ…キレそう…)


校長「…綺羅クン、君は勘違いをしているようだね。責任の所在を決めるのは君ではない。この私だ」

校長「もちろん誰にどう処分を下すのかも私の裁量次第だ、君の意思など関係ないのだよ」


ツバサ「…………」


校長「まぁ、もっとも……」












校長「……処分なんて最初からないんだがな」プププ

17: 2016/01/16(土) 19:43:04.14 ID:qMdvLYKs0



つばえれあん「………」



校長「ハッハッハッハッハ!!ドッキリ大成功だっ!!」



つばえれあん「………????」


校長「ビックリした??ねぇ、ビックリした????いやーーースゴい思いつめた顔で入ってくるから!!
   ちょっとからかってみただけだ!!!アッハッハッハっはぁーーーおかしぃ……」


ツバサ「あの…それじゃぁ…私たちをどうしてここに……?」



校長「最初に言っただろう?…大会ご苦労様。…それだけだ」ニッコリ



つばえれあん「…………」



つばえれあん(…こンンンンのくそじじぃ……!!紛らわしいマネを…!!!!)


~~~


@アライズ専用ルーム


あんじゅ「何か拍子抜しちゃったわね…」


英玲奈「あぁ…最初こそどうなるかと思ったが…」


あんじゅ「それに…ねぇ?」


英玲奈「あぁ…」


18: 2016/01/16(土) 19:44:20.97 ID:qMdvLYKs0


えれあん「「ツバサが勝手に暴走しちゃうもんだから……」」ニヤニヤ


ツバサ「だぁぁーーーもうっっ!!/// 悪かったって言ってるじゃない!!//////」


英玲奈「処分は全て私に受けさせてください。お願いします!!」キリリッ


あんじゅ「ちょwwwwだからそれやめてwwwwwwwwほんとツボだからwwwwwwwwwwwwww」


ツバサ「ッッ~~~/////」


英玲奈「ハハハ……しかし解せんな…どうしてあんなことを言ったんだ?…ツバサ」


ツバサ「うっ……」


あんじゅ「…全くだわ。私たちはアンタの部下じゃないのよ?…あんなナメたマネは二度としないで」


ツバサ「…仕方ないじゃない……どうしてもアライズを守りたかったの…」


英玲奈「だからって、自分ひとりで責任かぶってアライズをでてくつもりだったのか…」

英玲奈「……ふざけた根性だな、ソレはただの逃げだろ…?」


ツバサ「………」

19: 2016/01/16(土) 19:46:03.66 ID:qMdvLYKs0


あんじゅ「アライズは私たち3人のものよ。今までの実績はもちろん責任だって3人のもの」

あんじゅ「独り占めなんてありえないわ」


ツバサ「ごめんなさい…リーダーとして終わってるわね…私は」


英玲奈「…まぁ、反省してるしこれぐらいにしておくか」


あんじゅ「そうね…あ、でもその前にもう一つ」


つばえれ「???」











あんじゅ「処分は全て私に受けさせてください。お願いします!!」キリリリリッ


英玲奈「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


ツバサ「あんじゅ~~~!!!あなたねぇ!!!!………あっ」ピコーン


あんじゅ「ん?」

20: 2016/01/16(土) 19:47:44.84 ID:qMdvLYKs0


ツバサ「そういえばあんじゅ、さっき校長室の前で英玲奈のことサイボーグ扱いしてなかった?」ニッコリ


あんじゅ「……あっ」


英玲奈「wwwwwwwwwwww……………」スンッ


英玲奈「……そういえば、[ピーーー]のを忘れていたな……」スック





あんじゅ「……ちくしょぉぉぉおおおお!!!!」ダッシュ


英玲奈「おのれ待たんかコラああああぁぁぁぁ!!!!!!」ダッシュ



ツバサー!!オボエテナサイヨォォオオーーー!!!!……



ツバサ「ウフフフ」

ツバサ「やっぱりアライズは最高ね!!」


Fin.

21: 2016/01/16(土) 19:50:01.15 ID:qMdvLYKs0

短いですが、コレで終わりです。
ハンパな終わらせ方で申し訳ないです。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

それでは。

引用元: ツバサ「私たちがアライズよ」